ヤクルト(★1対3☆)阪神 =リーグ戦20回戦(2025.08.22)・明治神宮野球場=
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阪神
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ヤクルト
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勝利投手:桐敷 拓馬(2勝1敗1S)
(セーブ:岩崎 優(1勝2敗26S))
敗戦投手:石山 泰稚(3勝2敗14S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(9号・4回裏ソロ)

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◆阪神は1点を追う5回表、1死三塁から相手失策の間に1点を挙げ、同点とする。そのまま迎えた延長10回には、熊谷の2点適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・高橋が6回1失点11奪三振の好投。敗れたヤクルトは、打線が6安打1得点と振るわなかった。

◆阪神高橋遥人投手(29)が22日、約4年ぶりのヤクルト戦(神宮)に臨む。度重なる手術やリハビリなどの関係で対戦は21年10月8日以来。勝利すれば、相手主砲の村上が2年目だった19年8月23日以来約6年ぶり2度目だ。「しっかり投げ切らないといけないチーム。走者をためて中軸には回さないようにしたい。勝てる確率の高いピッチングをできれば」。昨年11月の「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を経て7月に1軍復帰した今季は、先発4試合で2勝負けなし、防御率1・46と好調。甲子園室内でキャッチボールなどを行い、ツバメ退治に備えた。

◆阪神先発の高橋遥人投手(29)が、今季初被弾で相手に先制を許した。0-0で迎えた4回1死走者なし。ヤクルト4番村上宗隆内野手(25)に初球を捉えられ、左中間への先制ソロとされた。高橋は今季5度目の先発。初めて本塁打を浴びた。度重なる手術やリハビリなどの関係で、ヤクルト戦の登板は21年10月8日以来約4年ぶり。過去8試合に登板し、試合前時点で通算1勝4敗の防御率4・70。相性のよくない相手に、先制を許す形となった。ヤクルト戦唯一の勝利は、19年8月23日となっている。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます虎党のど真ん中へ村上宗隆 先制の9号ホームラン第1打席に続いて左中間への一打?プロ野球 (2025/8/22)??ヤクルト×阪神??Live on DAZN#オレをみろ #swallows #だったらDAZN

◆ヤクルト村上宗隆内野手(25)が逆方向に超高速アーチをかけた。4回1死、阪神高橋の高め142キロツーシームを完璧に捉えた。左中間最深部に飛び込む先制の9号ソロは、逆方向ながら球団計測で打球速度179キロをマーク。村上は「逆らわずにしっかりと打つことができました」と振り返った。

◆阪神高寺望夢内野手(22)が5回の同点劇をバットと足で演出した。1点を追い、先頭で打席に立つと、カウント3-2からスライダーを強振。左翼右を破る二塁打で好機をつくった。続く坂本が三塁正面への内野ゴロ。三塁手村上が高寺の三塁進塁を視線でけん制してから一塁に送球すると、すぐさまスタート。好走塁で三塁を陥れた。8番熊谷が三塁へ強い打球を放つと、村上がトンネル。高寺が貴重な同点のホームを踏んだ。

◆阪神先発の高橋遥人投手(29)が、約6年ぶりとなるヤクルト戦勝利の権利を得られずに降板した。今季初の2ケタとなる11奪三振。6回をわずか76球で、3安打無四死球の1失点の好投を見せた。4回1死走者なしからヤクルト4番村上宗隆内野手(25)に、今季初被弾となる左中間への先制ソロを浴びた。それでも5回までわずか64球。同回までに、すでに今季最多9つの三振を奪っていた。最後の6回も2奪三振だった。度重なる手術やリハビリなどの関係で、ヤクルト戦の登板は21年10月8日以来約4年ぶり。過去8試合に登板し、試合前時点で通算1勝4敗の防御率4・70。相性のよくない相手だったが、この日はゲームメークに成功した。降板したタイミングでは1-1。19年8月23日以来2度目のヤクルト戦白星と、今季3勝目は逃す結果となった。>

◆阪神石井大智投手(28)が、また新たな記録に並んだ。この日のマウンドで1イニングを無失点に抑え、これで41イニング連続無失点。1969年(昭44)にマークしたレジェンド江夏豊に並び、球団歴代3位となった。球団1位は、06年藤川球児の47回2/3。石井は13日広島戦(マツダスタジアム)でセ・リーグ記録を更新する39試合連続無失点とすると、17日の巨人戦(東京ドーム)でプロ野球新の40試合連続無失点を達成。19日の中日戦(京セラドーム大阪)も1回無失点、この日も0を並べて連続試合記録は42に伸ばした。

◆阪神佐藤輝明内野手(26)が右翼ポールすれすれの大ファウルを放った。1-1で迎えた8回2死無走者での第4打席。カウント2ボールから、ヤクルト3番手荘司の3球目チェンジアップを振り抜くと、打球は右翼ポールへ大きな弧を描いた。しかし、ポール右側にわずかにそれてスタンドに。左翼席だけでなく、大アーチにスタンド全体がざわついた。この打席は、結局2打席連続での四球となった。

