1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 13 | 1 | 1 |
勝利投手:常廣 羽也斗(2勝2敗0S) 敗戦投手:髙橋 宏斗(6勝10敗0S) 本塁打 |

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◆広島は3回裏、中村奨の適時打で2点を先制する。その後5回にファビアンの2ランで加点すると、7回には小園の適時打で1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・常廣が6回無失点の好投で今季2勝目。敗れた中日は、打線が7安打で無得点とつながりを欠いた。
◆広島は苦戦している中日高橋宏斗と対戦。高橋宏は今季のこのカードで1完封を含む4戦4勝で、防御率1・13。小園が10打数ノーヒットに抑えられるなど、チーム打率は1割5分1厘と全く打てていない。今季の広島は阪神大竹にも5勝を献上しているが、シーズンに複数の投手に5勝以上を許すと、球団では03年に阪神井川(8勝)と巨人上原(5勝)に喫して以来22年ぶり。今季5度目の対戦では苦手右腕を攻略できるか。
◆今季限りで現役を引退する中日中田翔内野手(36)が、マツダスタジアムに姿を見せた。広島との対戦はこの日が今季最終戦。故郷・広島で広島新井貴浩監督(48)らにあいさつ周りを行った。中田は19日ヤクルト戦(バンテリンドーム)で引退セレモニーを行う。チームの今季最後は9月30日、10月1日の巨人戦(東京ドーム)。井上一樹監督(54)は「最後は巨人戦で終わるから、そこにおれは連れて行きたいな、巨人の試合で終わらせてあげたいなと思っている」と話しており、この日のように中田が東京ドームへ同行することとなりそうだ。
◆5位中日が4位広島に連敗し1・5ゲーム差に広げられた。今季の直接対決最終戦、勝って再び4位に浮上したかったが2戦続けての完敗だった。涌井、柳と先発陣が崩れる中、エース高橋宏斗投手(23)も6回8安打4失点と悪い流れを止められず10敗目となった。3回1死二、三塁から中村奨に右前へ先制の2点適時打を許すと、5回2死一塁からファビアンにカーブを左翼席へ運ばれる16号2ランを浴びた。「シーズン終盤の大事な試合で、ふがいない投球をしてしまいました。悔しいです」と言葉を絞り出した。7回には2番手藤嶋健人投手(27)も追加点を許した。打線は先発常広を6回4安打で無得点と打ち崩せず、2戦連続、今季23度目の完封負けとなった。
◆今季限りで現役を引退する中日中田翔内野手(36)が、マツダスタジアムに姿を見せた。広島との対戦はこの日が今季最終戦。出場選手登録はされなかったが、試合後にナインとともにグラウンドへ。ビジターエリアの中日ファンを中心にスタンドへ手を振った。その後、広島菊池涼介内野手(35)から花束を受け取り、広島ナインもベンチ前に並び、拍手で見送った。ビジョンには「中田翔選手 16年間お疲れさまでした」とメッセージも表示され、球場全体が拍手に包まれた。
◆投打がかみ合った広島が中日に勝利し、3連勝とした。先発常広羽也斗投手(23)ら投手陣は中日打線を無失点に抑え、打線は2試合連続2桁安打で5得点を奪った。中日高橋宏には23年9月2日以来、10戦ぶり勝利となった。先発常広はストライクを先行させる投球で走者を出しながらも要所を締めた。6回まで93球を投げて、4安打2四球無失点。2勝目を手にした。7回をハーンが2者連続三振など3者凡退で切ると、リードが広がった8回以降は岡本、鈴木のリレーで逃げ切った。打線は3回1死二、三塁から中村奨の2点適時打で先制し、5回はファビアンの2ランで加点した。7回も2番手藤島から1点を奪い、効果的に得点を重ねた。
◆投打がかみ合った広島が、3連勝とした。投手陣が無失点に抑え、打線は2試合連続2桁安打で5得点を奪った。先発常広は本調子でない中でも球を低めに集め、6回4安打無失点で2勝目を手にした。打線は3回1死二、三塁から中村奨の2点適時打で先制し、5回はファビアンの2ランで加点した。7回も2番手藤島から1点を奪い、効果的に得点を重ねた。中日高橋宏には23年9月2日以来、10戦ぶりの勝利となった。
◆中日が広島に連敗し5年連続のシーズン負け越しが決まった。打線は2戦連続23度目の完封負け。エース高橋宏は今季4戦4勝だったお得意様に6回8安打4失点と打ち込まれ、2年ぶりの10敗を喫した。3回に中村奨の2点適時打で先制されると、5回はファビアンに2ランを被弾。「終盤の大事な試合で、ふがいない投球をしてしまいました。悔しいです」と言葉を絞り出した。借金は今季ワーストを更新する14に増えた。
◆今季限りで現役を引退する中日中田翔内野手(36)が、広島との今季最終戦でマツダスタジアムに姿を見せ、新井監督らにあいさつして回った。故郷広島で試合前の打撃練習も行い、終了後には「中田選手に大きな拍手を」と場内アナウンスが流れた。試合後は左翼の竜党にもあいさつ。広島菊池から花束をもらい、カープナインや球場全体から拍手で見送られた。19日のヤクルト戦(バンテリンドーム)で引退セレモニーを行う。
◆広島小園海斗内野手(25)が、マルチ安打をマークし、リーグトップの打率を3割6厘に上げ、2位の巨人泉口友汰内野手(26)との差を広げた。5回に中日高橋宏から右前打、7回に藤嶋から右前適時打を放った。9日の巨人戦から5試合連続安打で、3試合連続のマルチ安打を飾った。打率リーグ2位の巨人泉口が、阪神戦で4打数無安打に終わり、打率を2割9分5厘に下げた。小園は前回カードの巨人戦で1戦目、3戦目に3安打猛打賞をマーク。同3連戦で13打数7安打と勢いに乗ると、中日との2連戦では2試合連続で4打数2安打で打率を上げた。2位の泉口は、最近5試合で20打数3安打と打率を下げ、その差が開いた。
