ロッテ(★3対4☆)楽天 =リーグ戦17回戦(2025.08.19)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
02000000114801
ロッテ
021000000031101
勝利投手:藤平 尚真(2勝2敗6S)
(セーブ:西口 直人(3勝0敗1S))
敗戦投手:廣池 康志郎(0勝3敗0S)

本塁打
【楽天】ゴンザレス(4号・2回表2ラン)
【ロッテ】山口 航輝(3号・2回裏2ラン)

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◆楽天は2回表、ゴンザレスの2ランで先制する。その後逆転を許すも、9回に辰己の適時打で同点とすると、延長10回には代打・渡邊佳が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、6番手・藤平が今季2勝目。敗れたロッテは、救援陣が踏ん張りきれなかった。

◆ロッテ寺地隆成捕手が20歳の誕生日を迎えた。試合前には「寂しいです。10代が良かったです」と素直な心境を吐露した。ここまで86試合に出場し、プロ2年目ながら正捕手としてチームを支える。「変わらずこれからもっと頑張っていきながら、打撃の方でももっとやっていかないといけないと思いますし、守備も、もっともっとレベルアップできるように」と誓いを語った。この日の第1打席では通常の登場曲ではなく、アニメ「ドラえもん」の誕生日スペシャルで流れる「ハッピー☆ラッキーバースデー!」が球場に響き渡り、スタンドのファンからはバースデーソングで祝福された。さらに「夢をかなえてドラえもん」が原曲となっている新応援歌も流れた。第1打席は一飛だった。

◆ロッテ山口航輝外野手(25)が今季第3号となる2ランを放った。2回に先発の木村優人投手(20)が楽天ゴンザレスに先制2ランを献上。2点のビハインドで迎えた2回、安田尚憲内野手(26)が二塁打を放ち、無死二塁の好機をつくると、山口は岸が投じた4球目の直球を捉え、右翼席へと運んだ。前日18日が25歳の誕生日。1日遅れの祝砲を自ら上げ「25歳、1本目を打つことができて良かったです」。試合を振り出しに戻した。

◆ロッテの先発木村優人投手(20)は6回5安打2失点で今季3勝目の権利を持って降板した。2回に1死一塁からゴンザレスに先制の2ランを浴びたものの、集中力を切らさなかった。3回には2死二、三塁のピンチでフランコを投ゴロに抑え、6回にも無死一、二塁のピンチを背負ったが、空振り三振、右飛。右飛で追加点を与えなかった。「自分のピッチングをして、相手を上回りたい」と意気込んでマウンドに上がった木村が好投を見せ、この日誕生日を迎えた寺地隆成捕手(20)との20歳バッテリーで試合を作った。

◆楽天が劇的勝利で連敗を2で止めた。0-2の2回1死一塁からオスカー・ゴンザレス外野手(27)が、ロッテ木村の低め直球を強振。左翼スタンド上段に4号2ランを運び、幸先良く先制した。しかし、その裏に先発の岸孝之投手(40)が無死二塁から山口に同点2ランを浴びた。さらに3回に併殺崩れの間に1点を勝ち越された。1点を追う9回2死三塁から辰己涼介外野手(28)が同点適時打を放った。さらに同点の延長10回1死満塁から代打の渡辺佳明内野手(28)が決勝犠飛を決めた。3位オリックスと2ゲーム差に接近した。

◆ロッテは土壇場で同点に追いつかれ、接戦を落とし借金は今季最多の「26」に膨らんだ。3-2の9回に益田直也投手(35)が2死三塁から辰己に左前適時打を浴び、勝利目前の試合を振り出しに戻された。10回に登板した広池康志郎投手(22)が1死満塁のピンチを招くと、渡辺佳の左犠飛で勝ち越しを許した。先発の木村優人投手(20)は6回5安打2失点を好投した。2回に1死一塁からゴンザレスに先制の2ランを浴びたものの、集中力を切らさず、追加点を与えなかった。バースデーコンビが打点を記録した。まずは前日に25歳の誕生日を迎えた山口航輝外野手が2点ビハインドの2回に今季3号の右中間同点2ラン。自らを祝うバースデー弾を打ち上げた。さらに、この日20歳の誕生日を迎えた寺地隆成捕手も3回の第2打席、無死一、三塁のチャンスでは遊ゴロを放ち、20歳初打点をマーク。第3打席では右前打を放ち、20歳初安打も記録した。

