1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 3 | 10 | 12 | 0 | 4 |
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 2 |
勝利投手:東 克樹(11勝6敗0S) 敗戦投手:アビラ(4勝8敗0S) 本塁打 |

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◆DeNAが空中戦を制した。DeNAは1点を追う3回表、蝦名の2ランなどで3点を奪い、逆転に成功する。その後は6回に代打・筒香が3ランを放つと、9回には林と佐野にも本塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・東が6回2失点7奪三振の好投で今季11勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。
◆ヤクルト・ホセ・オスナ内野手(32)が下半身の張りで2試合連続でベンチ入りメンバーを外れた。練習は別メニューで室内練習場で汗を流すも、試合はベンチ入りしなかった。オスナは11日DeNA戦の初回1死一、二塁で四球を選んで出塁後、代走を出されて途中交代していた。12日DeNA戦後、高津監督は「状態を見て判断します」と話していた。
◆キャスターのジョン・カビラ(66)が始球式で"謝罪"した。三塁側方向に大きくそれるバウンド投球。本塁ベースから3メートル以上ずれた結果に「規格外の大暴投、大変失礼いたしました。ちゃんとコーチングもいただいたのですけど、これが66歳の限界です」と苦笑い。その上で「この機会を与えてくださり、誠にありがとうございます」と話した。
◆ヤクルト長岡秀樹内野手(23)が4回の守備から途中交代した。3回の遊撃守備で交錯するアクシデントがあった。2死走者なしで左翼線への飛球を追って左翼手・内山と激突。トレーナーが長岡のもとに駆け寄ったが、プレーを続行した。その後、3回先頭で打席にも向かい、結果は三ゴロだった。だが4回の守備には就かず、交代となった。長岡は4月26日中日戦で右膝の後十字靱帯(じんたい)損傷していた。約3カ月のリハビリを経て、1日阪神戦から1軍復帰している。
◆ヤクルト山田哲人内野手(33)が7号先制ソロで試合を動かした。0-0の2回先頭、DeNA東の内角高め138キロカットボールを巧みにさばいた。打球角度39度と高く舞い上がった打球は左翼席に吸いこまれた。カウント2-2から対応した1発に「追い込まれていましたが、うまく反応して打つことができました。先制できてよかった」とうなずいた。試合前時点で今季の東との対戦成績は9打数5安打の打率5割5分6厘だった。セ・リーグ最多勝左腕と今季4試合目の対戦でも好相性を発揮した。
◆DeNAは、オーダー変更が得点に結びついてヤクルトに快勝し、連敗を4で止めた。8月絶好調の蝦名達夫外野手(27)を今季初の1番に起用。1点を追いかける3回2死一塁から、左翼席へ逆転の4号2ランを放った。さらに、7月26日の阪神戦以来の2番で起用された林が左三塁打を放ち、佐野の中適時打で3点目を奪った。1点リードの6回2死一、二塁から代打の筒香が6月22日のロッテ戦以来となる今季7号3ランを放ち、リードを広げた。先発の東克樹投手(29)は、6回2失点の好投でリーグ単独トップの11勝目を挙げた。
◆ヤクルトが空中戦でDeNAに屈し、今季2度目となる同一カード3連勝はならなかった。試合を動かしたのは山田哲人内野手(33)だった。2回先頭、DeNA東から7号先制ソロを左翼に放り込んだ。4回は2試合連続5番起用の北村恵吾内野手(24)が左翼への3号ソロを決めた。北村恵は3日阪神戦の今季1軍初昇格から7戦3発となった。ただ投手陣が走者を置いた場面で本塁打を献上した。先発ペドロ・アビラ投手(28)が3回2死一塁から蝦名に逆転2ランを浴びた。1点を追う6回は2番手小沢怜史投手(27)が2死一、二塁から代打筒香に3ランをくらった。6回までに両軍に2本塁打ずつの4発が飛び交った。ヤクルトはソロ2本こそ放ったが、走者を置いた場面で決定打に欠いた。1回は2死一、二塁、6回は2死二、三塁、8回は2死三塁と攻めたが、あと1本が出なかった。
