1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 1 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | X | 4 | 6 | 0 | 2 |
勝利投手:井上 温大(4勝7敗0S) 敗戦投手:石田 裕太郎(2勝4敗0S) 本塁打 |

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◆巨人が3連勝。巨人は0-0で迎えた5回裏、岡本のソロで先制する。その後は、7回に岡本が再びソロを放つと、続く8回には泉口の適時二塁打などで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・井上が6回途中無失点と試合をつくり今季4勝目。敗れたDeNAは、打線が精彩を欠いた。
◆DeNA山崎康晃投手(32)が23日、約3カ月ぶりに1軍に合流した。巨人戦(東京ドーム)の試合前練習に姿を見せた。三浦監督は「登録します。三嶋と入れ替えます」と明言。続けて「状態は上がってきていると報告は受けてます」と説明した。今季ここまで13試合に登板して防御率4・09。5月27日阪神戦(倉敷)で延長11回に登板も、サヨナラ負けを喫して同29日に出場選手登録を抹消されていた。以降はイースタン・リーグで23試合に登板して1勝3敗、防御率4・39。直近7試合連続無失点中と好調をキープしていた。代わりに三嶋一輝投手(35)が出場選手登録を抹消される。前夜の22日巨人戦(東京ドーム)では7回に登板するも、リチャードに3ランを浴びるなど1回3失点。ここまで6試合で防御率10・80だった。
◆DeNA山崎康晃投手(32)が23日、約3カ月ぶりに1軍に合流した。巨人戦(東京ドーム)の試合前練習に姿を見せた。三浦監督は「登録します。三嶋と入れ替えます」と明言し、「状態は上がってきていると報告は受けてます」と説明。山崎は「今できることとしては、やっぱりチームの力になること。精いっぱいそこで体現していきたい。まだまだ今シーズンたくさん成長できると思ってますし、成長のチャンスを与えていただいたんで、しっかり生かして頑張りたい」と力を込めた。今季はここまで13試合に登板して防御率4・09。5月27日阪神戦(倉敷)で延長11回に登板も、サヨナラ負けを喫して同29日に出場選手登録を抹消されていた。以降はイースタン・リーグで23試合に登板して1勝3敗、防御率4・39。直近7試合連続無失点中と好調をキープしていた。代わりに三嶋一輝投手(35)が出場選手登録を抹消された。前夜の22日巨人戦(東京ドーム)では7回に登板するも、リチャードに3ランを浴びるなど1回3失点。ここまで6試合で防御率10・80だった。
◆DeNAとの20回戦のスタメンが発表された。浅野翔吾外野手(20)が6月5日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来となるスタメン復帰。「7番中堅」で名を連ねた。前日22日の試合で全4打席すべて四球で出塁した中山礼都内野手(23)は、プロ初となる「3番右翼」で先発出場。また、5試合連続スタメン出場中で、前日22日に今季7号となる3ランを放ったリチャードは、打順を1つ上げ「6番一塁」で出場する。先発は井上温大投手(24)。約3カ月ぶりの白星を狙う。
◆パリ五輪ブレイキン女子金メダリストの湯浅亜実(AMI=26)が、セレモニアルピッチを行った。「0からスタートっていうのを常に気持ちで大事にしてて」と、背番号0のユニホームで登場。左腕を力強く振った。ワンバウンド投球となったが「球技は苦手な方なので、なかなか良いボールが投げれたんじゃないかなと思います」と笑った。この日の試合は、巨人のオフィシャルパートナーであるNIKEの冠試合「KARADAKARA DAY 2025」として開催されている。「KARADAKARA(カラダカラ)」は、25年3月に読売巨人軍とNIKEが協同して立ち上げた助成プログラム。女の子をはじめ、全ての子どもたちがスポーツの喜びを知り、心身ともに健やかに育つための機会や環境づくりを推進している。湯浅は、ロールモデルを務めており「少しでも多くの子どもたちが『自分はこれが好きだ』『これで頑張っていきたい』っていうものに出会って、それをやり続けられる環境で育ってくれたらうれしい」と話した。
