1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 3 | 0 | 0 |
勝利投手:大瀬良 大地(7勝8敗0S) (セーブ:森浦 大輔(2勝3敗11S)) 敗戦投手:東 克樹(12勝8敗0S) |

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◆広島は1点を追う5回裏、1死二三塁から相手失策の間に走者2人が生還し、逆転に成功する。投げては、先発・大瀬良が5回1失点。その後は4人の継投で逃げ切り、大瀬良は今季7勝目を挙げた。敗れたDeNAは先発・東が力投を見せるも、打線の拙攻が響いた。
◆広島末包昇大外野手(29)はDeNA東キラー。今季は7試合で対戦し16打数7安打、3本塁打、7打点、打率4割3分8厘。今季東から本塁打を2本以上打っているのは末包だけだ。通算でも43打数17安打の打率3割9分5厘で、東が30打席以上対戦している打者では最も打率が高い。
◆DeNA京田陽太内野手(31)が痛恨のトンネルを含む2失策で試合をひっくり返された。1点リードした5回先頭、広島菊池のボテボテのゴロを遊撃手・京田がさばきにいくも、バウンドが合わずにファンブル。先頭の出塁を許した。さらに1死二、三塁のピンチでも代打前川のゴロが遊撃へ。これにもバウンドが合わず、足の間を抜けるトンネルで走者2人の生還を許して逆転された。
◆広島OB川口和久氏(66)が始球式を行った。広島での現役時代に背負った34番の広島ユニホームを着用して登板し、現役時代をほうふつとさせるフォームを披露した。投じた1球は捕手の手前でワンバウンドして右打者の後方にそれた。現役時代に2度シーズン2桁暴投を記録したこともあるだけに「僕の売りは暴投なので。どうやって暴投を投げようかなと考えていたので、思惑通り」と笑った。マツダスタジアムのマウンドは、22年のレジェンドゲーム以来2度目。「ピッチング練習はしていなかった。農作業が忙しいので。原点は広島にあるので、選手たちが頑張ってくれれば言うことないですし、今日来て負けてほしくないなとは思ってます」。クライマックスシリーズ進出をかけた戦いを続ける後輩たちにエールを送った。
◆またも主力の痛すぎる負傷離脱が決まった。前日の広島戦を途中交代していた宮崎敏郎内野手(36)が3日、右膝後十字靱帯(じんたい)の部分損傷で出場選手登録を抹消された。この日に広島市内の病院で診断を受けた。今季中の復帰は絶望的な状況となり、三浦大輔監督(51)は「いるメンバーでできることをやっていきます」と説明した。チーム最年長の宮崎は前日2日の広島戦(マツダスタジアム)の7回無死一塁、打席で左飛に打ち取られた後、足を気にして痛がるそぶりを見せた。トレーナーに肩を抱えられ、足を引きずりながらベンチ裏に下がり、この回の守備からベンチに退いた。試合後は右膝にサポーターが巻かれ、足を引きずりながらも自ら歩いてバスに乗り込んでいた。打線では牧秀悟内野手(27)が8月7日に「左MP関節尺側側副靱帯修復術」の手術を行っており、またしても主力が離脱。試合前練習では三塁で先発した筒香や三森、柴田、林、知野らが三塁で守備練習を行った。「1人また欠けるのは大きな痛手。それでも今いるメンバーで残り試合を戦っていきます」と指揮官。シーズン最終盤、チーム力が試される1カ月になる。【小早川宗一郎】
◆広島が大瀬良の粘投もあり、連敗を止めた。3位DeNAに再び1ゲーム差とした。先発大瀬良は好調DeNA打線に立ち上がりから丁寧な投球を徹底した。3回まで無安打も、6四球と球数は65球を要した。それでも3回1死満塁をしのぐなど要所を締めた。5回1死二塁から筒香に左二塁打を浴びて先制を許したものの、追加点は許さなかった。5回までに自己ワースト7四球も2安打1失点と粘って7勝目を手にした。4回までDeNA東に1安打に抑えられていた打線は5回。1死二、三塁とすると、代打前川の当たりを遊撃京田が後逸して2人の走者が生還した。幸運な形で逆転に成功した広島は、6回からハーン、栗林、島内、森浦が無失点でバトンをつないだ。
