1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 5 | 0 | 1 |
巨人 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 12 | 1 | 0 |
勝利投手:森田 駿哉(3勝3敗0S) (セーブ:マルティネス(3勝2敗37S)) 敗戦投手:ランバート(3勝10敗0S) 本塁打 |

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◆巨人は初回に泉口、岡本、吉川の適時打が飛び出し、一挙4点を先制する。2点差となって迎えた4回裏には岡本の適時打で1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・森田が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れたヤクルトは、先発・ランバートが試合をつくれなかった。
◆巨人泉口友汰内野手(26)が2打席連続三塁打で、試合の主導権を握る先制点をもたらした。「3番遊撃」でスタメン出場すると、1回無死一、二塁で迎えた第1打席で、ヤクルト先発ランバートのカットボールを捉えて右中間を破った。外野手が背走する間に一気に三塁へ。滑り込んでセーフ。2点適時三塁打とした。前日2日の同カードでも、2-1の8回裏に右翼越えの2点適時三塁打を放っていた。この1打で猛打賞にもなり、首位打者争いで1位小園(広島)に4毛差に迫る、2割9分6厘7毛としていた。「僕はボコボコとホームランを打つようなタイプではない。まずは塁に出る、出塁を頭に入れながらやってる。その結果、今は結果として出てる。これを継続したいなと思います」。試合後に話していた通り、良い流れを持ち込み、初回から大きな仕事を果たした。
◆大阪湾に程近い京セラドーム大阪での出前「すしレース」は、混戦からアナゴが逃げ切り勝ちを収めた。スタートと同時にアナゴが一貫差のリードを築いたが、エビがぴったりと背中を追う。さらに1貫差でマグロ、タマゴ、コハダも追走。中盤から引き離したいアナゴに対し、逆に追い込みに入ったエビ。最後は何とか後続を振り切って、アナゴが1位でゴールテープを切った。1貫差で2着はエビ、3着マグロ、4着コハダ、5着タマゴの順で入線した。通算成績はアナゴが19勝。2位以下はエビ13勝(白エビ1勝を含む)、タマゴとマグロが11勝、コハダ8勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆ヤクルトが巨人に敗れ、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅した。先発のピーター・ランバート投手(28)が立ち上がりから誤算だった。初回は3四球と4安打で4失点と、簡単に試合の主導権を渡した。先頭から打者6人連続でアウトを取れない乱調でリズムに乗れなかった。さらに4回にも二死三塁から4番岡本に中前適時打を献上し、中押しされた。打線は3回2死一、二塁から3番内山壮真捕手(23)の2点適時二塁打で反撃した。3点を追う8回は2死から村上宗隆内野手(25)がバックスクリーンへの特大15号ソロで2点差に迫った。ただ、序盤の失点が重くのしかかった。8月31日には優勝の可能性が完全消滅していた。残り26試合。自力でのCS出場も消え、借金25となった。
