ソフトバンク(☆3対1★)日本ハム =リーグ戦19回戦(2025.08.11)・みずほPayPayドーム福岡=
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日本ハム
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ソフトバンク
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勝利投手:大関 友久(10勝3敗0S)
(セーブ:杉山 一樹(2勝2敗17S))
敗戦投手:孫 易磊(0勝1敗1S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(18号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは1点を追う3回裏、近藤の適時二塁打で同点とする。続く4回に牧原大の適時打で勝ち越すと、7回には代打・中村の適時打でリードを広げた。投げては、先発・大関が6回1失点の好投で今季10勝目。敗れた日本ハムは万波のソロで先制するも、その後は追加点を奪えなかった。

◆打撃好調の日本ハム五十幡亮汰外野手(26)がベンチ入りメンバーから外れた。試合前練習では打撃練習などを行っていなかった。8月は2日オリックス戦(エスコンフィールド)から7試合連続でスタメン出場し、打率3割8分5厘、出塁率4割7厘をマークしていた。また、32歳の誕生日を迎えた松本剛外野手が今季初めて4番でスタメン出場。プロ初先発となる孫易磊投手(20)は梅林優貴捕手(27)とバッテリーを組んでプロ初勝利、そして首位攻防3連戦3連敗阻止に挑む。

◆プロ初先発となった日本ハム孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)は3回1/3を5安打2失点で降板となった。「気持ちの面では、特にいつもと変わることなくマウンドに上がりました。初回は不安定でしたが、2イニング目はファームと同じように投げられました。それでも先頭打者に2度も四球を与え、良いところがなかったです」と振り返った。万波の先制18号ソロで1点の援護をもらって向かった1回のマウンドは、1番ダウンズに4球連続ボールで四球を与えたところから2死一、三塁とピンチを背負ったが、5番柳町を左飛に打ち取って無失点。2回は3者凡退。3回は2死二塁から近藤に同点適時二塁打を浴びた。4回は1回に続いて先頭打者へ四球を与え、1死後に連打も浴びて満塁とされたところで降板。2番手の上原が9番牧原大に適時打を浴びたため、孫易磊の2失点目となった。ソフトバンク打線に対して1巡目では1被安打だったが、2巡目の対戦となってから4被安打。球数は90球メドだったが、60球で交代となった。

◆2位日本ハムが首位攻防3連戦で首位ソフトバンクに痛恨の3タテを食らった。新庄剛志監督(53)は10日の試合後に「明日ね、ちょっと勝たないとね、勢いづかせるんで」と必勝を期していたが、逆転負け。首位とは今季最大の4ゲーム差となった。1回に万波中正外野手(25)の18号ソロで先制したが、プロ初先発の孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が3回に近藤に同点適時二塁打を浴びた。4回には満塁のピンチをつくって降板。2番手の上原健太投手(31)が牧原大に勝ち越し適時打を浴びた。さらに7回には4番手の玉井大翔投手(33)が代打中村晃に適時打を打たれ、リードを広げられた。孫易磊はプロ初黒星。チームは7日西武戦(エスコンフィールド)の黒星から今季初の4連敗で、貯金も19と目減りした。

◆打撃好調の日本ハム五十幡亮汰外野手(26)がベンチ入りメンバーから外れて欠場した。試合後に新庄剛志監督(53)は「自打球で(右)足にちょっと電気走るような痛みがあるから今日、明日は休んで、明後日ちょっと様子見ながら」と欠場理由を明かした。五十幡は7日西武戦(エスコンフィールド)の3回の第2打席で自打球が右足すね付近に当たっていた。試合後に取材に応じた五十幡は「打撲の当たった痛みは大丈夫なんですけど、内出血で神経が圧迫されて、それで痛みが電気みたいに走ってくる感じ」と状態を説明した。8月は2日オリックス戦(エスコンフィールド)から7試合連続でスタメン出場し、打率3割8分5厘、出塁率4割7厘をマークするなど打撃好調だが、自打球によるアクシデントで小休止。新庄監督は「ケガは自分の実力なんで。ここにポンッと新しい選手が入ってきたら、試合に出ていても変わってしまう。それがプロ野球の世界なんで。しっかり治すテクニックというか、そういうのを学んでいかないといけない。でも、痛くない選手はいないから。どっかしら痛いから」と話した。

