日本ハム(☆9対4★)ロッテ =リーグ戦16回戦(2025.08.14)・エスコンフィールド北海道=
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ロッテ
01000012041211
日本ハム
30203010X9902
勝利投手:福島 蓮(2勝0敗0S)
敗戦投手:河村 説人(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】ソト(10号・2回表ソロ)
【日本ハム】レイエス(23号・1回裏2ラン),田宮 裕涼(5号・5回裏2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、野村の適時打とレイエスの2ランで3点を先制する。その後は、3回裏に石井の適時打が飛び出すと、5回には田宮の2ランなどで3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・福島が7回2失点7奪三振の力投で今季2勝目。敗れたロッテは、投手陣が精彩を欠いた。

◆元日本ハムの杉谷拳士さん(34)が試合前の"試練"を語った。この日は「ゆる~く深く!プロ野球」と題したテレビ中継のゲストで登場。試合前にベンチ前で円陣を組む姿が映し出されると「大変でした」と懐かしんだ。選手時代から陽気なキャラクターでムードメーカーだった。声出し役に指名された際に「スベるとやり直しで...」と明かした。これには同じくゲストで先輩にあたる田中賢介さん(44)は「円陣のおかわり、ですね」と懐かしんだ。なおこの日の円陣での声出しは、13日にプロ初安打初打点をマークした有薗尚輝内野手(22)。初々しい姿に、杉谷さんは「勝った場合は次の日もやるんです。10連勝した時の円陣とか、1番キツイですよ」とネタ枯れの過去を振り返った。

◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(30)の激走に大興奮だ。「ゆる~く深く!プロ野球」と題したNHKのテレビ中継ゲストの元日本ハムの杉谷拳士さん(34)。「レイエス選手の横ぶりの走りがすごくかわいいんですよ」と力説した。3回には単打で出塁したレイエスが、5番石井一成内野手(31)の中前打にロッテの守備のミスも重なり、一気にホームイン。135キロの迫力の走りに「チャーミング!」と、待ってましたとばかりに声を弾ませた。同じくゲストでNHKプロ野球解説の与田剛さん(59)は、「膝の上がりはあまり良くないですね」と冷静な観察をしながらも、「でも一生懸命さがいいな」と目を細めた。

◆ロッテの先発河村説人投手(28)は22年5月26日以来、約3年ぶりの1軍登板となったが、3回2/3を投げて5安打5失点(自責4)でマウンドを降りた。初回、先頭の五十幡を四球で出塁させると立て続けに二盗、三盗を決められ1死三塁のピンチ。野村に左前適時打を浴びて先制を許した。さらに1死一塁からレイエスに浮いた直球を右翼スタンドへ運ばれ、初回から3失点となった。2回は3者凡退に抑えたものの、3回は2死から四球と安打で2死一、二塁のピンチを招くと、石井に中前適時打を浴びた。さらに味方の失策も絡んで2失点。4回1死一、二塁から五十幡を三邪飛に打ち取ったところで降板となった。

◆ロッテの先発河村説人投手(28)は22年5月26日以来、約3年ぶりの1軍登板となったが、3回2/3を投げて5安打5失点(自責4)でマウンドを降りた。初回、先頭の五十幡を四球で出塁させると立て続けに二盗、三盗を決められ1死三塁のピンチ。野村に左前適時打を浴びて先制を許した。さらに1死一塁からレイエスに浮いた直球を右翼スタンドへ運ばれ、初回から3失点となった。2回は3者凡退に抑えたものの、3回は2死から四球と安打で2死一、二塁のピンチを招くと、石井に中前適時打を浴びた。さらに味方の失策も絡んで2失点。4回1死一、二塁から五十幡を三邪飛に打ち取ったところで降板となった。降板後は「先発としての役割ができなかったのが悔しいです。緊張感はありましたけど、年齢も年齢なので言い訳はできないですし、当然しっかり投げられなければならなかった」と振り返った。

◆ロッテは中盤までの失点を取り返せず6連敗となった。先発の河村説人投手(28)は22年5月26日以来、約3年ぶりの1軍登板となったが、3回2/3を投げて5安打5失点(自責4)でマウンドを降りた。初回、先頭の五十幡を四球で出塁させると立て続けに二盗、三盗を決められ1死三塁のピンチ。野村に左前適時打を浴びて先制を許した。さらに1死一塁からレイエスに浮いた直球を右翼スタンドへ運ばれ、初回から3失点となった。3回は味方失策も絡み2失点と試合を作れなかった。4回途中からマウンドに上がった2番手の菊地吏玖投手(25)も2イニング目の5回に田宮に2ランを浴びるなど3失点を喫した。打線はネフタリ・ソト内野手(36)が今季10号ソロ、愛斗外野手(28)が今季初適時打をマークしたが、追いつけなかった。

