1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 7 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 0 |
勝利投手:大西 広樹(2勝1敗4S) (セーブ:星 知弥(1勝2敗4S)) 敗戦投手:田中 瑛斗(0勝3敗0S) 本塁打 |

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◆ヤクルトが接戦を制した。ヤクルトは1点を追う6回表、中村悠の適時打で同点とする。そのまま迎えた8回には、オスナのソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・大西が今季2勝目。敗れた巨人は、先発・田中将が試合をつくるも、打線が3安打2得点と振るわなかった。
◆ヤクルト石川雅規投手(45)が現役レジェンド対決を制し、3勝目を目指す。7日巨人戦(東京ドーム)に先発する。日米通算198勝の田中将との投げ合いに、NPB通算188勝の45歳は「相手どうこうではない。1軍は結果を出さないといけない。それだけですね」と強調。7月12日阪神戦以来、1カ月ぶり1軍登板で結果だけを求める。
◆マー君の季節がやってきた。6月上旬。2軍調整が続いていた巨人田中将大投手(36)は「ちまたでは甲子園のイメージがあったりとかされてますけど、(暑いのは)あまり好きじゃない」と話しながらも「調子は間違いなく夏場の方がいい」と夏に対する印象を口にした。夏がよく似合う。多くの人々の記憶に残るのは駒大苫小牧時代。2年夏の甲子園では全国制覇を成し遂げた。翌年、3年夏の甲子園決勝での早実・斎藤佑樹との投げ合いは、今も伝説として語り継がれている。そんな"夏男"が真夏に1軍に帰ってきた。5月2日に登録を抹消されてからの約3カ月間は、ファームで若手にまじって汗を流した。5月下旬から2軍の先発ローテに入ると、そこから9試合に登板。炎天下での試合も何度か経験し「暑さにも多少慣れてますから今は。例年とは違います」と自信をのぞかせた。多くの野球ファンが待ち望んだ先発マウンドになる。登板前日の6日は東京ドームで最終調整。この日の試合で勝利投手となれば日米通算199勝目となり、節目の200勝にも王手をかける。「期待をかけていただけるのはやはりうれしいですし。やはりそういう風に応援してくださる方々に対して、グラウンドで結果を出すことができれば」。暑い季節に熱い投球で期待に応えてみせる。
◆巨人田中将大投手(36)が日米通算199勝目をかけマウンドに上がる。4月に移籍後初勝利を挙げるも3試合に登板し防御率9・00。5月1日を最後に1軍マウンドから遠ざかっていた。その間ファームでは9試合に登板。7月30日のヤクルト戦(戸田)では5回1失点と安定した投球を見せ、経験豊富な右腕は夏場に状態を上げてきた。前日には「いろんな部分を見つめ直しながら調整してきた。応援してくださる方々に対して、グラウンドで結果を出すことができれば」と力強く話した。また、打線は2試合ぶりに坂本勇人内野手(36)が「6番三塁」でスタメン出場。1988年生まれの幼なじみコンビがグラウンドで共演する。
◆日米通算199勝を狙う巨人田中将大投手(36)が、98日ぶりとなる1軍登板に臨んだ。岸田行倫捕手(28)とのバッテリー。先頭のヤクルト太田を初球146キロ直球で中飛。続く岩田を3球で遊ゴロ、最後は内山をカットボールで二ゴロに仕留め、初回の立ち上がりをわずか6球で3者凡退に打ち取った。日本テレビ系で解説を務める巨人OBで読売ジャイアンツ女子チーム監督の宮本和知氏(61)は「岩田くん、内山くんに関していえば146キロで詰まらせているんですよね。内山くんのバット折れてますからね。スピードよりもボールに力がありそうですね」と期待を込めた。
◆ももいろクローバーZの佐々木彩夏(29)がファーストピッチを行った。誕生日の6月11日にちなんで背番号11のユニホーム姿で登場した。ワインドアップのきれいなフォームから投球したが、ボールはホームベースの手前でバウンドし「始球式は初めてではなかったんですけども、もう本当に緊張するなと思いました。でも、もう誰も私のことなんか見てないと自分の心で唱えながら、精いっぱい投げさせていただきました」と振り返った。この日は、登場曲を制作するなど親交の深い巨人田中将大投手(36)が先発マウンドに上がった。「まさか今日先発されるっていうのは、全然知らなかった」と驚いた表情を見せたが「マー君がここまで長い間頑張ってきた結果だと思いますので、それが200勝につながったら本当にうれしいなと思いますし。巨人のユニホームを着てほえているマー君をみたい」と笑顔で話した。この日の試合は「福島県浪江町コラボイベント」として開催されている。佐々木は浪江町ふるさと応援大使のアイドルグループ「LumiUnion」(旧浪江女子発組合)のプレイングプロデューサーを務めている。
