1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 1 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 5 | 10 | 1 | 1 |
勝利投手:江原 雅裕(1勝1敗0S) 敗戦投手:廣畑 敦也(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆楽天が熱戦を制した。楽天は2-4で迎えた6回裏、石原の2点適時打で試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長12回には小郷のソロが飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、8番手・江原がプロ初勝利。敗れたロッテは、12回の好機であと1本が出なかった。
◆楽天浅村栄斗は1軍復帰した12日から3試合で2本塁打。通算304本塁打の浅村だが、カード別の本塁打はロッテ戦が69本で最も多い。ロッテ戦の最多本塁打は野村(西武)の139本で、現役では中村(西武)の63本を上回り浅村が最多。過去にロッテ戦で70本塁打以上は野村や門田(ダイエー)ら8人だけ。浅村が9人目のロッテ戦70号を打てるか。
◆ロッテ河村説人投手(28)は5回1/3を4安打5四死球3失点(自責1)で降板した。3回まではテンポ良く楽天打線を抑えたが中盤に試合が動いた。4点リードの4回1死一塁からフランコの打球は遊撃と左翼の間に高く上がり打ち取ったかと思われたたが遊撃・友杉篤輝内野手(24)と左翼・西川史礁外野手(22)の守備連係がうまくいかずに落球。さらに四球で1死満塁のピンチを招くと、鈴木大に右前適時打を浴びて1点を返された。後続にも押し出し死球を与え、この回で2失点となった。2点リードのまま迎えた6回には1死から安打と死球でピンチを広げたところで降板した。代わった2番手中村稔弥投手(29)は武藤に右越え打を浴びたものの、右-二-捕の見事な中継プレーで本塁で刺した。だが直後に、沢田圭佑投手(31)が石原に左前適時打を浴び同点を許した。
◆ロッテはCS進出の可能性が完全消滅した。Bクラスは22年以来3年ぶりとなった。4-4の延長12回に広畑敦也投手(27)が小郷にサヨナラ弾を浴びた。先発の河村説人投手(28)は5回1/3を4安打5四死球3失点(自責1)で降板した。3回まではテンポ良く楽天打線を抑えたが中盤に試合が動いた。4点リードの4回1死一塁からフランコの打球は遊撃と左翼の間に高く上がり打ち取ったかと思われたが、遊撃・友杉篤輝内野手(24)と左翼・西川史礁外野手(22)の守備連係がうまくいかずに落球。さらに四球で1死満塁のピンチを招くと、鈴木大に右前適時打を浴びて1点を返された。後続にも押し出し死球を与え、この回で2失点となった。2点リードのまま迎えた6回には1死から安打と死球でピンチを広げたところで降板した。代わった2番手中村稔弥投手(29)は武藤に右越え打を浴びたものの、右-二-捕の見事な中継プレーで本塁で刺した。だが直後に、沢田圭佑投手(31)が石原に左前適時打を浴び同点を許した。打線は初回に相手失策から先制し、4回にも打線がつながり3点を奪ったものの、5回以降は本塁が遠かった。
◆楽天がサヨナラ勝ちでロッテ4連戦を3勝1敗と勝ち越した。上半身コンディション不良で離脱していた楽天スペンサー・ハワード投手(29)が、2カ月ぶりに先発した。初回に味方の失策が絡み先制点を献上。4回には長短5本の集中打を浴びて3失点し、4回途中7安打4失点(自責3)で降板となった。4点を追う4回。まずは1死満塁から鈴木大地内野手(36)が右前適時打で1点を返すと、続く武藤敦貴外野手(24)の押し出し死球で2点差とした。6回2死二、三塁から途中出場の石原彪捕手(26)が2ストライクと追い込まれながら左前に2点適時打を放って同点に追いついた。ハワードの後を受けたリリーフ陣7人が無失点でつなぎ、延長12回、小郷裕哉外野手(29)が球団通算2000号となるサヨナラ弾を決めた。1年目の江原雅裕投手(25)はプロ初勝利。3位オリックスに3ゲーム差に接近した。
◆楽天小郷裕哉外野手(29)が、球団通算2000号を劇的なサヨナラ弾で決めた。同点の延長12回。ロッテ広畑の2球目、149キロ直球を捉えて右中間席に2号ソロを運んだ。打球速度175キロ、飛距離132メートルのサヨナラ弾に「なんかもう意味が分からないぐらい感触が良かったんで。とりあえず(スタンドに)入ってくれと思いながら走ってました」と振り返った。この日は敬老の日で、小郷は特別な思いを胸に試合に臨んだ。「亡くなったおばあちゃんに力を貸してくれっていうのはネクスト(バッターズサークル)で、思いながら打ってたので、本当におばあちゃんの力も加わり、いいホームランになりました」とうなずいた。チームは最大4点差をはね返してサヨナラ勝ちを決めた。「ビハインドの展開だったんですけど、僕以外にも本当に皆さんがいい活躍をして、最後は僕が決めた形になりましたけど、本当にチーム全員で上の順位に行けるように頑張っていきます」と力を込めた。この勝利で3位オリックスに3ゲーム差に接近。CS進出も見えてきた。