◆日本ハムはプロ初先発の孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が悔しいプロ初黒星を喫した。2回までは無失点も、1点リードの3回に同点とされ、4回は右足がつるなど満塁のピンチを背負って降板。2番手の上原が牧原大に決勝打を浴びて、負け投手となった。「気持ちの面では、特にいつもと変わることなくマウンドに上がりました。それでも先頭打者に2度も四球を与え、良いところがなかったです」と振り返った。

◆日本ハムが首位攻防3連戦で痛恨の3タテを食らった。試合終了から、わずか1分後に取材に応じた新庄剛志監督(53)は「まだ40試合あるじゃないですか。最後どうなるか"愉しみ"です」。すぐに気持ちを切り替え、前向きに話した。大抜てきも実らなかった。20歳の「台湾の至宝」こと孫易磊をプロ初先発させたが、4回途中2失点で降板。「右足つったんですよ。まだ行けるかなと思ったけど、急に来た。緊張とかプレッシャーとかあって」とアクシデントで早々に交代せざるを得なかった。救援陣が踏ん張ったが、打線は1回に万波の先制18号ソロが飛び出して以降はゼロ行進。今カードは3試合で2得点と鳴りをひそめた「海賊打線」には「打線もこういう時期が来るっていう想像はしてたんで。(13日からは)エスコンに帰って上向きに爆発してくれそうな気がしますけど」と期待を込めた。7日西武戦の黒星から今季初の4連敗で、首位ソフトバンクとは一気に4ゲーム差に広がった。「ウチとの試合の時、なんか生き生きしてやっていませんか? なんで他に負けんねん(笑い)」とライバルにチクリと言った新庄監督だが、最後は「これ、逆になりますからね。この後の試合、まあ見といてください」。このままペナントレースは終わらせない。【木下大輔】

◆2位日本ハムが首位攻防3連戦で首位ソフトバンクに痛恨の3タテを食らった。首位とは今季最大の4ゲーム差となった。1回に万波中正外野手(25)の18号ソロで先制したが、プロ初先発の孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が3回に近藤に同点適時二塁打を浴びた。4回には満塁のピンチをつくって降板。2番手の上原健太投手(31)が牧原大に勝ち越し適時打を浴びた。さらに7回には4番手の玉井大翔投手(33)が代打中村晃に適時打を打たれ、リードを広げられた。孫易磊はプロ初黒星。チームは7日西武戦(エスコンフィールド)の黒星から今季初の4連敗で、貯金も19と目減りした。

◆首位ソフトバンクが独走態勢に入った。2位日本ハムとの直接対決で3連勝を飾り、ゲーム差を今季最大の4に広げた。先発大関友久投手(27)が6回1失点の好投。初戦先発の有原、2戦目モイネロに続き自身初の2桁、チーム3日連続の10勝到達を決めた。今季4度目の5連勝で貯金を最多の27に増やし、本拠地では20年ぶりの12連勝。記録ずくめの白星で快走する昨季のパ王者に、14日にも優勝マジック32が点灯する。ソフトバンクは9日有原、10日モイネロに続いて大関が10勝目。チームで3試合連続10勝投手誕生は、80年広島(7月26日福士、27日北別府、31日山根)と23年阪神(9月8日村上、9日大竹、10日伊藤将)に次いで3度目。阪神の3人は広島3連戦で記録し、同一カード3連戦と3日連続は23年阪神に次いで2度目だ。80年広島と23年阪神はリーグ優勝して日本一になったが、今年のソフトバンクはどうか。ソフトバンクはみずほペイペイドームで7月5日西武戦から12連勝。同球場で12連勝は05年6~7月に次いで2度目のタイ記録。南海時代は65年に大阪球場で19連勝と15連勝しており、本拠地球場で12連勝以上は球団史上4度目。