◆巨人が大阪での「東京決戦」で2連勝を飾り、借金を1とした。1回から打線がうなった。首位打者争いを繰り広げる泉口友汰内野手(26)が1回無死一、二塁から右翼線への2点適時三塁打。前夜から日付をまたいでの2打席連続長打で先制すると、4番岡本和真内野手(29)も左翼越えの適時二塁打、8番吉川尚輝内野手(30)も適時打を重ねて、初回に一挙4点を奪った。4回2死三塁から再び岡本が中堅へ運ぶ適時打で猛打賞として追加点。泉口、吉川の猛打賞なども合わせ、チームは今季最長の4試合連続の2桁安打を記録した。投げては先発の森田駿哉投手(28)が自己最多104球で6回2失点(自責0)と踏ん張った。直近2試合は5回途中で降板していた。「序盤に大きな援護もあり、先発として試合は作れたので良かったです。もっとテンポよくバッターと勝負できたらよかったですが、ボール球が多く、球数が多くなったのが反省です」としたが、今季3勝目をつかんだ。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(25)が超特大の15号ソロを放った。3点を追う8回2死、巨人大勢の150キロ直球を芯でつかまえた。両手に残る好感触で確信。打球はバックスクリーンの5階席の壁に直撃した。8月30日広島戦(神宮)では1試合3本塁打で、すべてバックスクリーンに放り込んでいた。再びバックスクリーンにたたき込んだ。チームは敗れて空砲となったが、衝撃アーチをかけた。
◆巨人が、大阪での「東京決戦」を2連勝で借金を1に減らし、3位DeNAとのゲーム差を2・5ゲーム差に広げた。1回から打線がつながり、首位打者争いでリーグトップに浮上した泉口友汰内野手(26)が、先制の2点適時三塁打。4番岡本和真内野手(29)も左越えの適時二塁打、8番吉川尚輝内野手(30)も適時打で初回に一挙4点を奪った。4回2死三塁からは再び岡本が中堅へ適時打を放ち、3安打猛打賞をマーク。泉口、吉川の猛打賞なども合わせ、チームは今季最長の4試合連続の2ケタ安打を記録した。投げては、先発の森田駿哉投手(28)が自己最多104球で6回2失点(自責0)と粘投し、7回からはリリーフ陣がリードを守り切った。阿部慎之助監督(46)は「素晴らしい集中力でいい形で先制できましたね」と評価。泉口については「もう素晴らしい活躍ですしね。首位打者とか言われてますけど、とにかくまだ20試合以上ありますんでね、とにかく必死で毎日やってくれてるんで、それを続けてくれればと思います」とさらなる期待を込めた。先発の森田については「今日はちょっと球数が増えたんですけど、100球の壁じゃないですけど、100球は超えさせたいなというのはあったので。課題は明確ですし、今日はストライク先行できませんでしたけど、何とか粘って粘ってね、あそこまでいってくれたんで、次につながるんじゃないかと思います」と話した。
◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られますスタジアムがどよめいたどこまで飛ばすのか村上宗隆が15号ホームラン??まさに火の出る打球がバックスクリーンへ?プロ野球(2025/9/3)??巨人×ヤクルト??Live on DAZN #オレをみろ #swallows #だったらDAZN
◆巨人岡本和真内野手(29)が、4試合ぶりに4番でスタメン出場し、3安打2打点で勝利に貢献した。1回、泉口友汰内野手(26)が先制の2点適時三塁打を放った後、左越えの適時二塁打をマーク。4回2死三塁からは中堅へ適時打を放ち、3安打猛打賞を飾った。阿部慎之助監督(46)は「(岡本が)3番に入ってから、つながらなかったので戻しました。それだけです」と説明した。8回に空振り三振に倒れた直後の9回の守備で途中交代したが、阿部監督は「大丈夫だと思います」と話した。チームは、大阪でのヤクルトとの「東京決戦」を2連勝で借金を1に減らし、3位DeNAとのゲーム差を2・5ゲーム差に広げた。
◆ヤクルトは自力でのCS出場の可能性が消滅した。先発ランバートが4回8安打5失点で10敗目。初回から4失点で、先頭から6人連続でアウトが取れない乱調だった。ランバートは「何もありません」と唇をかんだ。打線は8回2死、村上がバックスクリーンの5階席の壁に当てる特大15号ソロを放ったが、チームは5安打3得点で序盤の失点が重くのしかかった。
