巨人(★2対3☆)広島 =リーグ戦22回戦(2025.09.11)・東京ドーム=
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広島
1010000013912
巨人
2000000002610
勝利投手:島内 颯太郎(4勝2敗1S)
(セーブ:森浦 大輔(2勝3敗12S))
敗戦投手:石川 達也(5勝4敗0S)

本塁打
【広島】小園 海斗(3号・1回表ソロ),中村 奨成(7号・9回表ソロ)

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◆接戦を制した広島が連敗を6で止めた。広島は初回、小園のソロで先制に成功する。その後2-2となって迎えた9回表には、中村奨のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、3番手・島内が今季4勝目。敗れた巨人は、5番手・石川が痛恨の一発を浴びた。

◆巨人山崎伊織投手(26)が11日広島戦(東京ドーム)に先発する。今季2度目となる中5日のマウンドにも「中1日詰めたところでそんなに変わらない」と動じない。前回登板は8回1失点と好投も4敗目を喫した。熾烈(しれつ)な2位争いのなか「状態が悪くても良くても粘り強く投げる。大事な時期なので、チームの勝ちにつながるピッチングをしたい」と意気込んだ。

◆セ・リーグ打率トップの広島小園海斗内野手(25)が、同2位の巨人泉口友汰内野手(26)と激しい首位打者争いを繰り広げる。9日の巨人戦は小園が5打数3安打で打率を上げ、10日の同戦も3打数1安打で打率を上げた。泉口は、9日の広島戦は4打数1安打、10日の同戦は3打数1安打だった。現在、小園が打率3割で、泉口が打率2割9分8厘と接戦で、この日の第3戦も2人の打席に注目が集まる。

◆今季最長タイの5連勝を狙う巨人がスタメンを入れ替えた。若林楽人外野手(27)が「1番左翼」で4日ヤクルト戦(岐阜)以来のスタメン出場。巨人増田大輝内野手(32)は「8番二塁」で8月7日ヤクルト戦(東京ドーム)以来、今季2度目のスタメンとなった。先発は山崎伊織投手(26)が務める。今季はここまで21試合に登板して10勝4敗、防御率1・69。登板前日には「チームも大事な時期なので、しっかりと勝ちにつながるピッチングをしたい」と意気込んでいた。

◆広島がまた、1回に得点を奪い、1回に失点した。1回2死から小園海斗内野手(25)が巨人先発山崎の高めボール気味の真っすぐに反応。捉えた打球は右翼席に吸い込まれた。3号ソロに「しっかり自分のスイングができました。上からしっかりたたけて先制のホームランになって良かったです」と振り返った。だが、その裏に先発高が2死三塁から岡本に適時二塁打を浴びて同点に追いつかれた。さらに2死一、二塁からは中山の中前適時打で勝ち越しを許した。広島は9日からの巨人3連戦すべてで1回に得点を奪い、その裏に失点している。5日からの阪神3連戦を含めても6試合中5試合で1回に先制点を奪いながら、いずれも逆転負けを喫して6連敗中。劣勢から反撃に転じ、今季ワーストタイの7連敗を阻止できるか。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます首位打者獲得へ爆進リーグ唯一の3割バッター小園海斗が先制ホームラン???プロ野球 (2025/9/11)??巨人×広島??Live on DAZN#オレをみろ #carp

◆「すしレース」も熾烈(しれつ)な2位争いが繰り広げられている。この日のレースは、シャリの大きさ(年齢差)が考慮されてアナゴがやや前からのスタートとなったが、エビがロケットスタートを決めて、一瞬でアナゴを追い抜いた。だが、後ろから長身のタマゴが大きなストライドを生かして猛追。中盤でエビを追い抜くと、そのまま1着でゴールした。2貫差で2着エビ、3着コハダ、4着アナゴ、5着マグロの順で入線した。通算成績はアナゴが19勝。エビ13勝(白エビ1勝を含む)、マグロが13勝、タマゴが13勝、コハダ8勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆巨人トレイ・キャベッジ外野手(28)のあわや大惨事の衝撃プレーに、球場が騒然となった。5回1死の打席で豪快な空振りをした際にバットが手から離れてすっぽ抜け、一塁側ベンチを襲った。ベンチ中央後列から戦況を見守る坂本勇人内野手(36)と丸佳浩外野手(36)は大慌てで身をかがめて難を逃れた。自軍ベンチを襲った予期せぬハプニングは幸い大事には至らなかった。

◆巨人は広島に競り負けて連勝が4でストップした。5番手の石川達也投手(27)が9回、先頭の中村奨に決勝ソロを浴びた。打線は2回以降の沈黙が痛かった。1点を先制された直後の初回に、岡本和真内野手(29)と中山礼都内野手(23)の適時打で2点を奪って逆転。だが、2回以降は追加点を奪うことができなかった。先発山崎伊織投手(26)は6回6安打2失点で降板した。初回2死から小園に右翼席への先制ソロを被弾。1点リードの3回には1死満塁からワイルドピッチで同点とされた。本来の投球とは程遠く、4回まで毎回走者を背負う苦しい投球。それでも、要所を締めて6回まで投げきった。降板後は「先制された後、すぐに逆転してもらいながら、リードしている状態で粘り切れなかったことが反省です」と話した。試合には敗れたが、3位DeNAも阪神に敗れたため、DeNAとのゲーム差は1・5のままとなった。

