1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 1 | 2 |
日本ハム | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3X | 6 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:田中 正義(1勝1敗11S) 敗戦投手:マチャド(3勝4敗20S) 本塁打 |

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◆日本ハムが劇的なサヨナラ勝利。日本ハムは2点リードの4回裏、水谷の適時打でリードを広げる。その後逆転を許すも、9回に野村の走者一掃となる適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、3番手・田中が今季初勝利。敗れたオリックスは、守護神・マチャドが大誤算だった。
◆日大三出身の日本ハム山崎福也投手(32)が、母校の夏甲子園4強進出を喜んだ。初戦からチェックを続けており、この日は自身の球場入り前に、準々決勝の関東第一戦をテレビ観戦した。「なんか強いっすね、今年。いい感じです。元気ももらえてるんですけど、結構力入っちゃうんで、疲れますね」と笑っていた。日大三は21日に準決勝を戦うが、その前に山崎は20日オリックス戦(エスコンフィールド)に先発する。「決勝戦行ってほしいですよね。そこまで見たいなって気持ちはある」とエールを送りつつ、自身の登板へ向けて「(オリックス打線は)いいバッターが多い。太田も1発がありますし、つながるイメージがあるので、そういうところをしっかりと抑えられるようにと思ってます」と見据えた。
◆3位オリックスは9ゲーム差の2位日本ハムと3連戦に臨む。7月1日の西武戦(沖縄セルラー那覇)で左足首を負傷し、リハビリを続けてきた西川龍馬外野手(30)が「2番DH」で1軍復帰。16日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)では「1番DH」で実戦復帰し、17日には左翼守備もこなしていた。クリーンアップは3番太田椋内野手(24)、4番杉本裕太郎外野手(34)、5番中川圭太内野手(29)で組んだ。先発はドラフト2位の寺西成騎投手(22)。日本ハム戦は4回2/3を4失点だった7月13日以来、3度目。前回8月11日ロッテ戦から、初めての中7日での先発。自身3勝目へ、腕を振る。
◆テレビアニメ「ポケットモンスター」で主人公リコの声優を務める鈴木みのり(27)が、ファーストピッチセレモニーに登場した。キャプテンピカチュウも見守る中、リコのパートナーポケモン「マスカーニャ」の番号にちなんだ背番号「0908」のユニホームでマウンドへ。「普段リコはモンスターボールをしっかり投げているので、思いが届くように投げたい」と、願いを込めた投球は、ツーバウンドで捕手のミットにおさまった。「真っすぐ飛んでいって良かった」とホッとしていた。
◆オリックスの「むてっぺき」コンビが豪快アーチ競演だ。打線は日本ハムの先発、達を前に4回まで無安打に抑え込まれた。反撃の口火を切ったのは5番中川圭太内野手(29)。3点を追う5回1死から外角への148キロ直球をライナーで右翼席へ運んだ。2戦連発となる10号ソロで流れを変えた。「いい感触で捉えることはできていたので、なんとか(スタンドまで)入ってくれてよかった」さらに2安打と四球で1死満塁とし、9番宗佑磨内野手(29)も初球カーブを右翼へ逆転の5号グランドスラムを決めた。「初球から積極的にいこうと思っていたので、最高に結果になってくれてよかった」「無敵の中川」と「鉄壁の守備を誇る宗」の同学年コンビが躍動した。17日の西武戦(京セラドーム大阪)では6点差から太田椋内野手(24)、中川、広岡大志内野手(28)の3発で今季9度目のサヨナラ勝ち。2戦連続の逆転劇に敵地のオリ党が沸いた。
◆「ぽけもん郡司」が先制攻撃に成功した。初回2死一、二塁の好機に打席に入った日本ハム郡司裕也捕手(27)が、右前へ先制適時打を放った。「ピカチュウが来ていたので、電光石火で打ちました」。この日は、テレビアニメ「ポケットモンスター」で主人公リコの声優を務める鈴木みのり(27)がファーストピッチセレモニーに登場し、キャプテンピカチュウも来場。でんきタイプのポケモン「ピカチュウ」の技「でんこうせっか」のごとく、あっという間に得点を奪った。
