巨人(☆4対1★)ヤクルト =リーグ戦20回戦(2025.09.02)・京セラドーム大阪=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:戸郷 翔征(5勝8敗0S)
(セーブ:マルティネス(3勝2敗36S))
敗戦投手:奥川 恭伸(4勝7敗0S)

本塁打
【巨人】中山 礼都(6号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆巨人は1点を追う4回裏、中山のソロで同点とする。その後は、5回に吉川の押し出し四球で勝ち越すと、8回には泉口が2点適時三塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・戸郷が6回1失点の好投で今季5勝目。敗れたヤクルトは、先発・奥川が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆巨人のスタメンが発表され、トレイ・キャベッジ外野手(28)が今季加入後初めて1番に起用された。8月31日の阪神戦(甲子園)ではベンチスタートから代打出場で適時二塁打を放っていた。3番には岡本和真内野手(29)、4番には岸田行倫捕手(28)が3試合連続で座った。先発は戸郷翔征投手(25)。エースは今季ここまで4勝8敗と苦しむも、ヤクルト戦は2勝0敗と好相性としている。8月19日の同戦も今季最長の8回を投げ抜き2失点で勝利投手となっている。京セラドーム大阪では23年6月8日オリックス戦での勝利が最後で7連敗となっている。鬼門攻略なるか。

◆巨人森田駿哉投手(28)が「5回の壁」をぶち破る。3日ヤクルト戦に先発。2戦続けて5回途中で失点がかさみ降板している。打線の3巡目で苦戦しており「配球の面でも工夫しながらやりたい。最善を出せる準備はしてきた」とストライク先行をより意識して臨む。ヤクルト戦は8月6日(東京ドーム)でプロ初先発初勝利した相手。「まだ自分の強みとかもわかってない。しっかりとそれが明確になるように」と思い描いた。

◆巨人戸郷翔征投手(25)が不安定な立ち上がりを露呈した。1回、先頭の浜田を中飛に打ち取るも、続く長岡、内山を連続四球で歩かせた。1死一、二塁から好調村上を迎えると、ツーナッシングからフルカウントとして、最後はフォークが抜けて3者連続四球で満塁のピンチを招いた。1死満塁からオスナにカウント2-1から岸田のサインに首を振って投げた直球を三塁線にはじき返された。ファウルの判定にヤクルト高津監督がリクエスト。判定はそのままで痛打を逃れた。最後は三ゴロ併殺で無失点でなんとかしのいだ。プロ野球

◆初回から際どい判定の場面が起きた。ヤクルトが巨人先発戸郷の3連続四球で1死満塁のチャンス。5番オスナがカウント2-1から151キロ直球を引っ張った鋭い当たりが三塁手の左を抜けてライン際に落ちた。判定はファウル。これに高津臣吾監督がリクエストを要求した。検証の結果は変わらずにファウルとなり、カウント2-2で再開。オスナは最終的に三併打となり、初回の好機をつぶす形となった。この結果にオスナは憤慨した様子。直後の攻守交代の際に、高津監督が球審に確認する一幕があった。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます打撃覚醒の23歳あと少しで5階席の特大弾中山礼都 第6号同?点ホームラン?プロ野球(2025/9/2)??巨人×ヤクルト??Live on DAZN #オレをみろ #ジャイアンツ #だったらDAZN

