1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 2 | 1 | 2 | 0 | 3 | 5 | 2 | 0 | 0 | 15 | 20 | 1 | 4 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 5 | 1 | 0 |
勝利投手:戸郷 翔征(4勝7敗0S) 敗戦投手:ランバート(3勝8敗0S) 本塁打 |

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◆巨人は1回表、丸の2ランで先制する。その後は2回と3回に中山のホームラン、6回にはリチャードの満塁弾が飛び出すなど、終わってみれば20安打で15得点を挙げた。投げては、先発・戸郷が8回2失点の好投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が崩壊した。なお、この試合で巨人・丸がNPB史上72人目となるサイクル安打を達成した。
◆2連敗中の巨人が大幅に打順を入れ替えた。泉口友汰内野手(26)が6月15日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来となる「1番遊撃」でスタメンに名を連ねた。6月中旬から1番に固定されていた丸佳浩外野手(36)は「3番右翼」で出場する。先発は戸郷翔征投手(25)が務める。今季はここまで14試合に登板して3勝7敗、防御率4・50。登板前日は川崎市・ジャイアンツ球場で調整し「チーム的には1つも落とせない状況になりましたし、先を見ずに1つ1つ勝っていくことが一番。チームが苦しい時に勝てるように頑張れればなと思います」と意気込んでいた。
◆巨人中山礼都内野手(23)が衝撃の2打席連続本塁打を放った。2点リードの3回2死三塁。カウント2-1からヤクルト先発ランバートの外角高め直球を捉えた打球は、左翼最前列に飛び込む今季第5号2ランとなった。2回無死の第1打席でも左翼席への4号ソロを放っており、2打席連続で逆方向へアーチを描いた。
◆巨人リチャード内野手(26)がプロ入り2度目の猛打賞を決めた。ヤクルトのランバートから2回に三塁内野安打、3回に左前打、5回には初球の直球を中前にはじき返す2点適時打をマークした。「監督と練習で取り組んでいることを出すことができました。これからも継続していけるように頑張ります」とコメント。試合前に阿部慎之助監督(46)から打席での待ち方のアドバイスを受けて臨んだ一戦だった。リチャードの3安打猛打賞は昨季5月1日楽天戦以来2度目。シーズン途中にソフトバンクから電撃トレードで加入した"ロマン砲"が小気味よく安打を重ねた。さらに6回2死満塁からはヤクルト丸山翔からバックスクリーンに5号満塁アーチ。ロマン砲が神宮の夜空にさく裂した。
◆まさに大砲、ドデカイ花火を打ち上げたリチャード 5号弾はグランドスラム4安打6打点の大暴れ?プロ野球 (2025/8/19)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#オレをみろ #ジャイアンツ
◆巨人丸佳浩外野手(36)がサイクル安打を達成した。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手をかけた。6回は四球を選び、迎えた7回1死三塁からヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。迷いなく二塁ベースを回ると、ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れた。プロ野球でのサイクル安打は21年のヤクルト塩見以来72人目の快挙となった。球団では08年の小笠原道大以来17年ぶり。プロ入り18年目で達成は歴代最遅で、年齢では36歳4カ月で広島山本浩二に続き歴代4番目の年長での達成となった。1回の先制アーチには「打ったのは真っすぐです。コンパクトにきれいに回転して打てました。先制できたので、この後も追加点を重ねられるようにみんなで頑張ります」とコメントしていた。丸が21年9月18日塩見(ヤクルト)以来、プロ野球72人、77度目のサイクル安打を達成。巨人では54年7月25日川上哲、63年4月25日王、97年9月26日広沢、99年6月25日仁志、08年9月3日小笠原に次いで17年ぶり6人目。丸は18年目で達成したが、これは83年4月30日山本浩(広島)の15年目を抜いて最も遅いサイクル安打となった。
