日本ハム(☆12対5★)西武 =リーグ戦23回戦(2025.09.15)・エスコンフィールド北海道=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:金村 尚真(5勝7敗0S)
敗戦投手:與座 海人(6勝4敗0S)

本塁打
【西武】セデーニョ(5号・4回表ソロ),西川 愛也(10号・9回表2ラン)
【日本ハム】レイエス(31号・6回裏ソロ),淺間 大基(2号・6回裏3ラン),万波 中正(20号・7回裏3ラン)

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◆日本ハムが3連勝。日本ハムは2-3で迎えた6回裏、レイエスのソロと淺間の3ランなどで7点を挙げ、試合をひっくり返す。続く7回には代打・万波の3ランが飛び出し、相手を突き放した。投げては、4番手・金村が2回無失点で今季5勝目。敗れた西武は、投手陣が崩壊した。

◆日本ハムのドラフト1位ルーキー柴田獅子投手(19)は、自身最長となる3回2/3を投げ、2安打2失点で降板した。4度目のマウンドは、3度目の先発登板。自身最多57球を投げた。序盤から150キロを超える直球を投げ込み、初回は3者凡退の立ち上がり。0-0の3回は、1死から西武源田壮亮内野手(31)に左越え三塁打を浴びると、続く西川愛也外野手(26)には死球を与えた。二盗を決められて1死二、三塁となり、滝沢夏央内野手(22)の投前へのスクイズを本塁へグラブトスもセーフとなって(野選)先制点を献上。外崎修汰内野手(32)にも犠飛を浴びて2失点した。だがその裏、打線に2点の援護をもらい、同点の場面でマウンドを降りた。降板後、本人は「プロの野球、1軍の野球を学ぶ登板になりました。ヒットを打つだけでなく、色々な形でランナーを進めて点を取ってくる。この経験を活かして、そういったことにも対応できるようになりたいです」とコメントした。

◆日本ハムが逆転勝ちで3連勝を飾った。1点を追う6回、フランミル・レイエス外野手(30)が、左中間へ31号同点ソロ。「打席に行く前にボスからアドバイスをもらって、意識していました。ボス、ありがとう」と打線に火を付けると、この回一挙7得点。右ハムストリングス筋損傷で、この日1軍登録を抹消された今川優馬外野手(28)に代わって昇格した浅間大基外野手(29)も2号3ランを放った。先発したドラフト1位ルーキー柴田獅子投手(19)は、自身最長となる3回2/3を投げ、2安打2失点で降板。4番手で2回を無失点に抑えた金村尚真投手(25)が5勝目(7敗)を挙げた。

◆日本ハム万波中正外野手(25)が2シーズンぶりの20号に到達した。6点リードの7回無死一、二塁、代打で登場し、フルカウントから西武3番手青山の内角スライダーをフルスイング。打球は左翼スタンド2階席中断まで到達した。万波は、8月22日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)で19号を放って以来、出場18試合51打席ぶりの1発となった。

◆1軍に昇格したばかりの日本ハム浅間大基外野手(29)が、即スタメン起用に応える3ランを放った。3点リードの6回2死一、三塁で、西武黒木優太投手(31)の148キロ直球を左翼ポール際に運んだ。球団を通じて出されたコメントは「執念」。右ハムストリングス筋損傷で、自身との入れ替わりで離脱した同学年の今川優馬外野手(28)の代名詞を用いてて喜びを表現した。

◆西武が北海道4連戦の最後に大敗し、これで3連敗。借金は10になった。1点リードの6回、西口文也監督(52)は日本ハム中軸に対して与座海人投手(30)を続投させたものの、これが裏目に。レイエスに追い込んでから同点弾を浴びると、さらに走者2人を残して投手交代に。急きょリリーフとなった黒木優太投手(31)はネビンの失策で2点を失うと、浅間には3ランを浴びるなど、一気に6点差をつけられた。7回には青山美夏人投手(25)が代打万波に3ランを浴び、その時点で3-12に。すでに優勝の可能性は消滅し、CS進出や勝率5割到達にも高いハードルが課せられているものの、意気消沈となりかねない負け方になった。