◆日本ハムが劇的サヨナラ勝ちで、ルーフオープン不敗神話を継続させた。エスコンフィールドの屋根が開いて行われた一戦は、2点を追う9回2死満塁で、野村佑希内野手(25)が右中間を破る走者一掃のサヨナラ打。今季4戦全勝だったルーフオープンゲームが5度目も勝利。貯金今季最多タイの「23」とし、首位ソフトバンクとのゲーム差を3のままとした。
◆日本ハム新庄剛志監督が選手の粘りをたたえた。9回2死からのサヨナラ劇に「必死でしょ、選手が。勝ちたいっていう気持ちがものすごく強いんで。この時期は打線がカバーしてくれるって思ってたので。前半は投手陣がしっかりやってくれて、その逆になるってずっと思ってた」。5回だけで5失点した先発達については「114球も投げていれば、ああいう時もありますよ」と話した。
◆オリックスは2試合連続グランドスラムが飛び出すも、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。3点を追う5回に1点を返し、なお1死満塁。オリックス宗佑磨内野手(29)が右翼へ5号逆転満塁本塁打。17日の西武戦では太田が満塁弾を放っており、2試合連続は01年9月30日、10月1日ロッテ戦(GS神戸)で藤井、アリアスが放って以来球団24年ぶり。だが、守護神マチャドが9回に逆転サヨナラ打を浴びた。岸田監督は「負ければ負けるほど痛い時期にきている」と厳しい表情。4位楽天が勝ち、ゲーム差は2に縮まった。
◆日本ハム野村佑希内野手(25)が、劇的なサヨナラ打でチームを救った。2点を追う9回2死満塁で打席がまわると、低めの変化球をとらえて右中間を破る走者一掃のサヨナラ適時二塁打。今季4戦全勝だったルーフオープンゲームは5戦目も土壇場で逆転勝ち。貯金を今季最多タイの「23」とし、首位ソフトバンクとのゲーム差は3のまま踏みとどまった。あまりの興奮に、野村は頭が真っ白になった。「サヨナラだっけ...って、みんなが(ベンチから)出てくるのを見て自覚したというか...」。2点を追う9回2死満塁。マチャドの2球目、低めの変化球をとらえ、右中間を破る走者一掃のサヨナラ適時二塁打。手荒い祝福に「最高っすね。ホント」と笑みがはじけた。9回は1番水谷からの攻撃だった。6番の野村は「数えて...(まわってくるなら)2死満塁だな、これ」とシミュレーション。前を打つ郡司からも「今日ちょっと俺らのところ"香ばしい匂い"がするな」と声をかけられていた。その先輩が三塁内野安打でつないでくれた絶好機。「気持ちの準備はできていた」と自信を持って打席に向かった。左脇腹の肉離れで5月に離脱するまで、開幕から4番を任された。当時から新庄監督に厳命されていたのが「二塁打王指令」。同じ低めの変化球だった初球を三塁方向へファウルした野村は、「引っ張りにいってもダメ。右中間をイメージしました」と、土壇場でも冷静だった。新庄監督は「僕との約束通り、最後ツーベースでサヨナラヒット。うれしいっすね」と大喜びだ。3位オリックス、首位ソフトバンクと続く大事な本拠地6連戦の初戦を、最高の形で取った。2位でCSに進んだ昨秋を2軍で過ごした野村は、「こういう順位で戦えてるっていうことはすごく幸せ。幸せに感じながら野球やってます」。今季5戦全勝となったルーフオープンゲーム。北海道の星空の下で感じる風が心地よかった。【本間翼】
◆「ぽけもん郡司」日本ハム郡司裕也捕手(27)が勝利をお膳立てした。初回2死一、二塁で先制の右前適時打。この日はテレビアニメ「ポケットモンスター」のキャプテンピカチュウも来場。でんきタイプのポケモン「ピカチュウ」の技「でんこうせっか」のごとく、あっという間に得点を奪い「ピカチュウが来ていたので、電光石火で打ちました」。9回2死一、二塁では三塁内野安打を放ち、サヨナラ勝利を演出した。
