広島(☆9対0★)中日 =リーグ戦24回戦(2025.09.12)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
20402001X91300
勝利投手:森 翔平(7勝6敗0S)
敗戦投手:柳 裕也(3勝3敗0S)
  DAZN
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◆投打のかみ合った広島が快勝。広島は初回、小園の適時打などで2点を先制する。そのまま迎えた3回裏には、ファビアンと坂倉の適時二塁打などで4点を加え、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・森が7回無失点の粘投で今季7勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆中日は負けると広島と入れ替わり5位に転落する。1番には前カードの神宮でのヤクルト3連戦で13打数10安打、打率7割6分9厘。9月に入って9試合で打率5割6分7厘と好調な田中幹也内野手(24)を今季初の1番・二塁にスタメン起用した。上林誠知外野手(30)は今季初めて5番・右翼に入った。9月は打率1割3厘と不振だが、マツダスタジアムは今季4割5厘と得意としている。

◆ヒットメーカーがまたも1打席に快音を響かせた。広島小園海斗内野手(25)は1回1死三塁から中日柳のスライダーをうまくバットに乗せて、右翼前への先制適時打とした。「ファーストストライクから持ち味の積極的打法で行きました。うまくヒットになってくれて、先制につながって良かったです」。小園は9日巨人戦から4試合続けて1回の1打席目に先制打をもたらしている。打率はリーグトップを走り、安打数でも試合前までトップタイだった阪神近本を抜いて147安打で単独トップとなった。

◆中日が広島に完敗し、9月4日以来の5位に転落した。先発の柳裕也投手(31)が誤算だった。初回に味方の失策もあり2点を失うと、3回にはファビアンの左中間への適時二塁打、坂倉の右翼フェンス直撃の2点適時二塁打、2死三塁から柳の暴投でこの回4失点。9安打を浴び、今季最短4回、今季ワースト6失点でKOされ3敗目となった。打線は好調の田中幹也内野手(24)を今季初の1番に起用し、岡林勇希外野手(23)を3番、上林誠知外野手(30)を5番に起用するなど組み替えた。先発左腕森から8安打を放つも7回無失点に抑え込まれた。三塁も踏めず今季22度目の完封負けとなった。

◆広島は打線が2桁13安打9得点とつながり、先発森翔平投手(27)も無失点と好投した。投打ががっちりかみ合った広島が連勝で4位に浮上した。1回に小園の先制打などで2点を奪うと、3回も上位打線の3連打に5番坂倉の二塁打などで4点を追加した。攻撃の手を緩めず、5回にも相手のミスに乗じて2点を加えて、中日を突き放した。先発森は走者を出しながらも粘り強い投球で本塁を踏ませなかった。7回まで球数111球を投じて、8安打無失点。7勝目を挙げた。久しぶりに投打がかみ合った快勝で今月初の連勝となった。通算500試合登板=中崎(広島) 12日の中日24回戦(マツダスタジアム)の8回にリリーフ登板して達成。プロ野球113人目。初登板は12年3月30日の中日1回戦(ナゴヤドーム)。

◆中日が広島に完敗し5位に転落した。先発の柳裕也投手(31)が9安打を浴び今季最短4回、今季ワースト6失点でKOされ3敗目となった。「負けられない」とマウンドにあがったが、初回に2点を失うと、3回にはファビアン、坂倉の適時二塁打に2死三塁から自らの暴投で4失点。打線は好調の田中幹也内野手(24)を今季初の1番に起用するなど組み替えたが、三塁も踏めず今季22度目の完封負け。残り14試合で3位DeNAとは5・5ゲーム差と開いた。