◆ヤクルトが阪神に延長戦で競り負け、借金22となった。延長10回。石山が1死満塁から熊谷に決勝の2点中前打を浴びた。村上宗隆内野手(25)の先制9号ソロで先手を取った。4回1死、阪神高橋の高め142キロツーシームを捉え、左中間席に運んだ。逆方向ながら、球団計測で打球速度は179キロと規格外の広角打法だった。ただ、その村上の適時失策で同点に追い付かれた。5回1死三塁、三塁手の村上が強烈なゴロをトンネルで後逸。試合は振り出しに戻り、最終盤までもつれた。投げては先発高梨裕稔投手(34)が6回5安打1失点(自責0)と好投した。以降は大西、荘司、星が9回まで1失点で耐えたが、延長戦で首位阪神の勝負強さにのみこまれた。

◆阪神が延長戦を制し、優勝マジックを19に減らした。これでヤクルト戦は通算1000勝。DeNA、中日に次いで3カード目となった。1-1のまま迎えた延長10回。1死から大山、高寺の連打でチャンスをつくると、坂本が四球で出塁し1死満塁。ここで8番熊谷敬宥内野手(29)が2点中前適時打を放ち、試合を決めた。阪神先発の高橋遥人投手(29)は6回3安打1失点の好投。今季初の2ケタ奪三振となる11三振を奪った。4回先頭のヤクルト村上に先制9号ソロを許すも最少失点。直後の5回に高寺望夢内野手(22)の左翼線二塁打から敵失で同点に追いつき、7回1死二塁で迎えた打席で代打糸原を送られマウンドを降りた。また、8回に登板した石井大智投手(28)は1回1安打無失点に抑え、自身のプロ野球記録の連続試合無失点を42に伸ばした。またこれで41イニング連続無失点となり、1969年(昭44)にマークしたレジェンド江夏豊に並び、球団歴代3位となった。

◆阪神及川雅貴投手(24)がが5試合連続ホールドで33ホールド目を手にした。1-1の同点の7回に先発高橋のバトンを受け2番手で登板。村上を遊ゴロに打ち取り、オスナ、山田を連続三振に打ち取った。キャリアハイを更新続ける登板数も53試合に。ブルペンを支えるタフネス左腕がリーグトップの登板数を更新した。

◆阪神近本光司外野手(30)がマルチ安打で打率を2割9分1厘に上げた。初回先頭で先発高梨から中前打を放つと、4回の第2打席でも左前打。9回は四球を選んで3出塁したが、得点圏で凡退した残りの3打席を悔やんだ。「(ヒットのあと)得点圏で打てなかったので、そこで打ちたかった」。首位打者争いを演じる広島小園がこの日は猛打賞。トップ奪回はならなかったが、安打数は135本に伸ばしてトップをキープした。通算安打も1068安打とし、長嶋茂雄がマークした入団7年目までの通算1070安打にあと2本に迫った。

◆阪神高寺望夢内野手(22)が同点機をつくった。1点を追う5回先頭でヤクルト先発高梨の高めスライダーを捉えて左翼線二塁打。1死三塁から敵失で同点ホームを踏んだ。「でもこういう展開にしてしまったので、満塁のところは反省しています」。一方で、6回1死満塁で遊ゴロ併殺に倒れた場面を反省。それでも延長10回には、熊谷の中前適時打で二塁から激走し貴重な2点目をゲット。「練習通りという感じです」と淡々と振り返っていた。

◆三振を奪うたびに、阪神高橋遥人投手(29)が東都の虎党は大歓声に包まれた。6回1死。カウント1-2から、右打者伊藤の内角低めへスライダー。捕手の手前でワンバウンドしたが、バットは空を切り、体勢を崩すほと大きく曲がっていた。この日10個目、度重なる故障と手術を乗り越え、約4年ぶりの2桁三振を奪った。「どの球種でもストライクを取れて、全体的にいい投球ができました」4年ぶりに登板したヤクルト戦で初回先頭から2者連続三振と好発進した。6回を投げ、奪三振は「11」。22年のトミー・ジョン手術後初、21年10月14日巨人戦以来の2桁に本人も手応えを感じていた。「ストレートの感覚も良く、相手が嫌がっていた。ツーシームや変化球を有効的に使うことができ、三振も増えました」。登板3試合連続の無四死球で、3ボールまでいったのも初回先頭の打席のみ。「ランナーをためないで投げられた」。6回76球の省エネ投球だった。昨年11月の「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を経て7月に1軍復帰し、5試合で2勝負けなしの防御率1・47。この日は6回以上では最少タイ3安打に抑えた。「ちょっとずつ上がってきている。続けていければ」とさらなる進化へ向上心も旺盛だ。4回に村上に今季初被弾を喫したが、その1点だけにとどめた。ヤクルト戦約6年ぶり勝利はお預けとなったが、藤川監督も「本当によく頑張ってくれました」と賞賛。Vスパートの推進力となっている。【塚本光】○...及川雅貴投手が5試合連続の33ホールドをマークした。1-1同点の7回に先発高橋のバトンを受け2番手で登板。4番村上を遊ゴロに打ち取ると、オスナ、山田は連続三振に打ち取った。キャリアハイを更新続ける登板数はこれで53試合。チーム112試合のほぼ半分、今季リーグ最多の登板数を誇るタフネス左腕が強力ブルペン陣を支えている。▽阪神桐敷(9回に無死一塁を招くも、捕手坂本の盗塁阻止などもあり無失点)「誠志郎さんにも助けられましたし、クマさん(熊谷)にも助けられました」▽阪神熊谷 みんながつないでくれたので、何でもバットに当てれば点入るかなと思ったんで。本当にみんながつないでくれたおかげで打てました。この大歓声が僕のヒットにもつながったかと思う。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(25)の超高速先制9号ソロは空砲に終わった。4回1死、阪神高橋から左中間席に運んだ。逆方向ながら、打球速度は179キロを計測。「逆らわずしっかりと打つことができました。ただ勝ちたかった」と振り返った。三塁守備では5回1死三塁で強烈なゴロを後逸。同点に追い付かれる適時失策に「捕れました」と猛省した。チームは延長戦で敗れ、借金22となった。▽ヤクルト高津監督(5回は村上の適時失策、10回は四球が絡んだ失点に)「守れないと、失点に直結とは言わないが結びつく」

