中日(★3対4☆)DeNA =リーグ戦18回戦(2025.08.15)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 12345678910
DeNA
001010010141101
中日
10100001003802
勝利投手:宮城 滝太(3勝1敗0S)
(セーブ:入江 大生(3勝1敗17S))
敗戦投手:福 敬登(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】山本 祐大(1号・5回表ソロ)
【中日】上林 誠知(13号・3回裏ソロ),ボスラー(10号・8回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 DeNA戦チケット予約
◆DeNAが延長戦を制した。DeNAは2-2で迎えた8回表、山本の適時打で1点を挙げ、勝ち越しに成功する。その後同点とされるも、延長10回に山本が再び適時打を放ち、リードを奪った。投げては、3番手・宮城が今季3勝目。敗れた中日は、救援陣が踏ん張りきれなかった。

◆中日上林誠知外野手(30)が、この日引退を表明した中田翔内野手(36)に贈るアーチをかけた。1-1の3回2死走者なし、DeNA先発ジャクソンの2球目、内角低めスライダーをとらえ右翼席へ。「今までの対戦で、変化球が多いなと思っていたので、うまく反応して打つことができてよかった」。8月6日阪神戦以来、自身6戦ぶりの1発となった。初回、第1打席に入る時の登場曲を中田が使うビーグルクルーの「My HERO」に変えた。若いころはソフトバンクと日本ハムで数多く対戦し、24年からともに中日に移籍してきた。感謝の意味も込めた第1打席は遊ゴロに倒れたが、第2打席で結果を出した。

◆中日が3位DeNAに敗れ3ゲーム差に広がった。借金は再び10となった。3-3同点の延長10回、5番手福敬登投手(33)が三森の打球を左足に受け交代。緊急登板の藤嶋健人投手(27)が1死二塁から山本に右翼越えの決勝適時二塁打を許した。8回には3番手清水達也投手(25)が2死三塁から山本に中前適時打で勝ち越された。だが、その裏、ジェイソン・ボスラー外野手(31)が4戦ぶりの10号ソロを右翼へ放ち同点に追いついていた。前回、プロ初勝利の先発金丸夢斗投手(22)は6回2失点と試合をつくった。「全体的に右打者のインコースに投げきれなかったところが、今日の配球の組み立てを難しくした要因だと思います。状態はそこまでよくなかったですが、最後のピンチの場面で粘れたのはよかった」と、6回1死一、二塁をしのいだことをプラスにした。この日は中田翔内野手(36)が今季限りでの引退を発表。上林誠知外野手(30)は、第1、第4打席で中田の登場曲、ビーグルクルーの「MY HERO」を使用。3回の第2打席で右翼へ13号ソロを放ち、感謝のアーチを放った。

◆中日が3位DeNAに敗れ3ゲーム差に広がった。借金は再び10となった。

◆DeNA山本祐大捕手(26)は4安打1本塁打3打点と大活躍だった。1点を追う5回先頭、中日金丸から今季1号の同点ソロ。約1年ぶりのアーチに「デスターシャのやり方を忘れるくらい久々でした」と喜んだ。8回と延長10回にも勝ち越し適時打を放ち「このカードが大事だと話し合っていた。頭を取れてよかった」。4位中日を3ゲーム差に引き離した。

◆DeNA・蝦名達夫外野手(27)が0-1の三回、14試合連続安打となる左越えの適時二塁打を放った。ルーキー・金丸の内角の149キロを引っ張り、「切れの良いストレートに振り負けないように意識して、うまく対応できた」と汗をぬぐった。13日のヤクルト戦に続く1番起用。試合前時点で8月の打率・457と絶好調の男が首脳陣の期待に応えた。

◆3年目で存在感を放っている。DeNA・林琢真内野手(24)が「7番・二塁」で先発出場。1点を追う三回の第1打席で左腕・金丸に対しファウルで粘りながら、151キロを逆らわず三遊間に弾き返した。直後に京田の空振り三振の間に二盗も成功。その後、2死から蝦名の左越え二塁打で同点のホームを踏んだ。3試合連続マルチ安打中と波に乗り、バンテリンドームに乗り込んだ。13日のヤクルト戦(神宮)でプロ初本塁打もマーク。「捉えた打球がスタンドを越えたことはいいこと。引き続き強い打球を打つことを続けていきたい」と胸を張った。身長171センチと小柄ながら今季は劇的なパワーアップを遂げた。体重は昨オフから10キロ増やして80キロになり、打球速度も平均10キロ上昇。「去年、一昨年よりはるかに上がって、少しはいい影響が出ている」と成長を実感している。今季は5月9日に自身初のサヨナラ打を放ちながらも、同20日に下半身のコンディション不良で離脱。その期間も「第三者の目線から見て野球を勉強する期間だった」と1軍、2軍の試合は欠かさず映像で確認した。7月8日に復帰を果たして以降、チームに欠かせない存在になった。「日々少しでも何か成長して1日を終える。自分の中で意識していることでもあるし、一番の長所だと思う」。林が走攻守で光を放つ。

