1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 2 | 1 |
勝利投手:才木 浩人(11勝5敗0S) (セーブ:岩崎 優(1勝2敗24S)) 敗戦投手:赤星 優志(6勝8敗0S) 本塁打 |

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◆阪神は4回表、高寺と坂本の連続適時打などで3点を先制する。投げては、先発・才木が5回1失点。その後は4人の継投でリードを守り、才木は今季11勝目を挙げた。敗れた巨人は、打線が相手を上回る10安打を放つも、1得点のみとつながりを欠いた。なお、この試合で阪神・石井が40試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した。
◆阪神は巨人キラーの才木浩人が先発する。通算43勝の才木だが、カード別の勝利数は巨人戦が12勝で最も多い。このカードは通算21試合に登板して12勝4敗の防御率1・93で、昨年7月30日の16回戦から6連勝中。阪神投手が巨人戦で7連勝以上すれば、47~48年梶岡8連勝、79年小林8連勝、09~11年能見8連勝、21~23年青柳7連勝に次いで5人目になる。
◆阪神湯浅京己投手(26)が出場選手登録を抹消された。15日巨人戦(東京ドーム)で、同点の8回に登板。先頭から2安打を許し、1死二、三塁でキャベッジに中犠飛を打たれ決勝点を献上し4敗目。巨人戦では今季7試合目で初失点だった。湯浅は昨年8月に国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受け、リハビリ。4月29日中日戦で1軍復帰登板を果たし、33試合にリリーフ登板し、3勝4敗19ホールド、防御率2・15の成績を残してきた。
◆巨人若林楽人外野手(27)が「2番中堅」、大城卓三捕手(32)が「7番一塁」でスタメンに名を連ねた。16日の同戦から1軍に復帰した岡本和真内野手(29)はこの日も「4番三塁」で出場する。先発は赤星優志投手(26)が務める。今季はここまで19試合に登板して6勝7敗、防御率2・49。6月29日DeNA戦(東京ドーム)以来の白星を目指す。
◆お盆休み最終日の「すしレース」はマグロが快走で締めた。前日の同戦は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」のため中止。2日ぶりの開催にスタンドは大いに盛り上がった。マグロとコハダが好スタート。他3貫はやや出遅れた。マグロが序盤から勝負を仕掛け、快足を飛ばして前に出る。猛追するコハダを振り切ると、中盤からは独走状態。8貫差をつけてトップでゴールした。2着はコハダで3着以下は大混戦の末、3着アナゴ、4着タマゴ、5着エビの順で入線した。通算成績はアナゴが18勝。2位以下はエビ12勝(白エビ1勝を含む)、マグロ10勝、タマゴ9勝、コハダ8勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆阪神高寺望夢内野手(22)が持ち前のバットコントロールで先制点をたたき出した。4回2死一、三塁で赤星優志投手(26)の低めに落ちるボールをバットの先でうまく拾い、右前に痛烈なライナーを飛ばした。さらに右翼手の丸佳浩外野手(36)が後逸し、一塁走者も生還。高寺は一気に三塁に到達した。続く坂本誠志郎捕手(31)の右前打で高寺が3点目のホームを踏んだ。
◆巨人先発の赤星優志投手(26)が4回5安打3失点で降板した。3回までを無失点に抑えたものの、4回2死一、三塁から阪神高寺に適時打を許した。さらに右翼手・丸の後逸で一塁走者も本塁に生還。なおも2死三塁、坂本に適時打を浴び、この回3失点を喫した。4回裏の攻撃で代打が送られ、交代となり「最少失点で抑えたかったです。チームに申し訳ないです」と反省を口にした。
◆阪神小幡竜平内野手(24)が好守で見せた。5回2死、岡本和真内野手(29)の二塁ベース寄りへの痛烈なライナーを横っ跳びでダイレクトキャッチ。転がりながらもボールは離さなかった。前日からラインアップに戻った巨人の主砲に、復帰初安打を許さなかった。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が、今季最長の17打席連続無安打となった。初回の第1打席は2死一塁から見逃し三振。4回1死一塁の第2打席は空振り三振で、6回1死走者なしからの第3打席では三直に倒れた。8回2死走者なしの第4打席はいい当たりだったが、相手守備の正面に飛び、中飛となった前日16日の同戦まで3試合連続無安打。4安打をマークした10日ヤクルト戦の第5打席での右翼線二塁打を最後に、13日広島戦の第1打席から続けて安打が出ていない。これまでの最長は、開幕戦3月28日広島戦の第2打席からの16打席連続無安打だった。
◆巨人丸佳浩外野手(36)が反撃のアーチを描いた。3点ビハインドの5回無死。カウント3-1から阪神先発才木の149キロ直球を捉えた打球は、右翼席に飛び込む今季4号ソロ本塁打となった。チームは才木に対して24年8月31日(甲子園)の2回から、この日の4回まで35イニング連続無失点に抑えられていたが、36イニングぶりに得点を挙げた。
◆阪神才木浩人投手(26)が粘りの92球で勝利投手の権利をつかんだ。毎回安打を許しながらの投球。3度の得点圏走者を置きながら後続を断った。5回先頭の丸に1発を浴びて1失点。5回7安打1失点で中継ぎ陣にマウンドを託した。2点リードを保ち、白星の権利はゲット。勝てば今季11勝目となり、DeNA東と並んでセ・リーグトップに立つ。
◆阪神石井大智投手(28)が無失点投球を披露し、40試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した。2点リードの8回に登板。1死から4番岡本に遊撃内野安打を浴びたが、後続を断って無失点で切り抜けた。13日広島戦(マツダスタジアム)以来、4日ぶりの登板。間隔が空いた中、伝統の一戦で、きっちり無失点に仕留めた。すでに藤川監督が現役時代にマークしていたセ・リーグ記録の38試合連続無失点は更新済み。今季失点した試合は4月4日巨人戦(東京ドーム)の1点のみだ。6月には頭部への打球直撃などで戦線離脱も経験したが、約4カ月間無失点投球を継続している。石井はプロ野球史上唯一の高専卒業選手で、四国IL高知を経て、20年ドラフト8位で入団。支配下では12球団で最下位となる74番目の指名だった男が、日本プロ野球の歴史を塗り替えた。石井が4月5日巨人戦から40試合連続無失点。21年平良(西武)の39試合を抜いて連続試合無失点のプロ野球新記録となった。メジャー記録は18~19年プレスリー(アストロズ)21~22年ヘイダー(ブルワーズ)の40試合。メジャーの連続無失点はシーズンをまたいだ記録も採用しており、2人とも2シーズンでマーク。石井はメジャー記録にも並んだが、1シーズンで40試合は日米通じて初めてだ。石井の無失点イニングは39。次は、藤川監督が06年につくった連続イニング無失点の球団記録の47回2/3が目標となる。
