1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0 | 1 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:西垣 雅矢(5勝0敗0S) (セーブ:宋 家豪(0勝0敗1S)) 敗戦投手:杉浦 稔大(1勝2敗0S) 本塁打 |

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◆楽天が延長戦を制した。楽天は0-0のまま迎えた延長11回表、中島がソロを放ち、先制に成功する。投げては、先発・内が5回無失点。その後は7投手の継投で完封リレーを展開した。敗れた日本ハムは、最終回に一打逆転サヨナラの好機をつくるも及ばず、接戦を落とした。
◆日本ハム伊藤大海投手が28歳の誕生日を迎えた。試合前練習中には、大型ビジョンに祝福メッセージが映し出されるサプライズ。投球練習のため、右翼ブルペンにいた伊藤は、グラウンドから拍手を送っていた同僚たちに向かって帽子を取って掲げ、感謝を示していた。
◆日本ハム伊藤大海投手が28歳の誕生日を迎えた。チームメートからも「祝ってもらいました。『誕生日おめでとうございます』って」と笑顔を見せた。試合前練習中には、大型ビジョンに祝福メッセージが映し出されるサプライズもあった。「聞いてなかったっすね。うれしいですけど、あんま(サプライズをされるのは)得意じゃないので、何していいのか分からなかった」と苦笑い。実際には、その瞬間は投球練習のために右翼ブルペンにおり、グラウンドから拍手を送っていた同僚たちに向かって帽子を取って掲げ、感謝を示していた。28歳の誓いを問われると「28歳の誓いですか...なんだろう...」と12秒の沈黙後に「特にないです(笑い)。今まで通り、日々成長できるように」と明かした。
◆日本ハムは球団公式Xとインスタグラムなどで、この日の試合は開閉式屋根を閉めて開催すると発表した。同時に「9月以降は、ルーフクローズでの試合になります」と告知した。ここまでルーフオープンデーは6試合あり、チームは全勝という"不敗神話"が続いていたが、この日が開閉式屋根を開けて開催する可能性があった今季最後の試合。今季は勝ちっぱなしのままルーフオープンでーは終了することとなった。ちなみにエスコンフィールド開業初年度の23年のルーフオープンデーは8試合で3勝5敗、24年は11試合で6勝5敗だった。通算では25試合で15勝10敗となった。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が68試合ぶりに4番スタメンで出場する。4度目となる4番スタメンの清宮幸は楽天の先発、内星龍投手(23)に対して今季は打率5割7分1厘と相性がいい。また、9番には11試合ぶりのスタメンとなる中島卓也内野手(34)が名を連ねた。今カードは初戦を取ったが、30日は逆転負けで1勝1敗。試合後に新庄剛志監督(53)は球団を通じて「明日勝って2勝1敗にすっぞ!!」とコメント。4番清宮幸で、逆転Vへ向けても負けられない試合に勝ってカード勝ち越しを狙う。
◆楽天は勝負手が実らなかった。0-0の5回、先頭でフランコが四球を選ぶと、代走に小森。だが、直後にけん制で刺され、好機を広げられなかった。0-0の7回には1死からボイトが四球を選ぶと、代走に小深田。黒川が一塁強襲の安打で続き、スタートを切っていた小深田は三塁到達。一、三塁と好機をつかんだ。ここで、代打に渡辺佳。初球ファウルのあとの2球目でスクイズを仕掛けたが、日本ハムバッテリーに外され、空振り。三塁走者の小深田は三本間に挟まれ、刺された。試合の中盤から大砲に次々と俊足の代走を送り、足と小技を絡め1点を取りにいったが、実らなかった。
