1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 1 | 2 |
勝利投手:有原 航平(10勝5敗0S) (セーブ:杉山 一樹(2勝2敗16S)) 敗戦投手:加藤 貴之(7勝5敗0S) 本塁打 |

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◆ソフトバンクは1点を追う2回裏、山川のソロと海野の適時打で逆転に成功する。そのまま迎えた4回にはダウンズの2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・有原が7回1失点の力投で今季10勝目。敗れた日本ハムは、先発・加藤貴が振るわず、打線もつながりを欠いた。
◆日本ハム田宮裕涼捕手(25)が首位攻防3連戦初戦の1回に価値ある「ゆあビーム」を発動した。ソフトバンクの1番周東に中前打を許して無死一塁の場面。2番柳町への2球目にスタートを切った周東を田宮がピンポイント送球で二盗を阻止した。リーグトップの29盗塁をマークする周東は今季4個目の盗塁死。田宮にとっては今季9個目の盗塁刺となり、ピンチの芽を摘んだ。そのまま1回を無失点で切り抜けると、2回は先頭の4番マルティネスが二塁打で出塁。5番石井が犠打を決め、1死三塁から清宮幸の一塁へのゴロ(記録は野選)の間に1点を先制した。
◆インスタグラムフォロワー25万人を誇る福岡出身で野球女子タレントの新谷あやかがセレモニアルピッチを行った。球速100キロを目指し、背番号100のユニホームで登場。大きく振りかぶる大胆なフォームで投げ込んだ。ボールは右方向にそれたが見事ノーバン投球。残念ながら球速は91キロ。「悔しいですね。でもスタンドの『おーっ』という歓声がうれしかった。明日になれば、また、悔しさも募るでしょうけど」と笑顔で話した。
◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます今月初どすこい外角チェンジアップをグッと我慢山川穂高 17号ホームラン先制許した直後の同点弾?プロ野球 (2025/8/9)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#オレをみろ #sbhawks
◆日本ハム万波中正外野手(25)が珍しい「右ゴロ」に仕留める好プレーを披露した。4回1死無走者。ソフトバンク海野が右前に運んだ打球を、あらかじめ定位置より前に守っていた万波がチャージして一塁へ送球。打球が飛んだ瞬間に一塁ベースに入ったマルティネスも、内野手からの送球を受けるように体を伸ばしてボールを捕球し、間一髪で海野をアウトにした。場内からは大きなどよめきが起きた。
◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます狙っていたか万波中正 レーザービームエグいライトゴロに相手ベンチも苦笑い?プロ野球 (2025/8/9)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#オレをみろ #lovefighters
◆日本ハムの先発加藤貴之投手(33)が今季最短となる3回1/3でソフトバンク打線にKOされた。2回先頭の山川に同点の17号ソロを献上。さらに1死か一、二塁で海野に右前適時打を浴びた。4回は先頭の中村に二塁打を浴び、ダウンズに4号2ランを打たれた。続く川瀬を三邪飛に打ち取ったところで降板。3回1/3を6安打4失点で「試合をつくることができず、チームに申し訳ないです。逆転を信じて応援します」とコメントした。加藤貴が先発として4回を投げきれなかったのは、CSへ向けた2イニングの調整登板だった昨年10月5日楽天戦(楽天モバイルパーク)を除いて、21年5月26日ヤクルト戦(神宮)以来4年ぶり。22年に新庄監督が就任して以降は初めてのこととなった。
◆日本ハムが逆転負けで首位攻防3連戦の初戦を落とした。今季10度目の連敗で首位ソフトバンクとのゲーム差は「2」に開いた。先制したのは日本ハムだった。1回の守備で強肩捕手の田宮が"ゆあビーム"を発動して周東の二盗を阻止。いい流れで迎えた2回の攻撃で、1死三塁から清宮幸の一塁へのゴロの間に1点を先行した。ただ、その裏に先発加藤貴が山川に同点ソロを献上。さらに1死一、二塁で海野に勝ち越しの右前適時打を浴びた。4回にもダウンズに2ランを浴びた加藤貴は4回持たずにKO。打線も相手先発の有原から追加点を奪えなかった。4回の守備では万波が、海野の右前への打球で強肩を発動させて「ライトゴロ」にする好プレーもあったが、これで本拠地10連勝となったソフトバンクの勢いを止められなかった。