◆「すしレース」はタマゴが終盤に追い上げ、今季10勝目を飾った。スタート直後は横一直線。エビがややリードする中、コハダが遅れ始める。エビの2連勝かと思われたが、タマゴとマグロが驚異の追い上げを見せ、壮絶なラストスパート。マグロとの競り合いを制し、タマゴがゴールテープを切った。見事1着となったタマゴは笑顔で「丸ポーズ」を決めた。2着はマグロで、3着エビ、4着アナゴ、5着コハダの順で入線した。通算成績はアナゴが18勝。2位以下はエビ13勝(白エビ1勝を含む)、マグロ10勝、タマゴ10勝、コハダ8勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆巨人の岡本和真内野手(29)が、2試合連続となる10号ソロで先制した。これで、8年連続の2ケタ本塁打も達成した。両チーム無得点で締まった投手戦の5回、先頭打者として打席に立った岡本は、4回まで完全投球だったDeNA先発石田裕の121キロのシンカーをすくい上げた。伸びた打球は放物線を描き、左中間スタンド最前列に飛び込む先制弾となった。「回の先頭だったので(塁に)出ようと思って打席に立ちました。ホームランを打ててうれしいです」と振り返った。
◆巨人甲斐拓也捕手(32)がアクシデントに見舞われた。1点リードの6回表無死一塁。DeNA桑原が右越え二塁打を放ち、一走・蝦名が一気に本塁生還を狙った。クロスプレーの末、蝦名は本塁タッチアウト。DeNA三浦監督がすかさずリクエストするも、判定は覆らなかった。だが、このクロスプレーの場面で甲斐の右手が蝦名の体に巻き込まれる形となり、甲斐は苦悶(くもん)の表情を浮かべた。一度ベンチに下がって治療した後、試合の出場を続行した。グラウンドに姿を見せると球場内は大きな拍手が起こった。
◆巨人の井上温大投手(24)が6回途中3安打無失点と好投し、約3カ月ぶりとなる勝ち投手の権利を得て降板した。初回からストライク先行の投球で、5回に初めて四球を与えたものの後続を打ち取り無失点。直後に岡本和真内野手(29)の2試合連続となる先制アーチが飛び出し、援護をもらった。1点リードの6回、先頭蝦名に2つ目の四球を与えると、続く桑原に右中間への二塁打を打たれた。一走が本塁を狙う場面も、右翼手の中山礼都内野手(23)、二塁手の吉川尚輝内野手(30)、捕手の甲斐拓也(32)の連携で本塁アウト。リプレー検証でも判定は覆らず、味方守備の光る場面となった。球数が83球に達し、ビシエドを迎えたタイミングで2番手の田中瑛斗投手(26)に継投。田中瑛も後続を断ち切り、この回を無失点で切り抜けた。
◆巨人の岡本和真内野手(29)が、2打席連発となる11号ソロを放った。両チーム無得点の投手戦だった5回、先頭打者として打席に立った岡本は、ここまで巨人打線を無安打・無四球に封じ込めていたDeNA先発石田裕の121キロのシンカーを完璧にすくい上げ、左中間スタンド最前列へ。先制弾で8年連続2ケタ本塁打も達成した。「回の先頭だったので(塁に)出ようと思って打席に立ちました。ホームランを打ててうれしいです」と振り返った。さらに7回、1点リードの場面で再び打席に立った岡本は、石田裕の甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。先制ソロの左中間席最前列よりも深く、スコアボード左へ飛び込む2打席連発弾。主砲の特大弾で貴重な追加点を奪った。
◆DeNAが巨人戦5連敗で2位巨人と3・5ゲーム差に広げられた。岡本にソロ2発を浴びて打線も援護しきれず、チームは3連敗となった。先発の石田裕太郎投手(23)はテンポの良い投球でリズムを作った。4回まで5奪三振で完全投球。相手打線を寄せ付けなかったが、主砲の一振りに沈んだ。5回先頭、岡本に121キロのシンカーを捉えられて、初安打が左翼席への先制ソロとされた。さらに7回1死でも、岡本にスライダーをバックスクリーン左に運ばれ、2打席連続本塁打を被弾した。3安打ながらそのうち2本がソロで失点を重ね、99球で7回3安打2失点9奪三振で降板した。石田裕は「全体的に自分の思うようなところに投げられて良かったと思います。7回の岡本選手へのホームランは反省点。チームに良い流れを呼び込むことができなくて本当に悔しい思いです」とコメントした。2番手森原も泉口に適時二塁打を浴びるなど、2失点(自責1)で流れを止めきれなかった。打線は好投した2年目右腕を援護できず。1点を追う6回には無死一塁から桑原が右中間を破る二塁打。一走・蝦名がヘッドスライディングで本塁突入も、間一髪のタイミングでアウトで同点とはならなかった。9回1死からビシエドが2号ソロを放って一矢報いるも万事休す。相手投手陣に4安打1得点に封じられて巨人戦は5連敗となった。前日にも敗れて今季の対巨人戦のカード負け越しが決定。今季はこれで5勝14敗1分けで借金9と苦しい展開を強いられている。