◆日本ハム福島蓮投手(22)が6回2/3を5安打無失点と好投した。1回は1番中島に安打を許したが、バッテリーを組んだ田宮が二盗を阻止。5回も先頭のフランコに安打を許したが、代走の小森をけん制でアウトにした。7回は1死一、三塁のピンチを背負ったが、代打渡辺佳の2球目に仕掛けられたスクイズに対してウエストで空振りを誘い、失点を許さなかった。0-0での降板で4勝目はお預けとなったが、この日もしっかり試合をつくった福島は「田宮さんのリードのおかげで、6回まではテンポよく投げられました。ただ7回にピンチを迎えてから、粘り切れなかったことが悔しい。自分の詰めの甘さを感じます。1球で仕留めてくれた(斎藤)ゆきやさんに感謝したいです。チームの勝利を願って、リリーフ陣の方々にバトンを託します」とコメントした。>
◆楽天中島大輔外野手(24)が均衡を破る6号ソロを放った。0-0の延長11回1死、日本ハム杉浦から右翼ブルペンへ放り込んだ。初球ファウルのあとの2球目、フォークを捉えた。楽天打線は初回、2回、5回と先頭が出塁も後が続かなかった。5回にはフランコ、7回にはボイトに代走を送り、1点を取りにいったが、実らなかった。9回まで5安打無得点に抑えられ、延長へ。10回にも1死一、三塁を作ったが、得点はならなかった。重苦しい展開だったが、中島が一振りで得点を挙げた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)の勝負手に球場が騒然となった。1点を追う延長11回無死二塁。8番万波の打順だったが"ピンチバンター"として代打山県を送った。球場にアナウンスされると大きなどよめきが起きた。山県は三塁側へ犠打を決めた。新庄監督は拍手で山県を出迎えた。さらに9番中島に代打水谷を送り、四球を選んで1死一、三塁。1番五十幡の初球で水谷が二盗を決めて一打サヨナラのチャンスを広げたが、最後は五十幡が二直ゲッツー。エスコンフィールドが静まり返った。
◆2位日本ハムが延長戦にもつれた接戦を落とした。1週間前の首位ソフトバンクとの天王山3連戦3連勝後は5位西武に1敗1分け、4位楽天に1勝2敗と痛恨の2カード連続負け越しとなった。0-0で迎えた延長11回に6番手の杉浦稔大投手(33)が楽天中島に決勝の先制6号ソロを浴びた。その裏に無死二塁の好機で新庄剛志監督(53)は万波中正外野手(25)を下げて"ピンチバンター"として代打山県秀内野手(23)を起用。山県は期待に応えて犠打を決めたが、あと1本が出なかった。先発した福島蓮投手(22)は6回2/3を5安打無失点と好投。1回は1番中島に安打を許したが、バッテリーを組んだ田宮が二盗を阻止。5回も先頭のフランコに安打を許したが、代走の小森をけん制でアウトにした。7回は1死一、三塁のピンチを背負ったが、代打渡辺佳の2球目に仕掛けられたスクイズに対してウエストで空振りを誘い、失点を許さなかった。救援陣も含めて幾多のピンチを乗り切ってきたが、打線は指揮官の勝負手も実らず最後まで無得点。午後4時からロッテ戦を戦う首位ソフトバンクにもプレッシャーを与えられなかった。これで日本ハムは8月を14勝10敗1分けで終えた。>
◆2位日本ハムが延長戦にもつれた接戦を落とした。1週間前の首位ソフトバンクとの天王山3連戦3連勝後は5位西武に1敗1分け、4位楽天に1勝2敗と痛恨の2カード連続負け越しとなった。0-0で迎えた延長11回に6番手の杉浦稔大投手(33)が楽天中島に決勝の先制6号ソロを浴びた。その裏に無死二塁の好機で新庄剛志監督(53)は万波中正外野手(25)を下げて"ピンチバンター"として代打山県秀内野手(23)を起用。山県は期待に応えて犠打を決めた。その後、1死二、三塁と一打サヨナラの場面で五十幡の打球は前進守備の二塁正面を突く二直。ギャンブルスタートを切っていた三塁走者も戻れず、敗れた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)は「くぅ~」と、うなりながら悔しがった。「あと1センチ(五十幡が)ボールの下っ面を削ってくれたら。(相手内野陣が)あんだけ前、来てたんでね」。1点を追う延長11回1死二、三塁で五十幡の打球は不運にも二塁正面を突いて二直。