広島(☆3対1★)DeNA =リーグ戦23回戦(2025.09.04)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:平良 拳太郎(3勝3敗0S)
敗戦投手:髙 太一(3勝1敗0S)
  DAZN
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◆DeNAが降雨コールド勝ち。DeNAは3回表、2死一二塁から桑原の適時打が飛び出し、1点を先制する。投げては、先発・平良が5回3安打無失点と試合をつくり、今季3勝目をマークした。敗れた広島は、先発・高が6回途中1失点の投球を見せるも、打線が援護できなかった。

◆俳優のオダギリジョーが始球式を行った。自身が脚本・演出・出演・編集を手がけた映画「THEオリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウMOVIE」で自ら演じる警察犬「オリバー」として登板した。劇中では池松壮亮が演じる鑑識課警察犬係のハンドラー青葉一平だけに、相棒のオリバーが酒とたばこと女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう設定となっているため、この日もオダギリジョーが青葉一平を介して代弁する形でコメントした。「不運なことに、数日前から軽いギックリ腰をわずらい、本領を発揮することは難しいのではないかと言われています。オリバーのハンドラーであります、青葉一平さんによりますと、そんな状況でもオリバーは『オレの腰が完全に壊れようと、かまわねぇ。今日の一球に全てをかけるだけだ。』と強がっているそうです。皆さま、温かく見守ってください」。そうコメントしていたが、映画の公開日「926」の背番号が入った広島ユニホームを着用して投じた1球は、右打者の背中側を通りながら捕手のミットにノーバウンドで収まった。

◆広島-DeNA23回戦が雨天により6回途中でのコールドゲームが成立した。午後8時47分から2度目の中断に入り、コールドが宣告された。4位広島とは2ゲーム差となった。試合開始2時間前の午後4時から雨がぱらつき始め、試合開始からも雨が降り続いた。台風15号が接近しつつあり、雨予報は続いた。3回に広島先発の高がマウンドを気にしながら、2四球で2死一、二塁とピンチになった午後6時41分に1度目の雨天中断となり、52分後の午後7時33分に試合は再開されていた。再開直後、桑原が2球目の高めチェンジアップを仕留めた。左翼への先制適時打でリードをもたらし「中断後でしたが、しっかり集中して入ることができました。まずは先制点が取れて良かったです!」と仕事を全うした。雨が降り続く中でも5回まで試合は続けられて試合は成立。6回1死一、二塁、佐野の打席で先発高に代わって2番手のハーンがマウンドに上がったところで2度目の雨天中断となった。同カードでは7月17日にマツダスタジアムで雨天による3度の中断が計2時間21分と史上最長となる珍事も起きていた。

◆6回表途中、この日2度目の中断をへてコールドゲームが宣告された。広島は1ゲーム差で臨んだ3位DeNAとの3連戦を1勝2敗で負け越し、再びゲーム差を2に広げられた。試合開始前から雨が降り続ける中、プレーボールがかかった。好投を続けるDeNA平良に対し、広島先発の高は降雨の影響で制球を乱した。3回にこの回2つめの四球で一、二塁としたところで中断。まだ雨が降り続いていた52分後に再開。中断時間と降雨の影響か、再開後先頭の桑原への投球が高めに浮き、2球目を左翼前にはじき返された。降雨の中で喫した先制点が決勝点となった。高は6回2死まで投げ、3安打4四球1失点で降板。プロ初勝利から無傷の3連勝中で4試合で計3四球だった左腕が、悪天候の中で制球に苦しみ、プロ初黒星を喫した。打線はDeNA平良の前にチャンスらしいチャンスもつくれず試合が流れた。3回2死二塁では中村奨の空振りに飛び出した二走佐々木が刺される痛いミスもあった。再び借金が2桁10となった広島は、5日から優勝目前の阪神との甲子園3連戦に臨む。