◆粉もん文化の本場大阪での出前「すしレース」はマグロが制した。スタートの号砲からマグロとエビが抜け出る展開。一騎打ちとなり、中盤から後続を引き離したのはマグロだった。そのまま勢い落ちることなくゴールテープへ。3貫差でエビが続いた。3着コハダ、4着アナゴ、5着タマゴの順で入線した。通算成績はアナゴが18勝。2位以下はエビ13勝(白エビ1勝を含む)、タマゴとマグロが11勝、コハダ8勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆5回表の守備で右翼に向かった時だった。「いいぞ! いいぞ! らいと!」。京セラドーム大阪の右翼席に陣取った応援団からのエールに、巨人中山礼都内野手(23)は深々とお辞儀をした。いつも以上に、声援が心に響いただろう。2日前、悪夢を見た右翼だった。8月31日の甲子園での阪神戦、3-4と逆転を許した直後の7回2死三塁で、佐藤輝の打球が高々と舞い上がった。浜風に乗って落球の位置が移動していく。守備範囲だった中山は目測を誤り、芝生に大きく跳ねたボールはスタンドイン。エンタイトル二塁打となり、追加点を与えるプレーになった。本職は内野手だが、シーズン途中から外野に挑戦している。左翼で出場を重ね、8月23日からは右翼でスタメン。阿部監督は「守備範囲が広いっていうデータもしっかり出ている」と起用を続けてきた。判断ミスから2日後のこの日も、6番で右翼を守らせた。1点ビハインドの4回だった。2死で迎えた第2打席には、ヤクルト奥川の150キロ直球を強振。10試合ぶりの同点6号アーチが届いた先も右翼だった。「2死無走者だったので長打を狙っていました。最高の結果になって良かったです」。受け取ったファンからのエールを力に戦う。【阿部健吾】

◆巨人が逆転で競り勝ち、連敗を2で止めた。1点を追う4回に中山礼都内野手(23)が特大の6号同点2ラン。5回1死満塁の好機で吉川尚輝内野手(30)が押し出し四球を選び、決勝点を奪った。終盤の8回には泉口友汰内野手(26)の右越え2点適時打で突き放した。先発の戸郷翔征投手(25)は6回4安打1失点。6四球と制球に苦しむも、なんとか粘り5勝目を手にした。7回はケラー、8回は大勢がつなぎ、最後は守護神マルティネスが今季36セーブ目をマークした。8月は12勝14敗と黒星先行にとどまったが、9月は白星発進。借金を1つ返して2とした。

◆ヤクルトが巨人に逆転負けした。先手は取った。村上宗隆内野手(25)が試合を動かした。0-0の3回2死二塁、巨人戸郷の初球147キロ直球を先制の中前適時打とした。8月は月間12本塁打と大暴れした主砲が、9月最初の試合でも4番の役目を果たした。ただ、以降は追加点を奪えなかった。1点を追う8回2死二、三塁は古賀優大捕手(27)が三ゴロに倒れ、逆転の好機を生かせなかった。先発奥川恭伸投手(24)は6回9安打2失点で7敗目となった。4回2死から巨人中山に同点ソロを浴びると、5回1死満塁から押し出し四球を与えた。この吉川に許したストレートの四球が決勝点となった。

◆ヤクルト高津臣吾監督(56)が2日、今季限りでの退任を選手、スタッフに伝えたことを明かした。巨人20回戦(京セラドーム大阪)の試合前に報告したという。試合後に自身の去就について「(退任が)表に出てしまったので、今、いるメンバーに関しては、試合前に話をしました。詳しいことは、今は言わないですが、モヤモヤしてゲームに入りたくなかった」と話した。すでに球団側との話し合いの場を持ったという。試合は3回に村上が先制打を放つも、逆転負けを喫し、借金24となった。ヤクルト村上宗隆内野手(25)(3回2死二塁から先制の中前適時打)「低めの球でしたがうまく打つことができました」

◆巨人が逆転で競り勝ち、連敗を2で止めた。1点を追う4回に中山礼都内野手(23)が特大の6号同点2ラン。5回1死満塁の好機で吉川尚輝内野手(30)が押し出しの四球を選び、決勝点を奪った。終盤の8回には泉口友汰内野手(26)の右越え2点適時打で突き放した。先発の戸郷翔征投手(25)は6回4安打1失点。6四球と制球に苦しむも、なんとか粘り5勝目を手にした。7回はケラー、8回は大勢がつなぎ、最後は守護神のマルティネスが今季36セーブ目をマークした。8月は12勝14敗と黒星先行にとどまったが、9月は白星発進。借金を1つ返して2とした。阿部慎之助監督(46)は試合中にベンチで「4番捕手」でスタメン起用した岸田行倫捕手(28)に熱弁するシーンが中継カメラに捉えられた。内容について問われると「ちょっと配球のことで話をした。それ(配球の要求)に応えられなかった投手に対して『ちゃんと自分で指摘しなさい』というのは言いましたね。初球、様子を見てボールから入って、その次もボールじゃどうしようもないし、外のまっすぐ、ボール球から様子を見ようと思ったやつが、ど真ん中まで来て、打たれたって言うのはね。やっぱキャッチャーとしては、全てが崩れてしまうので」と指摘した。さらに「僕らが怒るのは簡単なんですけど、やっぱり現場で出ている、受けているキャッチャーが言ってあげた方が、僕はきくんじゃないかなと思っている。僕は(現役時代は)どやしてましたけどね、いつも。やっぱ勝てないんで、そうしないと。そういうのいうのも、キャッチャーの仕事。勝つためにやるわけですから。負けようと思ってボールから入るわけでもないし。様子見るわけでもないんで」と自らの実体験を踏まえた捕手論を展開した。