◆ヤクルト長岡秀樹内野手(23)が打撲で途中交代した。13日のDeNA18回戦(神宮)の3回2死、遊撃守備で左翼線の飛球を追って左翼手・内山と交錯するアクシデントがあった。プレーを続行して3回の打席にも立ったが、4回の守備から交代となった。試合後、高津監督は「打撲の箇所があるので代えました。(箇所は)なんとも言えない」と話した。長岡は4月26日中日5回戦の右膝後十字靱帯(じんたい)損傷から1日阪神14回戦(神宮)で約3カ月ぶり1軍復帰していた。
◆DeNA林琢真内野手(24)がプロ初本塁打となる2ランを放った。5点リードの9回2死一塁、ヤクルト阪口の速球を右翼席に運んだ。駒大時代もプレーした神宮での記念のアーチに「初ヒットもここでしたし、感慨深いものはあります」と笑顔。「しっかり捉えた打球が、ああやってスタンドを越えるのはいいことだと思いますし、強い打球を打つことは続けていきたいです」と力を込めた。
◆ヤクルトが空中戦でDeNAに屈し、今季2度目となる同一カード3連勝はならなかった。両軍合わせて6本塁打が乱れ飛んだ一戦に敗れた。試合を動かしたのは山田哲人内野手(33)だった。2回先頭、DeNA東から7号先制ソロを左翼に放り込んだ。4回は2試合連続5番起用の北村恵吾内野手(24)が左翼への3号ソロを決めた。北村恵は3日阪神戦の今季1軍初昇格から出場7試合で3発目となった。高津臣吾監督(56)は「選球することもすごく大事だが、今はそれを求めているわけではない。スイングを仕掛けて打ってくれたら、それでいい。いいバッティング」とたたえた。ただ得点はソロ2発で、DeNAの1発攻勢に押し込まれた。先発ペドロ・アビラ投手(28)が3回2死一塁から蝦名に逆転2ランを浴びた。1点を追う6回は2番手小沢怜史投手(27)が2死一、二塁から代打筒香に3ランをくらった。9回には阪口皓亮投手(25)が2死一塁から林に2ラン、さらに佐野にも2者連続アーチを献上。4被弾の10失点に沈んだ。失点はすべて2死までこぎつけた後だった。高津監督は「10点取られたうち、2アウトランナーなしからが7失点。10失点は全て2アウトから。粘れないのが現状」と詰めの甘さを敗因に挙げた。これで9連戦は4勝5敗だった。「今日は勝ちたかった。勝ち越す権利を昨日、得ていたわけなので。もう全員を使ってでも勝ちにいきたいと思っていたのですけれども、残念な試合になってしまった。でもよく頑張ったと思います」と受け止めた。
◆DeNAが4発の"花火"を打ち上げ、ヤクルトに快勝した。8月絶好調の蝦名達夫外野手(27)を今季初の1番に起用し、3回に逆転の4号2ラン。1点リードの6回には筒香嘉智外野手(33)がプロ初の代打弾となる7号3ランを放った。9回には今季3試合目の2番起用の林琢真内野手(24)がプロ初本塁打の1号2ラン、佐野恵太外野手(30)も12号ソロで大量10得点。先発の東克樹投手(29)はリーグトップの11勝目を挙げ、連敗を4で止めた。5回終了時の夏恒例、300発の花火が打ち上がった直後、筒香がファンを最高潮に感激させる豪快な"花火"を打ち上げた。1点リードの6回2死一、二塁から代打で出場。代打では自身初アーチとなる今季7号3ランを右翼席にたたき込んだ。「打った瞬間いくと思った。代打ですし、速い球に合わせる中で変化球に対応できた」と一振りで勝利を決定づけた。"花火大会"のスタートの合図は、今季初の1番起用の蝦名の1発だった。1点を追いかける3回2死一塁、DeNAファンで青く染まった左翼席に逆転の4号2ランを放った。「2死から投手が四球で、流れが来そうだなという感じだったので、本当に打てて良かったです」と三浦監督の起用に、"1発回答"で応えた。勢いに乗った打線は、球界屈指の破壊力でヤクルト投手陣をのみ込んだ。5点リードの9回2死一塁からは林がプロ初本塁打を放ち、佐野も12号ソロで2者連続アーチ。8回の三森の適時打も含め、全10得点が2死から生まれた。三浦監督は「最後まであきらめずにやってたというのが、今日につながった」と豪快な4発の裏にある打線の粘りを評価した。打順変更も得点に結びつき、2ケタ得点で大勝。連敗を4で止めたが、首位阪神とは14・5ゲーム差、2位巨人とは2・5差ある。「ベイスターズの力はこんなもんじゃないと思います。もっともっといいパフォーマンスを選手はできると思いますし、それが残り試合に全員が出た時にいい結果になると思います」。チーム全員の思いを筒香が代弁した。【久保賢吾】筒香が6回に代打本塁打。筒香のNPBでの本塁打は通算219本目だが、代打弾は初めて。なお、MLBではパイレーツに所属した21年に3本打っており、日米通じて4年ぶり4本目。
