1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 1 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | X | 6 | 10 | 1 | 1 |
勝利投手:小野 郁(2勝2敗0S) (セーブ:横山 陸人(2勝3敗3S)) 敗戦投手:有原 航平(10勝8敗0S) 本塁打 |

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◆ロッテが逆転勝ち。ロッテは3点を追う6回裏、3本の適時打などで一挙4点を奪い、試合をひっくり返す。そのまま迎えた8回には、佐藤のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、2番手・小野が今季2勝目。敗れたソフトバンクは、好投を続けていた先発・有原が6回に突如崩れた。
◆ソフトバンク近藤健介外野手(32)が別メニュー調整を行った。29日のロッテ戦では左脇腹に違和感を訴えて途中交代。この日はグラウンドに姿は見せたものの、チーム本隊からは外れた。なお、出場選手登録は抹消されなかった。小久保裕紀監督(53)は同戦後に「様子を見ます」と話していた。
◆ロッテ上田希由翔内野手(24)がプロ初の4番に抜てきされた。今季はここまで42試合に出場し22安打、11打点、打率2割1分8厘。7月17日ソフトバンク戦(北九州)ではプロ初本塁打を放つも、5回で降雨コールドになってしまい「幻のプロ初本塁打」となった。その後、2日の西武戦(ベルーナドーム)で打ち直しのプロ初本塁打をマークした。チームは前日のソフトバンク戦で敗戦し、リーグ優勝の可能性が完全消滅。ここまで下位打線が多かった上田をプロ2年目にして初の4番に抜てきし、新たなオーダーで挑む。
◆ソフトバンク有原航平投手(33)が6回に突如崩れた。5回まで1失点投球。4-1でリードしていたが、先頭西川に四球を与え、高部、上田に連打を献上。1死満塁で藤岡に適時打、安田の内野ゴロ間に2失点した。なお2死一、三塁で代打寺地に同点適時打、小川には中前に勝ち越し適時打を許した。1イニング5安打で4失点。優勢ムードが一転、劣勢に変わった。
◆ロッテは3点を追う6回に打線がつながり試合の流れを大きく変えた。先頭から四球と連打で無死満塁と絶好の好機を迎える。ここで佐藤都志也捕手(27)が三振に倒れ、やや嫌な空気が漂ったが、藤岡裕大内野手(32)が執念の2打席連続適時打を放ち、まず1点を返して2点差に迫る。続く安田尚憲内野手(26)の内野ゴロの間に三塁走者が生還し、さらに代打・寺地隆成捕手(20)が中前へきっちりと運び、ついに同点。勢いづく打線は止まらず、2死一、三塁から小川龍成内野手(27)が左前へ適時打を放ち、一挙4得点で一気に逆転に成功した。
◆首位ソフトバンクは痛恨の逆転負けで連勝がストップした。デーゲームで2位の日本ハムが黒星。ゲーム差を広げるチャンスだったが、1差のまま変わらなかった。0-0の1回1死二塁、今季初めて3番起用された牧原大成内野手(32)が先制の中前適時打。牧原大は22年以来3年ぶり、自己最長タイの16試合連続安打となった。3回には佐藤直樹外野手(26)が4号ソロを放つなど2得点。1点を返された直後の5回は上位打線の3連打で追加点を奪った。しかし4-1で迎えた6回、先発の有原航平投手(33)が突如崩れた。1イニング5安打4得点を献上。逆転を許した有原は6回9安打5失点(自責4)で3試合連続勝利なしとなった。合計11泊、8試合の長期ロードは2勝5敗となり、1試合を残して負け越しが決まった。