◆巨人中山礼都内野手(23)が特大の6号同点ソロを放った。1点を追う4回、ヤクルト奥川の高めの150キロ直球を強振。右翼5階席にぶち当てる同点弾に「感触もすごくよかったですし。結構飛んでくれたなと思います」と手応えを示した。

◆巨人戸郷翔征投手(25)が苦しみながらも5勝目をつかんだ。6回4安打1失点にまとめるも、6四球で114球を要した。連打を許さず、要所を締め「ランナーを背負うケースも多く、先制もされましたが、なんとか最少失点で粘ることができました」と振り返った。プロ野球

◆巨人泉口友汰内野手(26)が打率首位に肉薄する3安打猛打賞で、大阪での「東京決戦」初戦の勝利に貢献した。1点リードの8回2死一、二塁で迎えた第5打席で、前進守備の右翼の頭を越える2点適時三塁打。この日3本目の安打に「皆さんがつないでくれたので、絶対にかえしてやろうと思って打席に入りました」と声を弾ませた。プロ2年目で、初タイトルをかける終盤戦になった。この日を終えて出塁率は首位。打率は2割9分6厘7毛で、1位の広島小園に4毛差と迫った。「数字はシーズンが終わってからついてくるもの」とするが、過去の遊撃手の首位打者は両リーグ通じてわずか4人。セ・リーグでは16年坂本勇人(巨人)以来2人目、通算5人目の快挙となる。「後ろが和真さん。なんとか出塁しようと頑張りました」。岡本がケガから復帰して以降は、意識もより明確になった。自身がリハビリ中も、気づいたことを小まめに連絡してくれた先輩。前日1日のオフにはUSJにも一緒に出かけた。「休みの日は野球を忘れたい」と、しっかりオンオフの切り替えもできている。「(タイトルは)気にせず、日々やるべきことをやろうとしている。最後まで信念を貫く」。チームの勝利を第一に、毎打席に勝負をかける。【阿部健吾】

◆ヤクルト高津臣吾監督(56)がリクエストが覆らなかったファウル判定に首をかしげた。1回、3四球で1死満塁となり、オスナの左翼線の打球はファウル判定だった。際どい場所に落ち、高津監督はリクエストを要求した。リプレー検証の結果は変わらずにファウルのままで、その後、オスナは三ゴロ併殺打で得点は入らなかった。フェアならば、先制点が入っていた。試合後、高津監督は「何と...言ったらいいのかちょっとあれだけど、難しいね。一塁ベンチから見てもフェアだと思う。あれは...難しいな。何と言ったらいいんだろう。大きいよ」とふに落ちない口調で言った。リクエスト後も審判と判定経緯を確認したという。「(審判から)映像を見てファウルと。そのままですと。ファウルの映像はあったんですか? と聞きました。ファウルの映像がありましたと。あの映像でそう確認しましたと(言われた)」とやりとりを明かした。

◆ヤクルト・山本大貴投手(29)が1軍に合流した。プロ8年目の今季は、中継ぎとして14試合に登板し、0勝0敗、防御率6.08。5月24日に出場選手登録を外れていた。2022年にロッテからトレードで加入し、昨季は44試合に登板した左腕が約3カ月ぶりに1軍の舞台に戻ってきた。