◆日本ハム・フランミル・レイエス外野手(30)が1点リードの1死一塁で2戦連発となるリーグトップ23号2ランを放った。「最近は全然打てていなくて、チームも4連敗と良い流れではありませんでした。それでも気持ちを切り替えて、このカードに入りました。チームの勝利に貢献できるバッティングを続けて、ホークスを追いかけます」。3回2死一、二塁では石井の適時打と相手守備のミスを突き、一塁から本塁まで生還と、足でも魅せた。

◆ロッテ先発の河村説人投手(28)は22年5月26日以来、約3年ぶりの1軍登板となったが、3回2/3を5安打5失点(自責4)でマウンドを降りた。初回、先頭打者を四球で歩かせ、日本ハム五十幡に二盗・三盗を許すと野村に先制打、さらにレイエスに浮いた直球を右翼スタンドへ運ばれ3失点。「先頭四球の後も打たれてしまって、レイエス選手にもカウントを崩してしまった。そこで強気に攻められないのが実力」と振り返った。3回にも適時打と味方失策で失点し、念願の地元登板は悔しい結果に。「故郷ですし、関係者もたくさん来てくれたので頑張ろうという気持ちになりましたけど、結果は悪かったのでいい姿を見せられず残念。もう一つレベルアップしてまた1軍で投げたい」と前を向いた。吉井理人監督(60)は「三盗は絶対ダメとわかっている中でパニックになった。0で抑えに行こうとして3失点はもったいない立ち上がりだった」と指摘。それでも「いいボールもあった。直球が手術前の状態まで戻れば十分1軍で通用する」と期待を示した。2番手の菊地吏玖投手(25)も5回に2ランを浴びるなど3失点し、指揮官は「今日はどちらを先発にするか迷ったんですけど、河村が復帰戦だったのでこの順番にした。菊地は2軍でやったことが出せなくて残念な結果になった。もう一度やり直してもらおうと思ってます」と話した。

◆ロッテは中盤までの失点を取り返せず6連敗となった。打線はネフタリ・ソト内野手(36)が今季10号ソロをマーク。7回には2死一、二塁から愛斗外野手(28)が今季初適時打となる左翼線への安打を放った。8回にも2点を返し、終盤に粘りを見せた。吉井理人監督(60)は「集中力切らさずによく最後まで頑張ってくれた」と評価した。だが、「特にランナーありの場面での打撃はうまくできてない」と分析。「入れ込みすぎてるんだと思うんですけど、あの辺がうまくなってくれれば。選球眼とかですよね、その辺がまだうまくできてないんで、これは徐々にできてくると思う。積極的に自分のバッティングできるようにスイングしてほしい」と話した。

◆日本ハム田宮裕涼捕手(25)が攻守で先発福島を援護した。5点リードの5回2死二塁に右翼へ、自己最多を更新する5号2ラン。福島が登板した試合は昨季から4本目で「真っすぐをしっかり捉えることができました。福島のためにホームランを打ててよかったです」。7回1死二塁でも左翼へ適時打を放ち、2安打3打点。リードでも今季2度目登板の福島を7回2失点と、粘りの投球に導いた。▽日本ハム石井(3回2死一、二塁で中前適時打)「打ったのはフォークです。チャンスで打てていなかったので、何としてもランナーを返したいと思っていました。野村、モーレ(レイエス)ナイスラン!」

