1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 | 8 | 0 | 1 |
日本ハム | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | X | 10 | 16 | 0 | 0 |
勝利投手:北山 亘基(9勝5敗0S) 敗戦投手:東松 快征(0勝2敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは初回、レイエス、郡司、清宮幸の3者連続適時打などで6点を先制する。その後7-3となって迎えた6回裏には、代打・万波の適時打などで3点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・北山が6回3失点の好投で今季9勝目。敗れたオリックスは、先発・東松が試合をつくれなかった。
◆日本ハム北山亘基投手(26)が今季初の中5日で11日オリックス戦(エスコンフィールド)に先発する。5日同戦(京セラドーム大阪)で6回2失点(自責1)で降板となった際に登板間隔を詰めることを通達された。逆転Vへ負けられない試合が続く中で「中5で行ってくれっていうのはすごくうれしい半面、チームの行く先を左右する試合だと思う。しっかり責任を持ってやりたい」と気合十分だ。目先の白星はもちろん、その次も見据えた先発ローテのプチ再編となる。北山は「普通に考えたら、そういう流れになるとは思う。中5と言われた時点で意識してます」と18日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)の先発も視野に入れている。首位との直接対決へ向けて勢いを付けるためにも「いいピッチングで、いい流れでいけるように」と、まずは前回対戦で黒星を喫した3位オリックスにリベンジを期した。
◆高卒2年目のオリックス東松快征投手(20)がプロ初勝利を目指し、11日の日本ハム最終戦(エスコンフィールド)に先発する。10日は大阪・舞洲の球団施設でキャッチボールなどを行い、最終調整。「準備はしっかりできたつもりでいます」とうなずいた。7月27日の敵地ソフトバンク戦で、コンディション不良の曽谷に代わって急きょプロ初先発し、4回途中3失点(自責2)で初黒星。その後はファームで先発調整を続け、前回3日の2軍くふうハヤテ戦(杉本商事BS)では7回2安打無失点と好投。再び上位チームとの一戦で先発機会がまわってきた。9日はテレビ中継で日本ハム-ソフトバンク戦(エスコンフィールド)をチェック。同じ左腕で、試合前時点で防御率1・08のリーグトップだったソフトバンク・モイネロが来日ワーストの7失点。海賊打線を目の当たりにし、「『あれ?』みたいな。一番防御率が低いモイネロ投手が...。『関係ない』と言い聞かせながら挑もうかなと思います」。自らの投球に集中する。前回、初先発の前日は「人生で初めて寝られなかった」と話した東松。対策を聞かれると「米軍の2分で睡眠みたいなの(米軍式睡眠法)が昨日たまたま(YouTubeに)出てきて。それをちょっとやってみます」とにっこり。今回は睡眠十分で臨みたい。今季の日本ハム最終戦。さらに、チームでは今季ここまで6投手がプロ初勝利を挙げている。自身も続きたいところだが「自分なりの球で勝負して、結果は後からついてくれば。1アウト1アウト積み重ねていきたい」。目の前の打者に全力勝負で挑む。【村松万里子】
◆日本ハム・フランミル・レイエス外野手は今季28本塁打のうち21本を本拠地のエスコンフィールドで記録。同球場では59試合で21本だから、2・8試合に1本ペースで量産している。オリックス戦も敵地は11試合で2本に対し、本拠地では9試合で5本の大当たり。日本ハムの選手が本拠地で22本以上打てば81年に後楽園球場で24本のソレイタ以来となるが、今日の試合で1発は出るか。
