楽天(☆6対3★)ロッテ =リーグ戦20回戦(2025.09.12)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
0001002003401
楽天
41000001X6901
勝利投手:古謝 樹(6勝6敗0S)
(セーブ:藤平 尚真(2勝2敗9S))
敗戦投手:ボス(2勝9敗0S)

本塁打
【ロッテ】髙部 瑛斗(1号・4回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(6号・1回裏3ラン)

  DAZN
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◆楽天は初回、鈴木大の適時打と浅村の3ランで、幸先良く4点を先制する。その後5-3となって迎えた8回裏には、武藤の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・古謝が7回途中3失点の好投で今季6勝目。敗れたロッテは、先発・ボスが試合をつくれなかった。

◆ロッテはボスが先発。今季新加入の同投手はここまで20試合登板して2勝8敗。白星は4月18日楽天戦と同25日日本ハム戦で、5月以降は1度も勝てず現在7連敗中だ。外国人投手のシーズン連敗記録を調べると、ワースト記録は11年ネルソン(中日)ら4人の9連敗で、ロッテ投手の最長は15年イ・デウンの7連敗。ボスが8連敗すれば球団助っ人のワースト新記録となるが、回避できるか。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)に復活アーチが飛び出した。ロッテ戦に「6番一塁」で先発。鈴木大が先制打を放った直後の1回2死二、三塁。ボスの8球目、147キロ直球を振り抜き、打球速度177キロ、飛距離122メートルの6号3ランを左翼席に突き刺した。初球は本塁打性の当たりを飛ばすもファウル。その後もファウルで粘りながら打ち直し弾を決めた。6月6日の巨人戦(東京ドーム)以来となる3カ月ぶりの1発に「久しぶりにファンのみなさまの前で打てて良かったです」と真剣な表情で話した。本拠地では今季1号をマークした4月8日の日本ハム戦以来となった。浅村は不振により今季2度の2軍調整があったが、10日に再昇格。同日の西武戦の復帰後初打席で左前打を放ったが、降雨ノーゲームで"幻の安打"となっていた。この日の1発で正真正銘の復帰後初安打をマークした。

◆ロッテ先発のオースティン・ボス投手(33)は5回6安打5失点で降板。4月25日以来の白星はならなかった。序盤に打ち込まれた。初回に2死から四球で走者を出すと、連打を浴び先制を許す。さらに2死二、三塁の場面で浅村に左越え本塁打を浴び初回だけで4失点を喫した。2回にも無死一、三塁から中島の二ゴロで追加点を献上した。ボスは「初回が全てだと思う。ツーアウトからフォアボールでランナーを出してしまったが、あの場面はしっかり抑えようとして球数が増えて歩かせてしまったのが痛かった。その後の浅村も自分の中では失投だったが、それをしっかりとしたスイングで捉えられてしまった。その後は1点は取られたけど立ち直ってバッターとしっかり対戦できたかなと思うので、やっぱり初回が全てだし痛かった」と反省した。

◆ロッテは序盤の失点を巻き返せず楽天に負け越しが決まった。先発のオースティン・ボス投手(33)は5回6安打5失点で降板。4月25日以来の白星はならなかった。初回に2死から四球で走者を出すと、連打を浴び先制を許す。さらに2死二、三塁の場面で浅村に左越え3ランを浴び初回だけで4失点を喫した。2回にも無死一、三塁から中島の二ゴロで追加点を献上した。4回に高部瑛斗外野手(27)の今季1号ソロ本塁打で1点を返し、7回には佐藤都志也捕手(27)が2死満塁から左中間への適時二塁打を放ち2点差に詰め寄ったが、反撃は及ばなかった。

◆楽天が3連勝を飾り、3位オリックスとのゲーム差を5に縮めた。序盤に主導権を握った。初回、鈴木大地内野手(36)が2死一、二塁から投手強襲の適時打を放ち先制。さらに2死二、三塁から浅村栄斗内野手(34)が3カ月ぶりアーチとなる6号3ラン、2回は併殺崩れの間に1点を追加した。先発の古謝樹投手(24)は4回に高部にソロ本塁打、7回に佐藤に2点適時二塁打を許したが、7回途中4安打3失点にまとめ、自己最多の6勝目を挙げた。