◆巨人は4番岡本和真内野手(29)の2打席連続弾で、3位DeNAに2連勝を飾り、3位DeNAとのゲーム差を3・5に広げた。5回先頭、ここまで巨人打線が無安打無四球に封じ込められていたDeNA先発石田裕の121キロのシンカーを完璧にすくい上げ、左中間スタンド最前列へ。先制の10号ソロで、8年連続の2ケタ本塁打を達成した。さらに7回1死で迎えた第3打席では、石田裕の初球スライダーを捉え、中堅左への2打席連続アーチを決めた。8回にも2点を加えてダメ押しした。投げては先発井上温大投手(24)が6回途中3安打無失点と好投し、約3カ月ぶりとなる白星を挙げた。岡本が5回に決勝点となる先制本塁打。岡本の勝利打点(V打)はこれで3試合連続。3試合続けてV打は23年6月11~14日、24年7月6~9日に次いで自身3度目。巨人で3試合連続V打を3度も記録したのは96年8月、97年8月、02年7月にマークした松井以来、2リーグ制後2人目。ちなみに、王は68年4月と78年7月(4試合)の2度で、長嶋は3試合連続V打が1度もなかった。岡本は今季の11本塁打はすべて4番で打っており、18年から8年続けて4番で2桁本塁打。巨人の4番で8年連続10本塁打以上は、72~80年王の9年、85~92年原の8年に次いで3人目。58~64年、66~72年と7年を2度記録した長嶋を、連続年数で上回った。
◆巨人は4番岡本和真内野手(29)の2打席連続弾で、3位DeNAに2連勝を飾り、3位DeNAとのゲーム差を3・5に広げた。阿部慎之助監督(46)は「カード勝ち越しましたけど、この時期になるとそんなの関係ないんでね。目先の1勝を勝つことだけを考えて、残り30試合をやりたい」と気を引き締めた。5回先頭、岡本がここまで巨人打線が無安打無四球に封じ込められていたDeNA先発石田裕の121キロのシンカーを完璧にすくい上げ、左中間スタンド最前列へ。先制の10号ソロで、8年連続の2ケタ本塁打を達成した。阿部監督も「(石田裕)をなかなか攻めきれずにいたんだけど、いい形で岡本が口火を切ってくれた」と主砲の先制弾を評価した。さらに7回1死で迎えた第3打席では、石田裕の初球スライダーを捉え、中堅左への2打席連続アーチを決めた。8回にも2点を加えてダメ押しした。投げては先発井上温大投手(24)が6回途中3安打無失点と好投し、約3カ月ぶりとなる白星を挙げた。阿部監督は「まだ借金があるピッチャーなので、とにかく自分の借金をまず返して欲しい」と愛のゲキを飛ばした。
◆DeNAは巨人戦5連敗で沈んだ。好投のDeNA石田裕太郎投手(23)を打線が援護できず。1点を追う6回は無死一塁から桑原が右中間を破る二塁打。一走の蝦名がヘッドスライディングで本塁突入も、間一髪のタイミングでアウトで無得点に終わった。クリーンアップが2試合計2安打と苦しんでおり、三浦監督は「クワ(桑原)とかがチャンスを作ってくれた中でかえせないのが続いている」と敗戦の一因を挙げた。▽DeNA石田裕(巨人岡本に2被弾も7回3安打2失点)「思うようなところに投げられましたが、チームに良い流れを呼び込むことができなくて悔しい」
◆巨人は4番岡本和真内野手(29)の2打席連続弾で、3位DeNAに2連勝を飾り、3位DeNAとのゲーム差を3・5に広げた。岡本が5回に決勝点となる先制本塁打。岡本の勝利打点(V打)はこれで3試合連続。3試合続けてV打は23年6月11~14日、24年7月6~9日に次いで自身3度目。巨人で3試合連続V打を3度も記録したのは96年8月、97年8月、02年7月にマークした松井以来、2リーグ制後2人目。ちなみに、王は68年4月と78年7月(4試合)の2度で、長嶋は3試合連続V打が1度もなかった。岡本は今季の11本塁打はすべて4番で打っており、18年から8年続けて4番で2桁本塁打。巨人の4番で8年連続10本塁打以上は、72~80年王の9年、85~92年原の8年に次いで3人目。58~64年、66~72年と7年を2度記録した長嶋を、連続年数で上回った。