◆ロッテは楽天にサヨナラ負けを喫した。先発の河村説人投手(28)は5回1/3を4安打5四死球3失点(自責1)で降板した。3回まではテンポ良く楽天打線を抑えたが中盤に試合が動いた。4点リードの4回1死一塁からフランコの打球は遊撃と左翼の間に高く上がり打ち取ったかと思われたが遊撃・友杉篤輝内野手(24)と左翼・西川史礁外野手(22)の守備連係がうまくいかずに落球。さらに四球で1死満塁のピンチを招くと、鈴木大に右前適時打を浴びて1点を返された。後続にも押し出し死球を与え、この回で2失点となった。2点リードのまま迎えた6回には1死から安打と死球でピンチを広げたところで降板。代わった2番手中村稔弥投手(29)は武藤に右越え打を浴びたものの、右-二-捕の見事な中継プレーで本塁を刺した。だが直後に、沢田圭佑投手(31)が石原に左前適時打を浴び同点を許した河村は「早いうちに野手が点を取ってくれて、楽に進められるようになったので四死球からの失点が悔やまれる」と振り返った。吉井理人監督(60)は「よく投げたんですけど、3点取ってもらった後、ホームランバッターつながったところでちょっと慎重になってフォアボール出して塁を埋めてしまった。ソロホームランオッケーで思い切って勝負するべきだと思う。経験の浅い子なんで、次に生かしてほしい」と話した。
◆楽天ドラフト4位の江原雅裕投手(25)が、プロ初勝利をつかんだ。同点の延長12回から8番手で登板。先頭のロッテ岡に遊撃内野安打で出塁され、次打者の犠打で1死二塁とピンチを背負う。さらに代打寺地に四球を与え、1死一、二塁としたが、続く代打藤岡を152キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留め、1回を無失点に抑えた。今季24試合目で初勝利を飾り、お立ち台にも上がった。「本当に中継ぎの皆さんもそうですし、野手の皆さんもしっかりゼロでつないでくれたので、こういう形になってすごくうれしいです」とファンの前で笑顔で話した。この日は先発ハワードが4回途中4失点(自責3)で降板。そこから則本、鈴木翔、西垣、西口、藤平、津留崎と無失点でつないできた。プレッシャーがあったかと問われると「そこは感じることなく、もう自分のボールをしっかり投げるだけっていうふうに思ってマウンドに上がったので。なんとかいつも通り、ランナー出しながらゼロで帰ってこられたんじゃないかなと思います」と振り返った。小郷が延長12回に球団通算2000号となるサヨナラ弾を放ち、チームを勝利に導いた。試合後の取材時点では勝利球は戻ってきておらず「小郷さんと話し合いですね。小郷さんの、記念の球団のボールでもあるんで。そこは話し合って自分の手元に届くことを祈ってます」と力を込めた。チームは劇的勝利で3位オリックスに3ゲーム差に接近した。
◆楽天津留崎大成投手(27)が、魂の好救援でサヨナラ勝ちを呼び込んだ。同点の延長10回から7番手で登板。先頭のロッテ小川を二ゴロ、続く友杉を二飛、高部を二ゴロと3者凡退に抑えた。延長11回のマウンドにも上がり、先頭西川を左飛、ソトを中飛、最後は山本をスライダーで空振り三振に封じ、この回も3人で斬って雄たけびを上げた。2イニングを6人で仕留めるパーフェクト救援を決めた。「シーズン通して中継ぎの人たちはすごいチームを支えてると思うんですけど、そういったところで僕は力になれてなかった。なんとか今日だけでもという気持ちで投げました」と振り返った。状態も上向いている。「ボール自体はすごくいい状態ですし、ここ数登板ですけど、ある程度、自分の球を投げられてることが多いんで、そこは自信を持って投げました」と次回登板にもつなげる。チームは延長12回に小郷が球団通算2000号となるサヨナラ弾を決め、3位オリックスに3ゲーム差に接近した。
◆楽天石原彪捕手(26)の約3カ月ぶり安打が貴重な同点打となった。2点を追う6回2死二、三塁。カウント2-2からロッテ沢田のスライダーを左前にはじき返した。5回の守備から途中出場し、6月19日ヤクルト戦(神宮)以来、約3カ月ぶりの安打となる2点適時打を決めた。「ピッチャーが代わったタイミングやったんで、積極的に行こうっていう気持ちで、見て見てっていうよりかは積極的に行こうっていうのは考えてました。もう来た球に食らいついていこうと思ってたんで、それが結果につながったので良かったです」石原の適時打が飛び出す直前のプレーでチャンスを逃していた。武藤の安打で二塁から一気に本塁を狙った浅村が憤死。この回無得点なら相手に流れが行く可能性もあったが、背番号70が楽天に流れを呼び込んだ。リード面では6人のリリーフ陣を好救援した。「やっぱりあくまでも守備なので、0に抑えられたっていうのが、最後の江原もそうですけど、どんな形にしろ0に抑えられたことはもうほんまに一番良かったです」とうなずいた。チームは延長12回にサヨナラ勝ちし、3位オリックスに3ゲーム差に接近した。
