オリックス(☆7対6★)西武 =リーグ戦19回戦(2025.08.17)・京セラドーム大阪=
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西武
40101000000061000
ORIX
000042000001X71113
勝利投手:横山 楓(1勝0敗0S)
敗戦投手:中村 祐太(0勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】太田 椋(8号・5回裏満塁),中川 圭太(9号・6回裏2ラン),廣岡 大志(5号・12回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは6点を追う5回裏、太田のグランドスラムで2点差に迫ると、続く6回に中川の2ランが飛び出し、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長12回には、廣岡がソロを放ち、サヨナラ勝利を収めた。投げては、9番手・横山楓がうれしいプロ初勝利。敗れた西武は先発・隅田が振るわず、最大6点のリードを守れなかった。

◆歌手のMay J.が特別始球式に登板した。「Bs夏の陣」のユニホームに、白色のパンツ姿で登場。大きく振りかぶると、白球は右方向にそれ、マウンド上で1回転した。大役を務め、「悔しいですね。練習の時はもうちょっとうまくいったんですけど。力を入れるとうまくいかないから、力を抜いてやろうと思ったら抜きすぎちゃって、全然思わぬ方向に行ってしまいました」と苦笑いだった。この日は試合終了後に「Bs夏の陣 2025 supported by SAMTY」のフィナーレイベントとなる「真夏のオリフェス」が開催され、ライブパフォーマンスする。「すごく楽しみです。良いフィナーレになるように全力で歌います。今日のこっち(始球式)の悔しさを歌にぶつけます」と笑みを浮かべた。

◆西武が初回、幸先よく4点を先制した。前日までに106試合を終えて49勝55敗2分け。昨季は49勝91敗3分けという歴史的敗北を喫していたが、この日勝てば、107試合目にして昨季の白星を上回ることになる。この日は初回、1番起用の平沼翔太外野手(28)と2番滝沢夏央内野手(22)の連打などで1死満塁をつくり、そこからオリックス高島の暴投で先制。2死後、再び高島の暴投で2点目が入ると、その後はJ・D・デービス内野手(32)と源田壮亮内野手(32)の連続適時打が出て、一気に4点をリードした。先発マウンドには隅田知一郎投手(25)が上がっている。ここまで2年連続で9勝止まり。この日勝利投手になれば、プロ4年目で自身初の2ケタ勝利となる。

◆西武のタイラー・ネビン外野手(28)の今季の規定打席への到達が確定した。パ・リーグでは一番乗りとなる。「4番一塁」でスタメン出場したこの日、5回の第3打席で今季の打席数が「443」となった。来日1年目のネビンは今季、ここまでチームで唯一全107試合に出場し、第3打席終了時点で打率2割9分0厘、11本塁打、46打点をマークしている。同時点での113安打はリーグ2位となっている。打撃面に加え、安定した一塁守備にも定評があり、リーダーシップも含めた人間性も高く評価されている。単年契約での来日だったが、球団はすでに27年シーズンまでの複数年契約を新たに結んでいる。

◆約3カ月ぶりの先発となったオリックス高島泰都投手(25)が、初回から西武打線に4失点した。2回5安打4失点で降板し、「チームにとって大事な時期に先発を任せていただいたのに、こういった投球になってしまい申し訳ないです」とコメントした。1軍での先発は5月4日の敵地楽天戦以来。6月10日に再昇格後は、主にロングリリーフとして10試合に登板していた。初回、先頭の西武平沼と滝沢に2連打を浴び、死球も与えていきなり1死満塁。5番村田への4球目がホームベース手前ではね、左に大きくそれる暴投。先制点を献上した。なお2死二、三塁でデービスへの4球目も暴投で2点目。さらに、デービスに中前打、7番源田にも左中間へ適時二塁打を浴びた。初回だけで30球を投じ、4失点。3回からはドラフト6位ルーキーの片山楽生投手(22)がマウンドに上がった。