◆オリックスは24年ぶりの2試合連続グランドスラムが飛び出すも、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。5-3の9回、守護神アンドレス・マチャド投手(32)が、2死満塁で日本ハム野村に低めのチェンジアップを右中間へ走者一掃の逆転サヨナラ打を浴びた。岸田護監督(44)は「仕方ないです。クローザーがやられたんでね。切り替えてやってくれると思います」と責めなかった。マチャドは今季4敗目となった。打線は日本ハムの先発、達に4回まで無安打。3点を追う5回1死、5番中川圭太内野手(29)が右翼へ2戦連発となる10号ソロ。ここから打線が爆発。1死満塁で9番宗佑磨内野手(29)は初球カーブをフルスイングで右翼へ5号グランドスラム。プロ11年目で初満塁弾を放ち、一挙5得点で逆転した。17日の西武戦(京セラドーム大阪)では6点差から太田椋内野手(24)が自身初の満塁弾を放ち、中川、広岡大志内野手(28)の計3発で今季9度目のサヨナラ勝ち。球団で2試合連続の満塁本塁打は01年(平13)9月30日ロッテ戦(GS神戸)で藤井、10月1日ロッテ戦(同)でアリアスが放って以来24年ぶりとなった。先発のドラフト2位寺西成騎投手(22)は5回7安打3失点。6回からは山岡泰輔投手(29)、7回才木海翔投手(25)、8回ルイス・ペルドモ投手(32)と無失点をつないでいたが、マチャドがつかまった。この日4位楽天が勝利し、ゲーム差は2に縮まった。2位日本ハムとは10ゲーム差に広がった。
◆3点リードの5回1死まで完全投球を続けていた日本ハム達孝太投手(21)が、突如崩れた。中川にソロを浴びると、さらに1死満塁から宗に初球のカーブを右翼ブルペンまで運ばれた。「早く終わりたいなっていう気持ちがちょっとあったと思う。そこで初球、ストライクを取りにいって打たれた」と反省。「あそこで、抑えられないとエースにはなれない」と悔しがった。それでも6、7回と立て直し、サヨナラ勝ちへとつながった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が劇的なサヨナラ勝ちで、優勝争いに望みをつないだ。9回2死満塁で野村佑希内野手(25)が右中間へ走者一掃のサヨナラ二塁打。ルーフオープンゲーム5連勝で貯金は今季最多タイの「23」とし、首位ソフトバンクとのゲーム差は3のまま、踏みとどまった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が劇的なサヨナラ勝ちで、優勝争いに望みをつないだ。9回2死満塁で野村佑希内野手(25)が右中間へ走者一掃のサヨナラ二塁打。新庄監督は「選手が勝ちたいっていう気持ちがものすごく強い。僕たちどうこうって問題じゃない」と激賞した。ルーフオープンゲーム5連勝で貯金は今季最多タイの「23」。首位ソフトバンクとのゲーム差は3のまま、踏みとどまった。土俵際から、猛牛をうっちゃった。新庄監督は「いや、もう必死でしょ、選手が。勝ちたいっていう気持ちがものすごく強い。僕たちがどうこうっていう問題ではないですね」。2点を追う9回1死一、二塁、現在本塁打トップの主砲レイエスが空振り三振に倒れるも、続く5番郡司が守護神マチャド相手に、粘って9球目を辛うじてバットに当てた打球が三塁内野安打。2死満塁とし、6番野村の劇打へとつながった。中盤、完全に流れを奪われた。5回1死、それまで完全投球をしていた先発達が、中川にソロを浴びたところから崩れ、1死満塁で宗にグランドスラムを許し、逆転された。カーブを捉えられ、指揮官は「114球投げてたら、ああいうボールもありますよ。カーブで最初の1、2、3、4回まではね、カウントも取れてたし。合格点ですよ」。1球の失投よりも、その後しっかり立て直し、7回114球を投げ切ったことをたたえた。当然、ちくりと言うところは言う。2点を追う7回先頭の清宮幸が四球で出塁も、けん制死。「ファーストの子(清宮幸)の、あのけん制アウトびっくりした。マジ、代えようかなと思った。でもミスしたから、打ってくれるんだろうなと」。指揮官の読みは的中し、清宮幸は9回1死で汚名返上の右前打を放ち、サヨナラ劇への扉を開いた。投手陣が打たれても、優勝への大航海を続ける海賊打線が、何とかしてくれる。新庄監督は「この時期は打線がカバーしてくれると思ってたので。前半は投手陣がしっかりやってくれて、その逆になると、ずっと思ってたんで。もう1回。これが両方良くなれば完璧」。苦しみながら磨いてきた両輪がフル稼働した先に、9年ぶりの歓喜が待っている。【永野高輔】
◆両軍のオーダーが発表された。オリックスは左足首の靱帯を痛めていた西川龍馬外野手(30)が1カ月半ぶりに1軍に復帰し、「2番・DH」で出場する。先発はD2位・寺西成騎投手(22)が今季3勝目をかけて腕を振る。