◆日本ハムのドラフト1位ルーキー柴田獅子投手(19)は、自身最長となる3回2/3を投げ、2安打2失点で降板した。プロ4度目のマウンドは、3度目の先発登板。自身最多57球を投げた。序盤から150キロを超える直球を投げ込み、初回は3者凡退の立ち上がり。0-0の3回は、1死から西武源田壮亮内野手(31)に左越え三塁打を浴びると、続く西川愛也外野手(26)には死球を与えた。二盗を決められて1死二、三塁となり、滝沢夏央内野手(22)の投前へのスクイズを本塁へグラブトスもセーフ(野選)となって先制点を献上。外崎修汰内野手(32)にも犠飛を浴びて2失点した。だがその裏、打線に2点の援護をもらい、同点の場面でマウンドを降りた。

◆日本ハムが逆転勝ちで3連勝を飾った。1点を追う6回、フランミル・レイエス外野手(30)が、左中間へ31号同点ソロ。「打席に行く前にボスからアドバイスをもらって、意識していました。ボス、ありがとう」と打線に火を付けると、この回一挙7得点。右ハムストリングス筋損傷で、この日1軍登録を抹消された今川優馬外野手(28)に代わって昇格した浅間大基外野手(29)も2号3ランを放った。先発したドラフト1位ルーキー柴田獅子投手(19)は、自身最長となる3回2/3を投げ、2安打2失点で降板。4番手で2回を無失点に抑えた金村尚真投手(25)が5勝目(7敗)を挙げた。新庄剛志監督(53)は試合後「2022年3月31日、僕が監督として初めて勝った試合で浅間君が(この日先発の)与座君からホームランを打っていたので、今日もやってくれることはわかっていた! あとは選手に聞いて!」とコメントを残した。

◆苦しい3連敗、苦しい大敗ながら、西武の西川愛也外野手(26)は最後に一矢報いた。9点をリードされた9回無死一塁、日本ハム杉浦の低め152キロを捉えた。雄大な放物線が伸び、エスコンフィールドの右翼席に飛び込む2ランとなった。「ビハインドでも関係なく、いつもと変わらず打席に入って、集中して打つことができました」点差が点差だ。喜んでダイヤモンドを回る場面でもない。これが自身初の2桁本塁打、10号だ。「目標にしていたところでもあるので、2桁は。うれしく...」うれしく思います...と言いかけて「うれしいっすね」といつものように明るく白い歯を見せた。西武には長らく1番打者が定着しなかった。外野手のレギュラーもなかなか決まらない。規定打席に到達し、盗塁も20を超え、これで本塁打も2桁。いつしかの「62打席連続無安打」という苦しい暗闇を経験し、「1番中堅」は西川のものになった。人懐こいキャラクターを持ちながら、球団内では将来のリーダー候補の1人としての期待も高まる。CSが遠のく3連敗。それでも西川の1発は、中堅でのファインプレーは意地の表現そのものだ。数少ない残り試合、自分にできることは。「変わらずに走攻守で攻めて、僕がしっかりそういった姿を見せれば後ろもつながっていくと思うので。気を抜かずに最後までやりたいと思います」淡々とダイヤモンドを回って三塁ベンチ前へ戻ると、「よっしゃーっ!!」と叫んで獅子たちを鼓舞した。【金子真仁】

◆1番に入った水谷瞬外野手(24)が2安打2打点と勝利に貢献した。柴田獅子投手(19)の先発試合とあって「今年のドラフト1位ってところもありますし、白星よりも先に黒星をつけるわけにはいかないっていう気持ちは持って守ってた」と、2点を先行された後輩を援護した。お立ち台には、ファンから届いたという金の極太ネックレスを首に巻いて登場。「何か"仕込みを"しなきゃいけないかなと思って。使わせていただきました」と感謝していた。