◆広島小園海斗内野手(25)が先制打を含む2戦連続マルチ安打でリーグトップの打率を3割5厘に上げた。4試合連続となる1回の先制打で勢いづくと、その後も1安打1四球と打線の潤滑油となった。安打数を148本とし、試合のなかった阪神近本を抜いて単独トップに。出塁率はトップの巨人泉口に1厘差に迫る3割5分8厘とした。チームは中日を抜いて4位に浮上。初のタイトル獲得に燃えるバットマンが逆転CSに導く。狙いを定めたように、小園は1ボールからのスライダーを呼び込んで右翼へ引っ張った。1回1死三塁で中日柳から一、二塁間を破る右前適時打で攻略の突破口を開いた。9日巨人戦から4試合すべて1回の1打席目に先制打を記録。勝負強さを発揮して、チームを今月初の連勝に導いた。「勝つしかない。ひたすら打って、今日みたいな試合を増やしていきたい。みんな状態はいい。変わらずにやってこうと思います」中日柳には23年9月17日以来、6戦連続勝てていなかった。2点リードの3回も上位2人の連打に内野安打で続き、4得点のビッグイニングにつなげた。柳を4回6失点でマウンドから引きずり下ろし、2年ぶりに黒星を付けた。難敵からの2打席連続安打でリーグトップの打率を3割5厘に上げ、安打数も148本で単独トップに立った。リーグトップの巨人泉口に1厘差とした出塁率を含め、プロ入り初のタイトル獲得が見えている。「別に取れると思ってない。多分取らないと思うので、何とも思わないですね。取れたらラッキーくらい」。無関心を装うも、気にしていないはずはない。重圧をはねのけるように持ち味の超積極打法を貫く。ファーストストライクを捉えた打率は、3割5分を記録する。今季は再び遊撃のポジションを任され、守備でも奮闘する。「どこを守っても一緒。こだわりがないのがいいのかな」。記録に表れないミスもあるが、必死な姿は見せる。だからこそ、より打力で貢献する覚悟でいる。遊撃を主戦場とする打者の首位打者は16年の巨人坂本以来となる。小園に引っ張られた打線は、2桁13安打9得点を奪った。新井監督は「技術的にいいものを残しているし、メンタル的な波が徐々に小さくなっている。ただ、まだまだ成長途中。もっともっと上にいってほしい」とさらなる成長に期待する。4位に浮上したチームとともに、高みを目指していく。【前原淳】

◆広島が4位に浮上した。先発した森翔平投手(27)は7回を無失点で今季7勝目を挙げた。森は序盤から大量援護点を受け、丁寧な投球を披露。七回までスコアボードにゼロを並べた。打線は一回に1死三塁から小園の右前適時打で先制。モンテロは左越え二塁打で二、三塁とし、坂倉の中犠飛で2点目を奪った。三回にも無死一塁からファビアンが左中間へ適時二塁打。その後、1死一、二塁から坂倉が右中間へ2点二塁打を放ち、相手の暴投なども絡んで6点差とした。五回にも相手の適時失策などで2点を加えた。

◆広島は先発した森翔平投手(27)が7回を無失点で今季7勝目を挙げた。八回に登板した中崎翔太投手(33)がNPB史上113人目となる通算500試合登板を達成した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(1↑)
阪神
79473 0.627
(↑0.005)
-
(-)
14440
(+98)
305
(+83)
81
(+19)
94
(+13)
0.243
(↓0.001)
2.140
(↓0.14)
2
(-)
巨人
63633 0.500
(-)
16
(↓4)
14405
(+120)
396
(+101)
86
(+24)
48
(+8)
0.246
(↑0.005)
2.770
(↓0.07)
3
(-)
DeNA
61635 0.492
(↑0.008)
17
(↓3.5)
14435
(+126)
408
(+118)
94
(+36)
60
(+14)
0.240
(↑0.006)
2.900
(↓0.15)
4
(-)
広島
56685 0.452
(-)
22
(↓5.5)
14403
(+109)
426
(+113)
67
(+19)
55
(+8)
0.247
(↑0.007
3.050
(↓0.12)
5
(-)
中日
57702 0.449
(↑0.001)
22.5
(↓5.5)
14368
(+110)
416
(+120)
75
(+25)
76
(+15)
0.232
(↑0.007
2.930
(↓0.07)
6
(-)
ヤクルト
47726 0.395
(↑0.02)
28.5
(↓5.5)
18367
(+110)
504
(+138)
80
(+33)
52
(+9)
0.231
(↑0.004)
3.640
(↓0.1)