中日(★4対5☆)DeNA =リーグ戦20回戦(2025.08.17)・バンテリンドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:坂本 裕哉(3勝1敗0S)
(セーブ:入江 大生(3勝1敗18S))
敗戦投手:梅野 雄吾(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】ビシエド(1号・2回表ソロ)
【中日】上林 誠知(14号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが4連勝。DeNAは2点を追う8回表、2死二三塁から林の適時打が飛び出し、同点とする。そのまま迎えた延長12回には、林が今度は犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、7番手・坂本が今季3勝目。敗れた中日は、10回に1死満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆中日がDeNA先発藤浪晋太郎投手(31)対策として、9人全員左打者でスタメンを組んだ。【中日】<1>(中)岡林<2>(二)樋口<3>(右)上林<4>(一)ボスラー<5>(三)板山<6>(左)駿太<7>(捕)宇佐見<8>(投)松葉<9>(遊)土田移籍後初、NPB3年ぶりマウンドに上がる藤浪は、6日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)で7四死球と荒れ、右打者に2死球を与えていた。松中信彦打撃統括コーチ(51)は「全員左です。藤浪君も、もちろん当てようとして投げているわけではない。だが、右打者に抜けた球が来ると、死球ではなくても、踏み込めなくなったり、打撃が崩れてしまう。残り試合も少ないので、今、そうなってしまわないように」と説明。前日16日には宇佐見真吾捕手(32)、この日は板山祐太郎内野手(31)を1軍に昇格させ、左打者を補強していた。打撃の成長が著しい石伊雄太捕手(24)は15日DeNA戦でバントを試み右手人さし指を負傷。この日は打撃練習を再開したが、大事を取る意味もある。7月月間MVPの4番細川成也外野手(27)、15試合で3本塁打の新助っ人マイケル・チェイビス内野手(30)はベンチスタート。松中コーチは「左で藤浪君を早めに攻略して、そこから細川、チェイビスといつもの形に持っていきたい」と話す。前日5位に転落。今日、DeNAに敗れ3連敗となれば、借金は今季ワーストを更新する12となる。負けられない一戦での「9人全員左打線」は吉と出るか。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)がいよいよベールを脱ぐ。NPBでは阪神時代の22年以来3年ぶり、DeNA加入後は初登板となる。中日はスタメン9人全て左打者を並べた"対藤浪対策"を打ってきた。三浦大輔監督(51)は試合前「緊張もあると思いますけど、自分の力を出してくれればと思います」と期待を込めた。イニングの制限はなく、球数100球前後が目安になる模様。またダヤン・ビシエド内野手(36)も日本復帰後、古巣本拠地のバンテリンドームでは初スタメンとなる。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が1回を無失点に抑える上々の滑り出しを見せた。NPBでは阪神時代の22年以来3年ぶり、DeNA加入後は初登板。スタメン9人全て左打者を並べ"対藤浪対策"を打ってきた中日打線に球威のある直球で押した。1回先頭、岡林は146キロスプリットで投ゴロに仕留めると、続く樋口には154キロ直球を捉えられて右前打とされるも、上林をスプリットで空振り三振。その間に二盗を許すも、ボスラーを154キロ直球で強烈な当たりの一ゴロで切り抜け、立ち上がりは無失点ですべり出した。三浦大輔監督(51)は試合前「緊張もあると思いますけど、自分の力を出してくれればと思います」と期待を込めていた。イニングの制限はなく、球数100球前後が目安になる模様。前日には「自分のやることは変わらないので、とにかく自分のやるべきことに集中してマウンドに上がれればいいなと思います」と話していた。

◆この笑顔がたまらない初球をバックスクリーンへビシエド 史上48人目の全球団本塁打を達成?プロ野球(2025/8/17)??中日×DeNA??Live on DAZN #オレをみろ#baystars