◆ロッテは3点を追う6回に打線がつながり試合の流れを大きく変え、逆転勝ちした。先頭から四球と連打で無死満塁と絶好の好機を迎える。ここで佐藤都志也捕手(27)が三振に倒れ、やや嫌な空気が漂ったが、藤岡裕大内野手(32)が執念の2打席連続適時打を放ち、まず1点を返して2点差に迫る。続く安田尚憲内野手(26)の内野ゴロの間に三塁走者が生還し、さらに代打・寺地隆成捕手(20)が中前へきっちりと運び、同点。勢いづく打線は止まらず、なお2死一、三塁から小川龍成内野手(27)が左前へ適時打を放ち、一挙4得点で一気に逆転に成功した。8回には佐藤が今季2号のソロ本塁打を放ち、点差を広げた。先発のブライアン・サモンズ投手(30)は5回4失点と苦しんだが、中継ぎの小野郁投手(28)、沢村拓一投手(37)、高野脩汰投手(27)、横山陸人投手(24)が無失点リレーで試合を作った。
◆ソフトバンク近藤健介外野手(32)がロッテ22回戦(ZOZOマリン)を欠場した。前日29日の同戦で左脇腹に違和感を訴えて途中交代しており、この日は別メニューで調整した。登録抹消はされずにベンチ入り。試合後は「(きょうはバットは)振ってないです」と語り、31日以降も状態を見定めていく。
◆打撃好調のソフトバンク牧原大成内野手(32)が自己最長タイの16試合連続安打を放った。近藤の欠場もあって今季初めて3番で出場。第1打席の初回1死二塁で中前に先制タイムリーを放った。「3番に入りましたが打順は意識せず、いつも通りの気持ちで打ちにいくことができました」。5回1死一、三塁の第3打席でも右前適時打を放ち2打点の活躍だ。規定打席に達していないものの、打率3割2分1厘の隠れ"首位打者"。連覇へ打線をけん引する。
◆首位ソフトバンクが痛恨の逆転負けを喫した。デーゲームで2位の日本ハムが黒星。ゲーム差を広げるチャンスだったが、最大3点差をひっくり返されて1差のまま変わらなかった。試合後、小久保裕紀監督(53)は「今日は一言だけ。今日の負けは痛いです」とだけ話し、球場を後にした。先発の有原航平投手(33)が6回9安打5失点(自責4)で今季8敗目。6回に一挙4失点で自身3連敗となった。
◆ソフトバンク佐藤直樹外野手(26)が約1カ月ぶりに4号ソロを放った。近藤に代わって右翼を守り9番で先発出場。1点リードの3回先頭で巡ってきた第1打席。サモンズの直球を豪快に左中間席へ運び去った。「打つべきボールに対してしっかりとアプローチができました。結果を出すことができてよかった」。20日の西武戦以来のスタメン出場。離脱中の柳田も2軍戦に出場するなど、終盤戦の外野枠争いも厳しくなる。自慢のパンチ力でアピールを続ける。
◆ソフトバンク松本晴投手(24)が31日のロッテ戦(ZOZOマリン)で7勝目を目指す。自身3連勝中だが、前回22日の日本ハム戦ではベースカバーのミスから3失点したことを反省。「エラーをして集中できずにバッターに投げるのではなく、本当にひとりひとり、1球1球という気持ちで」と引き締めた。投球に関しては「すごくいい状態をキープできている」と手応え十分だ。
◆みんなの夢をかなえてくれる「テラえもん」が、魔法の道具...ではなく、バットでチームを救った。ロッテの寺地隆成捕手(20)が3-4の6回に代打で登場し、フルカウントから起死回生の同点打。逆転劇をお膳立てし、首位ソフトバンクから価値ある勝利をつかみ取った。「助けて~!テラえもん!!」。そんなロッテファンの願いが届いたのか、寺地が勝負強さを見せた。3点を追う6回、ロッテは先頭から四球と連打で1死満塁の大チャンスを迎えた。藤岡の適時打、安田の内野ゴロで1点差に迫り、なおも続く好機に「代打寺地」がコールされた。「打てなかったらしょうがない。1打席なので、そのぐらいの気持ちで(打席に)入りました。気負いすぎると自分の中で、ちっちゃくなってしまうと思ったので、後ろにつなげられたらと思っていました」。フルカウントからの7球目。ソフトバンク有原のチェンジアップを逃さず中前へはじき返し追いつくと、勢いを得た打線はその後もつながり、一気に試合をひっくり返した。吉井監督も「前半の配球を見れば真っすぐが来ると思うので待ちづらいと思うが、しっかり打ってくれた。まだ2年目ですよね。本当にすごい選手」と、舌を巻いた。新応援歌が完成したばかりで、原曲は国民的アニメ「ドラえもん」のテーマ曲「夢をかなえてドラえもん」だ。