1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 2 |
日本ハム | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 5 | 0 | 2 |
勝利投手:福島 蓮(4勝0敗0S) (セーブ:齋藤 友貴哉(0勝1敗2S)) 敗戦投手:隅田 知一郎(9勝9敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは初回、郡司と清宮幸の犠飛で2点を先制する。その後は、2回裏に石井のソロ、6回には郡司のソロが飛び出し、得点を重ねた。投げては、先発・福島が7回5安打3失点の力投で今季4勝目。敗れた西武は、7回にセデーニョの2ランで1点差に迫るも及ばなかった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が試合前に自身のインスタグラムを投稿。サヨナラ勝利した13日西武戦(エスコンフィールド)の映像とともに「プロ野球の存在意義」と銘打って、逆転優勝を目指す残り14試合の戦いへ向けた思いを発信した。「プロ野球の存在意義 そこの街に住む人達の暮らしが少しだけ彩られたり単調な生活を少しだけ豊かにする事に他なりません その裏側に誰を笑顔にするのかを常に心に秘めて 今は先を見ず 今日の1戦を全員で勝ち取り 更にファイターズファンの皆を笑顔にする ただそれだけです」現状は首位ソフトバンクを2・5差で追う2位。負けられない試合が続く中で、就任当初から変わらない思いをあらためて記した。
◆6人組女性アイドルグループ「Appare!」の朝比奈れいが、シンガー・ソングライターのVOGとともにファーストピッチを務めた。朝比奈は「たくさんエールの気持ちを込めて投げます。頑張ります」と意気込んで臨み、ワンバウンド投球を披露。「皆さんにエールは届けられたかな」と笑顔で振り返った。VOGは加藤貴之投手(33)の登場曲を手がけており、この日は加藤貴のグラブを借りて登場。「これで制球は大丈夫です」と宣言通りに暴投することなく、大役を果たしていた。
◆日本ハム今川優馬外野手(28)が6回の守備から途中交代した。5回1死一塁で回った第3打席は三ゴロ併殺打だったが、全力疾走で一塁ベースを駆け抜けた直後に顔をしかめた。足の状態を確認するようなしぐさも見せ、トレーナーも駆けつけたが、その直後に交代となった。この日は「2番中堅」で5試合連続スタメン出場。1回は先制点につながる四球を選んでいた。中堅には五十幡亮汰外野手(26)が入った。
◆日本ハムは投打がかみあい、西武に連勝。3位以上のAクラスが確定し、2年連続のCS進出が決まった。初回に4番郡司、5番清宮幸の犠飛で2点を先制。2回は7番石井が2試合連続となる6号ソロ、6回は4番郡司が8号ソロを放った。先発した福島は7回3失点にまとめて4勝目を挙げた。首位ソフトバンクも勝利する中で、2位日本ハムも逆転優勝へ負けられない試合を制した。
◆西武が2日連続で打ち負け、借金は9に膨れた。自身初の10勝到達を目指す隅田知一郎投手(26)は初回、初球をいきなり日本ハム水谷にあと数センチでバックスクリーン弾という特大二塁打を打たれ、さらに連続四球、連続犠飛でいきなり2失点した。2回には7番石井に2試合連続の本塁打を浴び、6回にも右打者の郡司に右越えの本塁打を打たれた。前日13日も試合序盤に先発渡辺が被本塁打3本。2日間の計5本塁打のうち、2本は左打者の石井が引っ張ってのもの。残り3本は右打者が直球を流してのもの。失投はもちろん、チームとしての課題も浮き出た形になった。打線は日本ハム福島の150キロ前後の直球と鋭いカットボールに対応できず、3回までわずか1安打で6三振。6回に西川愛也外野手(26)の9号ソロ、6回にはレアンドロ・セデーニョ内野手(27)の4号2ランが出ただけに、立ち上がりの失点が痛かった。