◆ヤクルトファンにとっては、フラストレーションのたまる展開だった。先発ランバートが3回まで3発を浴び、9安打5失点。投球の内容、点差(1-5)を考えれば、この時点で交代でも良かったが、首脳陣は続投させた。4回は3人で抑えたものの、次の回に打席が回ってくるため5回まで引っ張ったのが大失敗。ランバートはこの回に6点目を失うと緊張感が切れたようで、直後にタイムリーを浴びてもホームへのバックアップに走らず、マウンド付近でボーと立ち尽くしていた。結局、5回途中8失点でランバートを降板させ、2番手の丸山翔をマウンドに送るハメに。リリーフを出し惜しんだために、5回で試合の大勢が決まってしまった。ランバートは来日ワースト失点で、ワーストの3被弾。熱帯夜に、序盤から不快指数は増すだけだった。
◆巨人が今季最多得点の大勝で勝敗を5分に戻した。3番で起用された巨人丸佳浩外野手(36)が自身初のサイクル安打を達成して打線をけん引した。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手。6回は四球を選び、7回1死三塁でヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れ、プロ野球72人目の記録を遂げた。球団では08年の小笠原道大以来17年ぶりの快挙にもなった。打線は丸以外の選手も大暴れ。中山礼都内野手(23)が逆方向へ2打席連続アーチを描けば、リチャード内野手(26)が6回2死満塁から5号グランドスラムを放った。投げては先発の戸郷翔征投手(25)が今季最長8回を5安打2失点。8回2死からはヤクルト村上に13球全て直球で見応え抜群の勝負を繰り広げ、最後は低めを空振りさせてマウンドでほえた。
◆スリーベースで決めた???♂?丸佳浩 サイクル安打達成プロ野球史上72人目<打撃成績>第1打席:ホームラン第2打席:ヒット第3打席:ツーベース第4打席:四球第5打席:スリーベース?プロ野球 (2025/8/19)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#オレをみろ #ジャイアンツ
◆巨人丸佳浩外野手(36)がサイクル安打を達成した。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手をかけた。6回は四球を選び、迎えた7回1死三塁からヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。迷いなく二塁ベースを回ると、ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れた。プロ野球でのサイクル安打は21年のヤクルト塩見以来、72人目77度目の快挙となった。丸が21年9月18日塩見(ヤクルト)以来、プロ野球72人、77度目のサイクル安打を達成。巨人では54年7月25日川上哲、63年4月25日王、97年9月26日広沢、99年6月25日仁志、08年9月3日小笠原に次いで17年ぶり6人目。丸は18年目で達成したが、これは83年4月30日山本浩(広島)の15年目を抜いて最も遅いサイクル安打となった。
◆ヤクルトは先発のピーター・ランバートが大誤算だった。1回には丸、2回には中山、3回には再び中山に1発を浴びるなど、3回までに9安打5失点。来日後ワーストの1試合3被弾、1試合ワーストタイの8失点で、5回途中で降板した。結局、投手陣は20安打を浴び、今季ワーストの15失点で今季60敗目を喫した。
◆巨人丸佳浩外野手(36)がサイクル安打を達成した。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手をかけた。6回は四球を選び、迎えた7回1死三塁からヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。迷いなく二塁ベースを回ると、ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れた。プロ野球でのサイクル安打は21年のヤクルト塩見以来72人目の快挙となった。球団では08年の小笠原道大以来17年ぶり。プロ入り18年目で達成は歴代最遅で、年齢では36歳4カ月で広島山本浩二に続き歴代4番目の年長での達成となった。試合後のヒーローインタビューでは「(サイクル安打は)あまり意識してなかったんですけど、打席に入る前に二岡ヘッドにちょろっと言われていたので。