◆ヤクルト・山田哲人内野手(33)が先制の7号ソロを放った。0-0の二回先頭。東が投じた内角の変化球を捉え、左翼席までかっ飛ばした。「打ったのはカットボール。追い込まれていましたが、うまく反応して打つことができました。先制することができて良かったです」と山田。7月30日のDeNA戦(横浜)以来となる一発。自身の持つ球団最多本塁打記録を更新する通算306本目のアーチで、先発のアビラに貴重な先取点をプレゼントした。
◆蝦名達夫外野手(27)が逆転の4号2ランを放った。1点を先制された直後の三回、2死から投手の東が四球で出塁すると、アビラの甘く入ったツーシームを捉えて左翼スタンドにほうりこんだ。試合前時点で12試合連続安打と好調の中、今季初の1番起用に応える一発。「いい感触でしっかりと振り抜くことができました! ここからさらに得点に貢献したいです! アッタボーイ!」とにこやかに振り返った。その後、チームは林の三塁打、佐野の中前適時打で1点を追加した。
◆体をコマのように回転させた技ありの一発だ。ヤクルト・山田哲人内野手(33)が、0-0の二回に先制の7号ソロを放った。球団の最多本塁打記録保持者としての矜持(きょうじ)を示した。「追い込まれていたが、うまく反応して打つことができた。先制できてよかった」カウント2-2からの6球目。DeNA先発左腕・東が投じた内角のカットボールを捉えた打球は、大きな放物線を描いて左翼席に着弾。5勝目を目指す先発のアビラに貴重な先取点をプレゼントした。7月30日のDeNA戦(横浜)では通算305本目となる6号ソロを放ち、池山隆寛(現2軍監督)が持っていた球団最多本塁打記録を更新した。山田にとって池山氏は、左足を高く上げるフォームを二人三脚で築き上げた恩師。師を超え「自分がこんなに本塁打を打てる打者になるとは想像もしていなかった」と感慨を込めていた。名実ともにチームの顔となった右打者がまだまだアーチを量産する。11、12日のDeNA戦(神宮)では、主砲の村上が2試合連続で本塁打を放つ活躍で連勝を飾った。背番号55が打てば、ミスタースワローズの象徴である背番号1も黙ってはいない。燕が誇る千両役者が、夏の大逆襲を期すチームをバットで鼓舞した。(樋口航)
◆ヤクルト・北村恵吾内野手(24)が3号ソロを放った。「何としてでも塁に出る気持ちで打席に入った。良い角度で上がってくれた」2点を追う四回先頭。DeNA・東が投じた初球の速球を捉え、左翼席までかっ飛ばした。10日の阪神戦(京セラ)ぶりの一発。下半身のコンディション不良で2試合連続でベンチ入りメンバーから外れたオスナに代わって出場する強打の右打者が、今季3試合目となるスタメン起用に一振りで応えた。
◆DeNA・佐野恵太外野手(30)が三回、中前適時打を放った。2死から蝦名の2ランで逆転した直後、林が三塁打で出塁。勢いを止めず、アビラの148キロを弾き返し、「コンパクトを心掛けて打つことができた」と胸を張った。試合前時点で8月の打率・356と絶好調の夏男。三浦監督が「常に出ずっぱり。その中でしっかりと結果を残してくれている」とねぎらう中、勝負強さを示した。
◆今季初めて1番で打線に名を連ね、期待に応える一発を放った。DeNA・蝦名達夫外野手(27)はベンチでナインに迎えられ「いい感触でしっかりと振り抜くことができた」と笑みをこぼした。1点を追う三回2死から9番の東が四球を選んだ後の打席。肘をたたみながら胸元に食い込むツーシームを捉え、4号2ランを左翼席に運んだ。林が左翼線に落ちる三塁打、佐野が中前適時打で続き、一挙3点を奪う攻撃の火付け役となった。8試合連続安打を記録し、8月の打率は試合前時点で・484(31打数15安打)と好調を維持する。5日の広島戦では同点の九回に左犠飛を放ち、プロ6年目で初のサヨナラ打点をマーク。勝負強さも発揮しており、三浦監督は「打つべきボールを打てている」と評価していた。昨季は5月から6月にかけてトップバッターを託されたが、試合中の走塁で脚の肉離れを負い、自らチャンスを手放した。後半戦は梶原の台頭もあり、先発出場の機会を増やせず、「力になれなかった」と悔いを残していた。レギュラー定着を期す27歳に慢心は見当たらない。「継続する。ベイスターズをもっと引っ張っていけるように一試合一試合やっていけたら」と口元を引き締める。(鈴木智紘)