◆西武のレアンドロ・セデーニョ内野手(27)に本塁打が出始めた。12日の日本ハム戦ではバックスクリーンに放り込み、1日おいたこの日は、7回に左中間の深いところへ4号2ランを飛ばした。「打った瞬間、これは行くなという感じでした」と手応えの良さを口にした。4番候補と期待されて入団も、3度の2軍落ちを経験し、打率はいまだ2割に届かない。ただ、相手に脅威を与える打球が増えてきたのも事実だ。要因としては「一番の理由は毎日試合に出てるから、修正も(実戦ですぐに)できること。前の日に悪く思っても、ここがダメだった、あれがダメだったって考えて、次の日にすぐ(修正が)できるので」と自己分析する。1軍では低打率ゆえスタメン定着といかなかった。2軍でもDHとして近い立ち位置の中村剛や栗山がおり、連日スタメンとはいかなかった。夏場に2軍で「4番一塁」で連日出場しながら、ようやく感覚を上げてきた。とはいえ「ついに目覚めたか」の観点でいくと、西口文也監督(52)は「目覚めたかどうかは分かんないけども、まあまあ、もうちょっと楽しみに見たいと思います」と"目覚めた宣言"まではいかないようだ。課題としては「そりゃまっすぐ。打ってるのは今日もまっすぐじゃないから。やっぱりあの速い150キロ超えのを、どうはじき返せるか」と指揮官は挙げる。この日も9回、斎藤の160キロに三邪飛。「詰まって上がってるわけやから。打ち損じで上がってるわけではない」。チーム内でセデーニョに求める役割が"安定した長打"と難度が高いだけに、評価もシビアになるようだ。【金子真仁】
◆西武隅田知一郎投手(26)は4試合続けて、今季10勝目に届かなかった。降雨ノーゲームから中3日で先発も、初回の初球をいきなり水谷に本塁打性の二塁打にされ、今川らに連続四球、連続犠飛で2点を失った。西口監督は「1点はしょうがないと開き直るくらいならまた違う投球ができたかも。丁寧に投げすぎた」と指摘。隅田も「僕のもったいないミス(四球)からああいう形になったので」と反省した。
◆日本ハム今川優馬外野手(28)が14日、西武22回戦(エスコンフィールド)で右太もも付近を痛めて6回の守備から途中交代した。5回1死一塁で三ゴロ併殺打を放って一塁を駆け抜けた際に負傷した。北海道北広島市内の病院で精密検査を受け、検査結果が出る15日に出場選手登録を抹消するか判断する見通し。9日に再昇格後は打率4割4分4厘、2本塁打、5打点と打線をけん引していた。
◆日本ハム福島蓮投手(22)が7回3失点と好投し、4勝目を挙げた。5回までは2安打無失点。援護点に応えるようにスイスイと快投したが、6回と7回は本塁打を浴びた。「2本のホームランが悔やまれます。1本目はカウントを悪くして、2本目は先頭打者に四球を出した後で難しい状況をつくってしまいました」と反省。それでも負けられないゲームでしっかり試合をつくり、先発の役目を果たした。
◆日本ハム郡司裕也捕手(27)がチームを2年連続のAクラス確定に導いた。5試合連続で「4番三塁」でスタメン出場し、1回に先制犠飛、6回に8号ソロと打線をけん引。負けられない試合を勝利に導き、昨季に続いてCS出場を決めた。首位ソフトバンクも勝利してゲーム差は2・5のままだが、どんな役割もこなす"なないろ郡司"が最後まで輝き続けて9年ぶりのリーグ優勝を引き寄せる。郡司は求められていることが分かっている。試合後のヒーローインタビュー。人気漫画「ワンピース」とのコラボイベントにちなんで麦わら帽子を手渡されたが、戸惑っていた。「あの...帽子が小さいです」。用意されたサイズが合わず、頭に乗せただけのような状況を逆手に取り、すぐさま笑いに変えた。試合でも臨機応変に4番の仕事を果たした。1回無死満塁では先制犠飛。6回には右翼へ8号ソロ。4番に入っても変わらない勝負強さは、4番像にこだわらないから発揮できる。郡司 もともと「ザ・4番」ってタイプでもない。打席ごとで役割は変わってくると思うので"七変化"で。毎打席、変わる役割を意識しながらやっている。シチュエーションに応じて変身する"なないろ郡司"だから、求められた役割を全うできる。この日で3番レイエス、4番郡司の並びは5試合連続だ。