1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 | 0 |
楽天 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:荘司 康誠(2勝0敗0S) (セーブ:鈴木 翔天(2勝3敗5S)) 敗戦投手:北山 亘基(7勝4敗0S) 本塁打 |

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◆楽天は1点ビハインドで迎えた1回裏、1死一二塁の好機で黒川の3ランが飛び出し、逆転に成功する。投げては、先発・荘司が7回4安打1失点の力投。その後は西口、鈴木翔とつないでリードを守り、荘司は今季2勝目を挙げた。敗れた日本ハムは、打線が援護できなかった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が珍しく審判に詰め寄るシーンがあった。3回の守備。無死一塁で打者村林が空振り三振も一塁走者の小深田が二盗に成功した。新庄監督は二盗のセーフ判定にリクエストも、結果は覆らなかった。ここでベンチから飛び出し、審判に身ぶり手ぶりを交えて話をした。その際に指揮官は投げるジェスチャーをしていた。実際のプレーでは、捕手伏見が二塁へ送球する際に、空振りの流れで村林が前に出たことで伏見の送球体勢も厳しい形となっていた。詳細は不明だが、審判からの説明を聞いて新庄監督はベンチへ下がった。二盗セーフの判定は変わらず、そのまま試合は再開した。
◆日本ハム北山亘基投手(26)が初回に痛恨の1発を食らった。1点を先制してもらった直後に1死一、二塁のピンチを背負って4番黒川に右翼へ逆転3号3ランを浴びた。「直近で調子のいいバッターも多いイメージがある。すごくつながりのある打線だと思うんで、1個1個しっかり勝負して切っていけるようなピッチングはしていきたい」と話していたが、立ち上がりでつまずいた。
◆日本ハムが今季大きく勝ち越している楽天に逆転負けを喫し、3連勝を逃した。1回は1番五十幡が四球を選び、2番郡司の中越え適時二塁打であっさり先制。しかし、その裏にすぐさま逆転を許した。先発北山が1死から2番小深田に四球を与えた。続く3番村林の遊ゴロを水野がファンブル(記録は失策)。1死一、二塁とされ、4番黒川に右翼へ逆転3号3ランを打たれた。北山は2回以降は無失点と立ち直ったが、打線は楽天の先発荘司の前に2回から7回まで無得点と打ち崩せなかった。8回は2番手の西口から無死一、二塁とチャンスをつくったが、3番レイエスはハーフスイングを取られて空振り三振となり、一塁塁審に激高。4番野村も空振り三振、5番万波は見逃し三振で好機をつぶした。試合前まで13勝3敗1分けと圧倒的な戦績を残す楽天相手の連勝は「6」でストップし、5月24日の対戦以来の黒星となった。
◆楽天が約2カ月ぶりに借金を完済した。逆転勝利を飾り、日本ハム戦の連敗を6で止めた。1点を追う1回1死一、二塁、黒川史陽内野手(24)が3号逆転3ランを右翼ポール際に運んだ。今季本拠地初本塁打で先制された嫌な流れを振り払った。投げては先発の荘司康誠投手(24)が2勝目を挙げた。初回、先頭五十幡に四球を与え、続く郡司に先制適時二塁打を許したが、以降は粘った。今季最長の7回を4安打1失点、球数は今季最多105球だった。5月24日の日本ハム戦(楽天モバイルパーク)以来83日ぶりの勝利となった。後半戦開始時点では今季ワーストの借金7を抱えていたが、着々と白星を積み重ねて6月20日以来の勝率5割に復帰した。
◆楽天荘司康誠投手(24)が今季2勝目を挙げた。初回、先頭五十幡に四球を与え、続く郡司に先制適時二塁打を許す立ち上がり。それでも、レイエスは遊ゴロ、野村は一ゴロ、万波は155キロ直球で見逃し三振に仕留め、最少失点に切り抜けた。2回から4回まで3者凡退。5回2死から連続安打を浴び一、二塁としたが、最後は五十幡を空振り三振に封じた。今季最長の7回を4安打1失点8奪三振、球数は今季最多105球だった。3年目右腕は「前回に続いてまた、立ち上がりに失点してしまったのは反省です。ただ、野手の皆さんがすぐに逆転してくれたので良かったです。その後は粘り強く投げることができたと思います」と落ち着いた表情で話した。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が3回に珍しく審判に詰め寄った。そのシーンについて「いやいや、守備妨害じゃないかって(聞いた)。『じゃない』って言われた。じゃないって言われたらね、『あ、そうですか』って」と明かした。3回の守備。無死一塁で打者村林が空振り三振も一塁走者の小深田が二盗に成功した。捕手伏見が二塁へ送球する際には、空振りの流れの勢いのまま村林が前に出てきて送球を妨害するような形にも見えた。新庄監督はまず、際どかった二盗のセーフ判定にリクエストも結果は覆らず。審判からリクエスト回数が残り1回と示された直後に今度はベンチから飛び出し、守備妨害の可能性について審判に問うた。伏見が投げづらかった場面を再現するように、審判に身ぶり手ぶりを交えて話をしたが、守備妨害「じゃない」と説明を受けた。