◆ロッテは序盤の失点を巻き返せず楽天に負け越しが決まった。先発のオースティン・ボス投手(33)は5回6安打5失点で降板。4月25日以来の白星はならなかった。初回に2死から四球で走者を出すと、連打を浴び先制を許す。さらに2死二、三塁の場面で浅村に左越え3ランを浴び初回だけで4失点を喫した。2回にも無死一、三塁から中島の二ゴロで追加点を献上した。4回に高部瑛斗外野手(27)の今季1号ソロ本塁打で1点を返し、7回には佐藤都志也捕手(27)が2死満塁から左中間への適時二塁打を放ち2点差に詰め寄ったが、反撃は及ばなかった。吉井理人監督(60)は「今日のゲーム展開で、ほんとによく野手は頑張ったと思います。全てピッチャーが悪かったんで。野手はよく頑張ってくれました」と振り返った。この試合で楽天含めパ・リーグ全球団からシーズンの負け越しが決まったが「結果は結果なんで。明日からも勝つ気持ちで。そこは何も変わらないです」と切り替えた。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)に復活アーチが飛び出した。1回2死二、三塁。ロッテ・ボスの8球目、内角147キロ直球を強振し、飛距離122メートルの6号3ランを左翼席に運んだ。浅村は「ファンの人たちも『浅村、何してんねん』と多分ずっと思ってたと思いますし、僕が一番苦しかったんですけど、すごい歓声の中で打席を迎えられたので、もう1回いい姿を見せたいなと」。3カ月ぶりの1発となった。今季2度目の2軍調整を経て10日に再昇格。その日の一戦で安打をマークも、降雨ノーゲームで幻となっていた。この日は8回にも中前打を放ち、本塁打含む2安打で正真正銘の1軍復帰後初安打とした。今カードは「昭和平成レトロシリーズ」として開催され、選手たちは生成AIを使って「昭和・平成ミュージシャン」に変身している。出来栄えを問われると「最悪でしょ? 最悪だけど、楽しんでもらえるなら(笑い)」と辛口評価も、帰ってきた主砲がバットでファンを喜ばせた。

◆楽天鈴木大地内野手(36)がレジェンドパワーで決勝打を放った。0-0の1回2死一、二塁、ロッテ・ボスの外角148キロ直球を振り抜き、投手強襲の適時内野安打で先制点をもたらした。「ちょっと助かった部分もありましたけど、ラッキーというか。それでもアサ(浅村)がね、ああやって打ってくれたんで、あれがチームを本当に前に引っ張ってくれたと思います」。次打者として6号3ランを放った浅村をたたえた。鈴木大は9日西武戦、ノーゲームとなったものの10日同戦、そして、この日と直近の試合はすべて1打席目で安打をマークしている。「状態は悪くないとは思ってますけど、1打席勝負の積み重ねだと思っているので。本当にしっかり結果を残せて良かった部分と、もっともっと欲をしっかり出しながら、残り少ないですけど、最後までしっかりやっていきたいと思います」と引き締めた。今カードは「昭和平成レトロシリーズ」として開催されている。第1打席の登場曲に長渕剛の「とんぼ」を使用し、先制&決勝打を放ってみせた。「選択肢の中であったというのと、清原さんがあれを使っていて、僕、誕生日(8月18日)一緒なんで使わせていただきました」。バットにレジェンドパワーが宿った。