◆広島が中村奨成外野手(26)の決勝弾で連敗を6で止めた。同点の9回。22試合連続1番出場の中村奨が、巨人4番手石川の高めに浮いた変化球をたたいて左翼席に運んだ。打線は1回に小園の3号ソロで幸先良く先制するも、その裏に先発高が2失点して逆転を許した。1点を追う3回は上位打線の3連打でチャンスをつくり、暴投で同点に追いついた。先発高が6回2失点と好投し、7回以降は栗林、島内、森浦とつないだ。島内が4勝目を手にし、森浦が12セーブ目を挙げた。

◆巨人は1点差で競り負けて連勝が4で止まった。同点の9回に4番手の石川達也投手(27)が広島中村奨成外野手(26)に勝ち越し弾を許して敗戦。体の張りを訴えていた大勢投手(26)はベンチ外、丸佳浩外野手(36)、吉川尚輝内野手(30)もスタメンから外れた。阿部慎之助監督(46)は「(大勢は)無理はさせられなかった。(欠場した吉川は)そこまで重症ではないけど、大事を取って」と説明。休養日を挟んで13日阪神戦、14日からDeNA2連戦が控える。「切り替えるしかないと思う」と次戦以降を見据えた。▽巨人石川(9回に広島中村奨に決勝ソロを被弾)「(失投は)あの1球だけだったし、もったいなかった。3球目のチェンジアップでストライクを取れていれば展開も変わって、こっちが後手に回らなくてよかった」

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます右手を突き上げた試合を動かしたのは一発??中村奨成が値千金勝ち越しホームラン?プロ野球 (2025/9/11)??巨人×広島??Live on DAZN#オレをみろ #carp

◆広島小園海斗内野手(25)が今季11度目の猛打賞でリーグトップの打率を3割3厘に上げた。1回2死から山崎の高めボール気味の真っすぐを右翼席へ運んだ。「本塁打は意識してないので、次の打席からは意識しないようにという感じで行きました」。コンパクトなスイングを意識した3回の2打席目は左前打。7回には遊撃への内野安打をもぎ取り、安打数も146本とし、リーグトップの阪神近本に並んだ。

◆広島が中村奨の決勝弾で連敗を6で止めた。同点の9回。22試合連続1番出場の中村奨は巨人5番手石川の高めに浮いた変化球を捉えて左翼席に7号ソロを運んだ。打線は1回に小園の3号ソロで幸先良く先制。1点を追う3回は上位打線の3連打でチャンスをつくり、暴投で同点に追いついた。先発高は1回に2失点するも、尻上がりに調子を上げて6回2失点。7回以降は栗林、島内、森浦とつないで勝ちきった。

◆広島中村奨成外野手(26)が16試合ぶりの7号ソロでチームの連敗を6で止めた。同点の9回。巨人石川の浮いた変化球に反応した。「スタンドまで届くとは思っていなかった。とにかく塁に出て何とかしようと思った」。無駄のない始動からバットを振り抜き、決勝アーチを左翼席に運んだ。昨季まで1軍と2軍を行ったり来たりするシーズンが続いた。今季はバットを右肩で担ぐようにして構える新打法で1軍に定着。試合数に本塁打や打点はキャリアハイを大きく上回る。複数打席立てる立場を得て、投手との駆け引きも磨かれた。新井監督も「いいホームランだった。徐々に勝負強さも出て来ているし、技術的に昨年とは違う。結果にもつながっているので、自信になっているのかなと思います」と成長を認める。連敗を6で止めた1発は、逆転CSに望みをつなぐだけでなく、来季以降にも明るい光となった。

◆巨人山崎伊織投手(26)は自己最多の11勝目を挙げることはできなかった。先発して6回6安打2失点。初回2死から小園に右翼席への先制ソロを被弾すると、1点リードの3回には1死満塁から自らの暴投で同点とされ「リードしている状態で粘り切れなかったことが反省。もっと突き詰めていかないと」と振り返った。8月29日阪神戦(甲子園)で10勝目をマークしてから2試合足踏みが続いている。

◆日々、勉強、成長。ソフトバンクから今季途中に、トレードで巨人に加入したリチャード。既にキャリアハイを更新するなど、自らの野球人生における大きな一年を送っている。この日の試合前。亀井打撃コーチとともに早出練習に臨んだ。目印として打席に置かれたバットの位置に従って、投手方向に正対するように立ち、ティーに置かれた球をそのまま右半身の位置で打ち続けた。打撃ケージでも左肩の開きを抑えながらフリー打撃を行うと、通常の打撃回りの前には数十センチほどの高さに置かれた極端に低い球を打つ練習を繰り返した。昨季までウエスタン・リーグで5年連続の本塁打王に輝き、迎えたプロ8年目。出場試合数、安打、本塁打、打点...、既にあらゆる数字で自己最多を記録している。母校の沖縄尚学高が夏の甲子園優勝を果たした今年、自身も転機を迎えている中、連日試合に出続けながら、進化の歩みは止めない。満塁弾を放った9日の試合後、阿部監督は「打席も、こちらは与えているし、その中で勉強中じゃないですかね」と語った。まだ26歳。ロマンあふれる大砲の行く末は、まだまだ遠く先にある。(浜浦日向)

