楽天(★0対2☆)西武 =リーグ戦18回戦(2025.09.02)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:今井 達也(9勝5敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(6勝5敗0S)

本塁打
【西武】ネビン(14号・6回表ソロ)

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◆西武が連敗を3で止めた。西武は5回表、平沼の犠飛で1点を先制する。続く6回には、ネビンのソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・今井が9回2安打無失点の快投。2試合連続の完封で今季9勝目をマークした。敗れた楽天は、打線が沈黙した。

◆楽天は西武に敗れ、連勝が2で止まった。一時13連敗を喫するなど天敵の今井に屈した。5回、先発の岸孝之投手(40)は先頭のセデーニョに四球を与え、なおも1死一、三塁で降板。代わった2番手の加治屋蓮投手(33)が平沼に先制犠飛を許した。0-1の6回には3番手の宋家豪投手(32)がネビンに初球を捉えられ、ソロ本塁打を被弾。大きな1点を奪われた。打線は今井の前に沈黙。岸は5回途中4安打1失点で5敗目(6勝)となった。

◆5位西武が連敗を3で止めた。楽天戦では今季初先発になった今井達也投手(27)が160キロに迫る直球を投げ、ちょうど100球、10奪三振で2試合連続の完封勝利を挙げた。9勝目で2ケタ勝利に王手をかけた。ヒーローインタビューでは「個人的にすごく好きな球場なんで気分良くマウンドに上がれました。無四球でテンポ良く投げられたと思います」と話した。打線は5回、平沼翔太外野手(28)の犠飛で先制。6回にはタイラー・ネビン外野手(28)の右翼への14号ソロで追加点を挙げた。

◆楽天が天敵の西武今井にわずか100球で完封され、連勝が2で止まった。3回1死から堀内謙伍捕手(28)が中前に運び、チーム初安打。6回に先頭の武藤敦貴外野手(24)が左前打を放ったが、7回以降はいずれも3者凡退と沈黙した。一時13連敗を喫した右腕に対し、散発2安打で1度も二塁を踏むことなく敗戦。マダックス(100球未満の完封)を阻止するのがやっとだった。打線が沈黙しての黒星に三木肇監督(48)は「対策しながら手出しをしていこうというところもあったと思うから、そこを仕留めきれなかった部分と、いい投手になかなか隙をつけなかったというのはあったかなと思う」。1週間後の9日西武戦で再び対戦する可能性があるだけに「このままではダメだと思います」と引き締めた。4打数無安打に抑えられた中島大輔外野手(24)は「結構出力上げた状態の球を見られたのはいい方向にしたいです。全部が全部打てるピッチャーではないですが、僕は僕で今日思ったことを次に生かしたいなと思いますね」と雪辱を誓った。3位オリックスがソフトバンクに敗れたため、ゲーム差は変わらず「5」のまま。一方、5位西武には2・5ゲーム差に接近された。

◆楽天岸孝之投手(40)が5敗目(6勝)を喫した。初回1死から西武平沼の安打と味方の失策で1死一、二塁としたが、後続のネビンを空振り三振、渡部聖を遊ゴロに仕留めてピンチを脱した。4回2死一、三塁では古賀悠を左飛で得点を許さなかった。しかし、5回に先頭のセデーニョに四球を与えると、源田の犠打と西川の安打で1死一、三塁としたところで降板。その直後、2番手の加治屋が平沼の左犠飛で先制点を奪われた。最速147キロをマークするなど直球を軸に相手打線と対峙(たいじ)したが、5回途中4安打1失点で無念の降板。試合後、岸は「本当に何もないです。申し訳ないです」と話すにとどめた。

◆西武が栗山巧外野手(42)と中村剛也内野手(42)の両ベテラン打者と来季も選手契約を結ぶ方針であることが2日、分かった。通算2150安打の栗山は今季11試合、通算481本塁打の中村剛は同44試合と出場機会は減っている。ただ昨季91敗からの再建期にあるチームは若手野手がまだまだ成長途上で、球団は来季も2人の力が必要と判断。今オフの正式契約を経て、球界野手最年長コンビがプロ25年目の勝負へ挑むことになる。長く西武ファンから愛される生え抜きコンビのプロ25年目が見えた。球団はこの日までに2人と来季の選手契約を結ぶ方針を固めた。右打席から多くのアーチをかけてきた中村剛と、左打席から勝利を決める安打を重ねてきた栗山。ともに関西の高校から同期入団したライバルでもある2人のプロ生活は、四半世紀に及ぶことになる。再建期の西武は若手の登用が増えている。栗山は11試合で打率は0割8分7厘。4月27日に通算3000塁打を達成したものの、5月半ばからは2軍生活が続いている。中村剛は44試合に出場し打率2割4分0厘、3本塁打、サヨナラ安打もあったものの10打点。7月7日に出場選手登録を抹消された。しかし情熱は冷めていない。3日に42歳の誕生日を迎えた栗山は、今季は1軍でまだ四球がなく三振が増えた。悔しさを口にしながら24年間での引き出しを駆使。夏場になって、2軍戦で長打や四球も増えている。もがく後輩たちへのアドバイスも惜しみなく続けている。中村剛は登録抹消後、左脇腹の違和感のため1カ月近く戦列を離れたが、復帰した8月21日のイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)では2打席予定のところを4打席に立った。「久しぶりのゲームだし感覚を戻したいし」と志願のフル出場だった。集中力や存在感、実績はともに若手の及ばない域にいる。昨オフ、合同自主トレで栗山が「パ・リーグで優勝して日本シリーズに出て、日本シリーズで勝ちたい、日本一になりたいっていう思いは常に持っているので、今年はなんとか達成したい」と話し、中村剛は「はい、日本一になりたいです」と呼応した。連敗を3で止めたが、攻撃力を中心にチームの課題はまだ多い。パ・リーグは特に各球団のリリーフ投手の平均球速が一気に高まった。終盤の代打起用が増えた2人は、そのさらに上を行こうと、炎天下でもあくなき追求を続けている。

◆西武が連敗を3で止めた。今井が無四球、散発の2安打、10奪三振で2試合連続の完封を遂げ、9勝目をマークした。打線は五回に平沼の犠飛で先制し、六回にネビンのソロ本塁打で加点した。楽天打線は二塁すら踏めなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
71444 0.617
(↑0.003)
-
(-)
24444
(+2)
330
(+1)
84
(-)
92
(-)
0.251
(-)
2.400
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
71463 0.607
(↑0.004)
1
(-)
23455
(+8)
329
(+6)
106
(-)
61
(+2)
0.249
(↑0.001)
2.440
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
60543 0.526
(↓0.005)
10.5
(↓1)
26419
(+1)
428
(+2)
84
(+1)
51
(+1)
0.259
(-)
3.380
(↑0.01)
4
(-)
楽天
56602 0.483
(↓0.004)
15.5
(↓1)
25370
(-)
414
(+2)
56
(-)
98
(-)
0.247
(↓0.002)
3.260
(↑0.01)
5
(-)
西武
53623 0.461
(↑0.005)
18
(-)
25308
(+2)
354
(-)
56
(+1)
76
(+1)
0.229
(↓0.001)
2.800
(↑0.02)
6
(-)
ロッテ
44693 0.389
(↓0.004)
26
(↓1)
27356
(+6)
460
(+8)
61
(+1)
60
(-)
0.238
(↑0.001)
3.680
(↓0.04)