1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 12 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 1 | 0 |
勝利投手:岩嵜 翔(3勝0敗0S) (セーブ:マチャド(2勝3敗19S)) 敗戦投手:横山 陸人(2勝3敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスが接戦を制した。オリックスは1-1で迎えた6回表、太田がソロを放ち、勝ち越しに成功する。その後同点とされるも、8回に若月の適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、2番手・岩嵜が今季3勝目。敗れたロッテは、打線がつながりを欠いた。
◆5連敗中のオリックスは打線を組み替えた。中川圭太内野手(29)が23年6月7日巨人戦(京セラドーム大阪)以来となる左翼でスタメン出場。太田椋内野手(24)が「6番一塁」、大里昂生内野手(26)が「7番二塁」に入った。先発はアンダーソン・エスピノーザ投手(27)。7月1日西武戦(沖縄セルラー那覇)以来、自身5試合ぶりの白星を目指す。
◆ロッテや米リーグロイヤルズでプレーした薮田安彦氏(52)が日本テレビ系列で解説を務め、好調を維持するロッテのドラフト1位ルーキー西川史礁外野手(22)を分析した。1点を追う5回1死二塁、オリックス先発エスピノーザの低めナックルカーブを捉えて左翼線への適時打にした。藤原、西川と若い力の連打ですぐさま同点に追いついた。西川は開幕後、打撃不振で1度はファーム調整を行うも、再昇格後は好調を維持。7月30日楽天戦(ZOZOマリン)で待望のプロ初本塁打をマーク。試合前時点で打率2割7分9厘、1本塁打、21打点の成績を残している。薮田氏は「ファームに落ちる前までは積極的にというところで、いろんなボールに手を出して、変化球に対応しようとポイントを近づけすぎていたというところがあった。ファームに落ちてからポイントをもう1度自分のところで打とうと戻して上がってきた。こういったところがうまく成績につながっていますよね」と振り返った。
◆ロッテ小島和哉投手(29)は6回途中2失点で降板し、勝敗はつかなかった。1-1の6回に太田へ勝ち越しソロを許し、さらに2死一、二塁のピンチを招いたところで交代。2番手沢田が後続を空振り三振で断ち、その裏、藤岡の犠飛で再び同点とした。前回1日の西武戦は3回8安打8失点KO。右打者の多いオリックス打線に「コースを狙いすぎず攻める所は攻めたい。内容が悪くても最少失点で勝ちを呼び込みたい」と意気込んでいた。中7日で臨んだマウンドは毎回走者を背負いながらも粘投し、試合をつくった。
◆オリックスは接戦を制し、連敗を5で止めた。打線は0-0の5回、2死満塁から押し出し四球で1点を先制した。その裏、先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が1死二塁からロッテ西川に左翼線へ適時二塁打を浴びて、同点とされた。1-1の6回、6番太田椋内野手(24)がロッテ小島の初球、高めの直球を左中間スタンドへ6号ソロ。6月20日ヤクルト戦(神宮)以来の1発で勝ち越した。流れをつかんだと思われたが、6回裏、エスピノーザが先頭から2連打で無死一、三塁のピンチを招き、左犠飛で再び追いつかれた。7回は2番手の岩崎翔投手(35)が四球と左前打で無死二、三塁。それでも3番寺地を初球で投ゴロ、4番山本を三ゴロ、最後は高めの直球でソトを空振り三振に仕留めた。ピンチをしのいだ直後、2死三塁から9番若月健矢捕手(29)が左前適時打を決めた。この日3安打。選手会長の1打で連敗を止めた。
◆オリックスは規定を超える外国人5選手がベンチ入りしていたことを試合後、岸田護監督(44)が説明した。先発のエスピノーザに加え、ペルドモ、マチャド、ディアス、オリバレスが入っており、「こちらの確認ミスです。試合直前でオリバレスを外しました」とした。責任審判の笠原審判は「オリックスから話が来て、わかった時点で4名にしてもらった。パ・リーグの事務局がチェックしてくれているので、信用してしまった。(チェックから)漏れたと言えば漏れた」と確認ミスがあったとした。
◆オリックスは9番若月健矢捕手(29)の決勝打で連敗を5で止めた。「チームとして1本出て、連敗も止めることができてほっとしています」2-2の8回2死三塁から2球で追い込まれるも、ロッテ横山の高め直球を左前にはじき返した。3回は左前打、5回も右前打を放ち、猛打賞。これで打率3割に乗った。それでも「規定(打席に)乗ってるわけでもないですし。チームが勝つことが一番」ときっぱり。シーソーゲームを制した。"アクシデント"も笑みを浮かべた。5回の第2打席に入る際、8番の紅林弘太郎内野手(23)と混ざったのか、名前を「若林」と間違えてコールされた。試合後、報道陣に囲まれると開口一番「若林です」と笑顔を見せ、「気づいていました。それで打たせてくれたかも」と感謝した。7日楽天戦(楽天モバイルパーク)ではプロ初の5番に座るなど、打撃好調。今季は5番から9番まですべての打順に入っているが、この日は9番。「前のバッターが多いので、『今日何が多いかな』とか見られる。9番がいい」と謙虚だった。チームはビジターの連敗も8で止まり、4位楽天と3・5ゲーム差に広がった。「本当に明日が大事。上だけ見て食らいついていけたら」と引き締めた。選手会長の一打が負の流れを止めた。