◆日米通算199勝を狙う巨人田中将大投手(36)が、98日ぶりとなる1軍登板に臨んだ。岸田行倫捕手(28)とのバッテリー。初回はわずか6球で3者凡退の立ち上がり。両チーム無得点の2回は、先頭ヤクルト村上宗隆内野手(25)と対戦した。初球146キロ直球をファウル、2、3球目は内角を攻めてともにボール。4球目は内角高めを見逃しのストライク。果敢に内角攻めを続ける田中将に、日本テレビ系で解説を務める巨人OBで読売ジャイアンツ女子チーム監督の宮本和知氏(61)は「攻めてますね。かわそうというピッチングは、今日は見られないですね。どんどん攻めていこうっていう投球ですね」と高く評価。そして5球目の鋭く落ちるスプリットで空振り三振。この日初めての三振を強打者村上から奪った。宮本氏は「ピッチャーは三振を取ると乗っていける。特にベテランになると、奪三振数は少なくなってくる。『まだまだ俺は三振を取れるんだ』と、特に4番打者村上くんからの三振ですから、非常に大きいと思いますよ」と期待を込めた。
◆巨人田中将大投手(36)が移籍後初安打を放った。0-0の3回先頭で迎えた打席で、ヤクルト石川が投じた低めの変化球をうまく拾った。打球は左中間を破りワンバウンドでフェンスへ。13年6月9日の巨人戦(東京ドーム)以来となる通算2本目の二塁打に巨人ベンチは大盛り上がりを見せた。その後に右飛で三塁へ進むと、2死三塁から泉口友汰内野手(26)の左前適時打で先制点のホームを踏んだ。投げては3回までパーフェクトに抑える快投を見せている。
◆日米通算198勝の巨人田中将大投手とNPB通算188勝のヤクルト石川雅規が序盤に見せた投げ合い同様、「すしレース」も気迫がみなぎったレースとなった。アナゴが気合のロケットスタートに成功。そのままグングン加速し、後続を引き離して1着でゴールした。2着以下はマグロ、コハダ、タマゴ、エビの順で入線した。通算成績でもアナゴが2位以下を引き離す17勝でトップを堅守。エビ12勝(白エビ1勝を含む)、マグロ8勝、タマゴ7勝、コハダ7勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆ヤクルト石川雅規投手(45)がバットでも大記録を達成した。DeNA三浦大輔監督(93~16年)に続き、投手では史上2人目となる24年連続安打となった。三浦監督はプロ2年目からで、新人から24年連続は、投手では初だ。5回2死、巨人田中将から中前打を放った。カウント2ボール1ストライクからの高め144キロに短く持ったバットを上からかぶせた。打球は田中将のわきをライナーで抜け、中堅に転がった。新人から24年連続安打は野手を含めて見ても、89~15年谷繁元信氏(日刊スポーツ評論家)の27年に続く、歴代単独2位となる記録。いずれも23年で並んでいた59~81年張本勲氏、65~87年衣笠祥雄氏、70~92年門田博光氏のレジェンド打者の記録を抜いた。投手だからこそ、投手が打つことの影響が分かる。投手として、24年連続勝利の金字塔を打ち立てた翌4月10日も、「打ちたかったですよ。『ちくしょー』と思っていました」と同9日阪神戦で8球粘った末の二ゴロだった5回の打席を本気で悔しがっていた。「まずバントをしっかり。あと自分が相手のピッチャーが粘られると、やっぱり嫌なので。そういう意味でも簡単にアウトにはならないぞ、というのはあります」。まず犠打を確実に決めることを心がけつつ、走者がいない場面や2死の打席では、9人目の打者の意識を強く持つ。セ・リーグは27年シーズンからDH制の導入が決まった。「僕はルールに従ってやるだけですが、世界のルールっていう意味では、すごくいいことなのかなと思います。ヒットを続けるというのは、必死にやってるだけ」と受け止めていた。来季で見納めとなる"投手の打撃"。ベテラン左腕は、打者石川としても偉大な記録を伸ばした。石川が今季初安打を放ち、プロ1年目の02年から24年連続安打。連続シーズン安打は89~15年谷繁(中日)の27年が最長で、24年以上は6人目。投手では93~16年三浦(DeNA)に並ぶタイ記録となったが、三浦はプロ2年目から。プロ1年目から24年連続安打は谷繁以来2人目。石川は45歳6カ月。45歳以上で安打を放ったのは22年福留(中日)以来6人目で、投手では48歳で打った浜崎(阪急)山本昌(中日)に次いで3人目。
◆日米通算199勝を狙う巨人田中将大投手(36)が、打って走って先制のホームを踏んだ。田中将は98日ぶりとなる1軍登板。立ち上がりから3回まで3者凡退で抑え、3回裏の第1打席では、ヤクルト先発石川のスライダーをすくって左中間フェンス直撃の二塁打で先頭出塁した。両チーム初安打を放ち、ベンチは大盛り上がり。日本テレビ系で解説を務める巨人OBで読売ジャイアンツ女子チーム監督の宮本和知氏(61)も「真っ芯で捉えましたねえ」と興奮を隠せなかった。なおも1死二塁から、若林の深い右飛で果敢にタッチアップして三進。2死三塁から、泉口の左前適時打で堂々と先制のホームを踏んだ。予想外の先制点に宮本氏は「これは大きなタイムリーですよ。ピッチャーが打って走って、相当エネルギーは消耗していますからね。それで1点入るのと残留するのはメンタル的に全く違うものですから。これはジャイアンツとして非常にいいタイムリーですね」と興奮気味に話した。
◆巨人田中将大投手(36)が5回2/3を3安打1失点の粘投で2-1とリードのまま、後続にマウンドを託した。だが2番手船迫が2死一、二塁から同点打を浴び、田中の今試合での勝利はなくなった。4回2死から連続四球で2死一、二塁とすると、オスナに右前適時打を許した。同点の5回は連打と四球で2死満塁のピンチを招いたが、3番内山をスプリットで空振り三振に打ち取り、小さくうなずいた。直後の5回裏、1死三塁から丸佳浩外野手(36)が左犠飛を放ち、勝ち越しに成功。田中将は6回途中1失点と約3ヶ月ぶりの1軍登板で安定感のある投球を見せた。日米通算199勝目の権利を持って降板した。