◆日本ハム横尾俊建2軍打撃コーチ(32)が1軍へ合流した。9日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)で折れたバットが左側頭部に直撃し、札幌市内の病院で入院することとなった八木裕打撃コーチ(60)の代役として、急きょ2軍から駆けつけた。「自分のことより、八木さんが1日でも早く帰ってこられることを祈ってっていうことが一番。復帰できるまで頑張って選手をサポートできたらいいなと思います」と話した。八木コーチはアクシデントがあった9日の試合後に、札幌市内の病院で頭部の裂創縫合を受けた。精密検査では脳内に一部出血と腫れが確認されていたため、1週間程度の入院で経過観察することが10日に球団から発表されていた。10日時点では食事を摂り、会話もはっきりしている状態。この日の試合前練習が始まる前には「こういう形で迷惑かけたけど、ちょっとよろしくね」と横尾コーチと連絡を取り合ったという。横尾コーチは「八木コーチがやっていることをそのまま引き継いでやっていくだけかなと。進め方としては八木さんと一緒にやっているようなイメージです」と話した。
◆日本ハム野村佑希内野手(25)が、今季初めて1番左翼でスタメン出場する。1番野村は昨年7月16日楽天戦(エスコンフィールド)以来となる。2番中堅には、9日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)で1本塁打を含む3安打3打点をマークした今川優馬外野手(28)が2試合連続で入った。野村と今川が1、2番コンビを組むのは過去にはなく、初めてとなった。7番遊撃には9日にソフトバンク・モイネロから2本塁打を放った山県秀内野手(23)が入り、8番二塁には奈良間大己内野手(25)が12試合ぶりにスタメン抜てきとなった。オリックス先発の高卒2年目左腕の東松快征投手(20)に対して、新鮮味あふれる組み合わせの打順で臨む。
◆オリックスの高卒2年目左腕・東松快征投手(20)が、プロ2度目の先発で1死を取っただけでKOされた。立ち上がりから日本ハム打線につかまった。先頭の野村から5番清宮幸まで5連打を浴びて3失点。松本剛を三ゴロに打ち取り1死を取ったものの、山県にも左前適時打を浴びて4点目を失うと、岸田監督がマウンドにかけつけ、東松の肩を抱くと、高島との交代を告げた。東松は7月27日のソフトバンク戦で、曽谷の登板回避を受け緊急先発。4回途中3失点で負け投手になった。その後は2軍で先発調整をこなし、2度目の先発でプロ初勝利を目指したが、ほろ苦い登板となった。2番手の高島も適時打と犠飛で追加点を許し、東松は1/3回を6安打6失点となった。
◆2位日本ハムが初回から6得点と打線が爆発し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に詰めた。初回、3番フランミル・レイエス外野手(30)の中越え適時二塁打で先制。無死二、三塁で4番郡司も中前適時打で続き2点目。無死一、三塁、今度は5番清宮幸が右前打で3点目をたたき出すと、1死一、三塁で7番山県が左前適時打を放ち4点目。オリックス先発の東松をKOすると、なお1死一、二塁、8番奈良間の左翼線適時二塁打で5点目を奪い、1死二、三塁から9番田宮が2番手高島から左犠飛で、6点目を加えた。投げては先発の北山亘基投手(26)が6回6安打3失点で、自身初の2ケタ勝利に王手をかける9勝目を手にした。9日のソフトバンク戦で折れたバットが左側頭部を直撃し、現在は経過観察のため入院中の八木裕打撃コーチ(60)を安心させる、快勝劇だった。
◆日本ハム北山亘基投手(26)が自身初の2桁勝利に王手をかけた。5回までは無失点投球も、6回に四球から崩れて3失点を喫した。9勝目こそ挙げたが、自身の投球内容には「無駄な四球から連打で失点してしまい、悔しい登板になりました」と反省した。それでも海賊打線の大量援護のおかげで、球数は87球にとどめた。中6日で回る可能性が高い18日の首位ソフトバンク戦へ向けて余力を持って降板した。
