ヤクルト(☆3対1★)DeNA =リーグ戦17回戦(2025.08.12)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:大西 広樹(3勝1敗4S)
敗戦投手:中川 虎大(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(5号・9回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトがサヨナラ勝利。ヤクルトは2回裏、古賀の内野ゴロの間に1点を挙げ、先制に成功する。その後同点とされるも、9回に村上の2ランが飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、3番手・大西が今季3勝目。敗れたDeNAは、打線が好機を生かせなかった。

◆前日11日に途中交代していたヤクルト・ホセ・オスナ内野手(32)が今季初めてベンチ入りメンバーを外れた。この日の試合前練習もグラウンドに姿を見せていなかった。オスナは11日DeNA戦の初回1死一、二塁で四球を選び出塁後、代走を出されて交代していた。同戦後、高津監督は「京セラ(阪神戦)の時から下半身に張りがあって、初回はいけたのですが、強まったというところで代えました」と説明していた。オスナは前日11日まで、チームで唯一となる全試合出場をしていた。

◆音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル詩羽(24)が始球式を行った。マウンド前からワンバウンド投球を披露した。満面の笑みを振りまき、試合前の熱気に包まれる球場を、さらに盛り上げた。「緊張しました。真っすぐ投げられたらなと思っていたので、頑張れた方だと思います。(自己採点は)10点中、5点です」と大笑いで振り返った。

◆DeNA戸柱恭孝捕手(35)が、ヤクルト戦で同点の犠飛を放った。1点を追いかける4回無死満塁、ヤクルト・ランバートの初球のスライダーを左翼に打ち上げ、三塁走者の蝦名がホームに生還した。最低限の仕事で試合を振り出しに戻したが、戸柱はベンチに引き揚げる途中に天を仰ぎながら、悔しそうな表情を浮かべた。X(旧ツイッター)では「トバさん」がトレンド入り。「犠牲フライでも悔しそうなのグッとくる」、「トバさんって結構頼れるよな」、「もっと裕太郎くんを援護してあげたかった気持ちが伝わる」と戸柱の犠飛に関する声が複数挙がった。

◆ヤクルトが今季6度目のサヨナラ勝ちでDeNAに連勝した。1-1の同点で迎えた9回、無死一塁の場面で村上宗隆内野手(25)が決勝2ランを放った。2回に先手を取った。先頭村上の二塁打などで1死二、三塁と攻めると、古賀の遊ゴロの間で先制した。先発ランバートは7回4安打1失点と好投した。最速155キロの力強い直球を軸に、5者連続を含む10奪三振でDeNA打線を封じ込めた。8回以降は救援陣がゼロでしのいだ。

◆DeNAが、ヤクルトにサヨナラ負けし、4連敗を喫した。同点の9回無死一塁、4番手の中川が、ヤクルト村上にサヨナラ2ランを浴びた。打線は1点を追いかける4回無死満塁、戸柱がランバートの初球のスライダーを左翼に打ち上げ、同点の犠飛。9回は無死一、二塁の好機をつかんだが、あと1本が出なかった。投手陣は先発の石田裕が6回1失点と好投。2番手宮城、3番手伊勢が無失点に抑えたが、4番手中川がサヨナラ弾を浴びた。石田裕は「今日は攻めの投球ができた中で、緩急も使えて、うまくまとめることができました。とばさん(戸柱)の要求通りに投げられたので、良い結果につながったと思います」と話した。

