1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 15 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 1 | 2 |
勝利投手:小島 和哉(5勝7敗0S) 敗戦投手:有原 航平(10勝6敗0S) 本塁打 |

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◆投打のかみ合ったロッテが快勝。ロッテは初回、西川の適時打で1点を先制する。続く2回表には宮崎、藤原の適時打など、打者9人の攻撃で一挙5点を追加した。投げては、先発・小島が8回2失点10奪三振の力投で今季5勝目。敗れたソフトバンクは、先発・有原が試合をつくれなかった。
◆ソフトバンク前田悠伍投手(20)が16日、出場選手登録された。前田悠は5日のロッテ戦に先発して5回途中5失点。プロ初黒星を喫し、翌6日に登録抹消されていた。プロ入り後3度の登板は全て先発登板だった。代わって大津亮介投手(26)が出場選手登録を抹消された。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が3回の守備からベンチに退いた。「1番中堅」で出場していたが、右翼だった佐藤直がセンターに入り、右翼には柳町が入った。試合は2回終了時点でロッテが6点リードしている。コンディション不良だった周東はこの日が6試合ぶりのスタメン復帰だった。
◆ソフトバンク有原航平投手(33)が4回11安打7失点(自責点は3)で降板した。1回に藤原、西川に連打を浴びて先制点を献上。2回は味方の失策も絡んで5安打5失点。打者一巡の猛攻を受けて劣勢に回った。3回は無失点で切り抜けたが、4回2死三塁で安田に右翼線適時二塁打を打たれた。72球でマウンドを2番手の木村光に譲った。有原は自身8連勝中。試合前時点で6月以降は9試合で8勝0敗、防御率1・41と抜群の安定感を誇っていた。さらにチームも前日15日まで本拠地13連勝中を記録していた。
◆ソフトバンクの本拠地連勝記録は「13」で止まった。先発の有原航平投手(33)が4回11安打7失点(自責点は3)で今季6敗目。自身の連勝も「8」で止まり、5月27日の日本ハム戦以来の黒星となった。1回に藤原、西川に連打を浴びて先制点を献上。2回は味方の失策も絡んで5安打5失点と崩れた。3回は無失点も、4回2死三塁で安田に右翼線適時二塁打を許した。右腕は「何とか最少失点でという気持ちでしたが、試合を作ることができなかった。チームにも中継ぎにも迷惑をかけてしまいました。次に向けてまた頑張ります」とコメントした。打線は6回に山川穂高内野手(33)が2戦連発の19号ソロで反撃も、ロッテの大量リードには及ばなかった。また、この日の黒星で17日の優勝マジック点灯の可能性も消滅した。
◆ロッテは序盤から打線がつながり、連敗を7でストップした。初回無死二塁の好機で西川史礁外野手(22)が中前適時打を放ち、幸先よく先制に成功。2回には1死二塁から宮崎竜成内野手(24)が変化球を巧みに捉えて左前へ運び追加点を挙げた。さらに1死一、二塁から藤原の左翼線を破る適時二塁打で3-0。勢いは止まらず、2死二、三塁から高部瑛斗外野手(27)、寺地隆成捕手(19)が連続適時打を放ち、打者一巡の猛攻で一挙5得点を奪って主導権を握った。先発小島和哉投手(29)は8回8安打2失点、今季最多10奪三振で、ソフトバンク戦での白星は23年9月5日以来約2年ぶりとなった。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が2戦連発の19号ソロを放った。0-7の6回1死、小島のチェンジアップを左中間ホームランテラスに運んだ。これで2年連続8度目の20本塁打到達にリーチ。「ヒットが続いているなか、いい感覚をもって打席に入ることができました」。さらに今季4度目の猛打賞で、完敗のなかで4番が気を吐いた。
◆ソフトバンク野村勇内野手(28)が11号ソロを放ち、自己最多本塁打を更新した。8回先頭、小島の直球を右中間ホームランテラスにかっ飛ばした。8試合ぶりの1発でまずは第一目標だったキャリアハイを達成。「とにかくチャンスメークをと思っていましたが、ホームランといい結果につながってくれました」。気を緩めることなく15本塁打、20本塁打を目指していく。
◆ロッテ小島和哉投手(29)は8回2失点、今季最多10奪三振の好投で、宿敵ソフトバンクから約2年ぶりの白星を挙げた。打線の大量援護に応えるテンポの良い投球で試合を作り、「しっかりと真っすぐで押していくピッチングができた」とうなずいた。23年9月5日以来勝利のなかった相手に、並々ならぬ思いがあった。シーズン前から「ホークスに勝ちたい」と言葉にしてきた。リベンジの機会となった開幕戦では、先発を託されたが4回で降板し白星ならず。今季は不本意な投球も多かった。この日は今季最多117球の力投で、チームの連敗も7で止めた。「開幕前はもう少しいい成績を残せると自分の中で思いながらやってたんですけど。それでも1試合1試合なんとか応援してくれる人のためにしっかりと腕を振りたい」と決意を語った。