◆巨人・中山礼都内野手(23)が特大の一発を放った。0-1の四回2死。奥川の150キロ直球を完璧に捉え、打球は右翼5階席下の壁に直撃。6号ソロで同点に追いついた。直後に守備位置へ向かうと、スタンドのG党から「礼都」コール。頭を下げて声援に応えた。

◆新切り込み隊長がチームを勢いづける。巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)=前パイレーツ=が来日初の1番打者に座った。直近4試合で務めた丸がベンチスタートとなり、白羽の矢が立った。第1打席はヤクルト・奥川のフォークボールに合わせたが、中飛に倒れた。来日1年目の今季、試合前時点で101試合に出場して打率・250、チームトップの14本塁打、48打点。シーズン開幕直後こそ好調だったが、6月は打率・129と不調に陥った時期もあった。スタメンを外れることもあったが、若手に混ざって試合前の早出練習に参加するなど、精力的にバットを振った。「結果にとらわれず、自分のプロセスをしっかりと信頼して、常に全力を尽くすことで状態が上がってきた」と復調。気迫を前面に出すアグレッシブなプレーで、ファンの心をわしづかみにしてきた。8月29日の阪神戦(甲子園)で決勝の3点二塁打。打球は右中間フェンス直撃後に転々としていたが、三塁へ向かわず二塁打止まりに。試合後、阿部監督から「いけるところはやっぱりいってほしい。こういう細かいこともできないと日本では成功しないよ、と言ってあげたいですけどね」とくぎを刺された。この日の第2打席は三塁へのゴロで一塁へ全力疾走し、内野安打。恐怖の1番打者として打線を引っ張る。(原田優介)

◆ヤクルトの4番・村上宗隆内野手(25)が、三回2死二塁の第2打席に先制の中前適時打を放った。巨人先発・戸郷が投じた1球目の外角低め直球をうまくはじき返し、4試合連続打点をマーク。「低めの球でしたがうまく打つことができました」とうなずいた。

◆開幕戦以来となるマッチアップに燃えないわけがなかった。ヤクルト・奥川恭伸投手(24)が、大阪開催での巨人戦(京セラ)に向けて静かに闘志を燃やした。「その時とメンバーも違うし、いるメンバーも打ち方も変わっている。そういうのをしっかりまず見て、自分なりにイメージを持っていきたい」自身初の大役を務めた3月28日以来、今季2度目の対戦。前回対戦では6回7安打無失点と好投しながらも、チームは逆転負け。歯がゆさを残した。昨季、右肘痛などの度重なるけがを乗り越え、980日ぶりの復活勝利を果たした地で再び快投を再現する。奥川の巨人との対戦成績は通算4試合で3勝0敗、防御率1・96。プロ6年目の今季は、開幕から約4カ月、白星に恵まれず苦しんだが、後半戦にかけて白星を積み重ねここまで14試合に先発し、4勝6敗。まだ土をつけられていない相性のいい巨人打線を封じ、逆襲への弾みをつける。三回まで毎回走者を背負う投球も緩急自在の投球術で無失点。四回に中山に右翼席に飛び込むソロを被弾したが、四回まで最少失点でしのいだ。「(勝利数を)何とか勝ち越しまで持っていけるように。どんどん勝ちたい」。シーズンも残り約1カ月。燕の背番号18がチームのために最後まで腕を振る。(樋口航)

◆ヤクルトのピーター・ランバート投手(28)が3日の巨人戦(京セラ)に先発する。前回8月27日の中日戦(バンテリンドーム)では6回5安打3失点で9敗目を喫した。ここまで巨人戦には4試合登板し、0勝2敗、防御率5・40。相性は決してよくないが、常々「自分らしい投球をすることを変えずに頑張りたい」と語る助っ人右腕が〝五度目の正直〟で白星を狙う。

◆巨人が逆転勝ちした。0―1の四回に中山のソロで追い付き、五回に吉川が押し出し四球を選んで勝ち越し。八回は泉口の2点三塁打で加点した。戸郷は6四球を与えながらも6回1失点で5勝目。ヤクルトは好機で攻めきれなかった。