◆2位日本ハムの"海賊打線"が開始早々の猛攻で快勝し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に縮めた。初回先頭から打者7人で5連打を含む6安打を放ってオリックス先発東松をKO。その後も攻撃の手を緩めることなく、21年9月11日以来4年ぶりの初回一挙6得点と爆発した。9日ソフトバンク戦で、折れたバットが左側頭部に直撃し、現在は経過観察のため入院中の八木裕打撃コーチ(60)を安心させる1勝となった。日本ハムの海賊打線が初回から火を噴いた。まず今季初の1番に入った野村が左前打で出塁すると、2番今川が右前打で無死一、二塁。3番レイエスの中越え適時二塁打で、あっさり先制した。さらに無死二、三塁で4番郡司も中前適時打で続き2点目。無死一、三塁、今度は5番清宮幸が右前打で3点目をたたき出すと、1死一、三塁で7番山県が左前適時打を放ち、4点目を加えた。首位ソフトバンクとは2差に迫った。新庄監督は83年福岡国際マラソンで瀬古利彦がイカンガーにラストスパートで逆転して勝ったシーンを重ね「面白くなってきましたね。イカンガーが見えましたよ」と例えた。その上で「愉しむというレベルは超えた。後はプレッシャーを何とか勝ち取るという感じ」と、勝負のステージが一段階上がったことを示唆した。9日ソフトバンク戦で、折れたバットが八木打撃コーチの側頭部を直撃。脳内の一部出血と腫れが確認されたため、1週間程度入院することが10日に球団から発表された。同日に見舞いに行った同監督は「元気そうでしたけど寝られなかったみたいで」と心配した。その上で「八木さんが『打撃コーチは誰を呼ぶんですか』と。僕は(2軍の横尾コーチと)分かってたけど(2軍の)佐藤君じゃなくて小田君じゃなくて...。『あっ横尾?』って言ったから大丈夫だと」。新庄流コミュニケーションで同コーチの意識を確認し、思い切って試合に臨んだ。試合前のミーティングでは林ヘッドコーチが選手たちに「八木さんのために勝とう」と声をかけ、2試合連続スタメンの今川は試合前「八木さんに勝利を届けたい」と誓い、3回2死二塁で左翼線への適時二塁打を放つなど2戦連続の猛打賞と畳みかけた。スクランブル態勢でつかんだ大きな1勝を起爆剤にして、一気に首位の座をつかみにいく。【永野高輔】瀬古VSイカンガー 83年12月4日、ロサンゼルス五輪選考会の福岡国際マラソンで、序盤はイカンガーが引っ張り、39キロ付近で抜け出す。その後は、後ろに付いていた瀬古とのマッチレースに。勝負はトラックに持ち込まれ残り100メートルで瀬古がスパート。イカンガーを振り切り2時間8分52秒で優勝した。その差は3秒。この他に2度同走したレースはいずれも五輪。84年ロサンゼルス大会は瀬古の14位に対し、イカンガーは6位、88年ソウル大会は9位と7位。いずれもイカンガーが先着した。瀬古は福岡国際で4度優勝し、そのうち3度をトラック勝負で制している。
◆今季初めて1番起用された日本ハム野村佑希内野手(25)が、打線に火を付けた。新庄監督が「初球からどんどんいってほしいという意味で」と期待した通りに1回に左前打で出塁し、いきなり6得点を奪う口火を切った。試合後にはお立ち台にも立った野村は「えっ...俺? みたいな。いまだに納得してないですけど、今日ヒーローなのは」と苦笑いも「どういう試合の出方であれ、勝つだけ」と話した。
◆頭部を負傷し入院している日本ハム・八木打撃コーチの代役として、横尾ファーム打撃コーチが1軍に合流した。八木コーチから「こういう形で迷惑をかけるけど、よろしく」と連絡を受けたという。横尾コーチは32歳と選手たちと年齢が近く「みんなとコミュニケーションを取れているので、そこは問題ない。八木コーチがやってきたことを、そのまま引き継いでやっていくだけ」と語った。八木コーチは9日のソフトバンク戦で相手打者の近藤の折れたバットが左側頭部を直撃。精密検査で脳内に一部出血と腫れが確認された。頭部の裂創縫合を受け、1週間ほど入院する予定。
◆日本ハム・達孝太投手が12日の西武戦(エスコン)に先発する。中7日の調整を経て「真っすぐも強さが戻ってきたなとキャッチボールをしていて感じる」と手応えをにじませた。西武戦の登板は8月26日以来、今季6度目となる。21歳の右腕は「負けたら終わりなので勝つことしか考えていない。自信を持っていこうと思います」と意気込んだ。
