ヤクルト(☆9対4★)DeNA =リーグ戦16回戦(2025.08.11)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:小川 泰弘(3勝4敗0S)
敗戦投手:平良 拳太郎(2勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】桑原 将志(3号・7回表ソロ),オースティン(4号・7回表ソロ),オースティン(5号・9回表ソロ)
【ヤクルト】内山 壮真(7号・3回裏2ラン),村上 宗隆(4号・3回裏ソロ)

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◆ヤクルトは初回、内山の適時打で先制する。そのまま迎えた3回裏に内山の2ランと村上のソロが飛び出すと、5回には2死満塁から代打・北村拓が走者一掃の適時二塁打を放つなど5点を挙げ、試合を優位に進めた。投げては、先発・小川が5回無失点で今季3勝目。敗れたDeNAは、投手陣が振るわなかった。

◆DeNA蝦名達夫外野手(27)が球界でも珍しい「ライトゴロ」を完成させた。4点ビハインドの4回先頭、2番手三嶋一輝投手(35)がヤクルト小川泰弘投手(35)を打席に迎える。追い込んでからの5球目、当てただけの当たりで右前にポトリと落とした。しかし右翼・蝦名が俊足飛ばして猛チャージし、一塁・オースティンに素早く送球。全力疾走の小川を悠々アウトにした。三嶋は好守にもり立てられるように3者凡退で4回を抑えてリズムを作った。

◆ヤクルトが内山&村上のアベック弾で快勝した。3番内山壮真捕手(23)がまず主導権を握る。初回、先頭の太田が右前打、続く岩田のバント安打と悪送球で無死一、三塁の好機。ここで内山が左前へ先制の適時打を放った。さらに3回無死一塁の場面では、抜けたスライダーを完璧に捉え、左翼席へのキャリアハイとなる7号2ランをマークした。「先制して、先に追加点を取りたいと思っていたので、良いところで打てて良かった」と満足げに話した。オフに腰の手術を経て迎えた5年目。村上、西川から股関節の使い方を学び、下半身を意識したフォーム改造とウエート量増でスイングに力強さを加えた。開幕は2軍スタートも、負傷した村上の代役として昇格し、長打力を武器にクリーンアップの座をつかんだ。その内山の2ラン直後、4番村上宗隆内野手(25)が魅せた。3回無死走者なしから、スライダーを捉えて右翼席へ4号ソロ。打った瞬間に確信した1発は、3日の阪神戦以来となった。「打ったのはスライダー。どさくさに紛れて打つことができました」と話した。上半身のコンディション不良から7月29日のDeNA戦で復帰後、これで4本目のアーチとなった。チームの連敗を2で止め、神宮の夜を沸かせた。

◆DeNAが終盤に追い上げを見せるも、序盤に背負った9点のビハインドは重かった。ヤクルト打線に打ち込まれ、3連敗で7月30日以来の借金5となった。先発の平良拳太郎投手(30)がいきなり捕まった。1回先頭でヤクルト太田に右前打を浴びると、続く岩田の絶妙な犠打を捕手の山本が悪送球。無死一、三塁とピンチが広がり、3番内山に左前へ先制適時打を浴びた。さらに3回には無死一塁から内山に2ランを浴びると、続く4番村上に2者連発となるソロを浴びてリードを広げられた。自身3試合連続での対戦となったが、3回7安打4失点に沈み「最初から窮屈な投球をしてしまい、もう少し大胆に攻めていければ良かったなと...チームに勢いをつける事ができなかったことが悔しいです」と悔しさをかみしめた。2番手の三嶋一輝投手(35)は4回こそ、蝦名達夫外野手(27)の好守によるライトゴロなどで3者凡退に打ち取るも、続く5回に捕まった。1死満塁から中村悠の犠飛、2死満塁から代打北村拓の走者一掃の3点適時二塁打、太田の適時二塁打で一挙5失点。イニングまたぎでの難しい役割を果たせなかった。しかし終盤に入って打線が勢いづく。6回2死二塁、京田陽太内野手(31)が適時打を放つと、7回には桑原将志外野手(32)の3号ソロ、タイラー・オースティン内野手(33)の4号ソロで追い上げ。9回2死にはオースティンが2打席連発となる5号ソロを放って4点を返すも、反撃はここまで。12安打で9得点のヤクルトを上回る15安打を放つも3得点にとどまり、守備陣も3失策と乱れて3連敗に沈んだ。

◆DeNA三浦大輔監督(51)が途中交代した桑原将志外野手(32)に言及した。8回2死、打席で違和感をあらわにし、トレーナー陣が2度、状態を確認しようとベンチから出向こうとするも、桑原本人が制して、中飛に倒れていた。8回の守備からベンチに退いていた。指揮官は「打席で何か違和感を感じたしぐさもあったので、あの守りは無理させなかった。(状態は)まだ全然分からない。終わったばかりなので」と説明した。