◆日本ハム五十幡亮汰外野手(26)の足がチームを大勝に導いた。1回、四球で出塁し、続く水谷の初球で二盗に成功。プロ5年目にして、自身初のシーズン20盗塁をクリアした。「よかったです...先制点って大事なので」。節目よりも喜んだのは、試合を初回から決める攻撃につながったこと。1死二塁からは3番野村の初球で三盗に成功し、野村の先制打、レイエスの23号2ランを誘発。いきなりの大仕事だった。思わぬアクシデントも、しっかり乗り越えた。7日西武戦で自打球が右すね付近に直撃。打撲自体は大事に至らなかったが、内出血が自慢の足の神経を圧迫していた。「痛みが電気みたいに走ってくる感じ」と徐々に痛みが増して11日ソフトバンク戦を欠場。「超音波であったり交代浴で、たまっている血を流すようにやっていました」と必死にケアをして悪化を防止。まだ少し痛みは残るが、3試合ぶりのスタメン復帰にこぎ着けた。"サニブラウンに勝った男"が異名のスピードスターは、後半戦が始まる前に「まず"20"行きたいです」と盗塁の目標を立てていた。前半戦は72試合出場で13盗塁だったが、後半戦はケガにも負けず14試合出場で8盗塁と"スピードアップ"。「自己ベストは更新してますけど、もっともっと上を目指していきたい」と目標を上方修正した。かつては故障に悩まされ、長期離脱を繰り返したこともあったが、肉体も技術も進化。逆転Vへ欠かせない"神足"復活で、首位ソフトバンクとの差を3に縮めた。【木下大輔】

◆のらりくらり2連勝だ。7月13日オリックス戦以来約1カ月ぶり登板となった日本ハム福島連投手(22)が2勝目を挙げた。3回以外、毎回走者を許しながら要所を締め、自己最多111球で7回7安打2失点。自己最速に並ぶ155キロをマークするなど力のあるストレートも生かし、今季2戦2勝。チームの2連勝に貢献した。首位ソフトバンクが敗れたため、ゲーム差は3に縮まった。福島が先輩達の援護を受けながら、しっかり2勝目をたぐり寄せた。「ストライク先行で投球できたことがいい結果につながったと思います。何よりも序盤から援護点をくれた野手のみなさんに感謝しています」。初回に3点、3回に2点、5回に3点。3回以外はすべて走者を出しながら、着々と加点する打線の勢いにも、助けられた。7月13日以来、約1カ月1軍マウンドから離れたが、そこでしっかり自身を磨き上げてきた。フォームの微調整で、平均球速が上がった。「この前の1軍登板前で149キロ。それよりちょっと伸びました」。目標の平均150キロに近づける試みが生き、2回に山本に自己最速タイ155キロ。6回のソトへの6球目にも155キロと出力は落ちず「ストレートが最後まで押せていたのが、良かった」と手応えを口にした。支配下登録1年目の昨季は、気持ちの余裕がまったくなかった。「去年はどうしようもなくなってまっすぐみたいでしたけど、今は困ったらまっすぐで行ける。自分の投球だけでなく目の前のバッターと勝負できるようになった」。受けた田宮も自信の経験を踏まえ「僕も去年1年間出てたから(自信が)出てきたというのもある。そういうは大きいのかも」。必死でもがいた1年前の試練を、しっかり成長の糧にした。登録抹消はせず、次回登板に備える。加藤投手コーチは「今日みたいなピッチングをして(最短抹消期間の)10日空けるっていうのはちょっと違う。どこかで、すぐ投げると思います」。少ないチャンスをものにした福島は「そろそろ完投したいですけど...」。さりげなく新たなミッションを頭に描いた。【永野高輔】

◆日本ハムが先手を取り続けた。打線は一回、野村の適時打とレイエスの2ランで3点を先制。三回に2点、五回に3点を加え、リードを広げた。福島は球威があり、7回を2失点の好投で2勝目。ロッテは投手陣が崩れて6連敗。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64374 0.634
(↓0.006)
-
(-)
38401
(+2)
280
(+3)
71
(+1)
81
(+2)
0.250
(-)
2.350
(↓0.01)
2
(-)
日本ハム
62412 0.602
(↑0.004)
3
(↑1)
38394
(+9)
272
(+4)
96
(+2)
54
(+3)
0.245
(↑0.001
2.290
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
51483 0.515
(↓0.005)
12
(-)
41351
(+1)
382
(+5)
64
(-)
45
(-)
0.258
(-)
3.480
(↓0.01)
4
(-)
楽天
50512 0.495
(↑0.005)
14
(↑1)
40311
(+5)
349
(+1)
44
(-)
93
(-)
0.248
(-)
3.190
(↑0.02)
5
(-)
西武
48542 0.471
(↑0.006)
16.5
(↑1)
39280
(+3)
311
(+2)
50
(+1)
65
(+1)
0.231
(↑0.001)
2.790
(-)
6
(-)
ロッテ
37613 0.378
(↓0.003)
25.5
(-)
42298
(+4)
404
(+9)
50
(+1)
45
(-)
0.235
(↑0.001
3.740
(↓0.05)