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が、22年以来3年ぶりとなる1軍マウンドに上がった。初回から最速156キロを計測し、力強い投球で無失点のスタートを切った。直後の攻撃では、新加入のダヤン・ビシエド内野手(36)が中日先発の松葉から中越えソロを放って2点目を追加した。藤浪が投げて、ビシエドが打つ。阪神、中日でおなじみだった2人がそろってDeNAのユニホームを着て躍動する光景に、SNSでは「どこのチーム?」「5年前じゃ考えられない」「オールスターか?」と驚きの声が相次いだ。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が足を絡められて、2回にNPB復帰後初失点を喫した。2点リードの2回先頭は元阪神でチームメートだった板山。2ボールから154キロ直球を痛打されて右前打を浴びると、続くバントの構えを見せる駿太にはカウント3-1からエンドランを決められて無死一、三塁とピンチを拡大した。続く宇佐見にスプリットをバットに当てられてボテボテの遊ゴロ。これも一塁走者はスタートしているエンドランで、この間に1点を失った。それでも1死二塁からは投手の松葉を三ゴロ、9番土田をスライダーで空振り三振に仕留めてリードを守り切った。NPBでは阪神時代の22年以来3年ぶり、DeNA加入後は初登板。スタメン9人全て左打者を並べ"対藤浪対策"を打ってきた中日打線に1回は球威のある直球で押して無失点に封じていた。三浦大輔監督(51)は試合前「緊張もあると思いますけど、自分の力を出してくれればと思います」と期待を込めていた。イニングの制限はなく、球数100球前後が目安になる模様。前日には藤浪は「自分のやることは変わらないので、とにかく自分のやるべきことに集中してマウンドに上がれればいいなと思います」と話していた。

◆プロ3年目の樋口正修内野手(26)が1回に右前安打を放ち、うれしいプロ初安打をマークした。DeNA先発藤浪対策として左打ちの樋口が2番・二塁で、5月23日阪神戦以来、今季4度目のスタメン起用。1回1死走者なしでの第1打席、1ボール1ストライクからの3球目、154キロ直球を右前へ運んだ。「正直、1本出るまで不安でしたが、打ててホッとしています。引き続きチームに貢献できるように頑張ります」とコメントした。今季15打席目、プロ19打席目での初安打となり、続く上林の時に二盗を成功。今季5個目の盗塁を決めた。樋口はBCリーグ埼玉から22年育成ドラフト3位で入団。同年7月28日に支配下登録された。今季は主に代走、守備固めとして出場している。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)がNPB復帰後初四球から暴投が重なってピンチを招くも土俵際で踏ん張った。1点リードの3回先頭、中日ボスラーに際どい球を見極められて四球で出塁を許した。続く板山への4球目スプリットだった。大きく引っかけて左打席内で弾む暴投で無死二塁とされた。それでも粘った。板山をスライダーで空振り三振に斬ると、駿太には投前の内野安打とされるも、1死一、三塁から宇佐見を三ゴロ併殺打。無失点でしのぐとグラブをたたいて豪快なガッツポーズを見せ、捕手の戸柱ともハグで喜びをあらわにした。1回は150キロ超の直球で押して無失点で立ち上がるも、2点リードの2回にエンドランを絡められて内野ゴロの間に1点を失っていた。NPBでは阪神時代の22年以来3年ぶり、DeNA加入後は初登板。スタメン9人全て左打者を並べ"対藤浪対策"を打ってきた中日打線に4回まで4安打1失点と粘投を続けている。三浦大輔監督(51)は試合前「緊張もあると思いますけど、自分の力を出してくれればと思います」と期待を込めていた。イニングの制限はなく、球数100球前後が目安になる模様。前日には藤浪は「自分のやることは変わらないので、とにかく自分のやるべきことに集中してマウンドに上がれればいいなと思います」と話していた。6日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)では移籍後3度目の先発も、4回途中3安打5失点7四死球で降板。再び2軍での最終調整を経て1軍デビューをする予定だったが、10日巨人戦(横浜)に先発予定だったトレバー・バウアー投手(34)が先発を回避。空きが出た先発枠に藤浪が緊急昇格し、デビューすることになった。