◆ヤクルト小川泰弘投手(35)が5回無失点とベテランらしい粘りの投球を見せた。毎回走者を背負いながらも、要所を締めて得点を許さなかった。小川にとっては、4回8失点と苦しんだ6月20日のオリックス戦以来、約2カ月ぶりの1軍マウンドだった。復帰に向け、ファームで調整を重ね、7月30日のイースタン・リーグ巨人戦では5回2安打無失点と安定した投球を披露していた。石井投手コーチは「久しぶりの登板だったが、緩急をうまく使い、コーナーにしっかり制球できていた。タイミングを変えながら、ベテランらしい投球をしてくれた。同級生の中村捕手もうまくリードしていて、あうんの呼吸だった」と高く評価した。小川は今季3勝目を目指し、勝ち投手の権利を持ってマウンドを下りた。6回からはリリーフ陣が失点を重ねたが、打線が5回までに9得点。小川に3勝目が今季3勝目がついた。

◆DeNAは、攻守に要所での精彩を欠いて大敗で3連敗に沈んだ。1回無死一塁、ヤクルト岩田の絶妙な犠打を捕手・山本が悪送球。無死一、三塁とピンチが広がり、3番内山に左前へ先制適時打を浴びた。3失策で9失点。打線もチャンスを決めきれず、ヤクルトより3本多い15安打も4得点止まり。三浦監督は「ミスが点に絡んでいる。そういう点は言い続けていかないと」と苦言を呈した。

◆「5番・一塁」で先発出場したヤクルトのホセ・オスナ内野手(32)が緊急交代した。1-0の一回1死一、二塁で迎えた第1打席。四球を選び好機を広げた右打者だったが、2死満塁で7番・中村悠の打席で助っ人に代走、北村恵が送られた。アクシデントが起きたとみられる。オスナは試合前までで97試合に出場し、打率・258、8本塁打、46打点。主砲・村上ら主力が不在の中、打線の中心としてチームをけん引していた。

◆DeNAは10日の巨人戦で先発予定だった石田裕太郎投手(23)が12日のヤクルト戦に先発する。9日にバウアーが腰の違和感を訴えて、急きょ10日の登板が決まったが、雨天中止となり登板日が再び変更となった。今季ここまで2勝3敗。「任された所でしっかりいい準備をしたい。少しでもチームに貢献できているならば、別にそれでいい」と力強かった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が4号ソロを放った。3番を打つ内山が7号2ランを放ち、3-0とした三回。DeNA・平良が投じたスライダーを捉え、大きな放物線を描いて右翼席までかっ飛ばした。3日の阪神戦(神宮)以来、7試合ぶりの一発。ナインにベンチで迎えられると笑みがはじけた。中軸を担う若き2人のアベックアーチで4-0とリードを広げた。

◆ヤクルトは連敗を2で止めた。一回に内山壮真捕手が先制打。三回には内山の2ラン、村上宗隆内野手のソロと連弾で4-0と差を広げた。五回には北村拓己内野手の3点三塁打などで5点を加点。12安打9得点と打線が奮起した。先発の小川泰弘投手が5回7安打無失点で3勝目をマークした。

◆ヤクルトが今季最多9得点で大勝した。一回に内山の左前打で先制し、三回は内山、村上の2者連続本塁打で3得点。五回は打者一巡の攻撃で5点を奪った。小川が5回を無得点に抑え、4月以来の白星で3勝目。DeNAは3連敗。

◆DeNAは3連敗。先発の平良拳太郎投手が三回に内山&村上に連弾を喫するなど3回7安打4失点。投手陣が五回までに9失点した。打線は六回に京田陽太内野手の適時打で反撃開始。七回に桑原将志外野手とタイラー・オースティン内野手のソロ、九回にオースティンの2打席連続アーチが飛び出したが、中盤までの大量失点が響いた。

◆ヤクルトが今季最多9得点で大勝した。一回に内山の左前打で先制し、三回は内山、村上の2者連続本塁打で3得点。五回は打者一巡の攻撃で5点を奪った。小川が5回を無得点に抑え、4月以来の白星で3勝目。

◆ヤクルトが今季最多9得点で大勝した。一回に内山の左前打で先制し、三回は内山、村上の2者連続本塁打で3得点。五回は打者一巡の攻撃で5点を奪った。小川が5回を無失点に抑え、4月以来の白星で3勝目。

◆6月20日以来の登板となったヤクルト・小川泰弘投手(35)が7安打を浴びながら5回を無得点に抑え、3勝目をマーク。4月27日以来、106日ぶりの白星に「2軍にいた時間も長かったので本当にうれしい。やってきたことを出せた」と喜びを口にした。要所を締める巧みな投球術が光った。三者凡退は五回の1度だけ。一回から再三、得点圏に走者を背負ったが、140キロ台中盤の直球、90キロ台のチェンジアップなどを駆使した緩急自在の投球でDeNA打線を翻弄した。「タイミングを外す。何か打者が嫌だなと思ってくれれば」と同学年の捕手、中村悠の熟練のリードに導かれて通算107勝目。伸びのある直球で押す投球から、打たせて取るスタイルとなった35歳は「裏をかいたリードに、何とか応えて投げることができた」と感謝した。小川を85球で降板させた高津監督は「ローテーションに入って、週に1回、100球は投げてほしい。まだまだ老ける年ではない」と期待した。「チームの勝利に貢献できるように、一戦一戦、大事にやっていきたい」と小川。〝ニューライアン〟の反撃が始まった。(樋口航)