◆DeNAがミスの2失点が響いて逆転負けを喫した。これで4位広島とは1ゲーム差で4日に3連戦最終戦に臨む。先発の東克樹投手(29)は今季8度目の対戦でも安定感抜群の投球で試合を作った。1回に2四球から2死一、二塁のピンチを招くも、相性の悪い末包を中飛に打ち取って無失点で切り抜けた。しかし1点リードした5回先頭、広島菊池のボテボテのゴロを遊撃手・京田陽太内野手(31)がさばきにいくも、バウンドが合わずにファンブル。先頭の出塁を許した。さらに1死二、三塁のピンチでも代打前川のゴロが遊撃へ。これにもバウンドが合わず、足の間を抜けるトンネルで走者2人の生還を許して逆転された。それでも東は8回112球を投げて3安打2失点(自責0)で今季2度目の完投し、役割を果たしたが、リーグトップ13勝目はお預けとなった。打線は3回までで6四球と荒れ模様の広島大瀬良を攻略できず。3回には1死から3者連続四球で満塁とするも、佐野が一直で走者が戻りきれずに併殺とされてチャンスを逸した。5回2死二塁には、筒香嘉智外野手(33)が左翼線へ適時二塁打で先制に成功。右膝後十字靱帯(じんたい)の部分損傷で抹消された宮崎敏郎内野手(36)に代わって三塁で先発した主砲が8月から好調で打線をけん引した。それでも逆転されてからは1点が遠く、広島のリリーフ陣に封じられた。
◆広島大瀬良大地投手(34)が5回1失点の粘投で7勝目を手にした。本調子ではない中で根気強く両サイドを狙った。3回まで無安打も6四球。球数は65球を要したが、3回1死満塁をしのぐなど要所は締めた。5回1死二塁から筒香に二塁打を浴びて先制を許したものの、追加点は許さなかった。降板した5回に相手失策で逆転して勝ち投手の権利を得た。「甘いところに(ストライクを)取りにいくことだけは止めようと。点をやらないように切り替えて投げました」。幸運な形で連敗を止め、3位DeNAに1ゲーム差とした。
◆広島が連敗を止めた。先発大瀬良は本調子でない中、3回まで6四球を与えながら無失点。5回1死二塁から筒香に先制二塁打を浴びるも、最少失点でしのいだ。5回2安打7四球も1失点と粘って7勝目を手にした。打線は5回1死二、三塁から代打前川の当たりを遊撃京田が後逸して逆転。6回以降はハーン、栗林、島内、森浦の継投で逃げ切った。
◆連敗ストップにも、広島新井貴浩監督(48)が4つの走塁ミスに猛省を促した。3位DeNAに1ゲーム差とした試合後「選手はよく頑張ってくれている」とねぎらいつつ「こんな野球をやっていたらクライマックスシリーズなんて出られない」と語気を強めた。2回無死一塁からエンドランは失敗となり、一走が盗塁死。相手の失策で逆転した直後の5回1死一塁では、一走前川がけん制に飛び出して盗塁死となった。6回にも小園が二盗を失敗し、9回は代走羽月がけん制で刺された。DeNAバッテリーに仕掛けた足技が空回り。相手のミスからの逆転勝利にも、手綱を締めた。
◆主力の負傷離脱にミスでの敗戦と、痛すぎる二重苦となった。前日2日の広島戦で途中交代していた宮崎敏郎内野手(36)が右膝後十字靱帯(じんたい)の部分損傷で出場選手登録を抹消された。今季中の復帰は絶望的な状況となり、三浦監督は「大きな痛手。それでも今いるメンバーで残り試合を戦っていきます」と前を向いた。チーム最年長を欠いたチームは、ミスで痛恨の逆転負けを喫した。1点リードの5回先頭、広島菊池のゴロを遊撃手の京田がファンブル。さらに1死二、三塁からも、京田がトンネルして走者2人の生還を許した。打線も7四球と荒れた広島大瀬良から1得点と攻略できず、三浦監督は「相手の四球を生かし切れなかった」と悔やんだ。CSを争う4位広島と1差、5位中日とも1・5差に縮まった。主将の牧が8月に左手親指の靱帯を手術して長期離脱。宮崎に代わって三塁で先発した筒香は「宮崎さんにはチームの中心で引っ張ってもらっていた。全員で何とかカバーするしかない」と誓いを込めた。昨季は3位から下克上で日本シリーズを制覇。最大出力は疑いようがない。シーズン最終盤、チーム力が試される1カ月になる。【小早川宗一郎】