◆絶好調のDeNA蝦名達夫外野手(27)がアクシデントに見舞われた。5回1死、中日松葉の直球が左膝を直撃。痛みをこらえるもその場から動けず、肩を借りてベンチ裏治療に下がっていった。数分後には治療を終えて小走りで一塁ベースへ向かい、場内や左翼席のDeNAファンから温かい拍手が送られた。蝦名は8月に入ってから絶好調をキープ。試合前時点で8月は打率4割6分5厘、3本塁打、OPS1・267と無双状態だった。この日の第1打席でも二塁打を放って16試合連続安打としていた。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が5回5安打1失点5奪三振1四球と粘投で移籍後初登板を終えた。阪神時代の22年9月23日以来、1059日ぶりの勝ち投手の権利を持ったままの降板となった。だが降板直後の6回無死から、2番手中川が1球目を中日上林に同点本塁打とされ、藤浪の白星は消滅した。藤浪は立ち上がりの1回を無失点に抑える上々の滑り出しを見せた。スタメン9人全て左打者を並べ"対藤浪対策"を打ってきた中日打線に球威のある直球で押した。1回先頭、岡林は146キロスプリットで投ゴロに仕留めると、続く樋口には154キロ直球を捉えられて右前打とされるも、上林をスプリットで空振り三振。その間に二盗を許すも、ボスラーを154キロ直球で強烈な当たりの一ゴロで切り抜けた。しかし2回に足を絡められて、NPB復帰後初失点を喫した。2点リードの2回先頭は元阪神でチームメートだった板山。2ボールから154キロ直球を痛打されて右前打を浴びると、続くバントの構えを見せる駿太にはカウント3-1からエンドランを決められて無死一、三塁とピンチを拡大した。続く宇佐見にスプリットをバットに当てられてボテボテの遊ゴロ。これも一塁走者はスタートしているエンドランで、この間に1点を失った。それでも1死二塁からは投手の松葉を三ゴロ、9番土田をスライダーで空振り三振に仕留めてリードを守り切った。3回は初めての3者凡退で終えると、1点リードの4回にはNPB復帰後初四球から暴投が重なってピンチを招くも土俵際で踏ん張った。先頭ボスラーに際どい球を見極められて四球で出塁を許した。続く板山への4球目スプリットだった。大きく引っかけて左打席内で弾む暴投で無死二塁とされた。それでも粘った。板山をスライダーで空振り三振に斬ると、駿太には投前の内野安打とされるも、1死一、三塁から宇佐見を三ゴロ併殺打。無失点でしのぐとグラブを叩いて豪快なガッツポーズを見せ、捕手の戸柱ともハグで喜びをあらわにした。5回は先頭の投手・松葉に粘られて7球目を中前打とされるも、続く3人を打ち取って危なげなく無失点。86球を投げて、5回5安打1失点5奪三振1四球で最速は156キロだった。三浦大輔監督(51)は試合前「緊張もあると思いますけど、自分の力を出してくれればと思います」と期待を込めていた。前日には藤浪は「自分のやることは変わらないので、とにかく自分のやるべきことに集中してマウンドに上がれればいいなと思います」と話していた。6日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)では移籍後3度目の先発も、4回途中3安打5失点7四死球で降板。再び2軍での最終調整を経て1軍デビューをする予定だったが、10日巨人戦(横浜)に先発予定だったトレバー・バウアー投手(34)が先発を回避。空きが出た先発枠に藤浪が緊急昇格し、デビューすることになった。

◆中日上林誠知外野手(30)が6回に2戦ぶりの14号ソロを放ち、同点に追いついた。1点リードで勝利投手の権利を持ち、DeNA先発藤浪が5回1失点で降板。6回2番手で登板した中川虎の初球、148キロ直球を右翼席へ運んだ。「3連敗はできないという気持ちと、(先発の)松葉さんが頑張っているので、応えたいという気持ちが最高の形になってくれてよかった」とコメントした。藤浪対策で9人全員左を並べたオーダーの中、3番の上林は2打席連続三振だったが、投手が代わった3打席目で結果を出した。

◆DeNA蝦名達夫外野手(27)が、8月に入って5個目の死球を受け、これでリーグ3位タイの7死球となった。1点リードの5回、1死走者なしの場面で、中日先発松葉の直球が左膝に直撃。蝦名は思わず手を地面につき、苦悶の表情を浮かべた。ベンチに戻り、数分間の治療を受けたあと、再びグラウンドに姿を現し、一塁まで走って戻った。しかし7回には、左つま先にも死球を受け、2打席連続死球。思わず詰め寄るような怒りの表情をみせた。ここで中日井上監督は継投を決断。先発松葉に代わって藤嶋がマウンドに上がった。外野手のレギュラーに定着中の蝦名は、16試合連続安打をマーク。試合前時点で8月の打率は、4割6分5厘、3本塁打と好調をキープしている。