◆日本ハムのドラフト1位ルーキー柴田獅子投手(19)が自身最長の3回2/3を投げ2安打2失点で降板した。プロ4度目のマウンドは、3度目の先発登板。自身最多57球を投げた。「プロの野球、1軍の野球を学ぶ登板になりました。ヒットを打つだけでなく、いろいろな形でランナーを進めて点を取ってくる。この経験を生かして、そういったことにも対応できるようになりたいです」と、さらなる成長を誓った。

◆"剛志チョイス"がまた当たった。2位日本ハムは西武に逆転勝ちで3連勝。首位ソフトバンクとのゲーム差2・5をキープした。6月10日ヤクルト戦以来3カ月ぶりにスタメン起用の浅間大基外野手(29)が3点リードの6回2死一、三塁で試合を決める左越え3ラン。9日に抜てきし5戦2発5打点、打率4割超えと爆発した今川優馬外野手(28)が負傷離脱も、今度は代役の浅間が起爆剤となり、勝利を引き寄せた。新庄監督の読みは、またも的中した。6回、先頭レイエスのソロで追い付くと、1死満塁、相手守備の乱れをついて2点を勝ち越した。2死一、三塁から水谷の内野安打で3点リードすると、この日昇格したばかりの浅間のバットが火を噴いた。「感触はかなりよかったんで。もしかしたら行くんじゃないかと」。2ボールから西武2番手黒木の148キロ直球を、左翼ポール際に、放り込んだ。球団を通じ出されたコメントは「執念」。右ハムストリングス筋損傷で、自身と入れ替わりで離脱した同学年今川の代名詞を用い、喜びを表現した。浅間は「同級生の優馬がけがして、入れ替わりで(1軍に)上がってきた。先に上がって頑張っていた優馬の執念を継いで頑張ろうと思った」。この日の試合前、ロッカールームで今川に「何してるんだよ」と突っ込むと「頑張って」と笑顔で返された。3カ月間の2軍暮らしの鬱憤(うっぷん)と、戦えなくなった仲間の悔しさを背負っての一撃だった。この代役抜てきの裏には、指揮官の"メモリアルメモリー"が絡んでいた。9日に4カ月ぶりに1軍昇格させた今川が5戦18打数8安打、打率4割4分4厘と打線けん引も、14日に負傷離脱。今度は今川と同じ2番で起用した浅間が2安打3打点と気を吐いた。新庄監督は「2022年3月31日、僕が監督として初めて勝った試合で浅間君が(西武先発)与座君からホームランを打っていたので、今日もやってくれることはわかっていた!」とコメント対応した。浅間の1発は黒木からだったが、初回の第1打席では与座から左前打を放ち、スイッチが入った。監督が3年半前の1発を覚えてくれていたことに、浅間は「なんか、うれしいっす」。独特なひらめきと、勝利の記憶を織りまぜながら、新庄監督が逆転優勝へのシナリオを、完成させていく。【永野高輔】

◆日本ハムの高卒4年目右腕畔柳亨丞投手(22)がエスコンフィールドでの1軍初登板を果たした。1点を追う5回に3番手で登板。外崎に左翼線二塁打、ネビンに四球を与え2死一、二塁のピンチを招くも、渡部聖を三飛に打ち取り、無失点でしのいだ。「ファームの時に1回(エスコンで)投げたことがありますが、歓声が全然違う。自分の味方がたくさんいるような感じがして投げやすかった」と声援に感謝した。

