中日(★5対6☆)広島 =リーグ戦20回戦(2025.08.10)・バンテリンドーム=
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広島
10000302061012
中日
00022100051101
勝利投手:高橋 昂也(2勝0敗0S)
(セーブ:森浦 大輔(2勝3敗4S))
敗戦投手:橋本 侑樹(2勝3敗0S)

本塁打
【広島】中村 奨成(5号・1回表ソロ),菊池 涼介(3号・6回表3ラン)
【中日】ボスラー(9号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆広島は3点ビハインドの6回表、菊池の3ランが飛び出し、試合を振り出しに戻す。直後に1点を勝ち越されるも、8回には末包の適時二塁打と菊池の犠飛で2点を挙げ、逆転に成功した。投げては、4番手・高橋が今季2勝目。敗れた中日は、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆連勝でカード勝ち越しを狙う中日は「1番右翼」でブライト健太外野手(26)を2試合ぶりにスタメン起用した。広島先発は左腕玉村。ブライトは対左腕は打率2割9分3厘(58打数17安打)、7打点と打っておえい8月は打率5割(12打数6安打)と好調だ。中日は「銀河」をイメージした昇竜ユニホームを着用する。

◆2戦ぶりスタメン復帰の広島中村奨成外野手(26)が1回に先頭打者本塁打をマークした。1回、中日松葉の4球目。内角高めの球を振り抜いた打球は、左翼席最前列に飛び込む先頭打者弾となった。「バッティングカウントだったので、前に出されないように意識して打ちに行きました。いい反応でうまく回転でき、ホームランになって良かったです」。中村奨にとって通算7本目の本塁打で、自身初の先頭打者弾だった。

◆中日が広島に敗れ1日で5位転落となった。8月は3カードすべて負け越しで借金は10となった。先発松葉貴大投手(34)は3点リードの6回、菊池に同点3号3ランを食らい、2被弾の6回4失点で降板した。6回に中日が1点勝ち越したが、8回に橋本侑樹投手(27)が無死一塁から末包に同点二塁打を打たれ、1死三塁から菊池に勝ち越しの左犠飛を許した。打線は8回1死満塁の好機をつくったが代打上林誠知外野手(30)が空振り三振、ブライト健太外野手(26)が右飛に倒れ追いつけなかった。この日は今季の昇竜ユニホーム第3弾「銀河」を着用。第1弾「地球」着用の5月7日DeNA戦、第2弾「太陽」着用の7月4日ヤクルト戦と連勝だったが、着用3試合目は黒星となった。明日11日は巨人と敵地東京ドームでデーゲーム(午後2時開始)を行う。

◆中日が広島に敗れ1日で5位転落となった。8月は3カードすべて負け越しで借金は10となった。1点リードの8回に橋本侑樹投手(27)を投入したが無死一塁から末包に同点二塁打を打たれ、1死三塁から菊池に勝ち越しの左犠飛を許した。井上一樹監督(54)は「松山は今日は使わない」と故障明けの守護神の連投はさせないと決めた中での1戦だったことを明かした。

◆中日が広島に敗れ1日で5位転落となった。8月は3カードすべて負け越しで借金は10となった。1点リードの8回に橋本侑樹投手(27)を投入したが無死一塁から末包に同点二塁打を打たれ、1死三塁から菊池に勝ち越しの左犠飛を許した。今季3敗目となった橋本は5日阪神戦、6日阪神戦に続きこの2カードでの黒星。「ずっとやられっぱなしでファンにもチームにも、めちゃくちゃ申し訳ない」と唇をかんだ。「ここ最近、全部ひっくり返されている。やりかえすところはマウンドしかないので、しっかりやっていきます」と、反省を生かし次回マウンドでのリベンジを誓った。

◆中日が広島に敗れ1日で5位転落となった。8月は3カードすべて負け越しで借金は10となった。井上一樹監督(54)は、6回に松葉貴大投手(34)が菊池に同点3ランをくらう前の挟殺プレーでアウトにできなかったことを敗因に挙げた。「あそこのミスがあったところでの3ランは計算外だった...」。ミスとは6回1死二塁で坂倉の投手へのゴロで二塁走者を挟んだが刺せず1死一、二塁としてしまったプレー。「ランダウンプレーとかね。いろいろ深堀りすれば要因はあるけど、まあまあ、トータル的に言えばミスってことだよね」と嘆いた。投手ゴロを捕球した投手松葉は飛び出した二塁走者ファビアンを見て、三塁手チェイビスに送球。チェイビスは二塁方向へ追い詰め、遊撃手の山本に送球したが、ファビアンが山本のタッチをかわし、二塁に頭から戻った。山本は「エラーではない(記録は野選)ですが、あそこでしっかりアウトにしないといけない。反省して、チェイビスともコミュニケーションをとりながらやっていきたい」と話し、チェイビスも「うまく逃げられた。それも野球だよ。次はアウトにするだけ」と、話した。