◆中日はDeNA20回戦で今季の主催試合での観客動員数が200万人を突破したと発表した。この日も3万6304人と満員で、主催58試合目(地方開催2試合含む)で合計201万2888人となった。昨季は8月29日、62試合目(地方開催2試合含む)で、今季は4試合早く大台を突破した。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が5回5安打1失点5奪三振1四球と粘投で移籍後初登板を終えた。阪神時代の22年9月23日以来、1059日ぶりの勝ち投手の権利を持ったままの降板となった。だが降板直後の6回無死から、2番手中川が1球目を中日上林に同点本塁打とされ、藤浪の白星は消滅した。藤浪は「初登板でしたが、落ち着いて投げられましたし内容はまずまず良かったかなと思います。ただ早いイニングでの交代となり中継ぎに負担をかけてしまいました。しっかり振り返りをして次回チャンスがあれば、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」とコメントした。立ち上がりの1回を無失点に抑える上々の滑り出しを見せた。スタメン9人全て左打者を並べ"対藤浪対策"を打ってきた中日打線に球威のある直球で押した。1回先頭、岡林は146キロスプリットで投ゴロに仕留めると、続く樋口には154キロ直球を捉えられて右前打とされるも、上林をスプリットで空振り三振。その間に二盗を許すも、ボスラーを154キロ直球で強烈な当たりの一ゴロで切り抜けた。しかし2回に足を絡められて、NPB復帰後初失点を喫した。2点リードの2回先頭は元阪神でチームメートだった板山。2ボールから154キロ直球を痛打されて右前打を浴びると、続くバントの構えを見せる駿太にはカウント3-1からエンドランを決められて無死一、三塁とピンチを拡大した。続く宇佐見にスプリットをバットに当てられてボテボテの遊ゴロ。これも一塁走者はスタートしているエンドランで、この間に1点を失った。それでも1死二塁からは投手の松葉を三ゴロ、9番土田をスライダーで空振り三振に仕留めてリードを守り切った。3回は初めての3者凡退で終えると、1点リードの4回にはNPB復帰後初四球から暴投が重なってピンチを招くも土俵際で踏ん張った。先頭ボスラーに際どい球を見極められて四球で出塁を許した。続く板山への4球目スプリットだった。大きく引っかけて左打席内で弾む暴投で無死二塁とされた。それでも粘った。板山をスライダーで空振り三振に斬ると、駿太には投前の内野安打とされるも、1死一、三塁から宇佐見を三ゴロ併殺打。無失点でしのぐとグラブを叩いて豪快なガッツポーズを見せ、捕手の戸柱ともハグで喜びをあらわにした。5回は先頭の投手・松葉に粘られて7球目を中前打とされるも、続く3人を打ち取って危なげなく無失点。86球を投げて、5回5安打1失点5奪三振1四球で最速は156キロだった。6日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)では移籍後3度目の先発も、4回途中3安打5失点7四死球で降板。再び2軍での最終調整を経て1軍デビューをする予定だったが、10日巨人戦(横浜)に先発予定だったトレバー・バウアー投手(34)が先発を回避。空きが出た先発枠に藤浪が緊急昇格し、デビューすることになった。

◆DAZNで解説を務めた元中日の宇野勝氏(67)が、2点のリードを守れなかった中日清水達也投手(25)の投球を悔やんだ。清水は2点リードの8回に3番手で登板。先頭の佐野に左前打を許したが、宮崎には鋭く落ちるフォークで体勢を崩しながら空振り三振に仕留めた。だが、続く元同僚のビシエドに右前打を許し、代走の三森に二盗を決められてなおも2死二、三塁のピンチを背負った。ここで林に一、二塁間を抜ける右前適時打。右翼手上林がバックホームするも、二走三森の俊足が勝り、2人の走者が生還して同点に追いつかれた。宇野氏は「ちょっとフォークボールが多いかなと。良いフォークもあるんですけど、今のはストライクゾーンに入ってきた感じ。高めのフォークはあまり変化せず、ボール球になってしまうこともある」と残念そうに振り返った。

◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が2回に中越えへ今季1号ソロを放った。昨季まで所属した中日との一戦。先頭で、松葉の初球を捉えた。ビシエドが2回に本塁打を放ち、中日戦で初アーチ。現12球団すべてから本塁打を記録した。全球団から本塁打は24年8月4日阿部(楽天)以来プロ野球48人目。外国人選手では21年6月13日バレンティン(ソフトバンク)以来17人目。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が5回5安打1失点5奪三振1四球と粘投で移籍後初登板を終えた。スタメン9人全て左打者を並べ"藤浪対策"で臨んだ中日打線を球威のある直球で押した。阪神時代の22年9月23日以来、1059日ぶりの勝ち投手の権利を持ったままの降板となったが、降板直後の6回無死から、2番手中川が1球目を中日上林に同点本塁打とされ、藤浪の白星は消滅した。藤浪は「初登板でしたが、落ち着いて投げられましたし内容はまずまず良かったかなと思います。ただ早いイニングでの交代となり中継ぎに負担をかけてしまいました。しっかり振り返りをして次回チャンスがあれば、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」とコメントした。スタメン全員左打ち 20年巨人は9月16日阪神戦で、青柳対策として球団史上初めて全員左打者を並べた(両打ちの若林を含む)。23年広島でも5月19日阪神戦で、青柳対策に全員左打者を起用。12年楽天では、7月7日西武戦で牧田の対策で9人全員左打者を並べた(両打ちの松井を含む)。ちなみに、藤浪がスタメン全員左打者を並べられたのは初めて。

◆中日が延長12回に力尽き、DeNAに3連敗した。借金は今季ワーストを更新する12となった。2イニング目の梅野雄吾投手(26)が無死満塁のピンチをつくり、戸柱は空振り三振も、林に決勝の中犠飛を許した。3位DeNAとは5ゲーム差に開いた。中日は延長戦4連敗。すべて8月の試合で、シーズン終盤に入り競り負けが続いている。この日は移籍後初、NPB3年ぶり先発のDeNA藤浪対策として全員左打線を組んだ。だが、4番細川成也外野手(27)ら右の主力を欠き、藤浪に5回1失点に抑えられた。藤浪は1点リードで勝ち投手の権利を持ったまま降板した。6回、2番手中川虎から上林誠知外野手(30)が右翼へ14号ソロを放ち同点に追いついた。7回は3番手宮城に対して、2死走者なしから一、二塁のチャンスをつくると、代打細川も四球で満塁。続く上林の2球目が暴投となり2点を勝ち越した。だが、8回の男清水達也投手(25)がつかまり、林に同点の2点適時打を許し、延長戦に突入していた。

