1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 11 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:マチャド(3勝3敗19S) (セーブ:才木 海翔(2勝1敗1S)) 敗戦投手:高野 脩汰(5勝1敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは1-1で迎えた6回表、大里の適時打などで2点を挙げ、勝ち越しに成功する。その後同点を許すも、延長10回に太田の2ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、6番手・才木がプロ初セーブ。敗れたロッテは、9回に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。
◆ロッテ先発のオースティン・ボス投手(33)は92球を投げ5回6安打5奪三振1失点でマウンドを降りた。風速14メートルの強風が吹き荒れる中、初回から2イニング連続で得点圏に走者を進められてピンチを作るも、風をうまく使いながら緩急のある投球で無失点に抑えた。4回に西野に中前打を浴びて1死一塁とすると、太田の打球は風にも乗って、中越え二塁打となり先制点を許した。それでも後続を遊飛と二直で追加点を与えなかった。不調が続き、中15日と間隔を空けての登板となった。降板後は「今日は風との戦いもあって難しさもあったけど、ストレート、スライダーとボールの強さも戻ってきている感覚はあった。その中で4回に失点した場面、3-2からの1球は悔いが残ります」と振り返った。
◆突然の公開プロポーズに、球場全体が温かい拍手に包まれた。5回終了後、ロッテはイニング間イベント「カップルインタビュー by 銀座ダイヤモンドシライシ」を実施。ロッテファンのカップルがグラウンドでインタビューを受けた。最後にメッセージを求められた女性は、「これからも一緒に野球を見に行ったり、楽しいことをしていきたいです」と笑顔でコメント。その直後、男性が1歩下がって女性と向き合い、「この場をお借りしてお伝えしたいことがあります」と切り出すと、球場からはどよめきが広がった。「いつも楽しく、すてきな時間をありがとう。これからもカップルとしてではなく、1歩進んだ形で一緒に過ごしたいと思っています。一生幸せにします。僕と結婚してください」そう言って指輪を差し出すと、女性は驚いた表情を浮かべながらも「お願いします」と返答。見事プロポーズは成功し、スタンドからは歓声と祝福の拍手が沸き起こった。
◆3位オリックスは2連勝で3カードぶりの勝ち越しとなった。3-3の延長10回、1死二塁で6番太田椋内野手(24)がロッテ高野脩の内角低めを左翼スタンドへ。2試合連発で、キャリアハイの7号2ランを決めた。風速14メートルの強風が吹き荒れる中、試合開始。4回、1死一塁で太田がボスの6球目を中堅へ。風に押され、中堅手の頭上を越える適時二塁打で先制した。1-1の6回、先頭の杉本が四球で出塁。5番西野真弘内野手(35)の左翼線への安打と、太田の左前打で無死満塁とし、押し出し四球で勝ち越した。なお無死満塁で大里昂生内野手(26)の左前適時打で3-1とした。先発のルーキー寺西成騎投手(22)は6回途中6安打2失点の粘投。4回に先頭の高部に遊撃内野安打を許し、二盗三盗を決められた。1死三塁で左犠飛で同点。2点リードした直後の6回には、同じく大卒新人の西川に左中間へ二塁打を許し、6番安田の右前適時打で1点差に迫られ、2番手の山岡泰輔投手(29)と交代した。山岡が2死一、三塁で投ゴロに抑え、7回からは岩崎翔投手(35)、ルイス・ペルドモ投手(32)とつないだ。9回、守護神のアンドレス・マチャド投手(32)が2死一、三塁から小川に同点打を浴びるも、最後は藤原を一ゴロに抑えていた。前カードまでビジター8連敗を喫していた中、ZOZOマリンで2連勝。流れを取り戻した。