◆巨人岡本和真内野手(29)が104日ぶりの安打を放った。8回1死の第4打席で阪神石井から遊撃への内野安打。全力疾走で一塁を駆け抜け、5月5日阪神戦(東京ドーム)以来にHランプをともした。5月6日阪神戦で左肘靱帯(じんたい)を損傷し、長期離脱を余儀なくされた。「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」となった前日16日阪神戦で「4番三塁」で1軍復帰し、2打数無安打1四球。「本当に特別な試合でしたし、僕もそれで1発目の試合だったんで、ちょっと緊張しましたけど。そこは勝てたら一番よかったですけどね。また明日頑張りたいなと思います」と話していた。
◆巨人が首位阪神に2連敗を喫し、今カード負け越しで再び借金生活に突入した。先発の赤星優志投手(26)は3回まで無失点も、4回に崩れた。4回2死一、三塁から阪神高寺に右前適時打を浴びた。さらにこの打球を右翼手・丸佳浩外野手(36)が後逸。一塁走者の生還も許した。なお2死三塁から坂本にも右前適時打を浴び、この回3点を失った。直後の攻撃で代打を送られて交代。阿部慎之助監督(46)は試合後「大体、ミスしたら負けますからね」と淡々と振り返った。打線も天敵を攻略できなかった。試合前時点で31イニング連続無得点だった先発才木に対し、4回まで無得点。5回に先頭丸のソロ本塁打で一矢報いたが、反撃も及ばなかった。阿部監督は「あと1本出なかったらどうしようもないからね。何本ヒット打とうがね。点入らなきゃどうしようもない」と話した。
◆阪神が連勝で2日間でマジックを一気に4つ減らし、「22」にした。阪神高寺望夢内野手(22)が持ち前のバットコントロールで先制点をたたき出した。2試合ぶりに「6番左翼」で先発出場。4回2死一、三塁で巨人先発の赤星の低めに落ちる球をバットの先でうまく拾い、右前に痛烈なライナーを飛ばした。右翼手丸が後逸し、一塁走者も生還。高寺は一気に三塁に到達した。続く坂本誠志郎捕手(31)の右前打で3点目を追加した。先発才木浩人投手(26)は5回先頭の丸に1発を浴びて5回7安打1失点。今季11勝目でDeNA東と並んでセ・リーグトップに立った。才木は昨年7月30日の巨人戦から7連勝。47~48年梶岡8連勝、79年小林8連勝、09~11年能見8連勝、21~23年青柳7連勝に次いで球団5人目になった。ドリス、及川とつないだ8回には石井大智投手(28)が登板。1回1安打無失点で、40試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)がナイス判断でチームを救った。3-1の最終回の守り。無死一、二塁のピンチで代打増田大輝内野手(32)のバントは三塁線を転がった。完璧に決まったかに見えたが、三塁手の佐藤輝はファウルになると判断。最終的にはぎりぎりでラインを割った。結局、増田大はスリーバント失敗でアウト。岩崎優投手(34)がリードを保って勝利した。
◆阪神才木浩人投手(26)が5回7安打1失点で今季11勝目を挙げた。これで、昨年7月から巨人戦7連勝となった。才木が昨年7月30日から巨人戦に7連勝。阪神で巨人戦7連勝以上は47~48年梶岡8連勝、79年小林8連勝、09~11年能見8連勝、21~23年青柳7連勝に次いで5人目だ。これで巨人戦は通算13勝4敗。巨人戦で「貯金9」は中谷(南海=16勝7敗)権藤(中日=18勝9敗)山内(広島=13勝4敗)土肥(西武=13勝4敗)下柳(楽天=16勝7敗)に並び最多となった。
◆阪神石井大智投手(28)が40試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した。2点リードの8回に登板。1死から4番岡本に遊撃内野安打を浴びたが、後続を断って無失点で切り抜けた。13日広島戦(マツダスタジアム)以来、4日ぶりの登板。間隔が空いた中、伝統の一戦で無失点に抑えた。石井が4月5日巨人戦から40試合連続無失点。21年平良(西武)の39試合を抜いて連続試合無失点のプロ野球新記録となった。メジャー記録は18~19年プレスリー(アストロズ)、21~22年ヘイダー(ブルワーズ)の40試合。メジャーの連続無失点はシーズンをまたいだ記録も採用しており、2人とも2シーズンでマーク。石井はメジャー記録にも並んだが、1シーズンで40試合は日米通じて初めてだ。石井の無失点イニングは39。次は、藤川監督が06年につくった連続イニング無失点の球団記録の47回2/3が目標となる。
◆阪神が連勝で2日間でマジックを一気に4つ減らし、「22」にした。先発才木浩人投手(26)は5回先頭の丸に1発を浴びて5回7安打1失点。今季11勝目でDeNA東と並んでセ・リーグトップに立った。阪神が東京ドームの巨人戦で今季9勝目(3敗)を挙げ、過去4度あったシーズン8勝を上回り、球団最多記録を更新した。セ・リーグの5球団で、東京ドームの巨人戦でシーズン9勝以上を挙げたのは92、95年広島(92年=9勝4敗、95年9勝4敗1分)と97年ヤクルト(10勝2敗)に次ぎ28年ぶり4度目。同球場では9月13日に今季最後の対戦が予定されており、同戦に97年ヤクルト以来、2度目の10勝がかかる。
◆阪神が連勝し、今季最後の東京ドームでの巨人3連戦を勝ち越した。2位巨人とのゲーム差は今季最大の13となり、優勝マジックを22に減らした。阪神高寺望夢内野手(22)が、「6番左翼」で2試合ぶりに先発出場。4回2死一、三塁から、先制の右前適時打を放った。8月は打率3割7分9厘と好調だ。この回に3点を入れて、投手陣がリードを守り切った。石井大智投手(28)が8回に登板し、1回無失点。40試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)は4打数無安打で今季最長の17打席ノーヒットとなった。ただ8回の第4打席は左腕中川から強烈な低い弾道の打球を放った。惜しくも中堅正面となったが「いい打球が打てたのでよかったです。切り替えていきたいですね」と表情は明るかった。前日16日に続いて三塁守備では貢献。9回には三塁線へのバントを見送ってファウルにする好判断が光った。
◆阪神高寺望夢内野手(22)の先制打に7番坂本誠志郎捕手(31)も続いた。2点を先制した直後の3回2死三塁で、カウント0-1から巨人先発赤星の145キロを右へ流し打ち。貴重な右前適時打でバッテリーを組む先発才木を援護した。「1点でも多くないとしんどい球場なので、よかったです」。8回には石井の日本記録をサポートし、「どういう場面でも、誰が相手でも臆することなく向かっていく。すごく頼もしい」と不動のセットアッパーを称賛した。