◆ヤクルトは守備のミスが響き、阪神に延長戦で競り負けた。借金22となった。延長10回。石山泰稚投手(36)が1死満塁から熊谷に決勝の2点中前適時打を浴びた。満塁のピンチは四球と中堅の岩田幸宏外野手(28)の落球(記録は中前打)の自滅で迎えていた。首位を独走する虎が見逃してくれるわけはなかった。同点に追い付かれた5回の失点も、三塁の村上宗隆内野手(25)の適時失策だった。5回1死三塁、主砲が強烈なゴロをトンネルで後逸。試合は振り出しに戻った。高津臣吾監督(56)は「最後は四球と(実質)エラーというのが非常に大きかった。守れないと、失点に直結とは言わないですけど、結びつくケースが多い」と守備の乱れを敗因に挙げた。打線は村上の9号ソロで先手を取った。4回1死、阪神高橋の高め142キロツーシームを捉え、左中間席に運んだ。逆方向ながら、球団計測で打球速度は179キロと規格外の広角打法だった。ただ、得点はこれだけだった。阪神先発高橋には6回までに11三振を喫した。高津監督は「球が低いので。なかなか打球が上がらなかった。落ちる球に注意はしたが、手を出すシーンが目立った。ビデオをたくさん見て挑んだのですが、高さがいいので難しかった」と話した。先発高梨裕稔投手(34)は6回5安打1失点(自責0)だった。安定感ある投球を続ける右腕について、高津監督は「よく投げましたね。いい状態を今週もキープしたまま、いいピッチングだった」とたたえた。

◆セ・リーグ首位で優勝マジック「20」の阪神は、22日から同6位・ヤクルトとの3連戦(神宮)に臨む。22日付サンケイスポーツ(関西版)に掲載した初戦の予想スタメンと、22~24日の予想ローテーションは、上記の通り(「ギャラリーページで見る」をクリックで拡大できます)。

◆優勝へのマジックナンバー「20」で迎えた敵地ヤクルト3連戦で阪神は高橋遥人投手(29)が先発する。ここまで4試合に先発して2勝0敗、防御率1・49。ヤクルト戦での登板は2021年10月8日(神宮)以来、約4年ぶり。19年8月23日(神宮)以来、6年ぶりの勝利を目指す。打線では「6番・左翼」高寺望夢内野手(22)に注目。8月2日(神宮)に本塁打を放つなど、対ヤクルトは打率・588(17打数10安打)、1本塁打。

◆ヤクルト・山野太一投手(26)が23日の阪神戦(神宮)に先発する。6回1失点だった前回6月6日のソフトバンク戦(神宮)の登板を最後に上半身のコンディション不良で離脱。「どうトレーニングをしたらいいのかなどを改めて見つめ直すいい時間になった」とリハビリ期間を振り返った。今季初対戦となる強力打線から約2カ月半ぶりの2勝目を目指す左腕は「先に失点をしないこととテンポを意識して投げたい」と気合を入れた。

◆阪神は四回に1死一、二塁の好機を作ったが、先制とはならなかった。今月3度目の対戦となったヤクルト先発・高梨から先頭の近本光司外野手(30)がこの日2本目の安打で出塁すると、中野拓夢内野手(29)が犠打を決め、森下翔太外野手(25)が四球を選んで1死一、二塁とチャンスを作る。ここでリーグ2冠の佐藤輝明内野手(26)が打席に入ったが、高めの直球を打ち上げて2アウト。大山悠輔内野手(30)も中飛に倒れ、先制点を奪うことはできなかった。