◆巨人甲斐拓也捕手(32)が体を張って井上の白星を守った。6回にはクロスプレーで右手を痛め1度ベンチに下がったが、出場を続行。9回にもファウルが直撃するアクシデントに見舞われながら、最後までマスクをかぶり続けた。試合後は「やばいと思ったんですけど耐えました。まあまあ大丈夫ですよ」と自らの無事を強調した。
◆すでにレジェンドの風格が漂う。巨人岡本和真内野手(29)が2打席連続弾を放ち、DeNAに快勝。5回に先制の10号ソロを放つと、7回には貴重な追加点となるバックスクリーン左への11号ソロをかっ飛ばした。4番としての8年連続2桁本塁打は58~64年、66~72年長嶋茂雄の7年連続を抜き、王貞治(9年)、原辰徳(8年)に次いで球団3人目の記録となった。チームは3連勝を飾り、6月29日以来の貯金「2」とした。これほど4番が似合う男はいない。岡本が試合の均衡を破る一撃を放った。両チーム無得点のまま迎えた5回の攻撃。先頭打者として打席に立つと、DeNA石田裕の121キロ外角寄りのシンカーをすくい上げた。打球は左中間最前列に飛び込む先制ソロとなり「追い込まれていたので食らいついていこうと思った。形は良くなかったかもしれないですけど、本塁打になってくれて良かった」と胸をなで下ろした。ミスターを超える1発にもなった。4番として8年連続2桁本塁打は長嶋茂雄の7年を抜いて球団3人目。左肘靱帯(じんたい)損傷からの復帰戦となった16日「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」の試合前には生前の長嶋さんについて「(実際に会った時の)オーラがめちゃくちゃすごくて」と話していた。そんなレジェンドの記録を抜き「そういうのが(記録)あるというのは、もちろん知っているわけじゃないですけど。やっていく中でそこに名前が残るというのは、すごくうれしいことですし、すごい先輩がたくさんいるのでそういう人たちに追いつけるように頑張りたい」と力を込めた。ミスターを超えた男のバットはとどまることをしらない。7回1死の第3打席。石田裕の甘く入ってきたスライダーを捉えた打球は、バックスクリーン左に飛び込む2打席連発弾。打った瞬間に確信する特大アーチに「2本目の方がしっかり捉えられた」とうなずいた。不動の4番が1軍に戻ってきてからチームは7戦4勝。阿部監督も「いやもう、素晴らしいホームラン2本でね。はい、素晴らしかったです」と最敬礼を送る。それでも岡本は「まだそんなしっかりと打った打席が多いわけじゃないので、しっかり頑張りたい」。背番号25の背中が大きい。【水谷京裕】岡本が5回に決勝点となる先制本塁打。岡本の勝利打点(V打)はこれで3試合連続。3試合続けてV打は23年6月11~14日、24年7月6~9日に次いで自身3度目。巨人で3試合連続V打を3度も記録したのは96年8月、97年8月、02年7月にマークした松井以来、2リーグ制後2人目。ちなみに、王は68年4月と78年7月(4試合)の2度で、長嶋は3試合連続V打が1度もなかった。岡本は今季の11本塁打はすべて4番で打っており、18年から8年続けて4番で2桁本塁打。巨人の4番で8年連続10本塁打以上は、72~80年王の9年、85~92年原の8年に次いで3人目。58~64年、66~72年と7年を2度記録した長嶋を、連続年数で上回った。
◆巨人井上温大投手(24)が味方の好守に救われた。6回無死一塁。桑原に右越え二塁打を許し、一走の蝦名が本塁生還を狙うも中山、吉川の中継プレーで本塁タッチアウト。「皆さん体を張って全力で1点を守ってくれて、本当に感謝しています」と話した。5月21日阪神戦(甲子園)以来、約3カ月ぶりの今季4勝目に「(1つ)勝つのはすごく難しいと感じて。すごいうれしい」とかみしめた。