◆巨人丸佳浩外野手(36)が汚名返上のアーチを描いた。3点を追う5回無死、阪神才木の直球を右翼席に運ぶ4号ソロ本塁打。チームとして才木から36イニングぶりの得点で反撃機運を高めた。「エラーでチームに迷惑をかけたので、その分取り返したかった」。4回の守備で後逸し、追加点を許していた。「自分が下手くそだった」と受け止め、「心は熱く、頭は冷静に」の心構えで一矢を報いた。第1打席の中前打が通算1900安打目にもなった。
◆阪神岩崎優投手(34)が16日ぶりの実戦マウンドで24セーブ目を挙げた。2点リードの9回に登板。連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、代打坂本を含め後続を2三振を含めシャットアウトした。「3人でいきたかったけど、切り替えて0点だったので良かったです」。腰の張りでファーム調整を経たが、守護神健在をアピールした。石井の日本記録には「更新中ですから。負けないように頑張ります」と自身の励みにした。▽阪神及川(7回から登板し1回1四球無失点で16試合連続無失点を継続し31ホールド)「丸選手への四球後、引きずらずに抑えたので、切り替えられて良かった。才木さんが前回9回(完投)を投げて頑張ってくれたんで、中継ぎでもつないでいけたので良かった」
◆攻守でミスが響いた。巨人が首位阪神に力負けして2連敗。まずは守備でほころびが出た。先発赤星は4回2死一、三塁から高寺に右前適時打を浴び、この打球を右翼の丸が後逸。一塁走者の生還も許した。なお2死三塁から坂本にも右前適時打を許して、この回3失点。5回には大城卓の邪飛落球もあった。阿部監督は「大体ミスしたら負けますからね」と淡々と振り返った。攻撃でも歯がゆい展開が続いた。2点ビハインドの9回には無死一、二塁の好機をつくるも、代打の増田大がスリーバント失敗。後続も倒れて試合終了となった。相手先発の才木に対しては毎回安打を放つも5回1得点に終わり、24年7月から7連敗。指揮官も「あと1本出なかったらどうしようもないからね、何本ヒット打とうがね。点入らなきゃどうしようもない」と嘆くしかなかった。カード負け越しで再び借金生活に突入した。今季対阪神戦は6勝15敗で、13ゲーム差に開いた。大きく負け越しているが、阿部監督は「まだ優勝(の可能性)が0%になったわけではない。そこは諦めちゃいけないと思いますし、これから全部勝つつもりでやるしかない」。やられっぱなしで終わるわけにはいかない。【水谷京裕】
◆阪神大山悠輔内野手(30)が巨人戦での強さを発揮した。この日は4回2死一塁から好機を広げる右前打を放ち、続く高寺のヒットと右翼手・丸の失策の間に一塁から本塁まで駆け抜けるなど4打数2安打。巨人戦では4試合連続安打で今季の対戦打率を3割8分8厘とした。「勝って良かったです。そこが一番なので」。チームの勝利に安堵(あんど)の表情で球場を後にした。
◆阪神ラファエル・ドリス投手(37)が2ホールド目を挙げた。6回から2番手登板し、先頭キャベッジを不利なカウントを整えてから二ゴロ。3者凡退で9日ヤクルト戦以来の2戦連続ホールドを記録した。「先頭すごく大事で、ボールが先行したけれど、アウトを取ることができたので、そこが一番よかった」。石井の日本記録達成には「現状に満足せずに、どんどん(現状を)上回れる選手だと思うので、もっともっと頑張ってほしい」とエールを送った。
◆Gキラー阪神才木浩人投手(26)が粘り抜いた。毎回の被安打7と苦しんだが5回を1失点。DeNA東に並ぶリーグトップの11勝目を挙げた。巨人戦は昨年7月から7連勝。「去年から(巨人と)対戦が多いし、いろいろ工夫しないといけない。直球は感じが悪くないのにタイミングが合っていた」と好相性ならではの難しさも感じていた。1回、3回は先頭の丸を出す嫌なパターン。3回は1死一、二塁とされた岡本をフォークで空振り三振。キャベッジは151キロの速球で空を切らせた。3-0の5回、丸にソロを浴びて巨人戦の連続イニング無失点が35で止まった。それでも最少失点にとどめて先発の務めを果たした。「展開的に、なかなか攻撃にリズムを持っていきづらかった。第1はチームが勝つこと。最低限です」と反省も交えて振り返った。藤川監督は「前回、120球を超えて完投していますから。本人はまだ投げたいでしょうけど」と及第点を与えた。前日16日は村上が今季3度目の完封で10勝目。雨天中止の影響で今季初めて同一カードに入った同学年の主戦コンビ。期待通りに、2人で眼下の敵・巨人を連破した。【柏原誠】才木が昨年7月30日から巨人戦に7連勝。阪神で巨人戦7連勝以上は47~48年梶岡8連勝、79年小林8連勝、09~11年能見8連勝、21~23年青柳7連勝に次いで5人目だ。これで巨人戦は通算13勝4敗。巨人戦で「貯金9」は中谷(南海=16勝7敗)権藤(中日=18勝9敗)山内(広島=13勝4敗)土肥(西武=13勝4敗)下柳(楽天=16勝7敗)に並び最多となった。
◆阪神高寺望夢内野手(22)が左手の拳を突き上げた。先制のチャンスでプロ初の決勝打。右手にバットを持ったまま、喜びを爆発させ走り出した。「すみません...。2アウトで得点圏。打ちたいと思っていたら打てたので、思わずつい、しちゃいました」と照れ気味。相手右翼手がボールを後ろにそらし、三塁まで全力疾走した。「大事なところで1本打てて良かった。追い込まれていたので、なんとか食らいついていこうと」「6番左翼」で2試合ぶりの先発出場。4回2死一、三塁で打席に入った。2ボールから2球見逃して、カウント2-2。巨人先発赤星の低め133キロフォークをうまく拾った。「1打席目に見ていたので、しっかりイメージして打つことができた」。先制の右前適時打。失策も絡み2点が入った。続く坂本の適時打で3点目の本塁を踏んだ。高卒5年目の若虎は今月14試合中10試合に出場。うち8試合でスタメンに名を連ねている。月間打率は、10試合以上に出場する中ではチームトップの3割7分9厘と好調だ。「1打席1打席大切に、と思ってやっています」と力を込めた。今季はプロ初の開幕1軍入りで4月末に2軍降格も、5月上旬に昇格。プロ初本塁打も放ったが、その後は下降気味になりベンチスタートが続いた。その中での結果を残したい貴重な打席。「焦りはありますけど、できるだけ考えないようにしています」と平常心を意識した。藤川監督は高寺ら若手について「日々良かったり、悪かったり、若者だなと。今は修行中じゃないですか」とハッパをかける。本人も「しっかり続けていけるように頑張りたい。自信をつけていきたい」と決意。前日16日は中川が左翼スタメンで3安打。若虎のアピール合戦が推進力になる。【塚本光】
