1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:森田 駿哉(2勝1敗0S) 敗戦投手:大野 雄大(6勝4敗0S) 本塁打 |

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◆巨人は3回裏、キャベッジの適時二塁打と岸田の2ランなどで4点を挙げ、先制に成功する。そのまま迎えた7回には、1死一三塁から泉口が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・森田が7回2安打無失点の好投で今季2勝目。敗れた中日は守備の乱れから痛い失点を喫し、打線も沈黙した。
◆中日は不振の岡林勇希外野手(23)を2戦続けて7番で起用した。この日は全体練習前に早出特打を行い、練習中も動画をチェックし森野打撃コーチから熱心にアドバイスを受けていた。チームトップタイ7勝目を狙う先発大野雄大投手(36)は5月20日DeNA戦(横浜)以来10試合ぶりのビジター球場での登板となる。「東京ドームは1年ぶりですが、球場に関しては問題ない。キャベッジ選手でしょう。そこは課題と思ってやってきた」と前回対戦の7月29日に3ラン、2ランと2発食らって5失点した相手をしっかり抑える。また、中田翔内野手(36)が再調整で出場選手登録を抹消された。7日に出場選手登録されベンチ入りし、代打で3試合に出場。3打数無安打(中飛、空振り三振、投飛)だった。代わって津田啓史内野手(22)が出場選手登録された。
◆中日中田翔内野手(36)が再調整で出場選手登録を抹消された。7日に出場選手登録されたがわずか5試合のベンチ入りで、代打で3試合に出場しただけだった。結果は3打数無安打(中飛、空振り三振、投飛)だった。7日にバンテリンドームで親子ゲームとして2軍オリックス戦で右中間適時二塁打を放ち、視察していた井上一樹監督(54)が「だいぶ振れていた。(今の)代打陣に圧がない」と、相手にプレッシャーをかけるためにと昇格させていた。中田も1軍復帰時に「与えられたポイントで自分のスイングをしたい。体と相談しながら」と話していた。代わって津田啓史内野手(22)が出場選手登録された。
◆"エッグマン"が吉兆の快走で差し切った。スタート直後は大外のマグロが飛び出した。次点でコハダが追う。中央のタマゴが徐々に加速。エビとアナゴは置き去りに。コハダも先頭争いから脱落。先行したマグロとタマゴの一騎打ちの展開。ゴール直前まで大接戦をタマゴが米粒差で制した。2着マグロ、3着エビ、4着コハダ、5着アナゴの順で入線した。タマゴが勝利するとチームはここまで6勝1敗と大きく白星先行。"黄色い稲妻"の快走劇にスタンドのファンも大いに沸いた。なお、通算成績はアナゴが17勝。2位以下はエビ12勝(白エビ1勝を含む)、マグロとコハダが8勝、タマゴ8勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆中日の新外国人マイケル・チェイビス内野手(30)に笑顔が戻った。前日11日巨人戦で1回にファウルゾーンの飛球を追い客席のエキサイトシートにダイブ。その際に観客が下敷きとなって担架で運ばれていた。「昨日の試合中は心配だった。無事だと聞いてホッとしたよ。昨日の出来事は怖かった。申し訳なかった。起きるべきプレーではない」。そのプレー以降、心ここにあらずで、2三振を含む3打数無安打。守りでも飛球を落球し、6回の守りから途中交代していた。この日の練習中には集中力を欠いたことを、井上監督に直接謝罪した。「思うようにプレーがいかなかったので、自分の方から謝罪しました」。井上監督もチェイビスの長髪をなでながら、笑顔で応じた。
◆中日が巨人に敗れ、再び借金10となった。先発大野雄大投手(36)が3回に崩れた。2死三塁で泉口の二塁正面への緩いゴロを田中幹也内野手(24)がポロリ。先制の適時失策となると、要注意と警戒していたキャベッジに、左翼フェンス直撃の適時二塁打で2点目を奪われると、続く岸田に5号2ランを左翼席へ運ばれた。「いつも助けてくれている幹也(田中)をカバーしてあげられず申し訳ないです」とガックリ。5回、86球で7安打、4失点、自責は0で4敗目となった。7回には3番手でドラフト2位吉田聖弥投手(23)がプロ初登板。味方の失策もあり1死一、三塁のピンチをつくると、泉口に中前適時打を許した。だが、なおも一、二塁でキャベッジを二ゴロ併殺に切り抜けた。デビュー戦は1イニング、20球、2安打、1四球、1失点、自責0となった。
