1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 9 | 10 | 0 | 0 |
DeNA | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 7 | 10 | 2 | 4 |
勝利投手:齋藤 綱記(3勝0敗0S) (セーブ:清水 達也(4勝1敗4S)) 敗戦投手:佐々木 千隼(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆中日は3-3で迎えた8回表、上林の2点適時二塁打でリードを奪う。直後に同点を許すも、延長11回にブライトの走者一掃の適時二塁打などで一挙4点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・齋藤が今季3勝目。敗れたDeNAは、筒香が3本塁打5打点の活躍を見せるも、空砲に終わった。
◆3位のDeNAが、26日の阪神戦(横浜)から1勝3敗と苦しむ。29日の中日戦はジャクソンが来日初アーチ、石上がプロ初本塁打を放つなど、3本塁打などで8点を奪ったが、リリーフ陣が6失点で逆転負けを喫した。振り返れば、26日の阪神戦は筒香のソロ2発による2点、27日の同戦は筒香のソロによる1点、28日の同戦は松尾の2ラン、オースティンのソロ、知野の2ランで5点を奪った。今週4試合で、16点を奪ったが、15点が本塁打による得点。適時打での得点は29日の中日戦で佐野が放った1点のみだった。チームは、8月18日の時点で3位DeNAが4位広島に4ゲーム差、5位中日に5ゲーム差をつけ、3位争いでDeNAが1歩抜けたように見えたが、わずか11日で広島に並ばれ、中日に1・5ゲーム差に迫られた。筒香、オースティンともに月間5本塁打と好調な中、打線全体で好機でのあと1本、あと1点が奪えるかが、CS進出のカギを握りそうだ。
◆DeNA宮城滝太投手(25)が30日、出場選手登録を抹消された。宮城は29日の中日戦(横浜)で同点の7回に登板。4安打1四球で3点を失った。今季はキャリアハイの42試合に登板し、3勝1敗、12ホールド、防御率は1・83だった。42試合の登板は、伊勢の44試合に次ぎ、チーム2番目の登板数だった。
◆3連勝中の中日は3位DeNAと1・5ゲーム差。13年ぶりのクライマックスシリーズ進出へ、勝って一気に肉薄したい。先発はエース高橋宏斗投手(23)。8月は4試合投げ、3勝1敗。防御率1・45と好調だ。3連投の守護神松山晋也投手(25)は休養のためベンチを外れた。
◆全盛期、再び!?スタンド中段へ圧巻の2打席連発?筒香嘉智 第13号ホームラン?プロ野球 (2025/8/30)??DeNA×中日??Live on DAZN#オレをみろ #baystars #だったらDAZN
◆中日高橋宏斗投手(23)がプロ初の1試合2発を食らった。2点リードの初回、筒香に153キロ直球を右中間へ同点12号2ラン。3回はまたも筒香に高めスプリットを右中間中段へ13号ソロをたたき込まれた。あまりのショックにしばらく着弾点を見ながら両肩を落とし動けなかった。試合前まで5年間の通算被本塁打は22本で、1試合1本以上は許してこなかった。「チームに勢いを与える投球をしたい」と話す右腕は気持ちを切り替え、試合は壊さなかった。
◆DeNA京田陽太内野手(31)が"神タッチ"でチームを救った。同点の9回1死一塁、中日の代走樋口が単独スチールを敢行した。ヘッドスライディングでタイミングはセーフ。二塁塁審もセーフとジャッジしたが、勢い余ってベースが離れた瞬間を遊撃・京田が見逃さずしつこくタッチした。一時はセーフ判定も自らリクエストをベンチに要求し、三浦監督もそれに応えてリクエスト。リプレー検証の結果、判定は覆って1死二塁のピンチが2死走者なしで再開。ハマスタも大声援が沸き起こった。2死走者なしとなり、3試合連続失点中だった入江大生投手(27)は冷静に加藤匠を二ゴロに仕留めて4試合ぶりの無失点投球で流れを呼び込んだ。
