1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 1 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 1 | 0 |
勝利投手:上沢 直之(8勝6敗0S) (セーブ:杉山 一樹(2勝2敗18S)) 敗戦投手:松本 航(0勝1敗0S) |

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◆ソフトバンクが6連勝。ソフトバンクは初回、柳町が適時打を放ち先制する。さらに牧原大、海野、佐藤直にも適時打が飛び出し、この回一挙5点を奪った。投げては、先発・上沢が6回4安打3失点の好投で今季8勝目。敗れた西武は、先発・松本が精彩を欠いた。
◆西武の松本航投手(28)が13日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)で先発マウンドに上がる。ここ数年、先発ローテーションに入っていることが多かった。それが今季は、チーム103試合目にして初先発。ようやくチャンスが回ってきた。「本当に久しぶりなので、でも、やってきた以上のことは出せないと思うので。気負わずというか、やる気を持ちながらしっかり冷静にいこうと思います」と話した。エース今井、隅田の両輪に加え高橋、渡辺、武内、与座、さらには菅井の7人がメインで回り、プロ2年目上田も4試合、先発マウンドを経験した。松本は悔しさを持ちながらも「本当にいい先発陣が7人いてシーズン回っていたので、そこは割り切って」と目の前の2軍登板をこなした。右肩のコンディション不良で春季キャンプ時点で出遅れたものの、徐々に球速や球威を戻し「6月くらいからは感覚的には戻ってきた感じはあったので、そこからはいつ呼ばれても、という思いでやってました」と現状を口にする。力まずに、首位ソフトバンク打線に投げ込む。【金子真仁】
◆パ・リーグ首位のソフトバンクは、敵地ベルーナドームで西武2連戦を戦う。前カードの本拠地日本ハム3連戦は3連勝。4ゲーム差をつけて首位固めに成功し、最短14日にも優勝マジック「32」が点灯する好位置につけた。8月は9試合で8勝1敗、勝率は驚異の8割8分9厘を誇る。特に打線を引っ張っているのは近藤健介外野手(32)だ。8月は27打数13安打で打率4割8分1厘、4本塁打、11打点。出塁率は6割6分7厘で、打者の攻撃力を表すOPS(出塁率+長打率)は1・778と無双状態に入っている。8月で唯一黒星を喫した5日のロッテ戦でも今季初の1試合2本塁打を2打席連発でマークした。主に9番を任されている牧原大成内野手(32)も月間打率4割2分9厘、OPSが1・103と頼もしい。好調2人の活躍で6連勝を決め、本格的に独走態勢モードに入りたい。
◆"ゴルフ界の北川景子"こと女子プロゴルファーの植手桃子選手(27=扶和メタル)が始球式に登場し、堂々たるワンバウンド投球を披露した。ポニーテールのサラサラヘアをなびかせながら「ライオンズサマーブルーユニホーム」姿で登場。ワインドアップ投法で投げ込んだボールは三塁側へそれたが、笑顔をみせると場内から大きな拍手が送られた。植手は神戸市出身。滝川二高卒業後、5度目のプロテスト受験となった21年6月の最終プロテストに合格した。
◆5連勝中のソフトバンク打線が初回から打者一巡の猛打を仕掛けた。先頭ダウンズが四球で出塁。続く野村は中堅フェンス際の中飛に倒れたが、3番近藤が右翼線二塁打でチャンスを拡大した。1死満塁となり柳町と牧原大が連続タイムリー。2死満塁では海野にも中前2点適時打が飛び出した。今季初先発の西武松本相手に初回だけで5得点。優勝マジック点灯間近のソフトバンクがプレーボール直後にその強さを見せつけた。
