広島(★4対6☆)中日 =リーグ戦21回戦(2025.08.22)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:梅野 雄吾(1勝1敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗33S))
敗戦投手:中﨑 翔太(3勝2敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(12号・8回表2ラン)

  DAZN
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◆中日は3点を追う8回表、細川の2ランなどで4点を奪い、試合をひっくり返す。直後に同点とされるも、延長11回にロドリゲスの適時打などで2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、守護神・松山が今季33セーブ目。敗れた広島は、終盤に投手陣が踏ん張りきれなかった。

◆5位中日の先発は柳裕也投手(31)。対広島は今季2試合登板し1勝0敗、いずれも7回無失点と好投している。昨年も3試合で2勝0敗で現在3連勝中と相性がいい。

◆広島新井貴浩監督(48)が1点差に迫られた8回、1死一塁で坂倉将吾捕手(27)から石原貴規捕手(27)に交代させた。3点リードで迎えた7回。先頭の代打大島の左前打、1番上林の右越適時三塁打といずれも初球を打たれて失点した。新井監督がベンチから出てきて、継投を告げた。代わった島内も田中に中前適時打を浴びて1点差となると、再び新井監督がベンチから出てきて捕手の交代を告げた。坂倉は20日DeNA戦で1試合4盗塁を許し、この場面も一走は走力のある田中だった。だが、1死後、4番細川にセンターバックスクリーンへの逆転2ランを浴びた。

◆広島が8回に同点に追いついた場面で審判団のドタバタ劇があった。1点ビハインドの8回2死二、三塁から小園の打球はセンター方向へライナーで飛んだ。岡林がグラブを地面につけながら捕球するも、プレーは続いて三塁走者が生還。だが、少し間を置いて三塁審判がダイレクトキャッチを意味するアウトの判定に、一塁ベンチが猛抗議。一塁審判がワンバウンド捕球を意味するセーフのジェスチャーをしたとアピールし、審判団が集まった。協議した結果アウトと判定されたが、すぐに新井監督がリクエストを要求。リプレー検証の結果、真鍋責任審判は「検証の結果、ワンバウンド。走者一塁、三塁。一塁、三塁で再開します」とアナウンスした。広島が同点に追いついた。なお2死一、三塁の勝ち越し機はモンテロが空振り三振に倒れ、同点のまま9回に突入した。

◆5位中日が4位広島に逆転勝ちし、0・5ゲーム差に迫った。借金は11とした。延長11回、1死二、三塁から途中出場のクリスチャン・ロドリゲス内野手(23)が中前へ今季初安打となる決勝の適時打を放った。さらに石伊雄太捕手(25)がスクイズ(記録は一塁手の犠打野選)を決めもう1点追加した。中日は8月に入り延長戦は4戦4連敗中だったが、この日は勝ちきった。8回には3点差をひっくり返した。広島先発左腕の森に7回まで無失点に抑えられていたが、8回代打大島洋平外野手(39)が左前安打、続く上林誠知外野手(30)が右翼フェンス直撃の適時三塁打で1点かえすと、広島は2番手の島内へスイッチ。田中幹也内野手(24)の中前適時打で1点差に迫ると、1死後細川成也外野手(27)が初球チェンジアップをバックスクリーンへ12号2ランをたたき込み逆転した。「情けない打席が続いていたので、なんとか結果を出すことができてよかった」とコメントした。だが、8回裏に3番手清水達也投手(25)が2死二、三塁から小園に中前同点適時打を浴び再び追いつかれ、延長に入っていた。最後は守護神の松山晋也投手(25)が締め33セーブ目をマークした。広島は前日21日はDeNAと敵地横浜でナイターを戦い、当日の移動ゲーム。一方の中日は前日は試合がなく、マツダスタジアムで、屋外球場の暑さに慣れるために午後2時から全体練習を行い備えていた。

◆中継ぎ陣が打たれ、5位中日に延長戦の末に敗れた。同点の延長11回は5番手中崎が先頭への四球と安打などで1死二、三塁とし、ロドリゲスに勝ち越しの中前適時打を浴びた。さらに続く石伊にはセーフティースクイズ(記録は投手野選)を決められ、リードを広げられた。3点リードした8回も先発森が2球で1点を失い、なお無死三塁としたところで島内にスイッチ。15試合連続無失点投球の右腕だったが、田中に中前適時打の後、細川に逆転2ランをバックスクリーンに運ばれた。打線は2回に佐々木のプロ初打点となる適時打などで2点を先制した。逆転された8回も、小園の中前適時打で同点に追いつくなど、中日を上回る2桁13安打を記録した。5位中日に敗れ、3位DeNAとのゲーム差を縮められず、5位中日に0・5ゲーム差に迫られた。

