ヤクルト(☆3対2★)中日 =リーグ戦20回戦(2025.09.09)・明治神宮野球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
中日
0101000002800
ヤクルト
00001200X3800
勝利投手:松本 健吾(1勝0敗0S)
(セーブ:星 知弥(1勝2敗11S))
敗戦投手:吉田 聖弥(0勝1敗0S)
  DAZN
チケットぴあ ヤクルト戦チケット予約 中日戦チケット予約
◆ヤクルトが逆転勝利。ヤクルトは2点を追う5回裏、岩田の適時打で1点差とする。続く6回には、北村恵が2点適時二塁打を放ち、試合をひっくり返した。投げては、2番手・松本健が今季初勝利。敗れた中日は、9回に一打逆転の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆13年ぶりのクライマックスシリーズ進出へ落とせない中日は松木平優太投手(22)が今季初登板、初先発する。プロ5年目の今季は背番号29に変更し、先発として期待されたが、自主トレで右足首を痛め出遅れた。5月から2軍で登板を重ね、13試合、4勝4敗、防御率3・18の成績を残してきた。今季チーム126試合目での出番に松木平は「こうしてラストチャンスをいただいたので、この一戦にかける思いは強い」と話す。ヤクルト村上は好調だが「神様と言われるだけあってすばらしい打者。自分も楽しみながら。抑えれば評価もあがる」と対戦を楽しみにする。

◆声優日高里菜(31)が始球式を行った。ユニホームにフリルのスカート姿でマウンドへ。左腕を大きく振り上げ、渾身(こんしん)のノーバン投球を披露した。捕手までボールを届かせると、両手を上げて大喜びした。この日はアニメ「盾の勇者の成り上がり」とのコラボ試合として開催。日高は同アニメに登場するキャラクター・フィーロの声優を務めている。

◆ヤクルト中村悠平捕手(35)が試合前に通算1000安打の連盟表彰を受けた。花束や記念品を受け取った。中村悠は8月21日巨人戦で田中将から左前打を放ち、プロ野球史上326人目となる記録を達成していた。プロ初安打は10年4月14日広島戦で斉藤悠葵からだった。プロ17年目で節目の1000安打に到達していた。

◆今季初登板初先発の中日松木平優太投手(22)が3回で早期降板した。ようやく巡ってきたチャンスに「ラストチャンスをいただいた。とにかく逃げない投球をしたい」と気合十分でのマウンドだった。味方に1点先制してもらった2回は村上をチェンジアップで空振り三振に奪うなど3者凡退。3回2死二塁のピンチも浜田を中飛に切り抜けた。4回の打席で代打宇佐見を出され交代した。3回、33球、2安打、3奪三振、無失点。アクシデントでの交代か、作戦かは分からないが序盤3回を好投した。

◆ヤクルトが逆転勝ちした。1点を追う6回2死一、二塁。北村恵吾内野手(24)が逆転の適時二塁打を決めた。中日吉田の139キロ直球を捉え、右中間を破った。これが決勝点となった。2点を追う5回は1死二、三塁から岩田幸宏外野手(28)が右前適時打を放った。反撃ののろしを上げ、逆転の足掛かりをつくった。投げては先発奥川恭伸投手(24)が乱調に向き合いながら5回まで投げきった。2回までに4四球と制球が定まらず。それでも5回まで100球を費やしながら、5安打5四球の2失点と耐えた。以降はブルペン陣が中日打線を封じ込め、競り勝った。

◆4位中日が6位ヤクルトに逆転負けで3連敗。13年ぶりのクライマックスシリーズ進出が遠のいた。打線は2回に田中幹也内野手(24)が左翼へ適時二塁打を放ち先制。4回には石伊雄太捕手(25)の中犠飛で追加点を奪った。先発の今季初登板、松木平優太投手(22)は3回2安打無失点で降板。2番手のドラフト2位吉田聖弥投手(23)につないだが、5回に1点を失うと6回2死一、二塁から北村恵に右中間へ逆転の2点適時二塁打を許した。

◆4位中日が6位ヤクルトに逆転負けで3連敗。自力でのクライマックスシリーズ進出が消滅した。先発の今季初登板、松木平優太投手(22)は、右手の指のマメがつぶれたため、3回2安打無失点も無念の途中降板となった。井上一樹監督(54)も「手のマメがつぶれとったから。ベロンなっとったから。それはもう投げられん。もう緊急降板やからなあ」と、想定外の展開だった。「ラストチャンス」と気合十分での今季初の1軍マウンドへ。得意のチェンジアップで村上から空振り三振を奪うなど、先発として試合をつくっていただけに、試合後、松木平は「何もないです。すみません」とくやしそうにうつむきながらバスに乗り込んだ。

