| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 9 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 |
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勝利投手:松本 裕樹(4勝1敗0S) (セーブ:杉山 一樹(3勝3敗25S)) 敗戦投手:マチャド(3勝5敗25S) | |||||||||||||
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◆ソフトバンクは1点を追う9回表、牧原大の犠飛で同点とする。なおも1死一三塁から相手失策の間に走者が生還し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・上沢が7回2安打無失点の好投。2番手・松本裕が今季4勝目を挙げた。敗れたオリックスは、4番手・マチャドが誤算だった。
◆今季のソフトバンクはオリックス戦でよく打ち、対戦打率はパ・リーグ相手で最も高い2割7分6厘。17試合で92得点と平均5・4点を挙げており、対戦成績も圧倒している。特に打っているのが柳町達外野手(28)で、51打数21安打の打率4割1分2厘をマーク。今日の相手先発九里は柳町にとっては1軍初対戦となるが、キラーぶりを発揮できるか。
◆3位オリックスは苦手ソフトバンク戦の連敗を5で止められるか。今季は3勝12敗2分。ソフトバンク先発の上沢直之投手(31)にはカード別最多23勝(9敗)を献上しており、右腕を攻略したい。スタメンが発表された。打線を大幅に組み替えた。来田涼斗外野手(22)が7月8日以来の1番に入った。クリーンアップは3番西川龍馬外野手(30)、4番頓宮裕真捕手(28)、5番西野真弘内野手(35)。太田椋内野手(24)は「7番二塁」で出場する。中川圭太内野手(29)と広岡大志内野手(28)がベンチスタートとなった。先発は九里亜蓮投手(34)。ソフトバンク戦は広島時代の19年以来の先発。今季はすでに10勝を挙げ、京セラドーム大阪でも5連勝中。この日も勝利に導きたい。
◆韓国発の多国籍8人組ガールズグループ「SAY MY NAME」が試合前の特別始球式に登場した。背番号8のユニホームに袖を通し、リーダーのHITOMI(本田仁美)がマウンドへ。力強いワンバウンドのストライク投球で沸かせた。大役を終え、「ワンバウンドしちゃったので80点。また機会があればぜひ100点目指して頑張りたい」とリベンジを誓った。オリックスには同姓同名の本田仁海投手(26)がいるが、1日に右肘クリーニング手術等を行い、リハビリ中。「今日お会いできるかなと思ったんですけど、今、けがされていると伺ったので、またお会いできる機会があれば」と笑顔でエールを送った。24年10月に韓国でデビューした同グループ。本田は「私たちのライブで今度はここに来られるように頑張りたい」と力を込めた。
◆オリックスは逆転負けでソフトバンク戦6連敗となった。両軍0が並んだ8回。2死二塁で5番西野真弘内野手(35)が左翼線へ先制二塁打を決めた。だが、9回。守護神のアンドレス・マチャド投手(32)が先頭から2連打を許すと、同点犠飛。なお1死一、三塁から一塁へのけん制悪送球で勝ち越しを許した。先発の九里亜蓮投手(34)は6回5安打無失点の力投。走者を許しながら、要所を抑えた。打線はソフトバンク上沢を前に5回まで無安打。6回に3番西川龍馬外野手(30)がチーム初安打となる右前打で鼓舞した。8回には無死一、二塁で4番頓宮裕真捕手(28)が送りバントを試みるも、併殺に倒れていた。
◆ソフトバンクが逆転勝ちで連敗を「3」で止め、4年連続Aクラスが確定し、パ最速でCS進出を決めた。0-1で迎えた9回無死二、三塁から牧原大成内野手(32)が同点の左犠飛を放った。なおも1死一、三塁でオリックス・マチャドが一塁へのけん制悪送球。思わぬ形で勝ち越しを決め、接戦勝負を制した。投げては先発の上沢直之投手(31)が7回を2安打無失点の力投。勝敗はつかなかったが、チームを勝利に導く快投を演じた。2位の日本ハムも勝利し、2・5ゲーム差をキープ。優勝マジックは1減って13となった。
◆ソフトバンク先発の上沢直之投手(31)はキャリアハイの12勝がお預けとなったが、7回を2安打無失点に抑えて勝利に貢献した。自慢のフォークを駆使し、5回までオリックス打線を無安打に封じ込む快投だった。「チームに勝ちがついてうれしい。こういう大事な時期に勝ち切れたことうれしい。0で抑えたら流れがくると信じていた。すごく意味のある試合です」。敵地での逆転勝利に笑顔でナインを出迎えた。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が好守で追加点を阻止した。8回2死二塁から西野の左翼線適時二塁打で1点を先制された直後。6番杉本の打球は中堅後方への飛球。周東は快足を飛ばして後ろ向きのまま好捕した。抜けていれば2点目が入っていた。「思ったより打球が飛んでいた。諦めないでよかった。ギリギリ(のプレー)です」。チームは9回表に2点を挙げて逆転勝ち。「2点目が入らなかったのは(9回の)攻撃につながったと思う。でも、上沢さんの投げているときに点を取りたかった」。無失点で好投した先発上沢を援護できず悔しさもにじませた。