◆阪神の先発・高橋遥人投手(29)が四回、先制点を許した。1死から第1打席でもフェンス直撃の二塁打を打たれていた村上と対戦。初球の変化球を豪快にすくい上げられた。白球は左中間スタンドに一直線。好調の主砲に9号ソロを浴び、先制点を失い、2021年以来4年ぶりの被本塁打となった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が先制の9号ソロを放った。0-0の四回1死。阪神先発左腕・高橋が投じた初球の速球を完璧に捉え、左中間席へ突き刺した。20日の巨人戦(神宮)以来、2試合ぶりの一発で、直近10試合で6本塁打と量産態勢に突入。史上最年少で三冠王に輝いた〝村神様〟が、復帰22試合目で7年連続の2桁本塁打に王手をかけた。

◆阪神が五回、試合を振り出しに戻した。1点を失った直後、先頭の高寺望夢内野手(22)が三塁線を破る二塁打で出塁する。続く坂本誠志郎捕手(31)の三ゴロの間に1死三塁とし、熊谷敬宥内野手(29)の痛烈な打球が三塁・村上の失策を誘う。五回まで互いに3安打ずつと投手戦が続く中でチャンスをものにし、1-1の同点に追いついた。

◆阪神の先発・高橋遥人投手(29)は6回3安打1失点で降板した。四回に村上に自身4年ぶりの被弾となるソロを浴びて先制を許したが、以降は二塁も踏ませぬ圧巻の投球を披露。毎回三振を奪い、今季最多の11奪三振を記録した。七回の攻撃で味方がチャンスを作り、代打が送られて降板。しかしこのチャンスで得点することはできず、今季3勝目とはならなかった。

◆阪神の先発・高橋遥人投手(29)は6回3安打1失点で降板した。四回に村上に自身4年ぶりの被弾となるソロを浴びて先制を許したが、以降は二塁も踏ませぬ圧巻の投球を披露。毎回三振を奪い、今季最多の11奪三振を記録した。七回の攻撃で味方がチャンスを作り、代打が送られて降板。しかしこのチャンスで得点することはできず、今季3勝目とはならなかった。高橋は「ストレートの感覚もよく相手が嫌がっているのも感じました。だからツーシームや変化球を有効的に使うことができ三振も増えたのかなと思います。先制点は与えてしまいましたが、どの球種でもストライクも取れて全体的にはいい投球ができたと思います」とコメントした。

◆延長戦を制した阪神が3年連続ヤクルト戦勝ち越し。夏のロードを11勝6敗とし、5試合を残して、2023年(18勝5敗)以来の勝率5割以上を確定させた。四回から6イニング連続して得点圏に走者を進めながらも凡退を重ねた打線が十回1死満塁、熊谷敬宥内野手(29)の中前打で2点を勝ち越した。八回に登板した石井大智投手(28)は自身の失策もあり、2死一、三塁を招いたが、代打長岡秀樹内野手(23)を一ゴロに仕留めて、連続無失点試合のNPB記録を「42」とすると同時に、「41回連続無失点」で1969年4ー5月の江夏豊に並ぶ球団3位に浮上した。高橋遥人投手(29)は3勝目を逃したものの、6回3安打11奪三振1失点の好投。優勝マジックは1減の「19」となった(成績=68勝42敗2分、観衆=2万9197人)。

◆ヤクルトは延長の末に競り負けた。1-1で突入した十回、5番手の石山泰稚投手が1死満塁のピンチを招くと、熊谷に中前に決勝の2点打を運ばれた。打線は四回に村上宗隆の9号ソロで先制したが、散発6安打でつながりを欠いた。

◆延長戦を制した阪神が3年連続ヤクルト戦勝ち越し。夏のロードを11勝6敗とし、5試合を残して、2023年(18勝5敗)以来の勝率5割以上を確定させた。四回から6イニング連続して得点圏に走者を進めながらも凡退を重ねた打線が十回1死満塁、熊谷敬宥内野手(29)の中前打で2点を勝ち越した。八回に登板した石井大智投手(28)は自身の失策もあり、2死一、三塁を招いたが、代打長岡秀樹内野手(23)を一ゴロに仕留めて、連続無失点試合のNPB記録を「42」とすると同時に、「41回連続無失点」で1969年4ー5月の江夏豊に並ぶ球団3位に浮上した。高橋遥人投手(29)は6回3安打11奪三振1失点の好投。九回に登板した桐敷拓馬投手(26)が2勝目(1敗1S)、岩崎優投手(34)が26セーブ目(1勝2敗)。優勝マジックは1減の「19」となった(成績=68勝42敗2分、観衆=2万9197人)。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が先制の9号ソロを放った。0-0の四回1死。阪神先発左腕・高橋が投じた初球の速球を完璧に捉え、左中間席へ突き刺した。20日の巨人戦(神宮)以来、2試合ぶりの一発で、直近10試合で6本塁打と量産態勢に突入。?村上が今季9号本塁打。ここまで23試合の出場で2・56試合に1本のペースで量産。現ペースで残り36試合全てに出場すると、23本までいく計算になる。?村上の9号到達の出場試合数では2021年の26試合目を抜き自身最速。ヤクルト(前身を含む)の選手で開幕から出場23試合時点で9本塁打以上を放ったのは、22年のサンタナ(10本、9号到達は出場22試合目)以来3年ぶりで、日本選手に限ると1950年の森谷良平(9本、同出場16試合目)、2021年の山田哲人(9本、同23試合目)に次いで3人目。?この日は巨人・岡本も9号をマーク。村上と岡本が同じ日に本塁打を放ったのは、昨年9月26日(村上=対広島、岡本=対DeNA)以来、通算36度目(直接対決での共演は過去9度)。