◆ヤクルトは逆転負けで3連勝はならなかった。三回、村上宗隆内野手の適時打で先制。しかし四回、先発の奥川恭伸投手が巨人・中山にソロ本塁打を打たれ同点に。五回には押し出し四球で勝ち越しを許した。八回には、清水昇投手が泉口に2点適時打を浴びて突き放された。奥川は6回2失点で7敗目を喫した。

◆ヤクルトは先発の奥川恭伸投手(24)が6回8安打2失点と力投したが、惜敗して連勝が2で止まった。高津臣吾監督(56)が優勝の可能性が完全消滅したことについて言及。8月31日の広島戦(神宮)に勝利したものの、首位・阪神が巨人に勝利したため同日に消滅しており、厳しい表情を浮かべ、口を開いた。「苦しいシーズンでした。でしたっていうと全て終わってしまうので、でしたって言っちゃいけないんでしょうけど、みんなよく頑張ったんじゃないでしょうかね。なかなかゲームに出れない人もいたりとか、途中で離脱した人もいたりとか。途中で逆に帰ってきたりした人もたくさんいましたけど」就任6年目の今季は単年契約で臨んだが、開幕前から主力に故障者が相次ぎ、現在43勝67敗6分けの借金「24」でリーグ最下位と低迷。2023、24年もリーグ5位に沈んでおり、今季限りで退任する方向となっている。自身の進退については「(球団側と)話をしましたよ」と明言。「これは改まって、皆さんにもお話をしたいと思ったのですが、表に出てしまったので、今いるメンバーに関しては、今日、試合前に話はしました。今日、ここにいない1軍メンバーとか、ちゃんと面と向かって話したいメンバーがいるので、ちょっと詳しいことは今は言わないですけれども。ちょっとタイミングが難しかったというか。こっちにいるメンバーも、僕自身もそうですし、モヤモヤしてゲームに入りたくなかったので、そういうところは、しっかりいるメンバーに対しては話をして、今日のゲームには挑みました」と試合前にナインに向けて話したことを明かした。これからは、わずかに残るクライマックスシリーズ進出を目指した戦いになる。「1つでも多く勝つことを大きな目標に、毎日、その大きな目標に向かって頑張りたい」と高津監督。最後まで戦う姿勢を崩さない。

◆巨人が連敗を2で止めた。阿部慎之助監督(46)が、試合中に捕手の岸田に対して声をかけた内容について明かす場面があった。先発した戸郷は6回4安打1失点で5勝目(8敗)。6四球と荒れながらも要所を締めたが、指揮官は「ちょっと変化球の時に(腕に振りに)緩みが出るのでバッターからだと分かるよ。それは課題かな。次の登板までに練習してくれと言いました」と指摘したという。ベンチで捕手の岸田にも語り掛ける場面があったことを報道陣から質問されると、配球面での助言とともに岸田へのアドバイスも送っていた。「『それ(要求)に応えられなかった投手に対して、ちゃんと自分で指摘しなさい』と言いました。初球で様子を見てボールから入って、その次もボールじゃどうしようもない。外の真っすぐ、ボール球から様子見ようと思ったやつが、ど真ん中まで来て打たれたというのは、キャッチャーとしては全てが崩れてしまう。僕らが(投手に)怒るのは簡単なんですけど、やっぱり現場で出ている、受けているキャッチャーが言ってあげた方が効くんじゃないかなと僕は思っている」捕手出身の監督は自身の現役時代も引き合いに出しつつ、「僕はドヤしてましたけどね、いつも。やっぱ勝てないならそうしないと。そういうのもキャッチャーの仕事。勝つためにやるわけですから。負けようと思ってボールから入るわけでもないし。様子見るわけでもないんでね、その辺のことです。話したのは」と熱く語った。一方、「6番・右翼」で先発した中山が1点を追う四回に右翼へ特大の同点6号ソロ。今季、内野から外野に転向した23歳の左打者には「ナイスホームランだし、距離も出てたし、すごかった。びっくりした。(成長した?)ね。まあ、あれでまた勘違いしちゃいかんよね」と手綱を締めることも忘れなかった。