◆2年目の楽天古謝樹投手(24)が、ロッテキラーぶりを発揮して自己最多の6勝目を手にした。テンポ良く相手打線を封じた。初回、ロッテ高部を左飛、西川を空振り三振、寺地を二ゴロと3者凡退で発進。2回1死から藤岡に初安打を打たれたが、続く山本を三ゴロ併殺に封じ、3回は3者凡退で終わらせた。4回先頭の高部にソロ本塁打を許し、7回、佐藤に2点適時二塁打を浴び降板。「もう後がない試合だったんで、最低限、5回までは先制点を取られないようにっていうのは投手の共有事項として言われてたんで、なんとか先制点を先にやらないようにできたことは良かったかなと思います」。7回途中4安打3失点で自身の連敗を3で止めた。前回登板の5日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)では、ともに自己ワーストの被安打14、8失点と大乱調となったが、1週間前のリベンジを果たし、自己最多の6勝目を飾った。「もちろん勝ち星は挙げたいですけど、イニングとかQS(クオリティースタート)とか、そっちの方に重きを置いてる。キャリアハイに越したことはないですけど、もっと他に突き詰める、自分が見つめ直す部分がある」と引き締めた。今季はロッテ戦5試合で4勝と"キラー"ぶりを発揮。チームを3連勝&今季のロッテ戦勝ち越しに導き、3位オリックスとは5ゲーム差に縮めた。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が完全復活を印象づけた。ロッテ戦に「6番一塁」で出場。1-0の1回2死二、三塁、ボスの8球目、147キロ直球を強振し、打球速度177キロ、飛距離122メートルの6号3ランを左翼席に運んだ。「1軍では久しぶりでしたね。でも、2軍で状態も上がってきた中での2回目の昇格だったんで、気持ち的にもこれは熱くやらないと、もう今年も終わってしまうと思ってたんで、何とか自分のスタイルをしっかり出せるように。はい。やりました」6月6日の巨人戦(東京ドーム)以来3カ月ぶり、本拠地に限ると今季1号をマークした4月8日の日本ハム戦以来5カ月ぶりの1発となった。不振により今季2度の2軍調整があったが、10日に再昇格。この日の本塁打は1軍復帰後初安打となり、8回には中前打を放って2安打と躍動した。「ファンの人たちも『浅村、何してんねん』と多分ずっと思ってたと思いますし、僕が一番苦しかったんですけど、ファンの皆さんもずっと待っててもらったと思いますし、久しぶりにスタメンのコールがあって、すごい歓声の中で打席を迎えられたので、もう1回いい姿を見せたいなとは思ってましたね」主砲の活躍で3位オリックスとのゲーム差は5に縮めた。

◆楽天武藤敦貴外野手(24)が3週間ぶりにマルチ安打をマークした。「8番右翼」でスタメン出場。2回の第1打席で中前打を放つと、2点リードの8回2死二塁から右前適時打を決め、貴重な追加点を奪い「大きかったっす。チーム的にも、僕自身も」とうなずいた。複数安打は2安打した8月21日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来だった。「やっぱりああやって1打席目にいい形でヒットが出たんで、なんとか自分としてももう1本、もう2本ほしいところではあるんですけど、やることは変わらないんで」と引き締めた。

◆楽天が「昭和平成レトロシリーズ」を開催した。12日からのロッテ4連戦(楽天モバイルパーク)は、選手たちが生成AIを活用して「昭和・平成ミュージシャン」に変身。大型スクリーンの選手紹介画像などに使われている。画像の出来栄えを問われれた浅村栄斗内野手(34)は「最悪でしょ? 最悪だけど、(ファンに)楽しんでもらえるなら(笑い)」と辛口評価だった。昭和アイドルに変身した宗山塁内野手(22)は「面白いですね。バンダナ巻いたりとか、あんまり今の感じではなかなかないと思うので。テレビで昔の映像みたいなのが流れる時に見てた感じで面白いです」と笑った。

◆待望の打球が、イヌワシ党の待つ左翼席に突き刺さった。楽天・浅村栄斗が、6号3ランを放って試合の流れを引き寄せた。「久しぶりにファンの皆さまの前で打ててよかったです」1点を先制した一回2死二、三塁。相手先発、ボスのファウルで粘った8球目、147キロの直球を強振した。文句なしの一発。スタンドが大歓声に包まれた。6月6日の巨人戦(東京ドーム)以来の本塁打。安打としても、実に8月6日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)以来、約1カ月ぶりの快音となった。打撃不振で8月14日に出場選手登録を抹消された。1軍再昇格を果たした9月10日の西武戦で左前打を放つも、降雨ノーゲームで〝幻の安打〟となっていた。一回に投手強襲の先制適時打を放った鈴木大は、「アサ(浅村)のホームランのおかげでチーム全体が乗っていけるので絶対勝ちます」と力を込めた。(広岡浩二)