◆オリックスは逆転負けでソフトバンク戦6連敗となった。岸田護監督(44)は「明日(14日)頑張って勝てるように。どこかでこの連敗もストップしとかないといけないのでね。明日また頑張ります」と次戦を見据えた。オリックス九里亜蓮投手(34)とソフトバンク上沢直之投手(31)の投手戦は互いに譲らぬ展開。0-0の8回、無死一、二塁で4番頓宮裕真捕手(28)が送りバントも、2-5-3の併殺に倒れた。指揮官は「頓宮も勝ちたいという気持ちでやったんでしょう。サインではないですけどね。キャプテンですし、そういう気持ちでやってくれていると思うのでね」とフォローした。なお2死二塁で西野真弘内野手(35)が左翼線へ適時二塁打を放ち、1点を先制した。だが、9回。守護神のアンドレス・マチャド投手(32)がつかまった。先頭から2連打を許すと、同点犠飛。なお1死一、三塁から一塁へのけん制悪送球で勝ち越しを許した。岸田監督は「ずっと頑張って、もうだいぶ疲れもたまっているとは思うんですけどもね。また次に切り替えてやってもらうしか。ああいう場面で、行ってもらわないといけないので」と話した。
◆首位ソフトバンクが執念の9回逆転勝ちで優勝マジックを13に減らして、4年連続のAクラスを確定させ、パ・リーグ最速でクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。8回に1点を勝ち越されたが、近藤健介外野手(32)と中村晃外野手(35)の連打や牧原大成内野手(32)の犠飛で同点。最後はオリックス守護神マチャドのけん制悪送球でラッキーな決勝点をもらった。負ければきょう14日にも優勝マジック消滅の危機だったが、連敗を3で止めて2位日本ハムとの2・5ゲーム差をキープ。13勝3敗2分けと貯金を荒稼ぎするオリックス相手に相性の良さを見せつけた。思わぬ形でホークスに大きな1勝が転がり込んだ。1-1に追いついた9回、なお1死一、三塁の場面。オリックスの守護神マチャドが8番海野隆司捕手(28)を打席に迎えたところで、一塁へけん制悪送球。ボールは一塁ファウルゾーンを転々とし、三塁走者の野村勇内野手(28)が悠々と生還。土壇場で逆転に成功した。小久保裕紀監督(53)は「苦しい試合でしたけど、この時期は勝てばいい」とナインをたたえた。チームは連敗を3で止めて4年連続Aクラスを確定させ、パ一番乗りでCS進出を決めた。執念だった。8回に1点を勝ち越されたが、誰も諦めていなかった。先頭の近藤が内野安打で出塁。指揮官が「バントは考えていなかった」と信じた続く中村は右前打で応えた。連打で無死一、三塁とすると、代走野村の二盗で二、三塁にチャンス拡大。6番牧原大が「最低限の仕事をしようと」としっかり左翼に犠飛を上げて同点とし、勝ち越し劇につなげていった。今季初対戦の先発九里ら投手陣を攻略できず、8回までは無得点だった。この試合を落としていれば、きょう14日にも優勝マジック消滅の危機だった。最終盤の逆転勝ちに小久保監督は「紙一重の試合でした。勝ち切ったのは大きい」と安堵(あんど)。今季のオリックス戦は13勝3敗2分けと圧倒。あらためて相性の良さをみせつけた。そのオリックスとあと7試合残しているのも大きい。2位日本ハムとの優勝争いは1試合1試合が重いデッドヒートの様相だ。試合前、小久保監督は「最後の最後までもつれる中でプレーできること自体が幸せ。我々が勝たないと優勝には届かない」と言った。新庄ハムとは2・5ゲーム差をキープし、優勝マジックは1つ減らして13とした。牧原大は「勝つだけですね。それ以上は何もないです」とナインの思いを代弁した。シーズン残り16試合。2年連続の歓喜のゴールへ、一戦必勝で突き進む。【佐藤究】
◆ソフトバンク先発・上沢直之投手(31)は7回2安打4四死球、無失点でマウンドを降りた。制球がばらつき四死球があったが、六回1死で西川に右前打を許すまでは安打を許さない快投。八回からは松本裕樹投手(29)にマウンドを譲った。8月度の月間MVPを受賞してからはじめての先発登板で、勝てばキャリア最多タイの12勝目となるマウンドで意地をみせた。「四球でランナーを出してしまうこともありましたが、粘り強く投げることができたと思います。野手の方の守備と海野のリードに助けられ、良い投球ができました」と納得の内容で降板となった。
◆オリックスは抑えのマチャドが崩れて逆転負け。ソフトバンクに6連敗を喫した。 0-0の八回に2番手・松本裕が連続四球で無死一、二塁。4番・頓宮が犠打を狙うも、2-5-3の併殺。2死二塁となったが、直後の西野が左翼線へはじき返して先制打を放った。 しかし、九回に悪夢が待っていた。守護神・マチャドが連打でピンチを招き、牧原大に同点犠飛。さらに1死一、三塁とピンチを広げて一塁へ悪送球で三走が生還して勝ち越しを許した。