◆ロッテは延長戦までもつれ込む接戦を演じたものの、あと1歩及ばず敗戦。チームの借金は22に膨らんだ。1点ビハインドの9回2死一、三塁で小川龍成内野手(27)が中前適時打を放ち、土壇場で同点に追いついたものの、直後の10回に回またぎでマウンドに上がった高野脩汰投手(26)が太田に2ランを被弾し勝ち越しを許した。先発のオースティン・ボス投手(33)は92球を投げ5回6安打5奪三振1失点でマウンドを降りた。風速14メートルの強風が吹き荒れる中、初回から2イニング連続で得点圏に走者を進められてピンチを作るも無失点に抑えた。4回1死一塁で太田に中越え二塁打を浴び先制を許したが、後続を遊飛と二直で追加点を与えなかった。同点の6回に2番手でマウンドに上がった小野郁投手(28)が無死満塁のピンチを作り、押し出し四球で勝ち越しを許した。代わった沢田圭佑投手(31)は左前適時打を浴び追加点を許したが、その後は遊ゴロ、二邪飛、遊ゴロに打ち取りピンチをしのいだ。打線は4回に高部瑛斗外野手(27)が内野安打で出塁すると二盗、三盗を決め好機を演出し犠飛で同点に追いついた。2点ビハインドの6回には2死一、二塁から安田尚憲内野手(26)が右前適時打を放ち1点差にするなど粘りを見せた。
◆ロッテは延長戦までもつれ込む接戦を演じたものの、あと1歩及ばず敗戦。チームの借金は22に膨らんだ。1点ビハインドの9回2死一、三塁で小川龍成内野手(27)が中前適時打を放ち、土壇場で同点に追いついたものの、直後の10回に回またぎでマウンドに上がった高野脩汰投手(26)が太田に2ランを被弾し勝ち越しを許した。先発のオースティン・ボス投手(33)は92球を投げ5回6安打5奪三振1失点でマウンドを降りた。風速14メートルの強風が吹き荒れる中、初回から2イニング連続で得点圏に走者を進められてピンチを作るも無失点に抑えた。4回1死一塁で太田に中越え二塁打を浴び先制を許したが、後続を遊飛と二直で追加点を与えなかった。吉井理人監督(60)はボスの交代のタイミングについて「毎回ランナー出してるし、久しぶりの登板で強風の中、やっぱり集中力もなかなか続かないと思ったので、あそこまでだった。風がなくてもあの辺からややこしくなるピッチャーなんで、あそこでの交代は間違ってないと思います」と話した。打線は4回に高部瑛斗外野手(27)が内野安打で出塁すると二盗、三盗を決め好機を演出し犠飛で同点に追いついた。2点ビハインドの6回には2死一、二塁から安田尚憲内野手(26)が右前適時打を放ち1点差にするなど粘りを見せた。指揮官は「諦めないで粘りはしてくれてるんですけど、ひっくり返すまで行ってない。もう1つっていうのはなかなか数試合出てないんで、そこが出せるようにまた頑張ってやっていきたい」と切り替えた。
◆3位オリックスは土壇場で追いつかれるも、延長戦で競り勝った。3-3の延長10回、太田椋内野手(24)が左翼へ自己最多の決勝7号2ラン。今季100試合目は2連勝で飾り、貯金5となった。岸田護監督(44)は「今日みたいな苦しい戦いが続くと思うんですけど、1戦1戦やっていきます」と力を込めた。先発のドラフト2位寺西成騎投手(22)は6回途中6安打2失点。風速15メートルの強風が吹き荒れる中、初めてのZOZOマリンで粘った。指揮官は「堂々とした良いピッチングだったと思います」とたたえた。3-2の9回、守護神のアンドレス・マチャド投手(32)が2死から同点打を浴びた。それでも勝ち越しは許さなかった。延長10回は才木海翔投手(25)が走者を三塁まで進めるも、最後は空振り三振。育成出身の3年目右腕がプロ初セーブを挙げた。岸田監督も「マウンド度胸はありますから。三振取れる能力も持っていますし、すごくいい仕事をしてくれた」。これでチームはビジター5カードぶりの勝ち越し。接戦を勝ちきり、勢いを取り戻しつつある。
◆オリックスが太田椋内野手(24)の決勝2ランで延長戦を制した。3-3の延長10回1死二塁。ロッテ6番手高野脩の内角低めをフルスイング。逆風にも負けず、左翼席に運んだ。「超気持ちいいです」。9日の同戦から2試合連発で、キャリアハイの7号。一塁をまわると小さく右拳を握った。「ある程度感触が良かった。今日に関してはいいポイントで打てた」とうなずいた。風速14メートルの強風が吹き荒れる中、試合開始。4回は中堅フェンス直撃の先制打。1-1の6回には左前打を放ち、好機を広げた。3安打猛打賞で打率は2割9分9厘まで浮上。高卒7年目で自己最多の7号にも「まだまだ足りないと思うので頑張ります」。昨季まで幾度もケガに苦しみながら着実に成長。主軸へと結果を残している。チームは敵地5カードぶりの勝ち越しで貯金5。100試合目を終え、岸田護監督(44)は「苦しい戦いが続くと思うんですけど、1戦1戦やっていきます」。接戦をものにし、流れを取り戻した。
