1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 15 | 0 | 1 |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:奥川 恭伸(4勝5敗0S) 敗戦投手:遠藤 淳志(1勝2敗0S) 本塁打 |

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◆ヤクルトは1点を追う3回表、内山の適時二塁打とオスナの犠飛で2点を挙げ、逆転に成功する。続く4回には村上の3ランが飛び出すなど一挙5点を加え、リードを広げた。投げては、先発・奥川が7回途中2失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、先発・遠藤が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。
◆量産モードが止まらない。ヤクルト村上宗隆内野手(25)が7号3ランを放った。4回1死一、二塁、広島岡本の内角低め147キロ直球をすくい上げた。コイの継投策の変わり端、しかも初球を一振りで仕留めた。両手に残る好感触で確信。右中間最深部に飛び込む打球を見つめた。「完璧に捉えることができました」と納得の一撃だった。7月29日DeNA戦の1軍復帰から18試合で7本目のアーチだ。3試合に1本以上のペースで打ち続ける。打球方向も広角に打ち分けている。これまで中堅、左翼方向にも2本ずつ。この日は右中間にぶち込んだ。桁外れのパワーに技術が詰まる。
◆ヤクルトが先発全員安打と打線がつながり快勝した。1点を追う3回。先頭の長岡秀樹内野手(23)と内山壮真捕手(23)の2者連続二塁打で試合を振り出しに戻すと、1死三塁からホセ・オスナ内野手(32)の左犠飛で勝ち越した。4回もたたみかけた。1死から3連打で満塁と攻めると、内山が中前2点適時打で追加点。広島先発の遠藤をKOすると、さらに1死一、二塁から村上宗隆内野手(25)が7号3ランで続いた。岡本の代わり端を捉え、右中間に運んだ。先発の奥川恭伸投手(24)は打線の援護を受け、7回途中11安打2失点で4勝目をマーク。初回こそ先頭から3連打を浴びるなど1失点したが、粘りの投球で試合をつくった。長岡、内山が猛打賞と躍動し、村上もアーチをかけた。先発奥川も4回に右前打を放つなど先発全員安打で打線が活発だった。マツダスタジアムでの広島3連戦でカード勝ち越しを決めた。
◆先発遠藤淳志投手(26)が4回途中6失点で降板した広島が、ヤクルトに完敗。4カードぶり負け越しとなり、借金が再び2桁10となった。先発遠藤は2回まで無失点も、1点リードの3回に逆転を許した。先頭から連続二塁打で追いつかれ、オスナの犠飛で勝ち越された。4回は先頭奥川から4連打を浴びたところで降板。代わった岡本が村上に3ランを浴びた。1回に先制した打線だったが、4番末包、5番坂倉がブレーキとなった。1回無死満塁では末包が併殺、なお2死三塁で坂倉は空振り三振。3回1死一、二塁も末包、坂倉が凡退。7回1死満塁でも末包、坂倉に打席が回ったが、凡退した。▽広島中村奨(プロ初の1試合4安打)「いい取り組みをしている中で、一種のご褒美ぐらいの感覚でいる。明日からも1日1本打てるようにしたい」
◆ヤクルト奥川恭伸投手(24)が7回途中11安打2失点の粘投で4勝目を挙げた。初回は先頭からの3連打で無死満塁のピンチを背負ったが、4番末包を二ゴロ併殺で1失点のみと耐えた。立ち上がりを最少失点で切り抜け、要所を締めた。「野手のみなさんに助けてもらった。勝ちが付いたのはうれしいが、7回を投げ切れなかったのが悔しいですし、反省の方が大きい」と打線に感謝しつつ、唇をかんだ。
◆量産モードが止まらない。ヤクルト村上宗隆内野手(25)が7号3ランを放った。4回1死一、二塁、広島岡本の内角低め147キロ直球を右中間に運んだ。コイの継投策の変わり端、しかも初球を一振りで仕留めた。「初球からいくつもりだった。完璧に捉えられた」と納得の一撃だった。7月29日DeNA戦の1軍復帰から18試合で7本目だ。主砲の1発は勝利に直結する。村上が本塁打を放った試合は6勝1敗だ。「負けるも勝つも、僕の成績に左右される打順。もちろん4番は、どのチームもそうだと思う。勝てる試合が1試合でも多く増えていけば」と強い責任感で4番を張る。村上が中心に君臨し、打線は厚みが出ている。チームも先発全員の15安打7得点で快勝した。CS出場圏内の3位DeNAとは9ゲーム差だが、ミラクルを諦めない。主砲の猛打が険しき道を切り開く力となる。
