1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 13 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 13 | 1 | 0 |
勝利投手:エスピノーザ(5勝6敗0S) (セーブ:マチャド(3勝4敗23S)) 敗戦投手:隅田 知一郎(9勝8敗0S) |

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◆オリックスは4回表、相手失策の間に1点を先制する。続く5回に西川の適時打で1点を加えると、9回には麦谷が2点適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・エスピノーザが6回途中1失点で今季5勝目。敗れた西武は、打線が再三の好機を生かせなかった。
◆3位オリックスは5位西武に3連戦3連勝なるか。スタメンが発表された。ここまで打率3割の太田椋内野手(24)がベンチを外れた。試合前練習のグラウンドには姿を見せなかった。「5番二塁」には西野真弘内野手(35)が入り、前日30日まで10試合に2番で出場を続けてきた西川龍馬外野手(30)が「3番DH」。29日に左足首付近に死球を受け、前日欠場した頓宮裕真捕手(28)は「6番一塁」で出場する。先発はアンダーソン・エスピノーザ投手(27)。直近6試合は2失点以下と安定した投球を続けている。
◆5位西武が本拠地で3位オリックスに3連敗した。シーズン残り26試合でオリックスとのゲーム差は「8・5」となり、Aクラス入りは遠のいた。4回2死一、三塁で、オリックス若月の飛球に西武左翼手の渡部聖弥外野手(23)が追いついたように見えたものの、グラブに当てながらも捕球できず(記録は失策)。先制を許すと、先発の隅田知一郎投手(26)は5回にも西川の適時打で2点目を許した。打線はエスピノーザに対して2回から4回まで3イニング連続で2安打ずつ放つものの、いずれも三振や併殺で無得点に終わった。5回にようやく3安打を集めて1点を返したものの、同点には追いつけず。6回2死満塁のチャンスも得点には至らなかった。試合終盤には本来クローザーの平良海馬投手(25)も含め、勝ちパターンのリリーバーをビハインドの展開でも惜しみなくつぎ込んだが、終盤の打者陣は出塁さえ難しかった。
◆3位オリックスは5位西武に同一カード3連勝を飾った。8月を12勝12敗、貯金7の3位で終えた。0-0の4回、1死から5番西野真弘内野手(35)の中前打と、6番頓宮裕真捕手(28)の左前打で2死一、三塁。8番若月健矢捕手(29)の打球は低い弾道で左翼へ。左翼手、西武渡部聖の適時失策で1点を先制した。5回は先頭の広岡大志内野手(28)が右前打で出塁すると、二盗と右飛で一気に三塁へ。3番西川龍馬外野手(30)が西武隅田から一、二塁間を抜く右前適時打。2点目をたたき出した。先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)は6回途中11安打を浴びながら、1失点の粘投。2-1の6回、四球から2死満塁のピンチを招き、2番手の才木海翔投手(25)に交代した。西武山村をフォークで二ゴロ。絶体絶命のピンチを火消しした。直近2週間の11試合中、8試合に登板し、無失点を続けた。同一カード3連勝は6月13日から15日の本拠地巨人戦以来。9月2日からの8連戦へ弾みをつけた。
◆オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が今季5勝目を挙げ、24日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に続き、お立ち台で流ちょうな日本語を披露した。マイクを渡されると「日本語で話すのは緊張しますね(笑い)。皆さんのサポートと温かい声援をありがとうございます。まだ暑いので応援も大変でしたね。皆さんは僕が大好きなスーパーファンズです。いつもありがとね。気をつけて帰って下さい」と満面の笑み。敵地に集まったファンから拍手が送られた。5回2/3を11安打を浴びながら1失点。6回2死満塁から2番手で登板した才木海翔投手(25)へは「大親友。ナイスピッチングだった」と感謝した。
◆西武が3位オリックスに3連敗した。隅田知一郎投手(26)は苦しみながら5回0/3、2失点でしのいだが、打線は2安打以上したイニングが6度ありながら1得点のみ。西口監督は、勝負強さがオリックスとの違いと認め「うちのチームの課題」と話す。「最後の最後まで集中力を持って打席に入ってくれてるので、そういうところで1本出てくれればまた流れも大きく変わる」と9月の反転攻勢へ思いを口にした。
◆オリックス岸田護監督(44)はこの日欠場した太田椋内野手(24)について、「全体的に疲労がたまっているということで。ケアの方にいきました」と説明した。この日は試合前練習からグラウンドに姿を見せず。太田は試合後、「大丈夫です」と話し、球場を後にした。ここまで90試合に出場し、リーグ2位の打率3割をマーク。2日からは8連戦を控え、「いい入りができたら」と意気込んだ。