◆ロッテは土壇場で同点に追いつかれ、接戦を落とし借金は今季最多の「26」に膨らんだ。3-2の9回に益田直也投手(35)が先頭打者に四球を許し2死三塁から辰己に左前適時打を浴び、勝利目前の試合を振り出しに戻された。2試合連続で失点した益田について吉井理人監督(60)は「打たれたくない気持ちが強すぎて、結果的に悪い流れのピッチングになっている」と分析。通算250セーブまであと「2」に迫るが「チームは勝ち目指してみんなでやってるので、彼の個人記録だけでやってるわけではない。結果はああなってしまうんですけど内容が今は引いている。戦う気持ちの強さが出てくるのをちょっと待たなきゃいけない」と話した。さらに、配置転換については「真っすぐ強くなってきてるんですけど、本人の中ではしっくりきてないから、多分あそこで投げられないと思う。それが投げられるようにならないと、今の感じではクローザーはきつい。これからピッチングコーチと話して考えます」と語った。先発の木村優人投手(20)は6回5安打2失点と好投。指揮官は「見た中で1番悪かったんですけども、なんとか6回まで持ってくるっていうのは、ピッチングのうまさも持ってる」と評価した。打線は山口航輝外野手(25)が2点ビハインドの2回に今季3号の右中間同点2ランを放つと、寺地隆成捕手(20)が3回無死一、三塁のチャンスで遊ゴロを放ち3点目を奪った。だが、中盤以降追加点を奪えず、吉井監督は「いい感じで逆転して、その後も追加点のチャンスがあった。そこをまた取れるようになればチームも波に乗ってくると思う」と切り替えた。

◆楽天渡辺佳明内野手(28)が代打で決勝打を放ち、約4時間の熱戦に終止符を打った。同点の延長10回1死満塁、小深田の代打で登場。1ストライクからロッテ広池の浮いたチェンジアップを捉え、左犠飛を決めた。「すごくいいところで出させてもらったんで、僕は最後いい犠牲フライが打てたってことはすごいそうですけど、チーム一丸となって戦い、勝ったのは良かった」と、うなずいた。母校の横浜(神奈川)はこの日の夏の甲子園準々決勝で敗退したが、後輩たちから刺激を受けてきた。「神宮(大会)、春(センバツ)、優勝して、夏も県大会からここまですごく見てて、すごく刺激もらってたんで。母校のこういう甲子園の、負けてしまいましたけど、刺激になってたんで。もうちょっと僕も頑張らないとなと思う」と引き締めた。チームは3位オリックスとのゲーム差を2に縮めた。

◆ロッテ西川史礁外野手(22)が今季6度目の猛打賞をマークした。初回の第1打席で中前打を放つと、6回にはこの回から登板した楽天則本から中前打。8回は2死一、二塁から中前打で好機を演出するなど、4打数3安打。打率を2割9分3厘とした。「最初の2本は強引に行かずにセンターから逆方向への意識で打ちました。しっかりと振り抜いた結果、いいコースに飛んでくれたと思います。最後のヒットは初球から思い切って打とうと思って打席に入った中で、真ん中付近のストレートを、しっかりといい形で振り抜くことができたと思います」とコメントした。チームは、2-3で迎えた9回に益田直也投手(35)が2死三塁から辰己に左前適時打を浴びて追いつかれ、延長戦へ。10回に登板した広池が1死満塁から代打渡辺佳に決勝の左犠飛を許し、2連敗。借金は今季最多の「26」に膨らんだ。

◆楽天が劇的勝利を決めた。横浜(神奈川)が夏の甲子園で敗退した日に、OB2人が輝いた。同点の延長10回1死満塁、代打渡辺佳明内野手(28)がロッテ広池の浮いたチェンジアップを仕留めた。左翼へ決勝犠飛を放ち「すごくいいところで出させてもらった。チーム一丸となって戦い、勝ったのは良かった」と、うなずいた。同点の9回から登板した藤平尚真投手(26)は完璧なリリーフで勝利投手となった。先頭ソト、寺地を連続三振、最後は安田を左飛で3者凡退。「同点はすごい難しいですけど、ああいう時こそ自分のピッチングを心がけて、あたふたしないこと、次に流れをつなげることを意識して」と振り返った。楽天の勝利と母校の敗戦が重なった1日となった。渡辺佳は「刺激になってたんで。僕も頑張らないと」。藤平は「いろんな重圧からほんとによく頑張ってくれた」。後輩たちからパワーをもらった横浜OBが、3位オリックスに2ゲーム差に迫る原動力となった。