◆DeNAが延長戦の大熱戦の末に力尽きた。同率3位だった広島もヤクルトに敗れたため、Bクラス転落は免れたが、5位中日に0・5ゲーム差に迫られた。打線は筒香嘉智外野手(33)がけん引した。2点を先制された直後の1回1死一塁、フルカウントから中日高橋宏の153キロ直球をコンパクトに捉えた。右中間席へグングン伸びる12号2ラン。「序盤で同点に戻せて良かったです。勝ち切るためにも、ここから一気に流れに乗っていきたいです!」と3試合ぶりの1発で試合を振り出しに戻した。さらに同点の3回2死、カウント3-1から143キロのスプリットを捉えて右中間席へリプレーのような勝ち越しの13号ソロ。「コンパクトに振り抜くことができました。(石田)裕太郎が踏ん張って投げているのでこの後も後押ししていきます!」と小学校の修学旅行で自身のユニホームを着ていった生粋の横浜ファンである、後輩右腕を援護した。石田裕太郎投手(23)は6回1死三塁から細川の犠飛で同点に追い付かれるも、7回5安打3失点8奪三振と試合を作って先発の役割を果たした。しかし同点の8回、2番手の森原康平投手(33)が捕まった。1死一、二塁から上林に2点適時二塁打を許して勝ち越し点を献上した。それでも直後の8回1死二塁、蝦名達夫外野手(27)が同点2ランを放って再び試合を振り出しに戻した。試合は延長戦に突入。延長11回1死満塁、佐々木が代打ブライトに右中間への3点適時二塁打を打たれて万事休す。中日に2連敗となった。同率3位の広島もヤクルトに敗れたため、3位の座は死守したが、5位中日と0・5ゲーム差に縮まり、3、4、5位が0・5ゲーム差にひしめく熾烈(しれつ)なCS争いとなった。同一カード3連敗を阻止するべく31日には藤浪晋太郎投手(31)が移籍後本拠地初登板に臨む。
◆中日が4連勝を飾った。3位タイのDeNA、広島に0・5ゲーム差に迫った。同点の延長11回、1死満塁から代打ブライト健太外野手(26)が右中間を破る3点適時二塁打を放ち試合を決めた。先発の高橋宏斗投手(23)は筒香に2発を浴び3失点。1試合2被弾も、同じ打者に1試合2発を許すのもプロ初めてだったが、7回3失点と踏ん張った。中日は1点を追う6回1死三塁から細川成也外野手(27)の左犠飛で同点に追いつき、8回、1死一、二塁から上林誠知外野手(30)が左翼線へ2点適時二塁打で2点を勝ち越した。だが、前日29日DeNA戦まで3連投の松山晋也投手(25)は休養のためベンチ外。守護神抜きの中、8回にメヒアが蝦名に同点5号2ランを打たれたが、その後はリリーフ陣が踏ん張った。31日にDeNAに勝てば順位は入れ替わる。予告先発は藤浪。前回17日の対戦では、死球回避のため左打者を9人並べ、延長12回で敗れた。その日の試合後、松中信彦打撃統括コーチ(51)は「次、対戦があってもまた左を並べると思う」と話していた。13年ぶりのクライマックスシリーズ進出へ負けられない1戦で、どのような打順を組んでくるのか、目が話せない。
◆"神ゾーン"に突入??筒香嘉智が止まらない?12号、13号、14号2018年5月30日以来の1試合3ホームラン?プロ野球 (2025/8/30)??DeNA×中日??Live on DAZN#オレをみろ #baystars #だったらDAZN