◆日本テレビ系で解説を務める巨人OBで読売ジャイアンツ女子チーム監督の宮本和知氏(61)が、今季初スタメン起用に応え、5回に勝ち越しを演出した増田大輝内野手(32)を高く評価した。日米通算199勝を狙う巨人田中将大投手(36)が、98日ぶりに1軍登板。ヤクルト打線を相手に5回を1失点に抑えた。同点で迎えた5回裏の攻撃では、先頭の増田大が左中間フェンス直撃の二塁打。田中将が1球で犠打を成功させ、1死三塁のチャンスをつくった。宮本氏は「ズバリですね。増田大輝くんがスタメンで発表された時は『え?』って思いましたけど、このあたりやはり阿部監督さえてますよねえ」とスタメン起用を決断した阿部監督と、それに応えた増田大を興奮気味に称賛した。なおも1死三塁から丸の左犠飛で、増田大が快足を飛ばしてヘッドスライディングで生還。すべてがかみ合い、貴重な勝ち越し点を追加した。これで田中将に勝ち投手の権利がついた。
◆巨人田中将大投手(36)の日米通算199勝目はお預けとなった。1点リードの6回2死一、二塁。阿部監督から降板を告げられ、マウンドを降りた。ピンチでの降板に厳しい表情を見せた田中将だったが、それまでの気迫十分の投球に、東京ドームの観客席からは大きな拍手が送られた。降板後、一塁側ベンチの最前列から声を出して見守った。だが、2番手船迫がヤクルト中村悠に左前適時打を浴び、勝利投手の権利がなくなった。それでも田中将は声援を送り続け、仲間を後押ししていた。田中将は5回2/3、104球を投げて3安打3奪三振4四球、2失点(自責1)。打者としては先制点の起点となる二塁打を放った。
◆ヤクルト石川雅規投手(45)がバットでも大記録を達成した。DeNA三浦大輔監督(93~16年)に続き、投手では史上2人目となる24年連続安打となった。三浦監督はプロ2年目からで、新人から24年連続は、投手では初だ。5回2死、巨人田中将から中前打を放った。カウント2ボール1ストライクからの高め144キロに短く持ったバットを上からかぶせた。打球は田中将のわきをライナーで抜け、中堅に転がった。石川が今季初安打を放ち、プロ1年目の02年から24年連続安打。連続シーズン安打は89~15年谷繁(中日)の27年が最長で、24年以上は6人目。投手では93~16年三浦(DeNA)に並ぶタイ記録となったが、三浦はプロ2年目から。プロ1年目から24年連続安打は谷繁以来2人目。石川は45歳6カ月。45歳以上で安打を放ったのは22年福留(中日)以来6人目で、投手では48歳で打った浜崎(阪急)山本昌(中日)に次いで3人目。
◆巨人丸佳浩外野手(36)がスーパーキャッチで魅せた。7回2死二塁、ヤクルト村上が捉えた打球は東京ドームの天井を直撃。右翼手の丸は打球が天井に当たったのを確認し、慌てて前に出てスライディングキャッチ。しっかりとボールをつかみグラブを高く掲げた。思わず「あぶな」と声が出たがピンチを脱し、場内は拍手で包まれた。試合は2-2の同点で7回を終了した。
◆ヤクルトが東京ドームの開幕からの連敗を8で止めた。逆転勝ちで今季9戦目で東京ドーム初勝利を挙げた。先発の石川雅規投手(45)が6回3安打2失点の好投だった。約1カ月ぶり1軍登板で、勝ち負け付かずも好投。ていねいに低めを攻めた。バットでも5回2死走者なしから、巨人田中将の144キロ直球を捉えて中前打とした。これが投手ではNPB史上初となる新人から24年連続安打となった。野手を含めても、89~15年谷繁元信氏の27年に次ぐ、史上2人目の偉業達成となった。このベテランの奮闘に打線が応えた。1点を追う6回は2死一、二塁からバッテリーを組む中村悠が左前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。石川の黒星を消した。同点の8回は先頭オスナが田中瑛から左翼ポール際にライナーで8号ソロをぶちこんだ。これが決勝点となった。今季の東京ドームで予定される最後の一戦で、ベテラン左腕の奮闘もあって意地を示した。
◆巨人阿部慎之助監督(46)は、先発田中将大投手(36)の粘りの投球を評価した。1点リードの6回途中で降板し、その後に追いつかれて日米通算199勝目はならなかった田中将だが、104球を投げて3安打3奪三振4四球、2失点(自責1)と好投。打者としては先制点の起点となる二塁打に犠打も決めた。阿部監督は「結果的にはね、良かったけど。ちょっと重くなっちゃったね。フォアボールも多かったし、慎重に投げてるのはわかったんだけどね。だけど、頑張ってくれました」と、たたえた。次回登板については「まだ何も決まっていないので、これからです」と話した。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が、惜敗の要因の1つにミスを挙げた。1点リードの6回先頭、ヤクルト村上の二ゴロを増田大が失策。その後、ピンチを招いて2死一、二塁で先発田中将から船迫にスイッチして逃げ切りを図ったが、中村悠に同点適時打を許した。8回に4番手田中瑛がオスナに8号決勝ソロを浴びて惜敗した。連勝は3でストップし、借金は再び1となった。阿部監督は「ミスが出たら負けますから」と振り返った。