◆頼れるパイナップル兄さんが"末っ子"のためにバットを振った。3試合続けて1番に入った日本ハム水谷瞬外野手(24)が、2点を追う3回に反撃ののろしとなる左前適時打を放つなど、2安打2打点の活躍。先制を許したドラフト1位ルーキー柴田を援護する一打に「初勝利の前に初黒星をつけてはいけない」と胸を張った。チームは3連勝で首位ソフトバンクとのゲーム差2・5をキープ。17日楽天戦(楽天モバイルパーク)を挟んで、18日には敵地・福岡に乗り込んで直接対決に臨む。ファンから届いたという金色の極太ネックレスを首に巻いた水谷が、お立ち台で胸を張った。「初勝利をつける前に初黒星をつけてはいけないと。お兄さん達がかえすよと、そういう気持ちで打席立ちました」。高卒ルーキー柴田が2点を失った直後の3回、無死満塁で打席が回ると、フルカウントからの変化球を左前に運んだ。すでに柴田が降板した6回にも、頼りがいのある姿を見せた。2点リードに変わり、なお2死一、三塁で、西武黒木の151キロ内角速球に詰まりながらも、一塁後方へ落とす適時打。「ああいう場面で1本打てるような選手になっていかないといけない。1本目より内容のあるヒットだったと思う」と納得して振り返った。最高気温こそ24・7度だが、最低気温は12・2度とすっかり秋めいたこの日の北広島。勝負の季節が到来し、5試合連続安打&3試合連続複数安打と状態を上げる水谷は「僕の体は元気になってきている。気温とは真逆に(調子は)上げていけたらなと思います」と前を向いた。17日の楽天戦の後には、2・5差で追う古巣の首位ソフトバンク戦が控える。昨年のCSファーストステージで劇的同点弾を放った万波がこの日、久しぶりの1発で復調をアピールし、同じ試合でサヨナラ打の浅間も1軍に合流して3ランと、臨戦態勢は整いつつある。水谷は「まだまだここから。負けられない戦いが続いている。勝ちだけを考えて、目の前の一戦に臨めたらなと思っています」。エスコンフィールドに響いた「1、2、3、ジェッシー!」の恒例のパフォーマンス。もっと大舞台で披露する。【本間翼】

◆日本ハム万波の3ランが左翼席へ突き刺さり、日本ハムの9点リードとなった瞬間、迷いなくスッと立ち上がる人がいた。三塁側上段の西武ファン応援席の片隅にいた男性だ。家族だろうかファン仲間だろうか。続くように3人が立ち上がり、4人で応援席を後にした。皆、手荷物を持ったように見えた。大敗で逆転でのCS出場がまた遠のいた。一方、こんな側面もある。西武ファンの多くが首都圏から応援にやって来た。秋の3連休。札幌市内での大型催事も多く、往復の飛行機を予約するのも大変な4連戦だった。札幌周辺のホテルも通常よりかなり高値の設定で、それでも空室が極めて少なかった。そんな中での4連戦。前節のビジター楽天戦を終えた仙台から、飛行機や鉄道やフェリーで北海道入りできたファンはまだいい。羽田空港が豪雨に見舞われ、12日の初戦を観戦できないファンがいたと聞く。いくつもの交通手段を急きょ乗り継いで、なんとか北海道入りしたファンもいたと聞く。ビジター観戦は観光も兼ねられるとはいえ、メインは応援だ。かなりの費用をかけて応援に出向く。それだけ好きなチームへの熱量が「本気」ということだ。野球は相手があるスポーツ。負けることもあるし、西武の選手層がまだ厚くないことはファンも十分に分かっている。それでも「せめて勝利への執念を見たい」と願うファンは、聞いている限り少なくない。この日は最終回、西川愛也外野手(26)が2ランを放った。節目の10号だ。外野手が固定しなかったチームにとって、喜ばしいことではある。西口文也監督(52)も「みんながあきらめずに最後まで(大きな)点差の中でも戦えていること」とファイティングポーズを評価する。その一方で、ファンがチームの本気度を確かめるのは、決して試合開始からゲームセットまでとは限らない。球場に着いた瞬間からその目で、またはファインダー越しに、練習を凝視するファンも多い。誰がどんな表情でいるか。誰が捕球ミスをして、そのあとどんなリアクションをしたか。誰と誰が話し、その様子に周りの人はどんな視線を送っているか-。驚くほど見て感じているファンもいる。優勝争いをできていない状況でもある。応援する理由の1つを「自分たちと同じようにチームも本気でいてくれているか」と話すファンもいる。常に100%真剣かつ全力でいる必要はなく、笑顔もまたファンが欲するものではある。一方で、第三者から「?」と思われるようなシーンがゼロでないのも事実。ささいと思われることを機にファンになる人もいれば、長年の応援から距離を置く人もいる。残り16戦で何を示せるか、どう"見られる"か。一矢報いた西川は、近未来のリーダー候補の1人に期待される。「変わらずに走攻守で攻めて、そういう姿を見せれば後ろもつながっていくと思うので、気を抜かずに最後までやりたいと思います」とファイトを口にした。【金子真仁】