◆6回表途中、コールドゲームが宣告された。先発高が降雨の中で制球を乱してプロ初黒星を喫した。3回にこの回2つめの四球で一、二塁としたところで中断。52分後に再開したが、桑原への投球が高めに浮き、2球目を左翼前にはじき返された。今季4試合で計3四球だった左腕が、6回2死まで4四球。唯一許した失点が決勝点となった。打線は平良にゼロ封負け。3位DeNAとの3連戦を1勝2敗で負け越し、ゲーム差を2に広げられた。

◆プロ初勝利から3連勝中だった広島高太一投手(24)が、悪天候の中で制球に苦しみ、プロ初黒星を喫した。試合前から降り続けた雨の影響もあり、3回にこの回2つめの四球で2死一、二塁。直後の中断は52分後に再開も、桑原への投球が高めに浮いて2球目を左前にはじき返された。試合前まで4試合で3四球だったが、この日は6回2死まで4四球。「大事なところで甘く入って点を与えてしまった。攻撃にリズムをつくれない投球だった」。唯一の失点が決勝点となってしまった。▽広島新井監督(悪天候の中52分間の中断を挟み、6回表でコールドゲーム敗戦に)「もちろん悔しいけど、天気が良くないことは分かっていた。相手も同じ条件でやっている」

◆DeNA平良拳太郎投手(30)がスパイシーな好投を見せた。5回2死一塁、試合成立までアウト1つ。広島佐々木をスライダーで中飛に仕留めた。雨の影響を感じさせずに5回3安打無失点6奪三振。「集中し続けるのも大変」と2度の中断中は捕手の松尾らと野球の話や世間話でリラックス。6回途中にコールドとなったため、今季初完封で、ビジターでは23年9月15日のヤクルト戦(神宮)以来2年ぶりの白星を挙げ「集中力を切らさずにできた」とうなずいた。前回登板の8月19日の広島戦(横浜)では酷暑で両ふくらはぎを筋けいれんして緊急降板。トレーナー陣と対策を練り、試合中に辛いものを摂取することに。足への刺激を遮断する効果があり、5回を終えてから一味唐辛子を小さじ1杯と酸味と絡みのあるピクルスを摂取。コールドで6回の出番はなかったが「刺激はありました」とピリッと辛みを体内に入れて3勝目。4位広島とのゲーム差を2に広げる立役者となった。DeNA三浦監督(平良について)「立ち上がりから真っすぐのキレも変化球のキレも良かったです。雨で中断もありながらも集中を切らさずに、最後まで投げてくれたと思います」

◆DeNA・平良拳太郎投手(30)が新たな試みに取り組もうとしている。4日の広島戦の先発登板で、イニング間に一味など辛い食べ物を口に含むつもりという。その狙いは―。8月の登板で足がつる場面が散見されたことを受け、「足に行っている刺激を遮断してくれるらしい。どうなるかわからないですけど」と明かした。8月19日の広島戦で、両ふくらはぎがつり、5回3安打1失点で緊急降板。その後、抹消され1軍に帯同しながら調整を積んできた。昨季は度重なる故障で4試合の登板にとどまった12年目のサイド右腕。8月は救援陣が苦しんだだけに、1イニングでも長い投球が期待される。自身は「辛いものはあまり得意じゃない」と苦笑いするが、「辛いと思うことが大事らしい。食べるというより舌につける感じの方が大事」。トレーナーや栄養士らスタッフの助言に熱心に耳を傾けた。マツダスタジアムでの投球は苦い思い出が多い。過去2度の登板で2敗。2017年に2回6失点(自責点4)、そして今年4月に3回5失点。クライマックスシリーズ進出を競うライバル相手に、同じ轍(てつ)は踏まない覚悟を示した。「自分の投球がチームの順位を左右する。しっかりと気を引き締めて投げないといけない」。今季ここまで2勝3敗。3勝目を目指して、一回は三者凡退で上々の立ち上がり。平良が万全を期してマウンドに上がった。