◆ソフトバンクが6連勝を飾った。初回に打者一巡の猛攻で5安打5得点。いきなり試合の主導権を握り、その後2点差に詰め寄られたが逃げ切った。2位の日本ハムがサヨナラ勝利したため、14日の優勝マジック「32」点灯の可能性はなくなった。先発の上沢直之投手(31)は6回4安打3失点(自責点1)で8勝目。杉山一樹投手(27)は18セーブ目を記録した。ソフトバンクのM点灯条件 ソフトバンクの優勝マジック点灯は最短で15日になった。条件はソフトバンクが14日西武戦、15日ロッテ戦に○○なら、日本ハムが14日ロッテ戦、15日楽天戦に連敗で、オリックスが14日楽天戦、15日西武戦で1敗か2分け。ソフトバンクが○△の場合は日本ハムが連敗で、オリックスが1敗。いずれの場合もM31が出る。
◆西武は首位ソフトバンクに初回の大量失点が響いて、中盤以降追い上げる粘りをみせたがあと1歩及ばなかった。今季初先発の松本航投手(28)は初回から強力打線につかまり、一挙5失点。2回以降は立ち直り、5回まで0を並べたものの、初回の失点が決勝点となった。「初回先頭打者への四球から相手打線につかまってしまい、本当に申し訳ない気持ちです。相手打線を止めることができませんでした」と振り返った。打線は5点を追う展開からスタート。上沢に5回1死まで無安打に封じられたが、7月加入の新助っ人のJ・D・デービズ内野手(32)が中堅フェンス直撃の二塁打を放ち、ノーヒットノーランを阻止。山村が四球でつなぐと、1死一、二塁から長谷川の三塁手強襲の左前適時打を放ち1点を返した。さらに6回、先頭の外崎が三塁内野安打で出塁。滝沢が四球でつなぎ、無死一、二塁から渡部聖の右前への当たりを一塁手山川が好捕するも、トスが乱れて二走が生還。続く無死一、三塁からネビンの遊ゴロ併殺打の間に3点目を挙げ、2点差に迫った。救援陣の無失点リレーで流れを呼び込んだが、反撃はここまで。打線の奮闘も及ばず、惜敗を喫した。
◆西武の羽田慎之介投手(21)が13日、出場選手登録を抹消された。試合前練習ではウオーミングアップに参加していたが「左肘の痛み」のため戦線を離脱することになった。西口監督は「投げることに関してちょっと不安がある」と説明し、最短復帰を急がず様子を見ながら判断していく考えを示した。羽田は4年目の今季、自己最多の24試合に登板し、1勝1敗、2ホールドをマーク。ブルペン陣の一角としてチームを支えていた。
◆ソフトバンクが6連勝を飾った。初回に打者一巡の猛攻で5安打5得点。いきなり試合の主導権を握り、その後2点差に詰め寄られたが逃げ切った。2位の日本ハムがサヨナラ勝利したため、14日の優勝マジック「32」点灯の可能性はなくなった。ソフトバンクのM点灯条件 ソフトバンクの優勝マジック点灯は最短で15日になった。条件はソフトバンクが14日西武戦、15日ロッテ戦に○○なら、日本ハムが14日ロッテ戦、15日楽天戦に連敗で、オリックスが14日楽天戦、15日西武戦で1敗か2分け。ソフトバンクが○△の場合は日本ハムが連敗で、オリックスが1敗。いずれの場合もM31が出る。
◆「3本柱」には負けない。ソフトバンク上沢直之投手(31)が6回4安打3失点(自責点1)で今季8勝目を手にした。1回に味方から大量5得点の援護をもらい、5回1死までは無安打投球。中盤は右打者の内角へのツーシームの制球に苦しんだが、フォークやスライダー中心の配球に切り替えて粘った。「うまく投げられないボールを追求して投げるよりかは、いま現状で一番よさそうなボールを多く投げる方が抑えられる確率が高いと思ったので」。冷静な判断が奏功した。ベルーナドームは日本ハム時代の23年8月以来2年ぶり。「やっぱり暑いですね」と大粒の汗を流したが「でも投げにくくはなかったです」と振り返った。前カードの日本ハム3連戦では有原、モイネロ、大関の先発「3本柱」がそろって10勝に到達。上沢は「その3人に負けないようにと思っています。ここから1つも落としたくない。その3人に追いつけるように」と刺激を力に変えている。これで今季の西武戦は3戦3勝、防御率2・00。小久保監督も「(1回に5得点で)あの後、先発ピッチャーは難しいけど、上沢がよく投げてくれた」とうなずいた。【只松憲】
◆西武は首位ソフトバンクに初回の大量失点が響き、中盤に追い上げるも及ばなかった。今季初先発の松本航投手(28)は初回に5失点するも、2回に柘植から炭谷への捕手交代もあって立ち直り、5回まで0を並べた。西口監督は「(柘植とは)ファームで組んでいたので、どうリードするのか見ていた。(炭谷が)2回以降しっかり立て直してくれたところが大きかった。松本も次につながる」と次回以降に期待を込めた。