◆日本ハムが逆転勝ちで3連勝を飾った。右ハムストリングス筋損傷で、この日1軍登録を抹消された今川優馬外野手(28)に代わって昇格した浅間大基外野手(29)も、2号3ランを放つなど2安打3打点で勝利に貢献した。負傷離脱した同学年今川、2軍で世話になった横尾打撃コーチ、3年半前の本塁打を覚えてくれていた新庄監督への思いが詰まった一問一答は、以下の通り。(お立ち台)-おかえりなさい「ただいまー」-残り13試合で1軍の舞台に戻った。どんな思いで「昨日言われて、ちょっと寝不足気味なんですけど急いで北上してきたので。いきおいそのままいったろうということで、何とか結果につながったのかと思います」-1打席目で安打「イメージしてたよりだいぶしょぼい当たりだったので、ホームランのような当たりをもっと打てるようになりたいと思います」-ホームランは左打者で左翼スタンドに。感触は「かなりよかったので、これは、もしかしたらいくんじゃないかという気持ちで走ってました」-スタンドに届いた瞬間大歓声「こんなにたくさんのファンの前でやるのもひさしぶりだったのでちょっと耳がおかしくなりそうでした」-ホームランコメントは「執念」。その思いは「同級生の(執念が決めセリフの今川)優馬がケガして入れ替わりであがってきた。鎌ケ谷で一緒に本当に暑い中がんばってやってたので。僕自身もくやしいというか。正直、先にあがってがんばってほしいという気持ちもあったので、それであの成績を残していたので。そこは僕は、頑張ってほしいという気持ちもあったので、それであの成績を残していたので。(今川の)執念を受け継いで優馬の分まで頑張ろうと思います」-昨シーズンもクライマックスシリーズで大活躍「ここからどんどんしびれる戦いになると思うので、熱い活躍を見せられるようにやっていきたいと思います」(囲み取材)-エスコンでのお立ち台は「鎌ケ谷では聞けない歓声なんで、すごくうれしかったです」-今川君からメッセージは「ロッカーで会ったんで。『何してんだよ』って言ったんすけど。『頑張って』という感じで...(気持ち)受け取ったんで。ケガして離脱するしんどさは僕も結構、分かっているので。その気持ちは分かって。しっかり頑張りたいなと思いました」-昇格してすぐに結果出して「ファームでやっていたアプローチというか。それをホームランにつなげられたのはすごく良かったです」-ファームでのアプローチとは「打てるボールを強いスイングをしかけていく中で、しっかり捉えられるように。弱い当たりではなく強い当たりを、グラウンド、インプレーに飛ばせるように心がけて、ずっとやっていたので、結果になって良かったと思います」-1打席目でヒット。後の打席にいい影響が出た「そうですね。多少、やりやすくはなったかなと」-逆方向に本塁打。パワーもついた「パワーもそうですし、あそこにホームランを打てるような、打てるようにやっていたので。(八木コーチ入院で2軍から合流し臨時で指導している2軍打撃コーチの)横尾さんが、八木さんのこともあって、ベンチにいたので、横尾さんの前で打てたのもうれしい1本だったと思います」-1試合1試合落とせない状況で活躍「もうあんまり結果どうこうっていうよりも、しっかりこうやってきたアプローチを打席で出せば結果につながってくるという考えで今やってるので、結果打たなきゃとかではなくて。はい。その準備からアプローチっていうところをしっかり出せるように、そこを集中してやっていきたいなと思います」-新庄監督から1軍に上がってくる際に一言は「DMだけ。スタメンを告げられました」-昨日の夜「夜です。はい」-実際羽田は何時に出発「(午後)8時半が遅延して9時ぐらいです。札幌の寮に着いたのは(深夜の)12時前ぐらいでした」-そこからデーゲーム「そうですね、(睡眠時間が)ちょっと足りないですね(笑い)」-試合に出られないもどかしさとかは「そうっすね。でも自分は今ファームの試合でやるしかなかったので、また次の日の対戦するピッチャーの動画見たりしてたんで。本当にとにかく自分のこと、自分にフォーカスをあてて。はい、取り組みました」-さっき横尾コーチの前で打てて良かったという話がありましたが、鎌ケ谷ではずっと指導を「そうっすね。基本的に横尾さんとバッティングの話をしながら、データを見ながらやってて。その方向性というか、そういうのをしっかりと話し合った中で出していって。すごいお世話になったんで。今ももちろんなってるんですけど、ほんとに横尾さんの前で打てて良かったです」-チームも好調。ソフトバンクの方もなかなか負けずにヒリヒリするような状況は続いています「もう1つ1つじゃないですかね。1勝1勝、1試合1試合、積み重ねていった先にだと思うので、そこはしっかり、なんて言うんですか、目の前のところに集中してやっていきたいなと思います」-監督はコメントで、初勝利の日に浅間君が与座投手から本塁打を打ったことを覚えているから、と「覚えてます。監督が覚えてくれてうれしいっす」