◆これが「鬼門」なのだろうか。DeNAが、守備のミスで広島に逆転負けを喫し、4位広島に1ゲーム差に迫られた。1点リードの5回、先頭の広島菊池のゴロを遊撃手の京田が失策。さらに1死二、三塁から、京田の適時失策で走者2人の生還を許した。打線は7四球と荒れた広島大瀬良から1得点と攻略できず。三浦大輔監督(51)は「生かし切れなかった」と唇をかんだ。1点を追いかける9回無死一塁では、代走の三森が一塁けん制に誘い出され、同点の走者を失った。今季、対広島は11勝10敗1分けで勝ち越すが、マツダスタジアムでは3勝6敗1分け。昨季もマツダスタジアムでは4勝9敗と分が悪く、DeNAにとっては「鬼門」となる。3位争いは激しく、4位広島と1ゲーム差、5位中日は1・5ゲーム差で、4日の第3戦は大事な一戦となる。
◆DeNAが、守備のミスで逆転負けを喫し、4位広島に1ゲーム差に迫られた。1点リードの5回、先頭の広島菊池のゴロを遊撃手の京田が失策。さらに1死二、三塁から、京田の適時失策で走者2人の生還を許した。打線は、7四球と荒れた広島大瀬良から1得点と攻略できず。1点を追う9回無死一塁では、代走の三森が一塁けん制に誘い出され、同点の走者を失った。これが「鬼門」なのだろうか。今季、対広島は11勝10敗1分けで勝ち越すが、マツダスタジアムでは3勝6敗1分け。昨季もマツダスタジアムでは4勝9敗と負け越した。3位争いは激しく、4位広島と1ゲーム差、5位中日は1・5ゲーム差。DeNAからすれば、2位巨人とのゲーム差も2・5ゲーム差で、緊迫した戦いが続く。
◆今季2勝3敗のDeNA・平良拳太郎投手(30)が4日の広島戦に先発する。前回8月19日の登板後に出場選手登録を抹消されたが、1軍に同行しながら調整。「しっかりと時間をもらえた」と万全を期した。今季はここまで2勝3敗で広島とは3度対戦。敵地では4月に1度登板し、3回5失点と苦しんだ。「最初から攻めていく投球ができたら」と好投を誓う。
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が「3番・三塁」で先発に名を連ねた。日本球界復帰2年目。これまでは主に左翼を守っていたが、三塁手としては8月27日の今季初出場から既に3度目。「プレーヤーにできることは、監督が提示したものを全力で、全身全霊で期待に応えること。そこに尽きる」。常々、口にするフォア・ザ・チームの姿勢はぶれない。日本で三塁手を務めるのは2019年9月11日の巨人戦(横浜)以来だったが、「アメリカでも内野はサード、ファーストと数多くやっていた」と振り返る。打席に入る際のリズムについては「2019年以降、アメリカでもやっていないとなっていたら、全然違うと思う。やっていたイメージが残っているので、そこまで影響はない」という。8月は打率・355、8本塁打、長打率1・161、OPS1・555とずば抜けた成績を残した。同30日には7年ぶりの1試合3本塁打をマークするなど、試合前の時点で9戦8発。牧だけでなく宮崎も故障で離脱し、三浦監督が「いるメンバーでできることをやっていく」と口にした中、筒香の存在感は際立っている。シーズンは終盤。クライマックスシリーズ進出を競う広島との一戦で、第1、2打席と一度もバットを振ることなく四球を選んだ。頼れる大砲が勝利のために職務を果たす。一回第1打席、三回第2打席とも四球。迎えた五回第3打席で、1死二塁から左翼へ先制二塁打を放った。
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が「3番・三塁」で先発し、五回1死二塁で先制二塁打を放った。制球に苦しむ先発大瀬良に対して、第1、2打席ともに一度もバットを振らずに四球。好機で回ってきた第3打席、高めに入った142キロを逆らわずに左翼線にはじき返した。力投するエース東を援護する一打に、二塁上ではベンチに向かってガッツポーズ。8月絶好調だった大砲は、「追い込まれていたのでコンパクトなスイングを意識した結果、上手く対応できました。この後もチーム一丸となって戦っていきます」と力を込めた。
