オリックス(★1対5☆)楽天 =リーグ戦18回戦(2025.08.14)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
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勝利投手:藤井 聖(5勝5敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(5勝6敗0S)
  DAZN
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◆楽天は0-0で迎えた5回表、中島と村林の連続適時打で2点を先制する。そのまま迎えた7回には、再び村林の適時打で1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・藤井が8回途中1失点の粘投で今季5勝目。敗れたオリックスは、打線が7安打1得点とつながりを欠いた。

◆4位楽天に4連敗中の3位オリックスは、スタメンを大幅に組み替えた。2戦連続猛打賞と絶好調の太田椋内野手(24)が、今季5度目の4番に座った。3番中川圭太内野手(29)、5番若月健矢捕手(29)のクリーンアップを組む。「1番中堅」では、ドラフト1位麦谷祐介外野手(23=富士大)が6日の敵地楽天戦以来のスタメンとなった。先発は田嶋大樹投手(29)。楽天戦は通算で14勝5敗の好相性。前回、5日の同戦でも6回1/3を無失点だった。2週連続の快投なるか。

◆元アーティスティックスイミング日本代表の青木愛(40)が始球式に登場した。大きな弧を描き、ワンバウンドでミットに収まった。4度目の大役で、目標のノーバウンドは達成ならず。「届かなかったので、情けないです。水泳選手は球技が苦手と言われている通りの、見本みたいな感じです」と悔しがった。3位を走るチームへ「野球ならオリックスが一番応援しているチーム。ぜひ優勝を目指して頑張ってほしいです」とエールを送った。この日はデサントジャパン株式会社協賛のもと、「MoveSport DAY」として開催され、同社のTシャツを着用して登場した。>

◆3位オリックスは4位楽天に5連敗を喫し、ゲーム差を2に縮められた。先発の田嶋大樹投手(29)は0-0の5回。先頭のボイトに左前打を許すと、2死一、三塁から1番中島を2球で追い込むも、外角スライダーを左前へ。続く村林にも左前に適時打を運ばれ、2点を先制された。6回6安打2失点で後を託した。7回は2番手の才木海翔投手(25)が味方の失策も絡んで1死三塁から、村林に右前適時打を許した。0-3の8回、3番手の井口和朋投手(31)は2四死球と右前打で1死満塁。押し出し四球と中犠飛で0-5とされた。打線は大幅に改造。3番中川圭太内野手(29)、4番太田椋内野手(24)、5番若月健矢捕手(29)のクリーンアップを組んだ。だが、楽天藤井を前に2回から6回まで無安打。5点を追う8回、9番広岡大志内野手(28)と1番麦谷祐介外野手(23)の2連打で無死二、三塁とし、二ゴロ間に1点を返した。だが、反撃はここまでだった。

◆楽天が3位オリックスに5連勝を飾り、2ゲーム差に迫った。0-0の5回2死一、三塁、中島大輔外野手(24)が田嶋のスライダーにうまく対応し、左前に先制打を運んだ。なおも2死一、二塁で村林一輝内野手(27)が左前適時打で続いた。2点リードの7回1死三塁では村林が右前適時打で3点目を奪った。8回には小深田大翔内野手(29)の押し出し四球と中島の中犠飛で追加点を挙げた。先発の藤井聖投手(28)は1回2死から2安打を許し、いきなり一、二塁のピンチを迎えたが若月を捕邪飛に抑え、先制点は与えなかった。2回から6回まで無安打に封じるなど力投。チームトップタイの5勝目を手にした。楽天はオリックスとの対戦成績を9勝9敗の五分とした。