高卒2年目。ファンの間では「テラえもん」の愛称がすっかり浸透し、本人も「ロッテの一員として認めてもらえた感じがあります」と語る。欲しい「ひみつ道具」を聞かれると「アンキパン」と即答し「バッターやピッチャーの特徴を覚えるのが大変で、忘れてしまうこともあるので」と笑った。だが、この日はアンキパンなどなくても十分な対応力で、チームを救う一打を放ってみせた。現在は右肘の違和感で捕手としての出場はない。吉井監督は「今は代打、DHで。投げられないので、何日か様子見て、その後どうするか決めます」と説明した。寺地は「バッティングには影響が出ていない。そこは切り替えて、打席に立たせてもらうときはしっかり結果を出したい」。まだ、20歳になったばかり。いつだって夢をのせて、ロッテを勝利へ導く男になる。【星夏穂】
◆パ・リーグ首位のソフトバンクが、痛恨の逆転負けを喫した。先にデーゲームで2位の日本ハムが黒星。勝てば31日に優勝マジック点灯できるチャンスがあったが、最大3点リードをひっくり返された。小久保裕紀監督(53)は自ら「今日は一言だけ。今日の負けは痛いです」とだけ話し、球場を後にした。先発の有原航平投手(33)が誤算だった。4-1の6回先頭、西川への四球から1イニング5安打4失点を献上。4-3の2死一、三塁で代打寺地に同点打、続く小川に勝ち越し打を許した。有原は「勝ち越されずに、最少失点で粘れなかったのが今日の全てです」と反省。5回までは1失点投球も6回に突然崩れた。「フォアボールからですし、連打を止められなかったのは何か原因があると思う。もっとしっかり投げられるように」と急ピッチで修正に務める。6回9安打5失点(自責4)で今季8敗目。さらに自身3連敗でこの間、全て5失点以上と安定しない。「点を取ってくれていい展開だったので本当に申し訳ない」と肩を落とした。有原の復調がなければ、リーグ連覇は遠のいていく。6月3日~8月9日までは1完封を含む破竹の8連勝。シーズンの中盤戦を引っ張った立役者のひとりだ。8月は2勝3敗、防御率4・97に終わったが、月が変わればツキも変わるといきたい。9月は昨季4試合で防御率0・87の好成績。次回登板で名誉挽回を期す。合計11泊8試合の長期ロードは2勝5敗。1試合を残して負け越しが決まった。しっかり切り替え、8月最終戦は白星で締めたい。【只松憲】
◆ロッテはソフトバンクの優勝マジック点灯を阻止するべく、31日の先発に自身2連勝中の小島和哉投手(29)を立てる。「ここ最近の良いところは変えずに、悪いところを修正してきたのでしっかり試合で出せるように頑張ります」球団を通じてコメントした小島。ソフトバンクとは8回2失点で5勝目を挙げた16日の試合以来、2週間ぶりのマッチアップ。このときの勝利が2023年9月5日以来、2年ぶりのソフトバンク戦の白星だった。31日の試合はソフトバンク戦にマジック点灯の可能性があり、それを阻止するためのマウンドとなる。「1位2位は熾烈な争いをしている。無責任な試合をしていると、パ・リーグの火が消えちゃうので」と、このカード初戦の敗戦後に意気込んだのは吉井監督。だが、30日の試合は先発のサモンズが一回から牧原大に先制適時打、三回には佐藤直に一発を浴びて2点のビハインドを背負うと、さらに一塁手・上田がフライを落球。1死三塁とするとサモンズが暴投で追加点を献上した。指揮官の決意とは正反対の試合。悪い流れを止めるのは、左のエースしかいない。
◆ロッテが集中打を見せた。1-4と3点を追う六回に5安打を集中して一挙4得点で逆転した。六回先頭の西川が四球を選び、高部、上田の連打で無死満塁とすると1死から藤岡の左前適時打、安田の一ゴロ、代打寺地の中前同点打、さらに小川が左前打で勝ち越しに成功した。ソフトバンク先発の有原とは3月28日の開幕戦でも対戦し、やはり0-1の六回に集中打を浴びせて6点を挙げて逆転勝ちしている。
◆ロッテが逆転勝ち。1―4の六回に藤岡、代打寺地、小川の適時打など5安打を集めて4点を挙げた。六回以降は4投手が無失点リレー。ソフトバンクは有原が六回に乱れたことが誤算だった。打線も中盤以降はつながりを欠いた。
