1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | X | 3 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:岩嵜 翔(4勝0敗0S) (セーブ:才木 海翔(2勝1敗2S)) 敗戦投手:齋藤 友貴哉(0勝1敗1S) 本塁打 |

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◆オリックスが逆転勝利で3連勝。オリックスは1点を追う6回裏、紅林の適時打で同点とする。続く7回には、代打・西野の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、今季初先発の山下が5回2失点11奪三振。敗れた日本ハムは、打線が4安打2得点と精彩を欠いた。
◆オリックス山下舜平大投手(23)が今季初登板。今日先発する日本ハム戦は23年に0勝1敗、24年に1勝0敗で、通算では4試合を投げて1勝1敗の防御率2・49。21回2/3を投げて被安打が14本あるが、本塁打を含む長打は1本もなし。初対戦で4失点KOされるも、それ以降はすべて1失点以下に抑えている。また、奪三振数は初対戦から4→10→9→12個の合計35個。奪三振率は対戦カード別最高の14・54を誇る。
◆3位オリックスは2位日本ハムに同一カード3連勝なるか。スタメンが発表された。先発は山下舜平大投手(23)。開幕前に腰のコンディション不良で出遅れ、今季1軍初登板。2軍では8月30日の中日戦(ほっともっと神戸)で6回2安打1失点、7奪三振と快投した。打線は杉本裕太郎外野手(34)がベンチスタート。5番には中川圭太内野手(29)が座る。この日約1カ月ぶりに再昇格した来田涼斗外野手(22)が「9番右翼」で出場する。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が1点リードの5回、右翼へ10号ソロを放った。オリクス山下舜平大投手(23)の155キロ直球を捉え、8月6日西武戦(エスコンフィールド)以来、26試合101打席ぶりのアーチで、4年連続2桁本塁打に到達した。6日オリックス戦では走塁ミスがあり、試合も敗れ、新庄剛志監督(53)に「あんな走塁ミスしてたら勝てるものも勝てないね。あんな簡単な。でも、その選手を使ってるのは俺だから、俺のミスですよね」と言わせてしまっていた。名誉挽回の1発を放った清宮幸は「(先発の)福島が頑張って投げていますし、チームも3連敗は避けたい試合。追加点が欲しいタイミングで、効果的な点の取り方ができたと思います。まだまだ打ちます」と話した。
◆2位日本ハムが3位オリックスに3タテを食らった。2回に田宮裕涼捕手(25)の適時打で先制。5回は清宮幸太郎内野手(26)の10号ソロで追加点も、その裏に先発した福島蓮投手(22)が広岡に適時打を浴びて1点差。6回は福島が1死二、三塁のピンチを背負って降板し、2番手の宮西尚生投手(40)は宗を空振り三振も、3番手の玉井大翔投手(33)が紅林に同点適時打を浴びた。さらに7回に登板した日本ハム斎藤友貴哉投手(30)が先頭の9番来田に一塁線を破られて二塁打を浴びると、1番広岡は空振り三振も2番西川に中前打を許して一、三塁とされ、代打西野に勝ち越しの右前適時打を献上した。後続は抑えて、なんとか最少失点で踏みとどまったが、6月28日西武戦(ベルーナドーム)以来で71日ぶりの失点。連続試合無失点が「21」で途切れた。チームは台風15号による移動トラブルから始まった大阪遠征を痛恨の3連敗で終えた。
◆3位オリックスは2位日本ハムに同一カード3連勝を飾った。腰のコンディション不良の影響で今季1軍初先発だった山下舜平大投手(23)は5回3安打2失点、11奪三振。0-0の2回2死から2者連続四球。8番田宮に155キロを左前にはじき返され、1点を先制された。5回は2死から清宮幸に155キロ直球を右翼へ10号ソロを運ばれた。この日の最速は157キロ。15個のアウトのうち、11個を三振で奪うも、2死から適時打と本塁打を浴びて2点を失った。打線は2点を追う5回、2死一、二塁から広岡大志内野手(28)が日本ハム福島の高め直球を中前へ。1点差に迫り、6回は2死二、三塁で紅林弘太郎内野手(23)が3番手玉井から同点の左前適時打。試合を振り出しに戻した。7回は1死一、三塁で3番太田椋内野手(24)に代打を送り、西野真弘内野手(35)が右前適時打。日本ハム戦は4月4日から6日以来のカード3連勝となった。