◆巨人が森田駿哉投手(28)の7回2安打無失点の好投で、貯金「1」とした。森田は前回6日ヤクルト戦で6回2安打無失点の好投をみせ、プロ初先発&初勝利をマークしたばかり。この日は初回に1死満塁を背負ったが、併殺打で切り抜けると、得意のツーシーム、中盤からはフォークもさえ、97球を投げて6奪三振。「初回粘り切れたのが大きかったです。先頭への四球など反省して次につなげたいと思います」。プロ初先発からの2連勝を飾った。打線は3回に岸田行倫捕手(28)の本塁打などで4得点。7回にも追加点を奪った。
◆中日中田翔内野手(36)が出場選手登録を抹消された。試合後、井上一樹監督(54)は「体調不良。ちょっと2、3日使える感じがないと思ったから、もう抹消するよって話です」と説明した。今季は5月13日にも腰痛で抹消するなど、腰の不安は常に抱えている。7日に出場選手登録されたが、わずか5試合のベンチ入りで、代打で3試合に出場しただけだった。結果は3打数無安打(中飛、空振り三振、投飛)だった。7日にバンテリンドームで親子ゲームとして2軍オリックス戦で右中間適時二塁打を放ち、視察していた井上監督が、代打陣に威圧感がほしいと昇格していた。昇格時に中田も「体と相談しながら」と話していた。
◆プロ初登板最後はゲッツーでしのいだドラフト2位・吉田聖弥 1回1失点(自責0)?プロ野球(2025/8/12)??巨人×中日??Live on DAZN #オレをみろ#ジャイアンツ
◆中日が今季18度目の完封負けで5位に転落した。特に深刻なのが、2試合連続7番で出場した3打数無安打だった岡林勇希外野手(23)だ。球宴後は16試合に出場し打率1割2分5厘(64打数8安打)1本塁打、4打点。球宴前に2割9分4厘あった打率は2割6分8厘まで落ちた。この日も早出特打を行い、練習中も森野打撃コーチから指導を受け、映像でチェックするなど、何とか脱出しようとしているが、結果につながらない。井上一樹監督(54)は「まだオレの中では外すつもりはない」とスタメンから外す考えはない。「上林センター行け、ブライトはライト行けっていうのは簡単だけど、そこはかたくなに、ずっとオレも外さずに使ってきたのは、あいつだけだから。あいつだけは、一応、俺の希望とあいつの我慢強さとていうのが合致すれば、最後の、143試合は全部使うつもりでもいい」と、レギュラーでシーズンを完走させるつもりだ。「数字だって結局ね、2割9分なんぼあったのが、今2割6分ぐらいに落ちるわけでしょ。3分落ちるとはよっぽどやと思うけど、『もう一踏ん張り』っていうところ。もう奮起をうながこっちは促すし、それに応えてもらうしかないよ」と、復調を待つ。
◆中日が今季18度目の完封負けで5位に転落し、借金は再び10となった。巨人先発森田に7回2安打無失点と抑えられた。先発大野雄大投手(36)は5回7安打4失点で今季4敗目。3回2死三塁から泉口の二塁正面への緩いゴロを田中幹也内野手(24)がポロリ。先制の適時失策となると、キャベッジに左翼フェンス直撃の適時二塁打、続く岸田に5号2ランと一気に4点を失った。
◆巨人が森田駿哉投手(28)の7回2安打無失点の好投で、貯金「1」とした。森田は前回6日ヤクルト戦で6回2安打無失点の好投をみせ、プロ初先発&初勝利をマークしたばかり。この日は初回に1死満塁を背負ったが、併殺打で切り抜けると、得意のツーシーム、中盤からはフォークもさえ、97球を投げて6奪三振。「初回粘り切れたのが大きかったです。先頭への四球など反省して次につなげたいと思います」。プロ初先発からの2連勝を飾った。打線は3回に岸田行倫捕手(28)の本塁打などで4得点。7回にも追加点を奪った。阿部慎之助監督(46)は「ちょっと今日はストライクゾーンちっちゃかったんですけど、その中で我慢してね、打ち取っていっていたので、要所でフォークも落ちて三振も取れていたので素晴らしい内容だと思います」と先発した森田の投球内容を高評価した。