◆ロッテは1-4の六回に集中打で逆転勝ち。同点打を放ったのは寺地隆成捕手(20)で、勝ち越し打は小川龍成内野手(27)と「りゅうせい」たちのバットが勝利をもたらした。五回まで1点に抑えられていたソフトバンク先発の有原にロッテが襲い掛かった。先頭の西川が四球を選び、高部、上田の連打で無死満塁とすると1死後、藤岡の左前適時打と安田の一ゴロで1点差。ここでロッテベンチは宮崎竜成内野手(24)に代打の寺地「りゅうせい」をコール。1点ビハインドで2死の得点機の代打はベテランでも重圧を感じる場面。それでも2年目の20歳は「ちょっと気楽じゃないですけど、もう打てんかったらしょうがないぐらい、1打席なんで。そのぐらいの気持ちで。やっぱり気負いすぎると、どうしても自分の中でちっちゃくなっていく」と打席に入り、7球目のチェンジアップを中前に運ぶ同点打。この1本で小川「りゅうせい」は「前でりゅうせいが打ったんで、同じりゅうせいも打てるだろうなと思いながら打席に立ちました。正直な話、負けてる展開でフォアボールになって2死満塁1死満塁で回ってくるよりかは、寺地が打ってくれたんで少し気が楽になって、勝負にいけた」と後輩に感謝。2-2からの5球目を詰まりながらも左前へ勝ち越し適時打を放った。3人の「りゅうせい」が絡む逆転劇。寺地は「なんかあったらおちゃらける時もありますし、3人で一緒にいるってことはなかなかないですけど、仲は悪くないです」と笑う。ちなみに呼び方は「小川さんは『りゅうせいさん』、宮崎さんは『みやりゅうさん』か『ザキさん』」だという。ご自身の呼ばれ方は?「僕は全員から名字で呼ばれます(笑)」と〝りゅうせいオチ〟も披露した。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
70 | 43 | 4 | 0.619 (↓0.006) | - (-) |
26 | 439 (+4) | 325 (+6) | 83 (+1) | 91 (+3) |
0.250 (-) | 2.410 (↓0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
70 | 45 | 3 | 0.609 (↓0.005) | 1 (-) |
25 | 447 (+2) | 322 (+6) | 106 (-) | 57 (-) |
0.248 (-) | 2.420 (↓0.03) |
3 (-) |
ORIX |
59 | 53 | 3 | 0.527 (↑0.004) | 10.5 (↑1) |
28 | 414 (+7) | 425 (+1) | 83 (+1) | 49 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.410 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
55 | 59 | 2 | 0.482 (↑0.004) | 15.5 (↑1) |
27 | 369 (+6) | 412 (+2) | 55 (+1) | 98 (+2) |
0.249 (↑0.001) | 3.310 (↑0.01) |
5 (-) |
西武 |
52 | 61 | 3 | 0.460 (↓0.004) | 18 (-) |
27 | 305 (+1) | 350 (+7) | 55 (-) | 75 (-) |
0.229 (↑0.001) | 2.820 (↓0.03) |
6 (-) |
ロッテ |
43 | 68 | 3 | 0.387 (↑0.005) | 26 (↑1) |
29 | 346 (+6) | 449 (+4) | 58 (+1) | 60 (-) |
0.236 (-) | 3.640 (↑0.01) |
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