◆阪神石井大智投手(28)がプロ野球新記録となる40試合連続無失点を樹立した。2点リードの8回を1安打無失点。2021年に西武平良海馬投手がマークした記録を塗り替えた。6月には頭部への打球直撃で戦線離脱も経験した中、変わらない快投を重ねてきた。チームは優勝マジックが22に減少。今季最多貯金25となり、2位巨人とのゲーム差は今季最大「13」に拡大した。20年ドラフトは支配下最後の全体74番目。石井は「ドラ8」から記録を作った。四国IL高知時代から、直球とシンカーは一級品で球団は高評価。育成指名を検討する球団もあり、スカウト会議で「育成ではとれない」と声が上がり、支配下指名の決断が下された。絶対に戦力になるとの思いの表れだ。石井も地道な努力で応える。今年1月も鳴尾浜で自主トレ。場所を変える選手も多いが、費用のかからない球団施設を選ぶ。手がかじかむ寒さの中で、黙々と特訓する姿は、ストイックな性格を象徴していた。一方で変化もあった。毎年、年末は前川、西純らと担当の山本スカウトを囲む食事会が恒例。これまではただ会話を楽しんだが、昨年から森木ら後輩にアドバイスを送るようになった。支配下最下位指名から駆け上がった姿は、他の選手にとっても大きな目標になる。【阪神担当=塚本光】石井が4月5日巨人戦から40試合連続無失点。21年平良(西武)の39試合を抜いて連続試合無失点のプロ野球新記録となった。メジャー記録は18~19年プレスリー(アストロズ)、21~22年ヘイダー(ブルワーズ)の40試合。メジャーの連続無失点はシーズンをまたいだ記録も採用しており、2人とも2シーズンでマーク。石井はメジャー記録にも並んだが、1シーズンで40試合は日米通じて初めてだ。石井の無失点イニングは39。次は、藤川監督が06年につくった連続イニング無失点の球団記録の47回2/3が目標となる。
◆阪神石井大智投手(28)がプロ野球新記録となる40試合連続無失点を樹立した。2点リードの8回を1安打無失点。2021年に西武平良海馬投手がマークした記録を塗り替えた。6月には頭部への打球直撃で戦線離脱も経験した中、変わらない快投を重ねてきた。チームは優勝マジックが22に減少。今季最多貯金25となり、2位巨人とのゲーム差は今季最大「13」に拡大した。節目の3アウト目を奪っても、石井は淡々とした表情を崩さなかった。NPB新記録の40試合連続無失点。前人未到の領域に到達しながら、普段通りの投球や振る舞いを貫いた。「自分の仕事ができたらと思って、マウンドに上がりました」8回に登板。1死から岡本に内野安打を浴びたが、キャベッジを見逃し三振、岸田を右飛で無失点だ。今季の失点は4月4日巨人戦の1点のみ。6月の頭部打球直撃も乗り越え、1試合ずつ積み重ねた大記録だ。「(記録は)たまたまかなと思う。けれど、その『たまたま』を引き寄せるいろんなことをしている自覚はある。そこの準備はプライドを持ってやってきた」高専卒では初のプロ野球選手。シンデレラストーリーを振り返ったとき、石井にとって感謝の尽きない存在が秋田高専時代からの親友、三浦理輝(りき)さん(27)だ。同じ学科で同じ野球部。青春をともにした仲間は、プロ野球新記録誕生に欠かせない人物だった。「あの時の一言がなかったら、今の自分はなかったかもしれない」高専から進路選択の際、当時の石井は悩んでいた。周囲はあらゆる企業に就職。金銭面や将来を考えると、野球で勝負する決断は簡単ではない。頭を悩ませていたとき、声をかけてくれたのが三浦さんだった。「これ、受けてみたら」。見せられたのは四国IL高知のトライアウト開催案内。ある言葉をかけられた。「10年後を想像したときに野球選手になっているか分からないし、どうなっているか分からない。けれど、1つ言えるのは僕らは絶対に10年後も会って一緒にお酒を飲んでいるから」勇気をもらい、石井は独立リーグ挑戦を決断。20年ドラフト8位で阪神入りも果たした。プロ入り数年後、石井は三浦さんの実家宛てに直筆の手紙を送っている。「理輝の後押しがあったからこそ、今、プロ野球の世界で戦えています-」。今も毎日のように連絡を取り合う仲。登板こそなかったが、15日の巨人戦では東京ドームにも応援に駆けつけてくれていた。変わらない友情が、日々の原動力となっている。チームは優勝マジック22に減少。今季最多貯金25となり、2位巨人とのゲーム差は今季最大「13」に広げた。祝福してくれたという周囲に石井は「すごく感謝したい」。仲間とともに歓喜の瞬間へ突き進む。【波部俊之介】石井が4月5日巨人戦から40試合連続無失点。21年平良(西武)の39試合を抜いて連続試合無失点のプロ野球新記録となった。メジャー記録は18~19年プレスリー(アストロズ)、21~22年ヘイダー(ブルワーズ)の40試合。メジャーの連続無失点はシーズンをまたいだ記録も採用しており、2人とも2シーズンでマーク。石井はメジャー記録にも並んだが、1シーズンで40試合は日米通じて初めてだ。石井の無失点イニングは39。次は、藤川監督が06年につくった連続イニング無失点の球団記録の47回2/3が目標となる。▽阪神藤川監督(石井を含めリリーフ4人が無失点)「非常にいいリレーだったと思いますね。(石井は)いつも通りで彼らしいピッチングだったと思いますね。ナイスピッチングです」
◆阪神・湯浅京己投手(26)が17日、出場選手登録を抹消された。この日は試合前練習に参加して、ランニングなどで調整した。「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」からの復帰を果たした今季は、ここまで33試合に登板して3勝4敗、防御率2・15。15日の巨人戦(東京ドーム)では同点の八回に4番手で登板し、1回1失点で敗戦投手となっていた。4月下旬に初昇格を果たしてから、出場選手登録を抹消されるのは今季2度目。前回6月16日に抹消された際には、最短で1軍に再登録された。
◆連勝に向けて、阪神は才木浩人投手(26)が先発する。前回登板の10日・ヤクルト戦(京セラ)では2失点完投勝利。リーグトップの防御率1・56を誇る右腕が自身4連勝を狙う。打線は森下翔太外野手(25)に注目。16日の同戦では自己最多を更新する決勝2ランを放った。巨人の先発・赤星にも好相性で、今季の対戦打率・571(7打数4安打)を記録している。
◆阪神の先発・才木浩人投手(26)が二回に先制のピンチを招くも、無失点で切り抜けた。0-0の二回1死から岸田に安打で出塁を許すと、続く大城に左翼線へ二塁打を浴びて1死二、三塁。それでも内野前進の守備体系の中、8番・中山を二ゴロに仕留めて2死を奪うと、赤星を空振り三振に斬って、才木はガッツポーズを見せた。
◆阪神が高寺望夢内野手(22)、坂本誠志郎捕手(31)の連続適時打で先制に成功した。0-0で迎えた四回。先発・赤星に対して、1死から森下翔太外野手(25)が四球で出塁すると、大山悠輔内野手(30)が右前打でつないで2死一、三塁。先制の好機で、2試合ぶりにスタメンに名を連ねた高寺が、追い込まれてからの低め変化球を右前に運び、さらに丸が後逸している間に一走・大山も一気に本塁へ生還。なおも2死三塁で坂本にも適時打が生まれて一挙3点を奪った。
