中日(★2対3☆)広島 =リーグ戦18回戦(2025.08.08)・バンテリンドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:中﨑 翔太(3勝1敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(1勝1敗10S))
敗戦投手:マルテ(1勝4敗2S)

本塁打
【中日】細川 成也(11号・9回裏2ラン)

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◆広島は2回表、前川の適時二塁打で2点を先制する。その後同点とされて迎えた延長11回には、相手の暴投の間に1点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・中崎が今季3勝目。敗れた中日は、9回に細川の2ランで試合を振り出しに戻すも、5番手・マルテが誤算だった。

◆中日の守護神松山晋也投手(25)が1軍に合流した。この日は登録はされず、キャッチボールなどで汗を流した。「まだ投げていないので、久しぶりだなっていう感じです」と話した。7月4日に右尺骨肘頭疲労骨折で登録抹消された。前日7日の2軍オリックス戦(バンテリンドーム)で実戦復帰し1イニングを3者連続空振り三振、最速は156キロを計測した。井上一樹監督(54)は7日阪神戦の試合後に「明日の反動を見て、問題ないのであれば明後日から登録をしようかな、80%...みたいな感じ」と話しており、今季28セーブの絶対的守護神が、早ければ明日9日にも出場選手登録される。

◆スタメンが発表され、育成から支配下選手登録されたばかりの前川誠太内野手(22)がプロ初先発出場となった。また、小園海斗内野手(25)が5月22日ヤクルト戦以来、58試合ぶりにスタメンから外れた。小園は試合前、チームメートとともにウオーミングアップし、三塁でノックを受けると、スタメン組の4組目でフリー打撃を行った。だが、一塁から二塁への走塁中にトレーナーととともにベンチに引き上げた。三塁スタメンには二俣が入った。

◆中日は広島3連戦うぃ「竜神祭」とて開催する。初日は試合前に氣志團がミニライブとセレモニアルピッチを行った。メンバーを代表し幼少期から中日ファンの西園寺瞳がマウンドへ。メンバーが周りで見守る中、ノーバウンドで打者ドアラの内角をえぐり、最後は松山晋也投手(25)と同じポーズを決めた。球速は77キロだった。昨年8月30日に出演予定も台風10号の影響でバンテリンドームのDeNA3連戦が中止。今年再びのチャンス到来に西園寺は「昨年まさかのドーム球場での中止、信じられない...。1年間きちんとフォーム、球速を上げてきた。でもマウンド立つと真っ白になりました」と笑った。その後のミニライブでは楽器のみで「燃えよドラゴンズ」を演奏し、代表曲の「One Night Carnival」を披露。綾小路翔は「ほんと、またお招きいただいて。楽しくやれた。気持ちよかった」と外野をぐるりと周りながら熱唱した。「バンテリンドームでライブができたら、そういった形でも恩返しできたら」と話した。

◆プロ初スタメンの前川誠太内野手(22)が2回の1打席目に2点先制二塁打を放った。前日に代打でプロ初安打となる適時二塁打に続き、快音を響かせた。2回1死二、三塁から中日先発マラーの2球目、内寄りの直球に反応した。コンパクトに振り抜いた打球は左中間を破り、2人の走者を本塁に迎え入れた。「チャンスだったので、走者を返そうと思って打席に入りました。必死に食らいついていった結果、走者をかえせて良かったです」。前日の打席に続く、2打席連続適時二塁打にベース上で右拳を突き上げた。前川はさらに4回の打席でも左前打を放ち、前日から3打席連続安打とした。

◆中日が広島と入れ替わり5位に転落し、借金10となった。延長11回、決勝点は暴投だった。1死三塁。マウンド上でマルテと山井投手コーチ、内野陣が話を終えた直後、二俣への初球が外角へ大暴投となった。またしても救援陣が自滅した。18度目の完封負け目前だった9回一塁。4番細川成也外野手(27)が、左中間スタンドへ。起死回生の11号同点2ランで延長に持ち込んだ。この日、「2025年7月度の大樹生命月間MVP賞・セ・リーグ打者賞」が発表され、御礼の1発となった。2回、広島に2点先制されたが、三塁手チェイビスが坂倉のゴロを緩慢な守備で内野安打にし、二俣の強いゴロで記録は二塁打となったが一塁手ボスラーが止めきれずピンチを広げた。井上監督は「記録的には失策になってないが、あれが痛かった。やっぱり何かしらの隙がある」と苦言を呈した。7月4日に右尺骨肘頭疲労骨折で離脱した守護神松山がこの日1軍に合流。早ければ9日にも出場選手登録される。細川は「なんとかAクラスに入れるようにやっていくしかない。1試合もムダにできない」と話す。12年以来のCSへ可能性はある。自滅して落ち込んでいる暇はない。【石橋隆雄】

◆延長11回に幸運な形で決勝点をもぎ取り、4位に浮上した。同点の11回1死三塁から中日マルテの暴投で代走羽月が決勝のホームを踏んだ。土壇場9回1死から2点リードを追いつかれながら、延長戦の末に勝利をつかんだ。投打に若手の奮闘がチームに力を与えた。プロ2度目の先発となった高は1回無死一塁から後続を切ると、テンポのいい投球でゼロを並べた。前日までの3連戦はいずれも先発が6回未満で降板していたが、プロ入り最長7回を投げ、3安打無失点と好投した。プロ初スタメンとなった前川は2回に先制2点適時二塁打を放つなど、プロ初のマルチ安打をマークした。2点リードの9回1死二塁から森浦が細川に左中間席に運ばれ追いつかれたが、10回を抑えた中崎が今季3勝目。1点リードの11回を締めた栗林が6月22日楽天戦以来の10セーブ目を挙げた。栗林は入団1年目から5年連続2桁セーブを達成した。▽広島高(プロ入り最長7回3安打無失点)「前回は変化球が高めに浮き気味だったんですけど、修正できたのかなと思います。チームが勝つのが一番大きい。次もチャンスがあれば、勝てるような投球をしたい」▽広島栗林(入団1年目から5年連続2桁セーブとなる10セーブ目)「1つのアウトをしっかり取ることを頑張りたいし、リリーフみんなで勝ち試合を増やして行きたい」