◆DeNAが4時間半超の大熱戦を制して、約2カ月半ぶりの4連勝を決めた。同点の延長12回に林琢真内野手(24)が決勝犠飛。午後1時30分に開始した試合は午後6時を回ってようやく終了となり、これまでの今季最長だった4月2日阪神戦(京セラドーム大阪)を上回って今季最長試合時間を更新した。先発の藤浪晋太郎投手(31)が5回5安打1失点5奪三振1四球と粘投で移籍後初登板を終えた。阪神時代の22年9月23日以来、1059日ぶりの勝ち投手の権利を持ったままの降板となったが、直後の6回無死から、2番手中川が1球目を中日上林に同点本塁打とされ、白星は消滅した。注目を浴びた初登板。立ち上がりの1回は無失点に抑える上々の滑り出しを見せた。スタメン9人全て左打者を並べ"対藤浪対策"を打ってきた中日打線に球威のある直球で押した。2回に足を絡められて、NPB復帰後初失点。2点リードの2回先頭は元阪神でチームメートだった板山に2ボールから154キロ直球を痛打されて右前打を浴びると、続くバントの構えを見せる駿太にはカウント3-1からエンドランを決められて無死一、三塁とピンチを拡大した。続く宇佐見にスプリットをバットに当てられてボテボテの遊ゴロ。これも一塁走者はスタートしているエンドランで、この間に1点を失った。それでも1死二塁からは投手の松葉を三ゴロ、9番土田をスライダーで空振り三振に仕留めてリードを守り切った。3回は初めての3者凡退で終えると、1点リードの4回にはNPB復帰後初四球から暴投が重なってピンチを招くも土俵際で踏ん張った。先頭ボスラーに際どい球を見極められて四球で出塁を許した。続く板山への4球目スプリットだった。大きく引っかけて左打席内で弾む暴投で無死二塁とされた。それでも板山をスライダーで空振り三振に斬ると、駿太には投前の内野安打とされるも、1死一、三塁から宇佐見を三ゴロ併殺打。無失点でしのぐとグラブを叩いて豪快なガッツポーズを見せ、捕手の戸柱ともハグで喜びをあらわにした。5回は先頭の投手・松葉に粘られて7球目を中前打とされるも、続く3人を打ち取って危なげなく無失点。86球を投げて、5回5安打1失点5奪三振1四球で最速は156キロだった。藤浪は「初登板でしたが、落ち着いて投げられましたし内容はまずまず良かったかなと思います。ただ早いイニングでの交代となり中継ぎに負担をかけてしまいました。しっかり振り返りをして次回チャンスがあれば、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」とコメントした。しかし6回に2番手中川が1球でソロを浴びて移籍後初登板初勝利は消滅。7回には宮城のワイルドピッチで2点を勝ち越されて試合をひっくり返された。好調の打線は2点を追う8回に奮起。2死二、三塁から林が右前への同点に追い付く2点適時打。代走の三森も二盗&好走塁で本塁を陥れた。両軍膠着(こうちゃく)状態が続いた延長12回、林が決勝犠飛を放って勝ち越しに成功。延長12回裏は入江が登板して無失点に抑え、5月29日以来、同期間の今季最長5連勝に迫る4連勝とした。▽中日上林(DeNA藤浪に)「制球がいいタイプではないので絞りづらかった。むちゃくちゃ速いという感じではないが、球が動いていた」

◆中日が延長12回に力尽き、DeNAに3連敗した。借金は今季ワーストを更新する12となった。中日は延長戦4連敗。試合後、井上一樹監督(54)は複雑な胸中を明かした。この日は移籍後初、NPB3年ぶり先発のDeNA藤浪対策として全員左打線を組んだ。だが、4番細川成也外野手(27)ら右の主力を欠き、藤浪に5回1失点に抑えられる苦しい展開だった。試合後、井上監督は「やっぱりオレもけが人は出したくない。ベストオーダーで臨めない。それはしょうがない。結局、そのピッチャーを立てられて、控えのメンバーを出しながら左を並べた策しか、こちら側とすれば、そこしかない。右の細川。石伊に万が一のことがあったらと思ったら、やっぱりほかの監督さんもそうするんじゃないかなと思う」と、藤浪の右打者への抜け球への対策をするしかなかった。試合前でリーグ最低のチーム打率、得点の中、苦渋の決断で試合をスタートし、延長12回で痛い、痛い星を落とした。▽中日上林(DeNA藤浪に)「制球がいいタイプではないので絞りづらかった。むちゃくちゃ速いという感じではないが、球が動いていた」

◆DeNA林琢真内野手(24)が決勝犠飛で2カ月半ぶりの4連勝に導いた。2点を追う8回2死二、三塁、同点に追い付く2点適時打を放つと、延長12回1死満塁で決勝犠飛。今季最長試合時間を更新する4時間40分の熱戦に、地元・愛知出身の伏兵が終止符を打った。2カ月半ぶりの4連勝で2位巨人に0・5差に迫り「あきらめてないので一戦必勝で目の前の試合を戦おうと思ってます」と力を込めた。

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が、22年以来3年ぶり1軍マウンドで、5回1失点の好投をみせた。中日は右打者への死球を警戒して、異例の「9人左打者」打線を組んだ。これに対して藤浪は「勝手に嫌がってくれる分には好きなだけ嫌がってくださいと。自分はまた左(打者)が並んだということで、球種の使い方が変わるなと思っただけですね」と率直に語った。最速156キロ直球にスライダー、フォークなどを織り交ぜ、5回を5安打、5奪三振、1四球に抑えた。勝ち投手の権利を持って降板したが、後続が打たれて移籍後初勝利はお預け。それでも上々のスタートを切った。▽DeNA三浦監督(藤浪について)「よく1失点で踏ん張ってくれましたし、よく勝負できてたと思います。(捕手の)トバ(戸柱)がうまく引っ張ってリードしてくれました」▽中日上林(DeNA藤浪に)「制球がいいタイプではないので絞りづらかった。むちゃくちゃ速いという感じではないが、球が動いていた」