◆巨人・赤星優志投手(26)が先発し、4回3失点(自責1)、76球で降板した。登板予定だった10日のDeNA戦(横浜)が雨天中止となり、中13日でマウンドへ上がった。三回まで無失点に抑え、迎えた四回。2死一、三塁から高寺に右前適時打を浴び、右翼の失策の間に一走も生還。続く坂本にも右前適時打を許して計3失点した。直後の攻撃で好機で打順が回り、代打が告げられた。先発ローテーションを守り続けている右腕だが、6月29日のDeNA戦(東京D)以来、約1か月半勝ち星から遠ざかっている。
◆阪神が高寺望夢内野手(22)、坂本誠志郎捕手(31)の連続適時打で先制に成功した。0-0で迎えた四回。先発・赤星に対して、1死から森下翔太外野手(25)が四球で出塁すると、大山悠輔内野手(30)が右前打でつないで2死一、三塁。先制の好機で、2試合ぶりにスタメンに名を連ねた高寺が、追い込まれてからの低め変化球を右前に運び、さらに丸が後逸している間に一走・大山も一気に本塁へ生還。なおも2死三塁で坂本にも適時打が生まれて一挙3点を奪った。高寺は「打ったのはフォーク。低めの難しい球でしたが、うまく対応することができました。追い込まれていましたし、必死に食らいついていこうという気持ちが、良い結果につながったと思います」とコメント。坂本は「打ったのはストレート。(高寺)望夢が三塁まで行ってくれたので、なんとかもう1点と思っていましたし、展開的にも3点目が入ったのは大きいと思います。このあとも才木をリードして引っ張っていきます」と話した。
◆巨人・丸佳浩外野手(36)が3点を追う五回に右翼席へ4号ソロを放った。一回、三回にも安打をマークし、この日3安打で今季初の猛打賞をマークした。チームが昨年8月31日から35イニング連続(今季23イニング)で無得点に封じ込められていた阪神・才木から実に36イニングぶりの得点を刻む一発だった。
◆阪神の先発・才木浩人投手(26)が3試合連続となる本塁打で1点を失った3-0で迎えた五回。2安打を許していた先頭の丸にカウント3-1からの真ん中149キロ直球を右翼席に運ばれた。才木は打球の行方を見送ることなく、即座に切り替え。続く若林を中飛、泉口を空振り三振に仕留めると、4番・岡本は遊撃・小幡の好守で遊直に抑えた。才木は今季巨人戦4試合、24イニング目で初失点となった。
◆先発した阪神の才木浩人投手(26)は5回7安打1失点、92球でマウンドを降りた。四回まで毎回安打、二回以降は毎回得点圏に走者を背負うも、要所で三振を奪って無失点投球。五回に先頭の丸にソロ本塁打を浴びて今季巨人戦4試合目で初失点を喫したが、許したのはその1点のみ。11勝の権利を持って降板し、六回にはラファエル・ドリス投手(37)が登板。強力リリーフ陣に後を託す。
◆先発した阪神の才木浩人投手(26)は5回7安打1失点、92球でマウンドを降りた。四回まで毎回安打、二回以降は毎回得点圏に走者を背負うも、要所で三振を奪って無失点投球。五回に先頭の丸にソロ本塁打を浴びて今季巨人戦4試合目で初失点を喫したが、許したのはその1点のみ。11勝の権利を持って降板した。才木は「対戦回数も多い相手で、もう少し工夫が必要でした。毎回のようにランナーを出して守備からリズムがつくれませんでしたが、粘りの投球というのできたと思います」とコメントした。
◆巨人・岡本和真内野手(29)が第4打席で内野安打を放ち、復帰後初安打をマークした。1-3の八回1死。阪神・石井のスライダーをはじき返し、打球は二遊間へ。遊撃・小幡が飛び込んで捕球し送球したが、内野安打となった。岡本は5月6日の阪神戦で左肘靱帯(じんたい)損傷を負い、長期離脱を余儀なくされた。「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催された16日の阪神戦(東京ドーム)から「4番・三塁」で復帰したが、2打数無安打1四球。この日は三ゴロ、空振り三振、遊直に倒れていた。
◆阪神・石井大智投手(27)が3―1の八回に登板し、40試合連続無失点の日本記録を樹立した。4番手で登板すると、先頭の泉口を中飛に打ち取ったが、岡本は遊撃への内野安打を許した。続く、キャベッジはフルカウントから最後は内角への150キロ直球で見逃し三振、岸田は右飛に打ち取ると、虎党から大きな歓声がわいた。
◆阪神が接戦を制し、カード勝ち越し。優勝へのマジックナンバーを「22」とした。0-0の四回に高寺望夢内野手(22)、坂本誠志郎捕手(31)の連続適時打で3点を奪うと、先発した才木浩人投手(26)は5回7安打1失点。五回に丸にソロ本塁打を浴びて今季巨人戦初失点を喫したが、粘りの投球でリーグ最多に並ぶ11勝目をつかんだ。3-1の八回には石井大智投手(28)が4番手で登板し、1回を無得点で抑えた。これで、4月5日の巨人戦(東京ドーム)から40試合連続無失点。13日の広島戦(マツダ)で平良(西武)が2021年に記録した39試合連続無失点に並び、日本新記録を樹立した。
◆阪神が1988年開場の東京ドームで年間最多の9勝(3敗)を記録し、優勝マジックを2減の「22」とした。四回2死一、三塁、高寺望夢内野手(22)の右前適時打と敵失で2点を先取。さらに2死三塁から坂本誠志郎捕手(31)の右前打で加点した。才木浩人投手(26)が5回1失点降板後はラファエル・ドリス(37)、及川雅貴(24)、石井大智(28)、岩崎優(34)の4投手がつないだ。石井はNPB新記録の40戦連続無失点。リーグトップタイの11勝目(5敗)の才木は24年7月30日(甲子園)からG戦7連勝を飾った。4打数2三振の佐藤輝明内野手(26)は13日広島戦(マツダ)から今季ワーストの17打席連続無安打。貯金25は今季最多(成績=66勝41敗2分、観衆=4万2368人)。
◆セ・リーグ2位の巨人は首位・阪神に連敗し、今カード1勝2敗で13ゲーム差に広げられた。阿部慎之助監督(46)は2点を追う九回無死一、二塁で代打・増田大がスリーバント失敗となった場面に「ああいう決めなきゃいけない...すごく難しいんですけどね」と肩を落とした。試合を通して走者を進めたい場面で打者が凡退するなど好機拡大に苦労した。守備のミスが失点に絡む場面もあり、指揮官は「そういうのができたら勝てる。できなかったら負ける。だいたい、ミスしたら負けますから」と悔やんだ。3点を追う五回に丸の右越え4号ソロで、阪神・才木から昨年8月31日の一回以来36イニングぶりの得点を記録したが、それが唯一の反撃だった。阿部監督は「とにかく前を向いてやるしかない。こんだけ阪神にやられっぱなしですけど、まだ優勝(の可能性)は0パーセントになったわけではないのであきらめちゃいけないと思います。これからまた全部勝つつもりでやるしかない」と気を引き締めた。