固定されていることで、用意周到に七変化もできる。「基本"郡司勝負"だなって常々感じます。絶対に僕と勝負してくれるんで狙い球を絞りやすい」。勝負を避けられることが多いレイエスとの3、4番コンビは、なんでも対応できる4番郡司が生きる。お立ち台後は、自ら「帽子の件は触れなくて、大丈夫ですか?」と切り出し、「僕がルフィじゃなくてよかったっす。この帽子を、お前に授け...られないですって、1話で終わってますから(笑い)。『郡司、ルフィになれず』。これ、見出しでお願いします」。どんな場面でも輝きを放つ4番打者が、まだ見ぬ景色をきっと見せてくれる。【木下大輔】
◆日本ハム斎藤友貴哉投手(30)が本拠地初セーブを挙げた。1点リードの9回を3者凡退で締めくくり、今季2セーブ目。13日は自己最速161キロをマークしたが、この日も最速160キロと圧倒した。「自分のできることをマウンドで表現できた」と振り返った。昨年のファンフェスで田中とともに斎藤を開幕守護神に指名した新庄監督も「ちょっと遅いけど、ようやくそのポジションに来てくれた」と笑顔だった。
◆日本ハム石井一成内野手(31)が2回先頭で西武隅田から、シーズン自己最多タイとなる6号ソロを放った。「ずっとやられているピッチャーだったので、積極的に行こうと思った。打った自分がびっくりしました」という2試合連続の一発で勝利に貢献し、チームは2年連続CS進出が決定。「通過点だと思います。(チームは)ほんとに優勝しか見えてない。勝つことだけ考えてやっていくっていう雰囲気です」と話した。
◆日本ハムは投打がかみあい、西武に連勝。3位以上のAクラスが確定し、2年連続のCS進出が決まった。初回に4番郡司、5番清宮幸の犠飛で2点を先制。2回は7番石井が2試合連続となる6号ソロ、6回は4番郡司が8号ソロを放った。先発した福島は7回3失点にまとめて4勝目。9回は斎藤が締めて2セーブ目を挙げた。首位ソフトバンクも勝利する中で、2位日本ハムも逆転優勝へ負けられない試合を制した。
◆「4番・三塁」で先発出場の日本ハム・郡司裕也捕手(27)が一回、先制の犠飛を打ち上げた。無死満塁で迎えた第1打席。西武先発左腕、隅田の初球、149キロの直球をセンターに打ち上げた。犠飛には十分の飛距離に「あっぱれな犠牲フライです」と自賛した。なおも1死一、三塁で続く5番・清宮幸が再び中犠飛。隅田の立ち上がりを攻めて2点を奪い、試合の主導権を握った。
◆「7番・二塁」で先発出場の日本ハム・石井一成内野手(31)が2―0の二回、2試合連発となる6号ソロを放った。「初回からいい流れだったので、切らすことなく続きたいと思っていました」。1ストライクから西武先発左腕、隅田の131キロのカットボールを一閃。右翼席へ運び「みんなで作った流れが打たせてくれたと思います」とチームメートに感謝した。
◆「2番・中堅」で先発出場の日本ハム・今川優馬外野手(28)が六回の守備からベンチに退いた。下肢を負傷したとみられる。五回1死一塁で今川は三塁への併殺打に倒れた。その際に一塁まで全力疾走。一塁ベースを駆け抜け、苦悶(くもん)の表情を浮かべ、何とか自力でベンチへ引き揚げた。代わって五十幡が次の回から途中出場した。今川は試合前時点で9日の1軍再昇格以降4試合で打率・500(16打数8安打)、2本塁打、5打点をマーク。「逆転優勝へのラストピース」としてチームに欠かせない存在になっていた。
◆日本ハムが3位以上を確定させ、2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。二回までに二つの犠飛と石井一成内野手の6号ソロで3点を先行。1点をかえされた六回は郡司裕也捕手の8号ソロで追加点を奪い、継投でリードを守った。先発の福島蓮投手は7回3失点で無傷の4勝目を飾った。
◆西武の隅田は4失点の完投で敗れ、またも自身初の2桁勝利は持ち越しとなった。一回は二塁打と連続四球で満塁になり、郡司と清宮幸の犠飛で2点を先制され、二回にも失点。一回について「安打1本から2失点。こういう点の与え方はしてはいけない」と反省した。9敗目を喫し、8月9日を最後に白星がない。ノーゲームとなった今月10日の登板から中3日でのマウンド。111球の力投は実らなかった。