◆右ハムストリングス筋損傷で離脱していたオリックス森友哉捕手(30)が8日のロッテ戦(ZOZOマリン)で1軍復帰する。この日、チームは2位日本ハムに3連勝。岸田護監督(44)は試合後「明日合流します」と明言した。森は7月7日に同診断を受け、翌8日に登録抹消。8月29日の2軍中日戦(ほっともっと神戸)で実戦復帰し、7試合で19打数5安打。1本塁打を放った。終盤戦での復帰に、指揮官は「森友哉1人いるだけでまた厚みが増しますしね。楽しみですね」と期待を寄せた。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が26試合、101打席ぶりのアーチを放った。5回にオリックス山下の155キロ直球を右翼へ10号ソロ。8月6日西武戦以来の1発で4年連続2桁本塁打となったが、試合は逆転負け。「大事だと思いますけど、今日勝てなかったのが痛いなと思います」。チームは3連敗で首位と4ゲーム差のまま残りは18試合。「目の前の試合を勝つことしかできない。それに尽きる」と話した。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)がドジャースの監督だったら-。オリックス戦後に試合を振り返ったあと、最後に切り出したのはドジャース山本があと1人のところでノーヒットノーランを逃した話題だった。「話、変わりますけど、今日の(ドジャース)山本くん。ノーヒットノーランしてて、最後2アウトからホームラン打たれて、俺だったら(続投か継投か)どうすんだろうって」いろんな状況を踏まえて、新庄監督はシミュレーションしていた。「(ドジャースは試合前まで)4連敗してるから。で、中継ぎのピッチャーもあんまりよくなくて、前の日もサヨナラ食らってて。(中5日の山本は)ホームラン打たれた時点で112球だったんですけど、俺は行かせるなと思って。あと1人、行かせて...ね、難しいですけどね」実際の試合では山本は交代となり、継投したが逆転サヨナラ負けで終わっていた。野球に"たられば"はないが、報道陣にも「みんななら、行かせます?」と問うた新庄監督だが、最後には「112球、中5日...行かせるね。決まり(笑い)」と自身の結論を出して球場を後にした。
◆帰ってきた大器の奪三振ショーに京セラドーム大阪がどよめいた。オリックス山下舜平大投手(23)が腰のコンディション不良から復帰し、今季初の1軍登板。初回は最速157キロを計測し、日本ハム打線を3者連続空振り三振に切った。0-0の2回に2者連続四球から田宮に左前へ先制打。5回は清宮幸に右翼へ10号ソロを運ばれた。それでも5回91球を投じて、3安打2失点。15個のアウトのうち、11個が三振の驚異的投球を披露した。「久しぶりだったので、多少力んだ部分もありましたけど、途中で修正もできた。次につながる投球ができたと思います」白星こそつかなかったが、3月7日巨人とのオープン戦以来の本拠地マウンドで待望の復帰。6カ月間、慎重に調整を続けてきた右腕に、岸田監督は「状態は良さそうですし、また次も楽しみ。力強さは出ていましたね。修正するところはあるでしょうけど、安心しました」と喜んだ。この日はドジャース山本があと1死までノーノーの快投。山下は「アップより優先して見ていました。緊張したんですけど、あれ見てほぐれました。すごかったですね」。海の向こうの大先輩の投球にくぎ付けだった。チームは今季5度目の同一カード3連勝。「ここから日本一も狙えると思う。1試合1試合大切にしてCSにつなげていけたら」。さらなる飛躍を誓った。【村松万里子】