◆中日ドラフト2位の吉田聖弥投手(23)がプロ初登板した。7回に3番手で登板し1イニング、20球、2安打、1四球、1失点(自責0)だった。「楽しかったが一番ですね。もちろん反省すべき点はいっぱいありますが、投げられたことが一番」とデビュー戦を振り返った。先頭の代打増田陸にフルカウントから四球で歩かせた。「先頭の四球が...。あれが結果のはじまりだった」と反省した。丸は得意のチェンジアップで中飛。続く佐々木の一塁へのドラッグバントをボスラーが一塁へ悪送球(記録は一安と失策)。1死一、三塁で泉口に中前適時打を許した。なおも一、二塁のピンチだったがキャベッジを二ゴロ併殺で切り抜けた。「正直、あんまり覚えていない。でも、どんどん経験を重ねれば自分の投球とか、持ち味がもっと出てくるのかな」と話した。即戦力左腕は今季104試合目でようやく初登板した。ドラフト1位金丸夢斗投手(22)、ドラフト4位石伊雄太捕手(24)は主力として先に活躍している。「自分も開幕1軍を目指していたので、悔しさはあるけど、大切な同期なのでずっと応援していました」。2軍では先発として調整してきた。井上一樹監督(54)は「ちょっと考えます」と今後の起用については再考する。吉田も「もちろん先発でこだわってやっていきたい。これをスタートに」と前を向く。相手巨人のベンチでは、子どものころ憧れていた杉内投手コーチも見ていた。中日の背番号「47」の左腕が第1歩を踏み出した。【石橋隆雄】
◆巨人森田駿哉投手(28)が42年ぶりの快投でプロ2勝目を挙げた。初回満塁の危機を切り抜け、7回2安打無失点と好投した。プロ初先発初勝利を飾った6日ヤクルト戦から2戦2勝は球団では19年高橋優貴以来。13イニング連続無失点は、球団日本人投手では83年槙原寛己の17イニング以来の長期記録となった。あの頃のヒーローの声が、胸に響いた。「大丈夫だよ」。初回、森田はいきなりの窮地にいた。先頭の中日ブライトに二塁打を許すと、犠打、死球、四球と乱れて1死満塁を招いた。6回まで「0」を並べたプロ初先発から6日後。「今日、どうなるかな」。不安が頭をもたげた。その時だった。三塁側から声が響いた。坂本だった。「大丈夫だよ」。その言葉を信じた。「後ろにはすごい頼りになる人たちがいっぱい」。迎えた5番チェイビス。メジャー通算42発の助っ人に、140キロ台中盤のツーシーム2球でカウント1-1とすると、3球目にチェンジアップで遊併殺。無失点で切り抜け、以降は内角も強気に攻め、後半にはフォークも多投。「有効的に最後まで使えた」と0行進を伸ばした。あの頃が懐かしい。高3の夏。14年8月11日、甲子園で富山商のエースとして日大鶴ケ丘との初戦で完封勝利した。「皆さんから評価される日になった」と思い返す。大会後のU18アジア選手権で日の丸をつける後押しとなった投球。この日2試合連続でバッテリーを組んだ岸田ともチームメートだった。「あれが全盛期だよねって言われないように」とほほ笑みながら、感慨は増す。その日本代表にはもう1人、仲間がいた。左肘のケガから8月中旬の復帰を目指す岡本。2勝目を手にし、3人で1軍で戦える日を待つ。「2人はずっと活躍してますし、そこに負けじと、しっかりと結果で出していきたい」。あの頃夢見ていた舞台で、あの頃の仲間と。【阿部健吾】
◆巨人のセットアッパー、大勢投手(26)が2試合続けてベンチ入りメンバーから外れた。杉内投手チーフコーチは11日の試合後、「疲労です。もう49試合投げていますから。こちらで色々管理しながら、昨日(10日)中止になったおかげで他の中継ぎ陣が元気になって、その辺で補っていこうかなっていう考えですね」と説明していた。大勢は今季、抑えから中継ぎに転向。ここまでチーム105試合の半数に近い両リーグ最多の49試合に登板し、最多の36ホールド、6勝4敗1セーブ、防御率2・11でチームを支えている。