◆ヤクルトが先発全員の15安打7得点と打線がつながり快勝した。高津臣吾監督(56)は「2番(長岡)、3番(内山)が(3安打)あれだけ出て、ムネ(村上)の1発が非常に効いた。ランナーを置いたところで、皆いいバッティングができた。今まで走者をためてからの打撃はなかなかうまくいかなかった部分だったが、今日に関しては非常に良かった」とうなずいた。1点を追う3回。先頭の長岡秀樹内野手(23)と内山壮真捕手(23)の2者連続二塁打で試合を振り出しに戻すと、1死三塁からホセ・オスナ内野手(32)の左犠飛で勝ち越した。4回もたたみかけた。1死から3連打で満塁と攻めると、内山が中前2点適時打で追加点。広島先発の遠藤をKOすると、さらに1死一、二塁から村上宗隆内野手(25)が7号3ランを右中間に運んだ。先発の奥川恭伸投手(24)は打線の援護を受け、7回途中11安打2失点で4勝目をマーク。初回こそ先頭から3連打を浴びるなど1失点したが、粘りの投球で試合をつくった。7回1死満塁で降板したが、2番手の大西広樹投手(27)が末包を二飛、坂倉を一ゴロに抑えた。高津監督は「(奥川は)同じような球を同じようなバッティングで打たれるシーンが目立った。そこはちょっと勉強しなきゃいけない部分。ただ要所で抑えて、大西の火消しも大きかった。2失点なので、よく頑張ったと思います」と話した。長岡、内山が猛打賞と躍動し、村上もアーチをかけた。先発奥川も4回に右前打を放つなど先発全員安打で打線が活発だった。マツダスタジアムでの広島3連戦でカード勝ち越しを決めた。19日からは本拠地神宮で巨人、阪神と6連戦が待つ。高津監督は「今日みたいな展開になれば一番いいが、競ったゲームをとれるようにピッチャー中心に粘って守り抜いていきたい」と上位チームと戦っていく。
◆広島新井貴浩監督(48)の試合後のコメントは、2度の満塁を含む3度の得点機で凡退した4番末包昇大外野手(29)に奮起を促す言葉が続いた。「今日はスエ(末包)のところに結構チャンスで回ってきて、本人も悔しいと思う。ただ、この悔しさを燃やして、力に変えないといけないと思う。そして成長していかないといけない」14試合連続で4番起用の末包は1回無死満塁で二併殺に倒れ、1点ビハインドとなった3回1死一、二塁では空振り三振に終わった。5回1死一塁では左飛。7回には再び1死満塁で打席を迎えたが、力のない二飛に倒れた。試合は投手陣が4回途中までに7失点したことで重くなった。だが、今季4番をチーム最多58試合任せるなど期待をしているからこそ、言葉にも次第に熱を帯びた。4打席凡退した結果に対してではない。「俺が現役のときも相手の4番に負けたくないとか、他のチームの同じポジションの選手に負けたくないとか思ってやっていた。チーム内の競争はもちろん、さらにもう1つ2つ高い意識をしないと。今、自分が他のチームに行ったらレギュラーとして出られるのか、と。さらに成長していくためには、チーム内の競争だけじゃだめだと思う」ヤクルトの4番村上は試合を決定づける3ランを放った。簡単に白旗を上げるようでは成長は止まる。求めるものは、技術やパワーではない。末包が今年1月まで3年連続で自主トレをともにするカブス鈴木の名を挙げて続けた。「誠也だって何が優れているかって、そういうところ。"絶対負けない"と。悔しい思いを持ち続けて、燃やし続けることができる。それも成長していくために必要な要素。切り替えて、切り替えてばかりじゃなく、悔しい気持ちを持ち続けて、いい意味で次の試合に持ち込んでいく。そういう作業は自分でしかできない」シーズンは残り36試合となった。この悔しさをぶつける試合も残り少ない。成長を信じているからこそ、指揮官は敗戦後のコメントであえて末包に向けてメッセージを送ったに違いない。
◆ヤクルト・宮本丈内野手(30)がベンチ入りした。前日16日の広島戦の九回2死一塁から代打で出場し、右手小指付近に死球を受けてベンチに退いていた。この日は、試合前練習でフリー打撃を行うなどメニューを消化。「当たっているので何もないわけではないですけど、骨折ではないので大丈夫です」と明かした。
◆自画自賛の一発だった。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が、リードを3点に広げた四回1死一、二塁の場面で右中間席へ7号3ランを放った。代わったばかりの右腕・岡本が投じた1球目、147キロの内角低め直球を振り抜き「完璧に捉えることができました」。直近6試合中、4試合で本塁打を放っており、量産態勢に入っている。