◆4位中日が6位ヤクルトに逆転負けし3連敗。自力でのクライマックスシリーズ進出が消滅した。先発の今季初登板、松木平優太投手(22)は3回2安打無失点で降板。2番手のドラフト2位吉田聖弥投手(23)につないだが、5回に1点を失うと6回2死一、二塁から北村恵に右中間へ逆転の2点適時二塁打を許した。

◆ヤクルトが逆転勝ちした。1点を追う6回2死一、二塁。北村恵吾内野手(24)が逆転の適時二塁打を決めた。中日吉田の139キロ直球を捉え、右中間を破った。これが決勝点となった。北村恵について、高津臣吾監督(56)は「非常に勝負強いところもある。一番は思い切りがいい。今は怖いもの知らずで、ブンブン振っていけばいい」とたたえた。2点を追う5回は1死二、三塁から岩田幸宏外野手(28)が右前適時打を放った。反撃ののろしを上げ、逆転の足掛かりをつくった。先発奥川恭伸投手(24)は乱調に向き合いながら5回まで投げきった。2回までに4四球と制球が定まらず。それでも5回まで100球を費やしながら、5安打5四球の2失点と耐えた。以降は松本健吾投手(26)大西広樹投手(27)矢崎拓也投手(30)星知弥投手(31)の継投で中日打線を封じ込め、競り勝った。7連戦の初戦だった。奥川に、高津監督は猛省を促した。「ひどかったね...。7連戦の彼を頭で投げさせて、少しでもイニングを稼いで欲しいと思って見ていたのですけど。2点でおさまったのはまだ良かったのかなと。ちょっと次までに修正しないといけないですね」と厳命した。

◆ヤクルト北村恵吾内野手(24)が逆転の適時二塁打で試合を決めた。1点を追う6回2死一、二塁。中日吉田の139キロ直球を右中間に運んだ。8月3日の今季初昇格後は打力でアピールを続ける。中大時代は阪神森下と同学年で「いずれ自分も負けないように、並べるように、と思って練習している」と刺激を受けながら、結果を求める。高津監督は「勝負強さもある。今は怖いもの知らずで、ブンブン振っていけばいい」とたたえた。

◆声優の日高里菜さんが始球式を行った。TVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 4』とのコラボ試合「SHIELD HERO 応燕DAY」として開催。フィーロ役を務める日高さんは、ダイナミックな投球フォームからノーバウンド投球を披露し、球場を盛り上げた。

◆ヤクルトのピーター・ランバート投手(28)が10日の中日戦(神宮)に先発する。前回3日の巨人戦(京セラ)では制球に苦しみ4回8安打5失点で10敗目を喫した。来日初勝利を挙げた中日打線にはここまで4試合に登板し、1勝2敗、防御率1・96。「効率良くなるべく長い回を投げて中継ぎ陣を助けたい」と語る助っ人右腕が、自身6試合ぶりの白星を狙う。

◆新天地で花を咲かせている。現役ドラフトで広島から加入して1年目のヤクルト・矢崎拓也投手(30)のことだ。5日のDeNA戦(横浜)で今季の登板数が40試合に到達した。26試合だった昨季を大きく上回る数字で「昨年より投げているので、そこはよかった。前半戦は点を取られることも多かった。それでも使ってもらったというのが大きい」と率直な思いを口にした。試合前時点の防御率は1.91で、2勝、10ホールド。6月中旬から8月上旬にかけて17試合連続無失点も記録した。同じ失敗を繰り返せないという強い覚悟が好投を支えている。広島のユニホームをまとって戦った昨年7月21日の阪神戦(甲子園)。1回5安打6失点と打ち込まれ、翌22日に出場選手登録を外れた。その後は1軍での出番がないままシーズンを終えた。「今年は点を取られても、踏ん張りたいと思ってやっている。同じ失敗をしたら、あほみたい。どうせやるなら違う失敗がいいと思っている」とうなずいた。マウンドでは表情を変えないポーカーフェースが印象的だが、チームでは〝いじられキャラ〟。3歳下の大西が「靴下の背番号は普通(下腿の外側を指さし)ここにあるのに、それが両脚とも内側にあって『逆ですよ』って言ったら『そんなん習ってねーよ』って。それから『きょうどう?』って確認するようになった」とかわいらしいエピソードを明かすほどだ。「いじられることに抵抗はないんで」と矢崎。グラウンド内外で欠かせない存在になっている。(武田千怜)■矢崎 拓也(やさき・たくや) 1994(平成6)年12月31日生まれ、30歳。東京都出身。慶応高から慶大に進み、2017年にドラフト1位で広島入団。初の開幕1軍入りを果たした22年は17ホールド、23年は24セーブを挙げた。25年現役ドラフトでヤクルトへ移籍。今季は40試合に登板し2勝0敗10ホールド、防御率1・91。通算成績は189試合、10勝6敗25セーブ、47ホールド、防御率3・34(成績は8日現在)。176センチ、99キロ。右投げ右打ち。年俸4800万円。背番号41。