◆主砲のバットが止まらない。DeNA筒香嘉智外野手(33)が18年5月20日の巨人戦(東京ドーム)以来、7年ぶりの1試合3本塁打をかっ飛ばした。2点を先制された直後の1回1死一塁、フルカウントから中日高橋宏の153キロ直球をコンパクトに捉えた。右中間席へグングン伸びる12号2ラン。「序盤で同点に戻せて良かったです。勝ち切るためにも、ここから一気に流れに乗っていきたいです!」と3試合ぶりの1発で試合を振り出しに戻した。さらに同点の3回2死、カウント3-1から143キロのスプリットを捉えて右中間席へリプレーのような勝ち越しの13号ソロ。「コンパクトに振り抜くことができました。(石田)裕太郎が踏ん張って投げているのでこの後も後押ししていきます!」と小学校の修学旅行で自身のユニホームを着ていった生粋の横浜ファンである、後輩右腕を援護した。締めは4点を追う延長11回1死一塁、梅野の150キロ高め直球をはじき返して右中間席へ運ぶ14号2ラン。意地を見せる一打でこの日3本目のアーチをかけた。同日には神宮でヤクルト村上宗隆内野手(25)も1試合3本塁打を放っており、同じ日に2人が1試合3本塁打という異例の事態となった。筒香は8月にファーム調整から1軍復帰してからは好調をキープ。2打席目を終えた時点で直近6戦6発、さらに直近27打席で8本塁打と約3・4打席に1本塁打の異次元ペースでアーチを量産している。「右足で粘って変化球(も対応)という感覚がアメリカ行く前はある方だったんですけどそれが消えてた。拾えるようになったのは僕の中で打撃の幅は広がってくる」と話していた通り、直球と落ち球両方を捉えてみせた。筒香が2打席連発を含む3本塁打。筒香の1試合3本塁打は18年5月20日巨人戦に次いで2度目。延長回を含む3発は22年村上(ヤクルト)以来10人目で、DeNAでは初めてになる。この日はヤクルト村上も3本塁打。1日に3本塁打以上が2人も出たのは、10年6月29日のラミレス(巨人)とブラゼル(阪神)以来15年ぶり9度目。
◆中日が延長11回の激闘を9-7で制して4連勝、5位ながら3位DeNA&広島に0・5ゲーム差に迫った。2位巨人とも3差で13年ぶりのクライマックスシリーズが見えてきた。DeNAとの4時間超ゲームに決着をつけたのは、代打ブライト健太外野手(26)だ。5-5の11回1死満塁。5番手佐々木から右中間を破る決勝の3点適時二塁打。「最高です。絶対打ちたかった」と喜びを爆発させた。8月は打率4割5厘と絶好調でスタメン起用も多いが、井上監督が「チャンスの時はブライト」と期待する切り札が最高の結果で応えた。勝てばDeNAを抜けるチャンスの31日の直接対決。相手先発は藤浪だ。前回17日は死球回避のため9人全員左打者を並べた。井上監督は「もう1回、今夜考えますが、左が主になると思う」と明かした。本来なら外せない4番細川は、11回に佐々木から背中に死球を受けて交代。井上監督は「(背中で)デカい体をしててもデリケートなところに当たったようなので、明日は休ませます」と休養を明言した。左を並べた前回の初対戦後には、世間でもさまざまな意見が飛び交った。井上監督は「矢面に立つのは僕なので」と信念は曲げない。残り25試合、トータルで考え、逆転Aクラスを狙う。【石橋隆雄】
◆DeNA筒香嘉智外野手(33)が3本塁打を放った。まず、1回1死一塁で高橋宏から右中間へ12号2ラン。3回2死、再び高橋宏から13号ソロを放ち、2打席連発。さらに延長11回1死一塁で梅野から右中間へ14号2ランを放った。この日はヤクルト村上も3本塁打を記録している。筒香が2打席連発を含む3本塁打。筒香の1試合3本塁打は18年5月20日巨人戦に次いで2度目。延長回を含む3発は22年村上(ヤクルト)以来10人目で、DeNAでは初めてになる。この日はヤクルト村上も3本塁打。1日に3本塁打以上が2人も出たのは、10年6月29日のラミレス(巨人)とブラゼル(阪神)以来15年ぶり9度目。
◆5位中日が延長11回、ブライト健太外野手(26)の3点決勝適時二塁打で4連勝した。3位DeNA、広島に0・5ゲーム差、2位巨人にも3ゲーム差と13年ぶりのクライマックスシリーズが見えてきた。