◆オリックスは競り勝ち、8月初の2連勝。ビジターでは5カードぶりの勝ち越しを決めた。四回に太田が先制打。1-1の六回には満塁で中川の押し出し四球で勝ち越し、大里のタイムリーでリードを広げた。しかし、2-3の九回に守護神・マチャドが2死で小川に適時打を浴びて同点に追いつかれた。マチャドはこれが21試合ぶりの失点。試合は延長戦に突入した。それでも十回に1死二塁で太田が勝ち越し2ラン。自己最多を更新する7号で勝利に導いた。その裏は育成出身3年目の才木が無得点に抑えてプロ初セーブをマークした。
◆白球は逆風を切り裂き、ファンが待つ左翼席に飛び込んだ。オリックス・太田椋内野手(24)が2試合連発となる決勝2ラン。チームを8月初の連勝に導き、ヒーローインタビューで爽快に笑った。「チョー気持ちいいっす!」延長十回、先頭の渡部の死球から1死二塁に好機が広がり「絶対に(走者を)かえしたろう」と覚悟を決めた。6番手・高野脩のスライダーを一閃。自己最多を更新する7号で延長戦にピリオドを打ち「長く試合をやるからには絶対勝ちたい。勝ててよかった」と胸をなでおろした。7年目の今季は3、4月で打率・411と好スタート。5、6月はけがで一時離脱した影響もあって調子を落としたが、持ち直してチームトップ&リーグ3位の同・299と打線をけん引している。好不調の波があっても打撃フォームやバットの形状など、自分の軸となる部分は変えずに貫くのが流儀だ。「試合前練習の意識とか、細かなところは日々変えているけど、大きなところは変えないように」。体重が落ちやすいという夏場も意識的にカロリーを摂取して体の状態をキープ。〝いつも通り〟でいることが、結果となっている。「僕だけが打っても点は入らない。やっぱり全員で底上げしていけるように頑張りたい」チームはビジターで5カードぶりの勝ち越しに成功。首位ソフトバンクとは11ゲーム差だが、逆転Vをあきらめるにはまだ早い。残り43試合。太田が中心となり、一戦必勝で食らいついていく。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
63 | 36 | 4 | 0.636 (↑0.003) | - (-) |
40 | 394 (+3) | 274 (+1) | 70 (-) | 79 (+1) |
0.250 (-) | 2.350 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
60 | 41 | 2 | 0.594 (↓0.006) | 4 (↓1) |
40 | 382 (+1) | 266 (+3) | 93 (+1) | 51 (-) |
0.244 (↓0.001) | 2.280 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
51 | 46 | 3 | 0.526 (↑0.005) | 11 (-) |
43 | 346 (+5) | 370 (+3) | 64 (+1) | 45 (-) |
0.258 (-) | 3.440 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
48 | 51 | 2 | 0.485 (↓0.005) | 15 (↓1) |
42 | 299 (+4) | 344 (+5) | 43 (+2) | 93 (-) |
0.247 (-) | 3.210 (↓0.01) |
5 (-) |
西武 |
47 | 53 | 2 | 0.470 (↑0.005) | 16.5 (-) |
41 | 274 (+5) | 304 (+4) | 49 (+2) | 64 (-) |
0.231 (-) | 2.770 (↓0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
37 | 59 | 3 | 0.385 (↓0.004) | 24.5 (↓1) |
44 | 292 (+3) | 392 (+5) | 49 (-) | 43 (+2) |
0.233 (-) | 3.690 (↓0.01) |
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