◆巨人泉口友汰内野手(26)が自身初の規定打席に到達した。初回の1打席目が規定の443打席目。「いい時も悪い時も阿部監督が使い続けてくれた。感謝しながら、これからもチームに貢献できるように」と意気込んだ。打率はここまでチームトップの2割8分6厘をマーク。「シーズン中でもしっかりトレーニングをして、食事も結構食べるようにして、体重をキープできている」と好調の要因を明かした。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が、約3カ月ぶりの白星を挙げた井上温大投手(24)に愛のムチを振るった。井上は6回途中まで無失点の好投で今季4勝目。初回からストライク先行で安定した投球を続け、5回には岡本和真内野手(29)の2試合連続アーチで援護をもらった。6回はピンチを背負ったが、本塁タッチアウトの好守に助けられ、無失点で切り抜けた。83球でマウンドを降りた後は救援陣がリードを守り、勝利をつかんだ。試合後、阿部監督は6回先頭蝦名へ追い込んでから与えた四球を指摘した。「蝦名くん、膝元にスライダーに(バットが)ビシッと止まっていた。止まっていたなら球種を変えりゃいいのに。(交代時のマウンドで)『振ると思った?』って言ったら『振らないと思いました』って。じゃあ首を振れよって話じゃないですか。もうちょい勉強した方がいいと思います」と投球の工夫を求めた。さらに「まだ借金のあるピッチャー。とにかく自分の借金を返さないといけないと思って頑張ってほしい」と成長を期待した。
◆巨人リチャード内野手(26)が衝撃の看板直撃弾を放った。4点ビハインドの5回2死。DeNA先発竹田の甘く入った143キロフォークを捉えた打球は、今季8号となる推定飛距離147メートルの特大アーチとなった。左中間席上部の「太田胃散」の看板に直撃し、同社からは賞金100万円が贈られる。リチャードは試合前時点で打率1割9分4厘、7本塁打、25打点も、8月に入ってからは5本塁打とアーチを量産している。
◆甲子園大会決勝で沖縄尚学が3-1で日大三に勝利し、11度目出場の夏の甲子園で初優勝を果たした。同高OBの巨人・リチャード内野手(26)は球団を通じてコメントし、祝福した。「初優勝おめでとうございます!沖縄よりも暑い夏、本当にお疲れ様でした。決勝戦の八回、追加点が入った時の比嘉監督の『野球は何があるかわからない』と言わんばかりの揺るぎない表情を見て、このままいけばチームも大丈夫だと思いました。皆さんのプレーに沢山の勇気と感動をもらいました。ここまで来られたこと、支えてくれた人達への感謝の気持ちを忘れずに、次のステージでも沖尚魂で頑張って下さい」
◆2024年のパリ五輪で、新競技のブレイキンに出場し金メダルを獲得したBgirl AMI(湯浅亜実)がセレモニアルピッチを務めた。学生時代ソフトボールをやっていたという母と練習を重ね、マウンドへ。投球は惜しくもワンバウンドとなったが、ホームベース上のストライクコースに投げ込んだ。「すごく緊張しました。たくさんのお客さんが見ていて、ちょっとでもいいボールを投げようと思いました。なかなかいいボールが投げられた」と振り返った。この日は「KARADAKARA DAY 2025」として開催。「KARADAKARA(カラダカラ)」は、2025年3月に巨人とNIKEが協同して立ち上げた助成プログラムで、初年度受領団体として10団体がKARADAKARAのパートナー団体となることが決定した。パートナー団体はそれぞれの活動を通じて、女の子をはじめ、すべての子どもたちがスポーツの喜びを知り、心身ともに健やかに育つための機会や環境づくりを推進していく。Bgirl AMI(湯浅亜実)は「KARADAKARA」の思いに賛同し、自らの生き方を通じて、本取り組みが目指す人物像を体現する「ロールモデル」の一人として選出されている。
◆巨人・岡本和真内野手(29)が2戦連発となる左越え先制10号ソロを放った。DeNA・石田裕の前に無安打に抑えられ、迎えた0-0の五回無死。シンカーを捉えると、打球は大きな放物線を描いて左翼席最前列に飛び込んだ。22日のDeNA戦(東京ドーム)で復帰1号。連発をマークし、8年連続2桁本塁打の大台に乗せた。
◆巨人・甲斐拓也捕手(32)が本塁のクロスプレーで右手を痛め、治療のため一度ベンチへ下がったが、プレーを続行した。六回無死一塁。桑原の右中間やぶる打球で一走の蝦名が本塁へ突入。クロスプレーとなり、甲斐の右手がヘッドスライディングした蝦名と地面の間に挟まる形となった。アウトの判定にDeNAがリクエストしたが、覆らなかった。