◆延長戦を制した阪神が3年連続ヤクルト戦勝ち越し。夏のロードを11勝6敗とし、5試合を残して、2023年(18勝5敗)以来の勝率5割以上を確定させた。四回から6イニング連続して得点圏に走者を進めながらも凡退を重ねた打線が十回1死満塁、熊谷敬宥内野手(29)の中前打で2点を勝ち越した。八回に登板した石井大智投手(28)は自身の失策もあり、2死一、三塁を招いたが、代打長岡秀樹内野手(23)を一ゴロに仕留めて、連続無失点試合のNPB記録を「42」とすると同時に、「41回連続無失点」で1969年4ー5月の江夏豊に並ぶ球団3位に浮上した。高橋遥人投手(29)は6回3安打11奪三振1失点の好投。九回に登板した桐敷拓馬投手(26)が2勝目(1敗1S)、岩崎優投手(34)が26セーブ目(1勝2敗)。優勝マジックは1減の「19」となった(成績=68勝42敗2分、観衆=2万9197人)。ーー最後は熊谷の粘りが結果になった「高寺(延長十回1死一塁で中前打)も熊谷もそうですけど、最後まで出続けて、良い打席とかがありながらですけど、強い気持ちで出続けて行ってくれていることは、良い結果につながっていますね」ーー打線は四球を選んで相手に圧力をかけていた「ずっとそういう野球ですから。今、4時間ぐらいのゲームが終わりましたけどね。(シーズンの)最初の時から今日まで変わらずですけど、本当にみんな真剣にやっていますからね。真剣にやってギリギリの勝負のところを普段からやっている。流れ作業でやっている選手は一人もいないので。ファンの方の声援も球場で素晴らしいモノがありますし、ギリギリのところで相手を上回ることが、自分たちにとって大事なことなので。明日からも、それが大事ですからね。一戦一戦というモノは、すごく難しいところもありながら、やっていますから。良かったんじゃないですかね。みんな頑張ってくれましたね」ーー高橋の投球は「見ての通りだと思います」ーー徐々に良くなっている「『徐々に』というのは遠い見方で、ゲームは今日ですからね。昨日みたいに休みの日であれば表現しますけど、試合では『徐々に』とかはなかなかないですからね。本当に勝負していますから。その辺はまた明日ですけど、本当によく頑張ってくれましたね」ーーリリーフ陣も粘った「結果的にはね。常にギリギリの勝負、と。何回も言いますけど、小さなところを少しずつ勝ち抜いてこないと勝利には届かないですから。本当に選手を称えてあげてほしいと思います」

◆オリックス、阪神で通算176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(59)は6回3安打11奪三振1失点の高橋遥人投手(29)をを筆頭とする阪神投手陣を絶賛した。先発投手が圧巻、救援投手陣が全員、盤石。接戦、延長にはなったが、今季を象徴する「終わってみれば勝っている」試合だった。高橋は文句のつけようがない。先発投手の立ち上がりは永遠の課題なのだが、高橋は一回の初球からキレのある球が投げられる。しっかり準備ができているのだろう。常にストライク先行で、四球を出しそうな気配すらない。少ない球数で抑えていく。打者はストライクがくるのが分かっていて打てない。そんな投球だった。唯一、村上だけが高橋に力負けしない打撃を見せていた。四回は高橋が意識し過ぎて、ツーシームが力んで高く入って本塁打。この一球だけが失投だった。が、他の打者は打たれる気配すらない。二回に無死から村上に二塁打を浴びたが、あっという間に後続3人をアウトにした。モノが違う投球だ。救援陣で印象的だったのは九回を抑えた桐敷。高橋が苦労した村上を内角球で詰まらせた中飛に仕留めた。左の強打者に、あのコースへ投げ切れれば、状態はいい証拠。誰が投げても好投する救援陣だが、さらにハイレベルになってきた。

◆延長戦を制した阪神が3年連続ヤクルト戦勝ち越し。夏のロードを11勝6敗とし、5試合を残して、2023年(18勝5敗)以来の勝率5割以上を確定させた。四回から6イニング連続して得点圏に走者を進めながらも凡退を重ねた打線が十回1死満塁、熊谷敬宥内野手(29)の中前打で2点を勝ち越した。八回に登板した石井大智投手(28)は自身の失策もあり、2死一、三塁を招いたが、代打長岡秀樹内野手(23)を一ゴロに仕留めて、連続無失点試合のNPB記録を「42」とすると同時に、「41回連続無失点」で1969年4ー5月の江夏豊に並ぶ球団3位に浮上した。高橋遥人投手(29)は6回3安打11奪三振1失点の好投。九回に登板した桐敷拓馬投手(26)が2勝目(1敗1S)、岩崎優投手(34)が26セーブ目(1勝2敗)。優勝マジックは1減の「19」。