◆オリックス西川龍馬外野手(30)が貴重な適時打を決めた。1-0の5回1死三塁、西武隅田から前進守備の一、二塁間を抜く右前適時打。それでも「犠牲フライ打ちに行ってゴロなのでダメです」と厳しい表情だった。打線は西川の復帰で完全に勢いづいた。8月に入り17日まで1試合平均2・3得点。西川が19日に左足首の負傷から復帰すると、この日まで5・4得点にアップ。岸田監督は「厚みが増した」とたたえる。これで6月13日から15日の本拠地巨人戦以来となる同一カード3連勝。8月を勝率5割で終え、指揮官は「よく粘れたかなと思います」。9月2日からは首位ソフトバンク、2位日本ハム戦を含め8連戦。西川は「多分(森)友哉が帰ってくるので友哉にがんばってもらいましょう」とにやり。森が右ハムストリングスの筋損傷から1軍復帰となれば、打線はさらに破壊力を増す。
◆西武・平沼翔太外野手(28)が30日のオリックス戦でチーム唯一の長打となる適時三塁打を放つなど、今季初の3安打1打点。試合後西口監督は「最高に良かった」と最大級の賛辞を贈った。プロ10年目の今季は開幕1軍スタートも打撃不振に陥り、打率1割台と低迷。6月下旬に2軍降格を言い渡された。約1カ月半のファームでの再調整を経て「(一軍に)上がってきてからは(球の)見え方も悪くない。自分の形で振れている」と平沼。9日の1軍昇格以降は18打数6安打で打率・333を記録しており、調子は上向きだ。内外野を器用にこなすユーティリティーとして二塁、三塁、左翼で先発出場。複数ポジションを守る難しさを問われ「ないとはいえないですけど、そんなことは言っていられない」と覚悟を示した背番号31は「最低限守れるのは大前提で、自分はやっぱり打たないといけない」と打棒でのアピールを誓う。16日には妻でタレントの森咲智美が自身のSNSで長女の誕生を発表。2児の父として「1人のときとは、また違う癒しが家に帰ったらある。明日も頑張ろうと思えます」と家族の存在を力に変えている。31日時点で24試合の先発出場にとどまっているが、「スタメンで出続けるっていうのは絶対に持っておかないといけない。定着できるように頑張ります」。定位置奪取に向けて、バットで快音を残し続ける。(依田雄太)
◆西武の外崎修汰内野手(32)が2点を追う五回2死一塁で左翼への適時二塁打を放った。オリックスの先発右腕・エスピノーザが投じた3球目のツーシームを強振。打球はぐんぐんと伸び、左翼がジャンピングキャッチを試みるも、フェンスに直撃した。1塁走者平沼が生還し、西武は1点差に詰め寄った。外崎は三回の第2打席、1死一、三塁の場面で二ゴロ併殺打に倒れており、「前の打席の借りを返すつもりで打席に入りました。いい形で打つことができてよかったです」と追撃の一打を振り返った。
◆オリックスが3連勝で、2年ぶりに西武戦のシーズン勝ち越しを決めた。四回に失策の間に1点を先制。五回に西川の適時打、九回は途中出場の麦谷の2点二塁打で加点した。エスピノーザは粘りの投球で5勝目。西武は3連敗。
◆西武の隅田は自身初の10勝到達は持ち越しとなった。四回に失策の間に1点を失い、五回は適時打を浴びた。六回に先頭打者から連打を許したところで交代。「情けないのひと言」との短いコメントに悔しさをにじませた。過去2年は9勝止まり。オリックスと前回対戦した17日は6点リードを守れずに勝利を逃し、この日は9安打を浴びて8敗目。雪辱は果たせなかった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
70 | 44 | 4 | 0.614 (↓0.005) | - (-) |
25 | 442 (+3) | 329 (+4) | 84 (+1) | 92 (+1) |
0.251 (↑0.001) | 2.410 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
70 | 46 | 3 | 0.603 (↓0.006) | 1 (-) |
24 | 447 (-) | 323 (+1) | 106 (-) | 59 (+2) |
0.248 (-) | 2.410 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
60 | 53 | 3 | 0.531 (↑0.004) | 9.5 (↑1) |
27 | 418 (+4) | 426 (+1) | 83 (-) | 50 (+1) |
0.259 (↑0.001) | 3.390 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
56 | 59 | 2 | 0.487 (↑0.005) | 14.5 (↑1) |
26 | 370 (+1) | 412 (-) | 56 (+1) | 98 (-) |
0.249 (-) | 3.270 (↑0.04) |
5 (-) |
西武 |
52 | 62 | 3 | 0.456 (↓0.004) | 18 (-) |
26 | 306 (+1) | 354 (+4) | 55 (-) | 75 (-) |
0.230 (↑0.001) | 2.820 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
44 | 68 | 3 | 0.393 (↑0.006) | 25 (↑1) |
28 | 350 (+4) | 452 (+3) | 60 (+2) | 60 (-) |
0.237 (↑0.001) | 3.640 (-) |
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