◆ロッテ・河村説人投手(28)が9日、オリックス戦(ZOZOマリン)の試合前練習で1軍に合流した。右肘手術と育成契約を経て2022年以来、3年ぶりの1軍登板を目指す。星槎道都大から21年にドラフト4位で入団。同年は4勝を挙げるも、22年9月に右肘の手術を受けた。実戦復帰まで5カ月の診断だったが、マウンドに戻るまで1年超を要した。昨季は育成契約でのスタート。7月に支配下に復帰したが、1軍での登板はなかった。「1軍は3年ぶりですかね。ちょっと緊張しています」と笑った右腕は、11日のオリックス戦での先発が見込まれる。前回の1軍での登板は新型コロナウイルス下の22年でのこと。観客の入場制限は撤廃されていたが、声出し応援が制限されていた。「満員のマリンスタジアムも知らないですし、そこは見てみたいなとは思います」と本拠地のファンの大声援を心待ちにする。久しぶりのマウンドが近づくが「不安もありながらですけど、やるしかないぐらいの気持ちでいつも通りやります」。自然体で歓喜の瞬間を手繰り寄せる。(片岡将)
◆サンケイスポーツ評論家で前ロッテ監督の井口資仁氏(50)がものまね芸人のJPと試合前のファーストピッチセレモニーに登場し、ファンから大歓声を浴びた。JPとともに名前がアナウンスされた井口氏をロッテファンは大きな拍手と歓声で歓迎。井口氏は投手役のJPが、投球前に披露した自身のものまねのクオリティーに苦笑いしつつ、マウンドから放たれた山なりのボールを受けた。この試合は井口氏が代表を務める社会貢献活動団体の愛基金が協賛する「愛基金Wリボンデー」として開催された。
◆オリックスは若月の決勝打で連敗を5で止めた。また、ビジターでの連敗も8で止めた。五回に2死満塁で頓宮が四球をもぎ取り、先制。1-1の六回に太田のソロで再び勝ち越したが、その裏に先発のエスピノーザが粘れず、同点に追いつかれた。それでも八回2死三塁で選手会長の若月が左前へ落として3度目の勝ち越しに成功。投手陣はペルドモ、マチャドと勝ちパターンでつないでなんとか逃げ切った。
◆オリックスは9日、ロッテ戦(ZOZOマリン)でベンチ入りした外国人選手が、規定を超える5人が誤って登録される事態が発生した。規約により、外国人選手の出場選手登録は5人以内で、ベンチ入りは4人以内と定められている。試合前にパ・リーグの事務局と審判団がベンチ入りメンバーのリストに誤りがないかをチェックしてから試合が行われるが、この日は両軍、事務局、審判団ともに外国人5人がベンチメンバーに入っていることに気づかなかった。オリックス側がメンバー表交換後に、オリバレス外野手をメンバーから外す旨を審判団に報告。ベンチ入りの外国人が4人となったことが受理されて事なきを得た。岸田監督は「こっちの確認ミス。通訳が気づいた」と説明。責任審判の笠原は「我々も毎試合、チェックしているが、ミスしてしまった」と話した。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
61 | 36 | 4 | 0.629 (↑0.004) | - (-) |
42 | 390 (+4) | 273 (+1) | 70 (+2) | 78 (-) |
0.251 (↑0.001) | 2.390 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
60 | 39 | 2 | 0.606 (↓0.006) | 2 (↓1) |
42 | 381 (+1) | 262 (+4) | 92 (-) | 51 (-) |
0.246 (↓0.001) | 2.280 (↓0.02) |
3 (-) |
ORIX |
50 | 46 | 3 | 0.521 (↑0.005) | 10.5 (-) |
44 | 341 (+3) | 367 (+2) | 63 (+1) | 45 (-) |
0.258 (↑0.001) | 3.450 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
47 | 50 | 2 | 0.485 (↓0.005) | 14 (↓1) |
44 | 286 (+4) | 335 (+9) | 41 (-) | 91 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.190 (↓0.06) |
5 (-) |
西武 |
46 | 52 | 2 | 0.469 (↑0.005) | 15.5 (-) |
43 | 265 (+9) | 291 (+4) | 47 (+2) | 64 (-) |
0.229 (-) | 2.700 (↓0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
37 | 58 | 3 | 0.389 (↓0.005) | 23 (↓1) |
45 | 289 (+2) | 387 (+3) | 49 (-) | 41 (-) |
0.233 (-) | 3.680 (↑0.01) |
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