◆巨人田中将大投手(36)が、98日ぶりに1軍登板を果たした。5回まで1失点で一時勝ち投手の権利を得たが、6回に追いつかれて、日米通算199勝とはならなかった。1点リードの6回、先頭村上を二塁手増田大の失策で出塁を許した。なおも2死二塁から、長岡に四球を与えたところで交代し、2番手船迫が登板。だがヤクルト打線の反撃を止められず。2死一、二塁から中村悠に三遊間を抜ける左前打を許した。左翼手トレイ・キャベッジ外野手(28)は、本塁刺殺を狙って好返球。だが捕手岸田行倫捕手(28)が捕球しきれず、二走村上が生還して同点に追いつかれた。田中将は5回2/3を3安打、3奪三振、4四球、2失点、104球だった。解説の宮本和知氏は「これは捕ってほしかったですねえ。タイミング的にはアウトでしたねえ」と悔やんでいた。
◆巨人は逆転負けで連勝が3でストップ。再び借金生活となった。3カ月ぶりの1軍マウンドとなった先発の田中将大投手(36)は、3回まで完全投球と抜群の立ち上がりを見せたが、中盤に捕まり6回途中2失点で降板した。同点の8回、4番手の田中瑛斗投手(26)がヤクルト・オスナに決勝の勝ち越し8号ソロを許した。打線は3回、田中将の二塁打から流れをつくり、泉口友汰内野手(26)の左前適時打で先制するも、その後はヤクルト投手陣に封じ込まれた。わずか3安打2得点と奮わなかった。
◆巨人田中将大投手(36)の日米通算199勝目はお預けとなった。「春先から違う手応えっていうのは当然感じてマウンドに上がった。やってきたことの積み重ねが出せたかなとは思いますけども、ただやはりフォアボールが多くなってしまいました」と4四球を悔やんだ。続けて「フォアボールにいきつくまでの、カウントのつくり方が自分の投球を苦しくしてしまった。一番ピッチング全体としての反省点はそこですかね」と振り返った。1点リードの6回2死一、二塁。阿部監督から降板を告げられ、マウンドを降りた。ピンチでの降板に厳しい表情を見せた田中将だったが、それまでの気迫十分の投球に、東京ドームの観客席からは大きな拍手が送られた。降板後、一塁側ベンチの最前列から声を出して見守った。だが、2番手船迫がヤクルト中村悠に左前適時打を浴び、勝利投手の権利がなくなった。それでも田中将は声援を送り続け、仲間を後押ししていた。田中将は5回2/3、104球を投げて3安打3奪三振4四球、2失点(自責1)。打者としては先制点の起点となる二塁打を放った。
◆巨人田中将大投手(36)は6回途中2失点で、日米通算199勝目はお預けとなった。「春先から違う手応えっていうのは当然感じてマウンドに上がった。やってきたことの積み重ねが出せたかなとは思いますけども、ただやはりフォアボールが多くなってしまいました」と4四球を悔やんだ。続けて「フォアボールにいきつくまでの、カウントのつくり方が自分の投球を苦しくしてしまった。一番ピッチング全体としての反省点はそこですかね」と振り返った。1点リードの6回2死一、二塁。阿部監督から降板を告げられ、マウンドを船迫に譲った。ピンチでの降板に厳しい表情を見せた田中将だったが、それまでの気迫十分の投球に、東京ドームの観客席からは大きな拍手が送られた。降板後、一塁側ベンチの最前列から声を出して見守った。だが、2番手船迫がヤクルト中村悠に左前適時打を浴び、勝利投手の権利がなくなった。それでも田中将は声援を送り続け、仲間を後押ししていた。田中将は5回2/3、104球を投げて3安打3奪三振4四球、2失点(自責1)。打者としては先制点の起点となる二塁打を放った。
◆復活への光は見えた。巨人田中将大投手(36)がヤクルト戦に先発し、6回途中3安打2失点(自責1)で降板。登板最終回となった6回に2死一塁からヤクルト長岡に四球を出したところでマウンドを譲り「イニング途中でランナーを残してマウンドを降りてしまい悔しいです」と唇をかんだ。2番手の船迫がヤクルト中村悠に左前への同点適時打を浴びて勝利投手の権利は消滅。だが、すぐに切り替えベンチ最前列から声援を送った。ファームでやってきたことを1軍のマウンドでも存分に発揮した。同点の5回2死満塁の場面では、内山を追い込んでから143キロスプリットを低めに制球し空振り三振。課題に挙がっていた球種でピンチを脱し「メカニックが良くなったからボールが良くなったと思います」とうなずいた。一方で、課題も見つかった。3回までは制球力が光り完全投球。だが、4回からは四球が失点に直結し「フォアボールに行き着くまでのカウントの作り方が自分の投球を苦しくしてしまった」と反省した。阿部監督も「結果的には良かったけど、フォアボールも多かったし、ちょっと重くなっちゃった」と指摘し、次回登板の予定は未定とした。再び巡ってくるチャンスに備えて、修正を図る。【水谷京裕】