◆日本ハムが痛恨の同一カード3連敗を喫した。同点の7回に21試合連続無失点中だった斎藤が、代打西野に決勝打を浴びた。首位ソフトバンクが敗れた日に、連敗を止められなかった新庄監督は「粘り強かった、オリックスさんが。岸田監督の太田くんに代えての西野くん。あれは素晴らしかった。西野くんも、よく結果を出したし」。まずは相手をたたえたが、続けて「この時期は何を言おうが勝たないことには...」とも言った。逆転優勝するには失敗を引きずってはいけない。「切り替えることが、いつも言うように大事。どうあがいたって結果が出ない時は出ないし、出る時は出る。その準備だけはしっかりさせて戦っていく。誰が活躍しそうかを考えてオーダー組んで勝ったら、温泉行きます(笑い)」。切り替えの手本を早速示した。この試合で、その姿を見せたのは清宮幸だった。6日の走塁ミスを引きずらず、5回に約1カ月ぶりの10号ソロ。新庄監督は「昨日の走塁ミスは(試合前に自ら直接)しっかり注意した。もう僕と一緒にやって4年目。ああいうミスがなく"姿"で見せてもらわないといけない」。残りは18試合で首位とは4ゲーム差。「5連勝して5連敗したら、わかんないし」。まずは9日の直接対決で勝ちたい。【木下大輔】
◆2位日本ハムが3位オリックスに3タテを食らった。同点の7回に登板した日本ハム斎藤友貴哉投手(30)が太田の代打西野に勝ち越しの右前適時打を献上した。チームは台風15号による移動トラブルから始まった大阪遠征を痛恨の3連敗で終えた。
◆やっと出た。日本ハム清宮幸太郎内野手(25)がオリックス戦(京セラドーム大阪)の5回に10号ソロを放った。8月6日に王手をかけてから26試合、101打席ぶりに飛び出した待望のアーチで、ついに4年連続2桁本塁打に到達した。試合前には新庄監督から6日の走塁ミスについて直接指導も受けた背番号21。チームは今季5度目の3連敗となったが、残り18試合は逆転Vへ向けて結果でチームを引っ張っていく。久しぶりの感触だった。清宮幸は「ホッとするのはちょっとあります」と、ひと息ついた。5回にオリックス山下の155キロ直球を捉えた。いい角度で勢いよく舞い上がった打球は、右翼フェンスを越えた。実に26試合、101打席ぶりとなる10号ソロ。「まあ、まあ...よかったです」。ようやく4年連続2桁本塁打に手が届いたが、喜びが控えめなのはチームが逆転負けで3連敗となったからだ。「今日勝てなかったのが痛い...」。主力の1人として、重い結果を受け止めた。試合前練習では新庄監督の"信条"を直接、受け止めていた。三塁側ベンチで声をかけられた。話の中身はもちろん、6日の試合で打球判断を焦り、走塁ミスしたことについてだった。清宮幸 (新庄監督から)「簡単な話でしょ」みたいな。「ぽんぽんぽんって(リードを伸ばしながら相手外野手が)捕れなかったらゴー、捕ったらバックでしょ」って。「すいません」って感じです。シンプルな助言を受けた後は新庄監督から「ああいうミスがなく、姿で見せてもらわないと」と、あらためて期待する気持ちを伝えられた。清宮幸 たぶん、ボス(新庄監督)的には、そのリクエスト(をするしない)うんぬんとかっていうより、そういうところをみんなに見せてほしいっていう。ボスの信条というか、そういうところがあったんじゃないかなって思います。悔やんでも結果は変わらない。ならば、残る18試合を悔いなく戦うしかない。その姿を背番号21が示してチームを引っ張る先に、逆転Vというゴールが待っているはずだ。【木下大輔】
◆日本ハム福島蓮投手(22)が6回途中7安打2失点と粘投も、4勝目を逃した。4回まで無失点と快投も、5回と6回に失点を重ねた。「5回と6回、ちょっとランナーためちゃったんで、そこですかね。そこだけです」。6回には左膝付近に打球直撃のアクシデントもあったが、「大丈夫です」と大事には至らず、しっかりとした足取りで球場を後にした。
◆オリックス・山下舜平大投手(23)が今季初登板初先発した。一回は先頭の五十幡をカーブで空振り三振に仕留めると、清宮幸は高めの156キロで、郡司も直球で空振り三振を奪い、3者連続三振の最高のスタートを切った。二回も4番・レイエスをフォークで空振り三振に料理。その後、2者連続四球でピンチを招き、田宮に適時打を許して先制点を献上した。先発の柱として期待された5年目の今季は3月7日の巨人とのオープン戦(京セラ)で四回途中で降板。以降は腰のコンディション不良でファームで慎重に調整を進めてきた。7月に実戦復帰し、登板を重ねながら状態を上げて今回初めて1軍登板のチャンスをつかんだ。
◆「8番・捕手」で先発出場の日本ハム・田宮裕涼捕手(25)が二回2死一、二塁で適時打を放った。3日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、出場3試合ぶりの打点でチームに先制点をもたらした。「前の2試合はチャンスで打ててなかったので、何としても打ちたいと思っていました」2死から連続四球で一、二塁。カウント1―1からオリックス先発右腕、山下の155キロを振り抜いた。詰まりながらも左前に落とし「まだ序盤なので、もっと点を取って(自軍先発の)福島を援護したいです」と語った。