◆快投した楽天藤井聖投手(28)に笑顔はなかった。8回途中6安打1失点でチームトップタイの5勝目。しかし、試合後は険しい表情を浮かべた。「今日は絶対、9回投げたいと思っていたので、あの連打は非常にもったいないなと思いますね」。8回に広岡、麦谷に連打を浴びて無死二、三塁。続く宗の二ゴロの間に1点を失い降板。昨季から続くオリックス戦の連続無失点は23イニングで止まった。試練の立ち上がりだった。初回、いきなり先頭麦谷に死球を与えた。それでも、続く宗は遊併殺。2死から連打を打たれたが、最後は若月を捕邪飛に打ち取った。2回から6回まで無安打投球。7回までスコアボードにゼロを並べた。プロ初完投初完封も見えていたが「いけると、まあ、先は見ないようにしてたんですけど、いきたかったなという思いはありましたね」と振り返った。3位オリックスに5連勝し、ゲーム差を2に縮めた。7月16日の同戦でも自己最長の8回を無失点と好投した左腕は「この2試合は絶対落とせないという話だったんで。昨日、古謝がいいピッチングしたんで、僕も負けてられないなという思いで。勝てて良かったです」。チームを勢いづける98球だった。【山田愛斗】

◆3位オリックスは4位楽天に5連敗を喫し、2ゲーム差に迫られた。先発の田嶋大樹投手(29)は6回2失点の粘投。打線は3番中川圭太内野手(29)、4番太田椋内野手(24)、5番若月健矢捕手(29)のクリーンアップを組むなど大改造したが、楽天藤井を前に7回まで無得点に倒れた。5点を追う8回、二ゴロ間に1点を返すも、反撃はここまでだった。岸田護監督(44)は「ピッチャーよかったですね。なかなか打てないんですけどね。今日も丁寧に投げられましたね」と相手左腕に脱帽。ゲーム差が縮まる中、3週連続で楽天戦が組まれており「なんとかしないといけないですね。なんとか1戦1戦勝って貯金を増やせるようにやっていくしかないです」と前を向いた。好材料は3年目の入山海斗投手(25)。7月30日に支配下登録を勝ち取った。4点ビハインドの9回に4番手でプロ初登板。最速152キロの直球に、切れ味鋭いフォークで3者凡退に抑えた。指揮官も「良い球でしたね。ゾーンで勝負できると思っているのでね。ここから思い切って勝負してほしい」と太鼓判を押した。

◆楽天が3位オリックスを射程圏内に捉えた。直接対決で5連勝を飾り、2ゲーム差に接近。三木肇監督(48)は「それは事実としてあるんですけども。明日からまた戻ってファイターズとやるんで、1試合1試合やります」。対戦成績も9勝9敗の五分とした。投打がかみ合った。0-0の5回2死一、三塁、1番中島大輔外野手(24)が左前適時打で先制。なおも2死一、二塁で2番村林一輝内野手(27)が左前適時打で続いた。7回にも村林が適時打を放ち、8回に小深田大翔内野手(29)の押し出し四球、中島の中犠飛でリードを広げた。1、2番の中島、村林がそれぞれ2打点を挙げ、指揮官は「ずっと彼らではないかもしれないけども、チームとしてはね、非常に大事なポイントになると思いますんで」と振り返った。投げては藤井聖投手(28)が8回途中1失点と力投。チームトップタイの5勝目をつかんだ。三木監督は「いろんなボール投げながらナイスピッチングでした」とたたえた。

◆2年目の楽天中島大輔外野手(24)の勢いが止まらない。「1番右翼」で先発。0-0の5回2死一、三塁、2球で追い込まれながらも、オリックス田嶋のスライダーを左前に運んだ。9試合連続安打となる先制打に「うまく打てた感じです。その前の打撃も同じような場面でチャンスで回って来て、結構いい感じにやられたんで。何とかしたいって感じで」。4点リードの8回には中犠飛でリードを広げ、2打点と活躍した。直近5試合は22打数11安打の打率5割と絶好調だ。「しっかり考えながら打席に入れているっていうのと、あとは体のバランスが良く(打席に)立てている、スイングかけられているのが要因かなと思います」と力を込めた。85試合目の出場で打率2割9分。この日時点の規定打席は「319」だが、中島は「310」まで伸ばし、規定到達も近づいてきた。チームは3位オリックスに5連勝。2ゲーム差まで縮め、対戦成績も9勝9敗の五分とした。

