広島(-降雨のため試合中止-)阪神 =リーグ戦19回戦(2025.08.11)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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◆試合前から降り続ける雨の影響で、午後2時15分に試合中止が発表された。阪神にとってはこれが今季5度目の雨天中止となった。首位を走るチームは優勝マジック29が点灯中。9連戦を戦っている中で、今回の広島戦が最後の3連戦だった。阪神の先発で予定されていたのは雨男で知られる大竹耕太郎投手(30)。前日から出ていた雨予報に「もういいっす。勘弁っす」と話していた。

◆阪神の優勝マジックが28に減った。この日の1軍広島戦(マツダスタジアム)は、試合前から降り続ける雨の影響で中止が発表された。ただ、2位巨人が中日戦(東京ドーム)で敗れたため、優勝マジックが1つ減った。巨人とのゲーム差は12となった。

◆阪神木浪聖也内野手(31)がまたも満塁で仕事を果たした。1点を先制し、なおも2死満塁の3回。フルカウントまでもつれながらも、先発床田の148キロ直球をしっかりと選球。押し出しの四球を選び、1点を追加した。今季、満塁の場面では7打席目。ここまで打率5割をマークしており、これが7打点目となった。前回、9日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)で代打出場した際も、同点の8回2死満塁の場面で決勝点となる押し出し四球を選球。満塁時では2打席連続の打点となった。

◆阪神中野拓夢内野手(29)が今季初の途中出場を果たした。6回の守備から、植田に代わって二塁の守備についた。前試合まで、今季は全104試合で先発出場を果たしていた。昨季7月17日巨人戦(東京ドーム)以来のベンチスタート。この日は中野のほかに佐藤輝もスタメンから外れている。

◆午後6時のプレーボールを予定されていた広島ー阪神戦は午後2時15分に雨天中止が発表された。阪神は今季5試合目の雨天中止で、ビジター球場では初めて。予告先発は広島は遠藤淳志投手(26)、阪神は雨男の大竹耕太郎投手(30)が予定されていた。

◆阪神の門別啓人投手(21)が11日、出場選手登録から抹消された。門別は1日に登録され、2試合に中継ぎ登板。3日のヤクルト戦(神宮)では2イニングを任され、村上に2ランを浴びるなど3失点を喫していた。中止となったこの日の広島戦(マツダ)に先発予定だった大竹耕太郎投手(30)は登録されなかった。

◆広島のドラフト1位新人の佐々木が11日、1軍練習に合流した。右肋骨の疲労骨折から復帰が期待され「悔しい2カ月間を過ごした。その気持ちを前面に出していきたい」と闘志を燃やした。先発予定が雨で流れた遠藤を相手に、室内での打撃練習では鋭い振りを見せ「状態は万全。いいスイングができた」。今季は左太もも裏痛で出遅れた上に故障離脱し、13試合しか出場できていない。同日、母校の県岐阜商高が甲子園大会初戦を突破し「後輩たちに負けていられない」と奮起を誓った。

