ロッテ(★0対2☆)西武 =リーグ戦18回戦(2025.08.23)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:今井 達也(8勝5敗0S)
敗戦投手:サモンズ(4勝4敗0S)
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◆西武は初回、ネビンの適時打で先制に成功する。そのまま迎えた8回表には、渡部聖が犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・今井が9回無失点12奪三振の快投。今季2度目の完封で8勝目をマークした。敗れたロッテは、打線が4安打無得点と沈黙した。

◆5位西武が連勝し、ロッテ3連戦のカード勝ち越しを決めた。交流戦明け以降、黒星連鎖の泥沼にはまっていたが、直近10試合はこれで5勝5敗。少しずつ戦い方のペースを戻してきた。この日は今井達也投手(27)が風速7メートル前後の中ではあったものの、初回からコントロールが安定。藤原、山口ら好調な打者には球数を要したものの、2回18球、4回39球と投手優位のペースで試合を作った。今井は最後まで投げ抜き、今季2度目の完封勝利をマーク。8勝目を挙げた。打線は初回、1番の渡部聖弥外野手(22)がロッテ・サモンズから右中間二塁打で出塁。2死後に4番タイラー・ネビン外野手(28)の適時打で先制し、今井を援護した。2回以降はサモンズの前に沈黙したが、8回、ロッテ3番手小野から渡部聖の犠飛で追加点を挙げた。

◆ロッテは2戦連続、今季22度目の0封負けで連敗となった。先発ブライアン・サモンズ投手(30)は6回3安打1失点と粘投したが4敗目を喫した。初回の先頭打者渡部聖に二塁打を浴びると、2死二塁から警戒していたネビンに中前打を浴び、先制を許した。それでも2回以降は落ち着いてアウトを重ね、西武打線に追加点を許さなかった。8回にマウンドに上がった小野郁投手(28)は連打と捕逸、盗塁で無死二、三塁のピンチを招く。長谷川を三ゴロに抑えたが、渡部聖に右犠飛を浴び追加点を許した。打線は西武先発今井を前に打線がつながらなかった。

◆ロッテは2戦連続、今季22度目の0封負けで連敗となった。先発ブライアン・サモンズ投手(30)は6回3安打1失点と粘投したが4敗目を喫した。8回は小野郁投手(28)は連打と捕逸、盗塁で無死二、三塁のピンチを招き、長谷川を三ゴロに抑えたが、渡部聖に右犠飛を浴び追加点を許した。打線は西武先発今井に4安打12三振と抑え込まれた。ロッテが2試合連続、今季22度目の完封負け。完封負けのシーズン最多記録は56年の大洋と東映の31度だが、ロッテでは22年の21度を上回る球団ワーストとなった。今季は西武戦だけで7度目の完封負け。同一カードでシーズン7度の完封負けは、91年西武戦、02年オリックス戦に次いで球団23年ぶり3度目。

◆ロッテは2戦連続、今季22度目の0封負けで連敗となった。シーズン22度の完封負けは球団ワーストを更新。先発ブライアン・サモンズ投手(30)は6回3安打1失点と粘投したが4敗目を喫した。初回の先頭打者渡部聖に二塁打を浴びると、2死二塁から警戒していたネビンに中前打を浴び、先制を許した。それでも2回以降は落ち着いてアウトを重ね、西武打線に追加点を許さなかった。8回にマウンドに上がった小野郁投手(28)は連打と捕逸、盗塁で無死二、三塁のピンチを招き、長谷川を三ゴロに抑えたが、渡部聖に右犠飛を浴び追加点を許した。打線は西武先発今井に4安打12三振に抑えられた。吉井理人監督(60)は「ランナーをだすとギアが入るピッチャー。向こうのピッチャーもよかったんですけど、球数少なくあそこまで行っちゃったんで、こっちの作戦失敗」と話した。6回には山口航輝外野手(25)が四球で出塁したが池田来翔内野手(25)がエンドランのサインで空振りし、山口が二塁でアウトとなった。この場面について吉井監督は「野球のセオリーとして、エンドランのサインで空振りは絶対ダメ。ゴロ打てっていうエンドランではないんですけど、やっぱりエンドラン、イコールゴロ打たなきゃっていうのはどこかにある。ちょっと細工してると思うんですけど、それで変化球空振り。ヒット打ちに行く力でいいので、空振りしないように練習してもらいます」と語った。ロッテが2試合連続、今季22度目の完封負け。完封負けのシーズン最多記録は56年の大洋と東映の31度だが、ロッテでは22年の21度を上回る球団ワーストとなった。今季は西武戦だけで7度目の完封負け。同一カードでシーズン7度の完封負けは、91年西武戦、02年オリックス戦に次いで球団23年ぶり3度目。