◆日本ハム・今川優馬外野手(28)がオリックス戦で2試合連続のスタメン出場。約4カ月ぶりに1軍昇格し、即先発出場した9日のソフトバンク戦(エスコン)では決勝ソロを含む3安打3打点と躍動した。逆転優勝に向け「(9日と)同じぐらいの活躍を毎日できれば」と決意を口にした。療養中の八木打撃コーチを勝利で元気づける。9日の試合中に折れたバットが八木コーチの頭部を直撃。脳内の一部に出血と腫れが確認され、経過をみるために1週間ほど入院する。八木コーチから「本塁打を打てる打者。そういうのを出してほしい」と期待を込められていた今川は「絶対に勝って八木さんに勝利を届けたい」と試合前に意気込んでいた。相手先発は高卒2年目左腕の東松。2軍でも対戦経験はないが、やることは変わらない。「ファームでは初対戦の投手と多くやったりする。ファームに長くいていい経験ができたと思って、振り負けない準備をしたい」と前向きに捉えた。一回無死一塁で迎えた第1打席は好機を広げる右前打。打者一巡の猛攻で6点を奪う先制劇を演出した。(加藤次郎)
◆日本ハム打線がプロ初勝利を狙う高卒2年目左腕に襲い掛かった。オリックス・東松快征投手(20)から一回、打者一巡の猛攻で一挙、6得点。まずは無死一、二塁で4番のフランミル・レイエス外野手(30)が先制の中越え適時二塁打を放った。「初回からいい流れで回ってきたので、アグレッシブに打ちにいきました」続く郡司は中前適時打。清宮幸は「みんなの流れに乗せてもらいました。良い場面で回してくれた前のバッターたちに感謝です」と右前適時打をマークした。さらに山県の左前適時打、奈良間の左越え適時打、田宮の左犠飛で6得点。逆転優勝を目指すチームが試合の主導権を握った。
◆オリックスは投手陣が崩れて10失点で敗戦。日本ハムとの今季最終戦を消化し、対戦成績は12勝12敗1分けの五分で終えた。先発の高卒2年目の東松が一回持たず6失点でKO。3番手・入山も3失点と踏ん張れなかった。 打線は六回に3点を返し、八回には西野が2戦連発となるソロを放ったが、反撃もここまでだった。
◆日本ハムは一回にレイエス、郡司、清宮幸の3連続適時打など7安打で6点を先行。3点を返された直後の六回には代打万波の2点適時打などで突き放した。北山が6回3失点で9勝目。オリックスは東松が1死しか取れずKOされた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
75 | 47 | 4 | 0.615 (↓0.005) | M15 (-) |
17 | 479 (+1) | 352 (+9) | 89 (-) | 93 (-) |
0.252 (↓0.002) | 2.420 (↓0.03) |
2 (-) |
日本ハム |
74 | 50 | 3 | 0.597 (↑0.004) | 2 (↑1) |
16 | 485 (+10) | 349 (+4) | 112 (-) | 65 (-) |
0.250 (↑0.002) | 2.460 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
64 | 58 | 3 | 0.525 (↓0.004) | 11 (-) |
18 | 441 (+4) | 463 (+10) | 87 (+1) | 54 (-) |
0.259 (↓0.001) | 3.430 (↓0.06) |
4 (-) |
楽天 |
58 | 63 | 2 | 0.479 (-) | 16.5 (↑0.5) |
20 | 387 (-) | 445 (-) | 61 (-) | 99 (-) |
0.247 (-) | 3.360 (-) |
5 (-) |
西武 |
56 | 64 | 3 | 0.467 (-) | 18 (↑0.5) |
20 | 335 (-) | 373 (-) | 62 (-) | 81 (-) |
0.233 (-) | 2.830 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
48 | 73 | 3 | 0.397 (↑0.005) | 26.5 (↑1) |
19 | 383 (+9) | 491 (+1) | 68 (+2) | 63 (-) |
0.239 (↑0.001) | 3.700 (↑0.02) |
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