◆巨人・森田駿哉投手(28)が今季2度目の先発。7回2安打無失点、6奪三振の好投を見せた。一回、先頭ブライトに二塁打を浴び、2四死球でいきなり1死満塁のピンチを招いたが、チェイビスを遊ゴロ併殺打で無失点で切り抜けた。二回から六回までは無安打投球。七回は四球と安打で一、二塁とされたが、岡林、山本を連続三振に仕留めて本塁は踏ませなかった。Honda鈴鹿からドラフト2位で入団した昨季は、左肘手術の影響もあり1軍登板なし。2年目の今季は7月31日に今季初登板を果たし、前回8月6日のヤクルト戦はプロ初先発で6回無失点と好投し初勝利を挙げた。通算4試合で防御率0・00を継続している。
◆巨人は三回にキャベッジの適時二塁打、岸田の2ランなどで4得点。七回には泉口の適時打で加点した。森田は7回2安打無失点で2勝目。中日は一回1死満塁の好機で得点できず、流れをつかめなかった。大野は5回4失点で4敗目。
◆巨人・阿部慎之助監督(46)は2試合連続でベンチから外れたセットアッパーの大勢投手(26)について「大事を取ろうかというだけなのでね。多分、明日も(ベンチに)入れないと思いますけど、(15日の)タイガース戦からいけるようにしてもらえれば」と首位との3連戦に向けて休ませる判断を明かした。今季は抑えから中継ぎに転向した右腕は、ここまでチーム106試合の半数に近いリーグ最多の49試合に登板し、同最多の36ホールド、6勝4敗1セーブ、防御率2.11でチームを支えている。中2日で登板した前回9日のDeNA戦(横浜)では八回を無失点に封じていた。この日も東京ドームで試合前練習に参加した。
◆巨人・森田駿哉投手(28)が6日のプロ初勝利から中5日で今季2度目の先発。自己最長7回2安打無失点、6奪三振の好投で2連勝を飾り「まず、きょう勝てたことがよかった。ストライク先行で自分の投げたい球をしっかり投げられたことがよかった」と胸を張った。一回、先頭ブライトに二塁打を浴び、2四死球でいきなり1死満塁のピンチを招いた。「きょう、どうなるんかなと思った」という左腕は、三塁から歩み寄ってきた坂本に声を掛けられた。「大丈夫だよって言っていただいてたんで、それを信じて」。チェイビスを遊ゴロ併殺打で無失点。最大のピンチを切り抜け、二回以降は六回までは無安打投球と波に乗った。Honda鈴鹿からドラフト2位で入団した昨季は、左肘手術の影響もあり1軍登板なし。2年目の今季は7月31日に今季初登板を果たし、前回8月6日のヤクルト戦はプロ初先発で6回無失点と好投し初勝利を挙げた。通算4試合で防御率0・00を継続している。
◆6試合連続で3番に入った2年目の泉口友汰内野手(26)が2安打を放ち、自身初のシーズン100安打を達成した(2安打目で101安打)。開幕2軍スタートも、門脇から正遊撃手の座を奪い、打率・281、5本塁打、26打点で中軸を任される。大阪桐蔭高―青学大―NTT西日本という強豪チームで腕を磨いた左打者は「毎日試合が続いていくので、必死でやっている中での積み重ねだと思います」と浮かれることはなかった。
◆G投の救世主だ!! セ・リーグ2位の巨人は12日、中日に快勝。貯金「1」とした。6日のプロ初勝利から中5日で先発した2年目の森田駿哉投手(28)が、自己最長7回を2安打無失点、6奪三振の好投。先発陣に不振や故障離脱者が相次ぐ中、真夏の9連戦(中止1)で圧巻の2連勝を飾った。相棒を信じ、腕を振った。初めて踏んだ七回のマウンド。2死一、二塁。森田は高校日本代表でともにプレーした岸田のサインにうなずき、投じた97球目。「いつ代わるか分からない。悔いがないように、一球一球投げようと」。前日の試合で本塁打を放った山本を3球続けたフォークボールで空振り三振に仕留め、グッと拳を握った。一回は先頭ブライトに二塁打と2四死球でいきなり1死満塁の立ち上がり。「なかなかストライクが入らなくて。きょう、どうなるんかなって思った」。浮足立つ左腕を百戦錬磨のベテランが救った。三塁から坂本がマウンドに歩み寄り、声を掛けられた。「大丈夫だよって言っていただいてたんで、それを信じて」。チェイビスを遊ゴロ併殺打に打ち取り、勢いに乗った。富山出身の入団2年目左腕は少年時代から、巨人と縁があった。同地での主催試合を現地観戦。阿部現監督をはじめ、内海現コーチ、高橋由伸氏、李承燁(イ・スンヨプ)氏らがデザインされた文房具を使用し「原(辰徳)さんの下敷きを小学校の5年間くらい使っていた」と振り返る。