◆「6番・二塁」で先発出場したヤクルト・北村恵吾内野手(24)が1-2の六回2死一、二塁で逆転2点タイムリーを放った。カウント1-0から中日の2番手・吉田が投じた2球目の直球を捉え、右中間を破った。3年目の右打者は球団を通じて「気持ちで押し込みました」とコメントした。

◆ヤクルトは北村恵吾内野手(24)が逆転打を放ちチームを勝利に導いた。六回2死一、二塁、カウント1-0から中日の2番手・吉田が投じた2球目の直球を捉え、右中間を破った。以下、北村のヒーローインタビュー。--どんな気持ちで打席に入った「自分で絶対返してやろうという、強い気持ちを持って打席に入りました」--打った手応えは「ちょっと詰まってたんですけど、いいところに飛んでくれて、抜けるかなと思って走ってました」--塁上で嬉しそうな笑顔「めちゃくちゃ嬉しかったですね」--自身の状態は「すごくいい感じで(バットを)振れてると思いますし、打席の中でも自信をもって結果を恐れることなく振れている。結果がいい方向に繋がっているかなとは思います」--今シーズン打率2割8分3厘とキャリアハイを記録「まだまだいい成績、いい打席っていうのを増やせていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」--勝利の瞬間は「祈ってました。星さんなんとか抑えてくれと、ベンチで祈ってました。三振を奪ってくれた時は素直に嬉しかったです」--神宮のお立ち台に立って「たくさんのファンの方々の応援というものを背に受けて毎日頑張ってますし、こういったヒーローインタビューで皆様の声援を聞けることが本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。これからも頑張りたいと思います」--最後にファンに向けて「少しでも多く勝てるように、自分自身、チームの勝ちに貢献できるように頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

◆7連戦の初戦を託された奥川は5回で100球を要して、5安打2失点で降板した。一回先頭の岡林をいきなり歩かせるなど5四球と制球に苦しみ、「うまくボールを操ることができず、球数が多くかかってしまった。もう少し長いイニングを投げなければいけなかった」と反省した。高津監督は「あれだけ制球を乱すヤス(奥川)はなかなか見たことがない。次までに修正しないと」と促した。

◆ヤクルトが逆転勝ち。0―2の五回に岩田の適時打で反撃し、六回に北村恵の2点二塁打で試合をひっくり返した。2番手の松本健が今季初勝利。中日は2番手の吉田が粘れず、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消えた。

◆2年目右腕のヤクルト・松本健吾投手(26)が1点を追う六回から2番手で登板し、1回2安打無失点。直後の攻撃でチームが逆転し、今季初勝利を挙げた。プロ初登板で完封勝利を飾った昨年5月15日の広島戦(松山)以来の白星となる通算2勝目となった。今季はリリーフとして17試合に登板し、防御率0・73と存在感を放つ26歳は「悔しい時間が長かったけど、自分はやれると信じてやってこられた。これからも継続できるように」と言葉に力を込めた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
阪神
78463 0.629
(↓0.005)
-
(-)
16437
(-)
299
(+3)
80
(-)
93
(-)
0.244
(↓0.001)
2.120
(-)
2
(-)
巨人
62623 0.500
(↑0.004)
16
(↑1)
16399
(+6)
390
(+4)
84
(+1)
48
(-)
0.246
(-)
2.770
(-)
3
(-)
DeNA
59625 0.488
(↑0.005)
17.5
(↑1)
17419
(+3)
403
(-)
92
(-)
60
(-)
0.239
(↓0.001)
2.930
(↑0.02)
4
(-)
中日
56682 0.452
(↓0.003)
22
(-)
17357
(+2)
398
(+3)
74
(-)
76
(-)
0.230
(-)
2.890
(↓0.01)
5
(-)
広島
54675 0.446
(↓0.004)
22.5
(-)
17388
(+4)
420
(+6)
64
(+1)
53
(-)
0.245
(-)
3.070
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
46706 0.397
(↑0.006)
28
(↑1)
21356
(+3)
483
(+2)
76
(-)
52
(-)
0.232
(-)
3.600
(↑0.02)