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が代打で7号3ランを放ち、貴重な追加点を挙げた。1点リードの六回一、二塁で、低めのチェンジアップをすくい上げて右翼ポール際に運んだ。7月7日に出場選手登録を抹消され、今月7日に昇格。代打待機が続き直近2試合は出番がなかった、6月22日のロッテ戦以来となる一発に「風もあったし、うまく打てたと思う」と笑みを浮かべた。
◆DeNAが4本塁打で得点を重ね大勝し、連敗を4で止めた。0―1の三回に蝦名達夫外野手が4号逆転2ランを放ち、六回に代打・筒香嘉智外野手が7号3ラン。九回にも林琢真内野手、佐野恵太外野手の連続本塁打で突き放した。先発の東克樹投手はリーグ単独トップの11勝目(6敗)を挙げた。
◆ヤクルト・高津臣吾監督(56)が試合後、途中交代した長岡秀樹内野手(23)について言及。「ちょっと、打撲箇所があるので代えました」と説明した。長岡は「2番・遊撃」で先発出場。三回2死の遊撃守備でDeNA・林が放った左翼線への打球を追う際に、左翼手の内山と交錯。三回の守備までこなしたが、四回からベンチに下がっていた。15日からの広島戦(マツダ)以降について指揮官は「今からいろいろ確認してからになると思う」と話すにとどめた。
◆DeNAが4本塁打で得点を重ね、連敗を4で止めた。0―1の三回に蝦名が逆転2ランを放ち、六回に代打・筒香が3ラン。九回にも林、佐野の連続本塁打で加点した。東はリーグ単独トップの11勝目。ヤクルトは投手陣が崩れた。
◆DeNA・蝦名達夫外野手(27)が今季初めて1番で打線に名を連ね、1点を先制された直後の三回2死一塁で逆転の4号2ランを左翼席に運んだ。肘をたたみながら胸元に食い込むツーシームを捉え「先頭打者なので、とにかく引っ張っていくという気持ちだった。良い感触でしっかりと振り抜くことができた」と笑みをこぼした。8試合連続安打と好調を維持しており「ボールはしっかり見えている。それを継続していきたい」と口元を引き締めた。三浦監督は期待に応える活躍に「状態がすごく上がってきている中で、思い切って1番で勢いをつけてもらおうと思った。よく打ってくれた」とねぎらった。
◆DeNAが4本塁打で得点を重ね、連敗を4で止めた。0―1の三回に蝦名が逆転2ランを放ち、六回に代打・筒香が3ラン。九回にも林、佐野の連続本塁打で加点した。東はリーグ単独トップの11勝目。ヤクルトは投手陣が崩れた。
◆DeNAの3年目、林琢真内野手(24)がプロ1号を放った。5点リードの九回2死一塁で外寄り高めの152キロの直球を引っ張り、右翼席に運んだ。駒大時代にプレーした神宮での一発に「感慨深いものがある」と実感を込めた。身長171センチと小柄ながら、体重は昨オフから10キロ増えて80キロ。一食の量を増やした成果で一回り大きくなり、スイングも力強くなった。「そこ(長打力)を課題にずっとやっていたので、一つこういう結果が出たのはよかった。強い打球を打つことは続けていきたい」とうなずいた。試合直後の時点で記念球は手元に戻ってきていないといい「後で自分で取りに行こうかな」と冗談めかして笑いつつ「帰ってきたらいいです」と願った。
◆プロ16年目で日本球界自身初の代打弾! セ・リーグ3位のDeNAは13日、ヤクルト18回戦(神宮)に10―2で快勝し、連敗を4で止めた。筒香嘉智外野手(33)が3-2の六回2死一、二塁から代打で7号3ランを放った。代打待機が続く大砲が、3試合ぶりの出場で一発回答。打線が計4本塁打、12安打と爆発し、2位巨人に2.5ゲーム差とした。神宮の夜空に久々の放物線を描いた。筒香が代打で6月22日のロッテ戦(横浜)以来となる7号3ラン。ダイヤモンドをゆったりと回り、大歓声をかみしめた。「打った瞬間に行くと思った。代打ですし、速い球に合わせる中で変化球に対応できた」1点差の六回2死一、二塁。8番・京田の代打で打席に入り、2―1のバッティングカウントから小沢の低めのチェンジアップをすくい上げ、右翼ポール際に打球をほうりこんだ。日本球界では自身初となる代打での一発(大リーグでは3本塁打)。昨季の7本塁打に並び、通算219本塁打とした大砲は「(代打初は)知らなかった。確かにそうですね」とうなずいた。筒香の一発に打線も活気づき4本塁打、10得点。拙攻もあり4連敗を喫していたチームの中で、やはり存在感は絶大だった。日本球界復帰2年目の今季は打率1割台。7月7日に今季2度目の2軍降格となった。1軍の舞台を夢見る若手に交じってなお、自らの打撃に向き合う日々。がむしゃらな姿勢は「僕の方があったんじゃないですか」と語る。2軍戦9試合で打率・321、1本塁打。状態を上げ、8月7日に1軍に戻ってきた。