◆メジャー5球団、そして家族の前で最高の背中を示した。ヤクルト村上宗隆内野手(25)が2戦連発の5号サヨナラ2ランで勝負を決めた。9回無死一塁、DeNA中川虎の146キロ直球を捉えると、確信の仁王立ち。バックスクリーンに飛び込む打球を見届けた。「決めたいと思っていた。代走が出た時点で、この回に決着をつけるというチームの意志も感じた。最高です」と歓喜に浸った。一塁走者・内山に代走丸山和を送った高津監督の勝負手を勝利に直結させた。今オフのメジャー挑戦を明言し、米国からの視線はますます熱くなる。メッツ、ジャイアンツ、カブス、ダイヤモンドバックス、カージナルスと5球団が視察に訪れた。過去に高津監督、青木GM特別補佐も所属したメッツのスカウト陣の中には、編成トップで球団社長のスターンズ氏の姿もあった。村上は「関係ないです」と意に介さない中、22年5月24日日本ハム戦以来3年ぶりのサヨナラ弾を決めた。格別な1本は、熊本から駆けつけた家族の前での雄姿でもあった。お立ち台では「お父さん、お母さんが来ているので打てて良かった」とスタンドに手を振った。そして大雨で受けた故郷に思いをはせ「熊本で今、大変な思いをしている人たちがいると思う。僕の一打で少しでも元気をもらってくれたら」と続けた。上半身コンディション不良から復帰14戦で5発。「もっと熱い試合を見せられるように」。ペナントは残り44試合だ。ファンからも、海の向こうからも、主砲に注がれる視線は熱くなっていく。【上田悠太】▽ヤクルト高津監督(村上のサヨナラ弾に)「最後を一振りでゲームを決めてくれるわけなので、非常に頼もしい。彼が本塁打を打てば当たり前に点が入る。彼がいるから一振りで点を取れる打線になってきた」

◆ヤクルトが今季6度目のサヨナラ勝ちでDeNAに連勝した。9回無死一塁、村上宗隆内野手(25)がバックスクリーンに5号サヨナラ2ランを決めた。DeNA中川虎の146キロ直球を完璧に捉え、確信の仁王立ち。主砲が華々しく試合を決着させた。村上のサヨナラ弾は22年5月24日日本ハム戦以来、3年ぶりで通算4本目だった。村上の最高の仕事に、高津監督は「一振りでゲームを決めてくれるわけなので、非常に頼もしい。彼が本塁打を打てば当たり前に点が入る。彼がいるから一振りで点を取れる打線になってきた」とたたえた。その上で村上の存在について「一番は相手ベンチへのプレッシャーだと思う。阪神だったら佐藤輝、巨人だったら岡本らがいて、ヤクルトには村上がいなかったわけで。それだけで相手ベンチが考えることはたくさんある。相手にとっての存在は非常に大きい」と続けた。2回に先手を取った。先頭村上の二塁打などで1死二、三塁と攻めると、古賀の遊ゴロの間で先制した。先発ランバートは7回4安打1失点と好投した。最速155キロの力強い直球を軸に、5者連続を含む10奪三振でDeNA打線を封じ込めた。高津監督は「今日、勝てたのは彼の活躍がすごく大きな割合を占めていると思う。ローテーションを外れることなく、非常に大きなローテーションの投手だと思います」と話した。

◆DeNA・東克樹が13日のヤクルト戦に先発する。直近2連敗のエースは「状態はずっといい。あとは自分の技術だけ。3度目の正直ということで、しっかりと試合を作ることができたら」と静かに闘志を燃やした。前々回7月29日のヤクルト戦では、村上に先制ソロを被弾。「やっぱり村上が帰ってきて活気づいている」と敵の主砲に警戒を強めた。

◆DeNA・石田裕太郎投手(23)が12日のヤクルト戦に先発した。9日にバウアーが腰の違和感を訴え、10日の巨人戦の先発が急きょ決定。さらに雨天中止で登板機会が12日にずれ込んだ。二転三転して調整に難しさもあった。だが、地元横浜出身で子供の頃からベイスターズファンで知られる男は、「プロに入る前に球団に必要とされる選手になりたいというのがある」と頼もしく、マウンドに立った。中大卒のプロ2年目。今季は先発、中継ぎ問わず腕を振っている。ローテーションの谷間に入ることもあれば、ロングリリーフで待機することもある。今季は1安打完封を含む2勝(3敗)。右のエースを目指すホープは、謙虚な姿勢で先輩選手からも学んでいる。今季加入したバウアーには肩のトレーニング方法を聞きに行き、7月に加わった藤浪の元にも足を運んだ。「僕の野球人生の中で勉強になる選手が増えたので、心強い。調整法や考え方が違う。参考にしたい所もたくさん」とどこか楽しそうにも見える。今後は先発起用が続く予定。制球と変化球の精度が持ち味の右腕に首脳陣の期待は大きい。「今年はすごくたくさん経験をさせてもらっている。野球人生にすごくプラスになると思うし、プラスにしていかないといけない」と石田裕。臆せず目の前の打者に立ち向かった。(阿部慎)