◆ソフトバンクが九回に逆転して連敗を3で止めた。打線は八回まで6安打を放ちながら得点できなかったが、1点ビハインドの九回に相手守護神のマチャドを攻め、先頭から近藤、中村の連打などで二、三塁とし、牧原大成内野手(32)が左飛を上げて同点に追いつく。さらに栗原陵矢内野手(29)が右前への安打でつないで1死一、三塁とし、マチャドの牽制悪送球で三塁走者が本塁生還して2ー1と逆転。最終回は杉山一樹投手(27)がゼロに抑えて締めた。先発・上沢直之投手(31)は7回2安打無失点の快投で勝利に貢献した。
◆オリックスは逆転負けでソフトバンクに6連敗を喫した。岸田護監督(44)は八回に自ら犠打を試みるも失敗に終わった主将の頓宮を思いやった。「(犠打は)サインではないですけどね。キャプテンですしね、失敗には終わっちゃいましたけど、勝ちたいという気持ちでやってくれていると思うので」八回無死一、二塁で今季0犠打の4番・頓宮が初球で送りバントを狙ったが、結果は2-5-3の捕ゴロ併殺。2死二塁となって西野が先制打を放ったが、嫌な流れはその後も続いた。九回に抑えのマチャドが連打でピンチを招き、牧原大に同点犠飛。その後も一、三塁と苦境は続き、一塁へ牽制したが、悪送球となって三走に勝ち越しのホームを踏まれた。今季はソフトバンクに3勝13敗2分けと大きく負け越し。直接対決は残り7試合となり、指揮官は「どっかでこの連敗もストップしとかないといけない。明日、また頑張ります」と切り替えた。
◆敗戦気配が立ち込めていた試合を土壇場でひっくり返し、ソフトバンクが連敗を3でストップ。オリックス戦は6連勝で4年連続16度目のクライマックスシリーズ進出を決め、優勝へのマジックナンバーを13とした。「チームが勝てたことが一番うれしいですし、大事な試合に勝てたことが良かった」自己最多タイの12勝目はお預けとなったが、先発の上沢が声を弾ませた。四回に失策絡みで無死一、二塁とされるも、粘り強く後続を断った。六回1死から西川に右前打を許すまで無安打投球と圧倒し、7回2安打無失点。この奮投が逆転勝利につながった。八回に2番手の松本裕が1点を失ったが、九回に近藤と中村の連打などで無死二、三塁とし、牧原大の左犠飛で同点。なお1死一、三塁でマチャドの牽制(けんせい)悪送球で決勝点が転がり込んできた。薄氷の勝利にも、小久保監督は「紙一重の試合を勝ち切れたのが大きい。苦しい試合だったが、この時期、勝ちゃあいいんで」とうなずいた。2位日本ハムとのゲーム差を2・5で維持。リーグ連覇へ、一歩ずつ進んでいく。(上阪正人)
<パ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
ソフトバンク |
76 | 47 | 4 | 0.618 (↑0.003) | M13 (↑1) |
16 | 481 (+2) | 353 (+1) | 89 (-) | 94 (+1) |
0.253 (↑0.001) | 2.410 (↑0.01) |
| 2 (-) |
日本ハム |
75 | 51 | 3 | 0.595 (↑0.003) | 2.5 (-) |
14 | 493 (+5) | 360 (+4) | 116 (+3) | 66 (+1) |
0.250 (-) | 2.500 (-) |
| 3 (-) |
ORIX |
64 | 59 | 3 | 0.520 (↓0.005) | 12 (↓1) |
17 | 442 (+1) | 465 (+2) | 87 (-) | 54 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.410 (↑0.02) |
| 4 (-) |
楽天 |
59 | 64 | 2 | 0.480 (↓0.004) | 17 (↓1) |
18 | 397 (+4) | 454 (+6) | 63 (+1) | 102 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.380 (↓0.02) |
| 5 (-) |
西武 |
57 | 65 | 3 | 0.467 (↓0.004) | 18.5 (↓1) |
18 | 346 (+4) | 381 (+5) | 64 (+1) | 84 (-) |
0.233 (-) | 2.830 (-) |
| 6 (-) |
ロッテ |
49 | 74 | 3 | 0.398 (↑0.005) | 27 (-) |
17 | 392 (+6) | 501 (+4) | 70 (+1) | 63 (-) |
0.239 (↑0.001) | 3.720 (-) |



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