◆主砲の一発も勝利には結びつかなかった。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が、四回1死で左中間席へ先制の9号ソロ。7年連続2桁本塁打に王手をかけたが、チームは延長十回の末に逆転負けを喫し「勝ちたかったです」と短い言葉に悔しさをにじませた。見事なアーチだった。阪神・高橋が投じた1球目のツーシームを強振。7月29日のDeNA戦(横浜)で1軍復帰後22試合で9本塁打、直近5試合で3本塁打と打撃は好調だが、守備でのミスが痛かった。五回。先頭・高寺の打球は三塁線を抜ける二塁打。続く坂本の三ゴロで二走が飛び出していたが一塁に送球して三進を許し、前進守備の中、続く熊谷が放った正面への強烈な打球はグラブの下を通過するエラー。「捕れました」と厳しい表情を浮かべた。高津監督は村上について「ホームランでの1点は大きかった」と評価したうえで「最初の三塁線も止めてほしかったし、(二走が)飛び出したところ、最後のトンネルも、一生懸命やっているので、練習して、いろいろ勉強してだと思う」と守備での反省を促した。勝つためには攻守で村上の活躍が必要だ。(赤尾裕希)

◆記録を塗り替え続ける鉄腕が、レジェンドの背中に追い付いた。どれだけ偉業を重ねても、任された場面で仕事を果たす姿勢は変わらない。阪神・石井大智投手(28)はピンチを背負いながら、またもスコアボードに「0」を刻んだ。だが、試合後に笑顔はなかった。「毎回違いますけど、ちょっとあのミスは話にならない。また明日から頑張ります」1―1の八回に登板。先頭の古賀を右飛に打ち取ったが、続く岩田のセーフティーバントを処理して一塁に痛恨の悪送球をしてしまう。岩田は二塁に進塁し、記録は内野安打と自身のエラーで得点圏に走者を背負った。この後代打・宮本は右飛に切ったが、暴投でピンチは拡大。1日以来、登板8試合ぶりに三塁にまで走者を進められたが、鉄腕は落ち着いていた。増田を四球で歩かせて一、三塁とすると、代打・長岡との直球勝負に挑んだ。ストレートを3球続けて一ゴロに打ち取る。大山が強い打球を体で止めてそのままベースを踏んでピンチを脱出。敵地のマウンドでも、変わらぬ貫禄を見せた。これで石井は41イニング連続無失点。レジェンドの江夏豊に肩を並べ、球団歴代3位に立った。4月5日の巨人戦(東京ドーム)からゼロを刻み続け、17日の巨人戦(同)ではプロ野球記録を更新する40試合連続無失点を達成。そして42試合目でも失点することなく、またもゼロの記録は途切れなかった。投手戦となった一戦は、石井を筆頭にブルペン陣4人が無失点でつないで延長戦で勝負を決めた。桐敷に白星が付き、救援の勝利は今月11勝のうち半数以上を占める6勝目。藤川監督は「常にギリギリの勝負。何回も言いますけど、小さなところを少しずつ勝ち抜いてこないと勝利には届かない。本当に選手をたたえてあげてほしい」と目尻を下げた。連続無失点の重圧にも「べつに考えていないので大丈夫です」と強さを見せる石井。悲願達成の瞬間まで、記録を更新していく。(中屋友那)?...石井は4月5日の巨人戦から41イニング連続無失点とし、阪神では1969年の江夏豊に並んで歴代3位となった。日本記録は58年に金田正一(国鉄)がマークした64回?

◆よっ男前!! 阪神はヤクルトに延長戦の末に3―1で競り勝ち、優勝へのマジックナンバーを19とした。「8番・遊撃」で出場した熊谷敬宥内野手(29)が延長十回に値千金の2点打。五回には同点を呼び込む一打で全3得点をたたき出した。これまでのスーパーサブとしての役割から、定位置を狙えるマルチプレーヤーとして存在感が増してきた。苦戦を強いられても、最後は執念のひと振りで上回った。打球が中前へ抜け、2者がホームへ戻ってくる。三塁ベンチと神宮を埋める左半分をお祭り騒ぎにしたのは、熊谷の一打。激戦をへてこそ価値が生まれる1勝を手にし、胸を張った。「何でも(いいから)バットに当てれば点が入るかなと思ったので。みんながつないでくれたおかげで打てました」見せ場は1―1の延長十回に訪れた。1死から大山と高寺の連打、坂本の四球でつくったこの日3度目の満塁機。2球連続の見逃しで早々と追い込まれるも、粘ってカウント2―2として7球目。石山が投じた外角の変化球に食らいついた打球は高く弾み、前進守備の遊撃手・長岡のグラブをはじいて中前へ抜ける。仕事をやってのけた背番号4は一塁上でおどけながら、喜びを表現した。燕投手陣をなかなか打ち崩せない一戦だった。四回以降は7イニング連続で得点圏に走者を置くも、九回までにホームを踏めたのは1死三塁で三塁手・村上のトンネルで高寺が生還した五回のみ。この1点も熊谷のバットから生まれ、〝全3打点〟の活躍だ。幾度となくチャンスを潰したが、苦しんだぶんだけ喜びは膨れ上がる。藤川監督から「強い気持ちで出続けていってくれていることは、良い結果につながっていますね」と称賛された殊勲の熊谷は、粘り強くつかみ取った勝利に「それがタイガースの強いところだと思う。僕に限らず継続していければ」と誓った。