◆阪神が1988年開場の東京ドームで年間最多の9勝(3敗)を記録し、優勝マジックを2減の「22」とした。四回2死一、三塁、高寺望夢内野手(22)の右前適時打と敵失で2点を先取。さらに2死三塁から坂本誠志郎捕手(31)の右前打で加点した。才木浩人投手(26)が5回1失点降板後はラファエル・ドリス(37)、及川雅貴(24)、石井大智(28)、岩崎優(34)の4投手がつないだ。石井はNPB新記録の40戦連続無失点。リーグトップタイの11勝目(5敗)の才木は24年7月30日(甲子園)からG戦7連勝を飾った。4打数2三振の佐藤輝明内野手(26)は13日広島戦(マツダ)から今季ワーストの17打席連続無安打。貯金25は今季最多。
◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(78)は巨人戦7連勝を飾った阪神・才木浩人投手(26)を絶賛した。伝統の一戦は、いつも特別だった。大先輩から「巨人にだけは負けてはダメ」と教えられて育ったし、長嶋茂雄さん、王貞治さん相手に投げる緊張感はすさまじかった。巨人戦に対する思いは昔も今も変わらない。だから巨人相手に好投を繰り返す才木の姿は本当に誇らしい。7安打を浴び、毎回のようにピンチを招いた。才木自身は満足のいく内容ではなかっただろう。そこは伝統の一戦だからこそ、だ。阪神にとってもだが、巨人にとっても伝統の一戦。対戦成績で一方的に差を付けられ、才木には今季1点を奪えていなかった巨人打線が懸命にジャストミートしてきた。それがヒットゾーンに飛んだ。やられっぱなしは許されない空気が巨人にもあった。それでも5回1失点は「さすが才木」。六回からの継投には驚いたが、自慢の救援陣がいるから可能な継投だし、藤川監督の英断だろう。この思い切った交代の積み重ねが、石井の日本新記録にもつながった。才木同様に誇らしい存在だ。
◆阪神が1988年開場の東京ドームで年間最多の9勝(3敗)を記録し、優勝マジックを2減の「22」とした。四回2死一、三塁、高寺望夢内野手(22)の右前適時打と敵失で2点を先取。さらに2死三塁から坂本誠志郎捕手(31)の右前打で加点した。才木浩人投手(26)が5回1失点降板後はラファエル・ドリス(37)、及川雅貴(24)、石井大智(28)、岩崎優(34)の4投手がつないだ。石井はNPB新記録の40戦連続無失点。リーグトップタイの11勝目(5敗)の才木は24年7月30日(甲子園)からG戦7連勝を飾った。4打数2三振の佐藤輝明内野手(26)は13日広島戦(マツダ)から今季ワーストの17打席連続無安打。貯金25は今季最多。
◆阪神が1988年開場の東京ドームで年間最多の9勝(3敗)を記録し、優勝マジックを2減の「22」とした。
◆阪神が逃げ切った。四回に高寺、坂本の連続適時打などで3点を奪い、5投手でつないでリードを守った。才木は5回を1失点でリーグトップに並ぶ11勝目、岩崎は24セーブ目をそれぞれ挙げた。巨人はチャンスを生かせなかった。阪神のデータは以下のとおり。?阪神・石井が4月5日の巨人戦(東京ドーム)から40試合連続無失点。2021年の西武・平良海馬の39試合を抜き、プロ野球新記録を樹立した。?才木が今季11勝目(5敗)を挙げてリーグトップのDeNA・東に並んだ。対巨人は24年7月30日(甲子園)から7連勝。阪神の投手が対巨人7連勝以上したのは、1947-48年の梶岡忠義(8連勝)、79年の小林繁(8連勝)、09-11年の能見篤史(8連勝)、21-23年の青柳晃洋(7連勝)に次いで5人目。?チームは巨人との対戦成績を15勝6敗とし、そのうち東京ドームでは9勝3敗と大きく勝ち越し。本拠地制となった52年以降、巨人の本拠地で巨人を相手にシーズン9勝は後楽園の61、75年、東京ドームの04、07、22、23年の各8勝を上回る最多記録。
◆九回に登板した阪神・岩崎優投手(34)は先頭から連打で無死一、二塁とピンチを招いたが、後続を抑え、24セーブ目を挙げた。1日のヤクルト戦(神宮)以来の登板にも「一回投げたので、また来週からしっかり投げたいと思います」と気を引き締めた。石井大智投手(28)の日本新記録については「まだまだ止まっていないし、更新中なので、まだまだやってくれるんじゃないですか」と期待を込めた。
◆セ・リーグ2位の巨人は首位阪神に2連敗し、今季最大タイの13ゲーム差をつけられた。2点を追う九回に無死一、二塁と反撃ムードをつくったが、代打で送ったバントの名手、増田大がまさかの失敗。後続も倒れ、阿部慎之助監督(46)は「ああいう決めなきゃいけない...。すごく難しいんですけどね」と苦言を飲み込んだ。一回、三回と丸が先頭で安打を放つも2番・若林が凡退。試合を通して走者を進められない場面が多く、失点には右翼手・丸の失策も絡んだ。指揮官は「そういうのができたら勝てる。できなかったら負ける。だいたいミスしたら負けますから」と落胆。五回の丸の4号ソロで苦手の阪神・才木から36イニングぶりの得点を記録したのが精いっぱいだった。16日の「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」に続く敗戦で今カード1勝2敗となり、今季の阪神戦は4試合を残して6勝15敗。「阪神にやられっぱなしですけど、まだ優勝(の可能性)は0%になったわけではない。諦めちゃいけない。これからまた全部勝つつもりでやるしかない」とチームを鼓舞した。(谷川直之)
◆試合の均衡を破る一打にたまらず右手を突き上げた。強い阪神を象徴する伏兵の曲芸打。高寺望夢内野手(22)が決勝打を放った。「2死で得点圏だったので、『打ちたいな』と思っていたら打てたので、思わず(ガッツポーズが)出ちゃいました」2試合ぶりの先発出場。四回2死一、三塁の好機だった。赤星のフォークにバットを合わせると、打球は右前へ。丸が後逸する間に、走者2人が生還した。藤川球児監督(45)は「打った瞬間にガッツポーズしているのが背中越しに見えたんですけど...まだ早いですね」とニヤリ。16日の20回戦に「7番・左翼」で出場し猛打賞をマークした中川勇斗捕手(21)、そして前川右京外野手(22)と、若虎3人衆が繰り広げる左翼争いを「日々良かったり、悪かったり、若者だなという感じがしますから今は修行中じゃないですか」と期待して見つめている。高寺は8月打率・379と好調を維持。「しっかり続けていけるように頑張っていきたい」と力を込めた。次は指揮官も納得のガッツポーズで勝利の一打を飾る。(原田遼太郎)
◆阪神・佐藤輝明内野手(26)は4打数無安打2三振に終わり、今季最長の17打席連続ノーヒットとなった。10日ヤクルト戦(京セラ)の第5打席で二塁打を放ったが、12日の広島戦(マツダ)を休養のため欠場。そこから快音が止まっている。ただ第4打席の捉えた中飛に「いい打球が打ててよかった。切り替えて頑張ります」と前を向いた。