◆ロッテ・寺地隆成捕手が19日に20歳の誕生日を迎えた。この日の楽天戦(ZOZOマリン)では「5番・捕手」で先発。期待の俊英は激動の10代を終え、充実の20代にすることを誓った。吉井監督やナインから誕生日を祝われ、照れ笑いしながら練習を終えた寺地は「いやあ、寂しいですね。まだまだ10代でいたかったです」と惜しんだ。20歳になってできることも増えるが、「僕、免許とか持ってないんで、車も持ってないので、特に多分、生活的には変わらない。お酒もスポーツマンなんで極力控えて...」と慎重な性格をのぞかせた。「結構この直近の3年間でもいろんなことがあった」と話す通り、高知・明徳義塾高時はU18ワールドカップで代表ユニホームに袖を通し、ドラフト5位でプロ野球の門をたたいた。新人の昨季はフレッシュ球宴、今季は規定打席に到達し、オールスターに出場した。「新しいことにもっともっと挑戦していければ」と笑顔の寺地は「いつもと変わらずしっかり準備して、しっかり1球目から全力で取り組めるように頑張りたい」とグラウンドに駆け出したホープには、充実の20代が待っているはずだ。(片岡将)

◆「7番・DH」で3試合ぶりに先発したロッテ・山口航輝外野手(25)が二回に3号同点2ランを放った。前日18日に25歳の誕生日を迎えたばかりの大砲が試合を振り出しに戻した。2点の先制を許した二回、二塁打で出塁した安田を置いてカウント1-2と追い込まれながら、真ん中低目直球をフルスイングし、右中間テラス席へ運ぶ同点弾。「打ったのは、まっすぐです。25歳、1本目を打つことができて良かったです。次も頑張ります」とコメントした山口。先発の木村と、この日20歳になったばかりの寺地の20歳バッテリーを待望の一撃で援護した。

◆楽天が延長戦を制した。2―3の九回2死三塁から辰己の左前打で追いつき、延長十回1死満塁で代打渡辺佳の左犠飛で勝ち越した。西口がプロ初セーブを挙げた。ロッテは九回に投げた益田がリードを守れなかった。

◆ロッテは九回に抑えの益田が四球、暴投で自らピンチを広げ、2死三塁から辰己に同点打を許した。通算250セーブまで2つに迫っている35歳だが、17日のソフトバンク戦でのサヨナラ負けに続く不安定なピッチング。延長十回にD5位・広池(東海大九州)が決勝犠飛を浴びて2連敗。吉井監督は「チームの勝ちを目指してみんなでやっているので、彼の個人記録だけでやっているわけではない。戦う気持ちの強さが出てくるのをちょっと待たなきゃいけない」と配置転換を示唆した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
67384 0.638
(↑0.003)
-
(-)
34415
(+5)
290
(+2)
74
(-)
85
(+2)
0.250
(-)
2.320
(-)
2
(-)
日本ハム
65422 0.607
(↑0.003)
3
(-)
34417
(+6)
290
(+5)
97
(-)
55
(-)
0.248
(↑0.001)
2.350
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
53503 0.515
(↓0.005)
13
(↓1)
37364
(+5)
395
(+6)
69
(+2)
47
(-)
0.256
(-)
3.440
(↓0.02)
4
(-)
楽天
52532 0.495
(↑0.005)
15
(-)
36328
(+4)
369
(+3)
49
(+1)
95
(-)
0.248
(-)
3.250
(-)
5
(-)
西武
49572 0.462
(↓0.005)
18.5
(↓1)
35289
(+2)
324
(+5)
51
(+1)
68
(-)
0.229
(-)
2.790
(↓0.01)
6
(-)
ロッテ
38643 0.373
(↓0.003)
27.5
(↓1)
38309
(+3)
417
(+4)
51
(+1)
50
(+2)
0.236
(↑0.001
3.710
(-)