◆巨人泉口友汰内野手(26)がプロ入り初の2試合連続猛打賞。打率を3割に上げ、首位打者に立った。泉口は今年がプロ2年目。新人の昨年は33安打の打率2割1厘だったが、2年目に数字を大きく伸ばしてきた。過去に新人の首位打者はおらず、2年目で首位打者も11年長野(巨人)まで9人だけ。巨人では39年川上、59年長嶋、11年長野の3人が獲得しているが、泉口はどうか。
◆2人の師匠に1人の弟子-。巨人が3人の猛打賞そろい踏みで大阪での「東京決戦」を2連勝で締めた。8回、泉口友汰内野手(26)は強く誓っていた。「和真(岡本)さんと尚輝さん(吉川)が猛打賞。最後に回ってきたらもう1本打ちたいな」。初回に前夜に続く2点適時三塁打で2点先制に貢献し、2回にも中前打。2日連続の3安打を、師匠2人とそろえたかった。打席に入り、ヤクルト木沢のスプリットを右前に運んだ。この1打で打率を3割とし、首位打者に浮上した。振り返れば1月の自主トレが快進撃の始まりだった。岡本と吉川の両内野手の自主トレに志願して参加した。プロ2年目。遊撃争い激化の危機感から、大先輩を「師匠」とし、必死に学んだ。5月に岡本が左肘のケガで長期離脱してからも、支えてもらった。毎日連絡を取った。「それを意識してやればまた打てるようになる」。試合を映像で見てくれ、打撃のズレなどを的確に指摘してくる日々。助言を導きに安打を重ねてきた。8月の岡本復帰後は「(打順の)後ろが和真さん。なんとか毎打数出塁を」と打席に入る。コンディション不良だった吉川も8月22日に1軍復帰し、着々と調子を上げてきている。チームは12安打で、今季最長の4試合連続の2桁安打とした。その内、9安打を3人で放った。4試合ぶりに4番に座った岡本は「明日も頑張ります」とバスに乗り込む背中に、愛弟子の泉口の首位打者争いを聞かれ、振り返り、力強くサムアップを決めた。弟子のタイトル争いに、師匠たちも刺激をもらい、終盤戦を戦い抜く。【阿部健吾】▽▽巨人阿部監督(首位打者争いの泉口に)「取り組む姿勢、集中力が素晴らしい。状況判断もしっかりできる。必死で毎日やってくれてるんで、それを続けてくれれば」。▽巨人森田(自己最多104球を投げ、6回2失点で3勝目)「ここ2試合、先発としての役目を果たせていなかったので、6回を投げられたのは良かった」泉口がプロ入り初の2試合連続猛打賞。打率を3割に上げ、首位打者に立った。今年がプロ2年目。新人の昨年は33安打の打率2割1厘だったが、2年目に数字を大きく伸ばしてきた。過去に新人の首位打者はおらず、2年目で首位打者も11年長野(巨人)まで9人だけ。巨人では39年川上、59年長嶋、11年長野の3人が獲得しているが、泉口はどうか。
◆巨人泉口友汰内野手(26)が、ヤクルト戦で3安打猛打賞をマークし、打率を3割に乗せ、リーグトップに再浮上した。広島小園海斗内野手(25)が、打率2割9分7厘で2位につける。セ・リーグでは2日時点では打率3割はゼロだったが、泉口が超えた。泉口は大阪桐蔭、青学大、NTT西日本を経て、23年ドラフト4位で巨人に入団。球団では11年の長野久義以来となるプロ2年目で首位打者を目指す。パ・リーグでは、楽天村林一輝内野手(27)が、打率を3割0分0厘9毛に上げ、打率リーグトップに再浮上。オリックス太田椋内野手(24)が、打率3割0分0厘5毛で2位につけ、4毛差で追いかける。
◆2年目左腕の巨人・又木鉄平投手(26)が4日のヤクルト戦(岐阜)で今季2度目の先発登板に臨む。地方球場のマウンドは初めてだが、「違和感はあまりない。いつも通りいけるかな」と話した。プロ初勝利なるか。岐阜は二塁を守る名手、吉川の出身地。又木は「(吉川)尚輝さんに打ってもらって、いっぱい守ってもらえるようにセカンドに打たせます!」と地元に凱旋する心強い先輩をバックに腕を振る。
◆巨人が一回に猛攻撃を浴びせた。ヤクルト・ランバートが制球に苦しむ立ち上がりを攻め、打者9人で4点を先制した。先頭の丸、若林が連続四球で出塁。3番・泉口が右中間を破る2点三塁打を放ち、先制。泉口は打率.298とし、広島・小園がこの時点で.296となっているためリーグトップに浮上した。さらに4試合ぶりに3番から4番に戻った岡本が左越えの適時二塁打。岸田が四球でつなぎ、中山が右前打、リチャードが空振り三振で1死満塁から8番・吉川が中前適時打を放って4点目を刻んだ。9番の投手、森田が投ゴロ併殺に倒れて攻撃は終わったが、大きなリードを得た。