◆DeNA・桑原将志外野手(32)が三回2死一、二塁で先制打を放った。52分間の雨天中断が明けた直後、再開から2球目の高めに浮いたチェンジアップを左前に弾き返した。7月は打率・304、8月が・293と好成績を残している夏男が残暑も好調キープ。「中断後でしたが、しっかり集中して入ることができました。まずは先制点が取れてよかった」と振り返った。

◆先発した広島・高太一投手(24)は六回途中まで投げ1失点でプロ初黒星を喫した。高は一回、二回と無失点だったが、三回に2四球を与え、2死一、二塁のピンチ。ここで降雨により試合が一時中断し、52分後に再開されたが、直後に桑原に左前へ先制打を打たれた。打線は相手先発・平良の力強い直球やスライダーに苦戦し、得点を奪えなかった。

◆六回表2死一、二塁降雨コールドゲームとなり、DeNAの平良が5回を3安打、無四球の完封で3勝目。鋭い腕の振りから変化球がさえ、三回の桑原の適時打による1点を守った。打線低調の広島は高が六回途中1失点でプロ初黒星。

◆六回表2死一、二塁降雨コールドゲームとなり、DeNAの平良が5回を3安打、無四球の完封で3勝目。鋭い腕の振りから変化球がさえ、三回の桑原の適時打による1点を守った。打線低調の広島は高が六回途中1失点でプロ初黒星。

◆先発した広島・高太一投手(24)は六回途中を1失点でプロ初黒星を喫した。

◆2度の雨天中断を経て六回2死一、二塁で降雨コールドゲームとなり、DeNAが勝利した。先発の平良拳太郎投手(30)が5回3安打無失点。雨にも負けず、2024年7月以来の完封で今季3勝目を挙げて表情を緩めた。「四球がなかったことがよかった。こういう天気の中で先に点を与えなかったし、中断がありながらも集中力を切らさずにできたことが一番よかった」右打者へのスライダーがさえ、6奪三振。制球よく女房役を務めた21歳の松尾のミットに投げ込み、67球で無四球の圧巻投球だった。三回の攻撃時に52分間、六回の攻撃で再び34分間の中断を強いられたが、「ずっと集中しておくのは絶対きついだろうな、と試合前から思っていた」。ほどよい緊張感と付き合いながら準備を進めた。マツダスタジアムは過去2戦2敗の鬼門。2017年5月には2回6失点(自責点4)、そして今年4月に3回5失点を喫した。「(相性が)悪いというのが一番、自分の中にあった。でも乗り越えたい思いがあった。そういう意味では逆に雨が降っていたのでよかった」。約2年ぶりのビジターでの勝ち星ともなり口調も滑らかだった。三浦監督は平良の好投に「真っすぐ、変化球の切れもよかったし、平良らしい外の出し入れもできていた」とたたえた。クライマックスシリーズ進出を争う2位巨人とのゲーム差を1・5に縮め、4位広島とのゲーム差を再び2に広げた。雨中でもぎとった大きな1勝となった。(阿部慎)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
75453 0.625
(↑0.003)
M4
(↑2)
20425
(+7)
294
(+5)
79
(+1)
90
(-)
0.245
(-)
2.150
(↓0.02)
2
(-)
巨人
59613 0.492
(↓0.004)
16
(↓1)
20382
(+1)
378
(+12)
82
(-)
47
(-)
0.245
(-)
2.770
(↓0.07)
3
(-)
DeNA
56615 0.479
(↑0.005)
17.5
(-)
21404
(+1)
392
(-)
89
(-)
58
(-)
0.240
(-)
2.940
(↑0.01)
4
(-)
広島
54635 0.462
(↓0.004)
19.5
(↓1)
21382
(-)
402
(+1)
63
(-)
53
(-)
0.245
(↓0.001)
3.030
(↑0.01)
5
(-)
中日
55652 0.458
(↓0.004)
20
(↓1)
21347
(+5)
384
(+7)
70
(+1)
75
(-)
0.229
(-)
2.880
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
44686 0.393
(↑0.006)
27
(-)
25342
(+12)
469
(+1)
73
(+3)
51
(-)
0.230
(↑0.001)
3.610
(↑0.02)