◆音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」でボーカルを務める詩羽が始球式を行った。マウンド前からワンバウンド投球を披露した詩羽は「緊張しました。真っすぐ投げられたらと思っていたので、頑張れた方だと思います。(自己採点は)10点満点中5点です」と笑顔で振り返った。

◆連日に渡り、規格外のパワーでインパクトを残した。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が「4番・三塁」で先発出場し、二回の第1打席で左翼フェンス直撃の二塁打を放った。カウント2-2からの5球目。DeNA・石田が投じた変化球を一閃。高々と舞い上がった打球は、失速することなくスタンド手前まで伸びた。前日11日には、右翼への4号ソロをマーク。強振せず、ミートした中での一発に「そんなに振らずとも入るんだなと。また明日、打てるように頑張りたい」と手応えを苦口にしていた。この日は、今季3本目となる二塁打で好機を演出。6番・長岡の中犠飛の間に三塁へ進塁し、古賀の二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。7月末に1軍復帰した〝村神様〟が自慢の長打力でチームを鼓舞した。夢に向けたアピールに成功した。このオフに米大リーグへ挑戦する意向を表明している左打者を一目見ようと、神宮球場にはメジャーのスカウトが集結。メッツのデービッド・スターンズ編成本部長も訪れ、移籍市場の目玉になるかもしれない左の大砲の一打にご満悦だった。前夜のDeNA戦(神宮)は12安打を放ち、今季最多の9得点で大勝。「打線としてすごく機能している感じがある。それに僕も負けないように打てれば」と村上。打線の中心にどっしりと座る背番号55が、上昇を目指す燕に勢いを吹き込む。(樋口航)

◆ヤクルトのピーター・ランバート投手(28)が、7回102球を投げ4安打1失点と好投した。1―1の場面で降板したため4勝目はならなかったが、「調子自体は良かった。7回まで投げることができて、先発としての役割は果たせた」とうなずいた。安定感が光った。序盤から走者を出しても落ち着いてアウトを重ね、失点は四回無死満塁からの戸柱の左犠飛のみ。前回5日の巨人戦(東京ドーム)でも7回3安打2失点と好投。同戦では11三振を奪い、この日も四回1死から5者連続を含む10奪三振と、2試合連続で2桁奪三振を記録した。

◆ヤクルトが今季6度目のサヨナラ勝ち。1―1の九回無死から内山が左前打で出塁し、村上が中越えに2ランを運んで勝負を決めた。3番手の大西が3勝目。DeNAは中川が痛恨の一発を浴び、4連敗で今季最多に並ぶ借金6。

◆DeNA・石田裕太郎(23)が6回4安打1失点と好投した。味方の援護に恵まれず白星こそならなかったが、緩急を織り交ぜた投球で的を絞らせなかった。腰の違和感を訴えたバウアーに代わり、急遽(きゅうきょ)先発に指名された10日の試合が雨天中止に。柔軟に再調整して役目を果たし「トバさん(捕手の戸柱)の要求通りに投げられたので良い結果につながった」と納得顔を浮かべた。三浦監督は「うまく緩急を使いながら、しっかり投げていた。投球の幅が広がる内容になったと思う。自分のものにしてもらいたい」と評価した。