◆DeNA藤浪晋太郎投手(31)が日本に帰ってきた。中日20回戦(バンテリンドーム)で移籍後初登板初先発。粘りの投球で、5回を5安打5奪三振1四球で1失点。勝利投手の権利を持って降板したが、リリーフが追いつかれた。日本のマウンドは阪神時代の22年9月23日広島戦以来1059日ぶり。同戦以来のNPBでの白星は消えたが、左打者9人を並べた相手打線にも落ち着いた投球で試合を作った。チームは延長12回に林琢真内野手(24)が決勝犠飛。4時間40分の熱戦を制し、約2カ月半ぶりの4連勝とした。藤浪は冷静に俯瞰(ふかん)した。1点リードの4回1死一、三塁、初球の150キロツーシームで中日宇佐見を三ゴロ併殺。思わずガッツポーズが出た。「ツーシームでゴロが欲しいところ。狙い通りゲッツーでしたし、いいボールだったと思います」としのぎきった。2回に遊ゴロの間に1失点するも、許した安打は単打5本のみ。2巡目からはスライダーでカウントを整えつつ、150キロ超の速球をゾーンに集めて5回5安打5奪三振1四球で1失点。6回に2番手中川が1球目で同点ソロを浴びて白星は消えるも、注目を浴びたマウンドで試合を作り「アメリカにいたので、自分自身の勝ち負けはほとんど気にしていない。むしろ中継ぎの人たちに負担をかけてしまった」と悔しがった。米国でのマインドの成長をそのままぶつけた。シンプルにゾーンへ集めて、有利にカウントを進めていく確率論の野球。内野安打やゴロヒットは仕方ないと割り切る。「今までの自分だったらフォームや配球のことをごちゃごちゃ考えがちでしたけど、そこをシンプルにできました」と視野が広がった。中日に左打者9人を並べられても「勝手に嫌がってくれる分には、好きなだけ嫌がってくれれば」と気にならなかった。豊富な知識と潜在能力があるからこそ、シンプル思考の大事さに気が付いた。練習にもにじみ出る。キャッチボールの最初には必ず、細かいステップを踏んでフィールディング練習のように横や下から繰り返し投げる。バウアーも行っている「アスレチックスローイングプログラム」というもので「100球投げれば100球違うフォームとタイミングということから、どんな投げ方やバランスでも対応できるような投げ方を養う練習」と、無意識でもシンプルに正しく投げられる動作を刷り込ませた。帰国後2軍含めて最多86球も、余力と手応えはある。「もっと長いイニングを投げて中継ぎ陣やチームを助けられるように」。大人な投球に成長をにじませる、3年ぶりの日本復帰登板だった。【小早川宗一郎】スタメン全員左打ち 20年巨人は9月16日阪神戦で、青柳対策として球団史上初めて全員左打者を並べた(両打ちの若林を含む)。23年広島でも5月19日阪神戦で、青柳対策に全員左打者を起用。12年楽天では、7月7日西武戦で牧田の対策で9人全員左打者を並べた(両打ちの松井を含む)。ちなみに、藤浪がスタメン全員左打者を並べられたのは初めて。▽DeNA三浦監督(藤浪について)「よく1失点で踏ん張ってくれましたし、よく勝負できてたと思います。(捕手の)トバ(戸柱)がうまく引っ張ってリードしてくれました」

◆DeNAに新加入した藤浪晋太郎投手(31)=前マリナーズ傘下3A=が3年ぶりの日本球界復帰登板となる先発マウンドに上がった。一回の最速は156キロ。1死から2番・樋口に右前に運ばれると、3番・上林の空振り三振の間に二盗を許した。いきなりのピンチを迎えたが、4番・ボスラーを一ゴロに抑えて無失点で切り抜けた。