◆巨人・丸佳浩外野手が五回の4号ソロを含む、今季初の3安打をマーク。「1スイングで前に飛ばすことができたことが、今日の結果につながった」と右翼スタンド上段へ放り込んだ。四回、右翼で複数失点につながる打球後逸を犯しただけに「チームに迷惑をかけたので、その分取り返したかった」とコメントした。
◆阪神・大山悠輔内野手(30)は四回2死一塁から右前打でチャンスを拡大。高寺望夢内野手(22)の先制打を演出した。六回にも2死から左中間への二塁打を放ち、複数安打。試合後は「勝ってよかったです。それが一番です」と話し、球場を後にした。
◆七回に3番手で登板した阪神・及川雅貴投手(24)は2死から前の打席で本塁打を放った丸に四球を出したが、若林を空振り三振に仕留めた。「丸選手の四球は今日は当たっていたので難しいところもあったのですが、その後、引きずらずに抑えられたので、何とか切り替えられて良かった」。16試合連続無失点で防御率0・73。抜群の安定感を見せている。
◆阪神・坂本誠志郎捕手(31)は石井大智投手(28)の大記録を好リード。登板した八回は3番から始まる好打順だったが、岡本の内野安打1本のみに抑えた。「どういう場面でも誰が相手でも臆することなく向かっていくし、自分のボールを信じて、あとはしっかり準備してマウンドに上がってくるので、僕もそれを信じていくだけ。すごく頼もしいと思います」打席では高寺望夢内野手(22)のタイムリーで2―0とした四回に2死三塁から甘く入った直球を右前へ運び、貴重な3点目を挙げた。「1点でも多くないと、しんどい球場なので良かったです」と振り返った。7試合連続ヒットで打撃でも投手を支えている。
◆六回に2番手で登板した阪神ラファエル・ドリス投手(37)は5番キャベッジからの打順を三者凡退に抑えて、2試合連続ホールド。「先頭がすごく大事だった。ボールが先行しましたが、粘ってアウトを取ることができた。そこが一番よかった」と満足げ。石井大智投手(28)の新記録については「自分もそういう記録を達成した選手とともに、いられることがすごく誇らしい」と刺激を受けた。
◆また巨人から白星をつかんだ。阪神・才木浩人投手(26)は5回1失点で今季11勝目(5敗)。メモリアル登板となった石井大智投手(28)を笑顔で迎え入れた。「『うぇ~い』って言っていました」とニヤリ。「きょうで40試合(連続無失点)ですもんね。自分の試合で投げてもらって(記録)を目の前で見られた。そういう選手が味方にいるのは、すごく心強いです」粘りの投球だった。二回に1死二、三塁のピンチを招いたが、中山を二ゴロ、赤星を空振り三振に仕留めて無失点。三回は1死一、二塁でクリーンアップと対峙したが、岡本、キャベッジを連続三振に斬ってピンチを脱出した。以降も毎回、得点圏に走者を背負いながらも、リードを守った。四回までゼロを並べたが、3-0の五回に「巨人打線のタイミングが合っていた」と話した直球を丸に右翼席へ運ばれた。これが今季巨人戦4試合、24イニング目での初失点。それでも勝利を飾り、21-23年の青柳以来、球団では5人目の巨人戦7連勝を決めた。「まず第一はチームが勝つことなんで。5回しか投げ切れなかったですけど、なんとか追いつかれずにいけたのは、最低限っていうところでは良かった」前回登板だった10日のヤクルト戦(京セラ)では126球。9回完投した。馬力は残っていたが、あえてタオルを投げた藤川球児監督(45)は「本人はまだ投げたいでしょうけど、投げられてもあと1イニングですから」と説明。強力リリーフ陣へのシナリオは早くから描かれていた。自身初の投手タイトルも見えてきた。11勝、防御率1・57はともにリーグトップ。さらにこの日の5奪三振で、3年連続シーズン100奪三振を達成した。現在2冠のエースは「まだ(シーズン)途中なんで」と気負わず「タイトルに関係なくゼロでいくのが一番いい。しっかり自分の役割が果たせるように」と力を込めた。「これから終盤にかけてしっかりやっていかないといけない。(救援陣に)毎回助けられているので、なんとか自分が長いイニングを投げてというのもできたら」2023年のリーグ優勝試合(9月14日の巨人戦=甲子園)では7回1失点で勝利投手になった。V奪回に向けて懸命に腕を振ることが、個人の栄冠にもつながる道だ。(萩原翔)阪神・才木が今季11勝目(5敗)を挙げてリーグトップのDeNA・東に並んだ。対巨人は24年7月30日(甲子園)から7連勝。阪神の投手が対巨人7連勝以上したのは、1947-48年の梶岡忠義(8連勝)、79年の小林繁(8連勝)、09-11年の能見篤史(8連勝)、21-23年の青柳晃洋(7連勝)に次いで5人目
◆伝統の一戦で決めた! 阪神・石井大智投手(28)が八回に登板し、1回を無失点。40試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立し、3-1での勝利に貢献した。今季最多の貯金25で、優勝マジックナンバーは22。巨人とは今季最大タイの13ゲーム差と広がった。再びセ・リーグの貯金を独占。アッパレすぎる鉄腕や!プロ野球の歴史が変わった瞬間、東京ドームは耳をつんざくような歓声がわき上がった。立ち上がった虎党から「おめでとう」の声が飛ぶ。40試合連続無失点を達成した石井は〝ウイニングボール〟を手に、照れくさそうな笑顔を浮かべた。「結果は自分の中で左右はできないので、準備はしっかりとプライドをもってやってきたつもりです」最近は守護神の役目を果たしてきたが、この日は3-1の八回が出番。泉口、岡本、キャベッジのクリーンアップを封じることを求められた。1死から岡本に遊撃内野安打を許し、キャベッジには初球から3球連続ボールも、最後は150キロ直球で見逃し三振。岸田を右飛に仕留めて、39試合で並んでいた21年の平良(西武)を追い抜いた。
◆40試合連続無失点を達成した阪神・石井が昨オフに通っていたのが、兵庫・西宮市のキックボクシングジム「ファイヤーファイターズジム」。同ジムの代表を務める元プロキックボクサーの金谷英樹トレーナー(38)が石井のフィジカル面を分析し、祝福のメッセージをつづった。石井さん、おめでとうございます。すごいとしか言いようがないです。キックボクシングが初めてだった石井さんは、野球と似たような動きがあるということで、うちのジムの看板を見て、飛び込みできてくれました。私は対初心者というつもりでいたのですが、大きな間違いだったことに気づきました。とても頭がいいし、すべてのレベルが高い。ベテランの方が気をつけるようなことを質問されたり、驚きの連続で...。オフの間、2カ月ほど一緒に過ごさせていただきました。石井さんの最大の武器は脚力です。パンチを繰り出すときに大切なのは腕ではなく足。そして、体幹をしっかりと使った体重移動。先に腕を出すのではなく、体をねじって、肩甲骨を動かす。石井さんはバランスがとにかく優れていました。筋肉への伝え方がうまいからこそ、パワーが出ます。強弱をつけるのも上手。