◆虎のマグロや!! 阪神は11日の広島戦(マツダ)が降雨中止となった。チームの方針で9連戦のまっただ中で多くの主力が球場に姿を現さなかった中、38試合連続無失点中の石井大智投手(28)が指名練習に志願参加。動き続けて体調万全をアピールした右腕は、12日にも西武・平良海馬の日本記録に並び、さらに米大リーグ記録の40試合に王手をかける。2位巨人が敗れ、優勝へのマジックナンバーは「28」となった。降り続いた雨のため、広島―阪神が降雨中止となったマツダスタジアム。先発陣中心の指名練習に変更となった中、〝虎のマグロ〟石井は当たり前のように姿を現した。「基本、シーズン中で動かさない日はない。動いていないと不安なので。そこが一番かなと」前日10日、京セラドームでのヤクルト戦が終わったのは午後9時32分。一夜明け、虎ナインは午前中の新幹線で広島に移動したが、試合は午後2時15分に中止が決定した。藤川監督は夏の長期ロード中の9連戦の7戦目で、移動による疲労なども考慮して野手と救援陣の練習を免除した。藤本総合コーチは「こういう雨で休養日に充てられたことがチームとして大きい。選手全員には『明日の試合のためにしっかりと準備してくれ』と」と指示したことを明かした。この日、〝休日返上〟で参加したのは野手の原口、中川。中継ぎ陣では石井と2年目の椎葉だけだった。石井は「9連戦の途中で、野手のみなさんはすごく助かったんじゃないですか。僕はどっちでも良かったです」と、涼しい顔でランニングなどで汗を流した。9日のヤクルト戦(京セラ)で、藤川球児(現阪神監督)が2006年に樹立したセ・リーグ記録の38試合連続無失点に肩を並べた。翌10日は才木が完投して登板機会はなし。ルーティンの筋力トレーニングをやってから帰宅した。「連投が続いていたりしたら...ですけど、昨日(10日)も(試合で)投げなかったので。別に僕は変わらないかな」春季キャンプ時の休日も練習は欠かさなかった。昨年は宜野座ドームで体を動かし、今年は、宿舎近くオープンしたスポーツジムに通うのが日課だった。「一日でも休むと体のバランスがおかしくなるから」。石井にとって練習は食事などと同じ生活の一部で、シーズンに入っても無休を継続中。動き続けるマグロのように無尽蔵のスタミナを誇る右腕は元気いっぱいだ。

◆12日に登板予定だった高橋遥人投手(29)はキャッチボールなどで調整した。この日の雨天中止により、次回登板は15日からの巨人戦(東京ドーム)以降となる見込み。登板すれば手術後初の中6日でのマウンドとなるはずだったが「全然大丈夫です。久しぶりだな、と思うけど、どのタイミングでもしっかり投げられるように頑張る」と問題なしを強調した。

◆予定通り、13日の広島戦に登板見込みの阪神・村上頌樹投手(27)は、ショートダッシュ後にブルペンに入った。今季の広島戦には5試合に先発して3勝1敗。マツダでは2戦2勝、防御率0・57と圧倒的な数字を残す。10日に達成した才木に続く2年ぶりの2桁勝利に向け「感覚的に気になったところがあったので、そこを微調整してやってきた。それをしっかりと出せるように」と力を込めた。

◆雨天中止を受け、阪神・大竹耕太郎投手(30)は12日の広島戦(マツダ)にスライドで登板する。キャッチボールなどで調整し「『1日延びてよかったな』と捉えていくだけかな。特に支障はない」と話した。雨男といわれて久しいが、目まぐるしく変わる状況にもポジティブシンキもングで対応する。「明日(12日)も天気が良さそうではないけど、『涼しいからいいや』と。デメリットばかり見て(マウンドに)行きにくくなるより、そっちをピックアップできるような頭にしています」と、今季4戦4勝と得意のコイ倒に臨む。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
63392 0.618
(-)
M28
(↑1)
39357
(-)
237
(-)
66
(-)
82
(-)
0.246
(-)
2.000
(-)
2
(-)
巨人
50503 0.500
(↓0.005)
12
(↓0.5)
40303
(-)
305
(+2)
63
(-)
42
(-)
0.242
(-)
2.680
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
46515 0.474
(↓0.005)
14.5
(↓0.5)
41327
(+4)
320
(+9)
62
(+3)
47
(-)
0.238
(↑0.001)
2.890
(↓0.06)
4
(1↑)
中日
46552 0.455
(↑0.005)
16.5
(↑0.5)
40277
(+2)
308
(-)
54
(+1)
62
(-)
0.227
(↓0.001)
2.830
(↑0.03)
5
(1↓)
広島
44535 0.454
(-)
16.5
(-)
41308
(-)
331
(-)
52
(-)
48
(-)
0.240
(-)
2.970
(-)
6
(-)
ヤクルト
36575 0.387
(↑0.007)
22.5
(↑0.5)
45276
(+9)
384
(+4)
51
(+2)
45
(-)
0.228
(↑0.001)
3.530
(↓0.01)