◆地元関西で打って、打って、打ちまくる。和歌山出身の巨人・泉口友汰内野手(26)が「3番・遊撃」で先発。一回無死一、二塁から右中間を真っ二つに破り先制の三塁打。第2打席は低めの落ち球を拾って中前打を放った。試合前時点で打率・2967のハイアベレージを記録しており、リーグ1位の広島・小園と4毛差と肉薄。しかし本人は「そういうのを気にせずに、日々やるべきことをやろうと思ってきている」とシーズン終了後まで、数字にはとらわれないようにしている。前日2日のヤクルト戦(京セラ)では5打数3安打2打点、今季6度目の猛打賞をマーク。大歓声を浴びながらお立ち台へ上がった。「今日は両親も来ていて、いいところを見せられてよかったなと思います。チームが勝てるように、貢献できるように頑張ります」チームは現在、2週間の遠征の真っただ中。甲子園での阪神3連戦を終えた1日は、大阪でオフ。泉口は昨オフの自主トレをともにした師匠の岡本と、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ遊びに行ったという。「休みの日は野球を忘れたい(笑)。何も考えずに過ごしたい」とつかの間のリフレッシュを経て、グラウンドに帰ってきた。大阪桐蔭高から青学大、NTT西日本を経て2024年にドラフト4位で入団した左打者。自身初のタイトル獲得も視界にとらえている。
◆巨人・岡本和真内野手(29)が今季5度目の3安打猛打賞を記録した。4試合ぶりに4番に座った主砲。2-0の一回、無死三塁から左越え適時二塁打。第2打席で左前打を放ち、続く第3打席は四回2死三塁から中前適時打をマークした。
◆打席内での立ち姿に風格が漂ってきた。「3番・左翼」で出場したヤクルト・内山壮真捕手(23)が三回に2点二塁打をマーク。「逆らわずにうまく打つことができた」と振り返った。フルカウントから巨人・森田が投じた149キロの直球を強振。高々と上がった打球は、右翼の頭上を越えた。自身4試合ぶりに打点を挙げた。試合前の時点で、今季の90試合出場のうち3番打者として54試合に出場し、打率・278。主砲の村上が上半身のコンディション不良から復帰して以降も3番を務めている。「(4番の)ムネさんに回したいというのもありますし、相手心理の裏をつくこともできる。自分の中でうまく、ムネさんを利用するじゃないですけど、ムネさんの存在の中で僕もできることがあればと思う」。8月だけで12本塁打を記録した不動の4番打者の前でつなぎの役割を全うしている。出塁率と長打率を足して算出され、打席当たりの貢献度を表す指標「OPS」(On―base plus slugging)は試合前時点で・707。石川・星稜高出身の5年目の若武者が、相手にとって脅威的な打者になりつつある。
◆ヤクルト・吉村貢司郎投手(27)が4日の巨人戦(岐阜)に先発する。前回8月28日の中日戦(バンテリンドーム)では6回2失点と好投も勝敗はつかず。昨季9勝をあげたが、ここまでわずか4勝(6敗)にとどまっている。「僕の仕事はしっかりとゼロに抑えること」と常々語る右腕が6月21日以来、約3カ月ぶりの白星を狙う。
◆2年目左腕の巨人・森田駿哉(28)が先発し、6回4安打2失点(自責0)の好投。自己最多の104球を投じ、3勝目の権利を持ってマウンドを降りた。4-0の三回、一塁・リチャードの失策で出塁を許し、2死一、二塁から内山に2点二塁打を浴びた。しかしその後はホームベースを踏ませず、試合を作った。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が反撃の15号ソロを放った。3点を追う八回2死。巨人の3番手・大勢が投じた150キロの直球を捉え、バックスクリーンにかっ飛ばした。3本塁打を放った8月30日の広島戦(神宮)以来、2試合ぶりの一発で反撃ののろしを上げた。