◆中日が延長11回に自滅し広島と入れ替わり5位に転落した。借金は10となった。決勝点は暴投だった。延長11回1死三塁。マウンド上でジュニオル・マルテ投手(30)と山井投手コーチ、内野陣が話を終えた直後、二俣への初球が外角へ大暴投となった。9回に細川成也外野手(27)が起死回生の同点11号2ランを放ったが空砲となった。

◆中日が広島と入れ替わり5位に転落し、借金10となった。延長11回、決勝点は暴投だった。1死三塁。マウンド上でマルテと山井投手コーチ、内野陣が話を終えた直後、二俣への初球が外角へ大暴投となった。またしても救援陣が自滅した。18度目の完封負け目前だった9回一塁。4番細川成也外野手(27)が、左中間スタンドへ。起死回生の11号同点2ランで延長に持ち込んだ。この日、「2025年7月度の大樹生命月間MVP賞・セ・リーグ打者賞」が発表され、御礼の1発となった。▽中日細川(9回に起死回生の同点11号2ランも延長で負け)「くらいつく意識で打席に入りました。負けてしまったので、今日みたいにああいうところでの1本や勝ちにつながる1打ができれば」

◆若手の奮闘が勝利を呼び込んだ。延長11回。先頭坂倉が二塁打を放つと、ベンチは代走羽月を投入。犠打で三塁に進めて中日バッテリーにプレッシャーをかけ、二俣への初球が決勝点の暴投となった。ヒーローインタビューに呼ばれたのは、坂倉や羽月でもなく、勝ち投手の中崎やセーブの栗林でもなく、7回裏に途中交代した前川誠太内野手(22)だった。前日プロ初安打の前川が、プロ初スタメンの起用に応えた。2回1死二、三塁から中日マラーの内角直球を左中間に打ち返し、先制2点二塁打とした。今季9試合目のバンテリンドームで2度目の先制点で勢いづけた。「チャンスを自分でつかまないといけないので、必死にやっています」。4回にも左前打を放ち、プロ初のマルチ安打と結果を残した。投げては先発高が自身最長の7回3安打無失点と好投。3年連続で負け越しているバンテリンドームで、怖いもの知らずの若手がチームに勇気を与えた。連敗を阻止し、4位に浮上。鬼門での戦績も今季4勝5敗とし、4年ぶり勝ち越しに望みをつなげた。新井監督は「追いつかれはしたけど、若手だけでなく、全員での粘り勝ちだと思います」とナインをたたえた。

◆延長11回の末に粘り勝ちした広島が連敗を阻止し、4位に浮上した。決勝点は11回1死三塁からの暴投だった。幸運な勝利は、投打の若手の奮闘が呼び込んだ。先発高が7回3安打無失点と好投。初スタメンの前川は先制2点二塁打を含むマルチ安打をマークした。10回を抑えた中崎が今季3勝目。1点リードの11回を締めた栗林が、6月22日楽天戦以来の10セーブ目で入団1年目から5年連続2桁セーブを達成した。

◆広島は2―2の延長十一回1死三塁から相手の暴投で勝ち越した。前川が2安打2打点の活躍。先発の高は7回無失点と好投し、栗林が10セーブ目を挙げた。中日は九回に細川の2ランで追い付いたが、5番手のマルテが乱れた。

◆中日のマルテは押し出し死球で勝ち越しを許した6日に続き、またも背信の投球となった。2―2の延長十一回に登板し、先頭坂倉に二塁打を浴びるなどして1死三塁を招く。二俣への初球、スライダーが指に引っかかって暴投となり、広島に大きな3点目が入った。井上監督は「ミス。不安要素が出た」と苦言を呈した。絶対的抑えだった松山の負傷離脱後、救援陣が崩れて敗れる試合が増えている。その松山はこの日、1軍の練習に合流し、近く出場選手登録をされる見込み。上位進出へ、救世主となれるか。

◆先発した2年目の高太一投手(24)は7回を無失点で好投した。「8番・二塁」でプロ初スタメンの前川誠太内野手(22)が先制打を含むプロ初マルチと躍動した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
61392 0.610
(↓0.006)
M31
(-)
41346
(+1)
233
(+3)
65
(+1)
81
(-)
0.243
(↓0.001)
2.010
(-)
2
(-)
巨人
49493 0.500
(↑0.005)
11
(↑1)
42299
(+12)
300
(+2)
62
(-)
41
(+1)
0.242
(↑0.002)
2.680
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
46495 0.484
(↓0.005)
12.5
(-)
43320
(+2)
307
(+12)
59
(-)
46
(-)
0.236
(-)
2.820
(↓0.05)
4
(1↑)
広島
43525 0.453
(↑0.006)
15.5
(↑1)
43302
(+3)
324
(+2)
50
(-)
48
(+1)
0.240
(-)
2.980
(↑0.01)
5
(1↓)
中日
44542 0.449
(↓0.005)
16
(-)
43268
(+2)
302
(+3)
52
(+1)
62
(+1)
0.226
(-)
2.860
(-)
6
(-)
ヤクルト
35555 0.389
(↑0.007)
21
(↑1)
48263
(+3)
369
(+1)
48
(-)
45
(+1)
0.227
(-)
3.480
(↑0.04)