ソフトバンク(☆5対2★)西武 =リーグ戦21回戦(2025.08.19)・みずほPayPayドーム福岡=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
2000000002611
ソフトバンク
13100000X5900
勝利投手:大関 友久(11勝3敗0S)
(セーブ:杉山 一樹(3勝2敗19S))
敗戦投手:渡邉 勇太朗(5勝8敗0S)

本塁打
【西武】ネビン(12号・1回表2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 西武戦チケット予約
◆ソフトバンクは1-2で迎えた2回裏、柳町と山川の適時打などで3点を挙げ逆転する。続く3回には嶺井が犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・大関が7回2失点の好投で今季11勝目。敗れた西武は、先発・渡邉が試合をつくれず、打線も2回以降は無得点と振るわなかった。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(34)が1軍に合流した。西武戦に備えて、試合前練習でグラウンドに姿を見せた。今宮は6月14日のDeNA戦でスイングした際に左脇腹を痛めて途中交代。翌15日に出場選手登録を抹消されてリハビリに専念していた。その後8月12日にウエスタン・リーグで実戦復帰し、計6試合に出場してリハビリ組を卒業。約2カ月ぶりの1軍合流となった。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が3年連続4度目のシーズン30盗塁に到達した。「1番中堅」でスタメン出場。1回の第1打席に中前打で出塁し、2番柳町の打席で二盗に成功した。30盗塁到達は12球団最速となった。今季の周東は膝や腰のコンディション不良に悩まされながらも1軍で出場を続けている。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(34)の復帰第1打席は死球だった。左脇腹痛から約2カ月ぶりに昇格。2回先頭、フルカウントで西武渡辺勇太朗投手(24)の直球が左腕付近に直撃した。左脇腹に近い部分でヒヤリとしたが、今宮は通常通りに自力で歩いて一塁に向かった。

◆ソフトバンク大関友久投手がチームトップの11勝目を挙げた。初回、いきなりネビンに12号2ランを被弾し、ビハインドの展開となったが、失点はそれだけ。7回101球を投げ西武打線に追加点を許さなかった。「序盤は苦しかった。やるべきことをしっかりやっていこうと。3回くらいから自分の投球ができてきた」。2回1死一、三塁のピンチを招いたが、長谷川、渡部聖をしっかり仕留めると直後に味方打線が逆転に成功。波に乗った。5月17日の楽天戦(みずほペイペイドーム)で今季3勝目を挙げてから無傷の9連勝。本拠地では99年篠原以来26年ぶりとなる開幕から8連勝となった。リーグで唯一、西武からは白星を挙げていなかったものの、プロ6年目、通算11試合目のマウンドでうれしい1勝をゲットした。「勝てなかった何かしらの理由はあったんでしょうが、今日勝てたので。自分にとって大きな1勝になった」と白い歯をこぼした。投球への深い探究心がバックボーンにある。イニング間のベンチではメモ帳を取り出し、ペンを走らせる。試合後にはすぐに見返し、さらに翌日になっても目を通して昼夜関係なく反省と改善を繰り返しているという。開幕前に目標に掲げた数字は「13勝」。目標到達まであと2勝と迫ったが「負けないサウスポー」には最多勝のタイトル奪取も視野に入ってきた。「(タイトル)がついてきてくれたらうれしい」。遠慮気味にそう言ったが、白星の2文字しかイメージするものはない。【佐竹英治】

◆ソフトバンク柳町達外野手(28)が5試合ぶりの打点で勝利に貢献した。1-2の2回2死一、二塁で同点の中前適時打。さらに西武の中堅手、長谷川の悪送球で一塁走者の野村までホームに生還し、逆転に成功した。柳町も三塁まで到達して笑顔。同郷、茨城県出身の先発大関を援護し「大関が投げていると自然に打てているのかなと思います」とお立ち台でも笑みを浮かべた。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が貴重な追加点をたたき出した。逆転に成功した2回。さらに2死一、三塁から左翼線へタイムリー。「とにかく自分のバッティングをすることに集中しました。いい流れに続くことができた」。5回には先頭打者で左前打し、2試合ぶりのマルチ安打。豪快な1発こそなかったものの、打撃の状態は上向きのようで、ここ4試合で6打点。正念場のV戦線でしっかり主砲の存在感を示す。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が3年連続4度目のシーズン30盗塁に到達した。「1番中堅」でスタメン出場。1回の第1打席に中前打で出塁し、2番柳町の打席で二盗に成功した。30盗塁到達は12球団最速。さらに6回も二盗を決めてマルチ盗塁。リードオフマンの働きに小久保監督は「ちょっと動きすぎていたので、明日(20日)の反動が心配です」と話した。