◆日本ハム万波中正外野手(25)は厳しい現実を受け止めた。「4ゲーム差ついちゃったんで、軽く受け止められる結果じゃないなとは正直思います」。首位ソフトバンクとの直接対決で3連敗。沸き上がる敵地で率直な気持ちを吐露した。幸先よく先制弾は放てた。1回2死、相手先発大関の外角高めの直球を逆らわずに捉えた。ライナー性の打球は、右翼ホームランテラスへ飛び込んで18号ソロ。8月初の1発は「すごい変化球のピッチャーで追い込まれて、高めの真っすぐに反応した中ですごくいいリアクションでバットを出せた。うまく打てたなと思いました」とチームを勢いづいたはずだった。ただ、打線は2回以降、得点を奪えなかった。今カードは3試合で計2得点。天王山と位置付けて有原、モイネロ、大関の"先発3本柱"をぶつけてきた昨季王者にやられた。「そういうピッチャーから、なんとか複数点を取れるようになんないと、やっぱ直接対決に勝つってのはすごい難しいって感じました」と振り返った。覇権奪回へ踏ん張りどころだ。「残り40ゲームで4ゲーム差っていうのは、なかなか簡単な差じゃないっていうのは正直感じる」。ただ、そんな高い壁を乗り越えてこそ、歓喜の瞬間は訪れる。「今はやっぱ悔しい気持ちとかが強い。でも、やるしかないんで。また切り替えて1個ずつ勝っていけるように頑張るしかない」。自らを、そしてチームを奮い立たせるように言った。【木下大輔】

◆首位ソフトバンクが独走態勢に入った。2位日本ハムとの直接対決で3連勝を飾り、ゲーム差を今季最大の4に広げた。先発大関友久投手(27)が6回1失点の好投。初戦先発の有原、2戦目モイネロに続き自身初の2桁、チーム3日連続の10勝到達を決めた。今季4度目の5連勝で貯金を最多の27に増やし、本拠地では20年ぶりの12連勝。記録ずくめの白星で快走する昨季のパ王者に、14日にも優勝マジック32が点灯する。プレッシャーもあった。いい流れに乗っていける自信もあった。先発マウンドに上がった大関は、2つの微妙な気持ちをブレンドしながら、腕を振った。初回、2死から万波に先制ソロを被弾。先手を取られたが冷静に、自分に課したテーマを信じて投げ込んだ。「ボールがどうだったとか、自分で評価せず、そういうことは1回捨てようと」。3回1死一塁では、清宮、万波をともにフルカウントから高めの直球で連続の空振り三振に斬った。見逃せばボールだったかもしれない。でも、自信を持って高めを狙った。「(高めに)抜けたとは思っていません。いいものが出せたので相手がボール球に手を出したと。手応えは感じました。やることを絞ったおかげで、自分のいいものが出せた」と胸を張った。小久保監督が8月最初の「天王山」と位置付けた本拠地での2位日本ハム3連戦。ローテを変更し、先発に有原、モイネロ、大関の「3本柱」を立てた。きっちり左右のエースが連勝でバトンをつないだ。高ぶる気持ちもしっかりコントロール。一塁ベンチでは毎イニングのようにメモ帳を取り出し、投球時に気づいたことなどペンを走らせた。打線が追いついて、勝ち越しにも成功し、6回89球を投げたところでお役御免。今季、本拠地登板は無傷の7連勝。ゲンのよさは相変わらず。有原、モイネロに続いて自身初、チームとして3日連続で10勝投手が誕生した。「(10勝は)うれしく思っています。自分の最低限の仕事ができたのでよかった。次の試合に向かっていこうという気持ちです」。育成からはい上がり、プロ6年目で手にした2桁勝利。向上心の高い左腕はさらなる成長を誓った。「3本の矢」がすべて的中し、ライバルから3つの白星を挙げた。小久保監督は「ここに合わせてローテを組んで、最高の結果につながって本当によかった」と笑顔。一時は最下位に沈んだ昨季のリーグ王者に、14日にも優勝マジック32が点灯する。【佐竹英治】ソフトバンクの最短M点灯は14日。13、14日にソフトバンクが西武戦に○○か○△、日本ハムがロッテ戦に●●、オリックスが楽天戦に●●でM32が出る。ソフトバンクは9日有原、10日モイネロに続いて大関が10勝目。チームで3試合連続10勝投手誕生は、80年広島(7月26日福士、27日北別府、31日山根)と23年阪神(9月8日村上、9日大竹、10日伊藤将)に次いで3度目。阪神の3人は広島3連戦で記録し、同一カード3連戦と3日連続は23年阪神に次いで2度目だ。80年広島と23年阪神はリーグ優勝して日本一になったが、今年のソフトバンクはどうか。ソフトバンクはみずほペイペイドームで7月5日西武戦から12連勝。同球場で12連勝は05年6~7月に次いで2度目のタイ記録。南海時代は65年に大阪球場で19連勝と15連勝しており、本拠地球場で12連勝以上は球団史上4度目。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(32)が勝ち越し打を決めた。1-1の4回1死満塁で一、二塁間を破る右前タイムリー。「満塁のチャンスを絶対に生かそうと思いました。追い込まれましたが『ばあちゃん頼む』と念じて打つことができました」。大事な局面では今年亡くなった祖母に思いをはせ、願いをかける。6回にも中前打し2戦連続のマルチ安打。ヒーローのお立ち台では「おばあちゃん、やったよ!」と叫んで右腕を突き上げた。