◆ヤクルトが東京ドームの開幕からの連敗を8で止めた。逆転勝ちで今季9戦目で東京ドーム初勝利を挙げた。高津監督は「勝ったね。よかったよ。9連戦のスタートが連敗スタートだったので、何とか今日、勝って大阪に移動したいと思っていた。本当に石川を中心に、いいゲームだったと思いますね」とほおを緩ませた。8日からは京セラドーム大阪に乗り込み、阪神3連戦となる。先発の石川雅規投手(45)が6回3安打2失点の好投だった。約1カ月ぶり1軍登板で、勝ち負け付かずも好投。ていねいに低めを攻めた。バットでも5回2死走者なしから、巨人田中将の144キロ直球を捉えて中前打とした。これが投手ではNPB史上初となる新人から24年連続安打となった。野手を含めても、89~15年谷繁元信氏の27年に次ぐ、史上2人目の偉業達成となった。石川の記録について、高津監督は「びっくりしたね。素晴らしい。点になったか、ならないかは別として、何とか出塁して次の得点につなげる姿勢は誰もが持っていないといけない。2アウトだからアウトになっていいわけではないし、投手だからアウトになっていいというわけではない。すごく大事な9番バッターだと思います」とたたえた。この45歳左腕の奮闘に打線が応えた。1点を追う6回は2死一、二塁からバッテリーを組む中村悠が左前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。石川の黒星を消した。同点の8回は先頭オスナが田中瑛から左翼ポール際にライナーで8号ソロをぶちこんだ。これが決勝点となった。今季の東京ドームで予定される最後の一戦で、石川の奮闘もあって意地を示した。
◆ヤクルト石川雅規投手(45)がバットで「アンタッチャブルレコード」を打ち立てた。5回に巨人田中将から中前打を放ち、投手ではNPB史上初となる新人からの24年連続安打をマーク。セ・リーグは27年からのDH制導入が4日決定したばかりの中、金字塔となる1本を積み重ねた。巨人田中将との現役レジェンド対決で、投げても6回3安打2失点の好投。チームが開幕から8連敗中だった東京ドームで白星を呼び込んだ。9人目の打者として打ち気をみなぎらせた。5回2死。石川がバットを短く持ち、甘い球を待った。「塁に出るとの気持ちだけ」と簡単に3人で攻撃を終わらせない。カウント2-1から田中将の高め144キロ直球をシャープに捉えた。今季初安打を中前に運んだ。新人から24年連続安打は投手では史上初だった。野手を含めても、89~15年谷繁元信氏の27年に次ぐ2人目の偉業だ。「何事も続けていることを続けるというのは難しいし、簡単なことではない。自分自身も記録があるのであれば続けていきたい」と喜びに浸りつつ次なる1本を見据えた。本職のマウンドでも6回2失点。7月12日阪神戦以来、1カ月ぶりの1軍登板で通算189勝目はお預けも、四隅をていねいに攻めた。バットにもこだわる。3年前から、本塁打王と犠打の名手のモデルを融合させた相棒を使用する。「ムネ(村上宗隆)のバットを持った時、がっしりしててバントをしやすそう」と感覚が合った。その村上モデルをベースに、グリップはタイカップ型で嶋ヘッドコーチが現役時代に使用していた形にアレンジ。長さは約85センチ、重さは880~890グラム。「フィーリングを大事に」と契約するミズノ社にリクエストし、唯一無二の石川モデルを使う。投手だからこそ、投手が打つことの影響も身を持って知る。確実な犠打を最優先に、投手として「相手のピッチャーに(打席で)粘られると、やっぱり嫌。そういう意味でも簡単にアウトにはならない」と心がける。マウンドでは3回、先頭の田中将の左中間二塁打から先制点を許したが、その後の打席でやり返した。まさに不滅の偉業になりそうだ。セ・リーグは27年からDH制の導入が決定。投手で石川の記録を破るには投打二刀流で活躍した上で、1年目から24年間の安打を積み重ねる必要がある。今季、史上初の24年連続勝利を達成した45歳。日米通算198勝右腕との現役レジェンド対決で「打者石川」が金字塔を打ち立てた。【上田悠太】石川が今季初安打を放ち、プロ1年目の02年から24年連続安打。連続シーズン安打は89~15年谷繁(中日)の27年が最長で、24年以上は6人目。投手では93~16年三浦(DeNA)に並ぶタイ記録となったが、三浦はプロ2年目から。プロ1年目から24年連続安打は谷繁以来2人目。石川は45歳6カ月。45歳以上で安打を放ったのは22年福留(中日)以来6人目で、投手では48歳で打った浜崎(阪急)山本昌(中日)に次いで3人目。▽ヤクルト高津監督(石川の24年連続安打に)「びっくりしたね。何とか出塁して次の得点につなげる姿勢は誰もが持っていなきゃいけない。投手だからアウトになっていいというわけではない。すごく大事な9番バッターだと思います」
◆巨人・山崎伊織投手が8日のDeNA戦(横浜)に先発する。前回登板の1日(東京ドーム)では五回途中までに6失点と打ち込まれ、2023年から続けていた同カードの連勝が7でストップ。「先週やられているので、しっかりと準備して、いい1週間を過ごせた。しっかりと試合をつくるピッチングをしたい」と雪辱を期した。
◆日米通算198勝右腕の巨人・田中将大投手(36)が先発。5月1日の広島戦以来、自身約3カ月ぶりの1軍登板を迎えた。一回を三者凡退で抑えると、二回は先頭で4番の村上を迎えた。登板前日に「(村上が)戻ってきたことでスワローズ打線は上向きだと思う。ポイントになるのは間違いない」と警戒していた主砲に対し、147キロの直球で追い込むと、最後は〝宝刀〟スプリットで空振り三振に抑えた。
◆日米通算198勝右腕の巨人・田中将大投手(36)が先発。5月1日の広島戦以来、自身約3カ月ぶりの1軍登板で、三回先頭で迎えた第1打席に左中間を破る二塁打を放った。安打は楽天時代の2021年以来、通算5本目。二塁打は米大リーグ挑戦前の同13年以来、12年ぶり2本目となった。