◆〝ライト〟への会心の一撃が、どこまでも遠くへ飛んでいった。巨人・中山礼都(らいと)内野手(23)が「6番・右翼」で先発し、0-1の四回に特大の右越え6号ソロを放った。「打った瞬間いったかなと思いました。高めをうまく芯で打てた。感触もすごくよかったですし、結構飛んでくれたなと思います」2死から「大きいのを打てるゾーンを待っていた」と高めの150キロの直球を一閃。打球は5階席下の壁に直撃した。本職は内野だが、出場機会を求めて外野にも挑戦。今季右翼で先発した7試合のうち、3試合でマルチ安打をマークしている。守備はまだ慣れない部分もあるが、ノックでさまざまな打球を受けるなどして練習を重ねる。チームは連敗を2で止め、京セラドームでは2023年の交流戦以来、8試合ぶりの勝利。阿部監督は「ナイスホームラン。距離も出ていてすごかった」とたたえた一方、「あれでまた勘違いしちゃいかんよね」と継続して結果を出すことに期待した。中山の名前は、父・慎也さんのイチロー氏や高橋由伸氏ら一流は右翼手(ライト)が多いとの考えに由来する。力強い打撃を武器に〝ライト〟で輝く。(原田優介)

◆ヤクルト・奥川恭伸投手(24)が巨人戦初黒星を喫した。ここまで通算5試合で3勝0敗と好相性の打線と3月28日の開幕戦(東京ドーム)以来、今季2度目の対戦。要所を締める投球で三回まで無失点投球を続けていたが、1点リードの四回に中山に痛恨のソロを被弾。五回には1死満塁で押し出し四球を与え、勝ち越しを許した。6回2失点で7敗目を喫した右腕は「点数の取られ方がよくなかった」と肩を落とした。

◆ヤクルト・高津臣吾監督(56)が試合後、一回1死満塁でオスナが放った三塁線への打球の判定について言及した。一回に巨人先発の戸郷を攻め、1死満塁と好機を演出。5番・オスナが捉えた打球は三塁線を見事に破ったが、三塁審判の判定はファウル。指揮官はすかさずリクエストを要求したが、判定は覆らず。その後オスナは三ゴロ併殺打に倒れ、先取点とはならなかった。結果的に試合の明暗を分けた判定に指揮官は「あれはフェア。難しいけど、こっちから見てもフェアだし、(三塁走者の)秀樹も『フェア』と言っているし、多分一塁ベンチから見てもフェアだと思う。戸郷を初回に崩しているし...」と悔しさをにじませた。

◆巨人・戸郷翔征投手(25)が6回4安打1失点で5勝目(8敗目)を手にした。6四球と荒れながらも要所を締め、「勝ちがつくことが先発投手としての喜びであり、役割」と前向きに捉えた。阿部監督からは「変化球の時に(腕の振りに)緩みが出るので打者からだと分かるよ」と指摘され、右腕は「ゾーン内で勝負できていないので、それはあると思います」と次回への課題にした。

◆巨人・泉口友汰内野手(26)が九回に駄目押しの2点三塁打を放つなど3安打で打率・2967とし、・2971でリーグトップの広島・小園に肉薄した。13試合連続安打の2年目遊撃手は「まずは塁に出ることを頭に入れている。いい時も悪い時も一定のマインドで」と精神の安定を心掛けているという。休養日だった1日は仲のいい岡本とユニバーサル・スタジオ・ジャパンで遊んで気分転換し、この日の活躍につなげた。

◆〝ライト〟への会心の一撃が、どこまでも遠くへ飛んでいった。巨人・中山礼都(らいと)内野手(23)が「6番・右翼」で先発し、0-1の四回に特大の右越え6号ソロを放った。「打った瞬間いったかなと思いました。高めをうまく芯で打てた。感触もすごくよかったですし、結構飛んでくれたなと思います」2死から「大きいのを打てるゾーンを待っていた」と高めの150キロの直球を一閃。打球は5階席下の壁に直撃した。本職は内野だが、出場機会を求めて外野にも挑戦。今季右翼で先発した7試合のうち、3試合でマルチ安打をマークしている。守備はまだ慣れない部分もあるが、ノックでさまざまな打球を受けるなどして練習を重ねる。チームは連敗を2で止め、京セラドームでは2023年の交流戦以来、8試合ぶりの勝利。阿部監督は「ナイスホームラン。距離も出ていてすごかった」とたたえた一方、「あれでまた勘違いしちゃいかんよね」と継続して結果を出すことに期待した。中山の名前は、父・慎也さんのイチロー氏や高橋由伸氏ら一流は右翼手(ライト)が多いとの考えに由来する。力強い打撃を武器に〝ライト〟で輝く。(原田優介)