◆先発した広島・大瀬良大地投手(34)は5回を1失点で今季7勝目を挙げた。大瀬良は立ち上がりから制球に苦労し、得点圏に走者を背負う展開。三回には1死から3者連続で四球を与えるなど計7与四球と不安定な投球ながらも1失点でまとめる粘りを見せた。打線は1点を追う五回に反撃し、相手の適時失策なども絡んで2得点を奪い逆転し、逃げ切った。
◆DeNAは3連勝を逃した。五回に筒香の適時二塁打で1点を先制したが、その裏守備が乱れ2点を失った。その後打線は広島投手陣の前に沈黙。先発・東は8回3安打2失点で完投したが報われず8敗目(12勝)を喫した。
◆先発した広島・大瀬良大地投手(34)は5回1失点で今季7勝目を挙げた。
◆DeNAは東が無念の完投負け。リーグ単独トップの13勝目とはいかなかった。1―0の五回に京田の2失策が2失点に直結。112球の力投で単打3本に抑えても援護に恵まれず、8敗目となった。「仕方ない。僕から言えることは何もない」と淡々と話した。三浦監督は「粘り強く、最後までよくいってくれた」。エースの力投を生かせず、4位広島に1ゲーム差に追い上げられた。
◆は「四球を生かしきれなかった」と肩を落とした。試合前に宮崎が「右膝後十字靱帯(じんたい)の部分損傷」で出場選手登録を抹消。主将の牧に続く主軸の離脱という緊急事態の中、宮崎に代わって三塁に入った筒香が五回に左翼線を破る先制の適時二塁打を放った。「宮崎さんは打線でもチームでも中心の存在。全員で何とかカバーできるように」と筒香。だが追加点が遠く、九回には無死一塁で代走三森が牽制に誘い出され、盗塁死した。守っても、エースの東が好投を続ける中、先制した直後の五回の守備で乱れた。京田が先頭菊池のゴロにタイミングが合わずファンブルして出塁を許すと、1死二、三塁で再び京田が代打・前川の遊ゴロをトンネル。外野に打球が抜ける間に走者2人が生還して逆転を許した。クライマックスシリーズ進出を争う4位広島に再び1ゲーム差に迫られ、5位中日とは1・5差。痛い敗戦となった。(阿部慎)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
74 | 45 | 3 | 0.622 (↓0.005) | M6 (-) |
21 | 418 (+2) | 289 (+5) | 78 (+2) | 90 (-) |
0.245 (-) | 2.130 (↓0.03) |
2 (-) |
巨人 |
59 | 60 | 3 | 0.496 (↑0.004) | 15 (↑1) |
21 | 381 (+5) | 366 (+3) | 82 (-) | 47 (-) |
0.245 (↑0.001) | 2.700 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
55 | 61 | 5 | 0.474 (↓0.004) | 17.5 (-) |
22 | 403 (+1) | 392 (+2) | 89 (-) | 58 (-) |
0.240 (-) | 2.950 (↑0.02) |
4 (-) |
広島 |
54 | 62 | 5 | 0.466 (↑0.005) | 18.5 (↑1) |
22 | 382 (+2) | 401 (+1) | 63 (-) | 53 (+1) |
0.246 (-) | 3.040 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
55 | 64 | 2 | 0.462 (↑0.004) | 19 (↑1) |
22 | 342 (+5) | 377 (+2) | 69 (+2) | 75 (+1) |
0.229 (-) | 2.860 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
43 | 68 | 6 | 0.387 (↓0.004) | 27 (-) |
26 | 330 (+3) | 468 (+5) | 70 (+1) | 51 (-) |
0.229 (-) | 3.630 (↓0.01) |
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