ファーストベース回ったくらいで思い出しました」と話した。また、最後は三塁打での大記録達成に「頼むから、自分の足よ、もってくれと、最後ももうちょっときれいなスライディング決めたかったんですけど、変になってちょっと悔いが残ってますけどね」と笑顔で振り返った。丸が21年9月18日塩見(ヤクルト)以来、プロ野球72人、77度目のサイクル安打を達成。巨人では54年7月25日川上哲、63年4月25日王、97年9月26日広沢、99年6月25日仁志、08年9月3日小笠原に次いで17年ぶり6人目。丸は18年目で達成したが、これは83年4月30日山本浩(広島)の15年目を抜いて最も遅いサイクル安打となった。
◆ヤクルトが今季ワーストの15失点で60敗目を喫した。先発ランバートが大誤算。3回までに3発を浴びて5失点。それでも続投し、結局5回途中、来日ワーストの8失点で降板した。この時点で勝負あり。2番手以降も巨人打線の勢いにのみ込まれた。高津臣吾監督は「今日の事は忘れられない。寝られないですね。寝ないで考えます」と話した。
◆巨人丸佳浩外野手(36)が自身初のサイクル安打を最遅記録で達成した。「まさかこの年で達成できるとはびっくりしてますし、球場のファンも喜んでくれて良かったです」と試合後に振り返った。プロ18年目の達成は歴代で最も遅い記録となった。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手をかけた。6回は四球を選び、迎えた7回1死三塁、ヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。迷いなく二塁ベースを回ると、ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れた。「頼むから、自分の足よ、持ってくれと。最後ももうちょっときれいなスライディング決めたかったんですけど、変になってちょっと悔いが残ってますけどね」と笑顔で悔やんだ。プロ野球でのサイクル安打は21年のヤクルト塩見以来72人目、77度目の快挙となった。球団では08年の小笠原道大以来17年ぶり。36歳4カ月での達成は広島山本浩二に続き歴代4番目の年長記録となった。丸が21年9月18日塩見(ヤクルト)以来、プロ野球72人、77度目のサイクル安打を達成。巨人では54年7月25日川上哲、63年4月25日王、97年9月26日広沢、99年6月25日仁志、08年9月3日小笠原に次いで17年ぶり6人目。丸は18年目で達成したが、これは83年4月30日山本浩(広島)の15年目を抜いて最も遅いサイクル安打となった。
◆巨人戸郷翔征投手(25)が今季最長8回2失点で4勝目(7敗)を挙げた。「久しぶりの長いイニングだったので、しっかり自分のピッチングを考えながら投げてきましたし、久しぶりの感覚です」と手応え十分の131球の熱投だった。初回に1死二、三塁からヤクルト村上の犠飛で1点を失ったが、2回以降は回を増すごとに直球が切れ味も増していった。「いい真っすぐを投げていたんじゃないかなと。途中そんなにいいものが出せなかったですけど、終盤からいいものが出せた。球数を結構投げられて良かったかな」。今季は開幕投手を務めながら不振にあえぎ2度の2軍落ちも味わった。復活への鍵としてきた直球がうなった。8回には1死三塁から内山の一ゴロの間に2点目を失ったが、この日のハイライトはその直後だった。2死で迎えた4番村上。13点差の場面に「あの点差でしたし、なかなかああいう点差の中で村上さんとの勝負を楽しめることってない」と意を決した。投じたのは全て直球。「しっかり自分の出し切るところっていうのを思いながらやってました」。この日最速の152キロも記録しながら、13球目で空振り三振を奪った。「球数がいって球速が出ていたことも1つプラスですし、久しぶりにあれだけのイニングを投げられて、中継ぎの方も今まで頑張ってくれていたので一番良かったな」。最後はマウンドでほえる姿もあった。終盤戦へ、エースが大きな1勝を手にした。
◆巨人丸佳浩外野手(36)が自身初のサイクル安打を達成した。「まさかこの年で達成できるとはびっくりしてますし、球場のファンも喜んでくれて良かったです」と試合後に振り返った。プロ野球72人目の快挙は、プロ18年目の達成は歴代で最も遅い記録となった。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手をかけ、7回1死三塁、ヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。迷いなく二塁ベースを回ると、ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れた。「頼むから、自分の足よ、持ってくれと。最後ももうちょっときれいなスライディング決めたかったんですけど、変になってちょっと悔いが残ってますけどね」と笑顔で悔やんだ。