◆DeNA・山本祐大捕手(26)が1-2の五回に同点の1号ソロを放った。ルーキー金丸の149キロを左翼スタンドに運び「良い感触で打てた。(ホームラン後のパフォーマンスの)デスターシャのやり方を忘れるくらい久々でした」とコメント。本塁打は昨年8月23日以来、約1年ぶりだった。金丸がプロ初登板した5月6日に決勝の逆転打をマークするなど、試合前時点で対戦成績は8打数3安打。相性の良さは健在だった。

◆DeNAが競り勝った。3―3の延長十回、山本祐大捕手の適時二塁打で勝ち越した。山本は五回にソロ、八回に適時打を放つなど、4安打3打点。3番手の宮城滝太投手が今季3勝目、入江大生投手が17セーブ目を挙げた。

◆DeNAが競り勝った。3―3の延長十回、山本の適時二塁打で勝ち越した。山本は五回にソロ、八回に適時打を放つなど、4安打3打点。3番手の宮城が今季3勝目、入江が17セーブ目。中日は八回に追い付いたが、粘りも及ばず。

◆4時間3分の熱戦に終止符を打った。DeNA・山本祐大捕手(26)が3-3の延長十回1死二塁で、右翼線へ勝ち越し二塁打。塁上でガッツポーズして喜びを爆発させた。「いい手応えだった。このカードが大事というのは、チームみんなで話し合っていた。頭を取れてよかった」自己最多タイとなる4安打に3打点。まずは1-2の五回、ルーキー金丸の149キロをの直球を捉え、1号ソロを左翼席に放り込んだ。昨年8月23日以来、約1年ぶりの一発。「1周するのもやっぱり久々。デスターシャをする余裕もないぐらい興奮していた」と言いながらも、歓喜に沸くスタンドに向けて会心のポーズを決めた。2―2の八回には一時勝ち越しの中前打。守っても扇の要として4投手を引っ張った。昨季ベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた正捕手は、8月に入り試合前時点で打率・367と好調をキープ。好調の要因に「力みすぎていない」ことを挙げる。転機は7月下旬のオールスター期間、神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」を訪れたときだった。ドラフト5位の高卒ルーキー田内(おかやま山陽高)に「強く振りたくならないの?」と聞くと、返ってきた一言は「強く振りたくなりますけど、それじゃ打てません」。前半戦は強く振ることを意識していた8年目の山本は「グサッと来ました。その通りだと。田内のおかげです」と後輩に感謝した。クライマックスシリーズ(CS)進出圏内の死守へ、4位中日との直接対決に先勝し、ゲーム差を3に広げた。ハマの正捕手の活躍で、大きな白星をもぎ取った。(阿部慎)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
64412 0.610
(↓0.005)
M26
(-)
36366
(+5)
252
(+6)
67
(+1)
84
(+1)
0.244
(-)
2.090
(↓0.04)
2
(-)
巨人
52513 0.505
(↑0.005)
11
(↑1)
37317
(+6)
314
(+5)
67
(+2)
43
(-)
0.242
(-)
2.660
(↓0.02)
3
(-)
DeNA
48525 0.480
(↑0.005)
13.5
(↑1)
38342
(+4)
328
(+3)
67
(+1)
50
(+2)
0.240
(↑0.001
2.880
(-)
4
(-)
中日
47572 0.452
(↓0.004)
16.5
(-)
37284
(+3)
320
(+4)
57
(+2)
62
(-)
0.227
(-)
2.820
(↓0.01)
5
(-)
広島
45555 0.450
(↓0.005)
16.5
(-)
38318
(+1)
337
(+2)
53
(-)
48
(-)
0.240
(↓0.001)
2.920
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
38585 0.396
(↑0.007)
21.5
(↑1)
42283
(+2)
396
(+1)
55
(+1)
45
(-)
0.228
(-)
3.530
(↑0.04)