◆日本ハムが逃げ切った。二回までに二つの犠飛と石井のソロで3点を先行。1点をかえされた六回は郡司のソロで追加点を奪い、継投でリードを守った。福島は7回を3失点で無傷の4勝目。斎藤は2セーブ目。西武の隅田は9敗目。以下に日本ハムのデータ。?日本ハムが今季76勝目(51敗3分け)を挙げて、昨季の75勝を上回り、2022年からの新庄政権ではシーズン最多勝利となった。シーズン76勝はリーグ優勝、日本一となった栗山英樹政権の16年(87勝=球団記録)以来9年ぶり。?本拠地・エスコンでは今季40勝目(26敗)。日本ハム(前身を含む)が本拠地で40勝以上したのは、1961年の駒沢の46勝(ホームゲームのみだと40勝)、93年の東京ドームの40勝、09年の札幌ドームの40勝、昨季のエスコンの41勝に続く5度目で、2年連続は初。
◆日本ハム4年目右腕の福島が7回3失点で無傷の4勝目を挙げた。ただ満足する様子はなく「序盤はよかったですが、2本の本塁打が悔やまれます」と反省した。六回は西川に右越えソロを被弾。七回はセデーニョに1点差に詰め寄られる左越え2ランを浴び「1本目はカウントを悪くした。2本目は先頭打者に四球を出した後で、難しい状況をつくってしまいました」と冷静に分析した。九回の1イニングを3人で封じて本拠地初セーブを挙げた日本ハム・斎藤 「任せられたイニングを投げるという感じで、結果、そうなってすごくうれしい」

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
77 | 47 | 4 | 0.621 (↑0.003) | M12 (↑1) |
15 | 485 (+4) | 356 (+3) | 89 (-) | 95 (+1) |
0.253 (-) | 2.420 (↓0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
76 | 51 | 3 | 0.598 (↑0.003) | 2.5 (-) |
13 | 497 (+4) | 363 (+3) | 118 (+2) | 66 (-) |
0.250 (-) | 2.510 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
64 | 60 | 3 | 0.516 (↓0.004) | 13 (↓1) |
16 | 445 (+3) | 469 (+4) | 87 (-) | 54 (-) |
0.258 (-) | 3.410 (-) |
4 (-) |
楽天 |
60 | 64 | 2 | 0.484 (↑0.004) | 17 (-) |
17 | 402 (+5) | 455 (+1) | 65 (+2) | 103 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 3.360 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
57 | 66 | 3 | 0.463 (↓0.004) | 19.5 (↓1) |
17 | 349 (+3) | 385 (+4) | 66 (+2) | 84 (-) |
0.232 (↓0.001) | 2.850 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
49 | 75 | 3 | 0.395 (↓0.003) | 28 (↓1) |
16 | 393 (+1) | 506 (+5) | 70 (-) | 63 (-) |
0.239 (-) | 3.730 (↓0.01) |
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