◆巨人丸佳浩外野手(36)がサイクル安打を達成した。ヤクルト戦の初回に今季5号先制2ランを放つと、3回の右前打、5回の中越え二塁打で快挙に王手。6回の四球を挟んで、迎えた7回1死三塁から右越え適時三塁打をマークした。NPBでのサイクル安打は21年のヤクルト塩見以来72人目、77度目。球団では08年の小笠原道大以来、17年ぶりとなった。プロ18年目での達成は歴代最遅記録。36歳4カ月での達成は、広島山本浩二に続き歴代4番目の年長記録となった。丸が必死の思いで頭から滑り込んだ。7回1死三塁。ヤクルト長谷川の直球を強振した打球は、右中間を破った。「一塁ベースを回ったところで(サイクルを)思い出しました。頼むから自分の足、持ってくれ」。転々とする打球を横目に二塁を回ると、ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れた。「全然足が回らなくて疲れました」と苦笑いしつつ「まさか達成できると思ってなかったので良かった」と感慨に浸った。初回からバットが火を噴いた。1死二塁、打った瞬間に確信する5号先制2ラン。「コンパクトにきれいに回転して打てました」と自画自賛の一打で波に乗った。3回に右前打、5回に中越え二塁打で記録に王手。6回に冷静に四球を選んだ後の5打席目で快挙を成し遂げた。プロ18年目。ベテランは体調管理に抜かりない。「30歳を越えたぐらいからどうしても食べる量とかを考えながらやらないと、イメージより(体重が)増えちゃう」と、昨オフから腸活を取り入れた。キノコ、海藻を積極的に摂取。今年1月の自主トレ公開の際には「筋肉量が落ちずに体脂肪が減ってくる」と効果を実感していた。猛暑への対策も万全を期す。「去年はずっとスポーツドリンクばっか飲んでて、試合後の尿比重を測ったら、常に脱水の状態だった」と、意識してスポーツドリンクと水を交互に飲む。練習終わりの水風呂やシャーベット状の飲料水であるアイススラリーを飲んで体の深部体温を落とすなど、工夫をこらしながら試合に臨んでいる。36歳シーズンを全力で駆け抜けている。開幕前に「この年になってくると同世代の選手も少なくなってくる」と話していた通り、先日、同学年で巨人でもチームメートだった中日・中田が引退を発表した。そんな中、今季初の3番に入り、歴代で最も遅いプロ18年目で偉業を達成した。「若い時からある程度ハードにトレーニングをしてきたので、貯金がまだ自分の中にあるんじゃないかな」。年齢を言い訳にするつもりはない。【水谷京裕】丸が21年9月18日塩見(ヤクルト)以来、プロ野球72人、77度目のサイクル安打を達成。巨人では54年7月25日川上哲、63年4月25日王、97年9月26日広沢、99年6月25日仁志、08年9月3日小笠原に次いで17年ぶり6人目。丸は18年目で達成したが、これは83年4月30日山本浩(広島)の15年目を抜いて最も遅いサイクル安打となった。
◆フジテレビが東京に本拠を置く両軍の〝TOKYOシリーズ〟を地上波生中継する(午後7時~8時54分)。復活を遂げた4番が今季初めて激突だ。「史上最年少三冠王」のヤクルト・村上宗隆内野手(25)は上半身のコンディション不良で前半戦は1試合の出場も、7月29日に復帰してからは18試合で7本塁打と量産中。一方、巨人の主砲、岡本和真内野手(28)は5月に左肘靭帯損傷を負い、8月16日に復帰。近年は打撃タイトルを争う2人の、今季初マッチアップに注目だ。解説は五十嵐亮太氏、鳥谷敬氏が務める。また、副音声では選手が打席に入る際の登場曲を打席終了まで流し続ける「Baseball Summer Fes」を実施。井森美幸、稲村亜美がゲスト出演する。
◆上半身のコンディション不良の影響で2軍調整を続けてきたヤクルト・石山泰稚投手(36)が1軍に合流した。プロ13年目の今季は28試合で防御率0・66、チームトップの14セーブをマーク。7月12日に出場選手登録を外れるまでは守護神として抜群の安定感を誇っていた。上位チームとの本拠地6連戦を前に、頼れる守護神が帰ってきた。