◆DeNAに新加入したダヤン・ビシエド内野手(36)が9年間在籍した古巣中日戦では初のスタメン出場を果たし、二回の第1打席に1号ソロを放った。松葉の高めに浮いた初球の直球を捉え、バックスクリーン脇にほうり込んだ。慣れ親しんだ球場での一発に、DeNAファンのみならず中日ファンからも拍手が送られた。前日には代打で出場して万雷の拍手を受けた助っ人は、「昨日ドラゴンズファンの皆さんにあたたかい拍手をいただき熱い気持ちになりました。そして今日皆さんの前でホームランを打つことができとてもうれしい気持ちです」と汗をぬぐった。

◆3年ぶりの日本球界復帰登板を迎えたDeNA・藤浪晋太郎投手(31)=前マリナーズ傘下3A=が0―2の二回に初失点を喫した。初回の最速は156キロ。走者を得点圏に置きながら無失点で立ち上がったが、二回に5番・板山から2連打を許して無死一、三塁に。7番・宇佐見の遊ゴロの間に三塁走者が生還した。その後は後続を打ち取り、最少失点で切り抜けた。

◆3年ぶりの日本球界復帰登板となったDeNA・藤浪晋太郎投手(31)=前マリナーズ傘下3A=は86球を投じて、5回5安打1失点で降板した。五回終了時点で1―2でリードしており勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、直後に2番手・中川が六回無死から上林に初球の直球を右翼スタンドに運ばれる同点ソロを被弾。藤浪が日本球界での勝利となれば、2022年9月23日の広島戦以来、1059日ぶりだったが、〝初勝利〟はお預けとなった。

◆7回無失点でプロ初勝利を挙げた中日戦から一夜明け、DeNAのD1位・竹田祐投手(三菱重工West)が喜びをにじませた。祝福のメッセージは約250件届き、前夜は明大の2学年上だった伊勢と焼き肉で祝杯。「中学、高校、大学、社会人の監督には(自分から)全員連絡しました」と笑顔を見せ、「よかったなと言うのと、ここからやぞという言葉をいただいた。また次の登板から頑張りたい」と前を向いた。

◆この日の観客数は3万6304人で、中日の今季主催試合の観客動員数が200万人を突破した。地方開催2試合を含めて58試合目で到達。昨季は62試合目だった。

◆DeNAが逆転勝ちで4連勝。林が2―4の八回に同点の2点打、延長十二回に勝ち越しの犠飛を放った。日本復帰後初登板の藤浪は先発で5回5安打1失点。救援陣は八回以降無失点でつなぎ、坂本が今季3勝目。中日は3連敗。

◆DeNAが逆転勝ちで4連勝。林が2―4の八回に同点の2点打、延長十二回に勝ち越しの犠飛を放った。日本復帰後初登板の藤浪は先発で5回5安打1失点。救援陣は八回以降無失点でつなぎ、坂本が今季3勝目。中日は3連敗。

◆DeNAは今季チーム最長4時間40分の熱戦に、地元愛知出身の林が終止符を打った。延長十二回1死満塁から決勝の中犠飛。直前の打席で戸柱が空振り三振に終わり、「いつも助けてもらっているので、きょうは助けたいと思った」と8投手をリードした駒大の先輩に感謝した。4―2の八回には同点の右前2点打と大活躍。粘り勝ちに三浦監督は「守備も攻撃も食らいついていけたのが大きかった」とうなずいた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
66412 0.617
(↑0.004)
M22
(↑2)
34372
(+3)
253
(+1)
68
(-)
84
(-)
0.244
(-)
2.060
(↑0.01)
2
(-)
巨人
52533 0.495
(↓0.005)
13
(↓1)
35318
(+1)
320
(+3)
68
(+1)
43
(-)
0.241
(-)
2.650
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
50525 0.490
(↑0.005)
13.5
(-)
36353
(+5)
332
(+4)
70
(+1)
51
(+1)
0.240
(-)
2.860
(↓0.01)
4
(-)
広島
46565 0.451
(↓0.004)
17.5
(↓1)
36325
(+2)
347
(+7)
55
(-)
48
(-)
0.241
(-)
2.960
(↓0.04)
5
(-)
中日
47592 0.443
(↓0.005)
18.5
(↓1)
35288
(+4)
331
(+5)
58
(+1)
64
(+1)
0.226
(-)
2.860
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
39595 0.398
(↑0.006)
22.5
(-)
40293
(+7)
403
(+2)
56
(+1)
47
(+2)
0.231
(↑0.002)
3.520
(↑0.02)