◆日本ハムが逆転負けで首位ソフトバンクとは4差に広がった。1点リードの1回に先発北山が失策絡みでピンチを招き、黒川に決勝の逆転3号3ランを浴びた。打線は1回と8回の好機でクリーンアップが凡退するなど1点止まり。6連勝中だった楽天に5月24日以来の黒星となった新庄監督は「楽天さんは調子いいですね。ウチも調子悪くなかったんで、明日どうなるか」と前を向いた。
◆日本ハムが楽天に逆転負け。3連勝を逃し、この日勝利した首位ソフトバンクとは再び4ゲーム差に広げられた。1回は1番五十幡が四球を選び、2番郡司の中越え適時二塁打であっさり先制。しかし、その裏に先発北山が1死から2番小深田に四球を与え、続く3番村林の遊ゴロを水野がファンブル(記録は失策)。1死一、二塁とされ、4番黒川に内角高めの難しいボールを捉えられ、右翼へ逆転3号3ランを浴びた。北山は2回以降は無失点と立ち直ったが、打線は楽天の先発荘司の前に2回から7回まで無得点と打ち崩せなかった。8回は2番手の西口から無死一、二塁とチャンスをつくったが、3番レイエスはハーフスイングを取られて空振り三振となり、一塁塁審に激高。4番野村も空振り三振、5番万波は見逃し三振で好機をつぶした。試合前まで13勝3敗1分けと好相性の楽天相手の連勝は「6」でストップし、5月24日の対戦以来の黒星となった。
◆楽天の若き4番が本拠地初アーチで約2カ月ぶりの借金完済に導いた。0-1の1回1死一、二塁。黒川史陽内野手(24)が見逃せばボールという、日本ハム北山の高め149キロ直球を強振した。「自分でも意味のわからないホームランでした」。右翼ポール際に3号逆転3ランをたたき込み、対日本ハム戦の連敗を6で止める原動力になった。名門の智弁和歌山では1年夏から5季連続で甲子園出場を果たした野球エリートだ。「5回出たんですけど、5回とも全部負けちゃったんで、課題が見つかるというか、5回とも全部悔しかったんで。甲子園行って、またもっと強くなろうというか、そういう気持ちにはなりました」。今夏の甲子園で母校は初戦敗退したが、後輩たちの道しるべになるべく高校野球の時期に躍動している。勝負強い打撃で6月の今季初昇格以降は、この日を含めて7度の決勝打をマークする。4番として6試合連続で出場中の若武者は、下園打撃コーチから「4番に入っても自分のスタイルを変えてないので好調をキープできてると思う」と絶賛された。「4番目」の意識で相手投手と対峙(たいじ)する。「その打席で自分のできる役割を自分なりに考えてやってるつもり。そこは何も4番だからとかは、あんま考えてはないです」。自己最長の9試合連続安打と勢いに乗る24歳が、豪快弾で6月20日以来の勝率5割復帰を呼び込んだ。【山田愛斗】
◆楽天荘司康誠投手(24)が気迫の投球で83日ぶりの白星をつかんだ。日本ハム戦に先発し、今季最長の7回を4安打1失点8奪三振。5月24日同戦(楽天モバイルパーク)以来の2勝目に「チームが勝てばいいので、この時期は。でも、うれしかったですね。倒れそうです(笑い)」。チームは3連勝で6月20日以来の勝率5割に復帰。日本ハム戦の連敗も6で止めた。「やっちゃったな」という初回から立ち直った。先頭五十幡にいきなり四球を与え、2番郡司には先制適時二塁打を打たれた。続くレイエス、野村は内野ゴロに打ち取り、最後は万波をこの日最速の155キロ直球で見逃し三振に仕留めた。カットボールが有効で2回から4回まで3者凡退。雄たけびを上げながら強力打線を封じた。決勝弾の黒川と上がったお立ち台では「立ち上がりにやっちまったなって思って、ちょっとやべえなと思ったんですけど、クロ(黒川)もすぐ打って逆転してくれましたし、一輝さん(村林)、コブさん(小深田)とかの守備に助けられて、やっぱ野手陣はガチでえぐいなって」とチームメートに感謝した。天敵の日本ハムを破り、3位オリックスを2ゲーム差で追走。チーム、荘司にとって大きな1勝となった。【山田愛斗】
◆楽天・黒川史陽(ふみや)内野手(24)が、右越え3号3ランを放って試合をひっくり返した。1点を先制された直後の一回1死一、二塁。相手先発、北山の2球目を捉えた。球団広報を介して「打ったのは真っすぐ。絶対勝ちます」とコメントした。