たとえばパンチを3、4発打つ場合、すべて10割で打てば遅くなり疲れやすくなります。脱力して最後、決めるときに力を入れる。石井さんは最初から抜群でした。利き腕と反対側の筋肉を強化したいという要望を受け、左構えにしてもらって支点も強化しました。体のことを緻密に計算されていて、メニューを提案して頂いたり。このまま練習を続けていけばキックボクシング界でも相当な選手になっただろうと思うぐらいです。私がどこまで力になれたかは分かりませんが、新記録、本当にうれしいですね。石井さんと出会ったことで、私も野球を見るようになりました。これからも活躍を願っています。(元プロキックボクサー)■金谷 英樹(かなたに・ひでき) 1986(昭和61)年10月24日生まれ、38歳。兵庫・神戸市出身。14歳で空手を始め、17歳からキックボクシングへ。その後、プロとしてタイなどで活躍。消防士を経て、2021年に西宮市内でキックボクシングジム「ファイヤーファイターズジム」を開業。パーソナル、クラストレーニングなどを行う。
◆よぉ日本一!! 石井大智投手、40試合連続無失点のプロ野球記録達成、スゲ~スゲ~のおめでとう!! 若い虎党の皆さ~ん、この『小さな大投手・石井伝説』を永遠に語り伝えてくれよ~!!これはただ記録を作ったというだけでなく、その間の6月6日、頭部打球直撃で救急車に運ばれ野球生命さえ危ぶまれたことや...。そして、同29日の2軍の復帰マウンドでは3者連続三球三振で虎党に歓喜の涙を与えたこと!! さらにはドラフトで阪神8巡目、プロ野球全体の最後の最後74番目どんべ(びり)から始まったことなど、こんなドラマに満ちた日本記録、他にあるか~!! 俺ウルウルしてきたわ。一方で試合は、これが現在の両チームの力の差です。先発の才木、五回まで毎回の7安打を許しているのに巨人打線が助けてくれた? 失点は丸の一発のみ。高寺、坂本の下位打線のタイムリーは勝負強かったけど、加えて丸の得点をくれるエラーや九回無死一、二塁での増田大のバント失敗やら...。ついに時代は巨人から阪神に変わった。2025年の夏も語り継いでくれよ~!!
◆今年の巨人-阪神の、集大成ともいえる試合だった。力と力の勝負で、実力差が明らかに出た。阪神は、それほど得点が入らなくても、ここ一番で打線がつながる。相手のミスにも乗じて、追加点を奪う。実に効果的で、効率がいい。また、この強さを増幅しているのが、石井だ。日本記録、よくやった。中継ぎとはいえ、40試合も抑え続けるとは、立派なもの。今年の阪神の強さを象徴しているよ。もちろん、この日の才木、前日の村上と、先発陣にも差がある。投打にわたって、この選手がいるから強い、と思わせる役者が、そろっている。対して巨人は、上から下まで同じような選手ばかり。これほどハッキリ結果に表れると、さすがに実力差。そう納得するしかないシーズンだったと思うよ。まだ対戦は残っているし、プレーオフでも顔を合わせることになりそうだけど、来年以降も考え、阪神のチーム作りを参考にすべきではないかな。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆トラ番・萩原翔は感動のセレモニーから一夜明けてもまだ、余韻に浸っていた。「長嶋さんのおかげで、こうして野球が盛り上がっているんですね」ミスターの現役時代どころか、監督時代すら記憶にない萩原記者にとっても感動の「8・16」だったようだ。ただ、残念なことがあったとか。「スタンド全員がタオルを掲げて文字を浮かび上がらせたじゃないですか。左翼スタンドの阪神ファンも協力しているのに、記者席だけはタオルが掲げられていなかったんですよ。渡してもらえれば、ボクも掲げたのに。360度...でなかったのが悔しいです」なるほど。各球場のみなさま、今後のセレモニーの際の参考にしてください。ホームもアウェーも関係ない世界を築くためなら、記者も協力しますので!「どちらのホームか、分かりません!」17日のテレビ中継で日本テレビのアナウンサーが叫んでいた。四回、高寺が先制タイムリーを放った場面だった。阪神ファンの大声援は日本全国、どこへ行ってもすさまじい。ただ、東京ドームだけは「巨人の聖地」。巨人ファンを虎党が圧倒する、という実況は長い取材経験でも聞いたことがない...。いや、一度あった。思い出した。2013年夏。伝統の一戦の七回終了後のこと。両軍の翌日の先発投手が発表された。「明日の予告先発投手を発表します。阪神。藤浪晋太郎」この場内アナウンスの瞬間、ドーム内の360度から大歓声が沸き起こったのだ。「すごい! ここは東京ドームですが...。巨人のホームとは思えない大歓声です」実況アナが驚がくして叫んでいるのが、放送席から聞こえてきた。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
66 | 41 | 2 | 0.617 (↑0.004) | M22 (↑2) |
34 | 372 (+3) | 253 (+1) | 68 (-) | 84 (-) |
0.244 (-) | 2.060 (↑0.01) |
2 (-) |
巨人 |
52 | 53 | 3 | 0.495 (↓0.005) | 13 (↓1) |
35 | 318 (+1) | 320 (+3) | 68 (+1) | 43 (-) |
0.241 (-) | 2.650 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
50 | 52 | 5 | 0.490 (↑0.005) | 13.5 (-) |
36 | 353 (+5) | 332 (+4) | 70 (+1) | 51 (+1) |
0.240 (-) | 2.860 (↓0.01) |
4 (-) |
広島 |
46 | 56 | 5 | 0.451 (↓0.004) | 17.5 (↓1) |
36 | 325 (+2) | 347 (+7) | 55 (-) | 48 (-) |
0.241 (-) | 2.960 (↓0.04) |
5 (-) |
中日 |
47 | 59 | 2 | 0.443 (↓0.005) | 18.5 (↓1) |
35 | 288 (+4) | 331 (+5) | 58 (+1) | 64 (+1) |
0.226 (-) | 2.860 (↓0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
39 | 59 | 5 | 0.398 (↑0.006) | 22.5 (-) |
40 | 293 (+7) | 403 (+2) | 56 (+1) | 47 (+2) |
0.231 (↑0.002) | 3.520 (↑0.02) |
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