◆ヤクルトがDeNAに連勝。1―1で迎えた九回、4番・村上宗隆の5号2ランが飛び出し、サヨナラ勝ちした。3番手で登板した大西に3勝目がついた。

◆ヤクルトが今季6度目のサヨナラ勝ち。1-1の九回無死から内山が左前打で出塁し、村上が中越えに2ランを運んで勝負を決めた。村上のヒーローインタビューは以下のとおり。ーーナイスバッティング「ありがとうございます!」ーー今の気持ちは「いや、もうね、はい、最高です。ありがとうございます!」ーーやはりもってますね「なんとか1点でピッチャーも頑張ってくれたので、最後(九回表)満塁で大西さんがなんとか抑えてくれて、僕の打席に回ってきたので勝ちたいなと思って立った結果が良い結果になりました。はい、ありがとうございます」ーー打席を振り返って「もう決めたいなと思っていましたし、代走出た時点で、この回に決着をつけるんだというチームの意志も感じましたし、それの期待に応えられてよかったです」ーー手応えは「いや...もう完璧です」ーーチームメイトから少し手荒い祝福「やめろよって...。ビチャビチャなるんでやめてくれ~と思いながら、あれでしたけど。(ホームに)飛んできました」ーーそう言いつつも...うれしい部分は?「あんまないですね」ーー九回、大西が粘りの投球「一個ずつ勝負だと思って頑張りましょうということを話していましたし、信じていました」ーー地元・熊本で大雨による被害「今日、お父さんとお母さん来てるんで(本塁打が)出てよかったですし。熊本で今大変な思いをしてる人たちがいると思うんですけど、僕の一打で、少しでも元気をもらってくれたらなと思うので、僕も怪我せずに一生懸命頑張りたいと思います」ーーぜひ母へメッセージを「誰? お母さん?? お父さんとお母さん来てるんですけど...はい。いつもありがとうございます!」ーーファンへメッセージを「明日で9連戦終わりますけど、残りの試合もっともっと熱い試合を見せれるように頑張りたいと思います。これからも熱いご声援よろしくお願いします。ありがとうございます」

◆DeNAはサヨナラ負けで4連敗となった。1―1の九回に登板した4番手の中川虎大がヤクルト4番・村上宗隆にサヨナラ2ランを許した。真ん中に入ったストレートを完ぺきに捉えられた。直前の攻撃では無死一、二塁で4番・宮崎が空振り三振。その後、暴投で1死二、三塁としたが、勝ち越し打が出なかった。三浦大輔監督(51)は「(サヨナラ本塁打より)ちょっと、その前に決めきれなかった」と肩を落とした。チームは4月24日以来、今季最大に並ぶ借金6となった。

◆ヤクルト・大西の力投が村上のサヨナラ弾を呼んだ。1―1の九回に3番手で登板。2番・蝦名、続く佐野に連打され、最後は2死満塁のピンチを背負ったが、林を二ゴロに抑えて1回21球2安打無失点。高津監督は「リリーフとしてはすごく難しいイニング。2番から始まる同点の九回表はいろいろなことが想定できる。よく大西が考えた投球をしたと思う。古賀のリードも良かった」とバッテリーをたたえた。

◆ヤクルト・ランバートは4勝目こそ逃したが、7回4安打1失点と好投した。力強い直球と切れのある変化球で、四回1死から5者連続三振を奪うなど10奪三振。前回5日の巨人戦(東京ドーム)に続き2試合連続2桁奪三振をマークし「調子自体は良かった。先発の役割は果たせた」。試合を作った助っ人を高津監督は「勝てたのは彼のおかげというか、彼の活躍がすごく大きな割合を占めている」と手放しでほめた。

◆サヨナラ負けし4連敗となった。九回に登板した中川虎大が、ヤクルト・村上に手痛い一発を浴びた。四回、宮崎の犠飛で同点に追いつくも追加点が奪えず、九回表の満塁のチャンスも生かせなかった。

◆ヤクルト・内山壮真捕手(23)が「3番・左翼」で先発し、九回先頭で左前打を放ち、村上宗隆内野手(25)のサヨナラ2ランにつなげた。DeNA・中川の直球を3球連続でファウルにした後、6球目のフォークボールを捉え「何とかムネさん(村上)にいい形でつなげたいなと思って打席に入りました。どこかでフォークが来るかなと思っていたので、うまく甘い球を打ててよかったです」とうなずいた。