◆ソフトバンクの本拠地連勝記録は「13」で止まった。先発の有原航平投手(33)が4回11安打7失点(自責点は3)で今季6敗目。自身の連勝も「8」で止まり、5月27日の日本ハム戦以来の黒星を喫した。不運で失点がかさばった。0-1の2回1死、佐藤の飛球を左翼手の井上が遅れて前進して捕球できず。二塁打と記録され、その後山川のエラーも重なって1イニング5安打5失点と崩れた。守備のミスが失点に直結したが、有原は「それは関係ないです。ランナーを出して得点圏に(走者が)いってから粘れなかった。もっといいボールを狙ったところに投げられないと」と反省。3回は無失点も、4回2死三塁で安田に右翼線適時二塁打を許した。 有原が5回持たずに降板するのは4月4日の西武戦以来、今季2度目。小久保裕紀監督(53)は「でも自責的には(3点)。野手が足を引っ張ったところもある」と右腕をかばった。さらに指揮官は「次が大事なので」と言及。来週は敵地エスコンフィールドで2位日本ハムとの直接対決を控えている。リーグ連覇に向けて負けられない大事な3連戦だ。有原自身も「少し考えて次はしっかり抑えたい」と前を向いた。序盤で大量ビハインドとなり、小久保監督は6試合ぶりにスタメン復帰した周東を3回の守備からベンチに下げた。両ひざや腰に不安を抱えているリードオフマン。本人の強い意志でスタメン出場となったが「もともと無理をして出ている。あの展開だったんでね。本人の気持ちを尊重してのスタメンだけど、本来は止めたい」と完敗ムードで無理をさせないための交代だったことを明かした。周東に"休養"を与えられたことが敗戦の中の収穫。17日の優勝マジック点灯の可能性は消滅したが、左腕エースのモイネロで2カードぶりの勝ち越しを目指す。【只松憲】
◆ロッテが連敗を7で止めた。先発の小島和哉投手は8回8安打2失点10奪三振で5勝目(7敗)。打線は1-0の二回に高部瑛斗外野手の2点打など5長短打で5点を加えた。
◆ロッテが鮮やかな先制攻撃を見せた。一回、先頭の藤原が「思い切っていった」と強烈な当たりを右前に運び、すかさず二盗して好機をつくる。2番西川は変化球を中前にはじき返して先制点を奪い「食らいついた結果」。連敗中の悪い流れを断ち切り、二回の大量得点を呼び込んだ。西川は四回にも安打を放ち、24度目の複数安打をマーク。それでも、残り3打席は三振に倒れ「自分の中でどうしても許せない。しっかり反省して、また勝てるように準備したい」と厳しかった。(みずほペイペイ)
◆ソフトバンクの野村が11号ソロを放ち、新人時代の2022年に記録した自己最多を更新した。1―7の八回、先頭で追い込まれながらも外角の速球を右中間席へ運び「とにかくチャンスメークをと思っていたが、いい結果につながってくれた」と振り返った。近年の不振や故障を乗り越え、今季再び花開いた28歳の右打者。「次は15本」と新たに掲げていた目標へ一歩近づいた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
65 | 38 | 4 | 0.631 (↓0.006) | - (-) |
36 | 409 (+2) | 288 (+7) | 74 (+2) | 82 (-) |
0.250 (-) | 2.340 (↓0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
63 | 42 | 2 | 0.600 (↑0.004) | 3 (↑1) |
36 | 404 (+9) | 280 (+5) | 97 (+1) | 55 (+1) |
0.246 (↑0.002) | 2.320 (↓0.03) |
3 (-) |
ORIX |
52 | 49 | 3 | 0.515 (↓0.005) | 12 (-) |
39 | 352 (-) | 383 (+1) | 64 (-) | 46 (+1) |
0.256 (↓0.001) | 3.420 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
51 | 52 | 2 | 0.495 (↓0.005) | 14 (-) |
38 | 319 (+5) | 359 (+9) | 47 (+2) | 94 (-) |
0.249 (↑0.002) | 3.220 (↓0.05) |
5 (-) |
西武 |
49 | 55 | 2 | 0.471 (↑0.005) | 16.5 (↑1) |
37 | 281 (+1) | 312 (-) | 50 (-) | 67 (-) |
0.229 (↓0.001) | 2.750 (↑0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
38 | 62 | 3 | 0.380 (↑0.006) | 25.5 (↑1) |
40 | 306 (+7) | 412 (+2) | 50 (-) | 47 (+2) |
0.236 (↑0.002) | 3.730 (↑0.02) |
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