◆ソフトバンクの勢いが止まらない。敵地・所沢で西武に完勝。今季2度目の6連勝を飾った。好調の打線は初回に柳町達外野手(28)の先制打など長短5安打などで大量5得点。今季初対決となった西武先発の松本を一気に攻略した。8月は9勝1敗の圧倒的な強さで首位快走。2位日本ハムが勝ったため、14日の優勝マジック点灯は持ち越しとなったが、この強さならもう秒読み。勢いを増しながら、小久保ホークスがVロードを疾駆する。強い。ボクシングならゴング直後にパンチの嵐と言ったところか。敵地・所沢でホークス打線が試合開始から活性した。今季初先発となった西武松本に初回から襲いかかった。2つの四球と近藤の二塁打で1死満塁。5番柳町のバットが口火を切った。「とにかくチャンスで回してもらったので、絶対に先制点を、と打席に入った。追い込まれても速い球にしっかり反応できた。1打席目にああいう形(1死満塁)で回ってきて、しっかりヒットでつなげたのはすごく価値ある1本」。自身7試合ぶりの打点が一、二塁間を見事に割る先制タイムリー。柳町は胸を張った。前カードの本拠地での日本ハム3連戦をスイープ。首位快走の流れは止まらない。6番牧原大も右前タイムリーで続くと、2死後には8番海野もバットを折りながら中前に2点適時打。9番佐藤直もさらに続いて左前タイムリー。4本の適時打を集中させて大量5点を奪った。初回5点は今季チーム初。5点差以上の逆転負けを喫していないチームだけにデータ的にはこの時点で勝利は「当確」だった。近藤、山川ら主軸が打点を挙げなくても、勝ち抜く。8回にも左前打を放ち、マルチヒットを記録した柳町はこれで今季90安打としキャリアハイを更新。「1つの過去の自分を超したじゃないけど、1歩成長できたかな」。交流戦MVPを獲得した急成長の男は、勝負の8月にもさらに成長曲線を上向きにする。今季2度目の6連勝で8月は9勝1敗。2回以降は無得点に終わったものの、小久保監督は欲を封印。「ぜいたくはいくらでもある。(2回以降の)攻撃を緩めたわけではない。あと1本出なかった。5点入ったら逃げ切らないと。逃げ切ったのがすべてです」。14日の優勝マジック点灯はお預けとなったが、Vロードを疾駆しているのは間違いない。【佐竹英治】ソフトバンクのM点灯条件 ソフトバンクの優勝マジック点灯は最短で15日になった。条件はソフトバンクが14日西武戦、15日ロッテ戦に○○なら、日本ハムが14日ロッテ戦、15日楽天戦に連敗で、オリックスが14日楽天戦、15日西武戦で1敗か2分け。ソフトバンクが○△の場合は日本ハムが連敗で、オリックスが1敗。いずれの場合もM31が出る。
◆西武は首位ソフトバンクに初回の大量失点が響き、中盤以降追い上げる粘りをみせたがあと1歩及ばなかった。今季初先発の松本航投手(28)は初回に5失点したものの、2回に捕手を柘植から炭谷に交代すると立ち直り、5回まで0を並べた。松本は「初回先頭打者への四球から相手打線につかまってしまい、本当に申し訳ない気持ちです。相手打線を止めることができませんでした」と振り返った。西口文也監督(52)は「初回はボールをそろえすぎたかな。配球的に。そこだけじゃないですか」と指摘しつつ、捕手交代については「松本のことを考えてちょっと流れを変えようってところで。(炭谷が)2回以降しっかり立て直してくれたところが大きかった。もう少し点を取れてもよかったかな」と話した。打線は5点を追う展開からスタート。上沢に5回1死まで無安打に封じられたが、7月加入の新助っ人のJ・D・デービズ内野手(32)が中堅フェンス直撃の二塁打を放ち、ノーヒットノーランを阻止。山村が四球でつなぐと、1死一、二塁から長谷川の三塁手強襲の左前適時打を放ち1点を返した。さらに6回、先頭の外崎が三塁内野安打で出塁したあと、無死一、二塁から渡部聖の右前への当たりの間に二走が生還。続くネビンの遊ゴロ併殺打の間に3点目を挙げ、2点差に迫った。救援陣の無失点リレーで流れを呼び込んだが、反撃はここまで。打線の奮闘も及ばず、惜敗を喫した。