◆日本ハムが逆転負けで首位攻防3連戦の初戦を落とした。今季10度目の連敗で首位ソフトバンクとのゲーム差は「2」に開いた。2回に相手のミスで先制したが、その裏に先発加藤貴が山川に同点ソロを献上。さらに1死一、二塁で海野に勝ち越しの右前適時打を浴びた。4回にもダウンズに2ランを浴びた加藤貴は4回持たずにKO。打線も相手先発の有原から追加点を奪えなかった。4回の守備では万波が、海野の右前への打球で強肩を発動させて「ライトゴロ」にする好プレーもあったが、これで本拠地10連勝となったソフトバンクの勢いを止められなかった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が試合後、母校の西日本短大付(福岡)の甲子園初戦突破を祝福した。この日の第1試合で延長した10回タイブレークの末に弘前学院聖愛(青森)を破って2年連続の初戦突破を果たした後輩たち、そして高校時代の同期の西村慎太郎監督(53)へ向けて「次の試合が一番大事なような気がする。次勝てばね、乗っていけるチームだと思うので次、期待しています」。西日本短大付の次戦は14日の第2試合、聖隷クリストファー(静岡)と戦う。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)も、あまり言葉がみつからなかった。敵地でのソフトバンクとの首位攻防3連戦初戦に逆転負け。「(話すことが)ないね、今日は。4安打で作戦も使えないし」。2回の先制点も相手守備のミスに乗じたもの。6、7回は有原からチャンスはつくったが、指揮官の"勘ピューター"采配も作動せず、あと1本も出なかった。守り勝ちたかった。試合序盤の2回無死二塁、珍しく送りバントで走者を三塁に進めて得点につなげた。「この1週間、あんま点が取れない想像ができている中で、守備で、守り勝ちしていきましょうって話はしてた」というのが理由だ。前カードの西武3連戦の相手先発は武内、高橋、今井。そして今カードは有原に続いてモイネロ、大関と難敵ばかりが立ちはだかる。その中で4回途中4失点でKOされた先発加藤貴には「投球フォームでなんか狂わせるようなタイミングにしていかないと。ワンパターンじゃ、ちょっと厳しい」と苦言を呈した。これで首位ソフトバンクとは2ゲーム差。踏ん張りどころの真夏の天王山第2戦は、エース伊藤を投入する。「明日も(モイネロから)そんなに点数は取れないと思うので、守備から勝っていきます」。新庄監督は前を向いて、球場を後にした。【木下大輔】
◆日本ハム加藤貴之投手(33)が今季最短3回1/3で降板し、5敗目を喫した。1点リードの2回に山川に同点17号ソロ、海野には勝ち越しの右前適時打を浴びた。4回はダウンズに4号2ランを打たれて「試合をつくることができず、チームに申し訳ない」。先発として4回未満での降板はCSへ向けた調整登板を除けば、21年5月26日ヤクルト戦以来。4年ぶりの早期KOでチームの期待に応えられなかった。
◆ソフトバンクが新庄ハムとの首位攻防第1ラウンドを制し、2位に今季最大の2ゲーム差とした。先発有原航平投手(32)が7回1失点でチームトップの10勝目。自身8連勝で3年連続2ケタ勝利を達成した。ペナントを争う強敵を相手に有原、モイネロ、大関の先発3本柱をぶつける小久保裕紀監督(53)も「本来の自分の力を発揮している」と初戦好投のエースを称賛。球団初となる2年連続の本拠地10連勝も決め、ガッチリ首位固めに入る。ニヒルな男が珍しく、ほえて、ほえて、ほえた。3点リードの7回。ソフトバンク有原は先頭の7番万波に四球を与えると、グラブを口元に持っていき、ほえた。悔しさ、自身へのいら立ちを抑えきれなかったのだろう。8番田宮にも右前打を許して無死一、二塁。終盤の正念場。残っている力を振り絞った。首位攻防3連戦の初戦を任された。追いすがる新庄ハムを勢いに乗せるわけにはいかない。続く9番水野を二ゴロ併殺打に仕留めると、またほえた。2死三塁となり、最後は1番五十幡を自慢のチェンジアップで空振り三振。窮地を無失点で切り抜けると、またまたマウンド上でほえた。「今日は本当に真っすぐも良かった。調子も良かった。先制点を取られたけど、いい投球ができた」7回109球を投げて4安打1失点。