◆は、自身の進退について球団側と「話しました」と明言し、試合前にコーチ、選手、スタッフに説明したことを明かした。退任について言及したとみられる。「(退任報道が)表に出てしまったので、今いるメンバーには試合前に話はしました。ここにいない1軍メンバーとか、ちゃんと面と向かって話したいメンバーがいるので、詳しいことは今は言わないですけど、こっちにいるメンバーも僕自身もモヤモヤしてゲームに入りたくなかった。そういうところは、しっかりいるメンバーに対しては話をしてゲームに挑みました」就任6年目の今季は単年契約で臨んだが、開幕前から山田、村上、塩見ら主力が故障で離脱。シーズンに入ってからも故障者が相次ぎ、現在は43勝67敗6分けの借金「24」でリーグ最下位と低迷している。8月31日の広島戦(神宮)に勝利したが、同日に首位・阪神が勝利したため優勝の可能性が完全に消滅。3年ぶりV奪回の夢は消えてしまった。「全てけが人のせいにするのも監督としてどうかと思う。苦しいシーズンでしたって言うと、全て終わってしまう。でも、みんな、いるメンバーで1軍も2軍もよく頑張った」高津監督は厳しい状況下で奮闘した選手たちをたたえた。今後は、わずかに可能性が残るクライマックスシリーズ進出を目指すこととなる。「ひとつでも多く勝つことを大きな目標に、毎日、その大きな目標に向かって頑張りたい」。戦う姿勢は崩さず、最後の最後まで全力で指揮を執る。(赤尾裕希)

◆2日、京セラなんと巧みなバットコントロールだろう。巨人・泉口の打撃には、うならされた。試合を決めた八回の三塁打は、清水のフォークボール。バットに当てたとしても二ゴロか一ゴロで終わりそうな、ボールゾーンに落ちる難しい球。うまくすくいあげたものだ。1点差で2死一、二塁という状況により、前進守備を敷いていた右翼の頭上を、はかったように越えている。バットコントロールが利いて、芯に当てるのがうまい上に、広角に打ち分けられるのが大きな特徴。打率と出塁率のタイトル争いに加わっているのも、うなずける。遊撃手としても、守りはうまく、肩が強い。打撃も守備も相当、鍛えられてきたであろうことが、十分にうかがえる。門脇からポジションを奪うだけでなく、攻守にわたって貢献。なかなかできることではない。泉口2番、岡本3番、岸田4番の新オーダーも、ようやく勝利に結びついた。激しいAクラス争いの中、打線が波に乗っていけるかどうか。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
74443 0.627
(↑0.003)
M6
(↑1)
22416
(+5)
284
(+3)
76
(+2)
90
(+1)
0.245
(-)
2.100
(-)
2
(-)
巨人
58603 0.492
(↑0.005)
16
(-)
22376
(+4)
363
(+1)
82
(+1)
47
(-)
0.244
(↑0.001
2.710
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
55605 0.478
(↑0.004)
17.5
(-)
23402
(+8)
390
(+5)
89
(+2)
58
(-)
0.240
(↑0.001)
2.970
(↓0.02)
4
(-)
広島
53625 0.461
(↓0.004)
19.5
(↓1)
23380
(+5)
400
(+8)
63
(-)
52
(-)
0.246
(-)
3.050
(↓0.04)
5
(-)
中日
54642 0.458
(↓0.004)
20
(↓1)
23337
(+3)
375
(+5)
67
(-)
74
(+1)
0.229
(-)
2.860
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
43676 0.391
(↓0.003)
27
(↓1)
27327
(+1)
463
(+4)
69
(-)
51
(-)
0.229
(-)
3.620
(↓0.01)