◆3位オリックスが6点差を追いついた。約3カ月ぶりの先発となった高島泰都投手(25)は初回、2暴投で2失点。さらに西武デービスと源田に2者連続適時打を浴び、0-4とされた。3回から2番手で登板したルーキー片山楽生投手(22)も2失点した。6点を追う5回。紅林弘太郎内野手(23)、広岡大志内野手(28)、宗佑磨内野手(29)の3安打で1死満塁。3番太田椋内野手(24)が隅田の初球、低めのフォークをフルスイングでバックスクリーンへ。2点差に迫る8号グランドスラムに観客は総立ちとなった。「いい感触で打つことができました! なんとか逆転していけるように、このあとも頑張ります!」さらに4-6の6回、2死一塁から中川圭太内野手(29)が、初球チェンジアップを左翼席へ。「ゾーンに来たら初球から思い切って振っていこうと思って打席に入っていました!なんとか同点の1本になってくれてよかったです!」。9号2ランで6-6の同点とした。

◆3位オリックスは6点差を追いつき、今季9度目のサヨナラ勝ちを飾った。引き分けの気配が漂った延長12回1死、広岡大志内野手(28)が5号サヨナラ本塁打で決着。広岡にとっては初めてのサヨナラ本塁打で勝負を決めた。約3カ月ぶりの先発となった高島泰都投手(25)は初回、2暴投で2失点。さらに2者連続適時打を浴び、0-4とされた。3回から2番手で登板したルーキー片山楽生投手(22)も2失点した。6点を追う5回。紅林弘太郎内野手(23)、広岡、宗佑磨内野手(29)の3安打で1死満塁。3番太田椋内野手(24)が隅田の初球、低めのフォークをフルスイングでバックスクリーンへ。2点差に迫る8号グランドスラムに観客は総立ちとなった。さらに4-6の6回、2死一塁から中川圭太内野手(29)が、初球チェンジアップを左翼席へ。9号2ランで6-6とした。7回は3連投となった岩崎翔投手(35)、8回ルイス・ペルドモ投手(32)、9回アンドレス・マチャド投手(32)と無失点リレーをつなぎ、流れを呼び込んだ。オリックスは広岡の本塁打で今季9度目のサヨナラ勝ち。今季チームでサヨナラ弾を打ったのは若月、野口、中川、頓宮に次いで5人目。サヨナラ弾をシーズン5本は、15年ソフトバンク(松田3、柳田2)以来で、オリックスでは阪急時代の69年に6本(矢野3、岡村浩、住友、宮本)打って以来56年ぶり2度目。今回のオリックスのように5人が打ったケースは08年西武(G・G・佐藤、赤田、ボカチカ、平尾、中村)以来で、球団では初めて。

◆5位西武が6点リードをひっくり返され、痛恨の1敗を喫した。3位オリックスにカード負け越しとなった。6-6の延長12回1死、7番手の中村祐太投手(29)がオリックス広岡にサヨナラ本塁打を打たれた。この日は初回、相手の2暴投なども絡んで一気に4点を先制。3回、5回にも加点し、5回表時点で6点をリードしていた。しかし自身初の2ケタ勝利をかけた先発の隅田知一郎投手(25)がこの日はピリッとせず。4回までは無失点でしのいだものの、5回にオリックス太田に満塁本塁打を喫し、6回には中川に同点2ラン。中盤の悪夢で試合の流れが変わってしまっていた。西武打線は6回以降、オリックスのリリーフ陣にわずか2安打と沈黙。西武の救援陣も粘って抑えたものの、最後に力尽きた。

◆自身初の2ケタ勝利を狙った西武隅田知一郎投手(25)が、6点リードを守り切れなかった。5回までに打線から6点の援護。隅田はそれをバックに、強い当たりを打たれながらも4回までは無失点にしのいでいた。しかし5回、シングルヒット3本で1死満塁にされると、オリックス3番の太田に初球のフォークをバックスクリーンへの満塁本塁打とされた。続投となった6回は2死を奪ったものの、2死一塁から9番中川に初球を左翼席への同点2ランとされ、マウンド上でしゃがみ込んだ。6回6失点で、勝敗がつかないままの降板となった。中川に打たれたのはチェンジアップ。第1打席の左前打、第2打席の痛烈な三直も、いずれもチェンジアップだった。最後は延長12回の末にサヨナラ負け。隅田は「序盤に大量の援護をもらった中で、3者凡退のイニングを作ることができず、チームのいい流れを止めてしまいました。皆さんに申し訳ない気持ちです」とコメントした。