◆西武今井達也投手(27)が12奪三振で、今季2度目の完封勝利を挙げた。先輩の高橋に続き、かつての甲子園V投手が2夜連続で好投。「昨日の光成さんがいい流れを作ってくれたんで、僕も負けないように」。バトンを24日の先発隅田に渡した。1人の勝利じゃない。明確なところだけでも2つ。その1、新球を教わった。「糸川にシンカーを教わったので。相手もデータにないでしょうし、カウント取ったり空振り取ったり。糸川のおかげです」と落ちながら逃げていく魔球を、風の吹くマリンで操った。その2、最近は黒木にグラブを借りていた。今井はずっと「横閉じ」の縫い方のグラブを使ってきた。黒木が「縦閉じ」でそれを借りた。ポケットへのボールの入りやすさ、セットした時の構えやすさ。今井は「軸の作り方は大事だと思っているので」と話す。ようやく自分のモデルができ、この日試合で初使用。好投のおともになった。思えばいつも誰かがそばに-。作新学院(栃木)で全国の頂点に立った9年前の夏、亡き祖父の遺灰入りのペンダントを身につけていた。「そういうの、大事にしたかったので」と懐かしむ。この日、先輩の与座の母校・沖縄尚学が全国優勝。ご機嫌の与座に対し、高橋と一緒に「ようこそ!」と甲子園V界隈からのマウンティングも。山がそこにあるから、みんなで上っていく。【金子真仁】

◆西武のモンテル外野手(25)がプロ初盗塁を決め「ホッとしたっす。初安打よりホッとしました」と表情を柔らかくした。9回、安打で出塁した外崎の代走として一塁へ。1死後、打者村田の初球でスチールを敢行。ヘッドスライディングでもぎ取った。「頭からしか考えてなかったです。マリンの(二塁の)土のところ、けっこう滑るので。通り過ぎないように気を付けて、頭から」初盗塁にベンチも盛り上がった。育成選手として入団し、3年目の今季に念願の支配下登録を受けた。「足のスペシャリストに」という入団当時の球団からの期待を、ようやく初盗塁という形にした。「去年引退した金子侑司さんみたいに、盗塁王取れるくらいまで走っていかないといけないと思っています。そのためには打たないといけないので、進化して、いちはやく打てるように練習して、盗塁王を目指したいです」後ろを通り過ぎる甲斐野央投手(28)にちゃちゃを入れられながら夢を話すモンテル。なお14日のソフトバンク戦では三塁直前で転んで、なんとかセーフをもぎ取った。「通り過ぎないように」の後に「こけないように」と自分から添えた。【金子真仁】

◆西武の滝沢夏央内野手(22)の頭部付近に、ロッテ・サモンズからのこの日2度目の抜け球が飛んできたのは、5回2死の第3打席だった。カウント1-2からの4球目だった。球威が強烈な左腕だ。滝沢は正直に言う。「あの球を見せられて、腰引けてた部分があったのかなとも...」ただ、そう言いながら根性を見せるのが滝沢だ。4つの球種が内外にまんべんなく来たものの、そこから8球連続でファウル。最後二塁ゴロに終わったが、サモンズに1人で15球投げさせ、じわじわと体力を削っていった。調子は「まだ全然悪いです」という。好調なシーズン序盤を思えば失速した。苦しさや悔しさもある。「悪い中でもそう思ってもらえるような打席をつくりたいなって思ってやってるので...。あそこもまっすぐを弾ききれなかったのもあるんですけど、それならなんとかフォアボールを取ろうと思って」そうやって姿勢を見せる。今季15盗塁目もマークした。「なんとか見えないところでもチームに貢献できれば」。そんな滝沢の姿は、西口文也監督(52)の目に「やっとまた、良かった時の夏央に戻りつつあるかな」と映っている。【金子真仁】