◆巨人・丸佳浩外野手(36)が先制の5号2ランをマークした。不動のトップバッターとして打線を引っ張っていた丸は、45試合ぶりに1番を外れ、今季初めて3番で起用された。一回、先頭の泉口が二塁打を放つなど1死二塁。左打席に立った丸はヤクルト・ランバートの内角球を器用かつ豪快に引っ張り、右翼ポール際席へ放り込んだ。前戦17日の阪神戦(東京ドーム)で今季初の3安打をマークしたのに続き、ベテランが好調をキープしている。
◆巨人・中山礼都(らいと)内野手(23)がプロ入り初となる2打席連続本塁打を放った。二回無死から左翼席へ4号ソロを放り込むと、続く第2打席は三回2死三塁から再び左翼席へ5号2ランを放った。「らいと」が逆方向のレフトへ強烈な打球を叩き込んだ。球団を通じ「イニングの先頭だったので出塁することを意識していました。強く打つことできてよかったです。追加点が取れて良かったです」とコメントした。
◆ヤクルトの助っ人右腕、ペドロ・アビラ投手(28)は、先発する20日の巨人戦(神宮)に向けて神宮外苑での試合前練習でキャッチボールなどで調整した。来日1年目の今季は12試合で4勝8敗、防御率4・04。後半戦突入後には「できるだけ多くの試合に投げて、(前半戦は)数字が思ったように伸びなかったので、こだわってやっていきたい」と意気込んでおり、本拠地で5勝目を狙う。
◆巨人の2年目左腕・森田駿哉投手(28)が20日のヤクルト戦に先発する。プロ初先発から2戦2勝、13イニング無失点と好投。初の屋外球場での登板へ「着替えをこまめにしたり、試合前の飲み物とかも増やしたりして工夫したい」と意気込んだ。東京六大学野球、法大時代になじみのあるマウンドへ「投げられる機会をもらえたので、いいピッチングができるように準備したい」と力を込めた。
◆頼れる守護神が帰ってきた。上半身のコンディション不良の影響で2軍調整を続けてきたヤクルト・石山泰稚投手(36)が約1カ月ぶりに1軍に合流。逆襲を目指す後半戦への決意を示した。「(状態が)万全かといわれたら不安な部分はありますけど、ここにきたのでそんなこといえないので頑張ります。それしかない」プロ13年目の今季は、守護神として28試合で防御率0・66、チームトップの14セーブをマーク。7月12日に出場選手登録を抹消されたが、慎重にリハビリを重ねて戻ってきた。絶対的守護神だったベテランが抜けた後は、ここまで防御率0点台の大西、星らが〝代役守護神〟を担うなど全員でカバー。ドラフト3位・荘司(セガサミー)、星、大西の勝利の方程式が定着しつつある中、離脱前には16試合連続無失点だったベテランが加わり、最下位からの反撃へ、盤石の救援陣が整った。5月27日の中日戦(神宮)で史上38人目となる通算100セーブを記録。防御率4点台と苦しんだ直近2年間との違いについて「みんなで抑えて試合に勝てればいい。そこまでガツガツしないのは気持ちの面である」と明かしていた。「自分のやるべきことをやって、(ここから)離脱せずに頑張りたい」。冷静沈着な背番号12が、背中で中継ぎ陣を引っ張る。(樋口航)
◆球界を代表する2人のスラッガーが、今季初めて同じグラウンドに立った。巨人・岡本和真内野手とヤクルト・村上宗隆内野手がともに「4番・三塁」で先発。シーズン残り約40試合と終盤戦に突入する中、〝共演〟を果たした。岡本は5月6日の阪神戦(東京ドーム)の一塁守備の際に打者走者と交錯し、左肘靭帯損傷の大けがを負った。約3カ月間にわたる懸命なリハビリを経て、8月上旬に実戦復帰。「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催された16日の阪神戦(東京ドーム)で1軍昇格し、「一発目の試合だったので、ちょっと緊張しました。勝てたら一番よかった」と話していた。村上は3月に上半身を痛めて開幕2軍スタート。4月17日の阪神戦(神宮)で一時復帰したが、同戦で患部の痛みを再発して約3カ月をリハビリに要していた。常に本塁打王のタイトルを争ってきた。過去5年、2人がその座を独占。2020年は岡本(31本)、21年は両者同数(39本)、22年は村上(56本)、23年は岡本(41本)、24年は村上(33本)としのぎを削ってきた。村上は一回に犠飛で打点をマーク。岡本は三回の第2打席で右前打を放ち、中山の2打席連発となる5号2ランを呼び込んだ。
◆巨人・リチャード内野手(26)が大暴れだ。「7番・一塁」でのスタメン起用に応える大活躍を見せた。二、三、五回と3打席連続で安打をマークし、5月に巨人加入後、初の猛打賞。さらに六回2死満塁で迎えた第4打席は、ヤクルト・丸山翔のスライダーを捉えてバックスクリーンへ放り込む5号満塁本塁打。この時点で4打数4安打6打点。「6番・二塁」で先発して2打席連続本塁打を含む4安打4打点の中山とともに六回までに13得点の猛攻を引っ張った。