◆巨人は2連勝を飾った。一回に4点を先取し、先発・森田の6回2失点の好投などで逃げ切った。阿部慎之助監督(46)は「素晴らしい集中力で、いい先制ができましたね」と振り返った。3番に置いていた岡本を4番に戻し、3番に泉口を置いた。2年目の内野手は一回の2点三塁打など2日連続の猛打賞。今季は正遊撃手で起用し続ける指揮官は「素晴らしい活躍。首位打者とか言われていますけど、まだ20試合以上ありますからとにかく必死に続けてくれれば」と評価した。改めて泉口について聞かれ「取り組む姿勢も素晴らしいし、いい集中力がある。状況判断もしっかりできるし」とほめつつ「(今は)プレッシャーにならないようにやってあげてください」と笑顔で報道陣に呼びかけた。
◆巨人は一回の先制攻撃が効いた。泉口の2点三塁打、岡本の適時二塁打、吉川の適時打で4得点。4―2の四回は岡本の適時打で加点した。森田は6回を4安打2失点でしのいで3勝目。ヤクルトのランバートは10敗目を喫した。
◆ヤクルトは序盤の失点が響き、連敗した。一回、先発のランバートがいきなり4失点。打線は三回に内山の2点二塁打、3点ビハインドとなった八回には村上の15号ソロで反撃したが届かなかった。ランバートは10敗目(3勝)。
◆?ヤクルト・村上宗隆内野手が今季15号本塁打。広島・ファビアン、中日・上林と並ぶリーグ4位に浮上。ここまで出場33試合で15本塁打。2・2試合に1本のペースで量産。このペースで残り26試合に出場すると、最終的に26本までいく計算になる。仮にシーズン143試合フル出場した場合は64本ペースと、2013年のヤクルト・バレンティンの持つプロ野球記録の60本を上回る。?巨人・大勢から本塁打を放ったのは、シーズン55号を放った22年9月13日(神宮)以来3年ぶり2本目。本塁打を打った次の対戦となった23年5月4日(東京ドーム)から、今年9月2日(京セラ)まで計8打数無安打、6三振と抑えられていた。
◆4試合ぶりに3番から4番に戻った岡本和真内野手(29)が四回に中前適時打を放つなど、3安打2打点で今季5度目の猛打賞を獲得した。八回の空振り三振の際、5月に靱帯(じんたい)を痛めた左腕を気にする様子を見せて交代したが、「大丈夫です。勝ててよかった」とサムズアップを見せてチームバスに乗り込んだ。
◆?巨人・泉口友汰内野手が3安打を放ち、打率・300(433打数130安打)に乗せ、広島・小園(・297)を抜いて打率1位。巨人でプロ2年目以内に首位打者獲得となれば、1939年の川上哲治、59年の長嶋茂雄、2011年の長野久義(いずれも2年目)に次いで14年ぶり4人目となる。?2リーグ(1950年)以降、最低打率での首位打者は62年の広島・森永勝治の・30672で、パの最低が23年のオリックス・頓宮裕真の・30673。1リーグ時代の最低打率の首位打者は42年の巨人・呉波の・286。
◆快音が止まらない。巨人・泉口友汰内野手(26)が先制の2点三塁打を含む5打数3安打2打点。14試合連続安打、2試合連続猛打賞で打率を・300とし、広島・小園(・297)を抜いてリーグトップに立った。「まだ試合が残っているので、しっかり勝てるように頑張りたい。(岡本)和真さんと(吉川)尚輝さんが猛打賞だったので、もう一本打ちたいと思っていた」「3番・遊撃」で先発し、一回に右中間へ先制の2点三塁打。二回に中前打、八回に右前打を放った。昨オフ自主トレをともにした岡本、吉川とともに3安打。出塁率・362もリーグトップだ。長いシーズンをメリハリをつけて戦い抜く。好調維持の要因に挙げるのが、食生活の見直し。栄養バランスを意識し、量も多くとることで「体重をキープできている」。大好物のシュークリームも「休み前とかに自分へのご褒美で食べたりします」と制限。「ゼロにするとストレスになると思う」と適度に楽しむ。休養日だった1日は、師匠の岡本とユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ遊びに出かけた。