◆巨人ベンチが一瞬、ヒヤリとした。五回1死無走者でキャベッジが高めの球を力強く振り抜くと、三塁方向へ飛んだファウルボールとは逆方向の一塁ベンチへバットがすっぽ抜けた。ベンチスタートとなった坂本、丸らのもとへ一直線に飛んでいったが、すぐさま回避し、幸いにも負傷者は出なかった。思わぬアクシデントに、周囲のスタッフも驚いた表情を見せていた。

◆巨人・田中瑛斗投手(26)が2―2の七回2死一塁、3番手で登板。今カード3連投、休養日を挟んで5試合連続登板でリーグ2位に並ぶ57試合目の登板となったが、無失点リリーフを見せた。6回2失点の先発、山崎に代わりこの回登板した中川が、2死から小園に遊撃内野安打で出塁を許す。ここで阿部監督が田中瑛に交代を告げた。ファビアンのバットを折りながらも左前に落ちる安打、坂倉に四球を与え満塁とされたが、菊池を三ゴロで切り抜けた。巨人のブルペンは前日まで2連投で、リーグ2位タイの57試合に登板していたセットアッパーの大勢がベンチ入りメンバーから外れていた。

◆3年続けて10勝をマークしている巨人・山崎伊織投手(26)が先発。6回6安打2失点、8奪三振の力投を見せたが、自己最多を更新する11勝目を挙げることはできず「先制された後、すぐに逆転してもらいながら、リードしている状態で粘り切れなかったことが反省」とコメントした。一回に小園に右翼席への先制ソロを被弾。直後に打線が逆転したが、三回に自らバントを処理した際の悪送球などで満塁のピンチを背負い、暴投で同点に追いつかれた。続くピンチで追加点は許さず、六回まで0を並べたが、104球で降板となった。

◆広島が競り勝って連敗を6で止めた。1―2の三回に暴投の間に追い付き、九回に中村奨のソロ本塁打で勝ち越した。3番手の島内が4勝目、森浦が12セーブ目を挙げた。巨人は二回以降、無得点と打線が振るわず連勝が4で止まった。

◆巨人は連勝が4で止まった。同点の九回に5番手で登板した石川が広島・中村奨に決勝のソロ本塁打を献上した。阿部慎之助監督(46)は九回の投手起用に「ライデル(マルティネス)も行きたかったんだけど、セーブ機会だけと決めていたので、なんとかみんなでつないでいこうと思ったんですけどね」と、すでに52試合に登板し、2連投中だった守護神マルティネスを温存した理由を語った。5試合連続で固定していたオーダーも変更。36歳の丸、8月に腰痛で一時離脱していた吉川をベンチスタートとしたのはコンディション面を考慮したかとの質問に「そうですね」と明かし、吉川については「そこまで重症ではないけど、大事を取って、という感じです」と説明。投手陣では2連投していた大勢をベンチメンバーから外した。「ちょっと張りも訴えていたのでさすがに無理をさせられなかった」と明かした。シーズン終盤で選手の蓄積疲労も考慮する必要があるだけに「しっかりコンディション整えてやるってことが一番だと思う。切り替えるしかない」と前を向いた。

◆中5日で先発した巨人・山崎伊織投手が6回2失点、8奪三振と力投したが、シーズン自己最多となる11勝目はつかめなかった。一回に小園に先制ソロを被弾。直後に味方が逆転したものの、三回に3連打と暴投で追いつかれ「すぐに逆転してもらいながら、リードしている状態で粘り切れなかったことが反省」と自戒を込めた。阿部監督は「次、7日ぐらい空くので万全にして勝ってもらいたい」と期待した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
阪神
79473 0.627
(↓0.002)
-
(-)
14440
(+3)
305
(+6)
81
(+1)
94
(+1)
0.243
(↓0.001)
2.140
(↓0.02)
2
(-)
巨人
63633 0.500
(-)
16
(-)
14405
(+6)
396
(+6)
86
(+2)
48
(-)
0.246
(-)
2.770
(-)
3
(-)
DeNA
60635 0.488
(-)
17.5
(-)
15425
(+6)
406
(+3)
94
(+2)
60
(-)
0.238
(↓0.001)
2.910
(↑0.02)
4
(-)
中日
57692 0.452
(-)
22
(-)
15368
(+11)
407
(+9)
75
(+1)
76
(-)
0.232
(↑0.002)
2.910
(↓0.02)
5
(-)
広島
55685 0.447
(↑0.001)
22.5
(-)
15394
(+6)
426
(+6)
67
(+3)
54
(+1)
0.245
(-)
3.070
(-)
6
(-)
ヤクルト
47716 0.398
(↑0.001)
28
(-)
19365
(+9)
494
(+11)
78
(+2)
52
(-)
0.232
(-)
3.590
(↑0.01)