◆日米通算198勝右腕の巨人・田中将大投手(36)が先発。5月1日の広島戦以来、自身約3カ月ぶりの1軍登板を迎えた。三回先頭で迎えた第1打席に左中間を破る二塁打を放ち、移籍後初安打をマーク。若林の右飛で三塁へ進み、泉口の左前適時打で先制のホームを踏んだ。しかし、直後の四回2死から内山、村上に連続四球を与え一、二塁とされると、オスナに右前適時打を打たれ同点に追いつかれた。
◆ヤクルト・石川雅規投手(45)がプロ1年から24年連続安打となる中前打を放った。1-1の五回2死。田中将が投じた144キロの直球を捉え、中前にはじき返し、自身が持つ最長記録を更新した。プロ1年目からに限らなくとも1993―2016年の三浦大輔(DeNA)が持つ投手の連続年数安打の最長記録にも肩を並べた。27年からセ・リーグでもDH制が導入されることが正式決定した中、球界最年長、45歳のベテラン左腕がバットで球史に名を刻んだ。
◆巨人・田中将大投手(36)が先発。5月1日の広島戦以来、自身約3カ月ぶりの1軍登板を迎えた。1―1の五回。2死無走者から9番投手の石川、太田の連打と四球で満塁のピンチを招いたが、続く内山をスプリットで空振り三振に仕留め雄たけびをあげた。直後に先頭の増田大が二塁打を放ち、田中将が犠打に成功。丸の左犠飛で勝ち越し、日米通算199勝目の権利を手にした。内海投手コーチは、試合中に球団を通じて「絵になるなぁ~。悔しさもあった中、2軍で結果を残してまた1軍のマウンドに上がってくれている。2軍に行く前よりも全てが良くなっている印象。チームも良い流れなので、マー君のピッチングでさらに勢いづけられるようなピッチングをしてほしい」とコメントした。
◆ベテランがこんがり日に焼けて帰ってきた。巨人・田中将大投手(36)が5月1日の広島戦(東京ドーム)以来、約3カ月ぶりに1軍のマウンドへ。名前が場内にコールされるとスタンドから大歓声がわき起こり、日米通算199勝目を懸けて腕を振った。二回、先頭で4番の村上を迎えた。「状態が良さそう。ポイントになるのは間違いない。打線をつながせないことが大事だと思う」と警戒していた。フルカウントから、低めに鋭く落ちるスプリットで空振り三振を奪った。三回の攻撃では自ら左中間へ二塁打を放ち、泉口の左前打で先制のホームを踏んだ。五回は無死二塁で送りバントを決め、丸の勝ち越し犠飛を呼び込んだ。昨季は楽天で自己最少の1試合登板にとどまってシーズンオフに自由契約となり、今季、巨人に移籍。新天地では開幕ローテーション入りを果たし、移籍後初登板で5回1失点で白星を挙げた。その後は2登板連続で試合序盤に失点を重ね、無期限の2軍再調整が決まった。期間中は「いろいろ、全部が足りない」と投球フォームの修正や、考え方を見つめ直すなどした。ファームで結果を残し、1軍の先発陣に離脱が相次いだこともあり、ベテランが1軍に舞い戻った。(原田優介)
◆34歳の高梨裕稔投手が今季2勝目(3敗)を懸けて8日の阪神戦(京セラ)に先発する。今季11度目の登板に向け、キャッチボールなどで調整した。阪神戦での先発は1日に続いて2試合連続。前回は一回に失点して5回1失点でマウンドを降りており「先制点を与えてしまうといい流れはこない。先制されないようにしっかり粘って投げていければ」と思い描いた。
◆球界をけん引してきた2投手の対決が東京ドームで実現した。球界最年長の左腕、ヤクルト・石川雅規投手(45)が約1カ月ぶりに1軍で登板。試合前の時点で日米通算198勝を誇る田中将と投げ合った。プロ24年目で初となる36歳右腕との投げ合い。「マー君」の愛称で親しまれる田中将と、自身の名前の「雅規(まさのり)」にちなんで「〝マー君〟対決じゃん!」と話すなど意識しつつも、「相手どうこうではなく、しっかり自分自身に集中するのが一番大事。1軍のゲームは結果を出さなきゃいけないので。それだけですね」と冷静に試合に臨んだ。五回。〝本職〟だけでなく、バットで見せた。2死で迎えた第2打席。カウント2-1からバットを短く握り、田中将が投じた直球をたたいて中前打を放った。「打ちたい」と思いを語っていた中、プロ1年目から24年連続安打を達成。自身が持つルーキーイヤーからの最長記録を更新し、投手では三浦大輔(DeNA)に並ぶ最長記録となった。今季は初先発した4月9日の阪神戦(甲子園)で白星を挙げるなど2勝をマーク。約2カ月間の2軍調整を経て臨んだ7月12日の阪神戦(甲子園)で3回3失点と苦しみ、再びファームで自身と向き合った。「しっかりとした準備が大事」。灼熱(しゃくねつ)の戸田球場で若手とともに汗を流し、出番に備えた。「投げる試合で一生懸命やるだけ。任されたゲームで結果を残すことに集中する」。負けず嫌いの本能をむき出しに勝負の舞台で躍動した。(武田千怜)
◆楽天から巨人に今季新加入の田中将大投手(36)が先発。5月1日の広島戦以来、自身約3カ月ぶりの1軍登板で六回途中3安打2失点。移籍後最多104球の熱投を見せたが、日米通算199勝目を挙げることはできなかった。打者一巡を完全投球の立ち上がり。三回に自ら4年ぶりの安打となる二塁打を放ち、先取点を演出。直後にオスナに同点打を浴びたが、五回の満塁のピンチを無失点で切り抜けると、直後に味方が勝ち越し、日米通算199勝目の権利を手にした。六回に味方の失策と四球で2死一、二塁とされたところで降板。代わった船迫が左前適時打を打たれ、田中将の勝利投手の権利が消滅した。