◆「1番・右翼」で先発出場の日本ハム・水谷瞬外野手(24)が0―2の三回無死満塁で左前適時打。12日の西武戦(エスコン)以来、出場3試合ぶりに打点をマークし、反撃ののろしを上げた。「取られたら取り返すのがお兄さんたちの仕事です」この日の自軍先発は19歳のD1位・柴田(福岡大大濠高)。好機で右打席に立った水谷がフルカウントから西武先発の下手投げ右腕、与座の106キロのカーブを振り抜いた。左前へ運び「まだまだここから。現場からは以上です」と前を向いた。

◆日本ハムのドラフト1位・柴田獅子(れお)投手(19)=福岡大大濠高=が先発し、自己最長3回?を投げて2安打2失点。57球で降板した。「プロの野球、1軍の野球を学ぶ登板になりました」二回までスコアボードにゼロを刻んだが、三回に失点した。1死から源田の左越え三塁打などで二、三塁のピンチ。2番・滝沢に投前の犠打を決められ、先制を許した。さらに一走・滝沢の盗塁で二、三塁とされると、3番・外崎に中犠飛を打ち上げられ、2点目を奪われた。この日、最速152キロの直球をマークした右腕は「ヒットを打つだけでなく、いろいろな形でランナーを進めて点を取ってくる。この経験を生かして、そういったことにも対応できるようになりたいです」と前を向いた。

◆「3番・DH」で先発出場した日本ハムのフランミル・レイエス外野手(30)が2―3の六回、31号ソロを放った。出場2試合ぶりのアーチで試合を振り出しに戻した。「打席に行く前にボスからアドバイスをもらって、意識していました」カウント1―2から西武先発の下手投げ右腕、与座の119キロのスライダーをフルスイング。左中間席へ運び「ボス、ありがとう!」と新庄監督に感謝した。

◆日本ハム・万波中正外野手(25)が9―3の七回無死一、二塁で代打で登場。勝利を決定付ける3ランを放った。8月22日以来、出場18試合ぶりの一発で2023年以来、2年ぶりのシーズン20号に到達した。フルカウントから西武の右腕、青山の130キロのスライダーを一閃。左翼2階席へ豪快に鋭い打球を突き刺した。

◆日本ハムが12安打12得点で3連勝。2―3の六回にレイエスのソロで追い付くと、水谷の適時打、浅間の3ランなどでたたみかけ、計7点を挙げ逆転した。七回にも代打の万波が3ランを放った。4番手の金村が5勝目。西武は3連敗。