◆ロッテは楽天にサヨナラ負けを喫し、CS進出の望みが完全に絶たれた。22年以来3年ぶりのBクラスが確定した。投打がかみ合わない今季を象徴するような試合だった。4回までに4点先制も、6回までに追いつかれ延長へ。12回裏、広畑が小郷にサヨナラ本塁打を浴びた。直前の12回表に1死一、二塁を作りながら、代打藤岡が遊ゴロ併殺。あと1本が出なかった。昨季は計44本塁打のソト、ポランコはここまで計17本のみ。長打力を欠き、4、5月だけで11度の完封負け。後半戦は得点機を作る場面は増えたものの、決定打を欠く試合が目立った。サブロー・ヘッドコーチは「チャンスがかえってプレッシャーになり、背負い込みすぎている選手もいる。これは経験で慣れていくしかない」と指摘。寺地、山本ら若手は出てきたが、経験値が足りなかった。得点圏打率2割5分はリーグ4位と極端に低くはないが、投手陣が万全ではなかった。左右のエース小島、種市は序盤に勝ち星を積み上げられず。中継ぎは鈴木や中森が離脱。抑えは益田が不振で固定できなかった。借金は27となり、5位西武と8・5ゲーム差。最下位に沈むが、吉井監督は「まだゲームも残ってるんで。CSいけないのは残念ですけど、次に向かって明日からも勝つように頑張ってやっていきます」と前を向いた。【星夏穂】
◆楽天がサヨナラ勝ち。4―4の延長十二回、途中出場の小郷がソロ本塁打を放って決着した。打線は4点差の劣勢をはね返し、救援7投手が無失点でつないだ。8番手の江原がプロ初勝利を手にした。ロッテは4位以下が確定した。
◆ロッテはサヨナラ負けを喫し、128試合目にして4位以下が確定した。クライマックスシリーズ出場の可能性がなくなり、吉井監督は「残念だが、明日からも勝つように頑張ってやっていく」と話した。延長十二回に登板した8番手の広畑が、小郷に決勝本塁打を浴びた。救援陣の苦しい台所事情を象徴するような敗戦。負け越しは27になった。
◆?楽天・小郷裕哉外野手(29)が延長十二回に放ったサヨナラ本塁打が球団通算2000号となった。球団1号は2005年4月1日の礒部公一(対西武、フルスタ宮城)がマーク。球団の節目の本塁打(1000号区切り)をサヨナラ本塁打で決めたのは、阪神・金本知憲が09年5月12日の広島戦(甲子園)でサヨナラ弾で球団7000号を放って以来16年ぶり。?楽天のサヨナラ本塁打は昨年5月31日のフランコ(対ヤクルトの九回、代打)以来、通算22本目。十二回に打ったのは、18年8月12日の茂木栄五郎(対西武)以来7年ぶり4本目。
◆メモリアル・アーチをサヨナラ弾で飾った。4-4の延長十二回、楽天・小郷裕哉外野手(29)が右中間に決勝の2号ソロを放った。「意味が分からないぐらい感触がよかった」苦しむ男が球団通算2000本塁打。昨季12球団でただ一人、全143試合フルイニング出場を果たし、チームを引っ張ったが、今季は試合前時点で打率・167と低迷していた。敬老の日の試合前円陣では「おじいちゃん、おばあちゃんに感謝しながらプレーしましょう」と声出し。4時間21分の激闘後「亡くなったおばあちゃんが力を貸してくれた」と目を赤らめた。延長十二回に登板し、1回無失点に抑えたD4位・江原(日鉄ステンレス)にプロ初勝利をプレゼント。3位オリックスとのゲーム差を3に縮めた。クライマックスシリーズ進出を目指し、三木楽天の逆襲は続く。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
78 | 47 | 4 | 0.624 (↑0.003) | M11 (↑1) |
14 | 490 (+5) | 356 (-) | 89 (-) | 95 (-) |
0.254 (↑0.001) | 2.400 (↑0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
77 | 51 | 3 | 0.602 (↑0.004) | 2.5 (-) |
12 | 509 (+12) | 368 (+5) | 121 (+3) | 66 (-) |
0.250 (-) | 2.530 (↓0.02) |
3 (-) |
ORIX |
64 | 61 | 3 | 0.512 (↓0.004) | 14 (↓1) |
15 | 445 (-) | 474 (+5) | 87 (-) | 54 (-) |
0.257 (↓0.001) | 3.420 (↓0.01) |
4 (-) |
楽天 |
61 | 64 | 2 | 0.488 (↑0.004) | 17 (-) |
16 | 407 (+5) | 459 (+4) | 66 (+1) | 103 (-) |
0.247 (-) | 3.340 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
57 | 67 | 3 | 0.460 (↓0.003) | 20.5 (↓1) |
16 | 354 (+5) | 397 (+12) | 68 (+2) | 86 (+2) |
0.233 (↑0.001) | 2.870 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
49 | 76 | 3 | 0.392 (↓0.003) | 29 (↓1) |
15 | 397 (+4) | 511 (+5) | 70 (-) | 63 (-) |
0.239 (-) | 3.720 (↑0.01) |
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