◆ソフトバンクが5連勝で今季最多の貯金27。0―1の三回に近藤の適時二塁打で追い付き、四回に牧原大の適時打で勝ち越した。七回は代打中村が適時打。大関は6回1失点で自身初の2桁となる10勝目。日本ハムは今季初の4連敗。

◆博多の地での天王山で最高の結果や!ソフトバンクは日本ハムとの首位攻防戦に3連勝で今季最大4ゲーム差。小久保裕紀監督(53)が先発ローテーションを組み替えて送り込んだ有原航平投手(33)、リバン・モイネロ投手(29)に続いてこの日先発した大関友久投手(27)も白星を挙げ、2018年(石川柊太13勝、千賀滉大13勝、リック・バンデンハーク10勝)以来、チーム7年ぶりの10勝トリオが誕生した。一回、万波に先制弾を浴びたがルーチンでこなすチェックポイントが多過ぎたことに気づいて即修正、以降は投球フォームや「勇気を出して投げる」ことに集中した。三回は水野、清宮、万波のアウトすべてを三振で奪い落ち着きを取り戻すと、六回まで最少失点で粘り「いいモノを出せた」と汗をぬぐった。普段から心理学を取り入れて平常心での投球を心掛けており、自身初の2桁勝利や本拠地登板7連勝にも「うれしく思うが、まだまだ勝ちたい」と静かに喜んだ。チームは89勝を挙げた2005年以来の本拠地12連勝、6月以降は22勝2敗1分けと無類の強さを誇るが、小久保裕紀監督(53)は2勝10敗1分けに終わった3・4月の成績もあってか「そこまで勝ってる印象がない...」と苦笑い。一方でベンチでは2試合連続で先発から外れた周東が最も声を出して鼓舞し若手もそれに倣う好循環が生まれていることも見逃せない。中継ぎ陣を含めての完勝に指揮官は「最高の結果につながった。今年の戦いの総仕上げができつつある」。この強さ、ホンモノだ。(山戸英州)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
63364 0.636
(↑0.003)
-
(-)
40394
(+3)
274
(+1)
70
(-)
79
(+1)
0.250
(-)
2.350
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
60412 0.594
(↓0.006)
4
(↓1)
40382
(+1)
266
(+3)
93
(+1)
51
(-)
0.244
(↓0.001)
2.280
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
51463 0.526
(↑0.005)
11
(-)
43346
(+5)
370
(+3)
64
(+1)
45
(-)
0.258
(-)
3.440
(↑0.01)
4
(-)
楽天
48512 0.485
(↓0.005)
15
(↓1)
42299
(+4)
344
(+5)
43
(+2)
93
(-)
0.247
(-)
3.210
(↓0.01)
5
(-)
西武
47532 0.470
(↑0.005)
16.5
(-)
41274
(+5)
304
(+4)
49
(+2)
64
(-)
0.231
(-)
2.770
(↓0.01)
6
(-)
ロッテ
37593 0.385
(↓0.004)
24.5
(↓1)
44292
(+3)
392
(+5)
49
(-)
43
(+2)
0.233
(-)
3.690
(↓0.01)