◆DeNAが、筒香嘉智外野手(32)の自身7年ぶりの1試合3本塁打を含む計4発を放ちながら、5位中日に連敗を喫した。今週5試合で23点を奪ったが、22点が本塁打による得点。適時打での得点は29日の中日戦で佐野が放った1点のみで、自慢の長打力は発揮しながら、守備のミス、走塁ミス、リリーフ陣の乱調などで1勝4敗と負け越す。チームは、8月18日の時点で3位DeNAが4位広島に4ゲーム差、5位中日に5ゲーム差をつけ、3位争いでDeNAが1歩抜けたように見えたが、広島に並ばれ、中日に0・5ゲーム差に迫られた。2位巨人との差は2・5ゲーム差のままだが、今季ワーストを更新する借金7となり、月間成績は11勝14敗で3カ月連続で負け越しも決まった。三浦大輔監督(51)は「ちょっと展開的にこういう展開が続いているんで、選手たちも重くなりがちなところですけど、今日も延長までファンの方も、スタンドから応援してくれていますし、あきらめずに、また明日できることをやっていきます」と声を絞り出した。
◆これがハマの主砲だ。DeNA筒香嘉智外野手(33)が18年5月20日の巨人戦(東京ドーム)以来、7年ぶりの1試合3本塁打をかっ飛ばした。2点を先制された直後の1回1死一塁、フルカウントから中日高橋宏の153キロ直球を捉えて右中間席への12号2ラン。同点の3回2死、今度はスプリットを右中間席へ運んだ。最後は4点を追う延長11回1死一塁。梅野の150キロ高め直球をしばいて3本塁打目となる14号2ランで締めた。筒香は言う。「日本でもアメリカでも、よくストレートが打てないと言われてきましたけど、打ててないときは変化球もストレートも打ててない。打てる感覚になれば両方打てると思うので、その辺がうまくマッチしてるのかなと」と結果で実力を証明した。7日にファーム調整からの1軍復帰後は、好調をキープ。直近8試合、27打席で8発、約3・4打席に1本塁打の異次元ペースでアーチを量産している。試合前練習では1メートル近く打撃投手に近づいて速球に目を慣らす。この日も真っ昼間の灼熱(しゃくねつ)のグラウンドで早出練習を行い、逆方向への打撃練習を繰り返した。主砲が3本塁打と気を吐くも、チームは投打がかみ合わず延長戦の末に力尽きた。Bクラス転落は免れたが、5位中日と0・5ゲーム差に迫られ、今季ワーストの借金7。「負けたらいくら打っても何の意味もない。勝てなかったのが全て。ここを1個超えれば勝ちも見えてくると思うので、そこに向かってやり続けるしかない」と筒香。次こそ勝利を呼び込むアーチにする。【小早川宗一郎】▽DeNA三浦監督(中日に連敗し今季ワーストの借金7)「展開的に選手たちも重くなりがちですけど、ファンの方もスタンドから応援してくれていますし、諦めずにまた明日できることをやっていきます」筒香が2打席連発を含む3本塁打。筒香の1試合3本塁打は18年5月20日巨人戦に次いで2度目。延長回を含む3発は22年村上(ヤクルト)以来10人目で、DeNAでは初めてになる。この日はヤクルト村上も3本塁打。1日に3本塁打以上が2人も出たのは、10年6月29日のラミレス(巨人)とブラゼル(阪神)以来15年ぶり9度目。
◆3位のDeNAが、5位の中日に2試合連続で大乱打戦の末に連敗し、いよいよ0・5ゲーム差に迫られた。8月18日の時点で3位DeNAが4位広島に4ゲーム差、5位中日に5ゲーム差をつけ、3位争いでDeNAが1歩抜けたように見えたが、DeNAが約1カ月半ぶりのBクラス転落の危機に陥った。セ・リーグは首位の阪神が2位の巨人に15ゲーム差をつけ、優勝マジック「9」で独走中。2位巨人と3位DeNAの差は2・5ゲーム差で逆転する可能性もあるが、3~5位が0・5差と肉薄し、壮絶な3位争いのゴングが鳴った。運命に導かれるかのように、DeNA、広島、中日ともに残りは25試合。リーグ優勝争いは早々と阪神が抜けたが、CS進出をかけた激しい争いが最後の最後まで繰り広げられる。