◆広島が誇る羽月隆太郎内野手(25)と大盛穂外野手(28)、2人の足のスペシャリストが逆転を呼び込んだ。1点を追う8回無死一塁から代走に送られた羽月は、末包の左翼フェンス直撃の二塁打に三塁ベース手前でもスピードを緩めずに加速。遊撃手を経由した送球よりも早く、頭から本塁に滑り込んだ。同点の好走塁にも「僕にとっては普通の走塁です」と胸を張った。なお無死三塁で代走に出された大盛も続いた。1死後、菊池の左翼の定位置よりやや前の飛球にスタート。「キャッチャーを見ていたらちょっと(送球が)高いのかなと思ったので頭から行きました」。三塁側にややそれた隙を突いて、低く速いヘッドスライディングで決勝のホームに滑り込んだ。チームは1回に中村奨のプロ初先頭打者弾で先制しながら、中盤までに4点を奪われ逆転された。菊池の3ランで追いつくも、その裏には守備のミスから再び勝ち越しを許した。苦しみながらも、最後は足攻を絡めて再逆転。4位に浮上した。新井監督は「本当よく走ったと思うし、アカ(赤松三塁コーチ)もよく思い切って回した。常に準備をして、意識を高く持ってくれているというのが伝わる」と期待に応える"神走塁"に賛辞を送った。▽広島菊地(3号3ラン含む4打点)「1、2打席目はがっつき過ぎたので、いい意味で割り切って、浮いた球だけいこうと」

◆広島中崎翔太投手(33)が中日20回戦で負傷降板。7回にブライトのワンバウンドした打球が、止めようと出した右手のひらを直撃。直後に降板となった。

◆広島が2カードぶりの勝ち越しで4位に再浮上した。先発した玉村昇悟投手(24)は、6月28日の中日戦(バンテリンドーム)以来の勝ち星を目指したが、1点リードの四回に2死からボスラーに逆転2ランを被弾。五回にも連打などで2点を奪われ、5回4失点で降板した。打線は一回に中村奨の先頭打者本塁打で先制。3点を追う六回には菊池の3号3ランで追いついた。4-5の八回にも無死一塁から末包が左越えに同点の二塁打を放ち、送球間に三進。その後、1死三塁から菊池の左犠飛で逆転に成功した。ベテランが1試合4打点の躍動で、今季のバンテリンドームでのレギュラーシーズン最後の試合を白星で締めくくった。

◆先発した広島・玉村昇悟投手(24)は5回を投げ、4失点で降板。菊池涼介内野手(35)が3ランを含む1試合4打点と躍動した。

◆広島の中村奨が8年目で初となる初回先頭打者本塁打を放った。内角の直球を巧みに左翼席へ飛ばし「常に試合にいい入り方ができるようにしている。うまく体を回転させながら打つことができた」と、手応えをにじませた。今季は持ち味の打力を武器に出場機会を増やしていたが、7月に右肩を負傷して離脱。悔しい思いを抱えながら今月5日に1軍合流し、きっちりと結果を残した。「外野手はいっぱいいる。負けないようにやっていきたい」と浮かれることなく話した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
63392 0.618
(↑0.004)
M29
(↑1)
39357
(+5)
237
(+2)
66
(+1)
82
(+1)
0.246
(↑0.002)
2.000
(-)
2
(-)
巨人
50493 0.505
(-)
11.5
(↓0.5)
41303
(-)
303
(-)
63
(-)
42
(-)
0.242
(-)
2.690
(-)
3
(-)
DeNA
46505 0.479
(-)
14
(↓0.5)
42323
(-)
311
(-)
59
(-)
47
(-)
0.237
(-)
2.830
(-)
4
(1↑)
広島
44535 0.454
(↑0.006)
16.5
(-)
41308
(+6)
331
(+5)
52
(+2)
48
(-)
0.240
(↑0.001
2.970
(↓0.01)
5
(1↓)
中日
45552 0.450
(↓0.005)
17
(↓1)
41275
(+5)
308
(+6)
53
(+1)
62
(-)
0.228
(↑0.001
2.860
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
35575 0.380
(↓0.005)
23
(↓1)
46267
(+2)
380
(+5)
49
(+1)
45
(-)
0.227
(-)
3.520
(↓0.01)