◆5位中日が4位広島に逆転勝ちし、0・5ゲーム差に迫った。借金は11とした。延長11回、1死二、三塁から途中出場のクリスチャン・ロドリゲス内野手(23)が中前へ今季初安打となる決勝の適時打を放った。

◆5位中日が4位広島との延長戦を制し、0・5ゲーム差に迫った。連勝で借金は11とした。延長11回、1死二、三塁から途中出場のクリスチャン・ロドリゲス内野手(23)が中前へ今季初安打となる決勝の適時打を放った。目の前で無死一、三塁から山本泰寛内野手(31)のセーフティースクイズで、一塁走者しか送ることができず1死二、三塁で打席が回ってきた。中崎に対し6球ファウルを打ち、タイミングを合わせながらフルカウントからの10球目、内角高め147キロ直球を、しぶとく中前へ運んだ。「試合中、打席の中でもコーチからセンターを中心に打っていこうという声が聞こえていたので、それができてよかった。ものすごくうれしいよ」と笑顔だった。今季この打席まで7打数無安打。ベンチには代打の切り札のブライト健太外野手(26)や左の宇佐見真吾捕手(31)も残っていた。井上一樹監督(54)は「今、守備固め使おうと思っている中で、あいつに延長入ってから代打ってわけにもいかないし。今日はクリスチャンに救われた試合だった」とほめた。キューバ出身で昨季育成から支配下になった2年目、23歳の若き助っ人は4月末に1軍昇格も、からわずか1週間、3試合で2軍降格。20日に2度目の昇格で上がってきたばかりだった。「チームの勝利に貢献できる。このためにいつも自分は努力をしているので、今後も努力を欠かさずにまた貢献したい」と笑った。ヒーローインタビューでは、遅くまで残ったスタンドの竜党に向かって「アリガトゴザイマス」と日本語であいさつし、大歓声だった。

◆広島のドラフト1位ルーキー佐々木が、70打席目でプロ初打点をマークした。0―0の二回2死一、二塁。1ボールから柳の外角低めの変化球に食らい付き、右前へ運んだ。初の適時打を「打ったのはスライダー。積極的に仕掛けて打ちにいった」と振り返った。県岐阜商高から青学大を経て入団した22歳の右打者。打点を挙げるチャンスはこれまでにもあったが、持ち前の勝負強さは発揮できていなかった。凡退の反省を繰り返し「だんだんと打ち方みたいなのが見えてきた」。日々続けている成長を結果で示した。

◆中日は0―3の八回に細川の2ランなどで4点を挙げて逆転。直後に追い付かれたものの、延長十一回にロドリゲスの適時打で勝ち越した。5番手の梅野が今季初勝利。広島は八回、先発の森、救援の島内がリードを守り切れなかった。

◆先発した広島・森翔平投手(27)は八回途中まで投げ2失点。勝敗は付かず、救援陣が打たれ逆転負けを喫した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
68422 0.618
(↑0.003)
M19
(↑1)
31381
(+3)
260
(+1)
68
(-)
84
(-)
0.244
(-)
2.060
(↑0.02)
2
(-)
巨人
55543 0.505
(↑0.005)
12.5
(-)
31350
(+8)
331
(+1)
76
(+2)
45
(+1)
0.244
(-)
2.660
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
51555 0.481
(↓0.005)
15
(↓1)
32364
(+1)
352
(+8)
71
(-)
55
(-)
0.240
(↓0.001)
2.930
(↓0.05)
4
(-)
広島
48585 0.453
(↓0.004)
18
(↓1)
32341
(+4)
363
(+6)
59
(-)
51
(-)
0.243
(↑0.001
3.000
(↓0.02)
5
(-)
中日
49602 0.450
(↑0.006)
18.5
(-)
32300
(+6)
341
(+4)
60
(+1)
66
(-)
0.228
(↑0.001
2.830
(-)
6
(-)
ヤクルト
40625 0.392
(↓0.004)
24
(↓1)
36304
(+1)
430
(+3)
60
(+1)
47
(-)
0.230
(-)
3.620
(↑0.02)