◆夏本番―。今年も高校球児たちが、深紅の大優勝旗を目指して甲子園大会で熱い戦いを続けている。ヤクルト・奥川恭伸投手(24)も、かつて甲子園を沸かせた一人だ。2019年に石川・星稜高のエースとして準優勝に導いた。「(甲子園は)めちゃくちゃ魅力的だと思いますね。甲子園で有名になれるので、プロ野球選手にならなくても大学、就職、その先を考えたら出られたらいい」少し〝大人〟な視点で甲子園について口にした。今は球数制限やナイター開催、クーリングタイム、タイブレーク制など、酷暑の中で戦う球児たちを守る対策がされている。奥川が高校時代にはなかったことばかり。賛否はあるが、頂点を目指すために必死に腕を振り続けた当時を「一つの思い出というか、あれがまた自分の一つ殻を破る、財産になった」と感慨深げに振り返った。この日は、広島16回戦(マツダ)に先発。序盤から粘りの投球を見せた。高3夏には石川県大会準決勝の鵬学園高戦で2本塁打を放つなど打撃もいい奥川は、四回1死から今季4安打目となる右前打。一挙5点を奪ったビッグイニングの火付け役となった。(赤尾裕希)
◆ヤクルト・奥川恭伸投手(24)が6回?を投げ11安打2失点と粘投した。六回以外は毎回走者を背負う中、一、五回の1失点ずつと最少失点でゲームメーク。先発の役目を果たした。それでも、七回に1死から中村奨、ファビアン、小園に3連打された場面で降板。マウンドを降りる際には悔しさをあらわにした。
◆先発した広島・遠藤淳志投手(26)は四回途中を6失点で今季2敗目を喫した。1点リードの三回に2失点。四回にも1死から4連打を浴びて2点を奪われ、降板。なおも一、二塁のピンチで2番手の岡本が村上に3ランを浴び、遠藤は計6失点となった。打線は一回に中村奨、ファビアン、小園の3連打で無死満塁の好機を作りながらも1得点のみ。五回にも1点を返すが、その後は好機を作りながらもあと一打が出なかった。
◆ヤクルトがカード勝ち越し。打線は毎回の15安打7得点。長岡、内山が3安打猛打賞でけん引した。先発の奥川が七回途中2失点で4勝目。後を継いだ3投手が広島打線を抑えた。
◆ヤクルトが先発全員の15安打。三回に同点二塁打の内山が2―1の四回に2点打を放ち、村上が3点本塁打で畳みかけた。奥川は走者を再三背負っても6回?を2失点で4勝目。遠藤がKOされた広島は11安打のうち長打1本と迫力不足。
◆ヤクルトがカード勝ち越し。打線は毎回の15安打7得点。長岡秀樹内野手(23)、内山壮真捕手(23)が3安打猛打賞でけん引した。先発の奥川恭伸投手(24)が七回途中2失点で4勝目。
◆先発した広島・遠藤淳志投手(26)は四回途中を6失点で今季2敗目を喫した。打線は11安打を放ちながらも2得点に終わった。
◆ヤクルト・内山壮真捕手が3安打3打点で今季7度目の猛打賞を記録し、先輩の力投に応えた。三回無死二塁では左翼線へ同点の二塁打を放ち、四回1死満塁では中前2点打。この好機は石川・星稜高の1学年上で、先発した奥川の右前打から作ったもので「奥川さんが塁に出てくれたので、何とかかえしたいという気持ちで(打席に)立ちました。いい形でヒットも出ている。続けられるように頑張りたい」とうなずいた。
◆主砲が打てば勝つ!! ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が、3点リードの四回1死一、二塁で右中間席への7号3ラン。「完璧に捉えられた」と自画自賛の一発で先発全員安打の打線を引っ張り、勝利に導いた。2万9873人の観衆があっけにとられた。代わったばかりの右腕・岡本が投じた1球目の直球を振り抜き「初球からいくつもりで打ちました」。直近6戦で4発とハイペースで量産しており、村上が本塁打を放った試合は6勝1敗の勝率・857。7月29日の1軍再昇格後、チームは9勝9敗と終盤戦で粘りの戦いができている大きな要因となっている。「負けるも勝つも僕の成績で左右される。そこはチームの4番は、どのチームもそうだと思うので、そういう試合が1試合でも多く増えていけばいいなと思います」昨季2勝10敗と負け越し、今季も開幕から5試合勝利がなかったマツダスタジアムで今カードは勝ち越した。「自分たちがやることをやれば、どの球場でもいい試合ができると思う」と村上。今のスワローズには心強い主砲がいる。