◆オリックス・山下舜平大投手(23)は5回3安打2失点、11奪三振と好投した。一回の先頭から4者連続三振。二回に2者連続四球からピンチを招き、田宮に先制打を許した。五回には清宮幸にソロを浴びたが、毎回三振をマークし、11個の三振を記録した。最速は157キロを計測した。0-2の五回の攻撃で広岡の適時打で1点差としたが、逆転とはならず勝利投手の権利を得ることはできず、腰のコンディション不良からの復帰登板ということもあり5回91球で降板となった。
◆「2番・一塁」で先発出場の日本ハム・清宮幸太郎(26)が1―0の五回、追加点となる10号ソロ。8月6日の西武戦(エスコン)以来、約1カ月ぶりのアーチで4年連続2桁本塁打に到達した。「(自軍先発の)福島が頑張って投げていますし、チームも3連敗は避けたい試合。追加点が欲しいタイミングで、効果的な点の取り方ができたと思います」カウント1―2からオリックス先発右腕、山下の直球を一閃。右翼席へ運び「まだまだ打ちます」と声を張った。前日6日の同戦で走塁ミスを犯し、新庄監督から「あんな走塁ミスをしていたら勝てるものも勝てない」と苦言を呈されていた左打者が汚名返上の一発を放った。
◆オリックスは粘り強さを見せて2戦連続の逆転勝利。今季5度目の同一カード3連勝を飾った。今季初登板初先発だった山下は一回の先頭から4者連続空振り三振を奪うなど快調な滑り出し。二回に連続四球から田宮に先制打を浴び、五回には清宮幸にソロを浴びたが、最速157キロの直球を軸に11個の三振を奪った。腰のコンディション不良からの復帰戦とあって91球を投げて5回2失点で降板した。 打線は五回に広岡の適時打で1点を返し、六回には紅林が同点打。七回には2死一、三塁で太田の代打で出場した西野が勝ち越し打を放った。 六回以降は入山、岩崎、ペルドモ、才木と無失点でつないで逃げ切った。
◆逆転優勝を狙う2位日本ハムは今季4度目の3連敗を喫し、首位ソフトバンクとの4ゲーム差を縮められなかった。それでも新庄剛志監督(53)は「5連勝して(ソフトバンクが)5連敗したら分からないですもんね」と気丈に振る舞った。1―0の五回に清宮幸が約1カ月ぶりの本塁打を放ち、4年連続の2桁本塁打をマーク。前日は二塁走者だった六回、右翼ポール際への大飛球の判断を誤り、二塁できずにチャンスをつぶした。汚名返上の一発になったものの、26歳は「今日勝てなかったのが痛い。もう目の前の試合を勝つ。それに尽きます」と必死に前を向いた。打線は計4安打に終わり、投手陣も踏ん張りきれずに逆転された。9日は本拠地でのソフトバンク戦が控える。新庄監督は「この時期は、何を言おうが勝たないことには。切り替えが大事なんで、その準備だけはしっかりさせて戦っていく」と語った。(加藤次郎)
◆オリックス・森友哉捕手(29)が8日のロッテ戦(ZOZOマリン)で1軍に復帰することが7日、決まった。岸田護監督(44)が明かした。森は7月7日に右太もも裏の筋損傷と診断されて戦線離脱。リハビリを経て8月29日のウエスタン・中日戦(ほっと神戸)で実戦復帰し、その後は4試合に出場して捕手の守備にも就いた。今季は3月にも右脇腹を痛めて出遅れるなど1軍では35試合出場にとどまっているが、指揮官は「また厚みが増しますし、楽しみ」と期待した。この日は山下が1軍で今季初登板初先発。シーズン最終盤でようやく役者がそろってきた。
◆1軍のマウンドを渇望していた男がついに帰ってきた。腰のコンディション不良から復帰したオリックス・山下舜平大投手(23)が今季初登板先発で躍動した。11個の三振を奪い、復活を印象付けた。「本当に久しぶりだったので。楽しかった」一回、先頭の五十幡から4者連続三振と最高の滑り出し。その後、連続四球でピンチを招いて田宮に先制打を許したが、三回以降は持ち直した。5回91球、3安打2失点で降板。勝ち負けはつかなったが、最速157キロの直球にフォークとカーブを織り交ぜて三振を量産し、「次につながる投球ができた」とうなずいた。苦難を乗り越えた。3月7日の巨人とのオープン戦(京セラ)で途中降板して以降は医師の判断を仰ぎながらファームで慎重に調整した。