自身8連勝で3年連続2ケタ勝利となる10勝に到達した。エース右腕の好投で首位攻防第1ラウンドを制し、2位とのゲーム差を今季最大の2ゲーム差に広げた。好調右腕は原点回帰した。開幕から交流戦まで黒星が先行。「真っすぐを打たれていたし、なかなかファウルも取れなかった」。投球の基本となる直球のキレ、力強さを求めて投球を改善。約3カ月の試行錯誤で納得のボールを取り戻した。「球速とか回転数とかは変わらないんですが、力強さが戻って、変化球も生きるようになった」8奪三振のうち2つを直球で仕留めた。残り6個は自慢のフォークとチェンジアップ。直球の勢いが戻ったことで変化球も効果的に決まった。古巣日本ハムから今季2勝目だ。チームは今カードを後半戦の「天王山」と位置付け、先発ローテを再編していた。3連戦の先発投手に有原、モイネロ、大関の「3本柱」を用意。その初戦をエースが好投で飾り、小久保監督も納得の表情だ。「本来の力を発揮してくれている。7回のピンチを切り抜けてくれたのが勝因」と右腕を称賛した。球団初となる2年連続本拠地10連勝にも到達。首位固めへ、第2ラウンド以降も勢いを加速させる。【佐竹英治】
◆後半戦初スタメンのソフトバンク中村晃外野手(35)が貴重な一打を放った。「5番一塁」で先発。1点リードの4回に巡ってきた第2打席。先頭打者で右翼線へ二塁打を放つと、続くダウンズが4号2ラン。大きな追加点の起点となった。「いい感じでスイングすることができたと思います」。守っては2回に本塁悪送球となる野選もあったが、しっかりバットで汚名返上。後半戦初安打で通算1500安打に残り6本とした。
◆左かかとを痛めていたソフトバンク近藤健介外野手(32)が約2カ月ぶりに守備に就いた。「3番右翼」で先発。最後まで無難に守り抜いた。打撃は2四球に終わり連続試合安打は13試合でストップ。32歳のバースデーに快音を響かせることはできなかった。小久保監督は「最後は代えようかと思ったけど、(近藤が)いけると言ったので。久しぶりに9イニング守ったので、反動を確認して明日のスタメンを決めます」と慎重に起用していくつもりだ。
◆ソフトバンク打線があっさりと試合をひっくり返した。1点を先制された直後の2回裏。先頭で打席に入った4番山川の1発が号砲となった。日本ハム先発加藤貴の高めに浮いたチェンジアップをかち上げ、左中間スタンドに同点の17号ソロ。「うまく反応して捉えることができました。先制を許した直後に追いつくホームランとなって良かった」と喜んだ。主砲の9試合ぶりの1発で流れを引き戻すと、さらに1死一、二塁として8番海野が右前へ勝ち越し打を放った。「すぐに同点に追いついてもらい、いい形でつないでもらったチャンスを絶対に生かしたいと思った。積極的にスイングができた」。一塁ベンチへ右手を突き上げた。4回には6番ダウンズがダメ押しとも言える1発を決めた。無死二塁から左中間スタンドに4号2ラン。「自分が打つべきボールに対してしっかりとアプローチできた。大きな追加点を取ることができて良かった」と納得の笑顔だ。リーグトップの92本塁打を誇る日本ハムのお株を奪う? 1発攻勢。これでチームは8月7試合で計11本塁打、複数本塁打も5試合。破壊力も上昇カーブを描き始めた。逆転勝利を見守った王球団会長も「(山川が)すぐに1点を取り返してくれたからね。ホームランを打てる打者は大きいよ。ナイスゲーム」と笑顔で球場を後にした。
◆日本ハム伊藤大海投手(27)が10日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)に先発する。チームは同球場4連敗中だが、最後に勝ったのは5月27日、伊藤が6勝目を挙げた試合。好調な相手打線に「星5で言ったら、たぶん今みんな星5ぐらいだと思う。特に近藤さん、牧原さんは星6ぐらい。その2人の前にランナーをためない。あと、絶対的に明日は先頭打者を取れるかどうか。当たり前のことですけど、そういうところをしっかりやりたい」。凡事徹底で首位攻防第2ラウンドを制す。