テレビ越しに何度も見つめた東京ドームで、当時から主力だった坂本をバックに投げ「小さい頃から見ていた人たちの中で投げられているのはすごい不思議な感じ。光栄というか、僕自身うれしいことでもある。そういう人たちに迷惑をかけないように、いつもマウンドに上がっている」と感謝した。井上が不振、グリフィン、西舘が故障で先発陣に離脱者が続出する中、先発デビューした8月の9連戦で2連勝。デビューから15イニング自責点0で防御率0・00の28歳に、阿部監督は「素晴らしい内容。社会人も出ているし、自分で責任感を持ってやってくれている」と賛辞を贈った。岸田とともに同学年で高校日本代表に選ばれた主砲の岡本も、左肘靱帯(じんたい)損傷から1軍復帰が近づいている。今度は、3人でお立ち台へ―。「僕がそんな、おこがましいですけど、2人はずっと活躍していますし、そこに負けじと、一緒に1軍の舞台で結果を出していけたらいい」と森田。「96年世代」で巨人軍の新たな歴史を築く。(浜浦日向)
◆森田には文句なし! 一回1死満塁のピンチを、チェイビスの大振りにも助けられ、遊ゴロ併殺で切り抜けると、すっかり落ち着いた。社会人出身ということもあって、ピッチングがまとまっている。抑えるコツを心得ているね。まっすぐのスピード表示は140キロ台の中盤ながら、フォームがゆったりしている分、打者はタイミングを合わせにくい。真っすぐで押して変化球、というパターンが生きた。リリースポイントが高く、角度もつくので、フォークボールが効果的だった。首脳陣の考え方次第だけど、このまま先発ローテーションで回してもいい。さらにいえば、できれば続投させてもらいたかった。試合で長く投げるのが、最大の鍛錬。七回で十分...というレベルで納まると、四、五回でつかまることになる。なにも、森田がエモトの法大の後輩だから、というわけではない。巨人は今季だけでなく来季も見据えて、先発投手を作り上げる必要がある。大事に育てるだけでは、足りないと思うよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
63 | 40 | 2 | 0.612 (↓0.006) | M28 (-) |
38 | 359 (+2) | 246 (+9) | 66 (-) | 82 (-) |
0.246 (-) | 2.070 (↓0.07) |
2 (-) |
巨人 |
51 | 50 | 3 | 0.505 (↑0.005) | 11 (↑1) |
39 | 308 (+5) | 305 (-) | 64 (+1) | 42 (-) |
0.242 (-) | 2.650 (↑0.03) |
3 (-) |
DeNA |
46 | 52 | 5 | 0.469 (↓0.005) | 14.5 (-) |
40 | 328 (+1) | 323 (+3) | 62 (-) | 47 (-) |
0.238 (-) | 2.890 (-) |
4 (1↑) |
広島 |
45 | 53 | 5 | 0.459 (↑0.005) | 15.5 (↑1) |
40 | 317 (+9) | 333 (+2) | 53 (+1) | 48 (-) |
0.242 (↑0.002) | 2.960 (↑0.01) |
5 (1↓) |
中日 |
46 | 56 | 2 | 0.451 (↓0.004) | 16.5 (-) |
39 | 277 (-) | 313 (+5) | 54 (-) | 62 (-) |
0.226 (↓0.001) | 2.810 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
37 | 57 | 5 | 0.394 (↑0.007) | 21.5 (↑1) |
44 | 279 (+3) | 385 (+1) | 52 (+1) | 45 (-) |
0.228 (-) | 3.500 (↑0.03) |
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