◆オリックス入山海斗投手(25)がプロ初登板で3者凡退デビューを飾った。7月30日に支配下登録を勝ち取った3年目右腕。4点ビハインドの9回、4番手でマウンドへ。「緊張しました。自分ができることを一生懸命やろうと思った」。最速152キロの直球に、切れ味鋭いフォークを織り交ぜ、3者連続フライアウトに打ち取った。「(持ち味は)出せたと思います。(京セラドーム大阪は)人も多くて、楽しかったです」と初々しく笑みを浮かべた。岸田護監督(44)も「良い球でしたね。ゾーンで勝負できると思っているのでね。ここから思い切って勝負してほしい」と太鼓判。1軍での1歩を踏み出した入山。「真っすぐで押して、しっかりフライアウトを取れるようなピッチャーになりたい」と力を込めた。

◆元アーティスティックスイミング(AS)日本代表の青木愛(40)が始球式を務めた。173センチの長身から投じた山なりのボールは捕手・若月の手前でバウンド。「届かなかったので情けないです」と悔しがった。登板前には安達内野守備走塁コーチから「上に投げろ」とアドバイスをもらったというが「飛距離がやっぱり...」と苦笑いした。青木は20歳で世界水泳の日本代表に初選出。2008年の北京五輪でアーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)の日本代表として出場し、チームで5位に入賞。同大会をもって現役を引退した。この試合はデサントジャパン株式会社がスポンサーとなり、「MoveSport DAY」として開催。青木は同社のウエアを着用してグラウンドに登場し、京セラドームを盛り上げた。

◆オリックスは貧打に泣き、今季15度目の零敗。4位・楽天には5連敗で2差に迫られた。 先発の田嶋は6回2失点と力投。救援登板した才木、井口がそれぞれ失点して5点差とされた。 打線は楽天先発の藤井の前に七回まで無得点。八回に1点を返したのが精いっぱい。本拠地の京セラドームで4連敗を喫した。

◆楽天が効果的に得点した。五回に中島と村林の連続適時打で2点を先行。村林は七回に再び適時打を放ち、2安打2打点の活躍。藤井は八回途中まで1失点で5勝目を挙げた。オリックスは八回に内野ゴロの間に1点を返すのがやっと。

◆オリックスは4位楽天に痛恨の5連敗を喫した。岸田護監督(44)はこの結果に「なんとかしないといけない」と悔しさをにじませた。13日から打者4人を入れ替え、打率3割超えの太田を4番、若月を5番で起用して打開を期したが、実らず。楽天先発の藤井の前に二回以降は5イニング連続無安打。八回に1点を返すのがやっとだった。指揮官は「どこかで一本が出たら(流れが変わったかも)というところはあった。なんとか早く点を。先制できるようにやっていきたい」と打線の奮起を求めた。楽天とは来週も敵地で対戦予定で、3週連続の対戦となるが「仕方ない。一戦一戦勝って貯金を増やせるようにやっていくしかない」と前を向いた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64374 0.634
(↓0.006)
-
(-)
38401
(+2)
280
(+3)
71
(+1)
81
(+2)
0.250
(-)
2.350
(↓0.01)
2
(-)
日本ハム
62412 0.602
(↑0.004)
3
(↑1)
38394
(+9)
272
(+4)
96
(+2)
54
(+3)
0.245
(↑0.001)
2.290
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
51483 0.515
(↓0.005)
12
(-)
41351
(+1)
382
(+5)
64
(-)
45
(-)
0.258
(-)
3.480
(↓0.01)
4
(-)
楽天
50512 0.495
(↑0.005)
14
(↑1)
40311
(+5)
349
(+1)
44
(-)
93
(-)
0.248
(-)
3.190
(↑0.02)
5
(-)
西武
48542 0.471
(↑0.006)
16.5
(↑1)
39280
(+3)
311
(+2)
50
(+1)
65
(+1)
0.231
(↑0.001)
2.790
(-)
6
(-)
ロッテ
37613 0.378
(↓0.003)
25.5
(-)
42298
(+4)
404
(+9)
50
(+1)
45
(-)
0.235
(↑0.001)
3.740
(↓0.05)