◆オリックス・佐藤一磨投手(24)が20日の20回戦で今季初先発に臨む。キャッチボールなどで調整し、プロ2勝目に向けて意気込みを語った。「とにかく(ストライク)ゾーン内で勝負して、1点オッケーという楽なメンタルで投げていった結果、長いイニングを投げて試合を作ることができれば」190センチの長身左腕で、昨年6月に支配下登録され、同6月9日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発し、初勝利を挙げた。今季は2軍で14試合に登板し、8勝2敗、防御率1・43と好成績を残してチャンスをつかんだ。1軍生き残りへ「意気込みすぎると、結果を求めすぎると僕は本当によくない。(気持ちは)今まで通りで」と泰然自若を強調した。
◆オリックスは九回に守護神のマチャドが打たれて逆転負けを喫した。打線は今季初対戦の日本ハム・達の前に四回まで無安打無得点。それでも五回に中川の10号ソロで反撃を開始すると、その後、満塁の好機を作って宗がプロ初の満塁弾で逆転に成功した。17日の西武戦(京セラ)では太田がプロ初のグランドスラムを放っており、チームは2001年以来、24年ぶりとなる2戦連続満塁本塁打をマーク。今季は広岡、紅林、太田、宗の4人が満塁弾を記録している。しかし、九回に暗転。マチャドが2死満塁のピンチを招き、野村に右翼手の頭上を越える決勝打を浴びてセーブに失敗した。
◆日本ハムが逆転サヨナラ勝ちで3連勝。3―5の九回に2死満塁と攻め立て、野村がこの試合4安打目の二塁打で走者を一掃して試合を決めた。田中が今季初勝利。オリックスは五回に宗の満塁アーチで逆転したが、マチャドが誤算。
◆オリックスは今季5度目のサヨナラ負け。岸田護監督(44)は九回2死満塁で逆転となる3点打を浴びた守護神のマチャドを責めることはしなかった。「クローザーがやられたので仕方ない。切り替えてやってくれると思う」。 2位・日本ハムとの直接対決を落とし、4位・楽天とは2ゲーム差に。指揮官は「今の時期は当然、負ければ負けるほど痛い。そんなことはみんな分かっていますから」と悔しがった。それでも五回に宗が一時逆転となるプロ初の満塁弾を放ち、西川が左足首のけがから復帰するなど明るい材料もあり「(五回は)見事にみんな打ってくれた」とうなずいた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
67 | 38 | 4 | 0.638 (↑0.003) | - (-) |
34 | 415 (+5) | 290 (+2) | 74 (-) | 85 (+2) |
0.250 (-) | 2.320 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
65 | 42 | 2 | 0.607 (↑0.003) | 3 (-) |
34 | 417 (+6) | 290 (+5) | 97 (-) | 55 (-) |
0.248 (↑0.001) | 2.350 (↓0.03) |
3 (-) |
ORIX |
53 | 50 | 3 | 0.515 (↓0.005) | 13 (↓1) |
37 | 364 (+5) | 395 (+6) | 69 (+2) | 47 (-) |
0.256 (-) | 3.440 (↓0.02) |
4 (-) |
楽天 |
52 | 53 | 2 | 0.495 (↑0.005) | 15 (-) |
36 | 328 (+4) | 369 (+3) | 49 (+1) | 95 (-) |
0.248 (-) | 3.250 (-) |
5 (-) |
西武 |
49 | 57 | 2 | 0.462 (↓0.005) | 18.5 (↓1) |
35 | 289 (+2) | 324 (+5) | 51 (+1) | 68 (-) |
0.229 (-) | 2.790 (↓0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
38 | 64 | 3 | 0.373 (↓0.003) | 27.5 (↓1) |
38 | 309 (+3) | 417 (+4) | 51 (+1) | 50 (+2) |
0.236 (↑0.001) | 3.710 (-) |
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