◆苦い記憶を払拭した。DeNA・東克樹投手(29)が6回を投げてソロ本塁打2発の2失点にまとめ、リーグ単独トップの11勝目を挙げた。3試合ぶりの白星に「ランナーを出しながらも粘り強く投げることができた」と笑顔を取り戻した。多彩な変化球を散らして7奪三振。好調の村上との対戦は2打数無安打に抑え、六回の第3打席ではボール球のチェンジアップを振らせて空振り三振に仕留めた。直近2試合は打ち込まれて敗戦投手となっており、投手コーチやアナリストらと配球を見直した。「人間なので負けることもある。前を向くだけ」と自らに言い聞かせてきた。最多勝を目標に掲げるエースは「(山本)祐大のリードのおかげで試合をつくることができた」と女房役への感謝を忘れなかった。(鈴木智紘)
◆DeNAはクライマックスシリーズ(CS)進出へ向け、総力を結集する時期にきた。念願のリーグ優勝は非現実的。明確にCS狙いにシフトチェンジし、方策を練る。その意味で、この夜のような勝ち方をとことん、追求すべきだろう。蝦名の2ラン、筒香の3ランなど、いいところで一発が出た。現状はドジャースと同じで? 打たないことには勝てないのだから、投手陣が5失点したら、6点を取れなかった打線が悪いと、割り切る。球団を挙げて、その意識を徹底したい。そして何より、下位チームからの勝ち星を最優先することだ。先発ローテーションを組み替えてでも、下位相手に計算できる投手をぶつけて、勝利を稼ぐ。2軍戦でも制球に難があった藤浪を、あくまで先発で使うつもりなら、テストを兼ねて阪神戦に回す手もある。昨年の日本シリーズ制覇という経験はどこよりも真新しく、そのノウハウも鮮明に覚えているはず。合言葉は「下克上をもう一度」。CS制度がある以上、当然の考え方ではないだろうか。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
64 | 40 | 2 | 0.615 (↑0.003) | M26 (↑2) |
37 | 361 (+2) | 246 (-) | 66 (-) | 83 (+1) |
0.244 (↓0.002) | 2.050 (↑0.02) |
2 (-) |
巨人 |
51 | 51 | 3 | 0.500 (↓0.005) | 12 (↓1) |
38 | 311 (+3) | 309 (+4) | 65 (+1) | 43 (+1) |
0.242 (-) | 2.640 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
47 | 52 | 5 | 0.475 (↑0.006) | 14.5 (-) |
39 | 338 (+10) | 325 (+2) | 66 (+4) | 48 (+1) |
0.239 (↑0.001) | 2.880 (↑0.01) |
4 (1↑) |
中日 |
47 | 56 | 2 | 0.456 (↑0.005) | 16.5 (-) |
38 | 281 (+4) | 316 (+3) | 55 (+1) | 62 (-) |
0.227 (↑0.001) | 2.810 (-) |
5 (1↓) |
広島 |
45 | 54 | 5 | 0.455 (↓0.004) | 16.5 (↓1) |
39 | 317 (-) | 335 (+2) | 53 (-) | 48 (-) |
0.241 (↓0.001) | 2.930 (↑0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
37 | 58 | 5 | 0.389 (↓0.005) | 22.5 (↓1) |
43 | 281 (+2) | 395 (+10) | 54 (+2) | 45 (-) |
0.228 (-) | 3.570 (↓0.07) |
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