◆楽天から巨人に今季新加入の田中将大投手(36)が先発。5月1日の広島戦以来、自身約3カ月ぶりの1軍登板で六回途中3安打2失点。移籍後最多104球の熱投を見せたが、日米通算199勝目を挙げることはできなかった。打者一巡を完全投球の立ち上がり。三回に自ら4年ぶりの安打となる二塁打を放ち、先取点を演出。直後にオスナに同点打を浴びたが、五回の満塁のピンチを無失点で切り抜けると、直後に味方が勝ち越し、日米通算199勝目の権利を手にした。六回に味方の失策と四球で2死一、二塁とされたところで降板。代わった船迫が左前適時打を打たれ、田中将の勝利投手の権利が消滅した。「イニング途中でランナーを残してマウンドを降りてしまい悔しいです。チームが勝てるように応援します」とコメントした。
◆巨人・丸佳浩外野手(36)が「1番・右翼」で出場。右翼守備でビッグプレーを見せた。2―2の七回2死二塁。村上が放った大飛球は東京ドームの天井を直撃し、落下地点が大きく変わった。不測の事態にも丸は素早い反応を見せ、最後はスライディングキャッチ。落ちていれば勝ち越し点を献上していただけに、チームを救うファインプレーとなった。
◆ヤクルト・石川雅規投手(45)が五回、プロ1年から24年連続安打となる中前打を放った。以下に石川のデータ。?ヤクルト・石川が五回に今季初安打を放ち、プロ1年目の2002年から24年連続安打をマーク。投手で24年連続安打は1993-2016年の三浦大輔(横浜・DeNA、プロ2年目から)と並ぶプロ野球記録で、プロ1年目からでは自身の持つプロ野球記録を更新。?野手を含めて24年以上続けて安打を打ったのは、1989-2015年の谷繁元信(27年=中日など)、1956-80年の野村克也(25年=西武など)、1989-2013年の山崎武司(25年=中日など)、1971-94年の大島康徳(24年=日本ハムなど)、投手の三浦に次いで6人目。プロ1年目からは谷繁に次いで2人目。?45歳以上の投手が安打を放ったのは、阪急・浜崎真二(50年9月28日の大映戦、48歳9カ月=プロ野球最年長安打、45歳以上で計10安打)、中日・山本昌(2013年8月28日のヤクルト戦、48歳0カ月、45歳以上で計1安打)に次いで3人目。
◆ヤクルトが2―2の八回にオスナのソロで勝ち越した。石川が6回2失点と好投し、2番手で1回無失点の大西が2勝目を挙げた。巨人は連勝が3でストップ。5月1日以来の登板だった田中将は六回途中2失点と粘った。
◆巨人は逆転負けで連勝が3で止まり、再び借金生活となった。先発の田中将大投手(36)が約3カ月ぶりの1軍登板で六回途中3安打2失点(自責1)、移籍後最多104球の熱投を見せたが、日米通算199勝目を挙げることはできなかった。阿部慎之助監督(46)は田中将について「結果的には良かったけど、ちょっと重くなっちゃったね。フォアボール(4四球)も多かったし。慎重に投げてんのは分かったんだけどね。だけど、頑張ってくれました」と語った。
◆ヤクルトはホセ・オスナ内野手(32)が勝ち越しの8号ソロを放ち、チームの連敗を止めた。オスナは2-2で迎えた八回、先頭で打席に立つと、カウント2-1から変化球を捉え左翼ポールを直撃させた。以下、オスナのヒーローインタビュー。--ホームランを振り返って「最高でしたね。打った瞬間は入るかどうかわかんなかったんですけど、ポールに当たって、ホームランになってよかったです」--田中瑛斗投手のシュートは右バッターには難しいボール「昨日も対戦して、彼の一番いい球と分かっていたので、絶対来ると思って狙っていました」--四回には石川雅規投手を援護する同点タイムリー「石川さんも今日素晴らしいピッチングをしていて、同点に戻して彼の援護できてとても良かったです」--チーム状況は「雰囲気は非常にいいです。(村上と長岡が)ずっと離脱してたんで、戻ってきて非常にチームの力になってますし、2人ともすごく努力をしているんで、これからも期待してます」--今後に向けて一言「諦めないことが大事。これからも試合がまだまだあるので、最後まで諦めず毎日戦う」
◆ヤクルトが2―2の八回にホセ・オスナ内野手の8号ソロで勝ち越した。オスナは2安打2打点の活躍。先発の石川雅規投手が6回2失点と好投し、2番手で1回無失点の大西広樹投手が2勝目を挙げた。
◆ヤクルトは投打がかみ合い、巨人に勝利。東京ドームでの連敗を8で止めた。高津臣吾監督(56)は「9連戦のスタートが連敗だったので、何とか今日勝って大阪に移動したいと思っていた。本当に石川を中心にできたゲームだった」と選手たちをたたえた。先発した球界最年長45歳の石川が勝敗こそつかなかったが、6回2失点の粘投を披露。1-1の五回2死の第2打席で中前打をマーク。自身が持つ連続安打の最長記録を更新する24年連続安打を放った。投打で存在感を示したベテランに指揮官は「打者が打ちづらいと思うような小さな細かなことをいろいろやっている。いろんなことを研究しながら自分のものにして、今の彼があると思う」と賛辞を惜しまなかった。
◆楽天から今季、巨人に加入した日米通算198勝右腕の田中将大投手(36)が先発し、約3カ月ぶりの1軍登板で六回途中3安打2失点(自責1)。移籍後最多104球の熱投を見せたが、日米通算199勝目を挙げることはできなかった。田中将の次回登板について、試合後に阿部監督は「まだ何も決まってないんで。これからです」と説明。杉内投手チーフコーチも「次はどうですかね。まだちょっと僕も分からないですけど、明日、監督とまた相談して、ですね」と未定とした。巨人は1週間後の14日には試合がなく、19日以降は3週続けて6連戦が組まれている。先発陣は井上が2軍再調整、西舘、グリフィンが故障離脱し、手薄な状況となっている。