◆阪神・大山の安打が起点となり接戦をものにした。延長十回1死で打席に立つと、石山から中前打を放って出塁。代走の小幡が決勝のホームを踏んだ。この日もマルチ安打を記録するなど、夏場に入り好調を維持する主砲は「勝ってよかった。チーム全員の力だと思うので。こういう試合をとれたっていうのがいいと思う」と納得の表情を見せた。

◆阪神・近本が出場4試合ぶりの複数安打と気を吐いた。一回先頭の初球で中前打を放つと、四回も先頭で左前打。ただ、その後は得点圏で凡退し「そこで1本打ちたかった」と唇をかんだ。これで巨人・長嶋茂雄が記録した7年目までの通算1070安打にあと2本。「明日の1本をしっかり打ちます」と冷静に球場を後にした。

◆「6番・左翼」で先発した阪神・高寺がバットと走塁で貢献した。0-1の五回先頭で三塁線を破る二塁打で出塁。続く坂本の三ゴロで三進する好走塁を見せ、敵失で同点ホームを踏んだ。延長十回1死一塁からは中前打で好機を演出し、熊谷の決勝打で二塁から一気に3点目のホームイン。それでも六回1死満塁での併殺打を「外野フライでもよかった。こういう展開にしたんで、そこは反省している」と悔やんだ。

◆阪神・及川が一発のあるヤクルト強力打線を抑えた。同点の七回に登板すると、まずはこの日9号ソロを放っていた4番・村上を遊ゴロに料理。オスナ、山田は連続三振に斬った。「点をとられなかったら負けることはない。ゼロで帰ってくることが仕事」。前回登板した19日の中日戦(京セラ)は17試合ぶりの失点。ここからまた無失点登板を積み重ねていく。

◆花の都の真ん中で、阪神・高橋遥人が完全復活を印象付けた。見る者が思わず感嘆のため息を漏らした11個の奪三振ショー。6回3安打1失点で今季3勝目はお預けも、帰ってきた左腕がその力を存分に発揮した。「ストレートの感覚もよくて、相手が嫌がっているのを感じた。だからツーシームや変化球を有効的に使うことができて、三振も増えたのかなと思います。どの球種でもストライクが取れて、全体的にはいい投球ができたと思います」立ち上がりから完璧だった。先頭の増田を低めツーシームで空振り三振に斬ると、続く伊藤は内角低め151キロ直球で見逃し三振。簡単に三者凡退に仕留めた。二回は先頭の村上に二塁打を浴び、2死後に古賀に一、二塁間へはじき返されたが、中野の軽快な守備でピンチを脱した。だが、0-0の四回に「ちょっと浮いてしまった」と、失投で手痛い一発を浴びた。村上への初球、高めツーシームを捉えられ、打球は虎党が黄色く染める左翼スタンドへ。2021年以来、4年ぶりの被弾となった高橋は両膝に手をつき、着地点を悔しそうにじっと見つめた。それでも許したのはその1点のみ。以降は二塁すら踏ませなかった。登板前日に「ランナーをためた状態で中軸に回さないように」と挙げていたポイントをきっちり押さえ、3試合連続の無四球投球。11奪三振は21年10月14日の巨人戦(東京ドーム)以来、4年ぶりだ。その安定感と高い奪三振能力は、強力先発陣の中でも輝きを放っている。「ちょっとずつ(状態は)上がってきていると思う。続けていければ」才木、村上に次いで制圧的な投球ができることを証明した高橋。近づいてきた2年ぶりのリーグ優勝の先にある短期決戦のポストシーズンに向けても、心強い存在だ。(萩原翔)

◆阪神・岩崎が最後を締めた。2点を勝ち越した直後の延長十回に登板。先頭の山田に内野安打を許したが、最後は代打・北村恵を二ゴロ併殺に仕留め、26セーブ目をマークした。「先頭(打者を抑えられるよう)しっかり頑張ります」。救援陣が無失点でつないで粘り勝った一戦に、ブルペンリーダーは「みんなでまた頑張ります」と力を込めた。