◆5位中日が延長11回、ブライト健太外野手(26)の3点決勝適時二塁打で4連勝した。3位DeNA、広島に0・5ゲーム差、2位巨人にも3ゲーム差と13年ぶりのクライマックスシリーズが見えてきた。シーソーゲームを決めた。1死満塁で登場。フルカウントからDeNA佐々木の低めの球をとらえた。低いライナーで右中間を真っ二つ。決勝の3点適時二塁打を放ち、ベース上で両手を大きくあげ喜びを爆発させた。8月は打率4割5厘、1本塁打、9打点と絶好調。スタメンの機会も増えたが、井上一樹監督(54)が話すように「チャンスの時はブライト」ととっておきの代打の切り札。今季の代打成績は51打席で44打数13安打の打率2割9分5厘、1本塁打、12打点と期待に応え続けている。「本当に大事なカードと分かってるんで、そこで貢献できてうれしい。このまま勝ってCSにいってみたい。今年は初めてこんな終盤まで競って、すごいうれしい」と、21年ドラフト1位は過去3年はすべて最下位の悔しいシーズンだった。今の緊張感が新鮮でたまらないようだ。ヒーローインタビューでも「勝てるだけ勝って、選手全員でCSにいけるように。3位といわず2位を狙ってやっていきます」と中日ファンに熱く誓った。
◆3季ぶりに日本球界に復帰したDeNA・藤浪晋太郎投手(31)が1勝目を目指して31日の23回戦に先発する。17日の中日戦(バンテリンドーム)で移籍後初登板し、その後は2軍戦での先発を挟んで調整。横浜スタジアムでの移籍後初登板に向けてキャッチボールやダッシュで調整し「ホームで投げるチャンスが巡ってきてうれしい。本当に楽しみ」と胸を高鳴らせた。
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が「3番・左翼」で先発し、2点を先行された直後の一回1死一塁で同点の12号2ランを放った。中日先発の高橋宏に2球で追い込まれたが、際どいコースを見極めてフルカウントに持ち込み、甘く入った6球目の直球を右中間席にたたき込んだ。これで8月は10試合で6本塁打と量産。「序盤で同点に戻せてよかった。勝ち切るためにもここから一気に流れに乗っていきたい」と口元を引き締めた。
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が「3番・左翼」で先発し、中日先発の高橋宏から2打席連続本塁打を放った。まずは2点を先行された直後の一回1死一塁。フルカウントから甘く入った6球目の直球を捉え、右中間席に同点の12号2ランを放った。さらに2-2の三回2死。今度は外寄りのフォークボールを引っ張り、右中間席中段に13号ソロをたたき込んだ。この一発で8月は10戦7本塁打となった。「コンパクトに振り抜くことができた。(先発の石田)裕太郎が踏ん張って投げているので、この後も後押ししていく」と頼もしく語った。
◆DeNAは打撃戦を落とした。5-5の延長十一回、5番手の佐々木千隼投手が3四死球で招いた満塁から走者一掃の二塁打で勝ち越しを許した。打線は筒香嘉智外野手が一回に2ラン、三回にソロ、十一回に2ランと3本塁打。2点を追う八回に蝦名達夫外野手が放った起死回生の同点2ランと合わせて計4発が空砲に終わった。
◆中日が競り勝ち、4連勝を飾った。3―3の八回に上林誠知外野手の2点二塁打で2点をリード。直後に追い付かれたが、延長十一回1死満塁から代打・ブライト健太外野手が勝ち越しの走者一掃の二塁打を放った。4番手の斎藤綱記投手がが3勝目を挙げた。
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が一回に2ラン、三回にソロ、十一回に2ランと3本塁打を放った。?筒香の1試合3本塁打は2018年5月20日の巨人戦(東京ドーム)以来7年ぶり2度目。DeNA(前身を含む)選手の1試合3発は20年10月4日のオースティン(対中日、横浜)以来5年ぶり24度目。?ヤクルト・村上も広島戦で1試合3本塁打。同日に2人が記録したのは、10年6月29日の巨人・ラミレス(対広島)と阪神・ブラゼル(対中日)以来15年ぶり9度目。日本選手2人は、1979年5月9日の巨人・王貞治(対中日)と中日・大島康徳(対巨人)、09年4月8日の阪神・金本知憲(対広島)と日本ハム・稲葉篤紀(対ロッテ)に次いで16年ぶり3度目。?筒香は通算226本塁打とし、球団の通算本塁打数で並んでいた桑田武を抜いて歴代単独4位となった。最多は松原誠の330本、2位が田代富雄の278本、3位が村田修一の251本。1試合複数本塁打は26日の阪神戦(横浜)に次いで今季2度目で、通算31度目。セで31度は巨人・高橋由伸と並ぶ10位。最多は巨人・王の95度。