◆巨人・田中将大投手(36)が5月1日の広島戦(東京ドーム)以来、約3カ月ぶりに1軍で先発。5回2/3を3安打2失点(自責1)、4四球。今季最多の104球を投じた。「フォアボールが多くなってしまった。カウントの作り方が、自分の投球を苦しくしてしまった」二回には4番・村上、五回2死満塁からは内山を低めに鋭く落ちるスプリットで空振り三振。決め球について「バッターの反応もそうですし、自分の感じている手応えもある」とうなずいた。
◆今季最多104球の熱投も、日米通算199勝とはならなかった。巨人・田中将大投手(36)が約3カ月ぶりに1軍の先発マウンドに立ち、5回?を3安打2失点(自責点1)。投球内容を評価をしつつ、4四球を悔やんだ。「自分の中で春先とは違う手応えを感じていて、やってきたことの積み重ねが出せた。フォアボールまでのカウントの作り方が、自分の投球を苦しくしてしまった」2軍での再調整を経て迎えたマウンド。二回に村上から、五回2死満塁では内山から、ともに低めに鋭く落ちるスプリットで空振り三振を奪った。「バッターの反応もそうですし、自分の感じている手応えもある」と決め球にうなずいた。2-1の六回に味方の失策から2死一、二塁となり降板。後を受けた船迫が左前に同点打を浴び、勝利投手の権利は消えた。バットでも魅せた。第1打席に左中間を破る二塁打を放ち、泉口の左前打で先制のホームを踏んだ。楽天時代の2021年以来、通算5本目の安打。「たまたま今日はいい結果になりました。練習を積み重ねてきたこと」と振り返った。セ・リーグ2位のチームは連勝が3でストップし、借金1となった。阿部監督は力投したベテラン右腕を「結果的には良かった。頑張ってくれた」とたたえた一方、「フォアボールも多くてちょっと重くなっちゃった」と注文もつけた。(原田優介)
◆球界最年長の45歳、ヤクルト・石川雅規投手が7日、巨人16回戦(東京ドーム)の五回に中前打を放ち、プロ1年目から24年連続安打を達成。自身が持つルーキーイヤーからのプロ野球最長記録を更新した。1年目に限らずでも、投手では三浦大輔(現DeNA監督)に並ぶ最長記録となった。投げては6回3安打2失点の好投。白星こそつかなかったが、3-2での勝利に貢献し、チームの東京ドームでの連敗を8でストップした。再び球史に残る記録を打ち立てた。1-1の五回2死から45歳の石川がルーキーイヤーから24年連続安打となる中前打をマーク。バットを短く握り、田中将が投じた144キロの直球をお手本のようにはじき返した。「何とか塁に出ようという気持ちだけですね。打席に入ると、バントも決めたいですし、打ちたいとも思う。一本出てよかった」NPB通算188勝を誇る左腕と、日米通算198勝の田中将の初対決。「マー君」の愛称で親しまれるライバルと、自身の名前「雅規(まさのり)」にちなんで「〝マー君〟対決じゃん」と臨んだ一戦で、バットでも存在感を示した形だ。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
61 | 38 | 2 | 0.616 (↓0.006) | M31 (↑1) |
42 | 345 (+3) | 230 (+8) | 64 (+2) | 81 (-) |
0.244 (-) | 2.010 (↓0.01) |
2 (-) |
巨人 |
48 | 49 | 3 | 0.495 (↓0.005) | 12 (-) |
43 | 287 (+2) | 298 (+3) | 62 (-) | 40 (-) |
0.240 (↓0.001) | 2.690 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
46 | 48 | 5 | 0.489 (↑0.005) | 12.5 (↑1) |
44 | 318 (+9) | 295 (+5) | 59 (+1) | 46 (-) |
0.236 (↑0.002) | 2.770 (↓0.02) |
4 (1↑) |
中日 |
44 | 53 | 2 | 0.454 (↑0.006) | 16 (↑1) |
44 | 266 (+8) | 299 (+3) | 51 (+1) | 61 (-) |
0.226 (↑0.001) | 2.860 (-) |
5 (1↓) |
広島 |
42 | 52 | 5 | 0.447 (↓0.005) | 16.5 (-) |
44 | 299 (+5) | 322 (+9) | 50 (+2) | 47 (-) |
0.240 (-) | 2.990 (↓0.06) |
6 (-) |
ヤクルト |
34 | 55 | 5 | 0.382 (↑0.007) | 22 (↑1) |
49 | 260 (+3) | 368 (+2) | 48 (+1) | 44 (+1) |
0.227 (-) | 3.520 (↑0.02) |
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