◆楽天が効果的に加点して3連勝。一回、鈴木大の適時打と浅村の3ランで4点を先行。二回に1点を追加し、5―3の八回に武藤の適時打でリードを広げた。古謝は自己最多の6勝目。ロッテは楽天戦のシーズン負け越しが決まった。

◆ロッテの高部が昨年7月以来となる本塁打を放った。0―5の四回、古謝の速球を豪快に右翼席に運び「思いっきり引っ張りにいって、なんとかいい結果をと思っていたら、引っかかってくれた。ラッキーです」と涼しい表情で振り返った。今季序盤は「塁に出ようという思いが強すぎた」とバットをボールに当てにいく打撃になっていたが、2軍での再調整を経て力強いスイングが戻ってきた。8、9月は3割を大きく超える打率をマークし、リードオフマンとしての役割を果たしている。

◆楽天の古謝は七回途中まで3失点と粘り、新人だった昨季を超える6勝目を挙げた。前回登板のソフトバンク戦は8失点でKO。しっかり巻き返し「高めの真っすぐでフライアウトや空振りを取れる理想のスタイル」と手応えを口にした。登板からの調整期間は「朝起きるのも憂鬱で、球場にも行きたくなかった」と精神的にひきずったという。傾斜からの投球の回数を増やすなど練習についての意識を変えて好結果をつかんだ。

◆大逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に向けて、最後のピースが加わった。楽天・浅村栄斗内野手(34)が左翼席に6号3ラン。スタンドはお祭り騒ぎだ。「久しぶりにファンの皆さまの前で打ててよかった。本当に久しぶりすぎて、ちょっと頭が真っ白になった」一回に1点を先制し、なお2死二、三塁。ボスのカットボールを強振した。6月6日の巨人戦(東京ドーム)以来、98日ぶりの本塁打。安打としても8月6日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)以来だった。八回にも中前打を放った。打撃不振で同14日に2軍に降格し「僕が一番苦しかったけど、ファンは『浅村何してんねん』と思ったはず」と吐露。9月10日に1軍再昇格し、この日は「6番・一塁」で先発出場。「一回はすごい歓声で迎えられて、いい姿を見せたかった」と奮起した。チームは3連勝し、3位オリックスを5ゲーム差で追う。三木監督は「あの3ランが非常に大きかった」とたたえた。浅村の復活なくして、楽天のAクラス入りはあり得ない。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
75474 0.615
(↓0.006)
M14
(-)
17479
(+95)
352
(+81)
89
(+21)
93
(+15)
0.252
(↑0.001)
2.420
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
74513 0.592
(↓0.027)
2.5
(↓2.5)
15488
(+108)
356
(+100)
113
(+21)
65
(+15)
0.250
(↑0.002)
2.500
(↓0.24)
3
(-)
ORIX
64583 0.525
(↑0.004)
11
(↓1.5)
18441
(+106)
463
(+105)
87
(+25)
54
(+9)
0.259
(↑0.003)
3.430
(↓0.01)
4
(-)
楽天
59632 0.484
(-)
16
(↓3)
19393
(+118)
448
(+125)
62
(+21)
102
(+12)
0.247
(↑0.004
3.360
(↓0.23)
5
(-)
西武
57643 0.471
(↑0.013)
17.5
(↓2)
19342
(+88)
376
(+89)
63
(+19)
84
(+21)
0.233
(↑0.005)
2.830
(↓0.11)
6
(-)
ロッテ
48743 0.393
(↓0.005)
27
(↓6)
18386
(+100)
497
(+115)
69
(+20)
63
(+22)
0.238
(↑0.005
3.720
(↓0.01)