ギャンブルスタートを切っていた三塁走者の矢沢も戻れなかった。勝負手も実らなかった。ラストシーン直前の無死二塁の場面。今季19本塁打の8番万波に代打山県を送った。球場が騒然とする中で「まずは同点でしょ」と"ピンチバンター"で起用したルーキーが、見事にバントで三塁側へ打球を転がし走者を進めた。「練習の成果を出してくれましたね」と一気に追い上げムードは高まったが、最後は勝利の女神がそっぽを向いてしまった。これで首位ソフトバンクに3連勝後は5位西武に1敗1分け、4位楽天に1勝2敗と2カード連続負け越し。逆転Vへ小休止の1週間となったが、新庄監督は「まあ終わったことはもう、すぐ忘れて。また、次は(2日から)千葉か。千葉から勝ち続けたいなという気持ちで戦います」。負けられない9月の戦いへ視線を向けた。【木下大輔】
◆日本ハム福島蓮投手(22)が6回2/3を5安打無失点と好投した。途中で右足をつりかけた場面もあったが、踏ん張って試合をつくった。「田宮さんのリードのおかげで、6回まではテンポよく投げられました。ただ7回にピンチを迎えてから、粘り切れなかったことが悔しいです」。7回2死二塁で代打渡辺佳の投ゴロをファンブル(記録は内野安打)し、この回の途中で降板したことを悔やんでいた。
◆楽天は売り出し中の中島大輔外野手(24)のバットが勝利に導いた。0-0の延長11回、杉浦の落ち球を右翼ポール際へ運ぶ勝ち越しの6号ソロ。日本ハム3連戦の勝ち越しを決める一打となり「こういう場面で打ったこともないので、喜び方も分からなかった。かっこいい雄たけびみたいなのを練習していこうかな」とおどけた。30日に4安打の固め打ちでシーズン100安打に到達。7月にプロ野球最多タイの4試合連続三塁打を記録したのに続き、8月は月間4本塁打と力強さを増した。龍谷大平安(京都)から青学大を経てプロ入り。三木監督は「(タイプは)スピードとヒットメーカーだと思うが、パンチ力も持ち味。あそこでしっかり仕留められたことに成長を感じる」と評価。2年目の1番打者は「走者がいたら打てていたか分からない。今度はサヨナラの場面や好機で打てる打者に成長したい」と貪欲に話した。
◆日本ハム山県秀内野手(23)がプレッシャーに打ち勝った。楽天戦(エスコンフィールド)の延長11回無死二塁、万波に代わって"ピンチバンター"として登場。失敗が許されない場面で三塁側へ犠打をきっちり転がして走者を三塁へ進めた。惜しくも得点にはつながらず、チームは連敗で2カード連続負け越しとなったが、しびれる場面で成長した姿を見せたルーキーが一筋の光をもたらした。この日、ソフトバンクも敗れたため、首位と1ゲーム差は変わらなかった。出番は突然だった。延長11回無死二塁。ベンチにいた山県は山田バッテリーコーチと目が合った。「バント行くぞ」と声をかけられて「えっ...バントすか」とちょっと差し込まれた。直前までベンチ裏で守備固めの準備もしていたため、あまり状況整理もできていなかった。「誰の代打だろう...万波さん! えーっ」。大きなプレッシャーの中で急いで打撃用防具を身に着け、ベンチを飛び出した。打席に入る前には、日頃からバントの指導を受ける森本外野守備走塁コーチが声をかけてくれた。助言は3つ。(1)自分で決めなきゃと思いすぎるな。(2)両サイド(一、三塁手)が出てきても慌てるな。(3)誰でもプレッシャーかかる場面だから、やれることをやろう。山県は「気が楽になった。もう決めるしかないと思って打席に入れた」。カウント2-1からの4球目を三塁線へ転がし、見事に送りバント成功させた。シーズン序盤はバント失敗で落ち込むこともあった。2軍落ちした際は佐藤2軍打撃コーチ、再昇格後は森本コーチ、谷内コーチ、先輩の中島、伏見にも助言をもらいながら必死に練習。「やっぱりバントできる人って自分の形があって、タイミングがしっかり取れて、あとは『大丈夫』というメンタル」と地道な練習で身に着けた技術と強いメンタルがチームの大きな武器に変わろうとしている。新庄監督も「よく決めましたね。練習の成果を出してくれました」とたたえた大仕事。この日は勝利に結び付かなかったが、ルーキーが見せた確かな成長の跡が、もっとしびれる9月の戦いでも必要になるはずだ。【木下大輔】