◆阪神・坂本の粘りが決勝点につながった。延長十回1死一、二塁の好機で四球を選び、熊谷の一打をおぜん立て。「勝つか負けるかでこういう試合は全然違うので、勝ってよかった」と胸をなでおろした。守っては計5投手を好リードし、九回は一走・内山を盗塁刺。「もう少し点をとって中継ぎを楽に投げさせてあげたいですけど、これもうちの強みだと思うので、こうやって一個ずつ勝っていけたら」とうなずいた。

◆1―1の九回に登板した阪神・桐敷が3人で仕留め、今季2勝目をマークした。先頭の内山に安打を許すも、本塁打を放っていた村上を速球で詰まらせ中飛に。オスナからは見逃し三振を奪い、さらに二盗を試みた一走を捕手・坂本の送球と遊撃手・熊谷の走者と交錯しながらのタッチでアウトにし、三振ゲッツーで流れを呼び込んだ。「うれしいです。(坂本)誠志郎さんにも、クマさん(熊谷)にも助けてもらった」と笑顔で先輩への感謝を語った。

◆よっしゃあー!! 九回が終わって同点で延長タイブレーク! わが阪神は4番・サトテルちゃんから、ヤクルトは下位打線...。勝ったァ!! って俺、どんだけ甲子園の高校野球に感化されとんの!?いや、いやタイブレークはなかったけど、延長十回1死満塁、2ストライクに追い込まれながらしぶとく食らいついて、ゴロでセンターへ決勝タイムリーを放った熊谷は、高校球児さながらやないの! その必死さがたまらなく、ええわー!! この打者の原点を忘れないでレギュラーはったれー!!先発・高橋の6回1失点(大打者・村上のソロはしゃ~ないわ!)、無四球、11奪三振のほれぼれするマウンドは、勝ち星がつかなかったが関係ない...。この先の虎の夢を見させていただきました。アリガトウ、遥人!!連続無失点試合の世界記録を42と伸ばした石井の鋼鉄のごとく強い心臓にもしびれまくり!! 自らの悪送球や暴投で招いた八回のマウンド。試合も記録も大ピンチの場面で、代打の燕の好打者・長岡を涼しい顔して凡打に打ち取る投球! 阪神には個性あふれる虎がぎょうさんおるね~!!

◆東京駅構内をウロウロしていたトラ番・萩原翔が衝撃的(ちょっと大げさ?)な発見をした。日本の玄関口が大改装され、全国のおいしい名店が並ぶ一角を通った際に、目に飛び込んできた2文字が。「近大」お店ののれんにデカデカと。おぉ、わが母校!1年前の3月までは近大の学生だった萩原。こんな場所で、出身大学を思い出させてくれるなんて...。世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近大。〝近大生まれ〟が天然にも劣らないことは、関西の美食家ならご存じでしょう。近大水産研究所が手塩にかけて育てたマグロを筆頭にマダイ、シマアジ、ブリ、カンパチなど〝近大卒〟のおサカナたちを提供する養殖魚専門料理店が東京駅にも出店しているのだ。大阪駅の近くでも食べられるし、大阪・関西万博会場でも食べられる。これって、すごい。駅構内のどこを探しても「東大」と書かれたのれんは見当たらない。「早稲田」のれんも「慶応」のれんも発見できない。大学だけではない。「灘高」もなければ、「PL学園」や「大阪桐蔭」もない。とにかく、学校名が描かれたのれんが東京駅にあるのは、「近大」だけだ。「花の都・大東京の、一番大きな駅のど真ん中に、関西の大学の名前がド~ンと。本当に誇らしいです」萩原のうれしそうな声が、スマホの向こうから聞こえてきた。母校愛あふれる男だが、常に時間に追われているトラ番の宿命で、おいしいマグロ丼に舌鼓を打つ時間はなかったらしいが。「うちの母校ののれんも、たぶん、どこにもないと思います。近大は華々しく事業展開してますねぇ」関西が誇る関大OBの当番デスク・川端亮平もうらやましそうだった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
68422 0.618
(↑0.003)
M19
(↑1)
31381
(+3)
260
(+1)
68
(-)
84
(-)
0.244
(-)
2.060
(↑0.02)
2
(-)
巨人
55543 0.505
(↑0.005)
12.5
(-)
31350
(+8)
331
(+1)
76
(+2)
45
(+1)
0.244
(-)
2.660
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
51555 0.481
(↓0.005)
15
(↓1)
32364
(+1)
352
(+8)
71
(-)
55
(-)
0.240
(↓0.001)
2.930
(↓0.05)
4
(-)
広島
48585 0.453
(↓0.004)
18
(↓1)
32341
(+4)
363
(+6)
59
(-)
51
(-)
0.243
(↑0.001)
3.000
(↓0.02)
5
(-)
中日
49602 0.450
(↑0.006)
18.5
(-)
32300
(+6)
341
(+4)
60
(+1)
66
(-)
0.228
(↑0.001)
2.830
(-)
6
(-)
ヤクルト
40625 0.392
(↓0.004)
24
(↓1)
36304
(+1)
430
(+3)
60
(+1)
47
(-)
0.230
(-)
3.620
(↑0.02)