◆巨人・丸佳浩外野手(36)がNPB72人目、77度目のサイクル安打を達成した。一回に右越え本塁打を放ち、三回に右前打、五回に左中間へ二塁打。七回の5打席目に右中間を破る痛烈な打球を放ち、三塁へ頭から滑り込んだ。2021年のヤクルト・塩見が達成して以来の記録となった。
◆ヤクルト・太田賢吾外野手(28)が途中交代した。1-15で迎えた八回先頭。一塁のライン際のボテボテの打球を放った際の走塁で、打球を処理しようとした一塁手のリチャードと正面衝突。腹部付近を強打したとみられ、苦悶の表情を浮かべてグラウンドに倒れこんだ。その後、トレーナーに寄り添われながらベンチ裏に下がり、代打・丸山和が告げられた。太田は試合前までで21試合に出場し、打率・302をマーク。8月に入ってからは1番打者に定着して存在感を示すなどアピールを続けていた。
◆巨人がともに今季最多の20安打15得点で大勝した。一回に丸の5号2ランで先制。二、三回の中山の2打席連続本塁打、六回のリチャードの満塁本塁打などで加点し、丸はサイクル安打を達成した。戸郷が4勝目。ヤクルトは60敗目。
◆巨人は、丸佳浩外野手(36)がNPB72人目、77度目のサイクル安打を達成するなど20安打15得点で大勝した。先発の戸郷翔征投手(25)は8回2失点で4勝目(7敗)を挙げた。以下、丸のヒーローインタビュー。--サイクル安打達成「最後全然足が回ってなくて本当にに疲れました」--一回の2ランを振り返っって「(1死二塁の)チャンスだったので積極的にと思ったんですけど、うまいこと打てたと思います」--どのあたりからサイクルが頭をよぎった「自分はあんまり意識してなかったんですけど、最後打席行く前に、二岡ヘッドにちょろっと言われてたんで、一塁ベースを回ったぐらいで思い出しました」--どんな思いで三塁へ走塁した「頼むから自分の足を持ってくれと。最後も、もうちょっと綺麗なスライディング決めたかったんですけど、ちょっと変なスライディングになって、悔いが残ってますけどね」--達成した時はどんな思いだった「まさかこの歳で達成できると思ってなかったので、自分自身ビックリしてます。球場のファンの皆さんも喜んでもらえたと思うんで、そこは良かったと思います」--勝負の8月後半、9月に向け「どんどん、どんどん苦しい時期になってくるんですけど、そこはチーム一丸となって、今後も負けられない戦いが続きますし、今日のように全員野球で、また明日もやっていきたいと思います」
◆ヤクルトは、投手陣が巨人打線につかまり、20安打15失点で大敗した。巨人、阪神の上位チームを迎え入れての本拠地6連戦初戦を勝利で飾ることができなかった。
◆ヤクルトが大敗で60敗目を喫した。先発したピーター・ランバート投手が五回途中8失点の乱調。その後も失点を重ね、巨人・丸にサイクル安打を許すなど被安打20で今季ワーストの15失点。打線も5安打で2得点にとどまった。
◆巨人は丸佳浩外野手(36)がNPB72人目、77度目のサイクル安打を達成するなど20安打15得点で大勝した。?巨人・丸が2021年9月18日のヤクルト・塩見泰隆以来4年ぶり史上72人目(77度目)のサイクル安打を達成。巨人では08年9月3日の小笠原道大以来17年ぶり6人目。36歳4カ月での達成は、16年7月30日の阪神・福留孝介の39歳3カ月、1983年4月30日の広島・山本浩二の36歳6カ月に次ぐ年長3番目。神宮球場で記録したのは、92年7月29日のヤクルト・ハウエル以来33年ぶり6人目で、巨人の選手では初。?中山が2本塁打を含む自身初の1試合4安打。この日は丸(10塁打=本塁打、三塁打、二塁打、単打)と中山(11塁打=本塁打2、二塁打、単打が各1)が10塁打以上。巨人で1試合に複数選手が10塁打以上したのは、02年8月9日の広島戦(二岡智宏=11、元木大介=10、東京ドーム)以来23年ぶり。巨人の選手が23歳4カ月以下で11塁打をマークしたのは、85年6月28日の吉村禎章(22歳2カ月、11塁打、対阪神、甲子園)以来40年ぶり。?1試合15得点は今季最多で、昨年6月4日のロッテ戦(○18-2、東京ドーム)以来。