◆〝村神様〟のお目覚めだ!! ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が12日、DeNA17回戦(神宮)の1-1の九回にサヨナラの5号2ランを放った。2試合連続アーチでチームも2連勝。米大リーグ、メッツのデービッド・スターンズ編成本部長らが視察する前で、今オフのメジャー挑戦を表明している主砲が、ド派手な一発で試合を締めくくった。神宮の夜空を真っ二つに切り裂いた。バックスクリーンへ伸びる弾道に誰もがスタンドインを確信する。1-1の九回無死1塁、村上が豪快に5号2ランをほうり込んだ。3年ぶり4度目となるサヨナラ本塁打。仲間からウオーターシャワーを浴びせられ、お立ち台では「いやもう、最高です」と屈託なく笑った。九回表の満塁のピンチを大西が抑えた直後。先頭の内山が左前打で出塁し、丸山和が代走に送られた。「この回に決着をつけるというチームの意思を感じた」と村上。中川が初球に投じた真っすぐを完璧に捉え、歩き出さずに舞い上がる打球を見つめた。2試合連続アーチで接戦に終止符を打ち、悠々とダイヤモンドを一周。「投手も頑張ってくれていた。いい結果になった」とチームの2連勝を喜んだ。一度目覚めた〝神〟はもう止められない。上半身のコンディション不良で今季は2度の長期離脱を余儀なくされたが、7月29日に復帰してからは14試合で5本塁打だ。2連覇に導いた2021、22年の試合前には体力回復のため仮眠していたが、今季はまだ取り入れていない。それほど状態は良く「結果が出ていることはいいこと。しっかりと野球に向き合えている証拠なので続けていければ」とうなずいた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が1-1の九回にサヨナラの5号2ランを放った。村上の父・公弥さん、母・文代さんが地元・熊本から神宮球場に観戦に訪れた。愛息の劇的なサヨナラアーチを目の前で見た公弥さんは「ドキドキしながら見ていましたけど、すごいです」と振り返り、ヒーローインタビューでの受け答えやファンからの歓声に「あの明るさがいいんだと思います」と目を細めた。低気圧や停滞する前線の影響で九州を中心に豪雨が襲い、熊本にも大雨特別警報が出された。地震や災害が起こるとすぐに家族に連絡を入れるという村上。お立ち台では「いつもありがとうございます」と両親に感謝した。

◆DeNAは1-1で迎えた九回、村上に2ランを許し、サヨナラ負けを喫した。三浦大輔監督(51)が「その前に決め切れなかった」と悔しさを押し殺すように口にした通り、好機を逸した直前の攻撃が悔やまれた。九回は先頭の蝦名、続く佐野の連打で無死一、二塁の好機をつくった。宮崎が空振り三振に倒れた後、相手の暴投で1死二、三塁としたが、戸柱は遊直に。代打のオースティンはカウント3-1となったところで申告敬遠で歩かされ、続く林は二ゴロに倒れて得点を奪えなかった。1点を追う四回は無死満塁から戸柱の左犠飛による1点止まり。打線は7回1失点だった相手先発のランバートに10三振を喫し、最後まで決定打を欠いた。3位のチームは4連敗を喫し、4位の広島にゲーム差を1に縮められた。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
63402 0.612
(↓0.006)
M28
(-)
38359
(+2)
246
(+9)
66
(-)
82
(-)
0.246
(-)
2.070
(↓0.07)
2
(-)
巨人
51503 0.505
(↑0.005)
11
(↑1)
39308
(+5)
305
(-)
64
(+1)
42
(-)
0.242
(-)
2.650
(↑0.03)
3
(-)
DeNA
46525 0.469
(↓0.005)
14.5
(-)
40328
(+1)
323
(+3)
62
(-)
47
(-)
0.238
(-)
2.890
(-)
4
(1↑)
広島
45535 0.459
(↑0.005)
15.5
(↑1)
40317
(+9)
333
(+2)
53
(+1)
48
(-)
0.242
(↑0.002)
2.960
(↑0.01)
5
(1↓)
中日
46562 0.451
(↓0.004)
16.5
(-)
39277
(-)
313
(+5)
54
(-)
62
(-)
0.226
(↓0.001)
2.810
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
37575 0.394
(↑0.007)
21.5
(↑1)
44279
(+3)
385
(+1)
52
(+1)
45
(-)
0.228
(-)
3.500
(↑0.03)