◆独走態勢に待ったをかけられるか。西武は14日のソフトバンク戦(ベルーナ)の先発に高橋光成投手(28)を立てる。右腕はパ・リーグ連覇への優勝マジック点灯が目前に迫る王者を前に静かに燃える思いを語った。ソフトバンクとは5月15日以来、3カ月ぶりとなる対戦。前回は6回6安打5失点で黒星を喫した。日本ハムとの首位攻防戦に3連勝し、8月は12日時点でわずかに1敗のみと無敵の進軍を続ける相手に「もう、皆さんの想像通りじゃないですか。本当に強いのはみんなわかっている通りですし、勢いも今、連勝してるので」と警戒を込めて語った。「前回は山川さんにホームランを打たれて、大差で負けてしまった。一発を警戒していきたい。でも僕自身、状態が上がっているので、また違う反応になる。その中でうまく相手の反応を見ながら攻めていきたい。持ち球全部で勝負できるっていうのがある。1球には絞れない。全部いいので」と自身の状態に手応えを感じている。「相手が強いのには越したことないので。そろそろ止まるんじゃない? ぐらいの気持ちで入りたい」と高橋。飄々と、しかし熱い思いを胸に秘めストップ・ザ・ホークスを狙う。(片岡将)
◆ソフトバンクが6連勝で貯金を今季最多の「28」とした。一回に 柳町達外野手、牧原大成内野手の連続適時打など打者10人の攻撃で一挙5点を先制。先発の上沢直之投手は6回3失点で8勝目(6敗)。九回を締めた杉山一樹投手が18セーブ目を挙げた。
◆昨年9月26日以来、326日ぶりの1軍マウンドとなった先発の松本航投手(28)は一回に5安打2四球で打者10人の猛攻を受けて5失点。二回からは捕手の柘植を炭谷に交代させる荒療治で立て直したが大量失点が重すぎた。西口監督は「初回はボールをそろえすぎた。なかなか、うまくいかなかった。ちょっと流れを変えようっていうこと」と交代の意図を説明。チームは対ソフトバンク戦で6連敗となった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
64 | 36 | 4 | 0.640 (↑0.004) | - (-) |
39 | 399 (+5) | 277 (+3) | 70 (-) | 79 (-) |
0.250 (-) | 2.340 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
61 | 41 | 2 | 0.598 (↑0.004) | 4 (-) |
39 | 385 (+3) | 268 (+2) | 94 (+1) | 51 (-) |
0.244 (-) | 2.280 (-) |
3 (-) |
ORIX |
51 | 47 | 3 | 0.520 (↓0.006) | 12 (↓1) |
42 | 350 (+4) | 377 (+7) | 64 (-) | 45 (-) |
0.258 (-) | 3.470 (↓0.03) |
4 (-) |
楽天 |
49 | 51 | 2 | 0.490 (↑0.005) | 15 (-) |
41 | 306 (+7) | 348 (+4) | 44 (+1) | 93 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.210 (-) |
5 (-) |
西武 |
47 | 54 | 2 | 0.465 (↓0.005) | 17.5 (↓1) |
40 | 277 (+3) | 309 (+5) | 49 (-) | 64 (-) |
0.230 (↓0.001) | 2.790 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
37 | 60 | 3 | 0.381 (↓0.004) | 25.5 (↓1) |
43 | 294 (+2) | 395 (+3) | 49 (-) | 45 (+2) |
0.234 (↑0.001) | 3.690 (-) |
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