◆巨人・岡本和真内野手(29)が七回1死から、この日2本目となる11号ソロを放った。DeNA・石田のスライダーをセンターバックスクリーン横へ放り込んだ。五回には10号先制ソロを放っていた岡本。一試合2発は4月16日のDeNA戦(東京ドーム)以来、今季2度目となった。
◆巨人・井上温大投手(24)が先発し、六回途中3安打無失点。5月21日の阪神戦以来、自身約3カ月ぶりの勝利投手の権利を獲得し「野手の方に助けられながら、なんとか0点に抑えることができた。感謝したいです。その中で見つかった反省点としっかり向き合い、次の登板も0点に抑えられるように頑張ります」とコメントした。
◆巨人が3連勝。岡本が五回に2戦連発となるソロで均衡を破り、七回には2打席連続の11号ソロを放った。八回に2点を加えて突き放した。井上は5回?を3安打無得点に抑えて約3カ月ぶりの勝ち星で4勝目。DeNAは3連敗。
◆巨人・井上温大投手(24)が先発し、六回途中3安打無失点。5月21日の阪神戦以来、約3カ月ぶりの白星となる4勝目(7敗)を挙げた。阿部監督は降板した六回、先頭で蝦名に四球を与えた場面に言及。マウンドで降板を告げた際に「1ボール2ストライクから膝元のスライダー投げたんだけど、ビシッと(バットが)止まっていた。『もう1球要求されて、振ると思った?』って言ったら、『振らないと思いました』っていうから、じゃあ球種変えろよって言ったの。(サインに)首振れよって話じゃないですか。それで3-2にしたくないのにしちゃって、四球でしょ。そういうところですよね。もうちょい勉強した方がいいと思います」と2軍監督時代から指導する左腕に、この日も愛ある辛口コメントを残した。
◆DeNAは九回にビシエドがソロ本塁打を放ったが、時すでに遅し。巨人・岡本に2打席連続の本塁打を浴びるなどで3連敗を喫した。
◆前日の試合途中から人生初の右翼を守った巨人・中山礼都内野手(23)が「3番・右翼」で先発出場。イチローや高橋由伸ら一流は右翼手が多いとの考えから、「らいと」と名付けられた中山は、六回に二塁打を見事な打球処理と中継プレーで一塁から本塁を狙った走者を刺す好守備を見せた。阿部監督は「中山が慣れないポジションに入れたんだけど、なぜかね、うちの外野手では一番、守備範囲が広いっていうデータもしっかり出ているので。ナイスプレーでした」と称賛。「まあ情けないんだけどね。元々いる外野が(守備範囲)狭いから。内野からいった子が一番、守備範囲が広いって。何年、外野やっている子がいっぱいいるんだよ、と思うけどね」と外野陣には発破をかけた。また、欠場したベテランの丸については「昨日の試合後、きょうは休もうというのは言っていた」と休養であると説明した。
◆巨人が3連勝。岡本和真内野手(29)が五回に2戦連発となるソロで均衡を破り、七回には2打席連続の11号ソロを放った。八回に2点を加えて突き放した。?巨人・岡本が五回に今季10号本塁打。2018年から8年連続で2桁本塁打をマーク。巨人で8年以上続けて2桁本塁打を放ったのは、1960-80年の王貞治の21年を筆頭に11人目で、9年は79-86年の中畑清と並ぶ10位。4番打者でも18年から24→30→31→39→22→41→27→11と8年連続2桁本塁打。巨人の4番打者で8年以上続けたのは、72-80年の王(9年)、85-92年の原辰徳(8年)に次いで33年ぶり3人目。58-64年と66-72年の長嶋茂雄の各7年を抜いた。?21日のヤクルト戦から3試合連続で勝利打点。3試合続けて記録したのは、23年6月11日のソフトバンク戦-同14日の西武戦、昨年7月6日のヤクルト戦-同9日の広島戦に次いで3年連続3度目。2リーグ制(50年)以降、巨人で3試合連続を通算3度記録したのは最多タイで、松井秀喜に次いで2人目。3年連続は岡本が初。
◆DeNA・石田裕太郎投手(23)は一発に泣き、4敗目を喫した。中10日の先発で7回3安打2失点。4番・岡本に2打席連続でソロを許したが、「ホームランの後に(流れを)切れた。粘れたのはよかった」と及第点をつけた。持ち味とする低めの制球がさえ、四回まで一人の走者も許さない完全投球。0-0で迎えた五回先頭の岡本に決め球のシンカーを左翼席に運ばれたが、引きずらずに後続を断った。悔やまれるのは0-1で迎えた七回の岡本との対戦。甘く入ったスライダーをバックスクリーン左にたたき込まれ、「1点もやれない場面。ホームランが一番駄目。勝負しにいったボールを捉えられた」と唇をかんだ。三浦監督は「しっかりゲームをつくった。ホームランを2本打たれたけど、それ以外は本当に良かった。7回を投げ切ったことを自信にしてもらいたい」と評価した。