◆?日本ハムが本拠地・エスコンで今季41勝目(26敗)。日本ハム(前身を含む)が本拠地で41勝以上したのは、1961年の駒沢の46勝(21敗3分け、ホームゲームに限ると40勝19敗3分け)、昨季のエスコンの41勝(25敗6分け)に次いで3度目で、エスコンでは最多タイ記録。?レイエスが今季31号本塁打。エスコンでは24本目。本拠地制となった52年以降、日本ハムの選手の同一球場で24本は、81年のソレイタ(後楽園)と並ぶ球団記録。同一球場のシーズン最多本塁打記録は2013年のヤクルト・バレンティンが神宮で放った38本。

◆西武は今季ワーストの12失点で敗れた。与座が六回に同点ソロを浴び、四球と安打で無死一、二塁として降板。その後、失策の他、2番手の黒木が3ランを浴びるなどして一気に7点を失った。今回の日本ハムとの4連戦では計9本塁打を許した。西口監督は「点の取られ方が悪い。(本塁打は)防いでいかないと」と表情を曇らせた。

◆小麦色に日焼けした背番号8が、約3カ月ぶりの1軍で輝きを放った。日本ハムが六回に一挙7得点で逆転し、3連勝。この日1軍に昇格した浅間大基外野手(29)が「2番・中堅」で先発出場し、6―3の六回2死一、三塁で2号3ランを放った。「かなり(感触が)良かったので、行くんじゃないかなという思いで走っていた」2ボールから黒木の直球を振り抜き、左翼ポール際へ運んだ。4月25日のロッテ戦(エスコン)以来のアーチ。本拠地に集まった3万3877人の大歓声を浴び「たくさんのファンの前でやるのは久しぶり。耳がおかしくなりそうだった」とユーモアを交えて振り返った。戦友の思いを引き継ぐ。9日の1軍昇格以降、打率・444、2本塁打と活躍していた今川が右太もも裏の筋損傷で出場選手登録を外れた。実戦復帰までは約4週間の見通し。今川と同学年の浅間は「(2軍施設の)鎌ケ谷で暑い中、一緒に頑張ってやってきた。(今川の)その分も頑張りたい」。本塁打後の配信コメントには今川の座右の銘「執念」を使って思いを込めた。新庄監督は球団を通じて「2022年3月31日、僕が監督として初めて勝った試合で浅間君が与座君から本塁打を打っていたので、今日もやってくれることは分かっていた」とたたえた。「一試合、一勝の積み重ね。目の前に集中してやっていきたい」と浅間。2・5ゲーム差で追う首位ソフトバンクに食らい付く。(加藤次郎)

◆3試合連続で1番打者を務めた日本ハム・水谷瞬外野手(24)が2安打2打点。0―2の三回無死満塁では反撃ののろしを上げる左前適時打を放った。先発した19歳のD1位・柴田(福岡大大濠高)を援護し「取られたら取り返すのがお兄さんたちの仕事です」と胸を張った。七回には代打万波が2年ぶりの20号到達となる3ラン。打線は12安打で今季6度目の2桁得点をマークした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
78474 0.624
(↑0.003)
M11
(↑1)
14490
(+5)
356
(-)
89
(-)
95
(-)
0.254
(↑0.001)
2.400
(↑0.02)
2
(-)
日本ハム
77513 0.602
(↑0.004)
2.5
(-)
12509
(+12)
368
(+5)
121
(+3)
66
(-)
0.250
(-)
2.530
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
64613 0.512
(↓0.004)
14
(↓1)
15445
(-)
474
(+5)
87
(-)
54
(-)
0.257
(↓0.001)
3.420
(↓0.01)
4
(-)
楽天
61642 0.488
(↑0.004)
17
(-)
16407
(+5)
459
(+4)
66
(+1)
103
(-)
0.247
(-)
3.340
(↑0.02)
5
(-)
西武
57673 0.460
(↓0.003)
20.5
(↓1)
16354
(+5)
397
(+12)
68
(+2)
86
(+2)
0.233
(↑0.001
2.870
(↓0.02)
6
(-)
ロッテ
49763 0.392
(↓0.003)
29
(↓1)
15397
(+4)
511
(+5)
70
(-)
63
(-)
0.239
(-)
3.720
(↑0.01)