◆その勢いはとどまるところを知らない。DeNA・筒香嘉智外野手(33)が、高橋宏からの2打席連発を含む1試合3本塁打を放った。8月は出場10試合で8本塁打と量産。勝利には結びつかなかっただけに「負けたらいくら打っても意味がない。勝ち切れなかったのが全て」と言葉少なだった。まずは2点を先行された直後の一回1死一塁。2球で追い込まれたが、際どいコースを見極めてフルカウントに持ち込み、甘く入った6球目の直球を右中間席へ運ぶ12号2ラン。153キロの球威に力負けせず、落胆した高橋宏はマウンドにしゃがみ込んだ。さらに同点の三回2死。外寄りのスプリットを仕留め、13号ソロを右中間席中段にたたき込んだ。2打席連発は26日に記録したばかり。この一打で球団では桑田武を抜いて歴代単独4位の通算225本塁打とした。極めつきは4点を勝ち越された後の延長十一回1死一塁だ。高めの直球を右中間席に運ぶ14号2ランを放った。1試合3本塁打は2018年5月20日の巨人戦(東京ドーム)以来、7年ぶり2度目となった。2ストライクに追い込まれると、グリップエンドに小指をかけるのをやめて短く握り、コンパクトにスイングする。村田野手コーチは、この柔軟性が好調の一因と指摘。「何とか対応しようという形が見て取れる」と分析する。さらに村田コーチは「いいときはストレートを引っ張れている。それができてくると他のボールにも対応できる」と続けていた。この日の3発は、その通りの結果だった。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
72 | 44 | 3 | 0.621 (↑0.004) | M9 (↑2) |
24 | 406 (+3) | 277 (+2) | 74 (-) | 89 (+1) |
0.244 (-) | 2.080 (-) |
2 (-) |
巨人 |
57 | 59 | 3 | 0.491 (↓0.005) | 15 (↓1) |
24 | 368 (+2) | 357 (+3) | 81 (-) | 47 (-) |
0.242 (-) | 2.700 (-) |
3 (-) |
DeNA |
53 | 60 | 5 | 0.469 (↓0.004) | 17.5 (↓1) |
25 | 392 (+7) | 385 (+9) | 87 (+4) | 58 (-) |
0.240 (↑0.001) | 2.980 (↓0.04) |
3 (-) |
広島 |
53 | 60 | 5 | 0.469 (↓0.004) | 17.5 (↓1) |
25 | 371 (+4) | 385 (+5) | 62 (+1) | 52 (-) |
0.245 (-) | 2.970 (↓0.02) |
5 (-) |
中日 |
54 | 62 | 2 | 0.466 (↑0.005) | 18 (-) |
25 | 334 (+9) | 368 (+7) | 67 (-) | 72 (+2) |
0.229 (-) | 2.850 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
42 | 66 | 6 | 0.389 (↑0.006) | 26 (-) |
29 | 319 (+5) | 455 (+4) | 68 (+3) | 51 (-) |
0.227 (-) | 3.610 (↓0.01) |
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