◆2安打1打点で勝利に貢献した巨人・泉口友汰内野手(26)が、プロ2年目で初めて規定打席に到達。4月上旬から遊撃のスタメンに定着し「いいときも悪いときも阿部監督が使い続けてくれた」と感謝した。八回は右翼線への適時二塁打を放ち、打率は・286に上昇。「数字は最後についてくるもの。その日の試合でチームに貢献することだけを考えて、これからの試合もやっていきたい」と気を引き締めた。
◆巨人・井上温大投手(24)が5回1/3を投げて3安打無失点。約3カ月ぶりの白星となる4勝目に「長かったです」と吐露した。3回3失点だった前回登板の降板後、阪神・村上の投球をベンチから観察し、「テンポが良かったのでまねしよう」と決意したという。この日の投球を振り返り「テンポを良くすることで打者と勝負することだけに集中できた」と手応えを口にした。
◆帰ってきた主砲の勢いが止まらない!! セ・リーグ2位の巨人は23日、DeNA20回戦(東京ドーム)に4―1で勝利。3連勝で6月30日以来の貯金「2」とした。左肘靱帯(じんたい)損傷から16日に1軍復帰した岡本和真内野手(29)が、2打席連続本塁打をマーク。2戦続けて決勝弾を放ち、巨人の4番打者としては長嶋茂雄を超えて史上3人目の8年連続2桁本塁打を記録した。豪快に一振り。高々と舞い上がる打球のゆくえを見つめながら、静かに走り出す。美しい、4番の所作が帰ってきた。左肘靱帯損傷から復帰した岡本が4月16日以来、今季2度目の2打席連発。前夜の113日ぶりの一発に続いて決勝弾を放ち、2日連続でお立ち台に上がり「よかったです。試行錯誤しながらやっているので。(先発井上)温大も頑張っていたので、打ててよかった」とうなずいた。石田裕に対しチームが四回まで無安打で、迎えた五回先頭の第2打席。低めのシンカーを左翼席最前列へ運び「追い込まれていたので何とか食らいついていこうと。形は良くなかったかもしれないけど、本塁打になってくれてよかった」と振り返った。七回はスライダーを完璧に捉え、中堅バックスクリーン左へ11号ソロ。「しっかり捉えられた。2本目の方がいいバッティングできた」と手応えを口にした。約3カ月におよんだリハビリ期間。ただ戻るだけではなく、パワーアップを目標に掲げた。中盤には「筋肉量がやばい。ムキムキになって帰ってきますよ」と予告し、106キロの体重をキープしながら、筋量を増やし体組成の数値を向上。地道な取り組みが、着実に結果に表れている。2戦で3発を量産し、長期離脱のブランクがありながらも8年連続の2桁本塁打をマークした。巨人の4番打者では長嶋茂雄の7年を上回り、王貞治(9年)、原辰徳(8年)に次いで33年ぶり3人目。「そこに名前が残る、すごくうれしいこと。すごい先輩がたくさんいるので、少しでもそういう人たちに追いつけるように頑張りたい」と誓った。セ・リーグ2位のチームは3位DeNAとの直接対決で連勝し、ゲーム差を3・5に拡大。3連勝で2カード連続の勝ち越しを決め、約2カ月ぶりに貯金を「2」とした。「本当にみんなが頑張って今の位置にいますし、残りの試合も頑張りたい」と岡本。帰ってきた主砲とともに、昨季の王者が波に乗ってきた。(浜浦日向)
◆DeNA・石田裕太郎投手(23)は一発に泣き、4敗目を喫した。中10日の先発で7回3安打2失点。4番の岡本に2打席連続でソロを許したが、「粘れたのはよかった」と及第点をつけた。持ち味とする低めの制球がさえ、四回まで一人の走者も許さない完全投球。0-0で迎えた五回先頭の岡本に決め球のシンカーを左翼席に運ばれたが、引きずらずに後続を断った。悔やまれるのは七回の岡本との対戦。甘く入ったスライダーをバックスクリーン左にたたき込まれ、「チームに良い流れを呼び込むことができなくて本当に悔しい」と唇をかんだ。3位のチームは3連敗を喫し、2位の巨人とのゲーム差は3・5に広がった。三浦監督は石田裕について「しっかりゲームをつくった」と評価。打線は1点を追う六回、桑原の右中間への二塁打で一塁走者の蝦名が生還を狙ったが、本塁でのクロスプレーでアウト。九回にビシエドが放ったソロによる1得点に終わっただけに「援護できればよかった」と注文を付けた。(鈴木智紘)