◆ヤクルト・奥川恭伸投手(24)が17日、広島16回戦(マツダ)で6回?を投げ11安打2失点と粘投し、4勝目(5敗)を挙げた。4勝以上をマークするのは、9勝を挙げた2021年以来4年ぶりだ。夏の甲子園大会が盛り上がる中、石川・星稜高3年夏に準優勝に輝いた右腕が、最下位から上位進出をうかがうチームの希望の光となる。勝っても笑顔はなかった。奥川が七回途中11安打2失点で4勝目。イニング途中の降板に悔しさをあらわにしながらマウンドを降り、試合後も表情は晴れなかった。「最後投げきれなかったのが悔しいです。前回も五回を投げきれずに早い回で降りてしまったので、しっかり投げきって終わりたかった。勝ちがついてもちろんうれしいですけど、それ以上に内容が良くなかった。反省の気持ちの方が大きい」先発の役目は果たした。一回はいきなり無死満塁のピンチを招いたが、末包の二ゴロ併殺打の間の1失点のみ。6点リードの五回は、1死三塁から小園に右前適時打とされたが、後続を断った。七回1死満塁のピンチで大西と交代。高津監督は「要所で抑えて、大西の火消しも大きかったですけど、そういうのがあっても2失点。よく頑張った」と及第点を与えた。打線は先発全員安打を記録するなど15安打7得点で奥川を援護。一挙5得点を挙げた四回の攻撃は、1死から奥川が放った右前打が契機となった。「やっぱりいっぱい点数を取ってもらって勝てた」と野手陣に感謝した。夏本番―。今年も高校球児たちが、深紅の大優勝旗を目指して甲子園大会で熱い戦いを続けている。奥川も石川・星稜高3年夏の2019年にエースとして準優勝に貢献。今も東京に住む高校時代の仲間をご飯に誘い、他愛もない会話で盛り上がっている。甲子園が与えてくれたものは大きい。現在は球数制限やナイター開催、タイブレーク制など、酷暑の中で戦う球児たちを守る対策がされている。奥川の高校時代にはなかったものばかり。頂点を目指すため、かけがえのない夏を過ごした当時を「一つの思い出というか、あれがまた自分の一つ殻を破る、財産になった」と感慨深げに振り返る。チームは2カード連続勝ち越しで、5位・中日とは4ゲーム差、3位・DeNAとは9ゲーム差。大逆転でのクライマックスシリーズ進出へ、奥川の力が必要だ。(赤尾裕希)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
66 | 41 | 2 | 0.617 (↑0.004) | M22 (↑2) |
34 | 372 (+3) | 253 (+1) | 68 (-) | 84 (-) |
0.244 (-) | 2.060 (↑0.01) |
2 (-) |
巨人 |
52 | 53 | 3 | 0.495 (↓0.005) | 13 (↓1) |
35 | 318 (+1) | 320 (+3) | 68 (+1) | 43 (-) |
0.241 (-) | 2.650 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
50 | 52 | 5 | 0.490 (↑0.005) | 13.5 (-) |
36 | 353 (+5) | 332 (+4) | 70 (+1) | 51 (+1) |
0.240 (-) | 2.860 (↓0.01) |
4 (-) |
広島 |
46 | 56 | 5 | 0.451 (↓0.004) | 17.5 (↓1) |
36 | 325 (+2) | 347 (+7) | 55 (-) | 48 (-) |
0.241 (-) | 2.960 (↓0.04) |
5 (-) |
中日 |
47 | 59 | 2 | 0.443 (↓0.005) | 18.5 (↓1) |
35 | 288 (+4) | 331 (+5) | 58 (+1) | 64 (+1) |
0.226 (-) | 2.860 (↓0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
39 | 59 | 5 | 0.398 (↑0.006) | 22.5 (-) |
40 | 293 (+7) | 403 (+2) | 56 (+1) | 47 (+2) |
0.231 (↑0.002) | 3.520 (↑0.02) |
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