◆西武が6点差をひっくり返された。5回まで6-0も、先発隅田が満塁弾と2ランで追いつかれ、最後は延長12回に7番手の中村祐がサヨナラ被弾した。西口監督は「6点取ってどう逃げ切るか、という試合。しかも投手が隅田ということを考えれば、非常に痛い。いただけない」とガックリ。背中を追う3位オリックスに対し、痛恨のカード負け越しとなった。

◆オリックスは6-6の12回1死、広岡大志内野手(28)が左越えにサヨナラ本塁打を放ち、勝利した。オリックスは広岡の本塁打で今季9度目のサヨナラ勝ち。今季チームでサヨナラ弾を打ったのは若月、野口、中川、頓宮に次いで5人目。サヨナラ弾をシーズン5本は、15年ソフトバンク(松田3、柳田2)以来で、オリックスでは阪急時代の69年に6本(矢野3、岡村浩、住友、宮本)打って以来56年ぶり2度目。今回のオリックスのように5人が打ったケースは08年西武(G・G・佐藤、赤田、ボカチカ、平尾、中村)以来で、球団では初めて。

◆オリックスは本塁打3本で6点差をひっくり返し、今季9度目のサヨナラ勝ちを飾った。2軍では西川龍馬外野手(30)が16日に、左足首の負傷から実戦復帰。この日は中日戦(ナゴヤ)に「1番左翼」で出場し、守備もこなした。試合後、岸田護監督(44)は19日からの日本ハム3連戦(エスコンフィールド)で「合流してきます。問題なくというところを聞いていますから。元気に上がってきてくれたら」と明言。頼れる主軸が帰ってくる。

◆オリックスは今季9度目のサヨナラ勝利。最大6点のビハインドとなったが、打線が執念を見せた。最後は延長十二回、広岡が決勝弾を放ち、カード勝ち越しに成功した。?オリックス・広岡が延長十二回にサヨナラ本塁打。サヨナラ本塁打は5月20日の若月健矢(対ロッテ)、同31日の野口智哉(対西武)、7月16日の中川圭太(対楽天)、8月1日の頓宮裕真(対日本ハム)に次いでチーム今季5本目。オリックス(前身を含む)でシーズン5本以上マークしたのは、1969年(6本=球団記録、矢野清3、岡村浩二、宮本幸信、住友平が各1)以来56年ぶり2度目。5人が打ったのは球団史上初。?6点差の逆転勝利は、2020年7月22日の楽天戦(四回裏終了0-6→最終11-7、楽天生命パーク)以来5年ぶり。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
66384 0.635
(↑0.004)
-
(-)
35410
(+1)
288
(-)
74
(-)
83
(+1)
0.250
(-)
2.320
(↑0.02)
2
(-)
日本ハム
64422 0.604
(↑0.004)
3
(-)
35411
(+7)
285
(+5)
97
(-)
55
(-)
0.247
(↑0.001)
2.320
(-)
3
(-)
ORIX
53493 0.520
(↑0.005)
12
(-)
38359
(+7)
389
(+6)
67
(+3)
47
(+1)
0.256
(-)
3.420
(-)
4
(-)
楽天
51532 0.490
(↓0.005)
15
(↓1)
37324
(+5)
366
(+7)
48
(+1)
95
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.250
(↓0.03)
5
(-)
西武
49562 0.467
(↓0.004)
17.5
(↓1)
36287
(+6)
319
(+7)
50
(-)
68
(+1)
0.229
(-)
2.780
(↓0.03)
6
(-)
ロッテ
38633 0.376
(↓0.004)
26.5
(↓1)
39306
(-)
413
(+1)
50
(-)
48
(+1)
0.235
(↓0.001)
3.710
(↑0.02)