◆楽天が競り勝った。0―0の延長十一回に中島が勝ち越しのソロを放った。投手8人で無失点リレーを見せ、十回を三者凡退に抑えた西垣が5勝目、宋家豪が4年ぶりのセーブを挙げた。日本ハムは打線が精彩を欠いた。
◆日本ハムの福島は無失点で力投した。カットボールを効果的に使って6回?を投げ、5安打で5奪三振。七回は2死一、三塁のピンチでマウンドを降りたとあって「最後以外は良かった。テンポよく投げることができた」とうなずいた。無失点で投げた試合としては自己最長で、今季4試合の登板でまだ黒星はなし。要因について「困った時に三振が取れている。去年から成長した部分」と自己分析した。
◆楽天は売り出し中の中島のバットが勝利に導いた。0―0の延長十一回、杉浦の落ちる球を右翼ポール際へ運ぶ勝ち越しの6号ソロをマーク。日本ハム3連戦の勝ち越しを決める一打となり「こういう場面で打ったこともないので、喜び方も分からなかった。かっこいい雄たけびみたいなのを練習していこうかな」とおどけた。30日に4安打の固め打ちでシーズン100安打に到達。7月にプロ野球最多タイの4試合連続三塁打を記録したのに続き、8月は月間4本塁打と力強さを増した。京都・龍谷大平安高から青学大を経てプロ入り。2年目の1番打者は「走者がいたら打てていたか分からない。今度はサヨナラの場面や好機で打てる打者に成長したい」と貪欲に話した。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
70 | 44 | 4 | 0.614 (↓0.005) | - (-) |
25 | 442 (+3) | 329 (+4) | 84 (+1) | 92 (+1) |
0.251 (↑0.001) | 2.410 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
70 | 46 | 3 | 0.603 (↓0.006) | 1 (-) |
24 | 447 (-) | 323 (+1) | 106 (-) | 59 (+2) |
0.248 (-) | 2.410 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
60 | 53 | 3 | 0.531 (↑0.004) | 9.5 (↑1) |
27 | 418 (+4) | 426 (+1) | 83 (-) | 50 (+1) |
0.259 (↑0.001) | 3.390 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
56 | 59 | 2 | 0.487 (↑0.005) | 14.5 (↑1) |
26 | 370 (+1) | 412 (-) | 56 (+1) | 98 (-) |
0.249 (-) | 3.270 (↑0.04) |
5 (-) |
西武 |
52 | 62 | 3 | 0.456 (↓0.004) | 18 (-) |
26 | 306 (+1) | 354 (+4) | 55 (-) | 75 (-) |
0.230 (↑0.001) | 2.820 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
44 | 68 | 3 | 0.393 (↑0.006) | 25 (↑1) |
28 | 350 (+4) | 452 (+3) | 60 (+2) | 60 (-) |
0.237 (↑0.001) | 3.640 (-) |
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