「休みの日は野球を忘れたい。何も考えずに過ごしたいので」と満喫。グラウンドでの重圧から解放され、つかの間の気分転換を楽しんだ。大阪桐蔭高、青学大、NTT西日本を経て2024年にドラフト4位で入団。2年目で遊撃の定位置を奪取し、ここまで112試合に出場する。阿部監督は「取り組む姿勢、集中力が素晴らしい。状況判断もできる」とたたえ、報道陣へ「プレッシャーにならないようにしてあげてくださいよ。首位打者になったら盛大にやってあげてください」と呼びかけた。チームは2連勝で3位DeNAに2・5ゲーム差とした。球団では16年の坂本以来の首位打者へ、泉口が安打を積み重ねる。(原田優介)
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が3日、巨人21回戦(京セラ)で八回に5階席に着弾する中越えへの15号ソロを放った。上半身のコンディション不良から復帰し、出場33試合で15本塁打。チームは3-5で敗れ、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。今季限りで退任する高津臣吾監督(56)について村上は「今、一言では言い表せない」と思いを口にした。打った瞬間、大歓声がこだまする〝確信弾〟で一矢報いた。2-5の八回2死で村上が中越えに15号ソロ。豪快な一撃を放ったが追い上げは及ばず、冷静に次戦を見据えた。「感触は完璧でした。(試合に敗れ)結果が全てなので明日、勝てるように頑張りたい」大勢が投じた150キロの直球を強振。大きな放物線を描いた打球は、京セラドームの5階席まで届いた。前夜の対戦で空振り三振を喫した剛腕に3試合ぶりの一発で雪辱し、スタンドの度肝を抜いた。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
74 | 45 | 3 | 0.622 (↓0.005) | M6 (-) |
21 | 418 (+2) | 289 (+5) | 78 (+2) | 90 (-) |
0.245 (-) | 2.130 (↓0.03) |
2 (-) |
巨人 |
59 | 60 | 3 | 0.496 (↑0.004) | 15 (↑1) |
21 | 381 (+5) | 366 (+3) | 82 (-) | 47 (-) |
0.245 (↑0.001) | 2.700 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
55 | 61 | 5 | 0.474 (↓0.004) | 17.5 (-) |
22 | 403 (+1) | 392 (+2) | 89 (-) | 58 (-) |
0.240 (-) | 2.950 (↑0.02) |
4 (-) |
広島 |
54 | 62 | 5 | 0.466 (↑0.005) | 18.5 (↑1) |
22 | 382 (+2) | 401 (+1) | 63 (-) | 53 (+1) |
0.246 (-) | 3.040 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
55 | 64 | 2 | 0.462 (↑0.004) | 19 (↑1) |
22 | 342 (+5) | 377 (+2) | 69 (+2) | 75 (+1) |
0.229 (-) | 2.860 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
43 | 68 | 6 | 0.387 (↓0.004) | 27 (-) |
26 | 330 (+3) | 468 (+5) | 70 (+1) | 51 (-) |
0.229 (-) | 3.630 (↓0.01) |
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