◆楽天・三木肇監督(48)が、今季限りでの現役引退を表明した中日・中田翔内野手(36)との思い出を明かした。日本ハム時代に主にコーチとして関わった。同じ蛇年生まれで一回りの年齢差。「意外と豪快そうで繊細だった。僕はあまり怒ったつもりはないけど、たぶん彼は『めっちゃ怒られた』というと思う」と苦笑いを浮かべた。コーチ1年目が、中田の入団1年目。〝交換日記〟を行っていた。「何を書いているのか分からなかった」とジョークを飛ばし「自分をしっかり持っていた。心を開くまでに時間がかかる部分があった」と懐古した。沖縄での2軍キャンプで、中田の部屋に連絡すると「あいつ、俺より先に電話を切った。すぐかけ直して、目上の人からの電話は先に切ったらいけないと話したら、『わかりました』と言ってもう一回先に切った」と懐かしんだ。ユニホームは違えど、これまでは年に数回、連絡を取り合ってきたが、今回の引退報告はなかった。「一番初めについたコーチがよくなかった。教育できていなかった」と自虐で笑いを誘った。最後に「翔らしい決断。残りの現役生活を楽しんでほしい」とねぎらった。(広岡浩二)
◆楽天が3連勝で6月20日以来の勝率5割復帰。0―1の一回に黒川の3号3ランで逆転し、逃げ切った。荘司はテンポ良く投げ、7回4安打1失点で5月24日以来の白星となる2勝目。日本ハムは打線が北山を援護できなかった。
◆日本ハムは打線が振るわず、楽天戦の連勝が6で止まった。先発の荘司に対して一回に郡司の適時二塁打で先行したが、二回以降は無得点に封じられた。2番手の西口からは八回無死一、二塁の好機をつくったものの、3番レイエスから3者連続三振。追加点を奪えず、新庄監督は「それにしても楽天さんは調子がいい」と語った。首位ソフトバンクとのゲーム差は4に広がり、悲願のパ・リーグ制覇へ正念場を迎えている。監督は「明日どうなるか」と話し、足早に球場を後にした。
◆楽天・荘司康誠投手(24)が日本ハム戦に先発し、7回4安打1失点。5月24日の日本ハム戦以来、83日ぶりの白星となる2勝目を挙げた。「前半戦は全然役に立てなかった。絶対負けないぞという気持ちで、僕が流れを作ろうと思ってマウンドに立った」課題の立ち上がりで、一回先頭の五十幡に四球、郡司に中越え適時二塁打、わずか7球で失点。二回以降はクイックモーションで立ち直り、熱投105球、8三振を奪った。今季初勝利後、コンディション不良で2軍生活が続いた。7月下旬に昇格後、3登板目で本領発揮。この日は「明らかに直球を狙ってきたのが分かった」とカットボールを多投し、打者の目線をずらした。チームは、ビビットピンク色の〝サマーユニ〟を着用し、本拠地では負けがなく9勝目(2敗)。この手の事象に興味のない三木監督も「いいことじゃないですかね」と照れ笑いを浮かべた。右腕の力投で、チームは6月20日以来、56日ぶりに勝率5割に復帰。指揮官は「まだまだ伸びしろがある」とさらなる奮起を促した。4位の楽天は逆転CS出場を狙う。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
65 | 37 | 4 | 0.637 (↑0.003) | - (-) |
37 | 407 (+6) | 281 (+1) | 72 (+1) | 82 (+1) |
0.250 (-) | 2.330 (↑0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
62 | 42 | 2 | 0.596 (↓0.006) | 4 (↓1) |
37 | 395 (+1) | 275 (+3) | 96 (-) | 54 (-) |
0.244 (↓0.001) | 2.290 (-) |
3 (-) |
ORIX |
52 | 48 | 3 | 0.520 (↑0.005) | 12 (-) |
40 | 352 (+1) | 382 (-) | 64 (-) | 45 (-) |
0.257 (↓0.001) | 3.440 (↑0.04) |
4 (-) |
楽天 |
51 | 51 | 2 | 0.500 (↑0.005) | 14 (-) |
39 | 314 (+3) | 350 (+1) | 45 (+1) | 94 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 3.170 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
48 | 55 | 2 | 0.466 (↓0.005) | 17.5 (↓1) |
38 | 280 (-) | 312 (+1) | 50 (-) | 67 (+2) |
0.230 (↓0.001) | 2.770 (↑0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
37 | 62 | 3 | 0.374 (↓0.004) | 26.5 (↓1) |
41 | 299 (+1) | 410 (+6) | 50 (-) | 45 (-) |
0.234 (↓0.001) | 3.750 (↓0.01) |
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