春先のある日には少し伸びた髪を指さし「テレビにも映らないので」と自虐的に話したことも。そんなもどかしい状況でも腰への負担を軽減するため、患部以外の硬くなっている部位を柔らかくするエクササイズなどに励んだ。「すべて野球のためにやっている。好きでやっているので」野球のためなら何事も手を抜かない。一人暮らしを始めた昨オフから続ける自炊も板についてきた。トマトなどの野菜の水分だけで作る無水カレーにも挑戦。球団の管理栄養士にサポートしてもらいながら、食べるタイミングも自己管理するなど徹底した。自宅ではさまざまな投手の投球映像を見ることも密かな趣味だ。「メジャーとかの球の速いピッチャーが思い切り投げているところを見て、『気持ちよさそうだな』『こういう風に投げたいな』と思ったり...」。1軍の舞台で全力で腕を振ることを誰よりも強く望んできた山下が、雌伏の時を経てようやく願いをかなえた。2位日本ハムに同一カード3連勝を飾ったチームにとっては山下の復帰が何よりの朗報。クライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性のある相手をスイープし、嫌な印象を植え付けた。「ここから日本一も狙えると思う。1試合、1試合を大切にしてCSにつなげていけたら」シーズン終盤にカムバックした剛腕が、チームの追い風になる。(織原祥平)
◆35歳のベテラン、オリックス・西野真弘内野手が代打起用に応えた。七回1死一、三塁で打撃好調の太田に代わって打席へ。「プレッシャーがあった。積極的にいこう」と4番手・斎藤の速球を右前へはじき返して2戦連続の逆転勝利を呼び込んだ。2日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では1点を追う九回2死一、三塁で代打で登場し、中堅へ鋭い当たりを放つも好守に阻まれていただけに「悔しい思いをして、それがずっと(心に)残っていた。今日はああいう場面で打ててよかった」と胸をなでおろした。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
75 | 45 | 4 | 0.625 (↓0.005) | M15 (↑1) |
19 | 474 (+2) | 336 (+4) | 88 (-) | 93 (-) |
0.254 (-) | 2.350 (↓0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
72 | 50 | 3 | 0.590 (↓0.005) | 4 (-) |
18 | 468 (+2) | 341 (+3) | 109 (+1) | 64 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 2.440 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
63 | 56 | 3 | 0.529 (↑0.004) | 11.5 (↑1) |
21 | 428 (+3) | 446 (+2) | 85 (-) | 54 (+1) |
0.259 (↑0.001) | 3.370 (↑0.01) |
4 (1↑) |
楽天 |
57 | 63 | 2 | 0.475 (↑0.004) | 18 (↑1) |
21 | 381 (+4) | 440 (+2) | 61 (+3) | 99 (+1) |
0.247 (-) | 3.360 (↑0.01) |
5 (1↓) |
西武 |
56 | 63 | 3 | 0.471 (↓0.004) | 18.5 (-) |
21 | 330 (+2) | 367 (+4) | 60 (+1) | 81 (+1) |
0.232 (-) | 2.810 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
46 | 72 | 3 | 0.390 (↑0.005) | 28 (↑1) |
22 | 367 (+4) | 481 (+2) | 65 (+1) | 63 (-) |
0.238 (-) | 3.700 (↑0.02) |
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