◆大敗ムードで希望の光を灯した。DeNAのタイラー・オースティン内野手(33)が「4番・一塁」で先発して、終盤に2打席連続本塁打をマークした。昨年8月3日の阪神戦以来の連発に、「いい状態にはいる。体の状態もそれなりにいいので、これがもってくれる限りは、ある程度は結果を残せると思う」と自信を示した。7点を追う七回に高めに浮いたスプリットを左翼スタンドに放り込み、九回には甘く入ったカットボールを再びDeNAファンの待つ左翼席にアーチを描いた。主将で4番の牧が1日、左手親指の付け根の手術のため出場選手登録を抹消。チームの大黒柱が離脱する中、頼れる助っ人が調子を上げてきた。来日6年目の今季は、右膝の違和感に苦しんできた。開幕4番を務めながらも、2度の1軍離脱を経験。今月5日に約2カ月ぶりに1軍に昇格してからは、直近6戦で3発と好調だ。だが自身の打撃よりも、4―9での敗戦に厳しい表情。「打撃の状態はいいが、勝てなかったことが本当に残念。明日はしっかり勝ちきりたい」。次は勝利に導く一打を放つ。(阿部慎)

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(32)が11日、DeNA16回戦(神宮)で緊急交代した。「5番・一塁」で先発し、1-0の一回1死一、二塁で迎えた第1打席。四球を選び好機を広げたが、2死満塁、7番・中村悠の打席で、代走北村恵が送られた。試合後、高津監督は助っ人について「(前カードの)京セラのときから下半身に張りがあって、(それが)強まったというところで代えた」と説明。12日以降の出場については「多分、いけると思いますけど、無理はさせないので休ませる可能性はある」と明かした。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が11日、DeNA16回戦(神宮)の三回、右翼席へ4号ソロを放った。7試合ぶりの一発で、9-4での勝利に貢献し、連敗を2で止めた。「3番・左翼」で出場した内山が、3安打3打点と大暴れした。1-0の三回無死一塁、平良が投じたスライダーを捉え、左翼席に突き刺さる7号2ラン。「甘いボールを一発で仕留められたのでよかった」と安堵した。ここまで37試合で3番に座る強打の右打者は、主砲・村上とのアベックアーチに「うれしかった」と笑みを浮かべた。3番打者として安定した打撃を披露する23歳は「(村上)ムネさんが帰ってきて、攻め方も変わってきた中で、少しずつうまく対応できている」と手応えをにじませた。

◆野球で熊本に元気を-。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が11日、DeNA16回戦(神宮)の三回、右翼席へ4号ソロを放った。7試合ぶりの一発で、9-4での勝利に貢献し、連敗を2で止めた。低気圧や停滞する前線の影響で九州を中心に豪雨に見舞われ、この日は出身地の熊本にも大雨特別警報が発令され、被害が広がった。日頃から地元への愛着を口にする主砲は「もう無事を祈るだけです」と故郷の人々に勇気を届けるアーチを架けた。夏休みを満喫する子供たちの夢を膨らませる豪快なアーチを神宮の夜空に架けた。「4番・三塁」で出場した村上が、三回に7試合ぶりとなる4号ソロをマーク。滞空時間の長い放物線を描いた打球が右翼席に着弾すると珍しく破顔。試合後、引き締まった表情で感触を振り返った。「(バットの)芯は芯でしたけど...。そんなに振らずとも入るんだなと。(前打者の内山の本塁打直後に)どさくさに紛れて打つことができた」DeNAの先発・平良が投じた真ん中のスライダーを逃さなかった。3日の阪神戦(神宮)以来となる一発。前打席で7号2ランを放った後輩の23歳、内山との2者連続本塁打で打線に勢いをつけ、12安打で今季最多の9得点の大勝に導いた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
63392 0.618
(-)
M28
(↑1)
39357
(-)
237
(-)
66
(-)
82
(-)
0.246
(-)
2.000
(-)
2
(-)
巨人
50503 0.500
(↓0.005)
12
(↓0.5)
40303
(-)
305
(+2)
63
(-)
42
(-)
0.242
(-)
2.680
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
46515 0.474
(↓0.005)
14.5
(↓0.5)
41327
(+4)
320
(+9)
62
(+3)
47
(-)
0.238
(↑0.001
2.890
(↓0.06)
4
(1↑)
中日
46552 0.455
(↑0.005)
16.5
(↑0.5)
40277
(+2)
308
(-)
54
(+1)
62
(-)
0.227
(↓0.001)
2.830
(↑0.03)
5
(1↓)
広島
44535 0.454
(-)
16.5
(-)
41308
(-)
331
(-)
52
(-)
48
(-)
0.240
(-)
2.970
(-)
6
(-)
ヤクルト
36575 0.387
(↑0.007)
22.5
(↑0.5)
45276
(+9)
384
(+4)
51
(+2)
45
(-)
0.228
(↑0.001
3.530
(↓0.01)