◆広島・新井貴浩監督(48)が、今季限りでの現役引退を発表した中日・中田翔内野手(36)からあいさつを受けた。新井監督はマツダスタジアムに姿を見せた中田とがっちり握手を交わし、しばし談笑。新井監督は「シーズンオフは(トレーニングジムの)アスリートで一緒にトレーニングしていたし、かわいい後輩です。ああみえて、すごく礼儀正しい後輩だし、僕にとってはかわいい後輩です。お疲れさん、と。すごい濃い野球人生だったな、というふうには声をかけました」と振り返った。「強さを感じる選手だった。残した成績、記録というのも素晴らしいとは思うんですけど、記憶にも残る選手だった。打席だったりの雰囲気、強さを感じる選手だった。絶対打ってやる、チャンスなら絶対かえしてやるという強さを感じる選手だった」とコメントした。中田は19日の中日|ヤクルト(バンテリンドーム)で引退セレモニーが予定されている。
◆広島が中日に快勝。先発した常広羽也斗投手(23)は6回を無失点で今季2勝目となった。常広は立ち上がりから力強い直球で中日打線を押し込み、四回や六回もピンチもしのいで、スコアボードにゼロを並べた。打線は三回に1死二、三塁から中村奨が右前へ2点打。チームが5試合連続で先制点を奪うと、五回にはファビアンの2ランで突き放した。
◆先発した常広羽也斗投手(23)は6回を無失点で今季2勝目となった。
◆クライマックスシリーズ進出を懸けた争いのなかで、新井カープが勢いづいてきた。2試合連続の無失点勝利で3連勝。5試合連続で先制するなどようやくつながりだした打線で、中村奨が存在感を放った。「チームのためにと思ってやっているので、そのなかで結果が出てくれてうれしいです」ヒーローインタビューで喜びを口にした。三回1死二、三塁で高橋宏から右前へ2点打。七回には中前打を放ち、3試合連続、今季18度目のマルチ安打も記録した。チームは五回に中押し、七回に駄目押しで計5得点。シーズン中盤まで得点力不足に苦しんでいた打線が、終盤にきて活性化してきた。中村奨は高卒8年目の今季、91試合出場で打率・275、7本塁打、25打点とキャリハイのシーズンを過ごしている。8月以降はリードオフマンを務める26歳を、新井監督は「少しずつ頼りになる雰囲気が出てきています。技術的な裏付けというか、自分でもちょっとアリスになってきている」と評価。人気バンド、アリスの名曲「チャンピオン」の歌詞になぞらえ「♪つかみか~けたって。まだ(レギュラーの座を)がっちりつかんでいない。そういう段階だから。なお精進して、練習してもらいたい」とさらなる奮起を促した。昨季は8勝16敗1分けと大きく負け越した中日に対し、今季は13勝11敗1分けで4年ぶりに勝ち越した。少しずつ成長を示すカープ戦士は最後の最後まで戦い続ける。(西垣戸理大)
◆先発した広島・常広羽也斗投手は6回4安打無失点で今季2勝目を挙げた。普段より持ち味の直球に力強さはなかったが、制球重視で相手打線を翻弄。「しっかり低めに集めて、打たせてとれたのがよかった」と振り返った。新たな投球術をつかんだ昨年のドライチ右腕を、新井監督は「真っすぐが走っていないなと思いながらも、ゲームをつくっていけるというのはだんだんと成長している」と評価した。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
阪神 |
79 | 48 | 3 | 0.622 (↓0.005) | - (-) |
13 | 450 (+10) | 316 (+11) | 81 (-) | 95 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 2.180 (↓0.04) |
2 (-) |
巨人 |
64 | 63 | 3 | 0.504 (↑0.004) | 15 (↑1) |
13 | 416 (+11) | 406 (+10) | 88 (+2) | 48 (-) |
0.247 (↑0.001) | 2.830 (↓0.06) |
3 (-) |
DeNA |
62 | 63 | 5 | 0.496 (↑0.004) | 16 (↑1) |
13 | 441 (+6) | 410 (+2) | 96 (+2) | 60 (-) |
0.241 (↑0.001) | 2.900 (-) |
4 (-) |
広島 |
57 | 68 | 5 | 0.456 (↑0.004) | 21 (↑1) |
13 | 408 (+5) | 426 (-) | 68 (+1) | 55 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.020 (↑0.03) |
5 (-) |
中日 |
57 | 71 | 2 | 0.445 (↓0.004) | 22.5 (-) |
13 | 368 (-) | 421 (+5) | 75 (-) | 77 (+1) |
0.232 (-) | 2.950 (↓0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
47 | 73 | 6 | 0.392 (↓0.003) | 28.5 (-) |
17 | 369 (+2) | 510 (+6) | 80 (-) | 52 (-) |
0.232 (↑0.001) | 3.660 (↓0.02) |
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