◆投手陣が崩れた。リーグ最下位のヤクルトは、20安打を浴びて今季ワーストの15失点と大敗し、今季60敗目。高津臣吾監督(56)は顔を紅潮させ、厳しい言葉を並べた。「相当ジャイアンツも研究してきて、(どんな球が)来るのがわかっているのかというぐらい、どんどん打たれましたね。今日のことは忘れられないので、寝られないでしょうね。(対策は)寝ないで考えます。ピッチングコーチも寝られないでしょうけど」先発のランバートは五回途中13安打8失点で3被弾。先発の役目を果たせず、8敗目(3勝)を喫した。2番手・丸山翔は六回に3四球を与えて2死満塁から中山に右前適時打、続くリチャードに満塁弾を浴びた。「1軍とか2軍とか、プロとかアマチュアとか関係なく、ストライクが入らないとちょっと勝負にならない」と指揮官。チームの課題が浮き彫りとなった一戦となった。(赤尾裕希)
◆巨人・丸佳浩外野手(36)が19日、ヤクルト17回戦(神宮)で史上72人目、77度目のサイクル安打を達成した。36歳の年齢を感じさせない走りだった。丸は高卒4年目でレギュラーをつかんだ広島での若手時代について、思い出を話してくれたことがある。走塁ミスを犯した試合後、マツダスタジアムでただ一人、ベースランニングを課された日があったという。そばで目を光らせる当時の野村謙二郎監督、緒方孝市守備走塁コーチの視線以上に気になったのは、まだ客席に大勢残っていたファンの視線。外野席の応援団を発端に四方から「頑張れ、頑張れ、佳浩!」の大合唱も起こった。「ガンガンに見られて大変だった。今となってはいい思い出です」。ちょっぴり恥ずかしかった居残り特訓も、今につながっている。(巨人担当キャップ・谷川直之)
◆巨人のスタメン組み替えがしっくり、はまったということだ。打撃戦になりがちな神宮球場とはいえ、これだけ打つのは並大抵ではない。サイクル安打の丸は、最後が三塁打。よく走って悠々セーフだった。私も1976年に神宮の中日戦でサイクルを達成しているので、難しさ(?)はわかる。先制2ランもうまかった。ランバートの厳しい内角速球をコンパクトなスイングで右翼席へ弾き返した。中山の2本もランバートの真っすぐ系を逆方向の左翼へ。スピードボールの反発力を利用するかのようで、思った以上に打球が伸びた。岡本に続き吉川が戻ったらスタメンはどうなるのか、今から気になる。戸郷は大量援護を抜きにしても、内容がよかった。特に村上ら左打者への内角真っすぐ。シュート回転せず、糸を引くよう。球威も制球も上々だった。以前は腕だけで投げる感じだったが、下半身がしっかりして、からだ全体を使えている。この状態を維持すれば、頼もしい存在に返り咲けるだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
67 | 41 | 2 | 0.620 (↑0.003) | M21 (↑1) |
33 | 377 (+5) | 257 (+4) | 68 (-) | 84 (-) |
0.244 (-) | 2.080 (↓0.02) |
2 (-) |
巨人 |
53 | 53 | 3 | 0.500 (↑0.005) | 13 (-) |
34 | 333 (+15) | 322 (+2) | 72 (+4) | 43 (-) |
0.244 (↑0.003) | 2.640 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
50 | 53 | 5 | 0.485 (↓0.005) | 14.5 (↓1) |
35 | 354 (+1) | 335 (+3) | 70 (-) | 51 (-) |
0.240 (-) | 2.860 (-) |
4 (-) |
広島 |
47 | 56 | 5 | 0.456 (↑0.005) | 17.5 (-) |
35 | 328 (+3) | 348 (+1) | 56 (+1) | 48 (-) |
0.241 (-) | 2.940 (↑0.02) |
5 (-) |
中日 |
47 | 60 | 2 | 0.439 (↓0.004) | 19.5 (↓1) |
34 | 292 (+4) | 336 (+5) | 59 (+1) | 65 (+1) |
0.227 (↑0.001) | 2.850 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
39 | 60 | 5 | 0.394 (↓0.004) | 23.5 (↓1) |
39 | 295 (+2) | 418 (+15) | 56 (-) | 47 (-) |
0.230 (↓0.001) | 3.630 (↓0.11) |
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