◆再昇格後、打率を急上昇させているロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(22)=青学大。サブローヘッドコーチ(49)はあえて「3割を意識しろ」と指令を下している。西川は23日の西武戦(ZOZOマリン)に「2番・左翼」で先発。一時は・132まで落ち込んだ打率は2度の2軍降格を経て、試合前時点で・291まで上昇。3割の大台が目の前まで迫っている。サブローコーチは「3割は意識するなと言っても無理。ここまで来たら頭の中で計算するやろうしね。だからこの前、『3割を意識しろ。その上で安打数の目標を置いて、積み重ねることを考えよう』と伝えました。この考え方は〝師匠〟の教えなんですけどね」と説いた。サブローコーチの言う〝師匠〟とはロッテをはじめ5球団で30年間に渡ってコーチを務め、数々の名打者を指導した高畠導宏氏のこと。サブローコーチを含め、落合博満氏、ソフトバンク・小久保裕紀監督らを導いた高畠氏は2002年にロッテ退団後、高校野球の指導者を目指して高校教諭に転身も膵臓(すいぞう)がんのため04年に死去した。「こういう考え方もあるのかと思いました。ヒットを積み重ねる先に打率3割が着いてくるものだと思っていたけど、目標が明確に持てます。まずは1試合1本、110安打を目標に置いています」と西川。早速この日の第1打席で左前打を放った。名伯楽のレガシーを受け継ぎ、二人三脚で高みを目指す。(片岡将)

◆西武の今井が今季2度目の完封で8勝目を挙げた。12三振を奪う力投で、許したのは4安打だけ。一回にネビンの適時打で先制し、八回に渡部聖の犠飛で1点を加えた。ロッテは打線が沈黙し、好投のサモンズを援護できなかった。

◆西武・今井が4安打12奪三振と圧倒し、今季2度目の完封で8勝目をマーク。同僚で2年目の糸川から教わった新球シンカーをカウント球と決め球に使い、完封ではキャリア最少の114球で抑えた。栃木・作新学院高3年時の2016年に夏の甲子園大会で優勝。プロ9年目で56勝を積み上げたが「一時期は伸び悩んで、何をやってもうまくいかなかった。いろいろな方に出会って、いろいろなことを教えてもらって、全部ひっくるめて役立っている」と周囲への感謝を口にした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
68404 0.630
(↓0.006)
-
(-)
31426
(+3)
306
(+8)
80
(+1)
86
(+1)
0.250
(-)
2.400
(↓0.05)
2
(-)
日本ハム
68432 0.613
(↑0.004)
1.5
(↑1)
30435
(+8)
311
(+3)
104
(+3)
56
(-)
0.249
(↑0.001)
2.440
(-)
3
(-)
ORIX
55523 0.514
(↑0.005)
12.5
(↑1)
33389
(+8)
410
(+6)
76
(+1)
48
(-)
0.258
(↑0.001)
3.450
(↓0.01)
4
(-)
楽天
53562 0.486
(↓0.005)
15.5
(-)
32350
(+6)
396
(+8)
53
(-)
96
(-)
0.248
(↑0.001)
3.330
(↓0.05)
5
(-)
西武
51582 0.468
(↑0.005)
17.5
(↑1)
32298
(+2)
329
(-)
54
(-)
72
(+3)
0.229
(-)
2.770
(↑0.02)
6
(-)
ロッテ
40663 0.377
(↓0.004)
27
(-)
34326
(-)
435
(+2)
56
(-)
53
(-)
0.235
(↓0.001)
3.700
(↑0.03)