◆左肘靱帯(じんたい)損傷から16日に1軍復帰した岡本和真内野手(29)が、2打席連続本塁打をマーク。2戦続けて決勝弾を放ち、巨人の4番打者としては長嶋茂雄を超えて史上3人目の8年連続2桁本塁打を記録した。主砲の活躍で、心が救われる人がいる。5月6日の阪神戦。岡本が左肘の靱帯を損傷したプレーで、一塁に送球したのが三塁を守っていた新人の浦田(九産大)だった。送りバントを処理した後の送球がファウルゾーン側にそれ、左腕を伸ばして捕球した岡本が打者走者と交錯して負傷。長期離脱を余儀なくされた岡本はそれでも、ことあるごとに「あんなん、誰も悪くないですから」と繰り返した。試合直後に浦田へメッセージを送り、リハビリ中は自ら報道陣に「浦田君は元気ですか?」と切り出すなど、常に気遣っていた。その優しさに、浦田は心から感謝していた。「ジャイアンツ球場とかで会ったときも、『浦ちゃん、おつかれ~』って。ありがたかったですね」。春先にはエルボーガードを譲り受けるなど、浦田にとって尊敬する先輩。リハビリ中の岡本から、なぜか贈られた香水は一切使うことなく、大切に寮の部屋に飾っているという。未来ある後輩のために「できることは何でもしてあげたいなと思っています」と語っていた岡本。まさにその誓いを体現する、連日の大活躍だった。(巨人担当・浜浦日向)
◆巨人・岡本和真がこれぞ4番という働きを見せた。誰も石田裕を打てないときに、しっかり打つ。それも2ホーマー。見事だった。五回はカウント1-2と追い込まれてからのチェンジアップ系。ある程度、予測していたのか、多少は抜かれながら、我慢して体を残し、左翼席まで運んだ。七回は2球目のスライダーをセンター返し。前日22日から3本とも、変化球にうまく対応している。復調度合いは「100」といって差し支えないだろう。この援護で、先発の左腕・井上が久々に勝利投手となったことも大きい。高めに抜ける球が少なく、低めにコントロールされていた。チェンジアップが要所で決まったことからも、球質と腕の振りのよさがわかった。阿部監督の継投策も見逃せない。六回1死二塁。右打者のビシエド、宮崎と続く場面で、シュートが持ち味の右腕・田中瑛にスイッチ。内野ゴロ2つで、反撃の流れを断ち切った。素早く、的確な決断だった。4番が打って、先発に白星がつく。チームには喜ばしい結末といえる。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
68 | 42 | 3 | 0.618 (-) | M18 (↑1) |
30 | 383 (+2) | 262 (+2) | 69 (+1) | 84 (-) |
0.243 (↓0.001) | 2.060 (-) |
2 (-) |
巨人 |
56 | 54 | 3 | 0.509 (↑0.004) | 12 (↑0.5) |
30 | 354 (+4) | 332 (+1) | 78 (+2) | 46 (+1) |
0.244 (-) | 2.640 (↑0.02) |
3 (-) |
DeNA |
51 | 56 | 5 | 0.477 (↓0.004) | 15.5 (↓0.5) |
31 | 365 (+1) | 356 (+4) | 72 (+1) | 55 (-) |
0.240 (-) | 2.930 (-) |
4 (1↑) |
中日 |
50 | 60 | 2 | 0.455 (↑0.005) | 18 (↑0.5) |
31 | 305 (+5) | 343 (+2) | 62 (+2) | 68 (+2) |
0.229 (↑0.001) | 2.830 (-) |
5 (1↓) |
広島 |
48 | 59 | 5 | 0.449 (↓0.004) | 18.5 (↓0.5) |
31 | 343 (+2) | 368 (+5) | 59 (-) | 51 (-) |
0.243 (-) | 3.000 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
40 | 62 | 6 | 0.392 (-) | 24 (-) |
35 | 306 (+2) | 432 (+2) | 61 (+1) | 49 (+2) |
0.230 (-) | 3.600 (↑0.02) |
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