◆ソフトバンクが逆転勝利し、西武戦の4年連続カード勝ち越しを決めた。左脇腹痛から再起した今宮健太内野手(34)が「7番遊撃」で1軍復帰即スタメン出場。第1打席に死球で1イニング3得点の起点を作ると、2回は通算398個目の犠打を決めて貴重な追加点を呼び込んだ。小久保裕紀監督(53)も「安心感がありますね」とベテランの存在感を再確認。チームは2連勝で最短22日にも優勝マジックが点灯する。打席に向かう途中、「今宮健太」の名前がコールされると、みずほペイペイドームにはひときわ大きな歓声が上がった。役者の1軍復帰はタカ党の誰もが待ち望んでいた。遊撃守備でも機敏な動きに素早く正確な送球を難なく披露。チームの要である背番号「6」が帰ってきた。「そこのありがたさはすごく感じました。応援してくれているファンのために僕個人としてもしっかり結果を残した中で頑張っていきたい思いがあるので」真っ黒に日焼けした肌は筑後での懸命なリハビリの証し。6月14日のDeNA戦で左脇腹を負傷し、約2カ月ぶりに1軍復帰した。「1軍で必要としてもらえないと」と2軍戦でも犠打をしっかり成功させるなど完全復活を証明して昇格。この日もルーティンのバント練習を終えて試合前練習を締めた。入念な準備を怠らないベテラン。だからこそ結果がついてくる。4-2の3回無死一塁。送りバントで走者を二塁に進め、通算398犠打目を成功させた。「今年は失敗も多かった。だから2軍でバントをするシチュエーションがあったのでやりましたけど、本当にやっていてよかったなと。すんなり入れましたね」。その犠打で1死三塁の好機を呼び、嶺井がきっちり中犠飛。「点にもつながりましたし、そういうところも大事なのかなと」と改めて細かな作戦の重要性を認識した。小久保監督も「やっぱりショートに入ると安心感がありますね」と最敬礼。1点を追う2回の第1打席は左腕付近に死球を受けたが無事を強調した。こちらも今宮の先頭出塁から一挙3得点で逆転。第3打席も四球で出塁し、ブランクを感じさせない働きで勝利に貢献した。チームは西武戦の成績を13勝8敗とし、4年連続カード勝ち越しを決めた。2連勝で最短22日にも優勝マジックが点灯する。勝負の終盤戦に向けてベテランの復帰は何より大きく、そして心強い。【只松憲】

◆ソフトバンクの大関が7回2失点と粘り、チームトップの11勝目を挙げた。打線は1―2の二回に柳町の適時打などで3点を奪い逆転。三回も加点し、貯金を今季最多の29とした。西武は今季のソフトバンク戦での負け越しが決まった。

◆西武の渡辺は3回5失点と振るわず、今季のソフトバンク戦は4戦全敗となった。2点の援護をもらった直後の一回に近藤の適時打で1点を返され、二回は柳町の適時打などで計3失点と流れを手放した。6月19日を最後に白星から見放され、自身5連敗となった渡辺は「すべてにおいて自分の力不足。試合をつくることができず申し訳ない」と肩を落とした。チームも4年連続でのソフトバンク戦の負け越しが決まった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
67384 0.638
(↑0.003)
-
(-)
34415
(+5)
290
(+2)
74
(-)
85
(+2)
0.250
(-)
2.320
(-)
2
(-)
日本ハム
65422 0.607
(↑0.003)
3
(-)
34417
(+6)
290
(+5)
97
(-)
55
(-)
0.248
(↑0.001)
2.350
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
53503 0.515
(↓0.005)
13
(↓1)
37364
(+5)
395
(+6)
69
(+2)
47
(-)
0.256
(-)
3.440
(↓0.02)
4
(-)
楽天
52532 0.495
(↑0.005)
15
(-)
36328
(+4)
369
(+3)
49
(+1)
95
(-)
0.248
(-)
3.250
(-)
5
(-)
西武
49572 0.462
(↓0.005)
18.5
(↓1)
35289
(+2)
324
(+5)
51
(+1)
68
(-)
0.229
(-)
2.790
(↓0.01)
6
(-)
ロッテ
38643 0.373
(↓0.003)
27.5
(↓1)
38309
(+3)
417
(+4)
51
(+1)
50
(+2)
0.236
(↑0.001)
3.710
(-)