◆日本ハム万波中正外野手(25)が激レア守備で魅せた。ソフトバンクとの首位攻防第1ラウンドの4回。海野の右前の打球に猛チャージして一塁へ転送し、珍しい「ライトゴロ」を記録した。プロ入り後は初成功となったビッグプレーでチームを盛り立てたが、試合は悔しい逆転負けでゲーム差を「2」に広げられた。エース伊藤が先発する負けられない10日の第2ラウンドは、やり返すことを誓った。万波が盛り上がる敵地を少しだけ黙らせ、どよめかせた。リードを3点に広げられた直後の4回1死での右翼守備。打席には右打者の海野が立っていた。その時点で「ライトゴロ」を狙っていた。万波 ちょっとチャンスがありそうな打球が来そうだなっていうところで、いつも以上に狙う姿勢とかポジショニングの調整はしながら備えていました。2回の第1打席で右前適時打を放っていた海野に対して、再び右前へライナー性の打球が来ることを想定。できる限り定位置よりも前にポジショニングし、一塁手のマルティネスともしっかり連携。そして、その時は来た。カウント1-2からの5球目。2番手の生田目が外角へ投じた直球を、海野は右打ちできれいにライト前へ運んだが、万波は捕球と同時に狙いを定めて一塁のマルティネスへストライク送球。激レアな「ライトゴロ」が完成した。万波 プロでは初めてだと思います。なんだかんだ結構、難しいプレーなんで。今日は本当に打球の強さもポジショニングも全部かみ合って、ライトゴロになったかなと思います。意地を見せる好守備となったが、試合自体は投打がかみあわず、逆転負けで首位攻防第1ラウンドを落とした。万波自身も3打数無安打で、9回は最後の打者にもなった。万波 とにかく明日の1試合、まずは全力で勝ちを目指す。(伊藤)大海さんが投げるので、エースで勝てるように頑張りたい。10日の第2ラウンドは負けられない。攻守で、やり返す。【木下大輔】
◆ソフトバンクの有原が7回1失点で3年連続2桁となる10勝目。打線は0―1の二回に山川の17号ソロと海野の適時打で逆転し、四回にダウンズの2ランで加点。3連勝で貯金を今季最多の25とした。日本ハムは投打で振るわなかった。
◆ソフトバンクの海野が1―1の二回1死一、二塁から適時打を放った。山川の本塁打で同点とし、続く好機で初球を振り抜き「つないでもらったチャンスを絶対に生かしたかった。積極的にスイングできた」と笑顔を見せた。守っても捕手として有原を好リード。6年目の今季は69試合でマスクをかぶり、巨人に移籍した甲斐の穴を埋めている。リーグ2連覇に向けて重要な試合が続くが「(チームを)なんとか勝たせられるようにという気持ち。必死にやっている」と充実感をにじませた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
61 | 36 | 4 | 0.629 (↑0.004) | - (-) |
42 | 390 (+4) | 273 (+1) | 70 (+2) | 78 (-) |
0.251 (↑0.001) | 2.390 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
60 | 39 | 2 | 0.606 (↓0.006) | 2 (↓1) |
42 | 381 (+1) | 262 (+4) | 92 (-) | 51 (-) |
0.246 (↓0.001) | 2.280 (↓0.02) |
3 (-) |
ORIX |
50 | 46 | 3 | 0.521 (↑0.005) | 10.5 (-) |
44 | 341 (+3) | 367 (+2) | 63 (+1) | 45 (-) |
0.258 (↑0.001) | 3.450 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
47 | 50 | 2 | 0.485 (↓0.005) | 14 (↓1) |
44 | 286 (+4) | 335 (+9) | 41 (-) | 91 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.190 (↓0.06) |
5 (-) |
西武 |
46 | 52 | 2 | 0.469 (↑0.005) | 15.5 (-) |
43 | 265 (+9) | 291 (+4) | 47 (+2) | 64 (-) |
0.229 (-) | 2.700 (↓0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
37 | 58 | 3 | 0.389 (↓0.005) | 23 (↓1) |
45 | 289 (+2) | 387 (+3) | 49 (-) | 41 (-) |
0.233 (-) | 3.680 (↑0.01) |
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